🐱新世界秩序:新たな冷戦構造が生む21世紀の姿 ― 2023年09月09日 07:46
新世界秩序:新たな冷戦構造が生む21世紀の姿
(習氏なぜ「重視」のG20を欠席? 議長国インドと緊張関係、健康配慮説も)
https://news.yahoo.co.jp/articles/85ddcf928912ccefd955f7260572b87bf3f62bd8
「20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を中国の習近平国家主席が欠席する。」
・インドとの緊張
・G20で温かい歓迎を受ける可能性が低い
・G20でのバイデン氏との接触は機が熟していない
・70歳を迎えた習氏の健康への配慮
・外遊機会を厳選することで権威強化につなげる狙い
・G20よりもロシア、インド、ブラジル、南アフリカとの新興5カ国(BRICS)首脳会議や、ロシアとともに主導する上海協力機構(SCO)を重視するようになった
おそらくは、複数の理由から総合的に判断したんだろうが、異例であることは確かだ。
浮沈子的には、中国にとってG20の相対的な重要性が低下したことが最大の理由と思っている。
「中国は一貫して高度に重視し積極的に関与してきた」
が、それは過去の話となった。
ウクライナを巡り、米国は賭けに出ている。
パクスアメリカーナを維持するために、ロシアに対する経済制裁を求め、どちらの陣営に付くかの踏み絵をさせている。
民主勢力対専制勢力という対立軸を打ち出している。
浮沈子は、個人的には歴史を改ざんし、言論を封じ込めている中国のような政治体制は好まないけど、好き嫌いは別として、総合的な国力を増してきた中国が、新たな世界秩序の構築を模索し始めていることは感じる。
ウクライナ紛争を契機として、そのことが鮮明になってきたことは間違いない。
ロシア、インドとは、国境を接していることもあり、対立する局面があることも事実だ(隣国を利することは自国に不利だしな)。
が、軍事力や経済力、人口など、総合的に見れば、協調出来ない話ではない。
振興5か国が集うBRICS重視というのは、一つの姿だ。
これから成長の伸びしろが大きいアフリカ諸国への関与もある。
もちろん、欧米も指を咥えて眺めているわけではないだろうが、大きな流れとして、世界秩序の再編が進むことは間違いない。
流れに棹差して、現状の維持に留まろうとするか、新たな秩序の構築を睨んで、調整を計るかはビミョーなところだ。
産経の記事は、世界が中国の変化に敏感になっていることをうかがわせる。
もちろん、現状では、その影響力は限られているし、分野によっては中国は総スカンを食らっている(浮沈子の関心の範囲で言えば、高い技術力や実行力を持ちながら、ISSやアルテミスには加えてもらえないしな)。
我が国が、現状で中国の影響下に全面的に加わることは考えられない。
が、しかし、世界が変わりつつあることも認識しておかないとな。
既に我が国の最大の貿易相手国は米国じゃないしな。
(日本の主な貿易相手国 | JFTCキッズニュース)
https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country_tmp.html
「1.輸出相手国の上位は、経済成長が著(いちじる)しいアジア諸国(しょこく)が多くを占(し)め、中国が2009年よりアメリカを抜いてトップになっています。
2.輸入相手国では、2002年にアメリカから中国にトップの座(ざ)が変わりました。このころ、製品の国際価格競争力を高めるために、日本の企業が労働賃金(ろうどうちんぎん)の安い中国に工場を建てて現地で製造し、日本に輸入するという新しい経済・貿易の体制ができてきたことが理由の一つです。」
うーん、浮沈子にぴったりの、分かりやすいキッズページだ。
最近は、現地生産から国内生産に逆転する現象も起こっており、必ずしも定着しているわけではないようだが、ポジションが大きく変わることはないだろう(未確認)。
最新の情勢はこちらで確認できる。
(最近の輸出入動向)
https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm
輸出入総額では、2007年以降、中国がトップになっている。
のみならず、その差はほぼ一貫して開いてきている。
輸出では、概ね拮抗していて、年によってトップが入れ替わっているが、中国が上位2か国以内にいることは変わらない。
輸入では、2002年以降、一貫して中国が首位だし、2009年以降、2位の米国の2倍以上の貿易額となっている。
パラダイムシフトは、既に始まっている。
つーか、平和と繁栄こそが形而下では求められているわけだし、それは常に経済原則に従う。
水は、高きから低きに流れ、正義と法秩序とは無縁だ(そうなのかあ?)。
