🐱寒中の梅2023年01月14日 07:57

寒中の梅
寒中の梅


フィットネスに通う道。

自転車で上がる坂の途中に、いっぽんの梅の木がある。

早春、まだ春の気配どころか、寒さの真っ最中に、白い可憐な花をつける。

梅についていろいろ調べると、奈良時代に渡来したとか、紅梅は後から入ってきたとか、花の色ではなく幹の色で区別するのだとか、さまざまな蘊蓄があるようだ。

香りの成分も、白梅と紅梅では異なるらしい。

紅白の梅ということなら、浮沈子的には何といってもこれだろうな。

(紅白梅図)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E7%99%BD%E6%A2%85%E5%9B%B3

「日本美術で最も著名な作品の1つ」

そこまで言うかあ?。

まあいい。

熱海のMOA美術館にあるらしく、毎年2月頃に公開されているというが、浮沈子は実物は見たことがない。

「現在は白梅と認識されている梅は本来は桃色であったが、有機染料で描いたために褪色してしまっている」

なんと、紅白ではなく、紅「桃」梅図だったわけだ。

まあ、どうでもいいんですが。

昨日、坂をあがりながら立ち止まって目を凝らすと、白梅の癖に、赤いあずき色の硬いつぼみが膨らみかけていた。

浮沈子が棲息する大田区界隈には、梅の名所も多い。

(大田区の梅の有名な名所から穴場まで2023年のおすすめスポット11選)
https://iwalkedblog.com/?p=79008

「①池上梅園
②宝来公園
③南蒲田北野神社
④聖蹟蒲田梅屋敷公園
⑤蒲田八幡神社
⑥蘇峰公園(山王草堂記念館)
⑦大森ふるさとの浜辺公園
⑧平和の森公園
⑨桜梅公園
⑩洗足池公園
⑪南千束東児童公園」

が、浮沈子にとっては、坂の途中の梅の木で十分だ。

乱れ咲くサクラとは異なる、ひっそりと咲く梅の花の佇まいがよろしい。

(「梅一輪一輪ほどの暖かさ」季語&句切れ&表現技法まとめ!句意や観賞も!春?冬?)
https://syukudai.com/umeitirinn-kannsyou/

「松尾芭蕉の弟子である服部嵐雪(はっとりらんせつ)が詠んだ句」

「詞書(俳句のまえがき)に、「寒梅」という季語が出てくるので「冬」に詠まれた俳句」

解説では、冬と春の両意で鑑賞できるとされる(そうなのかあ?)。

浮沈子的には、梅の花が一輪咲いたことの喜びで十分な気がする(坂の梅はまだ咲いてないけど)。

本来、季節に境目はない。

地球上の植物の営みは、その寄生生物である動物の関心をよく引く。

梅の実は食えるが、梅の花は食えないけどな・・・。

🐱変異種:第8波:死者最多2023年01月14日 21:46

変異種:第8波:死者最多
変異種:第8波:死者最多


(<新型コロナ・14日>東京都で1万727人感染、34人死亡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/225278?rct=t_news

「病床使用率は54.8%」

うーん、まだまだ高いな。

「1週間平均の新規感染者数は、14日時点で1万1850.3人で、前の週に比べて84.7%」

東京都の感染者は確実に減少している。

全国でもこの傾向は同じだが、死者数は大変なことになっている。

(新型コロナ 全国の死者数503人 一日の発表としては最多)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230114/k10013949761000.html

「国内で亡くなった人は(中略)503人、累計で6万2264人」

このペースで行くと、累計で7万人を超えるのは時間の問題だろう。

ちなみに、1年前の1月14日の累計死者数は18416人だった。

大部分の死者は高齢者といわれている。

(新型コロナ死者急増の背景は 1か月余で1万人超 累計の6分の1に)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230112a.html

「12月7日から1月3日までのおよそ1か月間に亡くなった人のうち、年代や性別が明らかになっている5825人について年代別にみると、50代以下が161人に対して、60代は296人、70代は996人、80代は2398人、90代以上は1974人と、高齢者が圧倒的に多くなっています。」(60歳以上で97.2パーセント以上、70歳以上でも92.1パーセント以上)

直接の死因が何であれ(老衰とかも含まれるようです)、新型コロナに感染していればカウントされるようだから、過剰になっていることは間違いないが、それでも感染がトリガーになって持病が悪化することもある。

やれやれ・・・。

中国では、推定9億人が感染する中で、新たな死者は3人とか言われているからな(そんなあ!)。

(中国 コロナ感染者累計9億人 人口の6割余 北京大が推計)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230114/k10013949481000.html

