🐱ウクライナ降伏不可避:なぜ死ななくてはならないのか2023年01月13日 23:13

ウクライナ降伏不可避:なぜ死ななくてはならないのか


(ソレダルの戦況、「危機的」とウクライナ軍兵士 死者数把握できず)
https://www.cnn.co.jp/world/35198421.html

「町は捨てられると誰もが分かっている。全員がこのことを理解している」

「(戦闘に)何の意味があるのか知りたい。今日、明日にでもここを捨てるなら、なぜ死ななくてはならないのか」

なんか、こう、情緒的な報道な気もするけど、CNNがこういう報道を流しているという点が重要だ。

前線を取材させ、兵士にインタビューさせているのはウクライナ側だからな。

この記事を書かせているのはロシアじゃない。

しかも、日本語の記事として、西側の支援国にも配信している。

まあいい。

そこにどんな意図が潜んでいようと知ったことではない。

インタビューしたとされる身元不明の架空の兵士(そうなのかあ?)は、何故死ななければならないのかと自問したという。

祖国を守る(取り返す)ためとはいえ、本人にとってはかけがえのない命だ。

ひょっとしたら祖国は取り返せるかもしれないが、自らの命を取り返すことは決してできない。

ロシア側は、もっと悲惨だ。

ここは、ウクライナの地だ。

自らの祖国じゃない。

なんのために戦い、何のために命を差し出すのか。

ロシアの兵士こそ、大いに疑問を感じながら死んでいるに違いないのだ。

一兵の兵士さえ送ることなく、大量の武器弾薬を送り続ける西側の支援は、この根本的な問いに答えることなく続いていく。

浮沈子は、こういう生々しい話は苦手だ。

装甲車や戦車が投入されるとか、ドローンが飛び交うとか、あまり痛くなさそうな話がいい。

それらの兵器が人を殺すところは見たくない。

身勝手だな・・・。

戦場から遠く離れた暖房の効いた部屋で、ネットの記事を漁りながら、戦場の気分を味わってドキドキするだけ。

いい気なもんだ。

ウクライナは、引き続き大量の支援を受けて反転攻勢を続け、自国からロシアを追い出しに掛かると言われている。

それは時間の問題で、今年の冬までにはプーチンは尻尾を巻いてロシア本土に逃げ帰ると言われている。

東部ドンバス地域だけではなく、クリミアも放棄してな。

ありえねー・・・。

ロシアの経済は疲弊し、兵士の士気は地に落ち、クレムリンは戦争継続が出来なくなると言われている。

南米のどこかにプーチンが逃げ出す話まで出た。

ホントかあ?。

ロシアは、戦っている相手が誰かを、よーく分かっている。

ウクライナでもなければNATOでもない(一応、そう言ってますけど)。

この戦争(特別軍事作戦でもいいですが)の相手は、米国だだ一国。

浮沈子の妄想の中では、裏取引でウクライナはくれてやることになっているけど、表向き、なかなかそうは言えない。

米国が関与し続ける限り、この戦争は終わらない。

少なくともあと2年、大統領選挙が行われるまでの間は、大きな政策変更はない。

アフガニスタンからの撤退で影響力が減少している今、我が国を初めとする西太平洋地域でプレゼンスを示すのがやっとだ。

ウクライナに関与し続けることは、米国にとっては日常の一部なのだ。

まだまだ、国際的な影響力は衰えていないぞと(その割には、サウジに袖にされたりしてますけど)。

ウクライナの事案は、悪い話じゃない。

武力侵攻された民主政権を支援する。

しかも、イラク派兵やアフガニスタンとは異なり、自国民は犠牲にはならない。

美味しい話なのだ。

西側の盟主としての顔も立つしな。

欧州なんて、当事者だし、エネルギー問題も絡んで大変なことになっているけど、引っ込みがつかなくなっちまってるしな。

マクロンは、初めから(侵攻前から)独自外交を展開して、ロシアとの現実的な妥協を探っている。

それは、今でも行われているに違いない。

米国がバルブを閉めた後の欧州の後始末は、欧州自身が行わなければならないからな。

旧式の(旧ソ連製)兵器を更新するチャンスと捉えていた東欧諸国も、そろそろ目が覚めてくる頃だしな。

ウクライナを支援する欧州諸国もまた、米国の掌の上で踊っているだけだ。

年末に、ケーニヒスベルクの橋の話を書いた。

(ウクライナ降伏不可避:欧州大戦争勃発?:ケーニヒスベルクの橋)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2022/12/26/9550691

「ロシアの主要な敵は(中略)NATO」

「プーチンは、絶対にスバルキギャップ絡みの侵攻を行う(断定的!)。」

幸いにして、今日の時点ではカリーニングラード絡みのドンパチは起こっていない。

米国へのけん制としては、ちっとばっか弱いしな(シリアの米軍駐留地でも爆撃した方が効果的だし)。

(シリアにおける米国の軍事介入と部隊駐留の変遷(2011~2021年))
https://cmeps-j.net/cmeps-j-reports/cmeps-j_report_65

「シリア駐留部隊をめぐっては、今のところ撤退や規模縮小に向けた動きは見られない。」

「米軍のシリア駐留は、イスラーム国に対する「テロとの戦い」を根拠として開始され、後に「石油の防衛」が強調されるようになった。」

「シリアの石油は、南東部の油田地帯を掌握していたイスラーム国にとっての主要な資金源だった。それゆえ、油田地帯への駐留は、イスラーム国の再台頭を阻止することが目的とされた。」

「だが、2021年以降の米軍による「イランの民兵」への度重なる爆撃と、その報復として行われる「イランの民兵」による米軍基地や車列への攻撃は、こうした米軍駐留の根拠が、イスラーム国から、イラン、そして「イランの民兵」の勢力伸長阻止にシフトしていることを示している。」