石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
が、現実はそう単純じゃない。
正義はともかくとして、人間の世の中は弱肉強食のジャングルとは異なる。
食うか食われるかの弱肉強食な中に、人間の秩序を持ち込み、それこそ人間らしい生活を維持するために法の支配を維持している。
まあ、どんな法秩序を持ち込むかっつーのが問題なんだがな。
さらには、それがどのように運用されるかも含めて、無限のグラデーションが出来上がる。
話がそれた。
中国は、G20から徐々に離脱し、新たな世界秩序の構築を強化しようとし始めている。
世界秩序のパラダイムシフトが、明確な形を取って始まったと見るべきだろう。
それを止めることは誰にもできない。
太平洋の西半分を支配下に置こうとしている国が隣にある中、我が国は二等国家として、帰趨の選択を迫られている。
今すぐじゃないかもしれないが、その時は必ず来る。
台湾有事とか、朝鮮動乱とかな。
敵基地攻撃能力(反撃能力でもいいですけど)を獲得し、国内の民間飛行場を米軍に供出し、ドンパチやって死人続出でもいいけど。
正義と国際秩序の名のもとに駆り出されて、屍になるのも選択肢の一つだ。
我が国は、平和主義の民主国家だ(たぶん)。
同じように領土を不法に占拠されながら、敵国の首都にドローン飛ばして反撃するような真似はしない。
78年間、外交的手段で抗議し続けるだけだ。
それもまた、選択肢の一つとして確保しておきたい気がするんだがな・・・。
(習氏なぜ「重視」のG20を欠席? 議長国インドと緊張関係、健康配慮説も)
https://news.yahoo.co.jp/articles/85ddcf928912ccefd955f7260572b87bf3f62bd8
「20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を中国の習近平国家主席が欠席する。」
・インドとの緊張
・G20で温かい歓迎を受ける可能性が低い
・G20でのバイデン氏との接触は機が熟していない
・70歳を迎えた習氏の健康への配慮
・外遊機会を厳選することで権威強化につなげる狙い
・G20よりもロシア、インド、ブラジル、南アフリカとの新興5カ国(BRICS)首脳会議や、ロシアとともに主導する上海協力機構(SCO)を重視するようになった
おそらくは、複数の理由から総合的に判断したんだろうが、異例であることは確かだ。
浮沈子的には、中国にとってG20の相対的な重要性が低下したことが最大の理由と思っている。
「中国は一貫して高度に重視し積極的に関与してきた」
が、それは過去の話となった。
ウクライナを巡り、米国は賭けに出ている。
パクスアメリカーナを維持するために、ロシアに対する経済制裁を求め、どちらの陣営に付くかの踏み絵をさせている。
民主勢力対専制勢力という対立軸を打ち出している。
浮沈子は、個人的には歴史を改ざんし、言論を封じ込めている中国のような政治体制は好まないけど、好き嫌いは別として、総合的な国力を増してきた中国が、新たな世界秩序の構築を模索し始めていることは感じる。
ウクライナ紛争を契機として、そのことが鮮明になってきたことは間違いない。
ロシア、インドとは、国境を接していることもあり、対立する局面があることも事実だ(隣国を利することは自国に不利だしな)。
が、軍事力や経済力、人口など、総合的に見れば、協調出来ない話ではない。
振興5か国が集うBRICS重視というのは、一つの姿だ。
これから成長の伸びしろが大きいアフリカ諸国への関与もある。
もちろん、欧米も指を咥えて眺めているわけではないだろうが、大きな流れとして、世界秩序の再編が進むことは間違いない。
流れに棹差して、現状の維持に留まろうとするか、新たな秩序の構築を睨んで、調整を計るかはビミョーなところだ。
産経の記事は、世界が中国の変化に敏感になっていることをうかがわせる。
もちろん、現状では、その影響力は限られているし、分野によっては中国は総スカンを食らっている(浮沈子の関心の範囲で言えば、高い技術力や実行力を持ちながら、ISSやアルテミスには加えてもらえないしな)。
我が国が、現状で中国の影響下に全面的に加わることは考えられない。
が、しかし、世界が変わりつつあることも認識しておかないとな。
既に我が国の最大の貿易相手国は米国じゃないしな。
(日本の主な貿易相手国 | JFTCキッズニュース)
https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country_tmp.html
「1.輸出相手国の上位は、経済成長が著(いちじる)しいアジア諸国(しょこく)が多くを占(し)め、中国が2009年よりアメリカを抜いてトップになっています。
