🐱ISS:プログレス離脱の怪2023年02月19日 02:17

ISS:プログレス離脱の怪
ISS:プログレス離脱の怪


(プログレス MS-21 貨物宇宙船の状況について)
https://t.me/roscosmos_gk/8492

「国際宇宙ステーションのポイスク モジュールから切り離された後、プログレス MS-21 貨物宇宙船の外面が調査されました。視覚的な損傷は見られませんでした。」

浮沈子に断りもなく(まあ、トーゼンですが)、いつの間にかプログレス MS-21はISSから切り離され、近辺を漂っていたようだ。

しかも、テレグラムが報じる限り、「視覚的な損傷」はみられないという。

(進行中の再補給がステーションからドッキングを解除し、貨物ミッションを終了します)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/17/progress-resupply-undocks-from-station-ends-cargo-mission/

「無人のロスコスモス プログレス 82 貨物宇宙船は、2 月 17 日金曜日の東部標準時午後 9 時 26 分に、国際宇宙ステーションのポイスク モジュールから切り離されました。」

「ステーションのロスコスモス セグメントからコマンドを送信し、2 月 11 日に冷却ループの漏れが発生した一般的なエリアの追加の目視検査のために、プログレスを回転させました。」

NASAブログでは、「視覚的な損傷」への言及はない。

このあと、通常なら軌道離脱で大気圏再突入なんだが、それは延期されたという。

ポイスクの反対側にあるプリカル(プリチャル?)に再度ドッキングして、徹底調査をするかどうか検討したんだという。

結果は、そうしないで、予定通り軌道離脱させることにしたという。

やれやれ・・・。

浮沈子が睨んだ通り、冷却剤漏れというのは真っ赤な嘘で、プログレス本体からの空気漏れによる危機的な減圧があったに違いない(そうなのかあ?)。

(プログレス MS-21 宇宙船は 2 月 19 日に軌道から離脱します。RSC)
https://t.me/roscosmos_gk/8493

「本日モスクワ時間7:03に予定されていた船の軌道離脱は、受け取った情報を分析するために延期されました。」(2 月 18 日 19:42投稿の記事)

「プログレス MS-21 が国際宇宙ステーションから切り離された後、熱制御システムの減圧の原因を特定するために、その外面の調査が行われました。」

「軌道離脱への減速のためのプログレス MS-21 エンジンの組み込みは、2 月 19 日 06:15 モスクワ時間に予定されています。その結果、船は大気圏に突入して崩壊します。」

「Roscosmos企業の専門家の予測によると、その構造の未燃要素の落下は、南太​​平洋の航行不可能な地域でモスクワ時間06:57に予想されます。」

時系列的には、「減圧」→冷却剤漏出→カナダアーム2による調査→いきなり(!)離脱→プログレスを回転させて目視検査→ISSから離れたところに移動→軌道離脱保留→軌道離脱決定なわけだ。

今後はどうなるのか?。

大気圏再突入→証拠隠滅(!?)→燃え残りは南太平洋の藻屑というところまでは決まっている。

おっと、まだ出てるぞ・・・。

(ソユーズ MS-23 宇宙船の打ち上げ前の主任設計者評議会について)
https://t.me/roscosmos_gk/8494

「主任設計者評議会は、国家委員会がソユーズ MS-23 宇宙船をバイコヌールから2 月 24 日午前 3 時 34 分にモスクワ時間にソユーズ 2.1a ロケットで打ち上げることを提案しました。」

(無人のソユーズ MS-23 は、ロケットとの一般的な組み立ての準備ができています。)
https://t.me/roscosmos_gk/8495

「今日、バイコヌールで、ソユーズ MS-23 を搭載した宇宙弾頭が宇宙基地の 31 番目のサイトに輸送されました。」

3月に延期と言われていたソユーズ MS-23の打ち上げは、数日の延期で行われることになった。

まあいい。

この間、実際の話がどうなったのかは分からない。

NASAブログは、今後の具体な話には触れていないしな。

(進行中の補給補給宇宙船Deorbitに関する最新情報)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/18/update-on-progress-resupply-vehicle-deorbit/

