🐱欧州の蹉跌:アリアンの遅れとウクライナ紛争2023年09月08日 11:55

欧州の蹉跌:アリアンの遅れとウクライナ紛争


(アリアン6デビューに関する欧州関係者「現時点では憶測は控えさせてください」)
https://arstechnica.com/space/2023/09/no-firm-date-on-ariane-6s-debut-and-no-public-talk-on-prices-either/

「こうした遅れと、ウクライナ戦争勃発後のロシアのソユーズロケットへのアクセス喪失により、アリアン6の開発は危機に瀕している。」

「アシュバッハー氏は、2014年に開発が開始された新しい中型ロケットの打ち上げ目標の特定を拒否したが、その開発は当初2020年にデビューする予定だった。」

ロシアがクリミアを併合した際にも、欧州はソユーズを使い続けた。

このことは、欧州がクリミア併合を、暗に容認していたことを示している(そうなのかあ?)。

本当は、2022年春のウクライナ侵攻だって認めていたかもしれない。

ウクライナが独立後に親ロシア政権になっていた時代、欧州は平和そのものだったからな。

アリアン6は、前任のアリアン5に対して価格優位性を謳って開発された。

インフレの話とかもあるが、目論見通りなら、確かに価格は下がったかもしれない。

別に、ファルコン9を意識して開発が決まったわけではないのだ。

「宇宙へのアクセスの保証は欧州にとって必須であり、それが我々がアリアン6発射機の開発に全力を注いだ理由だ」

開発は大詰めを迎えているが、欧州は慎重なスタンスを維持している。

ファルコン9が利用できるなら、そっちで飛ばした方が欧州にとっても有利だからな(そうなのかあ?)。

必要なのは、「宇宙へのアクセスの保証」であって、欧州の需要全てを欧州で賄うことではない。

「今後数年間は西側のロケットで唯一余力があるため、ファルコン9の2回のミッションで4基の衛星が打ち上げられる可能性が最も高いと思われる。」

仮に、アリアン6が予定通り2024年に飛んだとしても、今後の打ち上げのいくつかはファルコンで上がることになるだろう。

ソユーズの不使用は、中規模の打ち上げ能力を依存していた欧州にとって痛手なことは確かだが、アリアン6の開発とは無縁だ(もちろん、財政的な影響はあるでしょうが)。

少なくとも、2014年から2022年までの遅れの説明にはならない(ソユーズ飛ばしてたからな)。

アリアンは、ロケット開発につきものの様々な理由から、遅れるべくして遅れているだけだ。

想定外の理由があるとすれば、新型コロナの流行に伴う様々な開発上の制約が生じたことが大きいかもしれない。

2020年から2022年の3年間は、そのために失われた可能性がある。

が、そもそも2020年に飛ぶはずだったわけで、遅れの理由としては遅れた話だ(そうなのかあ?)。

ロケット開発の遅れで、他国の打ち上げに頼る話は、米国にもあったからな。

ISSへの宇宙飛行士の運送は、10年間、ロシアのソユーズ宇宙船に完全に依存していた。

しかも、ウクライナ紛争ぼっ発後についても、相互依存は続いている。

欧州の打ち上げが、米国のロケットに依存するのは大した話じゃないし、未来永劫続くわけでもない。

が、ファルコンの後継機であるスターシップが飛べば、業界の秩序は崩壊する。

他の全てのロケットが競合できない桁違いのコストパフォーマンスと打ち上げ頻度、安定性(今は怪しいけど)。

何より、分割不能な大型で超重量のペイロードを上げることが可能だ。

人工衛星は、このロケットに合わせて超巨大化していくだろう。

んな、アリアン6やソユーズロケットの代わりにファルコンズで上げてるレベルの話じゃなくなる。

現在は、その「部屋の中のゾウ」登場以前の、前振りな時代に過ぎない。

しかし、それがいつになるかという点については、大きな疑問符が残る。

安定した長秒燃焼が可能なラプター3が、いつ完成するかだな。

来年か、その次か、それとも10年後か。

エンジンに対する要求条件を変更するか、ロケットの設計を変えるか、あるいは両方なのか。

ファルコン9自体が、登場以来改良を重ね、全く別物のロケットに化けた経緯を考えると、小さく生んで大きく育てる手法が求められている気がするけどな。

まあ、それにしても、全長120mは決して小さくはないけれど・・・。

確認しておこう。

直接的には、アリアン6の開発の遅れは、ロシアの軍事侵攻とは無関係だ。

開発の遅れから、前任のロケットの運用の間に穴が空き、他国のロケットに依存する話はこれまでにもあったし、多分これからもあるだろう。

それもこれも、スターシップが登場するまでの間の前奏曲に過ぎない。

巨大完全再使用ロケットが飛べば、業界の秩序は崩壊する。

が、経済的に引合わなくても、欧州が独自のロケットを持ちたがることは変わらないだろう(<さらに追加>参照)。

「これは基本的なことです。」(This is fundamental.)

