🐱変異種:第8波:行動の結果2022年12月10日 18:41

変異種:第8波:行動の結果
変異種:第8波:行動の結果


(<新型コロナ・10日>東京都で新たに1万4558人感染、17人死亡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/219168?rct=t_news

「病床使用率は46.4%」

「10日時点で1万2643.9人で、前の週に比べて107.8%」

検査陽性率は、後日修正されるけど、概ね36から38パーセント(12月3日から9日)程度だ(ジワリ増加か)。

今週は、週明けで多少ブレがあったが、火曜日に今季最多を更新したほか、ゆるゆるとした感染者の対前週比増がコンスタントに続いている。

全国的にも、ピークアウトした北海道や東北、長野などを除いて、似たような傾向が続いている。

第6波や第7波とは異なるパターンだが、東京都は2か月近い増加傾向となっている。

そろそろ、ピークアウトの兆しが見えてきてもよさそうなものだが、底堅い感じが続く。

おそらく、オミクロン亜系統への置き換わりの影響が、ジワリと反映してきているのかも知れない。

もちろん、影響が大きいのは、人流の増加の方だがな。

東京都は、年末年始に人流抑制を行わないことを、既に決定している。

頼りになるのはワクチンのみだが、そのワクチンにつては、気になる記事が出ていた。

(一体、いつまで打てばいい? “免疫学の権威”が語る「いまコロナワクチンについて分かっていること」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02d777af50512b4cd998d13d9eac0922c2f6458

「すでに1,2回目の接種で武漢型対応ワクチンを打った人は、その後に似た抗原(オミクロン型)を注射されても、それに適した新しい抗体をつくろうとしない『抗原原罪』の現象が体内で起きます。」

似たような抗原(ここでは武漢株)に対して繰り返し晒されると、肝心な時に、その抗原に似た抗原(ここではオミクロン)に対する免疫ができにくくなるという「抗原原罪」という仮説は、インフルエンザでは唱えられているけど、同じ様な話が新型コロナでもあるのかも知れない(未確認)。

浮沈子的には、なにやら怪しげな仮説のような気がしているんだが、現象的には起こっているようだ。

「追加接種を行っても武漢型スパイクタンパク質に対する抗体だけができて終わり、変異が進んだウイルスには免疫が対応できなくなる」

この記事には、他にもヤバい話が沢山出てくる。

「細胞内でウイルスのタンパク質を生産する細胞は免疫システムに“感染細胞”と見なされ、私たちの体はこの細胞を正常細胞であるにもかかわらず“感染細胞”と判断し、キラーT細胞などで攻撃してしまう。」

まあ、それはアリだろうな。

「mRNAワクチンは免疫を抑制する制御性T細胞の活性化などによって、免疫全般に対する抑制作用を起こす」

へえーっ、それは初耳だ。

「免疫が抑制されるとウイルスや真菌の体内への侵入を容易にし、がん細胞など異常細胞に対する免疫システムの攻撃も起こりにくくなる。この免疫抑制作用は3回目、4回目と接種を重ねるごとに顕著になっていく傾向があるという。」

mRNAワクチンをうてばうつほど、癌が増えるということなのかあ?。

「新型コロナウイルスのスパイクタンパク質でマウス20頭を対象に免疫実験を行ったところ、同タンパク質の接種により5回目以降でマウスが次々に死亡していく現象が観察された」

詳細な内容については不明(実験系の管理がマズくて死んじまったんじゃね?)だが、重要な知見である可能性は捨てきれない。

この話は、mRNAワクチンではなく、体外で作られたスパイクタンパク質を抗原としている点に注意だ。

ノババックスや塩野義のワクチン(昆虫細胞で増殖)でも、5回目以降のリスクにご用心ということになる。

また、自然感染でも、再感染が繰り返されれば同様のリスクがある可能性を示唆している(未確認)。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

「mRNAワクチンを3回接種するとオミクロンに感染しても免疫ができにくくなることが示されています。査読済みの同論文のデータによると、3回、4回と繰り返す追加接種者が多いと集団免疫に到達できず、パンデミックが終わらない可能性」

やや古いデータで、武漢株由来の型落ちワクチンでは、確かにそういう話があってもおかしくはない。

ただし、ワクチンをうてばうつほど、自然感染した時に免疫ができにくくなるというのは、抗原原罪説とは整合するけど、ハイブリッド免疫(ワクチン+ブレイクスルー感染や、自然感染+感染後のワクチン接種で得られる免疫)が強力だという話とは整合しない。

村上氏は、自説に都合のいい話ばかりをテキトーに掻き集めているだけではないのかあ?(おまいに言われたくない!)。

まあいい。

オミクロン登場後は、ワクチン効果の低下が著しく、2価ワクチンでも、当初の効き目(発症予防効果95パーセント以上!)とは程遠い(たぶん、50パーセント以下?)ことから、感染防止を目的とした接種に対して継続が疑問視されている(4回目の型落ちワクチンの接種は、一般接種がスルーされたからな)。

浮沈子は、最速の6回目接種のネタを探して、日々ネットを徘徊しているんだが、そんなもんは何処にもない。

我が国政府が、次回からは有料化するかもしれないというネガティブな話ばっかだ。

それでも、少しでも効果(感染予防でも発症予防でも重症化予防でも何でもいい)があるなら、多少、発がんリスクが上がろうがうとうと思っている。

中国がゼロコロナ政策を急速に転換してウィズコロナに切り替えてきており、来年辺りは、我が国に大量の感染者を送り込んでくるわけだからな(検疫なんて、無きに等しい・・・)。

