🐱スターシップ:20億ドル:2回目で30億ドル? ― 2023年06月25日 06:59
スターシップ:20億ドル:2回目で30億ドル?
(イーロン・マスクは、スターシップの開発にどれだけの費用がかかったのか、そして2番目のミッション中にステージを区切る新しい方法が導入されることを明らかにしました)
https://www.elonx.cz/elon-musk-prozradil-kolik-uz-stal-vyvoj-starship-a-ze-pri-druhe-misi-bude-zaveden-novy-zpusob-oddeleni-stupnu/
「スターシップのエンジンは、スーパーヘビーのエンジンの一部がまだ動作している間に点火します。つまり、これはいわゆるホットステージングであり、たとえばロシアのソユーズロケットやプロトンロケットでも使用されています。」
ホットステージングというのが分からなかったので調べた。
(N1 Rocket Hot Staging:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=hWuxxE1UFTc
「ホットステージングとは、ロケットのステージが互いに取り付けられたまま点火されるロケット推進方法を指します。」
「これにより、ロケットは、下段からの排気を使って上段を点火することにより、より高い比推力(ロケットの推進システムの効率の尺度)を達成することができます。」
「N1 ロケットは、複数のステージが互いに接続されたまま点火するホットステージング システムを設計に使用しました。」
「これにより、ロケットはより高い比推力とより効率的な推進力を達成することができましたが、残念なことに、このシステムは非常に複雑で信頼性が低いことが判明し、ロケットの失敗の原因の 1 つとなりました。」
どうやら、打ち上げ効率の向上が目的のようだな。
N1ロケットでは実現できなかったが、それを果たそうというわけだ。
「マスク氏は、ステージを分離する新しい方法により、積載量が約 10% 増加する可能性があると推定しています。」(イーロンXの記事より:以下同じ)
「スペースXはすでにスターシップの開発に20億ドル以上を投資しており、年末までにこの金額は30億ドル近くになる」
べらぼーめ・・・。
2回目の発射テストが年内に行われるかどうかについて、浮沈子は懐疑的だ。
FAA側の認可もさることながら、必要な改善が間に合うかどうか。
また、記事では明確には述べられていないものの、ラプター2の信頼性向上がどのように果たされるかも課題だ。
「その中にはラプターエンジンへの数多くの改良が含まれており、イーロン氏はその中で、過去にはボルトの周囲でメタンガスが漏れていた高温ガスダクトの改良について言及した。」
まあいい。
年内に飛ぼうが来年飛ぼうが、ラプター2の信頼性が上がらなければ墜落激突爆発炎上木っ端微塵は変わらない(そうなのかあ?)。
ホットステージングで効率を追求しようが、エンジン間のシールドを強化してトラブルを分離しようが、スーパーヘビーブースターの33基のラプター2のうち、4分の1近くのエンジンが停止しちまったら手の施しようがないからな(前回は8基がイカレたようです:隣同士の損傷もあったようですが)。
2段目のスターシップでは、1基のエンジンの損傷でも致命的になるだろう。
まあ、どうでもいいんですが。
NASAは、1回目のテストのあまりの杜撰さに呆れているに違いない。
お偉いさんが、FAAに嘆願に行ったらしいからな(そういうことかあ?)。
開発の遅延は避けようがないだろう。
何十億ドルの金をつぎ込んでも、物理の神様の歓心を買うことはできない。
ラプター2エンジンは、おそらく現時点で解決のめどが立っていない本質的な問題を抱えたまま、見切り発車しているに違いない。
分離方式の変更が今頃行われている点を見ても、このロケットは開発初期段階から抜け出せていない。
完成して実用に供されるまでには、相当な費用と時間を要する。
年内の予算累計は30億ドルだろうが、2段目を使い捨てにしての運用でさえ、その倍以上の金と数年の時間をつぎ込まなければならないに違いない。
加えて、エンジンについては、抜本的な改良が求められる。
技術的なブレイクスルーを果たせなければ、開発はとん挫する。
正念場だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(マスク氏、スターシップロケットの主要アップグレードの概要を説明)
https://spaceflightnow.com/2023/06/25/musk-outlines-major-upgrades-for-starship-rocket/
「2度目の軌道到達の準備が整うまでにはさらに6週間ほどかかるだろう」
例によって、話半分以下に聞いておいた方が無難だ。
「ロケットの初飛行中、6基のエンジンが停止するか始動しなかったため、スターシップは超重量の第1段から切り離されることはなかった。」
ふん、ここでは6基と言ってるが、最大8基と聞いてるぞお。
「ブースターのエンジンのほとんどを停止し、いくつかのエンジンだけを稼働させ、同時に船または上部ステージのエンジンを始動しました」
「「ホットステージング」技術は、ロシアのロケットで長年使用されてきた。」
「ホットステージングにはペイロードから軌道までの重要な利点があり、基本的に推力を決して止めない場合、保守的に見て約10%の改善です」
まあ、それは2段目の分離に辿り着けたらの話だ。
エンジンの改良についても触れられている。
「ラプターの高温ガスマニホールドに、過熱したメタンを多く含むガスを燃焼室に導く変更を実施」
「マニホールド自体が再設計されており、ボルトをより確実に締め付け、潜在的なボルト穴の漏れ経路を排除するために、より高いトルク設定が使用」
ちょっとピンとこないんだが、締め付けトルクを上げたくらいでリークが止まってハッピーになるような問題じゃないんじゃね?。
一つの設計変更が新たな問題の原因を生み、モグラたたきのような現象が起こる可能性もある。
楽観は禁物だな。
ユニークなのは以下のやり取りだな・・・。
「直面する最大の課題は何だと考えているか」
「それが何なのかわかっていれば、発売前に実際に修正するだろう」
「つまり、立ち上げにおいてあなたがやっているのは、立ち上げ前には知ることができない、あるいは少なくとも私たちが知るほど賢くない未知の部分を解決しようとしているということです。」
壊してみなけりゃ分らんのだ。