2.輸入相手国では、2002年にアメリカから中国にトップの座(ざ)が変わりました。このころ、製品の国際価格競争力を高めるために、日本の企業が労働賃金(ろうどうちんぎん)の安い中国に工場を建てて現地で製造し、日本に輸入するという新しい経済・貿易の体制ができてきたことが理由の一つです。」
うーん、浮沈子にぴったりの、分かりやすいキッズページだ。
最近は、現地生産から国内生産に逆転する現象も起こっており、必ずしも定着しているわけではないようだが、ポジションが大きく変わることはないだろう(未確認)。
最新の情勢はこちらで確認できる。
(最近の輸出入動向)
https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm
輸出入総額では、2007年以降、中国がトップになっている。
のみならず、その差はほぼ一貫して開いてきている。
輸出では、概ね拮抗していて、年によってトップが入れ替わっているが、中国が上位2か国以内にいることは変わらない。
輸入では、2002年以降、一貫して中国が首位だし、2009年以降、2位の米国の2倍以上の貿易額となっている。
パラダイムシフトは、既に始まっている。
つーか、平和と繁栄こそが形而下では求められているわけだし、それは常に経済原則に従う。
水は、高きから低きに流れ、正義と法秩序とは無縁だ(そうなのかあ?)。
石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
が、現実はそう単純じゃない。
正義はともかくとして、人間の世の中は弱肉強食のジャングルとは異なる。
食うか食われるかの弱肉強食な中に、人間の秩序を持ち込み、それこそ人間らしい生活を維持するために法の支配を維持している。
まあ、どんな法秩序を持ち込むかっつーのが問題なんだがな。
さらには、それがどのように運用されるかも含めて、無限のグラデーションが出来上がる。
話がそれた。
中国は、G20から徐々に離脱し、新たな世界秩序の構築を強化しようとし始めている。
世界秩序のパラダイムシフトが、明確な形を取って始まったと見るべきだろう。
それを止めることは誰にもできない。
太平洋の西半分を支配下に置こうとしている国が隣にある中、我が国は二等国家として、帰趨の選択を迫られている。
今すぐじゃないかもしれないが、その時は必ず来る。
台湾有事とか、朝鮮動乱とかな。
敵基地攻撃能力(反撃能力でもいいですけど)を獲得し、国内の民間飛行場を米軍に供出し、ドンパチやって死人続出でもいいけど。
正義と国際秩序の名のもとに駆り出されて、屍になるのも選択肢の一つだ。
我が国は、平和主義の民主国家だ(たぶん)。
同じように領土を不法に占拠されながら、敵国の首都にドローン飛ばして反撃するような真似はしない。
78年間、外交的手段で抗議し続けるだけだ。
それもまた、選択肢の一つとして確保しておきたい気がするんだがな・・・。
🐱スターシップ:FAA事故調査終了:で、飛ぶのはいつ? ― 2023年09月09日 13:55
スターシップ:FAA事故調査終了:で、飛ぶのはいつ?
(FAA、スターシップ事故調査を終了、2回目の飛行までに63の是正措置が必要)
https://spaceflightnow.com/2023/09/08/faa-concludes-starship-mishap-investigation-63-corrective-actions-needed-before-second-flight/
「スターシップが2回目の試験飛行を行う前に63の是正措置を講じる必要」
この点については、メディアによって異なる。
(FAAは、スターシップが再び飛行できるようになるまでにスペースXはやるべきことがまだあると述べている)
https://arstechnica.com/space/2023/09/faa-says-spacex-has-more-to-do-before-starship-can-fly-again/
「FAAがスペースX社に完了する必要があるとしている63の是正措置のリストがあるが、2回目のスターシップ打ち上げを進める前に同社がこれらすべての作業を完了する必要があるかどうかは明らかではない。」
まあ、いずれにしても、S社はこれから2回目の打ち上げに向けてFAAに対して再度申請を行い、認可を得る必要があるということなわけだ。
更に、環境や生物保護に関する訴訟に絡んで、ストップがかかる可能性もある。
「史上最大の高さ約400フィートのスターシップロケットは、次回の試験飛行に向けてテキサス州の発射台に立っている。試験飛行はFAAの承認を待って今月末までに実施される可能性がある。」
スティーブンクラークはそう言うけど、浮沈子的には年内ムリポが決定したと見ている。