「2 月 17 日金曜日の東部標準時間午後 9 時 26 分に国際宇宙ステーションから無人の Roscosmos Progress 82 貨物宇宙船がドッキング解除された後、モスクワのミッション コントロールのフライト コントローラは、予定されていた午後 11 時 2 分に予定されていた軌道離脱燃焼をキャンセルしました。」

「プログレス 82 は現在、安定した構成であり、地上のチームが今後の計画について話し合う間、国際宇宙ステーションから十分に離れた安全な軌道上にあります。」

やれやれ・・・。

クサい物には蓋をして、さっさと燃やしてしまうのが一番ということか。

真実は宇宙の闇に消え去り、24日に打ち上げられたソユーズMS-23がピアースにドッキングすれば、ISSの平穏な日常が戻って来るわけだ。

おっと、まだソユーズMSー22がドッキングしたままだったな。

各搭乗員向けに誂えて作られた座席を移動させた後に、こっちも離脱させて、ようやく一段落ということになる。

まあ、どうでもいいんですが。

今回のプログレスの冷却剤漏れに対する一連の対応には不自然な点が多く、浮沈子的には納得いかない。

アンドックされたプログレスを目視して、異常がないというのはどういうことなのか。

冷却剤は、本当は漏れていなかったのではないか。

NASAが、ブログの中でハッチが解放されていると書いていたのは本当なのか(ロスコスモスは、イベントが発生した当初、ハッチが閉まっていると2回も投稿している)。

では、なぜ、原因の説明が困難と思われる外部冷却回路の「減圧」ということにしたのか。

原因究明のために3月まで延期とされていた救命艇の打ち上げが、原因究明が中途半端なまま、早まったのはなぜなのか。

プリカルに再度ドッキングさせるオプションがキャンセルされたのはなぜか。

NASAは、この事象の解明にどの程度関与しているのか。

コロコロ変わるロシア側の対応に、ただただ翻弄されているだけではないのか。

物理の神様は公平だ。

米国モジュールであれ、ロシアモジュールであれ、微小隕石は容赦なく襲い掛かる(ロシアンルーレットとは言うけれどな)。

経年劣化であれ、製造上のミスであれ、空気漏れによる「減圧」は、ロシアモジュールの恒例だ(そんなあ!)。

浮沈子の妄想の通り、本当はプログレス本体からの、何らかの原因による空気漏れで減圧が生じたのではないのかあ?。

それも、わざわざ冷却剤漏れというウソで塗り固めなければならない程の、由々しき事情が背後にあるわけだ(そうなのかあ?)。

それこそ、製造上の理由で生じた構造的な空気漏れかも知れない(或いは操作上のミスとか)。

一刻も早く切り離してしまうのが正解で、事実、ロシアの対応は当初予定通りのスケジュールで行われた。

カナダアーム2や、離脱後の回転による調査、プリカルに再結合させるという検討は、真の原因を糊塗するカモフラージュに過ぎない。

大気圏再突入によって、全ては闇に葬られる・・・。

(ロシアの貨物船が冷却液漏れで宇宙ステーションを出発)
https://spaceflightnow.com/2023/02/17/progress-ms-21-undock/

「プログレス MS-21 貨物船は、東部標準時間金曜日の午後 9 時 26 分 (0226 GMT 土曜日) に、宇宙ステーションのロシア セグメントにある宇宙に面したポイスク モジュールから切り離され、数か月間設定された出発日を維持しました。」

「 両方の車両の冷却剤は、宇宙船内部の電子機器によって生成された熱を放散し、コンピューター、貨物、および内部の人々の快適な動作温度を維持するために使用されます。」