ステージの分離は、見えている中では最大の課題だそうだが、隠れた瑕疵は山のようにあるだろうな。
それは、次の打ち上げで明らかになるかもしれないし、7回目の打ち上げで表面化するかもしれない(はて、どこかで聞いたような気が・・・)。
そう、スターシップ(特に1段目のスーパーヘビーブースター)は再使用されるからな。
繰り返し使用される中で新たに認識されるトラブルは、現在は誰も知らないのだ。
余談だが、スティーブンクラークは、アルスに寄稿することになったそうだ。
(ロケットレポート:エレクトロンがヴァージンの打ち上げをスクープ、ULAが2023年の最初のミッションを飛行)
https://arstechnica.com/space/2023/06/rocket-report-electron-scoops-up-virgin-launch-ula-flies-first-2023-mission/
「スティーブン・クラークがArs Technicaに加わり、私と一緒に宇宙をカバーすることを発表できることを嬉しく思います 。」
「月曜日から彼は『Ars』に頻繁に寄稿し、定期的に『ロケット・レポート』を執筆する」
今後、エリックバーガーの後釜として移籍するかもしれない(未確認)。
年年歳歳ロケット相似たり、歳歳年年人同じからずというところか・・・。
(イーロン・マスクは、スターシップの開発にどれだけの費用がかかったのか、そして2番目のミッション中にステージを区切る新しい方法が導入されることを明らかにしました)
https://www.elonx.cz/elon-musk-prozradil-kolik-uz-stal-vyvoj-starship-a-ze-pri-druhe-misi-bude-zaveden-novy-zpusob-oddeleni-stupnu/
「スターシップのエンジンは、スーパーヘビーのエンジンの一部がまだ動作している間に点火します。つまり、これはいわゆるホットステージングであり、たとえばロシアのソユーズロケットやプロトンロケットでも使用されています。」
ホットステージングというのが分からなかったので調べた。
(N1 Rocket Hot Staging:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=hWuxxE1UFTc
「ホットステージングとは、ロケットのステージが互いに取り付けられたまま点火されるロケット推進方法を指します。」
「これにより、ロケットは、下段からの排気を使って上段を点火することにより、より高い比推力(ロケットの推進システムの効率の尺度)を達成することができます。」
「N1 ロケットは、複数のステージが互いに接続されたまま点火するホットステージング システムを設計に使用しました。」
「これにより、ロケットはより高い比推力とより効率的な推進力を達成することができましたが、残念なことに、このシステムは非常に複雑で信頼性が低いことが判明し、ロケットの失敗の原因の 1 つとなりました。」
どうやら、打ち上げ効率の向上が目的のようだな。
N1ロケットでは実現できなかったが、それを果たそうというわけだ。
「マスク氏は、ステージを分離する新しい方法により、積載量が約 10% 増加する可能性があると推定しています。」(イーロンXの記事より:以下同じ)
「スペースXはすでにスターシップの開発に20億ドル以上を投資しており、年末までにこの金額は30億ドル近くになる」
べらぼーめ・・・。
2回目の発射テストが年内に行われるかどうかについて、浮沈子は懐疑的だ。
FAA側の認可もさることながら、必要な改善が間に合うかどうか。
また、記事では明確には述べられていないものの、ラプター2の信頼性向上がどのように果たされるかも課題だ。
「その中にはラプターエンジンへの数多くの改良が含まれており、イーロン氏はその中で、過去にはボルトの周囲でメタンガスが漏れていた高温ガスダクトの改良について言及した。」
まあいい。
年内に飛ぼうが来年飛ぼうが、ラプター2の信頼性が上がらなければ墜落激突爆発炎上木っ端微塵は変わらない(そうなのかあ?)。
ホットステージングで効率を追求しようが、エンジン間のシールドを強化してトラブルを分離しようが、スーパーヘビーブースターの33基のラプター2のうち、4分の1近くのエンジンが停止しちまったら手の施しようがないからな(前回は8基がイカレたようです:隣同士の損傷もあったようですが)。
2段目のスターシップでは、1基のエンジンの損傷でも致命的になるだろう。
まあ、どうでもいいんですが。
NASAは、1回目のテストのあまりの杜撰さに呆れているに違いない。
お偉いさんが、FAAに嘆願に行ったらしいからな(そういうことかあ?)。
開発の遅延は避けようがないだろう。
何十億ドルの金をつぎ込んでも、物理の神様の歓心を買うことはできない。
ラプター2エンジンは、おそらく現時点で解決のめどが立っていない本質的な問題を抱えたまま、見切り発車しているに違いない。
分離方式の変更が今頃行われている点を見ても、このロケットは開発初期段階から抜け出せていない。
完成して実用に供されるまでには、相当な費用と時間を要する。
年内の予算累計は30億ドルだろうが、2段目を使い捨てにしての運用でさえ、その倍以上の金と数年の時間をつぎ込まなければならないに違いない。
加えて、エンジンについては、抜本的な改良が求められる。
技術的なブレイクスルーを果たせなければ、開発はとん挫する。
正念場だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(マスク氏、スターシップロケットの主要アップグレードの概要を説明)
https://spaceflightnow.com/2023/06/25/musk-outlines-major-upgrades-for-starship-rocket/
「2度目の軌道到達の準備が整うまでにはさらに6週間ほどかかるだろう」
例によって、話半分以下に聞いておいた方が無難だ。
「ロケットの初飛行中、6基のエンジンが停止するか始動しなかったため、スターシップは超重量の第1段から切り離されることはなかった。」
ふん、ここでは6基と言ってるが、最大8基と聞いてるぞお。
「ブースターのエンジンのほとんどを停止し、いくつかのエンジンだけを稼働させ、同時に船または上部ステージのエンジンを始動しました」
「「ホットステージング」技術は、ロシアのロケットで長年使用されてきた。」
