🐱スターリンク:V2の正体見たり2022年12月05日 07:52

スターリンク:V2の正体見たり
スターリンク:V2の正体見たり


「連邦政府のユーザーとのさらなる検討と調整が行われるまで、要求への対応を延期する」(12月2日のテスララティの記事より)

先日、エリックラルフの記事を引用した時に、何か怪しいと感じてはいたんだがな・・・。

(SpaceX が最初の 7,500 基の Starlink V2 衛星のライセンスを取得し、政府と軍に新しい Starshield サービスを提供)
https://www.elonx.cz/spacex-ma-povoleni-pro-prvnich-7500-druzic-starlink-v2-a-nabizi-novou-sluzbu-starshield-pro-americkou-vladu/

「SpaceXは、いわゆるスターシールドを正式に導入しましたこれは、米国政府機関や軍に合わせたサービスを提供する新しい軌道ネットワークです。」

「第 2 世代のスターリンク衛星は、追加のセンサー、カメラ、送信機、またはその他のデバイスを運ぶことができ、政府や軍事組織がその目的のために使用することができます。」

「米国政府にとってスターシールドの潜在的な最大の利点は、ペイロードをスターリンク衛星に配置できることであり、SpaceX は打ち上げから運用、通信、軌道離脱までのすべてを提供します。」

「たとえば、軍ユニットの通信や弾道ミサイルの検出などのために、軍が特殊な衛星の独自のネットワークを開発、打ち上げ、運用する必要がある場合よりも何倍も安くなります。」

こんな使い方もある。

「軌道上の衛星間の通信にレーザー リンクを使用して、他のさまざまな衛星を Starshield ネットワークに接続できるようになりました。たとえば、軍は独自のスパイ衛星を運用し、そこからデータをレーザーでスターリンク衛星に送信し、スターリンク衛星から安全に地上局に送信することができます。」

まさに、軍事衛星そのものではないか。

これは、既存の防衛産業にとっては脅威だ。

しかも、先日のテスララティの記事によれば、同様の低軌道コンステレーションの展開に対して、FCCを利用して参入障壁を掛けている(魚心あれば水心・・・)。

大規模な低軌道コンステレーションを展開して、軍事サービスを提供することについて、S社は事実上独占的な地位を築いたと言えるかもしれない。

強かだな・・・。

V2は、もちろん、インターネット衛星群として機能する。

大容量低遅延のサービスを(比較的安価に)提供するための衛星だ。

しかし、その正体は我々の従来のイメージとは異なる。

無数の目が、我々の日常生活を常時監視し、米国政府の利益のためにスパイし続けるわけだ。

「我々に手の届かないものはない」

昔上がったNROのスパイ衛星のキャッチフレーズだったように記憶しているけど、その監視がリアルタイムで行われるようになる。

静止衛星では、さすがに遠過ぎるし、低軌道のスパイ衛星は、リアルタイムの監視はできないからな。

これからは、それらに代わって、スターリンクV2が監視する。

まあ、当分は、既存の衛星と併用だけど、その有用性や優位性が確認され、安定的に運用されることになれば取って代わることになる。

しかも、当局は規制を強化して、後続を断っているからな。

やれやれ・・・。

V3だって出てくるし、バージョンは次々と上がるだろう。

地上監視のデバイスをしこたま積んだスターリンクが、ブンブン飛び回るわけだ。

資源探査とか、環境監視をリアルタイムに行うメリットがどれほどあるのかは知らない。

そういう類のセンサーを搭載することもできるだろうけど、実際に行われることになるかは別問題だ。

少なくとも、高解像度のカメラは積まれる。

ICBMの発射を探知するセンサーもな。

これらには、明らかなリアルタイム性のメリットがある(打ち上げ探知は、リアルタイムでなければ意味がないし・・・)。

まあいい。

こういう事態は、スターリンクの構想当初から想定されていた。

しかし、それが現実の話になってくると、ワクワク感よりもドキドキ感の方が強い。

そこで得られるビッグデータは、最早、人間による解析では捌ききれなくなる。

世界中で今起こっている全てを見ることになる。

AIでもなければ、対応することはできない。

次元の異なる世界が始まろうとしている。

通信の傍受、街角のカメラ、従来からのヒューミント・・・。

米国の外交や統治に活用され、一部は同盟国にも提供されることになるだろう。

屋外でマスク着けてる人がどのくらいいるかなんて、一瞬で分かるだろう(うーん、そういう用途で使うのかあ?)。

しかも、全世界で・・・。

べらぼーめ・・・。

敵基地攻撃能力のために、我が国も低軌道コンステレーションを構築しようとしている(数十機ですけど)。

流行りだな。

V2のデータを分けてもらえばいいんじゃないのかあ?。

うちの近所のだけ下さいって。

スターシップは、そういう世界を加速する。

浮沈子は、宇宙開発が軍事面に広がることは必然だと考えている。

あんま、そっちの方ばかりだと鬱陶しいけどな。

別に、人類の地平を広げるわけではないからな。

軍事利用なんて、日常生活的、下世話な話題なわけだ。

つまらん!。

太陽系を離脱して他の星系に行くとか、そういう壮大なロマンは感じられない。

泥臭く、現実的で、真面目くさった面白みのない話なわけだ。

それでも、我々は浮世離れした話だけで生きていけるわけではない。

V2が飛ぶようになっても、それは変わらない。

そこで稼いだ金を、火星移民などというドブに捨てる会社に巻き上げられるとしてもな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(SpaceX は、軍事衛星サービスに焦点を当てた新しいビジネスラインを展開します)
https://spacenews.com/spacex-rolls-out-new-business-line-focused-on-military-satellite-services/