「「発熱」や「せき」といった新型コロナの症状に関するインターネット上での検索数などから、感染者数を推計」

(中国、新たなコロナ死者3人 各地の病院で患者の長蛇の列)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-cases-idJPKBN2TC05P

「12月28日、中国疾病予防コントロールセンターは、中国本土での新型コロナウイルスによる新たな死者が27日に3人報告されたと発表」

WHOが怒り心頭に発するのも無理はない(訂正あり:<以下追加>参照)。

まあいい。

死者数の増加は、感染者のピークアウト後も続く。

感染→重症化(または持病の悪化)→死亡。

死者数がピークアウトするまでには、2週間から1か月が掛かる。

高齢者の場合、ゆっくりと病状が進行するから、その間の病床使用率は高止まりだ。

暫くは、この状況が続くだろう。

が、間違いなく、感染のピークは越えた(東京都の陽性率も、39パーセント台だった年末から、1月13日現在で30.9パーセントまで落ちている:数字は今後変わる可能性があります)。

XBB.1.5などの広がり具合によっては、再燃する懸念がないではない。

それはまた、別の話になる。

感染者数の把握に漏れが出るのは仕方ない。

元々、無症候性キャリアの捕捉は不可能だし、新型コロナではそれが半数程度に及んでいる。

濃厚接触者を積極的に検査したとしても、全数を捕捉することはできない。

加えて、昨年秋以降、感染者の報告が簡素化され、事実上、医療機関は全数報告を免除されている。

第8波で捕捉されている感染者が、実態を反映していないことは想定の範囲内だ。

しかし、動態を把握するにはそれでも十分だからな。

東京都は、年齢階層別の感染者数も公表していて、特に65歳以上は別計してグラフ化している。

(報告日別による陽性者数(65歳以上)の推移:データは更新されます)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/positive-number-over65

高齢者については、捕捉方法は大きく変わってはいないから、第6波や第7波との比較が可能だ。

第8波は、両者の中間程度の高齢感染者を記録している(最大2500人弱)。

これと死者数を比べると、面白いことに気付く。

(死亡日別による死亡者数の推移:データは更新されます)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/deaths-by-death-date

累計値を比較しなければ分からないけど、第6波、第7波、第8波の死者数は、ほぼ拮抗している(第8波は、これからまだ増えますが)。

感染者数は、第7波>第8波>第6波だからな。

これを分母として割り返すわけだから、致死率は逆に、第6波>第8波>第7波ということになる。

グラフの見た目からの読み取りだし、第8波は進行中だから簡単に結論を出してしまってはいけないんだろうが、少なくとも第7波との比較では、致死率が高くなってきていると言える。

繰り返すが、高齢感染者の捕捉方法は、第8波でもそれ以前とは変わらない。

また、死者の殆ど(9割以上)は高齢者だ。

新型コロナの致死率は、第8波で上昇に転じたのだ!(そうなのかあ?)。

季節的要因(第8波は、高齢者の死亡が多くなる冬季)、ワクチン接種状況(第8波ではオミクロン対応の追加接種が追い付いていない)などがあるとしても、オミクロン亜系統への置き換わりが、何らかの影響を及ぼしている可能性は否定できないだろう。

当局は、変異種別(亜系統別)の死者数を公表していないからな。

何が致死率増加の要因になっているのかは不明だ。

しかしながら、世間は喉元過ぎれば熱さを忘れる。

浮沈子も、ピークアウトを確認した次の瞬間にはブログ記事を更新する意欲を失った(そういうもんです・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

高病原性の変異種一発で、世界は変わる。

インフルエンザと異なり、変異の頻度とバリエーションは新型コロナウイルスの得意技だ。

ワクチンを回避し、感染性(増殖力含む)を増大させ、モノクローナル抗体による治療まで回避して見せた。

感染力の増加(オミクロンでは、上気道での増殖性の増加)と、病原性の強化(肺炎による呼吸困難)は相反しているようにも見える。

その病態の変化が、べらぼーな感染者の増加と夥しい死者を生んだ。

我が国に於いては、感染者の9割以上はオミクロンによる。

新型コロナといえば、初発の武漢株(我が国では、屋形船とかクルーズ船程度)でも、イタリアで猛威を振るった旧欧州株(第1波から第3波)でも、英国を席巻したアルファ(第4波)でも、東京オリンピックの時のデルタ(第5波)でもない。