「ホットステージングにはペイロードから軌道までの重要な利点があり、基本的に推力を決して止めない場合、保守的に見て約10%の改善です」
まあ、それは2段目の分離に辿り着けたらの話だ。
エンジンの改良についても触れられている。
「ラプターの高温ガスマニホールドに、過熱したメタンを多く含むガスを燃焼室に導く変更を実施」
「マニホールド自体が再設計されており、ボルトをより確実に締め付け、潜在的なボルト穴の漏れ経路を排除するために、より高いトルク設定が使用」
ちょっとピンとこないんだが、締め付けトルクを上げたくらいでリークが止まってハッピーになるような問題じゃないんじゃね?。
一つの設計変更が新たな問題の原因を生み、モグラたたきのような現象が起こる可能性もある。
楽観は禁物だな。
ユニークなのは以下のやり取りだな・・・。
「直面する最大の課題は何だと考えているか」
「それが何なのかわかっていれば、発売前に実際に修正するだろう」
「つまり、立ち上げにおいてあなたがやっているのは、立ち上げ前には知ることができない、あるいは少なくとも私たちが知るほど賢くない未知の部分を解決しようとしているということです。」
壊してみなけりゃ分らんのだ。
ステージの分離は、見えている中では最大の課題だそうだが、隠れた瑕疵は山のようにあるだろうな。
それは、次の打ち上げで明らかになるかもしれないし、7回目の打ち上げで表面化するかもしれない(はて、どこかで聞いたような気が・・・)。
そう、スターシップ(特に1段目のスーパーヘビーブースター)は再使用されるからな。
繰り返し使用される中で新たに認識されるトラブルは、現在は誰も知らないのだ。
余談だが、スティーブンクラークは、アルスに寄稿することになったそうだ。
(ロケットレポート:エレクトロンがヴァージンの打ち上げをスクープ、ULAが2023年の最初のミッションを飛行)
https://arstechnica.com/space/2023/06/rocket-report-electron-scoops-up-virgin-launch-ula-flies-first-2023-mission/
「スティーブン・クラークがArs Technicaに加わり、私と一緒に宇宙をカバーすることを発表できることを嬉しく思います 。」
「月曜日から彼は『Ars』に頻繁に寄稿し、定期的に『ロケット・レポート』を執筆する」
今後、エリックバーガーの後釜として移籍するかもしれない(未確認)。
年年歳歳ロケット相似たり、歳歳年年人同じからずというところか・・・。
😼地球外生命探査:火星サンプルリターンミッションの蹉跌 ― 2023年06月25日 09:38
地球外生命探査:火星サンプルリターンミッションの蹉跌
(NASA の火星サンプルリターンに新たな値札が付けられ、その金額は莫大です)
https://arstechnica.com/space/2023/06/the-mars-sample-return-mission-is-starting-to-give-nasa-sticker-shock/
「ほとんどの惑星科学者は、このミッションで生命の決定的な証拠が実際に発見される可能性は非常に低いと考えている」
ワシントン大学の惑星科学者ポール・バーン氏の発言だそうだが、浮沈子はこれを読んでホッと胸をなでおろした。
業界が、世間をだまくらかすために地球外生命の存在について喧伝する中、心ある人々は、科学者としての良心を失ってはいないのだと・・・。
いやいや、安心するのはまだ早いかもな。
それは、木星の衛星エウロパのランダーや、土星の衛星エンケラドゥスへの探査、天王星や海王星領域への探査のための布石に過ぎない可能性もある。
火星なんかで、ちょろっと見つかっちまったりしたら、そっちの予算が削られちまうじゃないの・・・。
まあいい。
「NASAはサンプル帰還ミッションを、過去または現在の火星の生命の証拠を発見する可能性のある「生命探知ミッション」として売り込んでいる。」
「サンプル帰還ミッションがそうでなければ(生命の決定的な証拠が発見されなければ)、一般の人々はなぜNASAが火星の地質史の研究に100億ドルを費やしたのか疑問を抱く可能性が高い」(カッコ内浮沈子補足)
純粋な火星の地質的調査に特化した(生命探査のかけらもなかった)穴掘りインサイトがいくら使ったかは知らないが、結果はともかく、その純粋に科学的関心に基づいて企画されたミッションに、浮沈子は好意的だ。
(インサイト (探査機):タイトルは日本語版のものです)
https://en.wikipedia.org/wiki/InSight
「総コストは 6 億 7,500 万米ドルから 8 億 3,000 万米ドルに増加」
安っす!。
火星のサンプルリターンは、惑星探査の聖杯と言われていたそうだ。
確かに、持ち帰った資料を詳細に地上で分析して、仮に生命そのものやその兆候、化石でも何でも発見されれば、人類の認識(つーか、地球生命全体の認識?)が、根本から覆ることになる。
ワレワレハコドクデハナイ・・・。
しかし、何も見つからなくても心配には及ばない。
既に、エウロパの地下に液体の水が存在することは確認されているし、エンケラドゥスも同様だ。
そこに生命がいるかどうかは分からないし、簡単に確認することはできないだろう(ここ、重要です)。
100億ドルかけて見つけられなくても、1000億ドルかけて見つける算段につなげられれば、業界は安泰となる(そういうことかあ?)。
必要なのは、存在の可能性を示唆する「何か」だ。
太陽系内での存在可能性が否定されたら?。
むろん、心配は無用だ。
宇宙は広大だからな・・・。
1000億ドルかけて見つけられなくても、1兆ドルかけて見つける算段につなげられれば、業界は安泰となる(そういうことかあ?)。
そこで必要なのは、やはり、存在の可能性を示唆する「何か」だ。
何かって、何?。
生命の前駆体である進化した分子でもいいし、素人受けするDNAでもRNAでもいい。
もうちょっと条件が整えば生命が誕生したのに、と思わせるに足る「何か」であればいいのだ。
次のステージである別の恒星系や、浮遊惑星でも何でも、太陽系外へ人類の関心を向けるのに十分な証拠が必要だな。
単に星間空間で分子進化を発見するなどと言う、掟破りの話ではインパクトに欠ける。
んじゃあ、わざわざ遠くに金掛けて探査機飛ばす必要なんてないじゃないの・・・。
業界への裏切りであり、金づるを失うことになりかねない。
もっと遠くへ、生命の存在を求めて、探査機を飛ばし続けなければならないわけだからな。