「是正措置には、漏れや火災を防ぐための車両ハードウェアの再設計、堅牢性を高めるための発射台の再設計、設計プロセスへの追加レビューの組み込み、自律飛行安全システムを含む安全上重要なシステムとコンポーネントの追加分析とテストが含まれます。そして追加の変更管理慣行の適用」
事例的に挙げられた項目は、既にS社が改善に取り組み、達成したと公言しているものだ。
「SpaceXが、FAAが最終報告書で特定した具体的な是正措置のすべてではないにしても、その多くにすでに取り組んでいることは明らかです。スペースXは発射台の再設計を完了し、推進剤の漏れと後端の火災につながったロケット自体の問題(現在、スターシップの次の飛行のために発射台に設置されている)を修正したと発表した。」
「それ以来、スペースXは漏れの軽減を実施し、エンジンとブースターのハードウェアの両方でテストを改善しました。追加の是正措置として、スペースXは将来のエンジンベイ火災を軽減するために、スーパーヘビーの既存の消火システムを大幅に拡張しました。」
「スペースXの創設者兼最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は6月、技術者らがラプターエンジンの漏れやすい燃料マニホールドの改修を計画していると述べた。以前の設計では漏れが発生しやすく、マニホールドをエンジンに取り付けるために使用されるボルト穴から高温ガスが浸透する可能性がありました。新しいラプターエンジンはマニホールド設計が改良されており、技術者らは過熱ガスの漏れに関する懸念に対処するためにボルトにさらに多くのトルクを加える計画を立てた。」
「FAA の是正措置リストの中で最も顕著な問題の 1 つは、火工品を使用してロケットの推進剤タンクを割る自律飛行安全システム (AFSS) に関するものです。通常、これはほぼ即座に車両の破損につながるはずです。スペースXは、4月の試験飛行中にロケットがコースを外れて飛行した後、すべての起爆装置が予想通りに点火したが、システムの作動後ロケットがばらばらになるまでに「予期せぬ遅れ」があったと述べた。」
この点については、初出のスペースフライトナウが、興味深い記述を載せている。
「自律飛行安全システム(AFSS)は破壊コマンドを発行したが、「AFSS作動後の予期せぬ遅延」が発生し、破壊はエンジン点火後237.474秒まで延長された。」(Spaceflight Now:以下同じ)
「Spaceflight Now は SpaceX に連絡して、いつ破壊コマンドが発行されたのか尋ねましたが、公開時点では返答はありません。同社はメディアの質問にほとんど答えない。スペースXは準備した声明の中で、「システムの信頼性を向上させるためにAFSSを強化し、再認定した」と述べた。」
このメディアは、おそらく、S社が意図的にコマンドを遅らせた疑いを持っているんだろう。
公衆を危険に晒す犯罪的行為だが、もちろん、爆発炎上木っ端微塵と共に証拠は消えた(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
「飛行環境で開発飛行用ハードウェアをテストすることで、当社のチームは設計の変更やハードウェアのアップグレードを迅速に学習して実行し、将来の成功の可能性を高めることができます。衛星、ペイロード、乗組員、貨物をさまざまな軌道や地球、月、火星の着陸地点に運ぶことができる、完全に再利用可能な打ち上げシステムの構築に取り組む上で、再帰的な改善は不可欠です。」
逆に言えば、飛ばしてみなければ、この会社は完全に再使用可能な打ち上げシステムを構築することができないのだ。
成し遂げようとしている成果のためには、応分のリスクを分かち合おうということなのかな。
テキサス州民だけの問題ではない。
中途半端な打ち上げで、むりやり離脱した2段目が、世界のどこに落ちるかは分からないのだ(そうなのかあ?)。
ホットステージングに切り替えたことは、以前には少なくとも表ざたにはなっていなかったからな。
2回目の打ち上げのためだけの、強引な分離を行う手段として、パーシャルに使われる手法かも知れない(未確認)。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
FAAは、今回も、見て見ぬふりをするに違いない。
「FAA当局者らはこれまで、打ち上げ認可手続き中にスペースXの管理者らと定期的に対話していると述べていた。NASAと国家運輸安全委員会はオブザーバーとして調査に参加した。NASAは、スペースXがさらに多くのスターシップ試験飛行を進めることを熱望している。なぜなら、宇宙機関は月へ旅行する宇宙飛行士のための人間評価の着陸船としてこの宇宙船を頼りにするからである。」(アルスの記事より)
NASAは、圧力をかけるために同席しているに違いないのだ。
アルテミス3と4におけるHLSでは、スターシップがその役割を果たすことになる。