(新型コロナ “第8波” 年末年始は? わかってきたこと【12/9】)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013918181000.html

「中国が「ゼロコロナ政策」を転換し、今後、日本への旅行者が増えることも考えられるとして、国内への感染状況に影響が出る可能性がある」(濱田特任教授)

米国のオミクロン亜系統への置き換わりは、相当進んでいるようだ。

「アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、アメリカでは、12月3日までの1週間で「BQ.1.1」が31.9%、「BQ.1」が30.9%と多くなってきている一方、「BA.5」は13.8%」

なんと・・・。

既に、BA.5はマイナーなのだ。

我が国の予想も出ている。

「12月11日までの1週間では
▽「BA.5」が54%、
▽「BQ.1」系統が36%、
▽「BA.2.75」が8%、
▽「XBB」が3%になると推定」
(「BQ.1」系統:「BQ.1」、「BQ.1.1」を合わせて「BQ.1」系統と呼ばれています。)

東京都の報告は2週間以上遅れるからな。

大みそかの頃に答え合わせをすることになるだろう。

今後の流行予想はどうか。

「東京都の1週間平均の1日あたりの新規感染者数は12月上旬時点ではおよそ1万2000人ですが、新たな変異ウイルスの感染力が1.2倍と想定すると、▽忘年会の開催状況が抑え気味となるなど、社会の活動が控えめな場合には、年明けにかけて緩やかに上昇し、1月上旬におよそ1万9000人でピークとなる」

「社会活動が大きかった場合には12月下旬には2万人を超え、1月上旬にはおよそ2万8000人に達する」

名古屋工業大学の平田晃正教授のグループによるAI=人工知能の予想だが、毎回条件を変えて来るので、答え合わせはできないな。

「今後の感染者数の推移は私たちの行動次第」

そう、未来は定められたものではなく、我々の今の行動の結果として現れる。

今日も、フィットネスをサボって爆食爆睡!。

未来(=行動の結果)は推して知るべしだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

ピークアウトの兆しがなかなか見えない東京都の流行だが、65歳以上の感染者だけを見ると、ここ2週間ほどはそれほど増えていない感じだ。

<「都内の最新感染動向」(東京都発表)のグラフより>

11月20日(日):782人
11月21日(月):309人
11月22日(火):1385人
11月23日(水):1435人
11月24日(木):360人
11月25日(金):1317人
11月26日(土):1509人
ーーーーーーーーーーーー
先々週の小計:7097人

11月27日(日):1031人
11月28日(月):351人
11月29日(火):1483人
11月30日(水):1364人
12月1日(木):1238人
12月2日(金):1212人
12月3日(土):1324人
ーーーーーーーーーーーー
先週の小計:8003人

12月4日(日):1036人
12月5日(月):354人
12月6日(火):1450人
12月7日(水):1366人
12月8日(木):1215人
12月9日(金):1190人
12月10日(土):1424人
ーーーーーーーーーーーー
今週の小計:8035人

死者は概ねこの中から出ているから、そのベースでもある(1パーセントから2パーセントが亡くなります)。

毎週、8000人規模というのは、決して少ない数ではないけど、先週から今週にかけて、増加の伸びはほぼ止まっている。

一般に、高齢者は活動量が少ないから、都内感染者の増加が若年者の活動量増加(忘年会とかあ?)に伴って増えているという話は整合性がある。

家庭内や施設内への持ち帰り(持ち込み)で、高齢者に感染を広げている実態がうかがえる(未確認)。

全体の増加に伴って、つられて増えてくる可能性もあるけど、伸びが止まってきたように見えるということは、ピークアウトの先行指標かも知れない(機序を考えると、遅行指標のような気がするけどな)。

これから、年末年始の帰省もあるしな。

まあいい。

面白い現象なので、しばらく注視しよう・・・。

<さらに追加:12月11日記>ーーーーーーーーーー

今朝思いついたんだが、抗原原罪が新型コロナワクチン接種で起こるとすると、二価ワクチンというのは、ひょっとするとワクチンメーカーの陰謀なのではないかという気がしてきた(ホントかあ?)。

オミクロンだけの単価ワクチンでも、本当は効果があったんじゃないのかあ?。

それを、わざわざ従来の武漢株の抗原を作るmRNAを混ぜて、引き続き接種することにより、繰り返し近似の抗原に接するように促し、抗原原罪を発現させて、流行を継続させようとしたわけだ(そんなあ!)。