「スターシールド衛星には、軍用衛星と相互運用できるようにするためのレーザー端末が装備されます。」

スペースXのページを読むと、リンクしたい軍事衛星の方にS社のレーザー端末を搭載して、S社の仕様で通信したいようだな。

「現在のスターリンク ネットワークは、高度に独自の技術であるため、国防総省が構築しようとしているハイブリッド アーキテクチャに統合できない」

なんか、揉めそうな感じなわけだ。

米軍は、独自の衛星ネットワークを模索しているからな。

「衛星調達のペースが遅く、コストが高いことに長年不満を抱いてきた国防総省の宇宙購入機関と共鳴」

壊し屋S社の面目躍如だな(今回は、自社ロケットじゃなくて、軍事衛星のスキームが対象ですが)。

「Starshield が宣伝しているより高度な機能の一部は、SpaceX が第 2 世代の Starlink衛星を展開するまで利用できない可能性」

ほほう、逆に言えば第1世代でも実現可能な部分があるということか。

「最初は地球観測、通信、ホストされたペイロードの 3 つの分野に重点を置いています」

「空軍は、システムが敵対的な電子環境で動作する能力があるため、ヨーロッパとアフリカのユニットをサポートするためにStarlink サービスを購入しました。」

リンクされている記事を読むと、単年度の評価プログラムのようだが、通信に関しては、衛星に何かを積まなくてもいいからな。

「商用の Starlink サービスよりも高いレベルの暗号化を提供するために必要なパフォーマンス機能」

まあ、これは通信内容によっては無くてもいいのかも知れない。

民生部門では、展開されている衛星の機数、ユーザー数に勝り、既にデファクトスタンダードを確立している(つーか、他にいない?)。

「高度に独自」であるからこそのメリットもある。

簡単に妨害されないことは、ウクライナで証明済みだしな。

V2で更に暗号化が強化されれば、鬼に金棒なわけだ。

スターシールドは売れるだろう。

米国が、他国に販売を許すかどうかという問題もあるけど、独自の軍事ネットワークを構築できない国々は、喜んで買うに違いない。

我が国も、広大な海洋権益を有するからな(世界6位だそうです)。

サービスとしての購入を検討する余地は十分ある。

が、まあ、金がないわけじゃないからな。

独自の衛星コンステレーションを作ろうとするだろうな。

国民の税金をどぶに捨てるのが好きな国だからな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(スターシールド
国家安全保障の支援)
https://www.spacex.com/starshield/

「・・・can be integrated onto partner satellites to enable incorporation into the Starshield network.」(パートナーの衛星に統合して、StarShieldネットワークへの組み込みを可能にすることができます。)

ひょっとすると、V2の筐体に相乗りするなんていう単純な話じゃないかもしれない。

FCCが保留を掛けた低軌道には、軌道傾斜角96.9度という極軌道が含まれている(高度360km:低高度の極軌道はこれだけ:3600機)。

このうちのいくつかとか、追加してとかを、ごっそりスターシールド専用にするのかも知れない。

物理的に別物なわけだ。

相乗りで、通信バスだけを分ける(電力バスは共通とか)という手もあるけど、米軍は嫌がるだろうからな。

さりとて、既存のサプライヤーのちんたらしたペースと割高の価格には嫌気がしている。

衛星が物理的に分かれていて、極軌道衛星として別個に運用されるということなら、乗ってくるかもしれない。

ブログ本文の冒頭で引用した、FCCの保留の意味も出てくる。

「連邦政府のユーザーとのさらなる検討と調整が行われるまで、要求への対応を延期する」(再び再掲)

スターシールド専用の筐体に、軍事デバイスをしこたま積んで極軌道にうち上げる。

しかも、低軌道で。

おそらくは、クリティカルな用途ではないだろう(いわゆる情報系のみ)。

兵器の管制に使うとかいう用途には、専用設計のリアルタイム処理が可能な衛星が欲しい(ターゲットに逃げられちゃうからな)。

索敵とかには使えるかもしれない。

浮沈子はミリオタじゃないので、頓珍漢なことを書いているかもしれないけど、S社自体が既存の常識をぶち壊しに掛かっているわけだから、常識外れでもいいのかも知れない。

V2は、そういう怪しい衛星とは別に、無難な中軌道(500km台)だけ、部分的に承認された。

低軌道は、人質に取られたわけだ・・・。

「連邦政府のユーザーとのさらなる検討と調整が行われるまで、要求への対応を延期する」(しつこく再掲)

つらつら思うに、スターリンクV2とスターシールドは別物と考えるのが自然だ。

標題には「V2の正体」とか書いたけど、V2はV2、スターシールドは別物なのかもな。

似て非なるものを人質にするというのは阿漕なやり口だ。

まあ、人質を取ること自体が阿漕だからな。

スターレーザーが、仕様変更を強要される可能性もある。

逆に、米軍のハイブリッドアーキテクチャーとやらが拡張されて、取り込まれるかもしれない。

(米国国防総省は、衛星をライドシェアするためのハイブリッド宇宙アーキテクチャのアイデアを模索しています)
https://www.shunlongwei.com/ja/us-dod-seeks-ideas-for-hybrid-space-architecture-to-rideshare-satellites/

「通信機能を米国政府の宇宙システムと統合するための「ハイブリッド宇宙アーキテクチャ」の提出を求めています。」

・マルチパス通信
・可変信頼プロトコル
・マルチソースデータフュージョン
・クラウドベースの分析

この折り合いをつけないことには、残りのV2は認めないぞということなわけだ(そうなのかあ?)。

ちなみに、引用記事の標題のライドシェアは、比喩的に使われている点に注意だな(地上で相乗りを調整するサービスになぞらえている)。

衛星にデバイスを相乗りさせる(ライドシェアー衛星)わけではなく、様々な民間の衛星がこれに準拠した機能を実装することにより、軌道上に軍事利用可能なクラウドを形成しようとするものだ。

S社は、そういうまどろっこしいことはしないで、打ち上げから通信まで含めたエンドツーエンドなサービスをプロプラエタリーに提供しようとしている。

オープンアーキテクチャか、専用設計かという、終わりのない議論なわけだ。

民主主義か専制独裁か(そういうことかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

スターシールドについては、限られた情報しか出ていない(せいぜい3日前だしな)。

何か分かればまた書くかもしれない。

🐱2028年宇宙の旅2022年12月06日 11:09

2028年宇宙の旅
2028年宇宙の旅


(アルテミス I ミッションの輝かしい成功の後、アンコールが 2 年先にあるのはなぜですか?)
https://arstechnica.com/science/2022/12/artemis-i-has-finally-launched-what-comes-next/

「Orion の通信、ナビゲーション、ディスプレイ、および飛行制御システムを操作する電子システムの一部である 20 個のアビオニクス「ボックス」のスイートに焦点を当てました。彼らは、フライト ハードウェアの再認証に約 2 年かかると見積もっています。」

「オリオンの 2 回目の飛行のために 20 個のアビオニクス ボックスを構築する必要がないため、プログラムは 1 億ドルの予算の穴を埋めました。」

「アビオニクス ハードウェアが Artemis III 用に構築されたため、Hu はこれらのボックスを Artemis II の生産フローに移動しました。(2回目の飛行で使用されるはずだったアルテミスIミッションのアビオニクスは、アルテミスIIIで使用されるようになりました)。しかし、この努力にもかかわらず、Orion チームは Artemis II で使用するために Artemis I から 8 つのアビオニクス ボックスを回収する必要があります。」

「探査システム開発ミッション総局は、コア以外のアビオニクスの再利用がアルテミス II ミッションの主要なクリティカル パスであると考えており、ミッション間の準備作業には約 27 か月かかります」