本当に冷却材が全て漏れているなら、それによって冷却されるハズの制御装置などの健全性をテストしてからでなければ、ヤバくてアンドッキングさせられるはずはないのだ。

何の躊躇いもなく離脱させたのは、そもそも、冷却剤なんて漏れていないことが分かっているからに相違ない。

もちろん、ソユーズとプログレスは共通の設計基盤を有する。

冷却材を失ったことによる機器の損傷の可能性については、ソユーズで検証済みということなのかもしれないが、個別にチェックする必要がないとは限らんからな。

熱制御の失敗によって、噴射システムが暴走すれば、プログレスがISSに突入してこないとも限らんからな(噴射システムの暴走も、ナウカで実証済みだしな:操作ミスと思われる)。

やはり、何かおかしい・・・。

「カナダアーム2を使用して今週初めに検査が完了し、疑わしい領域の画像が収集され、チームはその画像を評価しています。」

「プログレス宇宙船が宇宙ステーションから離れると、ロシアの宇宙飛行士は補給船にコマンドを送り、その向きを約 180 度回転させて、冷却剤の漏れが発生した領域の追加の目視検査を可能にしました。」

「プログレス貨物船の画像を予備的に調べたところ、目に見える損傷は見られなかった」

厳密に言えば、まだ調査中なわけで、その結論が出る前の離脱というのは納得いかない。

「貨物輸送機は、宇宙ステーションから安全な距離を移動し、東部標準時午後 11 時 3 分 (0403 GMT) にエンジンを始動して軌道から離脱し、太平洋上で大気圏に再突入する準備を整えることになっていました。」

「しかし、Roscosmos は Telegram チャンネルで、軌道からの離脱燃焼は延期され、宇宙機関の管理者は土曜日に、破壊的な再突入を進めるか、それともプログレス探査機を国際宇宙ステーションに戻して冷却システムの故障をさらに調査するかを決定すると述べた。」

土壇場に来て、事情を知らない現場の担当部門から、クレームでもついたんじゃないのかあ?。

「2つのオプションが検討されています。船の熱制御システムの減圧または軌道離脱の原因をさらに明確にするために、ロシアのノードモジュール「Prichal」にドッキングすることです」

それとも、やはり、単なる芝居に過ぎないのか。

まあ、どうでもいいんですが。

「損傷したソユーズ MS-22 宇宙船は、今月末または 3 月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる新しいソユーズ乗組員フェリー船に取り替えられる予定です。」

スティーブンクラークは慎重だな。

打上げ日程は、まだ、24日と確定したわけじゃないからな。

「ソユーズ MS-23 宇宙船の打ち上げは 2 月 19 日日曜日から延期され、ロシアの技術者がプログレスの冷却材漏れの原因を評価するためにより多くの時間を与えられました。」

ふん、偽装工作に磨きをかけたところで、浮沈子は騙されないぞ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(Uncrewed Progress 宇宙船 Deorbit 燃焼時間セット)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/18/uncrewed-progress-spacecraft-deorbit-burn-time-set/

「土曜日の早朝、Roscosmos のマネージャーは、2 月 18 日土曜日にプログレスの軌道から離脱することを決定しました。進行状況は安定した構成で維持され、国際宇宙ステーションから十分離れた安全な軌道に乗っています。」

新しい情報は何もない。

NASAは、ロシアの(偽?)情報を追認しているだけだ。

君子、危うきに近寄らずというところか。

その割には、プログレスのハッチが開いているとか言ってたしな。

まあいい。

切り離してしまえば、プログレスがエア漏れを起こしていたとしても、何の問題もない。

「2 月 17 日、無人の Roscosmos Progress 82 貨物宇宙船は、東部標準時の午後 9 時 26 分に国際宇宙ステーションのポイスク モジュールから問題なくドッキング解除されました。」

問題なんて、起こるわけはないのだ。

冷却材漏れなんて、そもそもなかったわけだからな(そうなのかあ?)。

「宇宙ステーションの外部カメラを使用して、追加の目視検査のためにプログレスを回転させました。」

「ロスコスモスがプログレス ラジエーターから収集されたドッキング解除後の画像を分析している間、モスクワのミッション コントロールのフライト コントローラーは金曜日に予定されていた軌道離脱燃焼をキャンセルしました。」