不存在の証明が不可能とは言え、到達可能な時空の中に生命なんてほかに居そうもないというムードが漂っては困る。
と同時に、地球生命(特に人類)が、長期的に地球外環境で生活することが不可能ということが証明されるのも問題だ。
ゆくゆくは(少なくとも数十億年後には)この地球を捨てて、他の惑星や衛星、太陽系外の宇宙空間を彷徨い始めなければならんからな。
浮沈子は、別にこの地球と共に滅んでしまっても何の問題もないと思ってるんだがな。
もちろん、人類の行為(環境破壊とか核戦争など)で、自然消滅する以前に滅亡する可能性の方がはるかに高いけどな。
この宇宙が、まだ人類が出会っていない地球外生命に満ち溢れていて、それらは皆人類に友好的で、E.T.やその他の作り話のように仲良しになって、ひょっとするとスタートレックみたいに全員英語しゃべるかも知れないなんて幻想は捨てた方がよろしい。
エネルギーと材料と、水と僅かの運さえあれば、宇宙のどこでも生命が誕生するという話が本当なら、地球はとっくの昔に宇宙人に占領されちまっているに違いない。
いや、我々自身が後から来た侵略者で、先住者は新型コロナウイルスみたいな存在で、現代はその「反転攻勢」を受けているのかもしれないしな(うーん、やや想定が無理筋な気も・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
思惑はともかくとして、現代の惑星科学者の多くが火星探査(サンプルリターン)によって、その痕跡も含めた地球外生命の存在が明かされることに否定的だというのは、浮沈子的には意外だった。
NASA(とESA)が、莫大な予算を投じてパーセベランスが収集したサンプルを回収できるかどうかは分からない。
火星表面に置き去りにされて、腐っちまうかもしれないしな(「腐る」ようなことがあれば、大発見だけど・・・)。
人類が初めて他の天体(地球の月)からのサンプルリターンに成功してから半世紀以上が経った。
イトカワやリュウグウからのサンプルも持ち帰った。
そこには、生命はおろか、その痕跡すら認められなかった。
理屈はいろいろあるんだろうが、21世紀初頭の、それが現実だ。
火星だって?。
また一つ、地球外生命の不存在の事例を追加するだけの話になるだろうな・・・。
(NASA の火星サンプルリターンに新たな値札が付けられ、その金額は莫大です)
https://arstechnica.com/space/2023/06/the-mars-sample-return-mission-is-starting-to-give-nasa-sticker-shock/
「ほとんどの惑星科学者は、このミッションで生命の決定的な証拠が実際に発見される可能性は非常に低いと考えている」
ワシントン大学の惑星科学者ポール・バーン氏の発言だそうだが、浮沈子はこれを読んでホッと胸をなでおろした。
業界が、世間をだまくらかすために地球外生命の存在について喧伝する中、心ある人々は、科学者としての良心を失ってはいないのだと・・・。
いやいや、安心するのはまだ早いかもな。
それは、木星の衛星エウロパのランダーや、土星の衛星エンケラドゥスへの探査、天王星や海王星領域への探査のための布石に過ぎない可能性もある。
火星なんかで、ちょろっと見つかっちまったりしたら、そっちの予算が削られちまうじゃないの・・・。
まあいい。
「NASAはサンプル帰還ミッションを、過去または現在の火星の生命の証拠を発見する可能性のある「生命探知ミッション」として売り込んでいる。」
「サンプル帰還ミッションがそうでなければ(生命の決定的な証拠が発見されなければ)、一般の人々はなぜNASAが火星の地質史の研究に100億ドルを費やしたのか疑問を抱く可能性が高い」(カッコ内浮沈子補足)
純粋な火星の地質的調査に特化した(生命探査のかけらもなかった)穴掘りインサイトがいくら使ったかは知らないが、結果はともかく、その純粋に科学的関心に基づいて企画されたミッションに、浮沈子は好意的だ。
(インサイト (探査機):タイトルは日本語版のものです)
https://en.wikipedia.org/wiki/InSight
「総コストは 6 億 7,500 万米ドルから 8 億 3,000 万米ドルに増加」
安っす!。
火星のサンプルリターンは、惑星探査の聖杯と言われていたそうだ。
確かに、持ち帰った資料を詳細に地上で分析して、仮に生命そのものやその兆候、化石でも何でも発見されれば、人類の認識(つーか、地球生命全体の認識?)が、根本から覆ることになる。
ワレワレハコドクデハナイ・・・。
しかし、何も見つからなくても心配には及ばない。
既に、エウロパの地下に液体の水が存在することは確認されているし、エンケラドゥスも同様だ。
そこに生命がいるかどうかは分からないし、簡単に確認することはできないだろう(ここ、重要です)。
100億ドルかけて見つけられなくても、1000億ドルかけて見つける算段につなげられれば、業界は安泰となる(そういうことかあ?)。
必要なのは、存在の可能性を示唆する「何か」だ。
太陽系内での存在可能性が否定されたら?。
むろん、心配は無用だ。
宇宙は広大だからな・・・。
1000億ドルかけて見つけられなくても、1兆ドルかけて見つける算段につなげられれば、業界は安泰となる(そういうことかあ?)。
そこで必要なのは、やはり、存在の可能性を示唆する「何か」だ。
何かって、何?。
生命の前駆体である進化した分子でもいいし、素人受けするDNAでもRNAでもいい。
もうちょっと条件が整えば生命が誕生したのに、と思わせるに足る「何か」であればいいのだ。
次のステージである別の恒星系や、浮遊惑星でも何でも、太陽系外へ人類の関心を向けるのに十分な証拠が必要だな。
単に星間空間で分子進化を発見するなどと言う、掟破りの話ではインパクトに欠ける。
んじゃあ、わざわざ遠くに金掛けて探査機飛ばす必要なんてないじゃないの・・・。
業界への裏切りであり、金づるを失うことになりかねない。
もっと遠くへ、生命の存在を求めて、探査機を飛ばし続けなければならないわけだからな。
不存在の証明が不可能とは言え、到達可能な時空の中に生命なんてほかに居そうもないというムードが漂っては困る。
と同時に、地球生命(特に人類)が、長期的に地球外環境で生活することが不可能ということが証明されるのも問題だ。
ゆくゆくは(少なくとも数十億年後には)この地球を捨てて、他の惑星や衛星、太陽系外の宇宙空間を彷徨い始めなければならんからな。
浮沈子は、別にこの地球と共に滅んでしまっても何の問題もないと思ってるんだがな。