約8年前(2014 年と 2015 年)、1億ドルの予算を削減するために採られたオリオンのアビオニクスボックスを再使用するという決定が、アルテミス2の延期を律速する要素になっているという記事は、まあ、それなりに面白いけど、浮沈子的関心は次の記述にある。

「正直に言うと、Artemis III の発売時期はおそらく 2028 年です。」

無理のない、実に現実的なスケジュールだが、リンクが張ってあったので、念のため開いて読んでぶっ飛んだ!。

(2023年のSLS発売を予言したオラクルはアルテミスIIIに想いを馳せる)
https://arstechnica.com/science/2022/11/the-oracle-who-predicted-slss-launch-in-2023-has-thoughts-about-artemis-iii/

「それは2028年に起こるかもしれませんが、SLSになるかどうかはわかりません」

「これはスパイシーな予測でした。」

「月へのアルテミスミッションを完了するための最も安全で低コストの手段は、4人の宇宙飛行士がクルードラゴンの低地球軌道でかなり高い高度に打ち上げられ、完全に燃料を補給されたスターシップとランデブーすることを含む. その後、宇宙飛行士は月に飛んで着陸し、地球軌道でクルードラゴンとランデブーするために戻ってきました。その後、ドラゴン内の地球に飛び散ります。」

この方法では、HLSの完成だけがボトルネックになる(これはこれで、なかなかタイトですが)。

ISSも必要ないし、SLSもオリオンもいらない。

月周回ステーションなんて、薬にしたくても出てこない。

「このアーキテクチャは、SLS での打ち上げを必要とせず、地球から遠く離れた月軌道で 2 回のランデブーとドッキングを必要としないため、リスクが低くなります。乗組員は、既存のアルテミス III 計画よりもスターシップで数日多く過ごすだけなので、スターシップの生命維持はその任務を遂行する必要があります。コストが気になる場合、この計画では Orion と SLS ロケットの41 億ドルの打ち上げコストも除外され、 20 分の 1程度の Crew Dragon が代用されます。」

3年に1度しか飛ばないオリオンのリスクと、スターシップで数日多く過ごすリスクとの比較だからな。

「国会議員の前で、NASA が SpaceX だけの月探査ミッションを売り込むのは難しいだろう。しかし、ある時点で、プラグマティズムが政治に勝るかもしれません。」

浮沈子的関心は、更にその先にある。

そう、このアーキテクチャーは、S社による民間月着陸ツアーの実現を意味している。

3年に1度のNASAによる有人月面着陸をよそに、年に数回の民間月面ツアーが実施されるわけだ(そういうことでしょ?)。

「右手に見えますのがアポロ11号の着陸地点でございまーす・・・。」

極めて高い実現可能性がある。

もちろん、月軌道を周回して戻って来るだけのツアーもあるかも知れない。

リスクも少ないし、燃料も節約可能だろう。

打上げも再突入も、実績豊富なクルードラゴンだからな。

軌道上でのランデブードッキングも、おそらくは問題なく行われるだろう(直接の宇宙機同士のドッキングは、それなりのリスクがありますが)。

HLSの完成(デポ:燃料貯蔵機含む)だけがネックだ。

2028年なら、可能性は十分あるかも知れない。

地球低軌道宇宙ステーションも、月周回軌道上のステーションもいらない。

月面への貨物輸送は、無人のスターシップを別に飛ばす必要がある。

何かを持ち帰る必要がなければ、これは使い捨てでもいい。

つーか、月面におけるシェルターとしても活用できる(横倒しして着陸させるとかな)。

長期滞在ツアーも可能だ。

100回くらい続けて、シェルターにした貨物機を連結させることが出来れば、月面基地(ホテル?)が完成する。

月面ツアー(搬入した、テスラ製ローバーによる)も可能だ。

「左手に見えますのは、中国の着陸機でございまーす・・・。」

まあ、どうでもいいんですが。

チコクレーターの辺りで、磁気異常が発見されるかもしれない。

掘ってみると、お約束のものが出て来るわけだな。

ジャーン・・・。

(2001: A SPACE ODYSSEY / 2001年宇宙の旅 1968:動画出ます。:画像引用元)
https://www.youtube.com/watch?v=nUGSMpxZNgA

2028年宇宙の旅。

火星なんてすっ飛ばして、次は木星圏へチャレンジだな・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:反撃!2022年12月06日 17:15

ウクライナ降伏不可避:反撃!
ウクライナ降伏不可避:反撃!