そうであるなら、一時的に、あるいは相当長期に渡って、他国のロケットに全部、または部分的に依存することは恒常化する可能性もある。

全てのペイロードを、欧州産のロケットで飛ばす必要はないからな。

中規模のペイロードの打ち上げに、ロシアのソユーズロケットを調達していたことも、その表れだ。

欧州は柔軟だ。

その柔軟さが仇となる時もあるが、長い歴史が培った知恵でもある。

再使用ロケットを求める声もあるが、その対応に慌てているわけではない。

現在は、各国のロケットの更新時期が重なるという特殊事情がある。

ビミョーにずらしてはいたんだろうが、新型コロナや技術的問題から、遅れが重なって、同じ時期に集中してしまった。

また、前任のロケットの重複運用期間を超過して遅延しているところも出てきている(アリアン6やバルカン)。

我が国のH3は、余剰の打ち上げ能力がないことから、重複運用期間で打ち上げスケジュールを塩梅することができない体たらくだ。

H2Aの47号機が無事に上がったのは喜ばしいが、まあ、それは当然ともいえる。

開発の遅れは、打ち上げスケジュールの遅れに直結している。

やれやれ・・・。

もっとも、過剰な打ち上げ能力を有し、他社の需要を吸収できるのは中国とインドとS社くらいしかない。

中国は、世界中から総スカンを食らっているし、インドは激安だが成功率が低く、ギャンブルなところがあるからな。

供給能力の谷間を凌ぐのにS社を使うのは無難な選択だし、エリックバーガーが欧州アレルギーだからといって、大騒ぎするほどのことではない。

数年後になれば、打ち上げロケットの更新も一段落して、供給過剰な状態が生まれる。

競争が激化するかどうかはともかく、キャリアを選べる状況になる。

有利な条件を提示できるところから埋まり、不利な条件しか提示できないところは消えていくか、先細りの官需に頼ることになる。

アリアン6は、それでいいのだ。

最低、欧州の官需を賄うことができる、米国に対するカウンターパートを維持できればいい。

商業ベースでの打ち上げロケットの開発競争は、スターシップの登場で終わる。

少なくとも、数十年は停滞する。

面白いのは、今だけか・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(SpaceXが年間打ち上げ回数の記録を更新)
https://arstechnica.com/space/2023/09/spacex-broke-its-record-for-number-of-launches-in-a-year/

「SpaceXは、過去12か月間で83回のFalcon 9またはFalcon Heavyミッションを打ち上げました。」

「今年末までに月に10回のファルコン飛行を目指し、来年には月に12回の飛行を目指す」

「スペースXは2023年上半期に約447トンの貨物を軌道上に輸送したが、これは世界中で軌道上に打ち上げられた全物質の約80%に相当する。」

「来年には世界の総ペイロード質量の約90%を軌道上に打ち上げる予定」

つーことは、あれだな、2025年には、100パーセントの打ち上げを目指すわけだ(ありえねー・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

各国の打ち上げロケットの更新が停滞しているとはいえ、S社依存がこれほどまでとは思わなかったな。

打ち上げ回数については、年間100回はムリポと見ていたけど、カリフォルニアが頑張っているので、可能性は残っている。

つーか、月に10回打ち上げれば、楽勝でクリアーできるしな。

スターシップの打ち上げ頻度が劇的に上がっていることの影響が大きい。

V2ミニに完全に置き換わっていることも影響しているだろう。

打ち上げごとのスループットは、V1.5の1.5倍だが、機数自体は3分の1近くに減少しているからな(56機→22機)。

まだ、残存率も低いだろう(未確認)。

それにしても、全世界のペイロードの80パーセントというのはべらぼーな数字だ。

これが、スターシップが完成した暁にどれほどになるかを考えると、背筋が寒くなる気がする(95パーセント超え確実!?)。

そんなに、依存しちまって大丈夫なのかあ?。

打ち上げロケット=スペースエクスプラレーション社のスターシップのことになるわけだ。

その他大勢は、例外扱い・・・。

少なくとも、貨物打ち上げについて、第一選択になることは間違いない。

有人化は、最低でも10年先になるだろうが、そうなれば、既存の有人カプセルをことごとく歴史の彼方に追いやるだろう。

地球低軌道で100人・・・。

まあいい。

大陸間弾道旅客ロケットが実用化されれば、毎日のように(1日10回以上?)有人弾道飛行が行われることになる。

メキシコ行くのも簡単だな(毎週、セノーテに潜れるかも!)。

S社は、そこで稼いだ金を使って、火星移民を行うんだろう。

べらぼーめ・・・。

浮沈子は、地球教の信者だからな(銀河英雄伝説とは関係ありませんが)。

地球外生命は存在せず、人類は、多惑星種になることなく、この地球と共に滅びるべき存在だと信じている。

簡単に宇宙に出られる日が来れば、過去の遺物を見做されるに決まってるな。

レールガンや宇宙エレベーターなどではなく、コンサバな化学燃料ロケットでそれが実現されようとしていることは意外だ。

地球の重力井戸は、それほど深く、強力だ。

もっと軽い惑星だったり、月が近くを回っていれば、別の考えに至ったかもしれない。

まあ、そういう環境で生命が誕生するかどうかという別の問題もあるけどな。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子的には、大陸間弾道旅客ロケットで稼いだ金は、きっちり地元の地球に落としてもらいたい。

ICBMではMIRVという多弾頭ミサイルも開発されているからな。

目的地近くで小型着陸機を射出し、ホテルの屋上にでも着陸してくれると、大いに助かるんだがなあ・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(SpaceX と Falcon ロケットに関する神話、パート 4: SpaceX がすべての注文を引き受けるほど、競争相手は無能なのでしょうか?)
https://www.elonx.cz/myty-o-spacex-a-raketach-falcon-4-cast-je-konkurence-tak-neschopna-ze-spacex-prevezme-vsechny-zakazky/

「誰にとっても、安いことが常に最良の選択肢であるとは限りません。」

「しかし、同様の状況はすでに少なくとも一度発生しています。電気通信技術の開発の初期には、このサービス提供分野において米国が世界的に独占するという現実のリスクがありました。」

