🐱カイパー:謎に包まれたプロジェクト2023年07月23日 00:07

カイパー:謎に包まれたプロジェクト


(アマゾンは多くのブロードバンド衛星を打ち上げる準備を進めている)
https://arstechnica.com/space/2023/07/amazon-is-getting-ready-to-launch-a-lot-of-broadband-satellites/

「過去数年間のスペースXのミッションの約半分を占めており、スターリンクの打ち上げは平均して週に約1回行われている。」

「Amazon の予想される発売率も、ほぼ同様に野心的です。同社は、連邦通信委員会からのネットワーク認可を維持するための期限である2026年7月までに、3,236基の衛星の約半分を配備することを目指している。そのためには、Amazon の安定した打ち上げサービスプロバイダーによる月に少なくとも 2 回の打ち上げが必要となり、おそらくそれ以上の打ち上げが必要」

浮沈子は、全機キューブサットにでもしない限り、あと3年以内に1600機を軌道に展開することは不可能だと見ている。

実際に衛星が上がり始めるのは来年からだろうし、打ち上げロケットが2週間に1回以上のケイデンスに達するのは2025年になってからに違いない(それも怪しいけど)。

現在確実に上がると思われるのは、試験衛星2機と、9回のアトラスVの打ち上げによって上げられる予定の200機程度だ(機数はテキトーです)。

バルカンがカイパー衛星を上げ続けることができるようになるのは、早くても2025年だし、順調に行っても当初はロケットの生産が追い付かないだろう。

ニューグレン?。

そんなもんが上がるのは、2027年以降の話だ(そうなのかあ?)。

もちろん、アリアン6も予定されてるが、欧州の政府需要がひっ迫している中で、カイパーに回ってくるのは当分先の話になる。

「しかし、アトラス V を除くこれらのロケットはすべてまだ開発中です。」

「ワシントン州カークランドにある新工場は、最高効率で稼働している場合、1日に4機の衛星を大量生産する予定だという。これは、1週間あたり20個の衛星に相当します。」

「アリアン6ロケットはアマゾン向けアリアンスペースの各ミッションで35~40基のカイパー衛星を搭載できるほか、バルカン・ケンタウロスは1回の打ち上げで45基のカイパー衛星を搭載でき、ニュー・グレンは1回の飛行で61基のカイパー衛星を搭載できると述べた。」

ざっくり、衛星1機の重量は500kg前後ということになる(アリアン6は20トンを低軌道に運べるからな)。

実質、2年間で1600機を上げるためには、毎週16機、2週間で32機、1か月で64機を上げなければならない。

アリアンは、年間で10機ほどしか上げられないだろうし、その半分は欧州の政府需要だ。

バルカンも、概ねそんなところだろう。

2年間では、カイパーに回せるのは、アリアン10回(400機)、バルカン10回(450機)、アトラスVで9回(200機)というところか。

ニューグレンは、勘定に入れるわけにはいかないからな。

ざっと計算しても、500機は足りない。

裏ワザとしては、初めに触れたように、衛星をミニサイズにして、とりあえず機数を稼いでしまうということになる。

600km前後の高度では、数年経てば衛星は機能を失う(軌道維持のための燃料が枯渇する)。

初期の衛星が機能を果たすのは、短い時間で構わないということを考えれば、暫定的な衛星を上げておいて、後から差し替えるというのは無難な話だ。

実際、スターリンクは結果的にそういう形になっているからな。

・V1(260kg):1(通信能力)
・V1.5(309kg):1(スターレーザー(クロスリンク)付)
・V2ミニ(800kg):4
・V2(2000kg?):10

カイパー衛星が、打ち上げ条件をクリアするために、初めは意図的にダウングレードした軽量衛星で凌ぐ可能性はある。

まあ、どうでもいいんですが。

「フロリダ州に打ち上げ処理用のデュアルレーンを設けることで、ULAは年間最大25機のバルカンロケットを飛行できるようになる、と同社は述べている。初期のバルカンの主な顧客は米国宇宙軍とアマゾンになります。」

それは、昨年のファルコンシリーズの打ち上げの半分にも満たない点に注目だな。

2030年代になれば、多分実現することになるだろう狸の皮算用だ。

カイパーの初期展開とは関係ない話になる。

もちろん、ゲームチェンジャーはスターシップだ。

有り余る打ち上げ能力を、アマゾンのためにくれてやってもいい。

衛星の生産能力が追い付かないくらいの頻度での打ち上げが可能になる。

矢でも鉄砲でも、カイパーでも持ってこい!。

ひょっとして、アマゾンはひそかにそれを考えているのではないか。

最後の1か月くらいで、500機余りを打ち上げて(スターシップ5回分くらい?)、辻褄を合わせようと思っているのではないか。

呉越同舟。

敵に塩を送る。

いや、静止衛星をライバルとすれば、低軌道メガコンステレーションは、同志とも言える(そうなのかあ?)。

打ち上げ手段を持たないアマゾンは、S社にとっても、いいお客さんなはずだ。

ミニ衛星を上げるよりは、合理的な解決方法でもある。

さて、どうなることやらだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

「昨年、アマゾンは史上最大の商業打ち上げ契約を締結し、ULAの新型バルカンロケット、ブルーオリジンのニューグレン、アリアンスペースのアリアン6ランチャーへの乗り物を獲得した。」