メーカーが、武漢株ベースのワクチンを引っ張り続けたことを考えると、ありえない話とは言えない。

100日あれば変異種に対するワクチンを開発可能(ビオンテック)といいながら、アルファでも、デルタでも、変異種対応ワクチンとして出さなかったからな。

オミクロンの流行を受け、当局が接種を控えるようになって、ようやく変異種対応のワクチンを出す際も、二価ワクチンにして、抗原原罪を継続する仕掛けにして出して来た。

そうすると、メーカーは、効き目のあった単価ワクチンの臨床データを偽造したということになる(そうなのかあ?)。

まさか、わざわざ効果がなかったというデータをでっち上げるとは思うまい。

6回目ワクチンが必要かどうかは、予防効果が減弱するかどうかということより、抗原原罪を持続できるかどうかによって決まるのかもな。

自然感染するのは、もちろん、その時点での最新の変異種だ。

そこでついた自然免疫は、ふつーなら、再感染を防止する働きがあるはずだ。

感染者が増えれば、流行は自然終息する。

しかし、武漢株由来の抗原を繰り返し接種された感染者にできる抗体は、最新の変異種に対応したものではなく、武漢株に対する抗体だけになってしまうという仕掛けだ。

再感染を繰り返すワクチン接種者の群れ。

やれやれ・・・。

ファイザーは、治療薬も出しているからな(パキロビッド)。

ワクチンと治療薬、一粒で二度美味しい話なわけだ。

うーん、今朝の妄想は、なかなか説得力があるなあ。

ワクチンが効き過ぎて、感染者がいなくなってしまっては商売は上がったりだ。

ワクチンうって、感染が継続しやすい状況が生まれれば、一石二鳥!。

二価ワクチンと抗原原罪が織りなす怪しげな関係・・・。

もちろん、効果が全くなければ、当局も採用してくれないからな。

そこは、ビミョーな調整が必要になる。

そう考えると、治療薬の方にも匙加減が加えられているかもしれない。

飲めば飲むほど、当面の症状は改善されるが、長期には感染しやすくなるとかな(そうなのかあ?)。

製薬会社にとっては、患者様は神様だ。

大切にして、繰り返し感染してもらわんとな・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:祖国2022年12月10日 22:45

ウクライナ降伏不可避:祖国


ものごとには、局面の他にも重要な要素がある。

いきさつ(経緯)だ。

浮沈子は、2022年2月24日のロシアの侵攻後のことしか知らなかったけど、2014年から、いや、それ以前に遡る様々ないきさつが背景にある。

もちろん、どんな背景があったとしても、他国に武器を持って攻め入って、ぶっ壊したりぶっ殺したりすることを正当化することはできない。

20世紀までは、人類は当たり前のようにそうしてきたけど、21世紀の流行りじゃないことは確かだ。

米国も、アフガニスタンから手を引いたしな。

長年、影響を与えてきた我が国からも撤退しようとしている(そうなのかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

ニュースで前ドイツ首相であったアンゲラメルケルが、ミンスク合意は時間稼ぎだったとバラシて、ロシアの顰蹙を買っている。

(ミンスク合意は「ウクライナに時間を与える」ための試みだった=メルケル前ドイツ首相)
https://sputniknews.jp/20221207/14138285.html

引用は、敢えてスプートニクにしたけど、世界中で報じられている。

「2014年のミンスク合意は、ウクライナに時間を与えるための試みだった。ウクライナもこの時間を利用して、ご覧のように、強くなった。2014年から2015年のウクライナは、現在のウクライナではない」

「それはまさにこのような戦争を未然に防ぐための試みだった。それが上手くいかなかったからといって、その試みが間違っていたわけではない」

政治は結果責任だ。

「このような戦争」が起こっちまったら、それは「間違っていた」ということだろう?。

さらに、「このような戦争」の結果、ウクライナに留まっている2千万人の市民は、凍えながらこの冬を越さなければならない。

当時、ロシアが関与していた地域より、はるかに広大な領土をかすめ取られているしな。

欧州の選択は「間違っていた」どころか、大失敗なわけだ。

ロシアは、肩をすくめて見せるかもしれないが、現状を見る限り、悪い結果ではない。

ウクライナを武装解除し、NATOとの緩衝地帯とすることには成功していないけど。

浮沈子は、この事態をもたらしたのは、米国の関与だと確信している。

当時から、米国がウクライナに軍事支援する話はあった。

欧州は、それに対して反対の立場だ。

ウクライナがNATOに加盟するなんて、もってのほか!。

ロシアと地続きの欧州は、喉元に匕首を突きつけられたプーチンが、どういう行動に出るかを熟知していたわけだ。

しかし、ロシアを追い詰める好機と見た米国は、ウクライナを取り込もうと圧力を掛け続ける。

ミンスク合意は、形の上ではソフトランディングを狙ったわけだが、ウクライナ自身の選択がそれを変えた。

不誠実な外交より、誠実な武力衝突を選んだわけだ。

その背後に、米国からの軍事援助が約束されていたことは間違いない。

ミンスク合意の内容は複雑怪奇だ。

(ミンスク議定書)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF%E8%AD%B0%E5%AE%9A%E6%9B%B8

「2014年9月5日にウクライナ、ロシア連邦、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国が調印した、ドンバス地域における戦闘(ドンバス戦争)の停止について合意した文書」

「2015年2月11日にはドイツとフランスの仲介によりミンスク2が調印された。」

「議定書の項目は12個である。:
1双方即時停戦を保証すること。
2OSCEによる停戦の確認と監視を保証すること。
3ウクライナ法「ドネツク州及びルガンスク州の特定地域の自治についての臨時令」の導入に伴う地方分権。
4ウクライナとロシアの国境地帯にセキュリティゾーンを設置し、ロシア・ウクライナ国境の恒久的監視とOSCEによる検証を確実にすること。
5全ての捕虜及び違法に拘留されている人物の解放。
6ドネツク州及びルガンスク州の一部地域で発生した出来事に関連する人物の刑事訴追と刑罰を妨げる法律。
7包括的な国内での対話を続けること。
8ドンバスにおける人道状況を改善させる手段を講じること。
9ウクライナ法「ドネツク州及びルガンスク州の特定地域の自治についての臨時令」に従い、早期に選挙を行うこと。
10違法な武装集団及び軍事装備、並びに兵士及び傭兵をウクライナの領域から撤退させること。
11ドンバス地域に経済回復と復興のプログラムを適用すること。
12協議への参加者に対して個人の安全を提供すること。」