もちろん、人類の行為(環境破壊とか核戦争など)で、自然消滅する以前に滅亡する可能性の方がはるかに高いけどな。
この宇宙が、まだ人類が出会っていない地球外生命に満ち溢れていて、それらは皆人類に友好的で、E.T.やその他の作り話のように仲良しになって、ひょっとするとスタートレックみたいに全員英語しゃべるかも知れないなんて幻想は捨てた方がよろしい。
エネルギーと材料と、水と僅かの運さえあれば、宇宙のどこでも生命が誕生するという話が本当なら、地球はとっくの昔に宇宙人に占領されちまっているに違いない。
いや、我々自身が後から来た侵略者で、先住者は新型コロナウイルスみたいな存在で、現代はその「反転攻勢」を受けているのかもしれないしな(うーん、やや想定が無理筋な気も・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
思惑はともかくとして、現代の惑星科学者の多くが火星探査(サンプルリターン)によって、その痕跡も含めた地球外生命の存在が明かされることに否定的だというのは、浮沈子的には意外だった。
NASA(とESA)が、莫大な予算を投じてパーセベランスが収集したサンプルを回収できるかどうかは分からない。
火星表面に置き去りにされて、腐っちまうかもしれないしな(「腐る」ようなことがあれば、大発見だけど・・・)。
人類が初めて他の天体(地球の月)からのサンプルリターンに成功してから半世紀以上が経った。
イトカワやリュウグウからのサンプルも持ち帰った。
そこには、生命はおろか、その痕跡すら認められなかった。
理屈はいろいろあるんだろうが、21世紀初頭の、それが現実だ。
火星だって?。
また一つ、地球外生命の不存在の事例を追加するだけの話になるだろうな・・・。
🐱変異種:第9波:コロナは遠くなりにけり ― 2023年06月25日 21:16
変異種:第9波:コロナは遠くなりにけり
2週間間が空いた(その間も、ちょっとは書いてますが)。
(変異種:第9波:大流行か)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/06/10/9593465
「今後も毎月2回、発表することに」
「次回は6月下旬となる。」
で、どうよ!?。
結論から言えば、まだ発表されていないようだ(見つけられないだけかも)。
こんな記事があった。
(新型コロナ「超過死亡」先月は顕著な増加見られず【Q&A】)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230623/k10014107281000.html
「先月15日から28日までの2週間について、超過死亡が出ているか1週間ごとに調べたところ、全国でも地方ごとでも、過去5年間のデータから推計される死亡者数と比べて顕著に増えた時期はなかったことが分かりました。」
これは、2週間前の話で、何の進展もないということなわけだ。
やれやれ・・・。
記事中では、面白い数字が紹介されている。
「CDCは、2020年12月から2021年7月の間に12歳以上でワクチンを接種したおよそ640万人と接種していなかったおよそ460万人について、新型コロナ以外の理由で死亡した割合を比べた結果を公表しています。」
「100人を1年間追跡したとして統計的に分析」
新型コロナ以外の理由で死亡する割合:
・ファイザー:
・・1回:0.42
・・2回:0.35
・モデルナ:
・・1回:0.37
・・2回:0.34
つまりだな、ワクチンをうてばうつほど、新型コロナ「以外」の理由で死亡する割合が下がるということなわけだ。
つーことは、あれだな、ワクチンうつと新型コロナが原因で死亡する割合が上がるということだな(そうなのかあ?)。
1000万人を対象とした調査が、なぜいきなり100人になっちまうのかも分からない。
確かに、比較できる数字は挙げられているが、これまたワケワカだ・・・。
「ワクチンを接種しなかった人の場合は「1.11」で、新型コロナ以外の理由で死亡する割合はワクチンを接種した人の方が低くなっていました。」
「ワクチンを接種した人で死亡するリスクの上昇はない」
どうしてそういう結論になるんだか、さっぱりだな。
「厚生労働省は死亡についての動向を迅速に把握するため、協力を得られた一部の自治体で死亡した人の総数を1か月以内をめどに集計したうえで「超過死亡」の手法で統計的に分析し、2週間ごとに公表しています。」
浮沈子は超過死亡で検索しているんだが、そういう話ではないのかもしれないな。
まあいい。
最新のデータが入ったら、また書く。
新型コロナの流行は続いていて、モデルナの発表している統計によれば6月24日の全国の陽性率は31パーセント、感染者の推計値は45267人、東京都の推計値は6854人になっている(数字は以後も動きます)。
東京都の感染者は、2週間前は5500人レベルだったからな(数字は動いています)。
じりじりと増え続けている。
変異株についても見ておこう。
(ゲノム解析結果の推移(週別))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu06221.pdf
(ゲノム解析結果の内訳[週別](令和5年6月22日))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu06222.pdf
XBB亜系統は、94.6パーセントになり、内訳でもXBB.1.16は3割程度をキープしている。
サンプル数が少ないのでブレが大きいけど、傾向をつかむには十分かも知れない。
もう、BA.5なんて、跡形もなく消えている。
年年歳歳新型コロナ相似たり、歳歳年年変異種同じからずというところか。
多少の変動は見られるにしても、3月下旬以降、ほぼ一貫して全国の感染者は増加を続けている。
推計値レベルでは、3月22日の8311人を底打ちとして、既に5倍以上に膨れ上がっている。
陽性率が高止まりしている状況を見ても、直ちにピークアウトする感じではない。
沖縄では大変なことになっているらしいが、あっちではようやく梅雨明けして、感染の拡大はこれからが本番だ(そうなのかあ?)。
(“沖縄地方が梅雨明け” 各地で真夏日 熱中症に十分注意を)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230625/k10014108691000.html
「沖縄気象台は、25日午前「沖縄地方が梅雨明けしたと見られる」と発表」