新型コロナといえば、オミクロン(第6波以降)のことだ。

今後のことは分からない。

新型インフルエンザの時のように、季節性の感染症として落ち着いていくかどうかは分からないのだ。

やはり、一番厄介なのは、ワクチンに対する耐性(回避性)を獲得していく変異だろうな。

ワクチンだけではなく、自然感染で獲得した免疫に対しても回避能力を持つとされている。

コロナウイルスに特異な性質なのかもしれない。

それでも、感染を繰り返す中で、免疫系が賦活されて、その他の旧型コロナと同じような状況に持ち込めれば上等だが、それに至るまでにどれ程の人身御供を捧げなければならないかは分からない。

浮沈子は、当局が既にワクチンによる免疫の賦活を諦め、自然感染に委ねることにしたのではないかと疑っている。

事実、新たなワクチン接種の案内は来ない。

欧州や米国では、季節性の感染症の「振り」をして、秋に年1回のワクチン接種を行うシナリオを描いている(欧州では、昨年春頃から言われています)。

高齢者を初めとする免疫弱者に対しては別のスキームを考えているらしいが、その中身については明確にはされていない。

若年者でも8か月程度しか持たないと言われる重症化予防効果が、高齢者などでどれ程の期間有効なのかも明示されていないしな。

浮沈子が5回目の接種を終えてから、約3か月が経過した(来週21日ですが)。

感染予防効果はとっくの昔に露と消え、発症予防効果もすでに怪しい。

賦活されているハズの、細胞性免疫による重症化予防効果がいつまで持つかは分からない。

いや、そんなもんは気休めに過ぎないのかも知れない。

この春から高齢者の仲間入りする身では、何があっても驚かない。

ワクチンをうてと言われれば、文句も言わずに黙ってうつ(副反応がキツイとか、さんざ言ってなかったっけえ?)。

最速の6回目接種の案内が来れば、パソコンのキーを叩き続けて予約を取る。

予約なしで受けられるなら、自転車をこぎまくって接種会場に駆けつける(帰りの自転車は、ゆっくり漕ぎますが・・・)。

まあいい。

第8波が過ぎ去り、中国発の巨大な感染者の波が、もう一度地球を丸呑みして通り過ぎて行ったあと、新型コロナがどういう展開になるのかは、誰にも見えていない。

最速の6回目接種はあるのか(有償?or無償?)。

次の第9波は、いつ来るのか(ちっとばっか、気が早くね?)。

一寸先は闇の新型コロナ。

買ったばっかの水中ライトで照らしても、なーんも見えないだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(中国 新型コロナによる死者 約6万人と発表 先月8日~今月12日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230114/k10013949861000.html

「先月8日から12日までに新型コロナに感染して死亡した人が6万人近くになったと発表しました。これまで同じ期間の死者数は38人と発表していて大幅に増えた形です。」

38人よりはもっともらしいが、約6万人だって怪しい・・・。

「新型コロナウイルスに感染して医療機関で死亡した人が先月8日から12日までに5万9938人になったと発表」

後で何か言われても、「自宅で死亡した人は含まれない」と言い逃れできるような仕掛けにはしてあるからな。

まあいい。

「発表では呼吸不全で死亡した人が5503人で、合併症で死亡した人が5万4435人で、死亡した人の9割が65歳以上だとしています。」

中国当局には申し訳ないが、浮沈子的には作られた数字な気がするな。

「中国政府の発表についてはWHO=世界保健機関などが実態を反映していないと批判していました」

地方政府や医療機関ごとの内訳、年齢階層別や合併症の詳細など、疫学的な分析に耐えるデータを示す必要がある。

また、ゲノム解析など、新たな変異種の出現を監視することも重要だ。

中央政府も、そこは分かっているに違いない。

ついこの間まで使われていたオミクロン非対応の型落ちワクチンは、3年前に中国が開示したゲノム情報をベースに作成されていたわけだしな(浮沈子は4回もお世話になってます)。

政治的にはいろいろあるのかも知れないけど、それはそれとして、必要なデータの公開に、引き続き務めてもらいたいもんだ・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(新型コロナ死者急増の背景は 1か月余で1万人超 累計の6分の1に)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230112a.html

「流行しているウイルスは第7波と変わらず、致死率などの病原性には今のところ大きな変化はないと見られるが単純に感染者数が増えている。感染者の報告数はまだ2022年夏の第7波のピークには届いていないが、2022年に比べて全数把握がしっかりとは行われなくなり、実際には第7波を超えるような感染が起きている状況が見えなくなっている。」