(ウクライナがロシア国内の空軍基地2カ所に「ドローン攻撃」 ロ国防省発表)
https://www.cnn.co.jp/world/35196975.html

「ロシア国防省は、ウクライナ軍が5日午前、ロシア国内の空軍基地2カ所に対してドローン(無人機)を使った攻撃を実施したと発表」

「サラトフ、リャザン両州で攻撃が実施された」

「エンゲルス市は西部サラトフ州にあるボルガ川沿いの街で、首都モスクワの南東800キロあまりに位置する。」

「ウクライナはどちらの基地についても攻撃したことを確認していない。」

しかしながら、ロシアの国内深く(ウクライナ国境から600kmだそうです)反撃に転じたと見られることから、ロシアの今後の対応が注目される。

プーチンが、クリミア橋を視察したのとほぼ同時だ。

ロシアは、今のところ静観している。

戦略爆撃機の基地だから、穏やかな話では済まないだろう。

組織的な反撃ということになれば、戦況に与える影響は半端ない。

何より、米国がウクライナの手綱を捌ききれなくなっているということなわけだ。

そんな政権に、長射程のロケット砲をくれてやるのかあ?。

もともと、空対地ミサイル(滑空弾)として開発されているからな。

ウクライナで改造されて、本来の用途で使われる可能性もある。

クレムリンは、まずはホワイトハウスがどう判断して動くかを見極めようとするだろう。

ホットラインは鳴りっぱなしだろうな。

それに関わらず、ロシアは国内対策として、何らかの反撃に出なければならない。

既に、ウクライナのインフラに対する攻撃を定常化させているから、それに上乗せする形になる。

残念ながら、市民生活への影響は避けられないだろう。

米国は、外交的手詰まりに陥っていて、身動きが取れなくなっている。

本来なら、膠着状態な今こそ、停戦合意を形成するための好機なんだろうが、双方に全くその意思がない以上、動きようがない。

バルブを閉めようとすれば、ロシアの思うつぼにハマると懸念しているしな。

ウクライナのやりたい放題にやらせれば、どういう事態になるかを、今回の事案で確認すべきだ。

長射程ミサイルを手にしたゼレンスキーは、容赦なくロシア本土に打ち込むだろう。

それだけのことをされてきたんだから、正当性はあると浮沈子は考えている。

そうして、際限のない戦闘が続いていくし、米国のコントロールを離れて、ますます激化していく。

ウクライナがロシアに攻めかかる状況が生まれれば、対抗上、ロシアは武器弾薬を供給し、兵士を訓練している西側を攻撃せざるを得なくなる。

欧州大戦争勃発だ。

先日のポーランド爆撃にしても、クリミア橋のテロにしても、ウクライナは挑発を繰り返している。

何としても、NATOを参戦させたいのだ。

中長期的には、兵力の損耗が限界に近づいていることもある。

戦闘の長期化に伴い、国内の兵力は打撃を受けている。

ヤバくなったら、尻をからげて撤退しちまうロシア軍と異なり、そう簡単には引けないからな。

士気にかかわる。

ロシアには、元からそんなもんはないからな(そうなのかあ?)。

撤退に躊躇することはない(そんなあ!)。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

窮鼠猫を噛む今回の攻撃は、どちらが追い詰められているかを明らかにしていると見ている。

ロシアは、今のところ抑制的に動いている。

脊髄反射的な行動に走ってはいない(直後にミサイル飛ばしてますが)。

戦略爆撃機に核爆弾積んで飛び立たせたりはしていない(未確認)。

が、そうすることが出来るという何らかのシグナルを出すことくらいはするかも知れない。

長距離飛行が可能なドローンを飛ばしたということは、首都モスクワが脅かされているということなわけだからな(そうなのかあ?)。

ウクライナは、これまでも越境攻撃を繰り返している。

東部の燃料施設や、クリミアの司令部も狙った。

今回は、少し質的な違いがある。

ロシアの反応が気になるところだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアの軍用飛行場で原因不明の爆発、3人死亡…モスクワの南東約200キロ)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20221205-OYT1T50126/

「露西部リャザン州にある露軍の軍用飛行場で5日、燃料運搬車両が爆発し、少なくとも3人が死亡、6人が負傷」

「現場はモスクワの南東約200キロ・メートルで、爆発は駐機場で起きた」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

(ロシア国防省 “ウクライナ軍の無人機が国内基地などを攻撃”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221206/k10013914081000.html

「5日もロシア、ウクライナ双方で被害が相次ぎました。」

実にNHK的報道だが、浮沈子的にはロシアの攻撃は定期便で、ウクライナの「反撃」に対応したものではないと見ている。

米国に、ちゃんと管理させるためには、政治的段取りを踏んで、効果的に捌かなくてはならない。

そうでなければ、欧州大戦争にエスカレートさせるぞという、明確なメッセージを込めてな。

(ロシア飛行場にまたドローン 燃料炎上、負傷者なし―ウクライナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120600688&g=int

「ロシア中部クルスク州で6日、ドローン攻撃があり、飛行場の燃料タンクが炎上した。」

「国境に近いクルスクの飛行場には迎撃戦闘機が駐留」

連日だ・・・。

「ドローンはウクライナ領内から発射され、少なくとも1機は基地近くで特殊部隊が誘導に協力した」(5日の攻撃に対するウクライナ高官の話。)

なんだ、あっさり認めちゃってんじゃん・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

組織的反撃であることは確定だな。

ロシア国内への明確な反撃が行われたということだ。

米国がそれを認めたということならば、事態は重大な局面を迎える。

今回の件は、マジヤバかもしれない・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアに2日連続ドローン攻撃 燃料炎上、新たな局面に―ウクライナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120600688&g=int

「クルスク州で6日、ドローン攻撃があり、飛行場の燃料タンクが炎上」(既報)

「隣接するブリャンスク州にもドローンが飛来し、燃料タンク近くで爆発が起きた。」

「ドローン攻撃は2日連続」

「プーチン大統領は6日、国内の状況に関する安全保障会議を開いた。政権系メディアは通信アプリで、5日にドローンが内陸の奥深くまで500キロ以上も侵入した点や、核兵器搭載可能な爆撃機が標的となった点で「従来の攻撃と大きく異なる」と指摘。ウクライナ侵攻が新たな局面に入ったという認識を示した。」

チョーーーーーーーーーーヤバ!!!!!!!!!!。

「ミサイル発射はロシア国防省も発表しており、ドローン攻撃に報復したもようだ。」

だから、それは違うって!。

米国の対応がカギを握る(それは、絶対に間違いない:断定的!)。

一つ間違えれば、欧州大戦争勃発だ。

ここで、米国が供与した兵器じゃないからと知らん顔したりしたら、マジヤバなことになりかねない。

共同が伝えるロシア政府系メディアの認識は、まだ、サウンドレベルだ。

国内の反応を探っている。

ウクライナは、覚悟を決めたのかも知れない。

事態をエスカレートさせないために、米国が取れる対応は限られている。

ワシントンは大変だろう。

今年のクリスマスは消えたな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(米、ウ軍向けロケット発射機をひそかに修正)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eb880f5267d849d8c2e7473a9e445e6755556ed

「米政府はウクライナに供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」をひそかに修正し、ロシアに長距離ミサイルを発射できないようにしていた。」

ウクライナの今回のブチ切れは、これが背景にあったのかも知れない。

塩らしくして、長距離ミサイルをせしめようとしていたが、どうあっても無理だと諦めて、自国産のドローンの使用に踏み切ったわけだ(そうなのかあ?)。

「バイデン政権がウクライナ軍の支援とロシア政府との関係が悪化するリスクとのバランスを取ろうと、多大な努力を払ってきたことがうかがえる。」

「米国が供与した武器でロシアの領土を攻撃しないという約束をウクライナが守らなくなることへの懸念も反映している。 」

懸念は現実のものとなった。

もう、後戻りはできないかもしれない。

ゼレンスキー政権は、初めからロシア領内への攻撃を意図していたに違いない(2月の侵攻前からな)。

化けの皮が剥がれて、本性むき出しなわけだ。

が、ウクライナへのインフラへ攻撃が引き金を引いたことも確かだ。

米国や西側諸国は、自国供与の兵器がロシア領内を攻撃したわけじゃないからという理由で、これからも武器弾薬を供給するつもりなんだろうか。

ウクライナが、それを土台にして、自国産の兵器でロシアを攻撃したら、ロシアは仕方ないと諦めるんだろうか(ありえねー・・・)。

浮沈子は、この紛争の非対称な構図がある限り、ウクライナの勝ち目はないと考えてきた。

それは今でも変わらない。

どう考えても、ウクライナ独自の兵器だけで、ロシアを屈服させられるとは思えないからな。

しかし、その一方で、ロシアがいつまでも抑制的な対応を続けられるとも思っていない。

どこかで転換点を迎える時が来る。

今がその時かどうかは分からない。

事態をエスカレートさせたいウクライナを、押し止められるかどうかがポイントだが、様々な要素が絡んでいる。

(米、ウクライナの電力復旧に74億円支援 送電設備など提供)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b16ff2b595d68477a461db5973f5aaf6923d8729