夏休みになれば、全国から観光客が訪れて、お持ち帰りのウイルスをそれぞれの地元でばらまくわけだ(そんなあ!)。
お盆の季節になれば、そうして都会で広まったウイルスを、今度は故郷に送り届けるわけだな(そうなのかあ?)。
ジジババは、たまったもんじゃないだろう。
感染予防策の呼びかけも、5類移行で緩んだ社会規制の下では届かないに違いない。
浮沈子は体調を崩してしまって、午後からは絶対安静状態だ(うーん、傍から見れば食っちゃ寝しているだけなんだろうけどな)。
喉が痛くて、柔らかいものしか食べられない(アイスとか、食ってなかったっけえ?)。
(チョコのパリパリ食感が最後まで続くアイスバー「しましまうまうまバー」試食レビュー)
https://gigazine.net/news/20230623-morinaga-shimashima-umauma-bar/
「かじると「パリッ」という心地よい音を立ててチョコが砕け、とろけるような舌触りのアイスが口の中にじわっと広がっていきます。」
近所のセブンでも打っていて、浮沈子も既に2本食べた。
味や食感は悪くないんだが、棒アイスだから早めに食べないと溶けて垂れてきてしまうのが問題だな。
熱さましにはちょうどいいかも(熱発はしてませんが)。
さて、体調不良の中、明日の川崎(フィットネス)は見送りだな。
安静にして、体調の回復を待つことにしよう。
ああ、再びプチリバの予感が・・・。
2週間間が空いた(その間も、ちょっとは書いてますが)。
(変異種:第9波:大流行か)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/06/10/9593465
「今後も毎月2回、発表することに」
「次回は6月下旬となる。」
で、どうよ!?。
結論から言えば、まだ発表されていないようだ(見つけられないだけかも)。
こんな記事があった。
(新型コロナ「超過死亡」先月は顕著な増加見られず【Q&A】)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230623/k10014107281000.html
「先月15日から28日までの2週間について、超過死亡が出ているか1週間ごとに調べたところ、全国でも地方ごとでも、過去5年間のデータから推計される死亡者数と比べて顕著に増えた時期はなかったことが分かりました。」
これは、2週間前の話で、何の進展もないということなわけだ。
やれやれ・・・。
記事中では、面白い数字が紹介されている。
「CDCは、2020年12月から2021年7月の間に12歳以上でワクチンを接種したおよそ640万人と接種していなかったおよそ460万人について、新型コロナ以外の理由で死亡した割合を比べた結果を公表しています。」
「100人を1年間追跡したとして統計的に分析」
新型コロナ以外の理由で死亡する割合:
・ファイザー:
・・1回:0.42
・・2回:0.35
・モデルナ:
・・1回:0.37
・・2回:0.34
つまりだな、ワクチンをうてばうつほど、新型コロナ「以外」の理由で死亡する割合が下がるということなわけだ。
つーことは、あれだな、ワクチンうつと新型コロナが原因で死亡する割合が上がるということだな(そうなのかあ?)。
1000万人を対象とした調査が、なぜいきなり100人になっちまうのかも分からない。
確かに、比較できる数字は挙げられているが、これまたワケワカだ・・・。
「ワクチンを接種しなかった人の場合は「1.11」で、新型コロナ以外の理由で死亡する割合はワクチンを接種した人の方が低くなっていました。」
「ワクチンを接種した人で死亡するリスクの上昇はない」
どうしてそういう結論になるんだか、さっぱりだな。
「厚生労働省は死亡についての動向を迅速に把握するため、協力を得られた一部の自治体で死亡した人の総数を1か月以内をめどに集計したうえで「超過死亡」の手法で統計的に分析し、2週間ごとに公表しています。」
浮沈子は超過死亡で検索しているんだが、そういう話ではないのかもしれないな。
まあいい。
最新のデータが入ったら、また書く。
新型コロナの流行は続いていて、モデルナの発表している統計によれば6月24日の全国の陽性率は31パーセント、感染者の推計値は45267人、東京都の推計値は6854人になっている(数字は以後も動きます)。
東京都の感染者は、2週間前は5500人レベルだったからな(数字は動いています)。
じりじりと増え続けている。
変異株についても見ておこう。
(ゲノム解析結果の推移(週別))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu06221.pdf
(ゲノム解析結果の内訳[週別](令和5年6月22日))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu06222.pdf
XBB亜系統は、94.6パーセントになり、内訳でもXBB.1.16は3割程度をキープしている。
サンプル数が少ないのでブレが大きいけど、傾向をつかむには十分かも知れない。
もう、BA.5なんて、跡形もなく消えている。
年年歳歳新型コロナ相似たり、歳歳年年変異種同じからずというところか。
多少の変動は見られるにしても、3月下旬以降、ほぼ一貫して全国の感染者は増加を続けている。
推計値レベルでは、3月22日の8311人を底打ちとして、既に5倍以上に膨れ上がっている。
陽性率が高止まりしている状況を見ても、直ちにピークアウトする感じではない。
沖縄では大変なことになっているらしいが、あっちではようやく梅雨明けして、感染の拡大はこれからが本番だ(そうなのかあ?)。
(“沖縄地方が梅雨明け” 各地で真夏日 熱中症に十分注意を)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230625/k10014108691000.html
「沖縄気象台は、25日午前「沖縄地方が梅雨明けしたと見られる」と発表」
夏休みになれば、全国から観光客が訪れて、お持ち帰りのウイルスをそれぞれの地元でばらまくわけだ(そんなあ!)。
お盆の季節になれば、そうして都会で広まったウイルスを、今度は故郷に送り届けるわけだな(そうなのかあ?)。
ジジババは、たまったもんじゃないだろう。
感染予防策の呼びかけも、5類移行で緩んだ社会規制の下では届かないに違いない。
浮沈子は体調を崩してしまって、午後からは絶対安静状態だ(うーん、傍から見れば食っちゃ寝しているだけなんだろうけどな)。
