🐱PO2高きが故に尊からず ― 2022年10月17日 04:11

PO2高きが故に尊からず
PO2高きが故に尊からず


この話は、未確認情報であることを初めに断っておかなければならない。

と同時に、限られた特殊な場合に適用されるだけで、一般に行われているレクリエーショナルレベルのダイビングは該当しない。

その点、注意が必要だな。

で、その話というのは、巷に信じられているエンリッチドエアナイトロックスのPO2(酸素分圧)限界1.4というのは、長時間に及ぶダイビングなどでは高過ぎるかもしれないということ。

この値の根拠となっているのは、酸素中毒の恐れが少ない最大の酸素分圧を、米軍の実験やその後のレクリエーショナルダイビングの実績などから求めたものだ(例えばNOAAの推奨値)。

(NOAA ナイトロックス ダイブ用無減圧テーブル)
https://www.omao.noaa.gov/find/media/documents/noaa-no-decompression-tables-nitrox-dives

「NOAA ダイビング プログラムの最大酸素分圧 (PO2) レベルは、無減圧潜水で 1.4 ATA です。」

聞いた話では、6時間とか9時間のリブリーザーを用いたロングダイブでは、その値を継続的に適用すると、減圧症を招く可能性が高いということらしい。

そんなに潜ってらんねーよ・・・。

参考までに、画像にはNOAAの酸素曝露限界テーブルを示したが、今回の話とは異なる点に注意だ。

あくまでも未確認だが、その原因として考えれられるのは、酸素毒性により、肺の窒素排出機能が阻害され、減圧表やダイコン上は減圧が終了しているとされる時間が経過しても、窒素の排出が十分に行われずに、体内に窒素が残ったまま減圧を終了してしまうからということらしい。

うーん、それが本当なら、そうやって発症した減圧症の治療を、高気圧酸素療法で治療するというのは、逆療法になるのではないのかあ?。

まあ、そっちの方も、日進月歩で新しい知見が積み重ねられているだろうから、一昔前の聞き齧りの知識で話すのは控えよう(今では、テーブル5は殆ど使われていないとか)。

元々、長期間の酸素曝露は、肺に損傷を与えることはよく知られている。

肺の機能障害で、高濃度の酸素を吸入させている患者が罹患するわけだな。

そもそも酸素は、生体にとっては基本的に毒だからな。

我々は、地球環境に酸素が蓄えられてくるとともに、それをエネルギー源として活用する術を得て、活発に動き回ることが出来るようになってきたけど、活性酸素の毒性による障害は、その代償として払い続けているわけだ。

水中で酸素を吸うということは、加圧された状態で濃いヤツを吸うことになるわけで、更に毒性は強まる(そうなのかあ?)。

窒素の蓄積による減圧症の予防として行う高分圧酸素の使用は、主に中枢神経系への急性酸素中毒のリスクとの比較考量の結果として行われるが、どっちにしても体に良いことはないのだ。

まあ、ダイビングなんて、しないで済めばそれに越したことはないヤクザな娯楽だからな。

それでも、レクレーショなるダイビングにとっては、適切な酸素分圧の範囲で行うナイトロックスダイビングは有益とされている。

某指導団体では、水中では地上の空気を圧縮しただけのガス(俗に「クウキ」ともいう)を吸うことを禁じているくらいだ(どこの団体ですかねえ・・・)。

そのことは変わらない。

しかし、特殊なダイビングの世界では、その常識(常識かあ?)は通用しないかもしれないということなわけだ。

確認しておこう。

長時間(6時間とか9時間に及ぶ超ロングダイブ)では、酸素による肺への悪影響(主に窒素の排出を妨げる損傷を与えること)により、短時間のダイビングを想定した減圧計画が成立しない可能性があるようだ。

一般のダイバーは気にしないでいいだろう。

けれども、そういうことがあるということを知っておくことは必要だ。

食物でも何でも、メリットとデメリットは併存している。

コーヒーには、様々な発がん物質が含まれているけど、適量の摂取には、病気を予防する効果も認められている。

物事は、どんなことでも、そういうものだろう。

ダイビングだって、命の危険を伴うヤクザな娯楽には違いないが、正しい器材と必要とされるスキルを身につけて保守的に潜る分には、素晴らしい経験を与えてくれる贅沢なレジャーでもある。

酸素とダイビングの関係については、様々な情報(玉石混交!)が乱れ飛んでいる。

この話も含めて、日進月歩で新しい情報も蓄積されている。

古い誤った情報を頑なに信じて、間違った対応をしないように気を付けていかなければならないな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(高気圧酸素治療とは)
http://www.divingmedicine.jp/decompression/d_5.html

「Table 6の治療は採算の合わない(赤字)治療」

確認のために読んだんだが、いささかショックだ。

くれぐれも、減圧症を発症して高圧タンクのお世話にならないように気を付けよう。

浮沈子は、特に急ぐ必要がなければ、大瀬崎からの帰りには冷川峠(旧道:標高350mくらい)をくねくね走っている。

遠回りだし、ブレーキは減るし(足も疲れます)、減圧症の発症予防(高所移動を避ける)効果も怪しいが、精神衛生上はよろしい(人事は尽くした気分になれるからな)。

まあ、深度も浅いし(最大20mくらい)、時間も短い(シングルタンクだし)から、鷹ノ巣山トンネル(標高400mくらい)経由で熱海に出ても同じくらいだろう。

ちなみに、冷川トンネル(新道:標高300mくらい)の方が低い。

以前は、そっちを走ってたんだが、のんびり運転できないので(みなさん、結構飛ばします:時速70kmくらい?)、旧道に変えた。

まあ、どっちでもいいんですが。

土曜日は、往路は東名使って3時間以内で着いたけど、復路は5時間くらいかかった(西湘バイパス経由)。

それでも、渋滞もなく、すんなり帰ってきたからな。

22時で閉店になる近所のガソリンスタンドで、最後のお客さんとして給油できたからな。

まあ、どうでもいいんですが。

高気圧酸素治療は、最近は外傷やがん治療などにも使われている。

つーか、そっちがメインになっている。

イメージ的には、減圧症の治療がメインだと思ってたんだが、実態としては招かれざる客のようだ(赤字だそうだしな)。

我々は、無謀なダイビングや、その後の高所移動でご迷惑をかけることのないように心掛けなければならない。

所詮は、遊びなわけだしな・・・。

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