「当時、米国とソ連の両方の宇宙大国が検討されましたが、政治的理由により、米国のトールデルタ空母を優先することが決定されました。」

「米国との交渉は容易ではなく、最終的に交渉された条項は次のようなものでした。フランス政府は打ち上げられた衛星の実験的性質にコミットし、特定のサービスを商業目的で使用しないことを明確に確認する必要があります。そうでなければ、NASA が貨物を引き取って宇宙に輸送することはありません。」

衛生の名を取って、「シンフォニー事件」とも呼ばれるこの件は、欧州が独自の打ち上げ手段を持つきっかけとなった。

イーロンXの記事は、自動翻訳の関係からやや読みにくいが、この事件に関しては鳥嶋さんが記事を上げている。

(俺の屍を越えてゆけ - 欧州初の共同開発ロケット「ヨーロッパ」)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/spacetechnology-6/

「シンフォニー事件:」

「NASAは、打ち上げを引き受ける条件として「シンフォニーを商業目的で使わないこと」という要求を出した。」

「米国は、インテルサットが唯一無二の衛星通信システムであリ続けることを狙っていた」

「最終的に欧州はこの条件を飲み、1974年と1975年に1機ずつ、2機のシンフォニーが米国のロケットによって打ち上げられた。」

「この米国への遺恨と、ヨーロッパ・ロケットへの後悔は、欧州にとって「シンフォニー事件」として深く刻み込まれることになった。」

経済的に引合わなくても、欧州が独自の打ち上げ手段を持ち続けようとする姿勢は変わらない。

が、もちろん、全ての衛星を欧州のロケットで上げる必要はない。

現在は、1970年代ではないのだ。

全世界の重量ベースのペイロードの8割を、一社独占で上げている状況が好ましいとは思わないけど、それが2020年代の現実だ。

「巨象」スターシップが「部屋」から解き放たれれば、世界の衛星打ち上げ秩序は崩壊する。

浮沈子は、ブルーオリジンのニューグレンに期待していたんだが、いつになっても影も形も出てこない。

その他大勢の中から、対抗しうるロケットが出る兆しはない。

いずれも、プランだけだったり、開発意向だけに留まっている。

最低でも、21世紀前半に対抗馬が登場することはない(断定的!)。

米国が国策から、他国のペイロードの打ち上げを差し止めた時に、最低限打ち上げ可能なロケットだけが維持されるし、それらはせいぜい部分的再使用に留まるだろう。

ガチでスターシップと競争なんてできるわけはないのだ。

残るのは、落穂拾いのように、任意の軌道に軽量衛星を打ち上げる小型ロケットだが、市場が広がるとは思えないしな。

既に、小型衛星をまとめて打ち上げるサービスは定着している。

欧州は、確信犯だ。

商売として、本気でアリアンを続けるつもりはないだろう。

そりゃあ、アリアン100くらいになれば、完全再使用ロケットになっているかもしれないけど、その頃の人類は、みーんな火星に住んでるかもしれないしな。

打ち上げは、ギアナからじゃなくて、火星から行われているかもしれない。

地球教の未来も、怪しいかもな・・・。

🐱変異種:EG.5が増加中:BA.2.86亜系統も2023年09月08日 19:17

変異種:EG.5が増加中:BA.2.86亜系統も
変異種:EG.5が増加中:BA.2.86亜系統も


(変異株について)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.html

(ゲノム解析結果の推移(週別)
(令和5年9月7日12時時点))
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu0509071.pdf