喉が痛くて、柔らかいものしか食べられない(アイスとか、食ってなかったっけえ?)。
(チョコのパリパリ食感が最後まで続くアイスバー「しましまうまうまバー」試食レビュー)
https://gigazine.net/news/20230623-morinaga-shimashima-umauma-bar/
「かじると「パリッ」という心地よい音を立ててチョコが砕け、とろけるような舌触りのアイスが口の中にじわっと広がっていきます。」
近所のセブンでも打っていて、浮沈子も既に2本食べた。
味や食感は悪くないんだが、棒アイスだから早めに食べないと溶けて垂れてきてしまうのが問題だな。
熱さましにはちょうどいいかも(熱発はしてませんが)。
さて、体調不良の中、明日の川崎(フィットネス)は見送りだな。
安静にして、体調の回復を待つことにしよう。
ああ、再びプチリバの予感が・・・。
🐱ウクライナ降伏不可避:ワグネルの反乱:マッチポンプの真相 ― 2023年06月25日 23:07
ウクライナ降伏不可避:ワグネルの反乱:マッチポンプの真相
([社説]ワグネルの反乱が迫るウクライナ撤退)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK242G20U3A620C2000000/
「ロシアのプーチン大統領にはウクライナからの軍撤退を命じるしか道はない。」
反乱が終息した後に、この社説を読むというのは、なかなか味わい深いものがあるな。
「国民から高い支持を得ていたのは曲がりなりにも安定を維持してきたから」
身内の反乱を早期に終息させた手腕は見事だ。
反乱に至った経緯は不明だし、そのこと自体は褒められた話ではないけど、体制を揺るがす事態には至らなかった。
日経が、経済紙として政治の安定を願うのは当然だ。
「侵攻が失敗だったといまこそ同氏は自覚すべきだ。」
さて、足元で起きた事態を収束させた今、プーチンの自覚はどうなっているんだろうな。
「さらなる戦争犯罪を起こさせないためにも、国際社会が監視を強めることが求められる。」
ロシア軍は、受刑者を含むワグネルの戦闘員を、契約兵士(傭兵?)として雇い入れている。
状況は不明だが、トータルの戦力として大きく棄損されているわけではない。
この機に乗じて、ロシアに占領地を放棄させて撤退せよと主張するのは、余りに状況認識が甘いのではないか。
プーチンは孤立しているわけではない。
事態の収拾には、ベラルーシが動いたとされているし、ワグネルによって占拠されたとされているロシア南部への攻撃にはチェチェンも関与している(実際に戦闘に関与したかは不明)。
中国へは、今回の事態を説明するために高官を派遣しているしな。
ウクライナの大規模反転攻勢が始まってから、そろそろ1か月になるが、何かが変わったという話は聞かない。
戦闘は激化しているのかもしれないが、そういう前線の情報は、軍事作戦に影響するのでなかなか公表されないからな。
下手に公表すれば、士気にもかかわる。
膠着状態が続くということは、ロシアにとっては勝利に等しいが、ウクライナ側にとっては致命的だ。
西側からの武器の援助の継続に関わる。
現状で停戦交渉に臨むことに対する政治的圧力にも直面することになる。
性急な成果を求めないように、既に各国に求めていること自体が、そういう圧力にさらされている何よりの証拠だ。
ロシアを屈服させるための最新の戦車の投入や、新たな戦闘機の供与が何を意味するかは明らかだ。
双方の兵員の人的損耗、環境破壊(ダムもかあ?)、原子力発電所の放射能事故に対する懸念、そして、戦術核使用への懸念。
この夏に、大きな進展が得られなければ、状況の膠着はあからさまになるからな。
西側からの援助が打ち切られれば、戦闘を継続することは不可能になる。
領土奪還など、問題外だ。
正念場に立たされているのは、ウクライナ側だろう。
ワグネルの反抗という敵失に期待しても、結果的に得るものはなかった。
逆に、ベラルーシやチェチェンなど、周辺国を含めたロシア側の体制が強固であることを見せつけられた形だ。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
停戦をより有利に運ぼうと、攻勢を強めるというのは理に適ったやり方だが、それが上手くいかなければ、次善の策で妥協せざるを得ない。
退路を断って決意を示すことも時には重要だろうが、毎回それでは持たないだろう。
その是非はともかくとして、ウクライナを含めた東欧諸国は、ロシアにとってはかつての裏庭だ。
そこに核兵器が持ち込まれれば、緊張が走るのは当然だろうし、第三次世界大戦を招きかねない事態に発展する可能性を秘めている。
ベラルーシには、既にロシアの核が持ち込まれているし、東欧諸国に配備されていることはまず間違いない。
事態は、ウクライナの小さな戦域での勝敗の問題じゃない。
かつて、キューバに核ミサイルが持ち込まれたときに匹敵する、喫緊の状況なわけだ。
その前に、米国からキューバに対するちょっかいが出されたことは周知だ(ピッグス湾事件:ありがちなパターンだがな)。
まあ、どうでもいいんですが。
米国をはじめとした西側は、ウクライナを舞台にしてロシア封じ込めの方策を取ろうとしている。
もちろん、それが成功する可能性は低い。
ロシアに対する経済制裁に同調しない国々の人口は、全世界の過半数に達する。
経済制裁は、ロシアにウクライナ侵攻を思い止まらせる手段として始まったが、結局それは果たされなかった。
今また、侵攻の継続を抑止しようとして続けられているものの、天に唾する状況に陥ってしまっている。
夏が過ぎれば、状況は変わるに違いない。
まあ、どう変わるかが問題だがな。
ロシアは、西側が援助疲れする方に期待しているだろうし、ウクライナは、若干の領土奪還を果たして、更なる援助の引き出しを目論むだろう。
40年に渡る独立戦争の、これはホンの始まりに過ぎないわけだからな。
ロシアもウクライナも、長期戦を覚悟しているけど、西側にその覚悟はない。
ロシアを支援している中国はどうなんだろうか?。
もちろん、そんなには待てないだろう。
2027年には、台湾併合を行うからな。
さっさとケリをつけて、停戦に持ち込んでもらいたいと思ってるだろう。
領土の線引きなんて、どーでもいい。
中国の狙いは、欧州丸ごとだからな。
深く深く食い込んで、決して抜けられぬ罠に落とすわけだ。
ウクライナ紛争は、その戦略に利用される。
ロシアに譲歩させて、占領地域から撤退させるなんて、造作もないかもしれない。