漏れたフリするのも、いい加減にしてくれ!。

「ごみを積んだプログレスは、ステーションで 4 か月過ごした後、太平洋上で軌道から離脱します。」

浮沈子が懸念するのは、もちろん短期的には現在のISS搭乗員の安全だが、中長期的にはNASAがその対応を追認している点だな。

共依存に陥っているのではないのか。

(共依存(きょういぞん))
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-058.html

「依存症者に必要とされることに存在価値を見いだし、ともに依存を維持している周囲の人間の在り様。」

「共依存者は被害者であるとともに共犯者でもあり、相手(依存症者)に必要とされることで自分の存在価値を見いだすためにそのような相手が必要であるという、自己喪失の病気であるといえます。」

まあいい。

妄想癖がある浮沈子は、今回の件をそういう目で見ている。

そうでないというなら、漏れ出た冷却剤の穴の写真でも公開すればいいのだ(どーせ、偽造に違いないけど・・・)。

証拠は大気圏で燃え尽き、完全犯罪は滞りなく行われる(犯罪なのかあ?)。

それでも、ロシア側の内部告発が行われる可能性はないとは言えない。

救命艇でもあるソユーズMSー23のドッキングに支障がないプリカルに再度ドッキングさせて、原因の徹底究明を図るべきだという話は、ブラフかもしれないけど、本当なら健全な発想だ。

内外を含めて、やはりおかしいと感じている人は多いのではないか。

が、まあ、実際に不都合な真実が暴かれる可能性は低いだろう。

下手をすれば、ウクライナの最前線に送られちまうかもしれないからな。

良くて、シベリアというところか・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(Uncreed Progress 宇宙船 Deorbit Burn Complete:←なんて手抜き(しかもスペリング間違っちまってる)自動翻訳のまま)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2023/02/18/uncrewed-progress-spacecraft-deorbit-burn-complete/

「無人のプログレス 82 貨物宇宙船は、国際宇宙ステーションで 4 か月を過ごした後、2 月 18 日土曜日午後 10 時 15 分、太平洋上で軌道離脱燃焼を行いました。」

これで悪事(悪事なのかあ?)の証拠は消えた・・・。

カナダアーム2とアンドックしてから回転させて撮影した(たぶん)映像の他は、何の証拠も残っていない。

(プログレス MS-21 貨物船が宇宙飛行を完了)
https://t.me/roscosmos_gk/8500

「今日、プログレス MS-21 は軌道から外れ、大気圏に突入し、崩壊しました。その構造の燃えていない要素は、南太平洋の航行不能地域に落ちました。」

テレグラムには既にソユーズMS-23打上げの準備をしているソユーズロケットの写真が上がっている。

(転送元 私は行こうと言った!)
https://t.me/roscosmos_gk/8502

「草原、早朝... 組立試験棟の門が開き、そこから巨大なロケットが出発し、レールに沿って出発します。」

「ちなみにロケットを見送る風習はソ連時代に始まった。チーフ デザイナーのセルゲイ コロリョフは、R-7 ロケットの組み立て工場から発射台までずっと同行しました。また、打ち上げが有人である場合、出口には出発する乗組員の倍数がいる必要があります。」

今回の打ち上げは無人だからな。

大勢が見送ることはなかったかもしれない(未確認)。

ちなみに、R-7ロケットはICBMとして開発された。

核弾頭を積んで打ち上げられる時も、コロリョフは同行したのかな・・・。

🐱スターシップ:刈り入れの時2023年02月19日 11:11

スターシップ:刈り入れの時


(SpaceXはスターシップのテスト飛行を優先し、フローティング発射台の計画を一時停止します)
https://www.teslarati.com/spacex-halts-starship-offshore-launch-pad-development/