グラフを見ると、EG.5が増加傾向なことが分かる。

XBB.1.6を置き換えつつあるようにも見えるが、何とも言えない。

両者を合わせると過半数な状況が続いている。

その他、XBB亜系統の割合に大きな変化はなく、注目されているBA.2.86は、統計にはまだ乗ってこない(1例が検出されたばかり)。

重症化率が小さいということは、医療資源を圧迫することなく、限られた治療体制で凌いで行けることを意味する。

流行の増加率についても同じだ。

新型コロナは、今ではほとんどの場合、治療可能な病気だからな。

それでも高齢者などは重症化するし、死に至る病であることに変わりはない。

罹患せずに済めば何よりだし、ワクチンうって重症化が防げるならうつのがいいに決まっている。

ファイザーか・・・。

最速の7回目接種を選択したんだが、10月4日からのモデルナでも良かったかもな(いずれも、副反応はキツイ!)。

この間、ダイビングが2つほどつぶれている(あーあ、久々のダブルタンクだったのに・・・)。

密を回避する観点から、キャンプ絡みのイベントもパスした。

メキシコ行きのためのトレーニングに絞って、必要最小限の行動しかとれない。

10月に入れば、稲取合宿(たぶん一人)も再開する。

蹴って蹴って蹴りまくり、暴れて暴れて暴れまくる。

自分の手足の延長として、無意識に器材を扱えるようになるまで繰り返し行う。

座学の予習もしておかないとな(まだ半分しか読んでない)。

浮沈子は、厳密には生徒じゃないけど、同じように参加する。

ファンダイブ兼トレーニングダイブ兼講習再受講だ。

まあいい。

メキシコで、そのとき何が流行しているかは分からない。

プラヤデルカルメンは、米国の裏庭みたいなもんだからな。

米国で流行している変異種が、そのまま蔓延しているんだろう。

もちろん、旅行者は誰もマスクなんてしていないし。

やれやれ・・・。

2年前の晩秋、オミクロン流行前夜、まさに命名された11月26日に、浮沈子は成田から初のメキシコ行きの便に乗った(ANAのメキシコシティー行き)。

メキシコ行きと、新たな変異種の登場との怪しい関係・・・。

今、業界で注目を集めているBA.2.86は、オミクロン同様、多くの変異を遂げて、静かに流行のタイミングを計りながら潜伏している。

アルファの流行の際も、多くの変異が蓄積されていたという。

一般に、高病原性のウイルスは、広く流行することは少ない。

だって、宿主が死んじまったら元も子もないからな。

上手く共存するためには、あんまガンガン増殖したり、宿主の資源を食いつぶしたりせずに、大人しくしているのが有利といわれている。

しかし、2014年に西アフリカで流行したエボラは、高病原性の感染症が航空機によって、全世界に広がるリスクを明らかにした(致死率は30パーセント超)。

現在、そのリスクはさらに高まっている。

新型コロナが未来永劫、高病原性に変異することはないとか、万が一そうなっても、宿主の死亡などで流行が抑制されるから心配には及ばないなどということは、誰にも言えない。

ヒトの免疫を回避する能力を研ぎ澄まし、新たな流行のチャンスをうかがっている。

もちろん、ウイルスにそんな戦略はない。

人類と同じだけ、この地上で進化し続けた生物として(生物なのかあ?)共存しているだけだ。

変異こそ、新型コロナウイルスの真骨頂だ。

その変異のペース、感染速度、増殖能力、病原性、エトセエトセが、現代の人類の生活様式(都市生活者の増加や航空機移動を含む)にぴったりとマッチした結果が、世界的な大流行を生む。

浮沈子的には、無症候性キャリアからの感染割合の多さも気になるところだ。

WHOは、緊急事態宣言を解除したが、警戒を解いたわけではない。

国立感染症研究所が、BA.2.86系統について本日レポートをリリースしている。

(新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 BA.2.86系統について)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12240-sars-cov-2-ba-2-86.html

「2023年9月7日までに67件(イスラエル3件、デンマーク12件、米国7件、英国8件、南アフリカ16件、ポルトガル2件、スウェーデン5件、カナダ2件、フランス6件、スペイン3件、オーストラリア1件、韓国1件、日本1件)の患者から分離」

「国内では9月7日に東京都からGISAIDに登録されたBA.2.86.1系統1件のみが確認されている。東京都から報告された1件については、8月24日に都内医療機関で採取された検体であることが公表されている」

「BA.2.86系統は、スパイクタンパク質にBA.2系統と比較して30以上、XBB.1.5系統と比較して35以上のアミノ酸の違いがあることから、ワクチンや感染による中和抗体による免疫から逃避する可能性が生じている。」

「現時点で、重症度の変化や感染性に関する疫学的、臨床的知見はない。」

「検査への影響に関して、国立感染症研究所ではBA.2.86系統のゲノム解析結果から感染研PCR法におけるプライマー、プローブ配列に変異がないことを確認している」

「秋以降に接種が実施されるXBB.1.5系統対応1価ワクチンを生産、販売しているファイザー社、モデルナ社はいずれも現在準備中のワクチンにおいて、BA.2.86系統に対する中和活性を確認した」

「CDCは複数の米国政府機関の専門家で構成されるSARS-CoV-2 Interagency Group (SIG)の意見として、 BA.2.86系統の有するアミノ酸変異からは、ニルマトレルビル・リトナビル、レムデシビル、モルヌピラビルなどの現在使用可能なCOVID-19に対する抗ウイルス薬はBA.2.86系統に対しても有効性が示唆されるとしている」

うーん、今のところ、具体に大騒ぎしなければならない状況にはないようだな。

「検出数は少ないものの、既存の変異株と比較したアミノ酸の違いが多いことから、WHOは8月17日に、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は8月24日にBA.2.86系統を監視下の変異株(VUM:Variants Under Monitoring)に指定した」

こいつが大化けするとか、似たようなのが出てきて流行が加速するようなことになれば、全世界的に感染対策を放棄している現状は、ウイルスにとっては天国そのものだからな。

あっという間に広がるだろう。

まあ、広がっても分からないということもある(検査してないし)。

もちろん、流行しない方がいいし、病原性が上がらない方がいいに決まっている。

浮沈子は、高齢者で持病持ちだ。

ダイビングなどという、それでなくてもリスキーな趣味を持ち、それを続けるために、感染のリスクが高いフィットネスに通っている(今日は台風でサボりましたが)。

周囲は、感染経験者だらけになっているし、いつ罹患してもおかしくはない。

新型コロナに関して、何か知識を得たからといって、行動に大きな変化を与えることはない。

脳を発達させた動物としては失格だな。

リスクを回避し、生存確率を上げる行動に繋がらなければ、獲得した情報を有効に活用しているとは言えない。

いつものように爆食し、いつものように爆睡する。

結果、リバウンドして青くなり、慌てて冷房の効いたフィットネスで運動して汗をかく(矛盾してね?)。

まあ、どうでもいいんですが。

ワクチン接種の日程を優先させて、ダブルタンクのトレーニングダイブをパスしたことと、密回避を理由に高所ダイビングをパスした程度だ。

フィットネスをさぼるのもカウントしてもいいかもしれない(そんなあ!)。

確認しておこう。

東京都の第9波はピークアウトし、流行中の変異種はEG.5系統が増加している。

本日現在、全国の19歳以下の推定感染者数の増加は続いている。

ウクライナ紛争は続いているが、世界は概ね安泰だ。

新型コロナでは、3年余りの間に、全世界で数百万人が死んじまったが、ウクライナでは、1年半でせいぜい数十万人の死傷者だ。

人類を最も殺しているのが疫病であることは変わらない。

我々は、それを宿命として受け入れざるを得ない。

新型コロナで逝くヤツぁ逝ってよし!。

ジジババ中心の重症化なわけだから、世間の関心は低い。

社会不安の心配は消えた。

が、それは一時の話だけかもしれない。

一寸先は闇の新型コロナ。

その未来を照らす、ハンドヘルドライトは、どこにも売っていないのだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(コロナ死者増加の米国、次期ワクチンを8日にも承認へ)
https://forbesjapan.com/articles/detail/65859