「送電設備の復旧のため5300万ドル(約74億円)以上の緊急支援を実施すると発表」

ブチ切れの原因の一つはこれかもな。

そんなもんで、半減している電力網を回復させられるわけはない。

10倍の砲弾と、長距離ミサイルをよこせというアピールなわけだ。

だが、米国は舌噛んでもロシアを逆上させるわけにはいかない。

非対称の構図は、ウクライナがちっとばっかロシアの基地を攻撃して見せたとしても変わらないだろう。

モスクワ辺りに、100機くらい自爆ドローンをお見舞いすれば何かが変わるかも知れないけど、ウクライナの現政権以外に、それを見たいと思っている人はいないだろう。

ロシアは、ウクライナに対してそうしているけどな。

それに対して、西側は手も足も出せない。

ウクライナ降伏不可避。

残念ながら、今回のロシア領内への攻撃でも、浮沈子の見立ては変わらない。

非対称の構図は、維持されるだろう(そうでなければ、欧州大戦争だ)。

時間は常に、ロシアに味方している。

ロシアが逆切れして、戦術核とか持ち出さないことを祈るしかないな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーー

(ロシア空軍基地に“ウクライナ軍の無人機攻撃” 大きな打撃か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221206/k10013914981000.html

「戦況を分析するイギリス国防省は6日、エンゲルス空軍基地は、30機以上の爆撃機が配備されているロシア軍の主要な拠点で、こうした軍用機がウクライナへの巡航ミサイルの発射にも使用されていると指摘」

「「戦争研究所」は5日、「ロシアの空軍基地への攻撃は、ウクライナ軍が行った可能性が高い。ロシア軍がウクライナのインフラ施設を攻撃しているのに対し、ウクライナ軍がこれを妨害できる能力を示している」として、ロシア軍が繰り返すエネルギーなどインフラ施設を標的とした、ミサイル攻撃を防ぐねらいだと指摘」

これらは、全て西側の情報戦の一環だ。

ウクライナが、ロシア領内の軍事目標を攻撃することは、侵略を受けている側として当然の対応だが、この2つの指摘は、それが巡航ミサイルによるインフラ攻撃に対応したものだとしている。

そうではあるまい。

通常の軍事攻撃に対して、広範に反撃したことは明らかだ。

限定的な反撃と言いくるめるのは、引き続き武器弾薬の供給を続けるための方便に過ぎない。

自分たちが供与した武器が届く範囲から攻撃するなら、自国領内を荒らされることはないぞということなわけだ(そうなのかあ?)。

自国から、飛び道具で攻撃するなら、それに対する反撃は認めるということだな。

NHKは、ロシア軍の味方だから(そうなのかあ?)、いろいろ心配して上げている。

曰く・・・。

「ウクライナとの国境から600キロも離れたエンゲルス空軍基地が攻撃を受けたとすれば、ロシア軍にとっては、軍事侵攻の開始以降、戦略的に最も重大な失敗の一つとなり、軍の幹部は厳しい責任を問われることになる」

「「国内の基地が攻撃されるのを防げなかったロシア軍に対し、ロシアでは軍事専門家などから批判が起きている」と指摘し、ロシア軍にとって大きな打撃になるという見方が出ています。」(軍事専門家の批判がダメージを与える理由は不明:健全な批判は組織強化に資するからな)

余計なお世話だろう・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

事態が、ロシアにとって深刻であることは間違いない。

「ロシア国内の安全を確保する課題について議論する」(プーチン)

「ウクライナの政権はテロ行為を継続し、これは危険な要因だ。こうしたことを考慮し、必要な措置がとられている」(ぺスコフ)

プーチンの発言が国内問題だとしていること、ぺスコフがテロ行為と見做していることは救いだ。

モスクワが狙われたとか、奇襲攻撃だとか、エスカレートさせる意図はない。

やれやれ・・・。

ロシアに恐怖を与えることは重要だ。

侵攻を続ければ、ロシア国内に被害が及ぶという警告を与えることになった今回の攻撃は、一定の成果を得ている。

それが、ロシアの攻撃に何らかの影響を与えるかどうかは知らない。

ただ、ウクライナ国民にとっては戦意高揚になる。

本格的な反撃は、侵攻以来初めてだし。

実質、2000万人程度の人口になっちまったウクライナにとって、戦争の継続はますます困難になりつつある。

今後、どれだけ長期に渡ってロシア領内に攻め入ることが出来るかが問われる。

これっきりとか、月に1度だけでは効果は持続しない。

戦略爆撃機の損傷は2機といわれている。

30機すべてを破壊し尽くすまで続けないとな・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:無人機2022年12月08日 10:43

ウクライナ降伏不可避:無人機
ウクライナ降伏不可避:無人機


(ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120700891&g=int

「ロシアの政権系メディアによれば、TU141無人偵察機が転用されたとみられている。」

「ウクライナのメディアによると、TU141はソ連時代、ウクライナ北東部ハリコフの工場で生産され、1979年から運用。」

「もともと航続距離400キロだったが、2014年のロシアによる軍事介入後、改良・再投入が決まり、同1000キロまで延びたとされる。」

この記述は怪しい。

(ツポレフ Tu-141)
https://en.wikipedia.org/wiki/Tupolev_Tu-141#Specifications

「これは、超音速で飛行し、半径 1,000 キロメートル以内で偵察任務を遂行するように設計されています。」

うーん、航続距離はともかく、飛行速度はウィキの記事も怪しいけどな(最高時速1100kmは超音速とは言えまい)。

「パフォーマンス
最高速度: 1,100 km/h (683 mph、594 kn)
巡航速度: 1,000 km/h (620 mph、540 kn)
航続距離: 1,000 km (620 mi、540 nmi)
サービスシーリング: 6,000 m (19,700 フィート)」(1991年の資料からの引用)

まあ、どうでもいいんですが。

元から、1000kmの航続距離を有している。

もっとも、最新兵器(当時)の場合、輸出仕様では制限を掛けることが多いから、ウクライナ版では400kmだったのかもしれない(未確認)。

「年末までにウクライナ人も敵(ロシア)も驚かせる」(時事の記事より:以下同じ)

いやあ、驚いたのなんの・・・。

「理論上はモスクワに優に届くことになるが、首都の防空網は厳重な可能性がある。」

核搭載迎撃ミサイルで防衛されていると言われるからな。

(プーチン大統領「核戦争の脅威が高まっている」欧米を批判)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221208/k10013916471000.html