「火星、月、および地球を周回する極超音速旅行用の超重量クラスのフローティング スペースポートを構築している」

「ある時点で、火星の衛星にちなんでダイモスとフォボスと名付けられたこれらの石油リグは、スペースXが所有していました。」

なんだ、売却しちゃったのか・・・。

「フローティング スターシップ打ち上げプラットフォームの計画を一時的に放棄した」

やれやれ・・・。

浮沈子は、頼りないドローン船の代わりに、このプラットホームを大西洋上に配置すると思ってたんだがな。

「Gwynne Shotwell 氏は、SpaceX が、次世代ロケットでの飛行経験の獲得に完全に集中できるようにするため」

「「海上ベースの [打ち上げ] プラットフォーム」が将来的に重要な資産になると確信している」

これが、単なるリップサービスでないことは、エリックラルフも指摘している。

「フローティング プラットフォームに対する Shotwell の継続的な関心は驚くべきことではありません。これは、SpaceX が米国の規制当局と共存しながら、航空会社のような Starship 運用を現実的に実現できる唯一の方法である可能性があるからです。」

轟音と噴煙と共に、スターシップの離発着が毎日数十回繰り返されるわけで、海上プラットホームでもなければ、現実的な運用は不可能だろう。

それが一時的とはいえ放棄されたというのは、由々しき事態ではないのかあ?。

「新しいインフラストラクチャに大きな投資を行う前に、スターシップの軌道打ち上げを行い、データを収集したいというShotwellの明らかな願望は、ペースの歓迎すべき変化です」

刈り入れ時というわけだ。

今、広大な土地に新たな種を蒔くのではなく、まずは、今年蒔いた種を育て、とりあえず今年の収穫を得ようということだな。

新しい土地には、今年の収穫の一部をとっておいて、来年、新しい種を蒔けばいい。

それは、たぶん、常識的で正しい方法に違いない。

もう、墜落激突爆発炎上木っ端微塵は見られず、発射台を壊さないのが成功という基準で物事が進むようになる。

今までのように、石橋を叩いて壊してきた、驚異的革新的ペースではない。

それは、いい傾向だとエリックラルフは評価している。

石橋は、叩いて渡るもんだと(壊してどーする!?)。

育つかどうかも分からない種を、やみくもに蒔くのがいいのか、育ち具合を見ながら、適切な土地に、毎年少しずつ増やしながら蒔くのがいいのか。

世界のロケット打ち上げ会社(航空会社もかあ?)は、ホッと胸をなでおろしているかもしれない。

これで一息つくことが出来る・・・。

もちろん、全てはスーパーヘビーのラプター2が、全基同時点火に成功した暁の話だ。

H3が上がらなかったように、初物にはいろいろあるからな。

発射台を壊さないことが成功という話は、今に始まった台詞じゃない。

浮沈子の記憶が確かならば、ファルコンヘビーの時にも、似たような話はあった気がする(未確認)。

冗談ではなく、打ち上げロケットが強大なエネルギーを放出して離床する際には、何が起こってもおかしくないのだ。

ともあれ、スターシップは打ち上げに向けた開発が進んでいる。

浮沈子的には、早ければ年内の試験飛行が行われるとみているが、ラプター2エンジンの仕上がり次第だ。

洋上プラットホームは、大陸間弾道旅客機構想には欠かせないが、有人バージョンが登場するのは2030年代の話だ(テキトーです)。

石油掘削リグが適当なのかも分からない。

世界中にそのインフラを展開するには、いささか気が早かったというのは事実だ。

「最終的に、プロジェクトは誤ったスタートになった可能性があります。」

S社にとって、「誤り」などというのは、「失敗」と同様、日常の一部に過ぎない。

それらを管理し、適切な時期に撤退できるかどうかが重要だ。

これまでも、いくつもの撤退を重ねてきたしな。

ファルコン1、ファルコン9の2段目の回収(エアロシェルによる減速を含む)、フェアリングの空中回収、ドラゴン2(クルードラゴン、カーゴドラゴン)のパワードランディング、クルードラゴンの7人乗りの座席、ファルコンヘビーの推進剤クロスフィード(計画されたかどうかは不明)、エトセエトセ・・・。