米国の感染状況をレポートした記事が上がっていたのでリンクしておく。

「次期ワクチンは、米国では初めて接種が無料化されないコロナワクチンとなる。ファイザーとモデルナの両社は、新ワクチンの接種費用を1回110~130ドル(約1万6000~1万9000円)と見積もっている。ただし、保険会社の多くが接種費用を負担する見込みで、無保険者に対してはCDCが費用を負担するプログラムを今秋開始する。」

米国では、既にワクチンは有料化だ。

金の切れ目が命の切れ目・・・。

「コロナ関連の死者と入院は初夏から増加しており、秋から冬にかけても増加すると予想されている。CDCの最新データによると、死者は7月8日~8月26日に約18%増加し、入院は7月28日から8月26日の間に約16%増加した。」

我が国では、死者数の統計を放棄したからな(明らかになるのは、5か月後だ)。

「米国で現在主流となっているのは、XBB系統の1つである「EG.5」(通称エリス)で、8月20日~9月2日の全症例の約22%を占めていた。FDAによると、XBB系統は6月の時点で米国内の感染の95%を占めていた。」

ほほう、東京都の方がEG.5の割合が高いわけだ(36パーセント:8月14日~20日)。

「CDCが1月に発表した研究結果によると、既存の2価ブースターワクチンは、一般的な成人ではXBB系統に対して約50%の予防効果、65歳以上では約33%の予防効果がある。」

うーん、33パーセントというのは、WHOがワクチンとして承認するギリギリの数値だ(予防効果(通常は発症予防効果を指す)といえるかどうかだな)。

「米国ではまた、BA系統の一種である新変異株「BA.2.86」(通称ピロラ)が広まり始めている。今のところ、CDCの変異株トラッカーに現れるほどの症例数はないが、世界保健機関(WHO)はピロラを監視中の変異株のリストに加えた。ピロラの変異の数は、米国で今年初めに主流となったXBB.1.5よりも36多く、BA.2よりも34多い。」

頭が悪いヤツが多い米国では(そうなのかあ?)、変異週にあだ名をつけて、エリスとかピロラとか呼んでいるが、余計に混乱しそうな気がする。

「ピロラはXBB系統ではないため、新ブースターが効かない可能性も懸念されるが、モデルナは6日、新ブースターは臨床試験(治験)でピロラに対する中和抗体を8.7倍増加させることが確認されたと発表した。」

この辺の情報は、感染研でも補足している。

感染研によれば、ファイザーのピロラ絡みのレポートも出てるようだが、この記事では、現状、ノババックスは動物試験止まりで、下手をすると今期のワクチンは出ないかもしれない(未確認)。

まあいい。

実際の流行の中で、疫学的に判定しなけりゃ本当のところは分からない。

東京都の第9波が、どこまで落ちてくれるかが、当面の関心事だ。

米国は、夏の増加を引きずりながらワクチン投与に突入する。

どーせ、もう、ワクチンなんて流行らないだろうから、みーんな自然感染しちまうに違いない(そうなのかあ?)。

高齢者がアットーテキに重症化しやすいというのは、洋の東西を問わず同じだ。

新型コロナで逝くヤツぁ逝ってよし!。

米国辺りじゃ、徹底してるんだろうな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ファイザーは、最新の新型コロナウイルスワクチンがマウスの新たな変異種に対して強い反応を引き起こしたと発表)
https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/pfizer-says-updated-covid-shot-generated-strong-reaction-vs-new-variant-mice-2023-09-06/

感染研のレポートにリンクされていた元記事を当った。

「今秋使用が予定されているファイザー・ビオンテック(22UAy.DE)の新型コロナウイルスワクチンが、高度に変異したBA.2.86に対する強力な抗体反応を誘発したと発表した。マウスの前臨床研究におけるコロナウイルスの亜変異体。」

「モデルナ(MRNA.O)は水曜日初め、ヒトを対象とした臨床試験データにより、最新のワクチンがBA.2.86亜種に対して有効である可能性が高いことが示されたと発表した。」

ファイザーはマウスで確認し、モデルナはヒトを対象に確認している。

記事には、気になる記述もある。

「米国疾病管理予防センターは以前、BA.2.86が以前に新型コロナウイルスに感染したことのある人、または以前にワクチン接種を受けた人に感染を引き起こす可能性が高い可能性があることを示唆していました。」