「ロシアが保有する核兵器はあくまで防衛のため」

戦略核が防衛目的とは思えないが、迎撃ミサイルならそう言えるかもしれない(それで、攻撃することも可能ではありますが)。

「われわれの核兵器は争いを拡大させるためではなく抑止力のためだ」

NHKは、抑止力と防衛をすりかえている(ロシアの味方だからな:そうなのかあ?)。

「長いプロセスだ」

プーチンが、核兵器の脅威に言及したり、ウクライナ侵攻の長期化を示唆しているのは、脊髄反射的対応は考えられていないということなわけで、ロシア側も今回の攻撃が状況のエスカレートに繋がっていくことを回避しようとしているシグナルなわけだ。

米国は、ビビッて、早速反応しているしな。

(“ロシア領内への攻撃 ウクライナに促していない” 米国務長官)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221207/k10013915511000.html

「われわれは、ウクライナに対しロシア領内への攻撃を促していないし、できるようにもしていない」(国務長官:外交のトップだな)

一方、国防長官の発言は意味深だ。

「われわれは、ウクライナが自国の能力を高めることを妨げることはしない」

ウクライナ紛争は、新たな局面に入った。

西側諸国は、ウクライナ軍によるロシア本土の攻撃を容認したということだ。

兵器に色は付いていない(国旗は描かれているかも)。

どんな国の兵器が使われようが、それを食らう方はたまらんだろう。

米国が供与した兵器が改造されて、ロシアを攻撃しない保証などない(ハイマースのロックなんて、簡単に破られるだろうな)。

浮沈子がウクライナ降伏不可避と確信していた、大前提の一つは崩壊した。

米国は、ウクライナにロシア本土(モスクワを含む)を自由に攻撃させるつもりなのだ(促してはいないけど?)。

が、しかし、西側諸国が兵士を派遣して直接関与することはない。

戦争の長期化を謳うロシアは、まだ、その事態を想定してはいないだろう。

つーか、そうなれば核を使うと脅している(ぶっちゃけ、何も考えてないということだな)。

浮沈子は、ウクライナの防衛企業が無人機のロック解除に成功した背景には、西側からの技術支援があったに違いないと考えている(未確認)。

そういうのは、たぶん、他にもあるだろうし、西側から供与される武器も、いつでもロック解除できるようにしているだろう。

だが、それでウクライナが、長期の戦争をのりきれるだろうか?。

射程1000kmの無人機は確かに脅威には違いないが、遷音速で飛んでくるジェット機だからな。

迎撃は可能だ。

移動発射式だから、発射地点を叩くことは困難だが、生産設備に損害を与えることはできるだろうし、改造に成功したばかりとすれば備蓄が多い状況ではないだろう。

仮に、米国が長距離ロケット砲を与えたとしても、一時的な戦局の変化をもたらす程度に留まる。

長期戦ということになれば、在庫ではなく、生産力の勝負になる。

兵士は畑で取れるかもしれないが(そうなのかあ?)、兵器は工場でしかできないからな。

周辺被害を軽減し、効率的に破壊するための精密誘導弾とかは、確かに高度な生産設備を必要とするかも知れないけど、ロシアには、そんなもんは必要ないしな(そうなのかあ?)。

西側は、輸出規制で対抗しているが、そうすればする程、民間の巻き添えが増えるという皮肉な構図になっている(もちろん、民間被害はそれだけが理由じゃないでしょうが)。

まあいい。

米国の生産力とロシアの生産力との戦いになりつつある。

ウクライナが、その長期戦の中で、国家を維持できるかどうかが問題だな。

米国をはじめとした西側は、瀕死の患者にカンフル剤をうち続けて生かしておかなければならない。

紛争の当事者が、戦闘能力を維持できなくなれば、戦いは終わる。

ロシアは、核で西側の直接介入を牽制しつつ、そこに持ち込むことを狙っている。

西側が、腹を括って直接介入しない限り、長期的にはロシアの狙いは果たされる。

無人機の攻撃程度では、その構図は変わらないだろう。

モスクワに、バンバン攻撃仕掛けてロシアの尻尾踏むことがない程度な攻撃では、戦術的効果すら得られない。

うーん、たぶん、ウクライナ降伏不可避。

ちょっとビミョーな感じになってきてはいるけれど、浮沈子の見立ては変わらない。

ロシアが冷静な対応を続けているのは、ある意味で安心材料だが、ひょっとしたら、有効な反撃を行うことが出来ないほど国内が疲弊しているのかも知れない(西側の報道的だがな)。