「ミンスク議定書の調印から2週間の間、双方の勢力が休戦規定にたびたび違反した」

覚書も交わされている。

「・両国の国境線から15kmまで範囲から重火器を撤去し、30kmの緩衝地帯を作ること。
・攻撃行動の禁止。
・セキュリティゾーン上での軍用機での戦闘の禁止。
・全ての外国人傭兵を紛争地帯から撤収させること。
・ミンスク議定書の履行を監視するためOSCEの作戦を開始すること。」

違反は繰り返され、事実上無効となる。

「2015年1月までにミンスク議定書による停戦は完全に崩壊した」

「「ミンスク2」と呼ばれる、ドンバスでの戦闘の停止を意図する新しい一連の措置はドイツとフランスの仲介によって2015年2月12日に合意された」

「2015年2月15日の東部標準時0:00に停戦が発動された後、分離派はデバルツェヴェに対する激しい攻撃を継続させた」

「2021年10月末にウクライナ軍はトルコ製攻撃ドローン「バイラクタルTB2」を使用し、ドネツク州の都市近郊で分離独立派の武装組織を攻撃した。」

ずいぶん、間が空いたもんだな。

合意は、破られることを前提として締結されている。

そんなもんに頼らず、力技で決着をつけようという気も分からないではない。

21世紀的じゃないけどな。

現状は、ロシアにとっては、必ずしも満足できる状態ではないかもしれないが、軍事的にはバランスしている。

もちろん、ウクライナの現政権にとっては、こんな状態で決着をつけられてはたまったもんじゃなかろう。

先日からの、長距離ドローンによる反撃は、停戦を模索する動きをけん制したものだという見方も出ている。

米国は困惑して見せているけど、本当は裏でそそのかしたに違いない(未確認)。

ここで停戦されて、武器弾薬の消費が止まっちまったら、せっかく盛り上がった商売が上がったりだからな(そうなのかあ?)。

国務省と国防総省との間には、明確な温度差がある感じだ。

それもこれも、遡ればミンスク合意や、それ以前のいきさつが発端になっている。

ソ連崩壊後、ちゃんとした安全保障の枠組みを与えずに、宙ぶらりんにしてきた責任は、ロシアにも欧州にもある。

メルケルは、ロシアにそれを期待したんだろうが、そうはならなかった。

欧州の態度の背景には、火中の栗を拾いたくない保身が見え隠れする。

そりゃあ、誰だってそうだろう。

米国だって、直接対決を避けるための方策を常に取り続けている。

ウクライナの国民はたまったもんじゃないだろうが、それは彼らが選んだ道だ。

祖国の地は、自らの血で贖われる。

この冬のインフラ攻撃で、どれだけの市民が国外に退去することになるかは知らない(ウクライナの人口は、既に半減しているだろう)。

総動員体制の中、戦闘可能な人々は国外退去も出来ない。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

ロシアは、西側の分断を図ろうとしている。

支援が途切れれば、ウクライナは持たない。

停戦を拒否し、戦い続けることを選択する、しかも、ロシア本土への攻撃も躊躇わない国に対して、いつまで、どこまで、どれだけ支援し続けるのか。

西側は、2月の侵攻前から、経済制裁と軍事支援でロシアは崩壊すると言い続けてきたが、どっこい、年末になってもプーチンの大ロシア帝国(!)は存続している。

ウソばっかだな・・・。

今は、来年の夏には崩壊するというのがトレンドだ(そうなのかあ?)。

プーチンは南米に亡命し、ロシアは降伏、新政権が取って代わる・・・。

100年経っても、そう言い続けているに相違ない。

そこには、大きな矛盾があるのだ。

欧州を初め、西側が直接対決を避け、ウクライナという地域限定の戦場を維持しようとすれば、ロシアに大量の消耗をさせることはできない。

人的にも、物的にも。

21世紀の戦争は、愛国心とか正義とかでは決着しない。

費やした時間と人と物量で決まる。

ロシアにとって継続可能な規模に留める限り、物量をいくら注ぎ込んでも、今度はウクライナ側の「人」が持たない。

インフラ攻撃は、ある意味で究極の長期戦かも知れない。

ウクライナ側が、ジェノサイドだというのは、当を得ている。

守るべき祖国に住めなくなれば、その国は亡びるしかないのだ(それとも、避難した先のポーランドでも占領するのかあ?)。

戦争は時間の関数だ。

歴史の中で、亡びてきた国は数えきれないほどある。

我々は、現代の歴史の流れの中で、一国が滅びるところを目の当たりにしているのかも知れない。

ちょっと、ゾクッとするな。

ドローンによるロシア本土への攻撃、止むことのないウクライナインフラへの攻撃、アンゲラメルケルの告白、冬の到来と遠のく停戦。

もしも、ウクライナが戦い続けようとするなら、ウクライナ国外に軍事拠点を移動(疎開)させるしかない。

たとえば、モルドバとか(NATOには非加盟)。

そこでウクライナ企業によって生産された兵器や弾薬を、国内の戦闘に投入する。

しかも、それでもって、ロシア本土を攻撃したって文句は言えないだろう。