まあ、単純に変異箇所が多いことからの推測だろうけど、ブレイクスルー感染や、再感染が日常的になるかもな。

だから、新しいワクチンをうちましょうというのが、米国CDCの文脈なことは見えている。

が、我笛吹けど汝ら踊らず、縁なき衆生ばっかしの米国じゃあ、ムリポだろう。

我が国は、世界に先駆けてワクチンを承認した。

全人口の2割程度しか調達しないけどな(重症化率が高い高齢者の全数にも足りない)。

やれやれ・・・。

仮に、ピロラ(BA.2.86)が、第二のオミクロンだったりしたら、爆発的流行は間違いない。

米国の死者統計を見る限り、XBB亜系統でも、死者の増加は観測されている。

病原性が落ちたという話も聞かない。

ピロラの病原性についての情報はないけど、XBBと同程度なら、悲惨な結果になるだろうな。

10億人の感染と1千万人の死者だ(かなり控えめな予想・・・)。

オミクロン登場前夜の、あの解放感は最早ない(ワクチンで、デルタ根絶したしな:東京都における新規感染者数は、一桁まで落ちた!)。

ちなみに、東京都における昨日の新規推定感染者数は、減少傾向にあるとはいえ、14569人だ。

べらぼーめ・・・。

数千倍のベースラインからの、未曽有の大流行が待っているのか。

それとも、例によって、浮沈子の杞憂に終わるのか。

その答えは、やがて分かる。

分かった時には、すでに手遅れだったりするんだがな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(新たな変異株「ピロラ」拡大、欧州当局が警告-コロナ感染者が増加)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-08/S0MZGOT1UM0W01

「欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、大きく変異した新型コロナウイルスの新たな変異株「ピロラ」が欧州大陸で広がっており、コロナ感染者増加の背景にあるかもしれないと警告した。」

欧州よ、おまえもか・・・。

「ECDCは声明で、正式名称「BA.2.86」のこの変異株は8月に散発的に確認されたとし、最近の顕著な感染拡大の要因となっている可能性に言及した。」

あくまでも可能性を指摘しただけで、明確なエビデンスがあるわけじゃない。

「ECDCのアモン所長は声明で、新たな変異株が重症化やワクチンの効果低減と関連している証拠はないと指摘した。」

が、当局が、ピロラを山車にして、ワクチン接種や感染対策を推進しようとしていることは明白だな。

「北半球で秋と冬が近づく中で、欧州などの当局は各国に対し、重症化リスクのある人を中心にワクチン接種を進める取り組みの強化を呼びかけている。」

反ワクチンキャンペーンを展開してきたマスコミが、どう反応するかが見ものだ。

我が国の政府は、従来、9割以上が接種している高齢者の全数にも満たない調達しかかけていない。

つまり、全くやる気がないことを最初から大っぴらにしているわけだ。

もちろん、追加調達があることを前提とした初回調達というエクスキューズはあるけど、接種対象は1億人以上だからな(調達数は2500万)。

米国や欧州が、どれ程の調達を掛けているのかは知らない。

浮沈子は、以前から自然感染による免疫獲得を前提とした政策だと非難しているけど、全世界的にそういう傾向にあるのかもしれない。

ワクチンが効かないわけではないけれど、うったからといって罹患しないというわけでもない。

感染予防効果、発症予防効果は、あっても極僅かで、重症化予防効果にしても、経時的減弱が激しく、持って半年、それを期待するしかない高齢者に至っては、3か月がいいところだろう(未確認:重症化予防効果については、年齢階層別の差はないという話も)。

そんなワクチンでも、ないよりはマシだ。

ピロラを山車に使う手は、どこも同じだ。

つーか、使えるものは何でも使う。

脳を発達させた動物としては、情報によって行動を変容させなければ失格だからな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(コロナワクチン、国費での無料接種終了へ 65歳未満は原則自己負担)
https://mainichi.jp/articles/20230907/k00/00m/100/298000c

「65歳以上の高齢者など重症化リスクが高い人の場合、季節性インフルエンザワクチンと同じで、費用の一部を国の交付金でまかなう「定期接種」に位置づけ、秋冬に1回実施する方向で調整している。」

ははあ、それで第9波じゃないって言ってたのかあ・・・。

が、その論理は通用しないだろうな。

第6波を超える規模で流行し、死者も相当数出ているに違いない。

ワクチンというのは、流行に先立って接種し、流行そのものを抑えることによって、感染、発症、重症化を予防するためのもんだ。

明らかな夏季の流行が認められるにもかかわらず、ワクチン接種をしない理由をどう説明するつもりなのか。

エビデンスに基づく政策ではなく、行政的都合でテキトーにでっち上げて、丸め込もうとしている。

まあいい。

我が国は熱帯化しつつあるからな。

そのうち、インフルも夏季に流行するようになるかもしれない(そうなのかあ?:<またまた追加>参照)。

そうなれば、年2回のワクチン接種というのが常態になる可能性もある。

重症化予防の観点からも、年1回というのは難しいだろう。

経時的減弱が激しい新型コロナワクチンの場合、冬季だけでも持つかどうかが怪しいくらいだ。

浮沈子は、今月うつけど、せいぜい年内くらいしか効き目はないと見ている。

来年になったら、バンバン罹患するかもな。

やれやれ・・・。

今期の流行で、罹患せずに済むとは思えない。

年末以降は思い切り引き籠る予定だけど、流行状況によっては避けられないだろう。

1シーズンも持たないワクチンをうっておいて、それで年間引っ張ろうというのは無理がある。

流行を抑えようという気はさらさらないし、いったいどういうつもりなんだろうか。

やっぱ、自然感染してくれというのが本音だと思わざるを得ない。

2500万件しかワクチン調達しないで、よく言うよ・・・。

<またまた追加>ーーーーーーーーーー

(インフルエンザの流行続く 収束せず次のシーズン入りは99年以降初)
https://news.yahoo.co.jp/articles/074e04f59c832fda0d10680ec7eff2c56460280b

「全国約5千カ所の定点医療機関から報告された最新1週間(8月28日~9月3日)の季節性インフルエンザの患者数が、1医療機関あたり「2・56人(速報値)」だった。「1人」を超すと「流行」とされ、昨年12月19~25日に流行期入りしたあと、これまで一度も下回っていない。」