これらの撤退は、その後に新たな展開をもたらしたものもある。

ファルコン1は、ファルコン9に発展したし、2段目の回収はスターシップの開発に結び付いている。

トリッキーなフェアリングの空中回収は、着水後に確実に行われるようになったし、クルードラゴンのパワードランディングは打ち上げ時の緊急アボートシステムとして生き残っている。

撤退して、完全に諦めるのではなく、新たな道筋を追求し続けることも重要だ。

クルードラゴンの7人乗り座席にしても、今回のソユーズMS-22の冷却材漏れをきっかけとして、ISSにおける緊急避難方法の一つとして再検討されるかもしれない(未確認)。

事業におけるネガを、如何に管理するのか。

それが問題だな。

ロケット開発のようなハイリスクの分野では、それが成否を分ける。

もちろん、一方では、旺盛な開発意欲がなければ、事業そのものが存続できなくなるしな(誰かさんの開発意欲は有り余ってるようだし)。

その兼ね合いが難しいのかも知れない。

スターシップは、グウィンショットウェルに委ねられ、収穫の時を迎えている。

ドリルの先端のような、墜落激突爆発炎上木っ端微塵を繰り返しながら、ひたすら突き進む開発フェーズは終わった(そうなのかあ?)。

ファルコン9だって、スターリンクの打ち上げに見るように、未だに運用面を含めた改善が続いている。

S社の成功は、絶え間ないR&Dの継続にある。

その裏では、同様に、いや、それ以上に失敗と撤退の繰り返しが続いている。

成功体験に胡坐をかくことなく、チャレンジを続け、それに伴う失敗を許容し、マネージメントし続ける。

浮沈子的には、ダイモスとフォボスの売却と洋上プラットホームからの一時的な撤退は残念だけど、それもまた、挑戦し続ける姿勢の表れと前向きに捉えたいところだ。

「1日に数百回ではないにしても、1日に数十回の打ち上げを可能にすることを期待して、Starshipを可能な限り航空機の運用に近づけるように設計した」

軌道打ち上げロケットが、航空機並みの運用になるかどうかは分からない。

スーパーヘビーの点火テストを見る限り、あんなもんが1日数十回も打ち上げられたとすれば、環境問題についても考慮していかなければならないだろう。

メタンは、そのまま放出されるよりは、燃やしちまった方が温暖化防止には貢献するらしいけどな。

まあ、どうでもいんですが。

ショットウェルは、大陸間弾道旅客機を想定しているのかも知れない。

宇宙へのアクセスというより、地上における旅客輸送の革命だ。

それが実現するのは、おそらく2040年代かそれ以降になる(浮沈子的には、有人運用が2030年代半ばと見ているからな)。

洋上プラットホームが世界中に展開され、都市部からそこへたどり着く時間の方が、大陸間を移動するより長くかかるという妙な事態が訪れるのは、まだまだ先の話だ。

ダイモスとフォボスには、それまで掘削でもしていてもらわんとな・・・。

🐱スターリンク:V2は飛ぶのか2023年02月19日 20:30

スターリンク:V2は飛ぶのか


巷では、スターリンクの次期打ち上げで、V2衛星が飛ぶという噂がもっぱらだ。

このブログでも、先日、イーロンXの記事を取り上げている。

仮に上がるとしても、22機というのは、過去最大重量を上回ることになり、いささか誇張があるとは思うけどな(そもそも、800kgとされる衛星重量自体が怪しいからな)。