「全体として、アマゾンは77機の打ち上げを購入したことになる。」

「内訳はバルカン打ち上げ38機に加え、間もなく退役するULAのアトラスVの9飛行、アリアン6ロケット18機、ニュー・グレン・ミッション12機で、さらに15機の契約オプションが付いている。」

この計算だと、アトラスVの9機が含まれていることになる。

アトラスVを含めて、オプションの15機(ニューグレン分)を除いた数字が77機なわけだ。

(ジェフ・ベゾスとアマゾンはプロジェクト・カイパーのためにスペースX以外の全員を雇用したばかりだ)
https://arstechnica.com/science/2022/04/amazon-signs-blockbuster-launch-deal-for-its-satellite-megaconstellation/

「同社は、ロケット会社3社と合計83回の打ち上げに関する最終合意に達したと発表」

・アリアンスペース: ヨーロッパの新型アリアン 6 ロケットを 18 回打ち上げ(約20パーセント)
・Blue Origin : 同社の New Glenn ロケットの 12 回の打ち上げ、および 15 回の追加打ち上げのオプションあり(オプション含めて約30パーセント)
・United Launch Alliance : 同社のバルカンロケットを 38 回打ち上げ(アトラスV除くバルカンだけだと約41パーセント)

「アトラスVロケットが退役する前に、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスから最後の9機のアトラスVロケット打ち上げを購入」(バルカンと合わせて約51パーセント)

全部合わせれば、92機になる。

ガンガン回して、なんとか半分の1600機余りを打ち上げようとするだろうが、まあ、無理だろうな。

開発の遅れ、打ち上げのトラブル、衛星の不調、エトセエトセで、半分も上がれば上等だろう。

初出の記事にもあるけど、バルカンに依存し過ぎている気もする(アトラスVも入れれば、過半数)。

「ULAに大きく賭ける」

「アマゾンは、フロリダ宇宙港におけるULAの拠点の大幅な拡大に資金を提供しており、これにより同社の打ち上げ能力は倍増することになる。」

ロケット本体じゃないしな。

打ち上げそのもののコストも掛かる(物的にも人的にも)。

地上施設の効果が反映されるのは、後半の打ち上げになってからだ。

米軍の打ち上げ需要のひっ迫も重なり、当面はロケット足りない状態が続く。

半数打ち上げの期限が迫る中、事態打開の方策は、①再申請してチャラにするか、②小型衛星で凌ぐか、③スターシップで辻褄を合わせるかの3択になる。

浮沈子的には②が押しだけど、状況次第では③の目もある。

①は、既にスターリンクがやっているけど、既に認められていた許可とのバーターだったからな。

ズルがそのまま通ったわけではない。

当局の判断次第だから、リスクもある。

地上施設への投資が、これらの打ち上げ状況の改善にどれほど貢献するかは知らないが、いずれにしても間接投資だからな。

ULAが、どれだけの打ち上げ能力を供給できるかに全ては掛かってくる。

ちなみに、今年になってからのULAの打ち上げは、デルタ4ヘビーの1機だけだ(もう、7月も下旬ですが)。

来年から、年間25機の打ち上げが実現することは絶対ないし、2025年でも怪しい。

頼りのBE-4エンジンは吹っ飛んじまうし(2号機用ですが)、開発初期につきものの遅れで、そもそもバルカンが飛ぶかどうかさえ怪しい(そうなのかあ?)。

来年前半に初飛行できれば上等なのではないか。

その後も、初期トラブルに泣かされ続ける予感がするな。

ヘビーリフター(デルタ4ヘビー)の置き換えを含めた開発だから、単なるバージョンアップでないことは確かだ。

メタンエンジンという初物にもチャレンジしている。

構造的な問題が発生した2段目も、直径が大きくなっているからな(1段目は同じですけど)。

大改造には違いない。

アマゾンは、まずい時期にメガコンステレーションを展開しようとしている。

それが、最大のリスクだ。

潤沢な資金で、ULAを丸ごと買い取って、直接投資した方が手っ取り早い気もする。

が、まあ、米軍がそんなことは許さないだろうけどな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(アマゾン、フロリダにカイパー衛星処理施設を建設へ)
https://www.teslarati.com/amazon-kuiper-satellite-processing-facility-florida/