他国が供与した武器じゃないしな。

もしかしたら、そういう話は既にあるのかも知れない。

エクソダスしたウクライナ人が、祖国防衛のために世界中で武器を作るわけだ。

それを阻止しようとすれば、ロシアは全世界を相手にしなければならない。

既に、1500万人を超える人々が、祖国を追われて世界中に散っている。

人的補充に対しても、その流れが出来るかもな。

うーん、危ない妄想だ・・・。

この話って、21世紀の第三次世界大戦なのかも知れない。

戦域は限定されているけど、国境を軽々と超えてサプライチェーンは果てしなく広がっている。

ドローンの運用に衛星通信が使われる時代だからな。

ちょっと、スキームを整理する必要がありそうだな・・・。

🐱水泳ネタ:バタフライ:隣の花2022年12月11日 11:13

水泳ネタ:バタフライ:隣の花


水曜日(もう4日前ですが)、午後のバタフライが代行で、山本綾音センセになった(通常は、山本亜香里センセ)。

夜の部のバタフライも綾音センセなので、2コマ続けてバタフライを教わる。

キック板を使ったドルフィンキックを練習するんだが、全然進まないんだなこれが・・・。

キックが出来ていない(もちろん、うねりも!)。

それでも、両腕を回してリカバリーも出来るし、思い出すと呼吸も入れられる(直後に推進力を失って、垂直落下しますが)。

ノーブレ(無呼吸)で、25mを9回くらいでは泳げる(壁蹴りで勢い付けて:ドルフィンキックなし)。

息すると、10回になる(なんでやあ?)。

まあいい。

で、綾音センセのバタフライの指導で特徴的なのは、第二キックを強く打ちましょうという点。

他のセンセの指導では、第一キックの半分くらいとか、第二キックの方が弱い感じなわけだ。

でも、それだと、身体が上がらなくてリカバリーも出来ないから、ドーンと第二キックを打ってから(ここ、重要です!)、腕で体を押し上げて(ここも重要です!)リカバリーのために腕を回す。

そう、第二キックは、リカバリーするために早めに打っておいて、それから腕で水を下に(これまた重要です!!)押して身体を上に上げる。

念のため、競泳バタフライでは、重要点は全て誤りということになるようだ。

プッシュと同時に第二キック、手のひらを進行方向後ろに向けて水を押し、肺の浮力で上がる力と第二キックの支え、プッシュの前進力で斜め上に肩まで上がればリカバリーのための浮上は十分だ。

キックの強さという点では、速く泳ぐために強くけるということはあるようだが、初心者への指導では弱く蹴ることを推奨することが多い。

肺の浮力で浮いている身体を沈めることによってうねりを作ろうという観点から、第一キックを強く打って沈むことを重視するあまりのことと思われる(未確認)。

浮沈子は、沈むのは得意だ。

好きにさせておくと、1.2mの大井町ジェクサーのプールの底に手が着く(そんなあ!)。

だから、第一キックは、沈むためというより、進むために使いたい。

ネットで出回っているビデオを見ると、ほとんど蹴るというより、うねりを作るためのような感じだが、針山センセの競泳バタフライは、膝まげて思いっきり後方に蹴ってたからな。

あれは、あまり参考にはならない。

もうちっと、楽して泳ぎたいんだがな。

で、そんな流れの中での綾音センセの第二キックは新鮮だった。

第一キックより強く打ってくださいって!。

プッシュと同時のタイミング練習を、リカバリーなしで1回1回立ち上がって、繰り返し行う。

実際の泳ぎの中では、キャッチする手を広げてプルした段階で蹴りたくなるのを、ぢっと我慢で堪えに堪えて、プッシュに合わせて膝を伸ばす(蹴る)。

もう、我慢の限界まで溜めに溜めていることもあって、身体が楽に上がるような気がする。

上がった瞬間に気が抜けて、リカバリーを忘れちゃったりするのはご愛敬だ(練習のつもりに・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

まだ、安定してシングルでは泳げない。

9回だったり、10回だったりするし、呼吸を入れると1回から2回増える(12回くらい掻いたことも!)。

呼吸しない方が楽だ・・・。

それでも、一応、25m泳ぐことは出来るようになった。

今の課題は、深く潜り過ぎずに、エントリーしたら前に伸びること。

顎を引いて、胸を張る。

肩や腕が、水面近くに残っている感覚が良いそうだ。

うーん、イメージできない・・・。

体重を前に乗せるとか言われても、クロールですら出来ていないのに、上下動が大きいバタフライでは到底ムリポだ。

バタフライは、リカバリーできるようになってからが本当の練習な気がする。

リカバリーするために、方便としてやってきた泳ぎの癖を修正していかなければならない。

深く潜って、浮き上がる力を利用して身体を上げていた時には、多少、プッシュと第二キックのタイミングがずれていても誤魔化せたけど、浅く潜って前に進もうとすると、それでは肩が上がらない。

