🐱スターシップ:デポ:プロトタイプ2023年02月15日 09:20

スターシップ:デポ:プロトタイプ


(SpaceXが裸のStarshipプロトタイプをテストサイトに転がす)
https://www.teslarati.com/spacex-rolls-naked-starship-prototype-to-test-site/

「デポ、ムーンランダー、それとも何か?:
・・・
弾丸のようなデポ船は 26 番艦を最も連想させます。しかし、26 番艦が「長期間 [推進剤貯蔵] の [最適化された] 外部光学特性」を持っているという証拠はありません。」

「ドッキングや推進剤の移送に必要と思われるハードウェアも欠けており、過去の船と同じサイズの推進剤タンクがあります。軌道上で数日または数週間生き残るには、存在しない何らかの電源 (通常はソーラー アレイ) が必要です。」

エリックラルフは、シップ26がデポである可能性を否定しているけど、浮沈子的にはそれが最も可能性が高いと見ている。

「奇妙なことに、滑らかなスターシップだけではありません。27 号艦はほぼ同じで、遮熱板やフラップはありません。ただし、Ship 27 には Starship で最初の有効なペイロード ベイがあり、SpaceX が使用したい他のテストに加えて、フルサイズの Starlink V2 衛星を展開するために使用できるという証拠があります。」

「Ship 26 と Ship 27 の最も風変わりな (そして最もありそうもない) 説明は、このペアが SpaceX の最初の Starship ドッキングと推進剤転送テストをサポートすることを意図しているということです。2022 年 10 月、NASA の担当者は、SpaceX の 2 回目のスターシップ テスト飛行は「スターシップからスターシップへの推進剤の移動」になることを示しました。」

シップ27が、推進剤の移送試験に使われるというのは、まあ、いささかギャンブルな予想ではある。

「26 番船と 27 番船は謎のままです。」

S社は、これまでも構造モデル(実際には飛ばさないけど、設計や製造、陸上で行える各種試験のための機体)を数多く作成してはスクラップにしているからな。

安いステンレス板を継ぎ接ぎして作ることが出来るスターシップは、将来的には1000機の艦隊を運用することが想定されている(べらぼーめ・・・)。

それらを踏まえると、2機とも、単なる構造モデルである可能性がある(ラプター付けないし)。

それでも、ひょっとしたら、S24、S25に続いて、空に上がるかも知れない(スーパーヘビーブースター(B7、B9)が使い捨てだから、どーやってえ?)。

B9は、回収を試みるかもしれないが、再使用には早過ぎるだろう(未確認)。

製造は、B10までは確認されているようだ。

ボカチカのスターベースでは、年間5回までの打ち上げが認められている(とりあえずね)。

今年は、心配する必要はないけれど(初回打ち上げが年内に出来れば上出来!)、来年以降は、打ち上げ回数がつっかえてしまうことになりかねない(打ち上げたくてもムリポ)。

ラプターエンジンの仕上がり具合次第だが、何か根本的な問題を抱えているのかも知れない(未確認)。

少なくとも、スタティックファイアーテストでスタックする事態は避けたいところだ(そこは、100発100中でいきたい:33発33中でもいいけど)。

そもそも、自動停止すると離床できないようだからな。

まあいい。

S26とS27は、構造モデルの可能性もあるが、それぞれ作ってみたということは、その用途が実際にあるということの現れでもある。

特に、S27は、スターリンクV2(フルスペック版)の打ち上げ用という位置付けなわけだから、それに耐熱タイルやフラップが付いていないということは重要な意味を持つ。

そう、使い捨てで飛ばすことを考えているということなわけだ(そうなのかあ?)。

帰還用の燃料、耐熱タイル、フラップ、ひょっとしたら大気圏用のエンジン3基も取っ払って、ペイロード最大で飛ばすわけだ。

完全再使用の看板は、とりあえず引っ込めてな(そんなあ!)。

裏切り、断念、先送り、ちゃぶ台返し、何でもいいけど・・・。

ペイロード最大化を目論むスターリンクの打ち上げで再使用テストをしないなら、それはどうやって仕上げていくのか。

顧客相手の打ち上げと、せいぜいタンカー仕様で試すことになる。

タンカーは、当初はアルテミスでしか使わないからな。

それ程高い頻度で飛ばすことはないだろう。

それでも、デポを腹一杯に充填するには、仮にタンクの高さが50m(実際にはもっとかも)として、9mの直径では3,180立法メートルというとてつもない容量になり、タンカー運用1回で100立方メートル充填できたとしても、32回の運用が必要になる(液化メタンや液酸の比重は未調査)。

HLSは、そんなには要らない(スターシップの最大推進剤投債量は1200トンと言われている:参考:ちなみに、スーパーヘビーブースターと合わせた総推進剤重量は、約4600トン)。

まあ、どうでもいいんですが。

スターリンクV2を、2段目使い捨てにして、最大搭載量で展開する合理性はある。

大気圏再突入やベリーフロップでのネコ着地(パワードランディング)の開発は、顧客とタンカーで行うわけだ。

ファルコン9の1段目と同じだな。

もちろん、250トンのペイロードを低軌道に運べる使い捨て用途が他に出てくれば別だ(太陽発電所とか)。

浮沈子は、真空ラプターだけで2段目を運用できると思っていたが、真ん中の3基しかジンバルがないわけで、何らかのステアリング機能を与えなければならないようだ。

どうやって、使い捨てを運用するのかは知らない(使い捨てでも、6基ともいるのかも:未確認)。

しつこいようだが、どれもこれも、スーパーヘビーブースターの33基同時完全点火試験が終わった後の話だ。

それにパスしなければ、スターシップシステムは絵に描いた餅に終わる。

HLSも飛ばず、アルテミスは月面着陸が行えず、中国の有人月面着陸を、月軌道ステーション(ゲートウェイ)から、指を咥えて眺めることになる。

火星移民も、月面基地も、大陸間弾道旅客機も、米軍のスーパー兵站構想も、全ては消えてなくなる。

スターリンクは、赤字のまま、事業閉鎖に追い込まれるかもしれず、打ち上げロケットを買い占めたジェフベゾスの高笑いだけが響くことになる(そうなのかあ?)。

まあいい。

急ぐことはない。

デポだろうが、タンカーだろうが、使い捨てスターリンク用スターシップだろうが、スーパーヘビーブースターが飛ばなければクソの役にも立たないだけだ。

じっくりと仕上げて、年内に飛べれば上等だろう。

浮沈子は、それが来年になったとしても、全く驚かないけどな。

スクラッチから開発した超巨大ロケットが、そう簡単に飛べるわけはないのだ。

まして、完全再使用を目指しているわけだしな(たぶんね・・・)。

確認しておこう。

S26は、デポのプロトタイプ(構造モデル含む)である可能性が高い。

また、S27は、使い捨てを想定したスターリンクV2専用機のプロトタイプかも知れない。

それらを実際に飛ばして、軌道上給油試験を行う可能性もゼロではない。

スーパーヘビーブースターの全基点火試験が失敗に終わって、暫く間が開くわけだ(たぶん)。

全ては、そこから始まる。

今は、長い長い夜明け前だ。

よく言うじゃないの、夜明け前が一番暗いって・・・。