「「イランの民兵」とは、シーア派宗徒とその居住地や聖地を防衛するとして、イランの支援を受けてシリアに集結し、シリア・ロシア両軍と共闘した外国人(非シリア人)民兵の総称である。」(別記事より)

まあ、どうでもいいんですが。

シリア駐留米軍は、何かにつけ、格好の標的だからな(そうなのかあ?)。

イランは、自国産のドローンをロシアに大量に供給し、ウクライナ戦争にロシア側から加担していることでも知られる。

ロシアが世界で孤立して、にっちもさっちもいかなくなって雪隠詰めになるなどと宣伝しているのを真に受けていたら、とんでもない思い違いをすることになるだろうな(北朝鮮から武器弾薬を調達したかどうかは未確認)。

なぜ死ななくてはならないのかと自問しながら戦っている兵士には、あずかり知らぬところで戦略は決定されている。

実際に武器を取って殺す側も、その武器に殺される側も、もっともらしい意味などとは無縁だ。

ただ殺し、殺されるだけ。

この茶番な紛争がいつまで続くのかは知らないが、ウクライナ側が、同じく自らの血で贖ったロシアの侵略地を、簡単に取り返せると思ったら大間違いだろう。

ロシアの人的被害が大きければ大きいほど、逆にそこを死守する名目が立つ。

さっさと撤退しちまったところには、何の未練もないに違いない(そうなのかあ?)。

時間は常にロシアに味方する。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては今年も変わらない。

来年も再来年も、その次の年も。

この紛争に真の勝者はいない。

殺し合い、破壊し合い、傷つけ合って終わる。

そう、どんな戦争にも必ず終わりは来る。

当事者である米国とロシアがそう決めればいいだけの話だ。

「ウクライナ軍はソレダルで多くの兵士を失っているが戦闘は続いており、代わりの兵士も送られてくる。」(初出のCNNの記事より)

送られてきた兵士は、やはり自問しながら死んでいくんだろう。

しかし、やがて、その兵士も送られてこなくなるに違いない。

最後まで死守すると言えば美談だが、捨て石にされるだけの話だ。

浮沈子的には、バカな戦いなどとっととやめて、テキトーな所で手打ちにするのが一番だ。

一刻も早い停戦と一刻も長い休戦を・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

CNNは、再び架空の兵士を登場させている。

(「我々は見捨てられた」 ソレダルのウクライナ軍兵士、厳しい状況語る)
https://www.cnn.co.jp/world/35198583.html

「CNNは安全上の理由からこの兵士の身元を明かさない。」

「ウクライナの第46独立空中強襲旅団は12日、ソレダルで「反撃中」だと主張。」

「ソレダルはウクライナの町だ」

それは、ロシアの支配下に置かれても変わらない。

欧州の町は、長い歴史の中で繰り返し異なる国家の支配下に置かれてきた。

天地がひっくり返るようなことじゃないのだ。

いや、国家そのものが盛衰を繰り返し、現れては消えていったからな。

ウクライナ東部地域で、ロシアはこの時期、勝ちに来ている。

おそらくは、それも一時的な優勢に過ぎないかも知れない。

(ロシア国防省、ウクライナ東部ソレダルを制圧と発表)
https://www.cnn.co.jp/world/35198607.html

「ロシア国防省は13日、ロシア軍が12日夜にウクライナ東部ソレダルを制圧したと発表」

「この数日、ロシアとウクライナはソレダルの掌握を巡って主張が食い違う状況にある。」

まあ、どっちでもいいんですが。

「ソレダルの軍事上の重要性は小さい。だが、ここを制圧すればロシア軍やワグネルは近隣のバフムートに力を集中できるようになる。ロシアは夏以降、バフムートの制圧を目標にしている。」

いずれにしても、ウクライナの負けが込んで来れば、西側からの支援が滞りかねないからな。

現在は、戦車の提供を受けられるかどうかという重大局面なわけで、そう簡単に負けるわけにはいかないのだ。

現場の兵士にとっては、死活問題だがな。

兵士の命と戦車を天秤にかける(もちろん、戦車の方が重い!)。

なぜ死ななければならないかの答えは、戦車の獲得だ。

戦って戦って、矢折れ力尽きて負けなければ、戦車は手に入らない。

負けそうだからって、さっさと尻尾を巻いて撤退したりすれば、「逃げる手段としての戦車は要らないだろう?」と言われかねないからな(そうなのかあ?)。

やれやれ・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(原油高、打つ手乏しく 大幅増産拒否で―米政権)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400798&g=int

「大統領の中東歴訪は失敗した」

「OPECプラスの増産量は、世界で1日に消費される石油のわずか0.1%で、サウジの対応は実質的に「ゼロ回答」。」

「OPECプラスにはロシアが参加し、原油相場の下落や国家収入の不安定化につながる増産に消極的」

「産油国はロシアの意向などを踏まえて大幅増産を見送る一方、米国に最低限の配慮を示し、形ばかりの増産を決めた」

米国政府は、国内ガソリン価格を低く維持するために、戦略備蓄の放出を続けている(買い入れもしてますけど)。

このところの原油価格は安定している(バレル70ドル台)。

ウクライナ紛争で乱高下したのは、一時的なものだ。

世界は、コップの中の嵐とは異なる次元で動いている。

ソレダルやバフムトがどうなろうと、知ったことではないのだ。

爪楊枝の先でつつくような話ばかり報じていても、何も見えてはこない。

が、人の命のやり取りは、今そこで行われている。

同じ人間として、我々はそれを無視することはできないのだ。

微視的な報道が卓越する時、それは巨視的な動きから目を逸らすための情報操作の可能性があるからな。

用心用心・・・。