キックの強さも重要だな。

もっと言えば、その時の足の深さも大切だ。

水面を蹴ってしまうと、下半身で支えられずに、腕が回せない。

深過ぎると、身体が立ってしまうしなあ・・・。

まだ、速く泳ぐとかいうレベルじゃない。

とにかく、25mを壁蹴ってシングルで安定的に泳げるようになることだ。

たまに(3回に1回くらい?)呼吸しながら、10回を切れれば言うことはない。

ブレス2回で泳げれば(9ストローク)合格な感じ。

タイミングやフォームは、それからでいいや・・・。

もちろん、ある程度できていないと、進めないからな。

沈むための第一キックと浮くための第二キックから、進むための第一キックと進むための第二キックへ(もちろん、浮くためでもありますが)。

第二キックの方が強いというのは、バタフライが泳げるようになったばかりの浮沈子には、衝撃的なほど新鮮だった。

それでいいんだと納得する。

先入観を捨てて、水中(水面も)で体を動かすことに集中する。

それぞれの指導者は、目的を持ってプロセスを組む。

どんな芸(?)を仕込むかは、到達点のイメージで異なる。

体が浮きやすいババ達に、沈むための手立てとして、第一キックを強く打てというのは、合目的的だ。

沈むことに苦労しない浮沈子が、浮くための第二キックを強く打てと言われて合点するのも道理だしな。

ただ泳ぐだけでもとっつきが悪いバタフライは、何となく泳げてしまう他の泳法とは異なる点もあるけど、レベルアップはそれなりに難しい。

タイミングもそうだし、手の掻きやキックに付いても改善点は山ほどある。

芋虫は蝶になったが、美味しい蜜を求めて花から花へと華麗に舞うにはまだまだな状況だ。

とりあえず、近場の花に辿り着くのがやっとな感じ。

呼吸を入れると身体が立って、なんちゃってバタフライな今日この頃。

フィンを履けば、下半身の支えが出来て楽に泳げるけど、フィンを脱いだらタダの人なわけだ。

魔法は解けて、馬車はカボチャに戻る・・・。

とりあえず、隣の花で我慢するか・・・。

🐱ハクトRのエンジン2022年12月12日 23:15

ハクトRのエンジン
ハクトRのエンジン


(ハクトR M1、M2)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/hakuto-r-m1.htm

「着陸船の組み立ては、日本の成田にある JAL エンジニアリング株式会社の施設で 2021 年に開始されます。着陸船の最終的な組み立て、統合、およびテスト (AIT) 作業は、ドイツのランポルドハウゼンにある施設で ArianeGroup GmbH によって実施されます。」

「着陸船の組み立てをサポートすることに加えて、ArianeGroup GmbH は 2 つの独立した推進システムを供給しています。主推進システム (遠地点エンジンとバイプロペラント スラスターを装備) と、ヒドラジン スラスターからなる反応制御システム (RCS) です。どちらの推進システムにも、バルブ、パイプ、フィッティングなどの ArianeGroup コンポーネントが装備されています。」

ガンター(ギュンター?)は、ドイツだからな。

この辺りの話は、強調しておきたいところだ。

先日、SLS(アルテミス1)で欧州サービスモジュールの推進系について調べた時にも、この会社のページから引用した。

ハクトRは、事実上、ドイツ製の探査機といっていい(そうなのかあ?)。

各種デバイスの調達先も多岐にわたっている。

事業主体は我が国だが、組み立ての大部分はランポルドハウゼンで行われたんだろう(未確認)。

まあ、どうでもいいんですが。

フロリダへの出荷も、ドイツから直接行われている。

打上げの方は、ファルコン9の不具合で延期を繰り返していたけど、昨日の夕方無事に上がった。

(スペースX、ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1ランダーとNASAの小型探査機を打ち上げ)
https://sorae.info/ssn/20221211-hakuto-r-m1.html

「打ち上げ日時:日本時間2022年12月11日16時38分【成功】」

で、例によって、浮沈子的関心は、どこの国の話とかではなく(ざっくり、地球製程度で十分!)、探査機にどんなエンジンが搭載されているかという点だな(こまかっ!)。

(また、デザインを詳しく説明する新しいインフォグラフィックも公開しました。商業用の月着陸船の愛好家には、DM を送ってください。高解像度版をお届けします。)
https://twitter.com/hakuto_reboot_e/status/1289525784151875585

2年ほど前だが、少なくともランダーの部分は変わっていないだろう。

(ispace HAKUTO-R Lunar Lander Introduction:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=q49UdKvoj8I

この動画と併せて浮沈子が推測したエンジン(メイン×1、補助×6、RCS×8)はこちら・・・。

(400N Bipropellant Apogee Motors)
https://www.space-propulsion.com/spacecraft-propulsion/apogee-motors/index.html

S400-15かS400-12かは分からない。

ロジカルには、効率のいいS400-15にしたいところだが、なんせノズルがデカいからな。

収まりのいいS400-12にしたかもしれない。

(200N Bipropellant Thruster)
https://www.space-propulsion.com/spacecraft-propulsion/bipropellant-thrusters/200n-bipropellant-thrusters.html

これはもう、バルブの形状から決まりな感じだな。

(1N Monopropellant Hydrazine Thruster)
https://www.space-propulsion.com/spacecraft-propulsion/hydrazine-thrusters/1n-hydrazine-thruster.html

これも、形状から明らかな感じだ(インフォグラフィックではわかりづらいけど、ビデオの映像で探査機の上部が映るシーンがあり、形状がハッキリわかる)。

先に引用したビデオでは、上部のタンクが加圧タンク(Pressurant Tanks)と表示されているが、インフォグラフィックでは一液式RCSの燃料タンクだ(形状は俵型)。

ビデオでは明示的に出てこないけど、加圧用のヘリウムタンク(球形)が別にあるようだ。

まあいい。

メインと補助の2液式の燃料(モノメチルヒドラジン)と酸化剤(不明:3種類使えるみたいです)のタンクは、探査機下部のスペースの大部分を占めている(併せて4本)。

今朝(日本時間)無事に着水したオリオンのサービスモジュール(えーと、分離されて着水したのはクルーモジュールだけですけど:サービスモジュールは地球大気圏で燃え尽きた)には、200Nの補助スラスターがRCSとして搭載されていた。

どのエンジンを、どう使うかというのは、もちろん宇宙機の大きさによって変わる。

クソ重いオリオン(CMとESM合わせて、打ち上げ重量は約26トン)は、それなりの推力がなければ動かないからな(ハクトRは打ち上げ時1.1トン)。

ドイツ製(?)のランダーは、ファルコン9で無事に上がった。

JALの整備会社が、宇宙機の製造に乗り出すのかどうかは分からない(社員がドイツに出張っている感じか)。

NECと三菱電機が代わりばんこに作っていた時代に、終止符を打たなけれりゃな。

(NECと三菱電機、衛星の生産能力拡大 新興国開拓)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0702V_X00C13A1000000/