プーチンの発言は、それ自体ではリップサービスに留まる。

何か、具体的な行動に繋がる要素はない。

ロシアのウクライナインフラへの攻撃が続くだけだ。

それはそれで、ボディーブローのように効いてきてはいる。

生産設備に与える影響も半端ないだろう。

しかし、それだけでは戦闘の局面を変えることはできない。

夏以降、ロシアは負け続けている。

つーか、2月の侵攻直後以来、一部の局地戦で勝利したにとどまっている。

東部地域と南部クリミアへの陸路を確保しているだけだ。

ここで膠着状態に持ち込んで、実効支配の実績を積みたいところだろうが、ウクライナは、それでは持たないからな。

ちょこちょこと仕掛け続けて、西側からの援助が途切れないようにしなければならない。

米国では、民主党が優勢の状況が続いている。

現政権のウクライナ対策に対して、表立った反対はない。

支援のスキームは維持されている。

欧州は大変だろうけどな。

まあ、心配はないだろう。

が、それがいつまで続くかという問題はある。

民主主義と専制主義というお約束な比較で言えば、戦争継続には専制主義の方が一見有利に見えるだろうけど、そうとは限らんからな。

米国は、プーチン政権の転覆を意図してないと言っているけど、それ自体が怪しいしな。

ロシア軍の反発を引き出して、クーデターでも起こさせようとしているかもしれない(そうなのかあ?)。

軍事目標への攻撃が続けば、司令官は責任取ってころころ変わることになる。

無意味な戦争に対する批判の高まりと、軍に蓄積していく不満が、何らかのきっかけ(西側の直接介入とかあ?)で、爆発しないとは限らない。

もちろん、ウクライナで行われているように、戒厳令を敷くという手はある。

全面戦時体制に移行して、真っ当な戦争を行うことになる。

この、だらだらと続くウクライナ侵攻は、そういう中二症候群的妄想を育むにはちょうどいい。

もっとも、米国とロシアが、ウクライナを巡って裏取引しているという浮沈子の妄想には敵わないだろうけどな(ビョーキだ・・・)。

ロシアが、それなりの対価を支払えば、ウクライナはくれてやるって話(そんなあ!)。

西側が、一兵たりとも投入しない状況が続く限り、浮沈子のこの妄想は止まらない。

開戦当初、NATOへの電撃加入と欧州大戦争への発展を妄想したけど、世界はそうは動かなかった。

米国は、極めて抑制的に対応し、欧州もそのスキームに従った。

ワケワカの中途半端な経済制裁と、NATO非加盟のままの限定的な軍事支援。

紛争を局地的に限定して、エスカレートさせない大方針は今も健在だ。

が、このままの状態が継続すれば、ウクライナは消えてなくなる(そうなのかあ?)。

自己保存の本能的反撃は、留めることはできない。

西側は、たぶん、事後追認的に方針を変更せざるを得なくなる。

多少引っかかれたとしても、ネズミを捕る猫のように、ロシアは戦闘のスキームを変えようとはしていない。

それはそれで、ブキミーな感じはする。

クリミア橋爆破を契機としたインフラ攻撃は、予想以上に効果的なんだろう。

残忍で、汚いやり口だ。

しかし、戦国時代じゃないからな。

双方名乗り合って、戦場だけで勝負をつけることにはならない。

昨日は、綺麗な満月だった(正確には十四夜)。

愚かな人間の争いをよそに、オリオン宇宙船は地球への帰路に就いている。

寒月戦場を照らす、か・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(民間軍事会社)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E9%96%93%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E4%BC%9A%E7%A4%BE

「2014年以降の騒乱下にあるウクライナにおいても西欧の民間軍事会社の要員らしき外国人が多数確認されたという証言がある。」

ウクライナ側の人的損耗が続けば、戦闘困難になると思っているけど、そう単純な話ではないらしい。

ロシア側の軍事請負会社であるワグナーグループ(ワグネルとも)については、これまでも報じられてきているけど、ウクライナ側でもいわゆる傭兵や、民間軍事会社(PMC)を雇っていることは間違いない。

英国などでウクライナ兵を訓練しているのだって、大半は民間軍事会社が請け負っているだろう(未確認)。

PMCについてのウィキは、結構詳しい(関係者がリクルート目的で書いてるんじゃないのかあ?)。

こういう、非正規化された軍事要素は、公式統計などにはなかなか出てこない。

軍の戦死者にはカウントされないし、下手をすると、「民間人の犠牲」としてカウントされているかもな(つーか、それしかないでしょ・・・)。

実態は不透明で、もちろん、報道などでまともに取り上げられることはない。

金で動く私兵だ。

金さえ払えば、非正規の兵力など、世界中からいくらでも調達可能なわけだ。

しかも、武器弾薬以外の支援の中に、そういうのが紛れ込んでいないという保証はないのだ(お金に色が付いているわけじゃないし)。

米国なんて、莫大な自国の軍事費の中で支出しているかもしれない(未確認)。

ウクライナ支援として、計上さえされていない可能性がある。

まあ、どうでもいいんですが。

この話は、武器の横流しと共に、ウクライナ紛争におけるタブーの一つだ。

実態が公になるのは(仮に公表されることがあったとしても)、何年も後になるだろうな。

「死亡者(英語版ウィキより):
・・・
請負業者の死亡は、イラクとアフガニスタンでの戦争の開始以来、米国の戦場での総損失のほぼ 30% を占める可能性があります。」

やれやれ・・・。

ウクライナは、祖国防衛戦争における死者は、「正当な犠牲者」だとしている(現場指揮官は、なるべく数えないようにしているかもな)。

もちろん、民間軍事会社の死亡者は含まれない。

金のために命を売る。

隠れた戦死者の素顔が明らかになることはない・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(「ロシアに安全地帯なくなる」 ウクライナ、報復攻撃強化を示唆)
https://www.sankei.com/article/20221208-SPE6WTQFMZI3NBBUANWBFRTMRU/

「攻撃は繰り返し行える。距離に制限はなく、近くシベリアを含むあらゆるロシア内部の標的を攻撃できるようになる」

マジか!?。

シベリアは遠いぞお・・・。

「ロシア軍は自信を喪失し、どう安全を確保するかを考えざるを得ないだろう」

ロシア軍には、元から自信などないからな。

そこは心配ない(そうなのかあ?)。

「ロシアに安全地帯はなくなるだろう」

この恫喝は効果的だ。

ロシアは、真面目にウクライナと向き合う必要がある。

これまでのような、特別軍事作戦などという「戦争をしているフリ」では済まないだろう。

(米政府、ウクライナにロシア攻撃奨励せず 対立回避狙う)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07ECT0X01C22A2000000/

「ウクライナの軍事作戦はウクライナが語るべきだ。」(米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官)

「どう使うかは彼らが決めることだ」(同上)

国務省の見解とはビミョーに異なる点に注意だな。

すり合わせはしているようだが、衣の下から鎧が見えている。

制御が効かなくなってきたのか、それとも方針を変えて来たのか。

シベリアまで攻撃しようとするウクライナに軍事支援を続ける米国と西側諸国に、ロシアはどのように対応しようとしているのか。

核兵器の使用をちらつかせるだけでは、欧州大戦争は抑止できないかもしれない。

浮沈子の妄想の中では、米国とロシアは裏取引しているハズだったんだがな。

マジガチでの対立なら、事態のエスカレートは避けられない。

米政府内でも、不協和音があるんだろう。

既に、ポーランドには部隊を送り込んでいるからな。

直接関与に着手する用意はできている。

非対称の構図が崩れる時が近いのかも知れない。

ウクライナの軍事作戦はウクライナが語るべきだが、米国の軍事作戦なら、米国が語るべきだろう。

その時が、刻々と近づいている気がする・・・。

🐱変異種:第8波:4分の12022年12月08日 22:41

変異種:第8波:4分の1
変異種:第8波:4分の1


(<新型コロナ・8日>東京都で新たに1万4104人感染、22人死亡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/218724?rct=t_news

「病床使用率は44.9%」

「1週間平均の新規感染者数は、8日時点で1万2136.9人で、前の週に比べて101.1%」

これは、11月23日の勤労感謝の日(祝日)の影響を引きずっているからで、相変わらず増加傾向は続いている。

検査陽性率は、後日修正される様だが、37%辺りをウロウロしている(1週間で1パーセント程度増加)。

捕捉されていない感染者のプールが、かなりな規模で存在していることを示している(適正水準は10パーセント以下といわれている)。

画像は、東京都のモニタリング会議(本日時点)で提供された資料だが、BA.5の置き換えは、アベレージで4パーセント程度で続いている。

(ゲノム解析結果の推移(週別)ほか)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/706/20221208_05.pdf