「流行が収束しないまま次のシーズンに突入するのは、現在の方法になった1999年以来、初めてという。」

やれやれ・・・。

「流行が続いている背景として、3年間インフルの流行がなかったことや、昨年のワクチン接種から時間がたったことで、1人が感染すると周囲に広がりやすい状況があると指摘する。また、新型コロナの5類移行で感染対策が緩んだこともあるという。」

何か、目に見えないところで、静かに大きく変わっていることがあるんだろう。

感染症の流行や免疫の低下は、その大きな動きが表面化した一部分なのに違いない。

我が国のように、平和で静穏な状況でなければ、その他のノイズにかき消されてしまう程度の微妙な変化。

個人のレベルでは、なんとなくいつもと違う程度にしか感じられない、ごくわずかの違い。

やっぱ、地磁気異常とか、異星人の攻撃とか、マトリックスのバグとか、そういうワケワカな話になるんだろうか?(それはそれで、嫌いじゃないんですけど)。

(地磁気は人体に影響しますか?)
https://www.isee.nagoya-u.ac.jp/50naze/chijiki/46.html

「東洋医学では、磁気も健康に影響を及ぼす「気」の一種とみなされています。 しかし、自然科学の立場から言えば、地磁気が人の健康に直接影響することはないと考えられます。 このことは、地磁気が人を含む生命の健康状態と無関係であるという意味ではありません。」

うーん、禅問答のような回答だな。

「例えば、地磁気が弱くなれば宇宙船の照射が増え、人の健康に甚大な影響を及ぼすことになると予想されます」

つまり、「直接的な影響」はないけど、「間接的な影響」はあるということか。

2001年宇宙の度では、チコクレーターの地磁気異常から、モノリスを発見してしまうという筋書きだった記憶がある。

(モノリス(2001年宇宙の旅))
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%82%B9%282001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85%29

「TMA-1
月面のチコクレーター付近で発見された磁気異常の正体「チコ磁気異常(Tycho Magnetic Anomaly)」として、月の地下から発掘された物体。」

まあ、どうでもいいんですが。

(地磁気:地磁気の変動の地球環境への影響)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97#%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97%E3%81%AE%E5%A4%89%E5%8B%95%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF

「地磁気が弱まる事により、大気圏内への宇宙線の入射量が増大することにより、大気中の過冷却水蒸気が宇宙線の飛跡を核として凝結するため、雲の量が増加して日射量に影響を与える。また、地表に到達する宇宙線の増加により、生物のデオキシリボ核酸が損傷する確率が高まるため、突然変異の増加する一因とも考えられる。」

そろそろ地磁気反転がおこるのではないかとか、地磁気の減弱が続いているとかいう話はよく聞く。

「関連する映像作品:
ドキュメンタリー『サイエンス・ワールド』シリーズ 第6回『地球の見えざる盾』(ナショナル・ジオグラフィック)」

録画して、何度も見返しているんだが、だいぶ洗脳されちまってるのかもしれない。

いずれにしても、今年の夏の暑さは異常だった。

免疫が低下するくらいは、想定の範囲内だろうな・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:偽りの選挙:統治とは何か2023年09月08日 22:52

ウクライナ降伏不可避:偽りの選挙:統治とは何か
ウクライナ降伏不可避:偽りの選挙:統治とは何か


(ウクライナ4州で「偽りの選挙」 実効支配の既成事実化狙うロシア)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bd8fee7eb46648d83783826ce2575e42c947f57

「昨年秋以降、ロシア軍は占領地を失うなど全域を掌握しておらず、ウクライナの反転攻勢も進む中での強行となる。」

「現地からの報道によると、「安全のため」として、8月31日以降、4州で前倒しで投票が始まった。4州から避難した住民向けにロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島に投票所を設けるなど、選挙の「正当性」を懸命にアピールする。」

選挙なら、民主的に行われるから問題ないんじゃないかと思うほど、浮沈子は世間知らずじゃない。

関連記事ではこんな感じだ。

(ロシア、10日に統一地方選 「併合4州」でも実施 侵略正当化狙う)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f20a40e99837a88dba01da7689ff8869fe4ed285

「プーチン政権下のロシアの選挙を巡っては長年、反体制派勢力が選挙結果の操作疑惑を指摘。野党は政権側との対立を避ける「体制内野党」となっている上、反体制派候補の出馬も制限されるなど、選挙は相当部分で形骸化している。露政権は今回の統一地方選でも政権側の圧勝を演出し、統治の正当性を内外に誇示する思惑だとみられる。」

浮沈子が良く知っているどこかの国でもそうだけど、選挙というのは統治の正当性をアピールするための祭りだ。

大方の選挙区では、投票以前に結果は分かっている。

浮動票が多い都市部でさえ、最近では開票の瞬間に当確が出る始末だ。

やれやれ・・・。

そもそも、立候補者を立てるかどうかというところでもめたりする(無投票当選が麗しいという「文化」があるからな)。

我が国は平和主義の民主国家ということになっているが、地方選挙の投票率が30パーセントとかいう状況で、胸を張ってそう言えるのかどうかだな。

まあ、どうでもいいんですが。

ロシア併合のウクライナの地で、どのような「選挙」が行われているのかは知らないが、住民の意向が反映されていることに疑問があるなら、現地取材でもして、徹底的に報道してもらいたいもんだ。