「国内で人工衛星の組み立てのとりまとめ(インテグレーション)を手掛ける大手企業は三菱電機とNECの2社」(2013年時点:今も変わらんだろう:未確認)

キャノン電子とかも衛星作ってたけど、その後の話は聞かない。

やっぱ、国内需要を当てにしてたらダメなんだろうな。

月面の資源探査を売りにしているハクトRだけど、乗ってくる会社はないからな。

かなりギャンブルチックだ。

リモセン市場は、海外の展開には付いていけないしな(スターリンクがカメラ積んだら、それで終わりです!)。

そもそも、打ち上げロケットがファルコン9じゃ話にならない。

衛星のエンジンはドイツ製だし・・・。

太陽電池の調達先は分からなかったけど、どーせ海外製だろう。

なんだかんだいって、浮沈子も国産至上主義だな。

我が国は、技術立国を目指しているくせに、宇宙技術への投資はしてこなかった。

これからも、飛躍的な増加は期待できない。

航空産業さえ育成できないからな(スペースジェットとか、名前負けするようなネーミングのせいかあ?)。

お先真っ暗・・・。

アイスペースが、単発で終わるのか、新たな事業を切り開くのかは分からない。

スポンサーは、広告宣伝費の枠内で出資しているらしいしな(未確認)。

JAXAが仕切って、お役所の仕事だけやってるうちは、なーんも変わらんだろう。

軍事費倍増とか言っても、どーせ米国から出来合いの兵器を調達するのがせいぜいだ(そうなのかあ?)。

倍増の話だって、米国からずーっと言われ続けてきた話だからな。

日米軍事同盟のスキームが、音を立てて崩れつつある。

台湾が軍事侵攻されたら、次は嘉手納だ。

ハクトRのロケットエンジンの話だったが、宇宙開発は兵器開発と紙一重だ。

いつでもドローン作って爆撃できるようにしておかんとな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(大分空港の宇宙船着陸拠点計画 日本航空も参入)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20221212/5070014524.html

「大分空港を宇宙船の着陸拠点として活用する計画に、日本航空が参入」

記事によれば、既に全日空の参画が決まっているという。

「日本航空は航空輸送で培ったノウハウを宇宙船が着陸したあとの機体の誘導などで活用」

「将来的に民間人が利用する場合の搭乗手続きなどを担っていきたい」

ホントかあ?。

JALエンジニアリングのハクトRの組み立てなど、衣の下から鎧がちらちら見えている。

空港のグラウンド周りだけの参入に留まるとは思えないな。

「人工衛星の打ち上げ拠点にする計画に全日空も参加」

こっちは、直接打ち上げビジネスへの関与を明確にしている。

「大分空港をめぐって宇宙ビジネスが加速していくことに大いに期待している。地元の企業とともに盛り上げていきたい」

受け入れ側は、熱いようだ。

宇宙ビジネスの展開としては面白いんだろうが、浮沈子的には苦手な話だ。

着陸したドリームチェイサーを整備して、H3の頭に乗っけて、将来有人化した際にISSの後継民間宇宙ステーションへのゲートウェイにでも出来れば別だがな。

「アメリカの企業などと大分空港を宇宙ステーションと地球を結ぶ宇宙船の着陸拠点として活用」

着陸だけじゃな。

話にならん・・・。

🐱SLS:アルテミス1:帰還2022年12月13日 08:04

SLS:アルテミス1:帰還
SLS:アルテミス1:帰還


オリオンは、アルテミスに射殺されることなく、無事に帰還した。

(Orion Spacecraft Return to Earth Coverage:動画出ます。:11分辺りに画像のシーンがあります。)
https://www.youtube.com/watch?v=iEZ1onDkKxE

「9,012 回視聴 2022/12/12 にライブ配信
オリオン宇宙船は、12 月 11 日日曜日の中央標準時間午前 11 時 39 分 (東部標準時午後 12 時 39 分) を目標に、グアダルーペ島近くのバハ海岸沖で着水し、宇宙での最後の 1 日を過ごしています。」

「エンジニアは、最終的な Artemis I 宇宙開発飛行試験を実施して、プルームまたは排気ガスによる太陽電池アレイの翼への温度の影響を特徴付けました。 ソーラー アレイの翼が正しいテスト位置に配置されると、フライト コントローラーは、対向するスラスターを同時に使用して反応制御システムのスラスターを発射し、トルクのバランスを取り、さまざまな発射パターンをテストしました。」

「午後2時32分、5回目の帰還軌道補正燃焼が発生。 CST、12 月 10 日土曜日。燃焼中、補助エンジンが 8 秒間作動し、宇宙船を 3.4 mph (5 フィート/秒) 加速して、オリオンが着水に向けてコース上にいることを確認しました。 オリオンが地球の大気圏に入る約 5 時間前に、6 回目で最後の軌道補正燃焼が行われます。」

画像は、既に軌道補正燃焼が行われた後だ。

まだ、クルーモジュールは分離されていない。

ライブで、オリオンからのリアルタイムの映像を眺めながら、浮沈子は野口聡一氏の言葉を思い出していた。

(「死ぬリスクを負ってまで、行く意味とは」野口聡一が“宇宙飛行の意味”を考えるようになった空中分解事故)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0057e07e09559f956abb61fb01292bce21020f70?page=4

「宇宙から地球を眺めたとき、私が生まれてから今まで経験してきたことは、すべてあの球体の中で起こったのだと思い、直感的に地球の持つ時空の広がりを理解できたように感じました」