こっちも、緩やかな移行だ。

第8波は、それが特徴だな。

北海道、東北各県はピークアウトしているけど、関東以西(長野県除く)は、増加傾向が続いている。

つーか、関西はこれから増加する感じだ。

タイムラグの原因は、おそらく気温の変化だろう。

第7波の感染による集団免疫が律速しているという説もあるけれど、今後の展開を見てみなければ分からないし、それとて、オミクロン亜系統が置き替わっていけば、検証は困難になる。

北海道は、BA.5のまま、ピークアウトした。

今後さらに2段目ロケットに点火するかどうかは、もう少し様子を見なければ分からない。

BA.5の残り火だけでも、過去最大の感染者数を記録した点は銘記すべきだな。

東京都が年内にBA.5の亜系統に過半数が置き替わるかどうかはビミョーな情勢だ。

6割くらいにはなるかも知れないが、半数割れはどうかな。

特定の優勢株が、一気に置き替わっているわけじゃない。

じりじりとした置き替わりだ。

しかも、群雄割拠・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

問題は、これらの亜系統に対して、ワクチンが全然効かないという点だな。

特に、感染予防効果はゼロに等しい(インビトロレベルの評価ですが)。

ワクチン接種は、オミクロン対応で2割程度(23.4%:本日現在)。

悲惨だ・・・。

まあ、うったとしても、期待できるのは重症化予防効果程度だが、それとて怪しい(半年は持たない感じかあ?:もちろん、疫学的データは、まだ全世界的に存在しない)。

ワクチンの付きが悪く、効果の減弱が早いジジババは悲惨だ。

新型コロナで死ぬ奴は死んでよし。

ワクチンうっても死ぬ奴は寿命だ。

やれやれ・・・。

中国は、急速にゼロコロナ政策から脱しようとしている。

タイミングとしては悪くないし、抗議活動に対する抱き着き戦術な感じはぬぐえないが、妥当な戦略転換だ。

その理由が、オミクロンの毒性低下というのは、いささか気に食わないけどな。

従来抑え込まれてきた死者数は、爆発的に増加するだろう。

東京都は毎日20人程度の死者を計上しているが、人口がちょうど100倍な中国だから、ちょっと流行すれば、毎日2000人くらいは死ぬかもしれない。

べらぼーめ・・・。

まあ、ざっくり、毎日4万人死んでる国だからな。

誤差のうちだ(そうなのかあ?)。

まあいい。

我が国の第8波は、ようやくその姿を現し始めた。

もう、誰もがその到来を認めている。

全国的には、既に第6波のピークを上回り、第7波に近づきつつある。

オミクロン亜系統が、欧米での流行を押し上げている。

これが我が国にも反映されるようなら、置き替えが進むにつれて、流行規模も拡大していくことになる。

お先真っ暗な所だが、明るい話題もある。

(新たな変異ウイルスに対する飲み薬効果確認 東大研究グループ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221208/k10013916451000.html

飲み薬は、そこそこ効くようだ。

「人工的に作った抗体を投与する抗体医薬は、いずれも効果が著しく下がっていた」

モノクローナル抗体療法は、やっぱダメみたいだな。

ターゲットにしたところが変異したわけだから当然とも言える。

ターゲットを変えても、また、それを回避されればお終いだ。

変異種との戦いは続く。

向こうは、ランダムな変異を繰り返すだけだが、迎え撃つ方はピンポイントで狙うしかない。

カクテル療法みたいに、うまく組み合わせて、最適解を狙うしかないだろう。

それでも、決定打とは言えない。

今後は、増殖を抑制する治療薬に対する逃避が起こる可能性も出てくる。

細菌レベルで言えば、抗生物質に対する耐性菌のような関係だ。

そんなオミクロン亜系統が、浮沈子が棲息する東京都では、既に4分の1を超えた。

ヤバいな・・・。

んでもって、年内には4割に達するってえ?。

ヤバ過ぎ!。

しかし、こういう事態はもう、想定の範囲内なわけだ。

とっかえひっかえ登場する変異種と、それに伴う流行、ワクチン効果の減弱、治療薬の登場と衰退。

人類は、このウイルスと何らかの形で折り合いをつけていかなければならない。

ゼロコロナ政策で持たなくなってきた中国は、とうとう、切り替えを始めた。

100万人の死者(我が国の20倍です)を出した米国では、まるで、そんなことなどなかったかのように、人々はマスクを外し、ふつーに生活している。

我が国は、来年の春にはあらゆる規制を取っ払って、ワクチン接種も有料化するだろう(たぶん1万円くらい?)。

任意接種になれば、あんなワクチンなんて、誰もうたなくなるに違いない。

自然感染と自然免疫、大流行と自然終息に任せることになる。

先日、浮沈子はジェクサー(通っているフィットネス)で新しいマスクを買い求めた(少し小さめのサイズと、今までと違う色のやつ!)。

そのフィットネスでも、既に一部ではマスクの着用を免除するようになっている(有酸素運動マシンの最前列とか)。

社会は、急速に正常化を求めている。

ウイルスは、そんな人間の都合とは無関係に、変異を繰り返していく。

もちろん、浮沈子が新しいマスクを買ったことなどとは無縁だ(トーゼンです!)。

画像の元ネタのPDF(リンク参照)には、「ゲノム解析結果の推移(月別)」(2ページ目)の図が出ている。

絶対数ではなく、変異種の構成比の移り変わりが1年分出ているんだが、デルタからBA.1、BA.1からBA.2、BA.2からBA.5までは、急速に(ほぼ2か月くらいで)切り替わっている。

今回のBA.5からの切り替わりは、特定の変異種ではなく、複数の亜系統のまま、だらだらと替わってきている。

切り替わりの速度と感染者の増加速度の間には、おそらく因果関係があるんだろう。

切り替わり自体が、感染しやすさの結果だからな。

今回の第8波のように、人流増加(全国旅行者支援や忘年会の前倒し?)、季節変化に伴う残り火効果も絡むとややっこしい。

流行の規模自体は、BA.1以降のオミクロンは別格だったけど、この図を見ると、変異と置き替わりはそれとは関わりなく、定常的に起きているようにも見える。

資料には、「健安研における変異株PCR検査によるオミクロン株亜系統の割合(推移)」(4ページ目)という図も出ている。

BA.5は、なかなかしぶとく粘っていることが分かるな。

ウイルスにとって、我々は単なる宿主に過ぎない。

ワクチンうとうがうつまいが、憑りついて、感染して、増殖して、変異していくための足掛かりなだけだ。

うーん、なんか、情けないような無力感を感じるな・・・。