浮沈子は、そこには不都合な真実があるに違いないと見ている。

国連憲章に違反して、武力で併合した土地で、まっとうな選挙が行われていたりすれば、まずいことになるんじゃね?。

併合地域は、元々、ロシア語話者が多いと聞いている。

特に、東部ドンバス地域は、ロシアとの関係が古くから深く、親ロシア勢力が台頭した経緯も、それらを踏まえたものだとされている。

もちろん、統治の一体性を維持するためには、んなもんを認めるわけにはいかないに違いない。

同じことはクリミアにも言えるだろう。

(ウクライナにおけるロシア語)
https://en.wikipedia.org/wiki/Russian_language_in_Ukraine

「20世紀初頭、ロシア人は、 キエフ(54.2%)、ハリコフ(63.1%)、オデッサ(49.09%)、ムィコラーイウ(66.33 %)など、ウクライナの現代国境内のほぼすべての大都市で最大の民族グループを形成した。」

「マリウポリ(63.22%)、ルハンシク(68.16%)、ヘルソン(47.21%)、メリトポリ(42.8%)、エカテリノスラフ(41.78%)、クロピヴニツキー(34.64%)、シンフェロポリ(45.64%)、ヤルタ(66.17%)、ケルチ(57.8%)、セヴァストポリ(63.46%)」

「キエフ国際社会学研究所による 2004 年の世論調査によると、家庭内でロシア語を使用している人の数は、国勢調査でロシア語を母国語として申告した人の数を大幅に上回っています。この調査によると、ロシア語は国内人口の 43 ~ 46% (つまり、ウクライナ語と同じ割合) で使用されており、ウクライナの東部および南部地域ではロシア語が人口の過半数を占めています。」

「クリミア自治共和国— 人口の77%
ドニプロペトロウシク州— 32%
ドネツク州— 74.9%
ルハンシク州— 68.8%
ザポリージャ州— 48.2%
オデッサ州— 41.9%
ハリコフ州— 44.3%
ムィコラーイウ州— 29.3%」

ニュースで報じられる地域は、いずれもロシアの影響を色濃く受けている。

ロシアが、今回の侵攻で併合した地域は、もともとロシア語話者が多く、統治が容易な地域だったに相違ない。

もちろん、そうじゃない人々もいたんだろうけど、そういう人たちはシベリア送りになったり(そうなのかあ?)、難民として西部に移ったりしたんだろう(未確認)。

そういう地域で選挙をすれば、ズルしなくても、それなりの結果が出てくることになるのではないか。

もちろん、侵攻開始後には大きな変化が起きているに違いない。

「2023年8月にRATINGがウクライナ支配地域および難民を対象に実施した調査によると、調査対象者のほぼ60%が自宅で普段ウクライナ語を話し、約30%がウクライナ語とロシア語で、ロシア語はわずか9%だった。2022年3月以降、日常生活でのロシア語の使用は著しく減少している。回答者の 82% にとってウクライナ語が母語であり、16% にとってロシア語が母語です。海外に住む国内避難民や難民は、コミュニケーションに両方の言語を使用するか、ロシア語を話す可能性が高くなります。それにもかかわらず、国内避難民と難民の 70% 以上がウクライナ語を母国語と考えています。」

ウクライナ支配地域と、それ以外で、言語文化の分断が起こっていることが分かる。

ロシアは、当初、ウクライナ全土の支配を目指して首都に迫ったのかもしれないが、戦略的にも文化的にも、潜在的な問題を抱えていたわけだな。

現在の支配地域については、まあ、正義派じゃない浮沈子に言わせれば、無難なところと言えなくもない。

ウクライナ支配地域内でも、ロシア語話者が多い地域もある。

ウクライナ政府が、言語文化に対する圧力をかけている関係で、やがては逆転するのかもしれない。

が、ウクライナ紛争を見るときに、決して一枚岩ではないかもしれないという視点は重要だ。

それは、もちろん、ロシアが併合した地域でも同様だ。

90パーセントを超える支持など、ふつーじゃないからな(未確認)。

政治的、軍事的な報道がメインのウクライナ紛争だが、下部構造としての文化や経済の姿が見えてこない。

庶民と知恵としての面従腹背ということもある。

今日は、決まり文句(ウクライナ降伏不可避とか)は書かない。

地域の生活に密着した統治こそ、住民の幸福に繋がる。

いいじゃないの、幸せならば・・・。

(佐良直美/いいじゃないの幸せならば:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=lpVuQCTvrFQ

(佐良直美 いいじゃないの幸せならば 歌詞)
https://www.uta-net.com/song/442/

深いな・・・。

女心と秋の空か・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

それでも、住民をして戦場に駆り立てる国家の統治は必要なんだろう。

愛国心を鼓舞し、敵対心を煽り、国民の義務として刻み込む。

我が国でもやがて、そういう時代が再び訪れるんだろう。

北海道はロシアに、九州は韓国に、沖縄は中国に持っていかれて、箱根峠を境に、本州も別の国家になっちまう(そんなあ!:四国とかどーする!?)。

それでも、地域の住民にとっては何の不都合もないかもしれない。

世界が英語文化圏だけじゃないって、肌身で感じる多言語文化が定着するかもしれないしな。

いろいろ問題はあるだろうが、地域の平和と日常の幸福が何よりだ。

(ロシア併合4州の議会選を非難 松野氏「決して認めず」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/af1fafd0acdafdb332ee3cffc86a3756f97c5916

「ロシアによる併合は、ウクライナの主権と領土一体性を侵害する明らかな国際法違反だ。選挙の実施も決して認められない」

色々調べてからこの記事を読むと、何かむなしさが漂う気がするな・・・。