「間違いなく、この星でしか私は生きられないし、そこに帰っていって死ぬ。先祖も、今後生まれてくる子孫もすべて、この球体の中で生まれ、死んでいく。三次元の空間的な広がりだけでなく、概念では捉えきれないほどの時間の広がりがそこにあるのに、それを私が見ているのはこの一瞬というアンビバレントさと尊さがあります」

ESMの太陽電池に取り付けられたカメラは、その視座を与えてくれる。

我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか(ポールゴーギャン)。

やや哲学的なこの問いに、この映像は、端的な答えを与えてくれる。

我々は星屑から生まれ、この星の上で生き、この星で死んで再び星屑に還る。

何処か他所から来たわけではなく、この星で生きる者以外の何ものでもなく、この星から他所へ行くわけでもない。

「すべてあの球体の中で起こったのだ」

言葉として発してしまえば、ただそれだけのことだが、野口氏はその真実を直感として感得している。

映像は美しいカラーで、一昔前のカメラからは想像もつかないほど高精細だが、漆黒無音で果てしない宇宙空間に身を置いてみない限り、その直感は得られないんだろう。

(ゴーギャンの遺書代わりの大作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」超解説!)
https://omochi-art.com/wp/where-do-we-come-from-what-are-we-where-are-we-going/

「我々は何者か?取るに足りない存在。本能に生きる者にはこの意味が理解できない……」

25日間の宇宙飛行を終えて、オリオンは無事に帰還した。

通信障害や電源周りのトラブルはあった様だが、大きな事故もなく地球に戻った。

無人の試験飛行だから、様々なセンサーが捕らえた事象を、これから分析して、有人飛行への準備を整えていくんだろうけど、当初予定されている通りに2024年に上がると考えている者はいない。

(NASA のアルテミス I ミッションが非常に珍しく、注目に値する理由は次のとおりです。)
https://arstechnica.com/science/2022/12/after-decades-of-false-starts-nasa-really-is-returning-to-the-moon-this-time/

「アルテミス II が2025 年より前に飛行する可能性は低く、実際の月面着陸ミッションはこの 10 年間の後半、おそらく 2027 年か 2028 年まで行われません。」

だが、辛口のエリックバーガーさえ、アルテミス1の成功に酔っている。

「エンジニアリングは難しいですが、宇宙政策とは異なり、少なくとも理性に基づいています。Artemis I は、技術的な成功を収めていることが示されています。SpaceXは月に着陸するロケットを作ることができないと思いますか? それとも、NASA の設計に取り組んでいる Axiom は、月の塵を寄せ付けない宇宙服を製造できないのでしょうか?」

「確かに、彼らはできるし、そうするでしょう。」

ある一つのことが可能だったからといって、他のこともできると錯覚するのは理性に基づいているとは言えまい?。

「NASA は現在、月の南極を探査するだけでなく、深宇宙で生活し、働くことを学び、最終的に人類を太陽系のより深いところに送るための信頼できる道筋を持っています。」

SLSが、NASAのミッションを停滞させる元凶だと、ついこの間まで、手厳しく糾弾していたのは誰だったっけな?。

まあいい。

アルテミスには、御贔屓のS社も参加するからな。

SLSを出し抜いて、取って代わるかも知れない。

(2023年のSLS発売を予言したオラクルはアルテミスIIIに想いを馳せる)
https://arstechnica.com/science/2022/11/the-oracle-who-predicted-slss-launch-in-2023-has-thoughts-about-artemis-iii/

「それは2028年に起こるかもしれませんが、SLSになるかどうかはわかりません.」

「月へのアルテミスミッションを完了するための最も安全で低コストの手段は、4人の宇宙飛行士がクルードラゴンの低地球軌道でかなり高い高度に打ち上げられ、完全に燃料を補給されたスターシップとランデブーすることを含む. その後、宇宙飛行士は月に飛んで着陸し、地球軌道でクルードラゴンとランデブーするために戻ってきました。その後、ドラゴン内の地球に飛び散ります。」

打上げ(クルードラゴン)
→HLS(スターシップ)に乗り換え
→月面着陸(HLS)
→(飲めや歌えの大騒ぎ:そんなあ!)
→月面離陸(HLS)
→クルードラゴンに乗り換え
→スプラッシュダウン(クルードラゴン)

HLSは、当初は使い捨てだから、地球低軌道で再びデポから給油することはないかもしれないが、将来的には繰り返し利用されることになるだろうな。

浮沈子は、使い捨てになったHLSで月面基地を作ることを考えたけど、それ専用に最適化された無人のスターシップを荷物積んで飛ばした方が早い。

SLSも、オリオンも、月周回ゲートウェイも、ISSもいらない新世紀のアルテミス計画・・・。

まあ、そうはならないと思うけどな。

月面基地にパワードランディングするHLS(もちろん、月面に空気はないから、全部パワードランディングになるけど)。

地球低軌道を周回するデポ(宇宙のガソリンスタンド:コスモステーション?)に、定期的に補充するためにうち上げられるタンカー。

火星飛行のためには、満タンにしたデポを多数引き連れて、船団を組んで飛んでいくわけだな(デポは、給油が終われば投棄される)。

我々はどこへ行くのか。

遠い未来、この星を捨てて、宇宙の彼方に散っていく日が来るとしても、少なくともそれまではここに留まらざるを得ない。

そして、故郷であることは永遠に変わらない。

浮沈子は、この目で直接宇宙から地球を眺めることはないだろうが、21世紀中には、大勢が物見遊山で宇宙に出かけるようになるだろう。

中には、宇宙遊泳する人もいるに違いない。

その時、人々は何を感じるのだろうか・・・。