浮沈子的には、この認識には問題があると見ている。

ウイルスの置き換わりは確実に進んでいるし、それが致死率に影響を与えていないと仮定するのはギャンブルだ。

全数把握が行われていない点は、ブログ本文でも触れたが、約半数の無症候性キャリアが捕捉されていない状況は以前と変わらない。

集計方法が変わったことによる影響は、浮沈子的には軽微だと考えている(誤差数パーセント程度)。

致死率は、そもそも感染者の免疫状況にも左右される。

人類がかつて遭遇したことのない変異種に対する免疫が、そう簡単に獲得できると考える方が不自然だろう。

2週間に一度の割合で、律儀に変異を繰り返したり、免疫不全者に長期に感染している間に異なる変異種に二重感染して、遺伝子に組み替えが生じるXタイプの変異種になることもある。

低下した免疫と、変異種との相互作用で、トータルで致死率が上がるということはあり得る話だ。

我が国で置き換えが進んでいるBA.5の亜系統(BQ.1など)が、経時的減弱で衰えた免疫機構を凌駕して悪さをしている可能性もある。

ないというなら、そのエビデンスを示すべきだろう。

感染者と死者との比率で計量される致死率が、変異種の置き換わりの中で変わらないと仮定する方が危険だ。

見かけ上、明らかに上昇しているのなら、まずは、そう仮定して検証に臨むのが筋というものだ。

全数把握の誤差については、その集計方法の変更の影響が少ない高齢者のデータを使って影響を見てみた(東京都65歳以上)。

第7波との比較では、明らかに致死性が上昇している。

BA.5が殆どだった第7波より高いということは、その亜系統の致死率はそれよりも高いということになる。

今後、感染者数がピークアウトして減っていく中で、さらに死者数が増加し続けるということなら、亜系統の致死率の上昇は際立ってくるに違いない。

ああ、もちろん、タイムラグ(遅行指標)の問題はあるけどな。

「感染者数自体を減らさなければ死亡者数を減らすことはできない。」

唯一、まともな対策と思われるが、その具体的な手法はお粗末極まる。

「オミクロン株対応ワクチンの接種率は全体で3割あまり、高齢者でも6割ほどとまだ十分な水準ではないのでぜひ接種をしてもらいたい」

既に過半数に達しているだろう亜系統は、そのワクチンの効果をかいくぐることによって置き換えを進めている。

ワクチン接種は、下手をすると、置き換えを加速しかねない選択圧を与えることになる。

やれやれ・・・。

高齢者施設でのクラスター問題は万国共通だ。

スウェーデンでも、初期のウィズコロナ政策の中で、同じ問題が噴出した。

この問題に根本的な解決を与えることは難しい。

流行が繰り返される度に、一定のクラスターが発生して、淘汰が行われる。

やりきれない話だが、それが現実だ。

浮沈子の両親は、コロナ禍以前に他界しているけど、存命で高齢者施設に入所していれば、ずいぶんと気を揉む羽目になったことだろう。

やがては、自らもその立場になるかも知れない。

高齢者施設入所者が、出歩いて巷にウイルスをばら撒く気遣いはない。

そこで罹患し、そこで静かに死んでいく。

厳しい面会制限の中、ウイルスの持ち込みや施設内での拡散に寄与しているのはスタッフに決まっている。

しかし、そのスタッフにしても、日常生活の中で、どこで感染したのかを特定することはできない。

インフルエンザの数倍の感染力(実効再生産数)をもつ新型コロナ。

浮沈子は、半ば冗談めかして「新型コロナで死ぬ奴は死んでよし!」と書いているけど、そして、その言葉は浮沈子がこの耳で実際に聞いた言葉だけど、ある意味で正論であり、ことの本質を突いている。

社会の在り方を歪めて免疫弱者を生き長らえさせるのが正しいのか。

少数の難病罹患者ならともかく、人口の多くの割合を占める高齢者ともなれば、そう簡単なことではない。

「かなり高齢の方が感染した場合、本人や家族の希望で人工呼吸器などを使った治療を行わずにみとる形で亡くなる方も一部ではいるようだ」

決して少ない割合ではないだろう。

感染症は、社会を映す鏡だ。

我々の心情、世代を支える力、やがて訪れる老いに対する覚悟、自らの最期をそこに重ねて見る勇気・・・。

問われているのは自分自身だ。

ワクチンさえできれば、この感染症は克服されると思っていた。

mRNAワクチンの製造工程から考えて、たとえ変異が繰り返されても、新たなワクチンが開発されて、平穏な日々が続くと思われていた。

少なくとも、本日現在、そういう状況にはなっていない。

治療薬についても、同じ様な状況が続いている。

これは、運命なのか。

21世紀の人類が受け入れなければならない踏み絵。

踏んでしまっても、楽になれるとは限らんけどな・・・。