軌道傾斜角は53度(高度:525km)で、第1期のシェル1(高度:550km)と同じだ(水平にずらして飛ばすのかどうかは知らない)。

この軌道にしても、5番目のシェルが当初の命名法と異なっていたことから、本当に当たっているのかどうかも、いささか疑わしい(追加情報有り:<以下追加>参照)。

つまり、怪しいことだらけの情報しか出ていない。

スペースXは、第2期の情報は愚か、第1期についても、衛星情報については積極的に開示していないからな。

スターリンク事業は、低軌道コンステレーションを利用した、インターネット接続サービスとして提供されている。

衛星が何機上がっているかとか、どの傾斜角の軌道を回っているかという話は、それこそ毎週のように変わるし、提供されるサービスと厳密にリンクしているわけではない(打ち上げからサービスインまでのタイムラグもあるし、地磁気嵐で軌道に到達できなかった衛星もあるからな)。

繋がるのか否か、速いのか遅いのか。

それが問題だ。

さすがに、南極とかの高緯度地域では、カバーする衛星数もまだ少ないから、何機上がっているのかは気になるところだが、中軌道以下は数千機が回っているわけで、見えるかどうかよりも、接続数の増加に伴う通信のスループットの方が重要な要素になりつつある。

つまり、衛星1機当たりの通信能力が問われているということだな。

V2衛星打ち上げの需要は急速に増加している。

顧客が多い中緯度以下の傾斜角に、一刻も早くバンバン飛ばしたいに違いない。

さて、その中で、6-1に打ち上げられる衛星がどうなるかは注目の的だ。

5-1の時も、FCCの2期目の許可に基づく打ち上げで大いに期待させられたんだが、ふたを開ければ軌道は新しいが衛星は旧式(V1.5)という、なんちゃって打ち上げに終わっている。

過去の情報をほじくり返して読んだりしたんだが、何か損したような気になってしまった。

まあ、どうでもいいんですが。

そもそも、スターシップの開発の遅れから、V2の軽量バージョン(といっても、従来のV1.5の3倍近くある:800kg)が上がるという資料が出ているところが曲者だな。

大きさもいささか小振りだが、通信仕様自体はフルサイズのV2衛星と同じと言われている。

つまり、小さい分寿命は短いが、性能は従来よりもかなり高い。

ファルコン9で打ち上げられることを想定して、小振りに設計しているようだ。

そもそも、2期目の申請自体が、当初は2パターンあって、最初はファルコンとスターシップが一緒に打ち上げるというパターンと、スターシップだけのパターンだったわけだ。

軽量バージョンは、そのためのものだったに違いないが、衛星と打ち上げロケットの組み合わせが、最終的にどうなったのかは知らない。

少なくとも、ファルコン9で新規の軌道に上げることについては許可されている(もう3回も上がっているしな)。

未確認情報だが、3種類目の衛星もあって、現在のV1.5と全く同じ重量と見た目でありながら、通信性能だけが向上したバージョンだという(ホントかあ?:ぱっと見同じなら、ホントかウソかも分からないじゃん!?:ガセネタじゃないのかあ?)。

まあいい。

S社の方針ではないけど、衛星の仕様なんて、実際はどーでもいーのだ(そうなのかあ?)。

が、やはり気になるところではあるな。

6-1がうち上がったからといって、衛星の仕様が明らかになるとは限らない(S社のコメント待ち)。

スターリンク衛星のコンセプト自体が、短期寿命(5年程度)で入れ替わっていくコンステレーションを維持し続けることにより、随時、性能の向上を果たしていくということなわけだからな。

ソフトウェアも、地上から書き換えられて、軌道上にありながら性能の向上や機能の改善改良、場合によっては仕様の変更までが施されていくわけだ(最近の静止軌道衛星なども同じみたいですが)。