「この施設は 2025 年までに完全に稼働し、月に最大 3 つの同時立ち上げキャンペーンをサポートできるようになる予定」

動き出すのは当分先で、そのサプライチェーンのどこかで問題が起こる可能性もある。

「最初の2つの試験衛星はバルカン・ケンタウルスで打ち上げられる予定」

「Atlas V に切り替える可能性」

さっさと打ち上げて、問題点を洗い出した方がいいだろうな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(Amazonが約170億円かけて衛星通信の「Project Kuiper」専用処理施設をケープ・カナベラルに建設中)
https://gigazine.net/news/20230724-project-kuiper-open-satellite-processing-facility/

「衛星の生産自体は、すでに建設開始が発表されているワシントン州カークランドの施設で行われる予定」(衛生→衛星:訂正済み)

フロリダの施設が何をするところなのかは、この記事では明確ではない。

実際には、送られてきた衛星をディスペンサーに取り付け、フェアリングにカプセル化する作業が行われるだけだ。

しかも、フロリダで打ち上げられる奴だけかも(未確認)。

アリアン6でギアナから上がるのは、向こうでセットするんだろう。

それでも、謎多きカイパーの具体的な動きに世界は注目している。

が、既に見てきたように、衛星のスループットは完成した時点(2020年代末)では、おそらくスターリンクの50分の1程度でしかない。

「AmazonのProject KuiperはStarlinkの対抗馬となる存在」

冗談はよしてくれ・・・。

まあいい。

カイパー衛星が、クロスリンクをスターリンク経由で行うことも十分考えられるしな。

呉越同舟か・・・。

🐱ハンドヘルドライト:導入決定2023年07月23日 18:31

ハンドヘルドライト:導入決定
ハンドヘルドライト:導入決定


サイドマウントで使っているキャニスタータイプのダイビングライト(プライマリー)が、断線気味なので、最近流行りのハンドヘルドライトの導入を決意した。

購入はこれからだけど、どんな感じで使っているのかのビデオを紹介されたのでリンクする(購入したのは、ハルシオンのではありません)。

(10 reasons for a handheld dive light in 2020 - Will I switch?)
https://www.youtube.com/watch?v=LSCpHaayPOs

「バッテリー技術の進歩により、手持ち式ダイビングライトはより小型になり、より使いやすくなりました。 2020 年にハンドヘルド ダイビング ライトを購入する 10 の理由 - 切り替えますか? 本当にキャニスターライトを捨てて、手持ちのダイビングライト、この場合は新しいハルシオンフレアEXPに切り替えるかどうかを確認してください。 私は一般的にハンドヘルド ダイブライトについて話しますが、これはフレア EXP を購入する 10 の理由です。世の中には数多くのハンドヘルド ダイブ ライトがあり、このビデオで私がチェックしたのは Flare EXP だったからです。

ネタバレ注意:このライトの可能性には本当に驚きました!

ここで光を見つけてください:

00:00 スタート
02:00 理由1 - コンパクト設計
02:53 理由 2 - プライマリ バックアップ ライト
03:37 理由 3 - 燃焼時間
06:07 理由 4 - 重量配分
06:56 理由 5 - コードがない
08:13 理由 6 - 光出力
08:59 B ロール水中
10:01 理由 7 - 魅力的な価格
10:39 理由 8 - 充電が簡単
11:13 理由 9 - グッドマン ハンドル
12:12 理由 10 - カスタマー サポート
12:43 EXPを購入しない理由
15:43 まとめ」

購入する理由については、上記の引用の通り。

面白いのは、購入しない理由も挙げている点だな。

・アクティブヒーティングシステムのバッテリーとして使えない(まあ、当然ですが:キャニスターライトのバッテリーは使えるのもあるようです)。

・キャニスターとライトヘッドが繋がっていないことで、ハンドヘルドライトを落とした際に紛失するリスクが高い(ポロッ、あ、あーっ!。あーあ・・・)。

・バッテリーが交換できない(バーンタイムは、ミドル(洞窟潜水で十分な光量)で5~8時間だから十分だろう:ハイでは2.5時間)。

別のビデオも紹介された。

(Flare EXP Primary Light | Halcyon Dive Systems)
https://www.youtube.com/watch?v=L6dXKmZYncg

うーん、ハンドヘルドタイプは、何人か周りで使っているダイバーもいるし、1本持っていて邪魔にはならないだろうからトライしてみようと思った。

実際購入して、手元に来たらまた報告する。

当分は、落としても拾えるところでしか使わないけどな(ポロッ、あ、あーっ!)・・・。