んでもって、ウクライナ丸ごと頂いて、後からロシアにくれてやればいいのだ。
欧州全域を手に入れた後なら、ウクライナ1国くらいは安いものだからな。
中国は、米国さえも狙っているだろう。
むろん、隣国である我が国も。
大きな流れが動き出している予感がする。
先ごろ、米国国務長官が中国を訪問したが、事実上手ぶらで突き返された。
世界は変わりつつある。
追い詰められているのは、西側かも知れないな。
日経は、そんなことも分からないんだろうか・・・。
([社説]ワグネルの反乱が迫るウクライナ撤退)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK242G20U3A620C2000000/
「ロシアのプーチン大統領にはウクライナからの軍撤退を命じるしか道はない。」
反乱が終息した後に、この社説を読むというのは、なかなか味わい深いものがあるな。
「国民から高い支持を得ていたのは曲がりなりにも安定を維持してきたから」
身内の反乱を早期に終息させた手腕は見事だ。
反乱に至った経緯は不明だし、そのこと自体は褒められた話ではないけど、体制を揺るがす事態には至らなかった。
日経が、経済紙として政治の安定を願うのは当然だ。
「侵攻が失敗だったといまこそ同氏は自覚すべきだ。」
さて、足元で起きた事態を収束させた今、プーチンの自覚はどうなっているんだろうな。
「さらなる戦争犯罪を起こさせないためにも、国際社会が監視を強めることが求められる。」
ロシア軍は、受刑者を含むワグネルの戦闘員を、契約兵士(傭兵?)として雇い入れている。
状況は不明だが、トータルの戦力として大きく棄損されているわけではない。
この機に乗じて、ロシアに占領地を放棄させて撤退せよと主張するのは、余りに状況認識が甘いのではないか。
プーチンは孤立しているわけではない。
事態の収拾には、ベラルーシが動いたとされているし、ワグネルによって占拠されたとされているロシア南部への攻撃にはチェチェンも関与している(実際に戦闘に関与したかは不明)。
中国へは、今回の事態を説明するために高官を派遣しているしな。
ウクライナの大規模反転攻勢が始まってから、そろそろ1か月になるが、何かが変わったという話は聞かない。
戦闘は激化しているのかもしれないが、そういう前線の情報は、軍事作戦に影響するのでなかなか公表されないからな。
下手に公表すれば、士気にもかかわる。
膠着状態が続くということは、ロシアにとっては勝利に等しいが、ウクライナ側にとっては致命的だ。
西側からの武器の援助の継続に関わる。
現状で停戦交渉に臨むことに対する政治的圧力にも直面することになる。
性急な成果を求めないように、既に各国に求めていること自体が、そういう圧力にさらされている何よりの証拠だ。
ロシアを屈服させるための最新の戦車の投入や、新たな戦闘機の供与が何を意味するかは明らかだ。
双方の兵員の人的損耗、環境破壊(ダムもかあ?)、原子力発電所の放射能事故に対する懸念、そして、戦術核使用への懸念。
この夏に、大きな進展が得られなければ、状況の膠着はあからさまになるからな。
西側からの援助が打ち切られれば、戦闘を継続することは不可能になる。
領土奪還など、問題外だ。
正念場に立たされているのは、ウクライナ側だろう。
ワグネルの反抗という敵失に期待しても、結果的に得るものはなかった。
逆に、ベラルーシやチェチェンなど、周辺国を含めたロシア側の体制が強固であることを見せつけられた形だ。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
停戦をより有利に運ぼうと、攻勢を強めるというのは理に適ったやり方だが、それが上手くいかなければ、次善の策で妥協せざるを得ない。
退路を断って決意を示すことも時には重要だろうが、毎回それでは持たないだろう。
その是非はともかくとして、ウクライナを含めた東欧諸国は、ロシアにとってはかつての裏庭だ。
そこに核兵器が持ち込まれれば、緊張が走るのは当然だろうし、第三次世界大戦を招きかねない事態に発展する可能性を秘めている。
ベラルーシには、既にロシアの核が持ち込まれているし、東欧諸国に配備されていることはまず間違いない。
事態は、ウクライナの小さな戦域での勝敗の問題じゃない。
かつて、キューバに核ミサイルが持ち込まれたときに匹敵する、喫緊の状況なわけだ。
その前に、米国からキューバに対するちょっかいが出されたことは周知だ(ピッグス湾事件:ありがちなパターンだがな)。
まあ、どうでもいいんですが。
米国をはじめとした西側は、ウクライナを舞台にしてロシア封じ込めの方策を取ろうとしている。
もちろん、それが成功する可能性は低い。
ロシアに対する経済制裁に同調しない国々の人口は、全世界の過半数に達する。
経済制裁は、ロシアにウクライナ侵攻を思い止まらせる手段として始まったが、結局それは果たされなかった。
今また、侵攻の継続を抑止しようとして続けられているものの、天に唾する状況に陥ってしまっている。
夏が過ぎれば、状況は変わるに違いない。
まあ、どう変わるかが問題だがな。
ロシアは、西側が援助疲れする方に期待しているだろうし、ウクライナは、若干の領土奪還を果たして、更なる援助の引き出しを目論むだろう。
40年に渡る独立戦争の、これはホンの始まりに過ぎないわけだからな。
ロシアもウクライナも、長期戦を覚悟しているけど、西側にその覚悟はない。
ロシアを支援している中国はどうなんだろうか?。
もちろん、そんなには待てないだろう。
2027年には、台湾併合を行うからな。
さっさとケリをつけて、停戦に持ち込んでもらいたいと思ってるだろう。
領土の線引きなんて、どーでもいい。
中国の狙いは、欧州丸ごとだからな。
深く深く食い込んで、決して抜けられぬ罠に落とすわけだ。
ウクライナ紛争は、その戦略に利用される。
ロシアに譲歩させて、占領地域から撤退させるなんて、造作もないかもしれない。
んでもって、ウクライナ丸ごと頂いて、後からロシアにくれてやればいいのだ。
欧州全域を手に入れた後なら、ウクライナ1国くらいは安いものだからな。
中国は、米国さえも狙っているだろう。
むろん、隣国である我が国も。
大きな流れが動き出している予感がする。
先ごろ、米国国務長官が中国を訪問したが、事実上手ぶらで突き返された。
世界は変わりつつある。
追い詰められているのは、西側かも知れないな。
日経は、そんなことも分からないんだろうか・・・。
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