上げちまったら、手も足も出せずに、指を咥えて眺めているだけという時代は終わっている。

静止衛星については、軌道上での燃料補給まで行われるようになってきた。

べらぼーめ・・・。

まあ、スターリンク衛星に燃料補給することはないだろうけどな(衛星丸ごと打ち上げた方が安上がりかも)。

それでも、地球低軌道上にタンカー衛星(デポ)をキープする話があるようだからな(クリプトンも貯蔵するのかあ?)。

その可能性も、皆無とは言えないだろう(ありえねー・・・)。

衛星は使い捨て。

打ち上げロケットは再使用なわけだ(先日も記事にしたけど、スターシップ(2段目の方)のスターリンク打上げバージョンは、ひょっとすると再使用しない可能性もある)。

スターリンクが展開する低軌道コンステレーションの姿は、似たようなコンセプトを持ったワンウェブ(1期目)やプロジェクトカイパーとも異なる気がする。

もっと動的で、可変的で、規模もパフォーマンスも桁違いだ。

コンシューマーサービスだけを見ていたのでは、スターリンクの本質は見えてこない。

インターネットバックボーンのシェアの半分を狙っているわけで、今はお試し程度の衛星間通信(クロスリンク:スターレーザー!)が大活躍する。

トポロジー自由自在の、文字通りのネットワークだからな。

最適最速な経路選択が出来るようになるに違いない。

それはいつの話なのか。

まあ、24日(日本時間25日)の打ち上げじゃあ、ムリポだろうけど。

低軌道大規模コンステレーションは、数百機、数千機が飛んで、初めて所期の効果を発揮する。

今回の打ち上げで、累積の衛星数は4000機を超える。

軌道上の衛星の半分はスターリンクだ。

スターシールドが何者なのかは不透明なままだが、ベースとなる技術はスターリンクそのものだろう。

浮沈子的には、5-1の時と同じで投入される軌道(高度)は新しいかも知れないけど、6-1が新たな衛星の展開になるとは思えないけどな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

「2023/02/23 03:25
ピーター・メレチン:
このミッションでは、衛星は 53° ではなく 43° の傾斜軌道に打ち上げられるようです。」

やっぱ、軌道は当初の第二期の命名とは異なるようだ。

(Raulさんのツイッターより)
https://twitter.com/Raul74Cz/status/1628404812126597121?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1628404812126597121%7Ctwgr%5Ed5723bf7e4cbb628fcf987b09501c030fc4f4bf5%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.elonx.cz%2Fmise-starlink-6-1%2F

「#Starlink CCSFS SLC-40 NET からのグループ 6-1 の LHA マップ 2 月 23 日 18:37 UTC、altern. NOTAM/NOTMAR に基づく 2 月 24 日から 3 月 1 日。 B1076.3 計画着陸、推定フェアリング回復 ~637km ダウンレンジ。最終傾斜 43°。ケープタウンの南にある S2 再突入エリア。 http://bit.ly/LHA-23

傾斜角43度ということは、最終軌道高度は530kmということになる(これは、シェル5と同じじゃん!?:この軌道傾斜角で認可されているのは、このシェルだけだ)。

V2衛星の打ち上げと、22機の機数は、今のところ、イーロンXなどの専門メディアでの変更情報はない。

実際のところは、上がってみなければ分からないな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

なんか、延期になっちまったみたいだな。

「2023/02/23 17:50
ピーター・メレチン:
打ち上げ前の準備のため、このミッションは 2 月 26 日日曜日に延期されました (おそらく19:12 CET)。
ただし、月曜日の Crew-6 有人ミッションが優先され、その準備がうまくいけば、スターリンク ミッションは日曜日に開始されず、再び遅れることになります。」

(スペースXのツイッター)
https://twitter.com/SpaceX/status/1628581684898861059

「チームは飛行前のチェックアウトを完了し、スターリンクの打ち上げに向けて 2 月 26 日日曜日までに準備を進めています。優先度の高いCrew-6の打ち上げは、現在、2月27日月曜日を目標としています」

https://twitter.com/SpaceX/status/1628581686811459589?cxt=HHwWioDUocya8ZktAAAA

「天候や Crew-6 の他のすべての側面がうまくいかない場合、日曜日の Starlink の打ち上げの試みを取りやめます」

「他のすべての側面」の中には、ロシアモジュール(やプログレス補給船、ソユーズ宇宙船)絡みのトラブルも含まれてるんだろうな・・・。