実際には、2028年以降になるんだろうが、その日程ですら間に合わないだろう。
最短の日程で飛ばしても、10回以上の試験飛行が必要だ。
しかも、浮沈子の妄想(燃焼室の設計に欠陥があるに違いない)が正しければ、ラプター2エンジンのままでは、いつまで経っても軌道飛行はできないからな。
先ごろの全基点火試験においても、2基のラプター2エンジンは、6秒間の予定燃焼を終えることすらできなかった。
エンジンに問題ありと分かっていて、満を持して行ったはずの、短い燃焼すら完遂出来ない。
S社は、これを成功としているらしいが、まったくもってワケワカだ。
全基燃焼試験を行う施設がない以上、飛ばしてみなけりゃ分らないということは理解できる。
逆に言えば、飛べなければ、開発は進まない。
エンジンが改良されない限り、仮に飛べたとしても同じことの繰り返しになるだけだ。
実際にどうなるかは分からないが、2回目の飛行試験は年内には不可能になった。
環境保護や生物保護の訴訟がどうなるかは、また別の話だしな。
スターシップの開発はスタックし、アルテミス3、4は塩漬け、2030年までに、米国が月面着陸することは、ますます怪しくなってきた。
中国がそれまでに月面着陸を行うかどうかは別にして、宇宙開発の領域でも彼我の差が縮まっていることは明らかだ。
いつか、どこかで逆転するのではないか。
全ては、スターシップの開発の成否に掛かっている。
NASAが同席するのは当然かもしれない。
仮に、そう、仮にラプター2のままで軌道飛行に成功したとしても、それは完全再使用に向けてのスタートラインに立つに過ぎない。
複雑なマニューバを無難にこなし、コロンビアを空中分解に追い込んだ耐熱タイルの悪夢を乗り越え、中の人間がどうなっちまうか分からないネコ着地(90度回転しながらのパワードランディング)を成功させなくてはならない。
やれやれ・・・。
10回やそこいらのテスト飛行で、可能かどうかも分からない。
HLSでは、そこまでできなくても構わないし、S社が本当に望んでいるスターリンクV2の打ち上げは、2段目使い捨てで行うことが決まっている。
その代わり、HLSについては軌道上給油という新たなハードルを乗り越える必要があるけどな。
が、どれもこれも、スーパーヘビーブースターがまともに機能して、2段目をあらまほしき高度と速度に運べたらの話だ。
ホットステージングで無理やり分離しても、成果は得られないだろうし、そもそもスーパーヘビーブースターは、1000回再使用するはずだからな。
やれやれ・・・。
6秒の燃焼も怪しいのに・・・。
まあいい。
が、ブリキ細工のようなスターシップが、短期間でフルスタックで打ち上げられたことは特筆に値する。
ラプターの開発は以前から行われていたとはいえ、ロケット自体が形になってきたのはつい最近だ。
エンジンがこれほどひどいとは思っていなかったが、敢えて困難な形式(フルフロー2段燃焼サイクルエンジン)を選び、出力も妥協しなかったわけで、当初の目論見通り開発に成功すれば、他社は当分追いつけないだろう。
おまけに(おまけなのかあ?)、燃料にはメタンを使用している(将来的には、水素とか別の燃料になるかも)。
灯油に比べて、扱いが難しいからな。
開発中に、何度か爆発炎上(少なくとも、1回は木っ端微塵)を経験している。
部屋の中のゾウは、1日にして成らずだ。
使い物になるまでには、あと、何年もかかるだろうが、解き放たれれば無敵の存在になる。
2回目のテスト飛行がいつになるかは不明だが、先はまだまだ長い。
2020年代は、ファルコンズで凌ぐしかないだろう(それでさえ、全世界のペイロードの8割を軌道に上げているけどな)。
確認しておこう。
IFT-2は、年内にはムリポとなった。
ホットステージングは、統合テスト飛行でしか使われない可能性がある。
ラプター2エンジンは、本体の改良がなければ使い物にはならない。
アルテミスは無期延期だ(そんなあ!:アルテミス2は、予定通り上がるかもな)。
スターシップが飛ばなくても、S社は無敵だ。
今日の時点では、ざっとこんなもんかな・・・。
(FAA、スターシップ事故調査を終了、2回目の飛行までに63の是正措置が必要)
https://spaceflightnow.com/2023/09/08/faa-concludes-starship-mishap-investigation-63-corrective-actions-needed-before-second-flight/
「スターシップが2回目の試験飛行を行う前に63の是正措置を講じる必要」
この点については、メディアによって異なる。
(FAAは、スターシップが再び飛行できるようになるまでにスペースXはやるべきことがまだあると述べている)
https://arstechnica.com/space/2023/09/faa-says-spacex-has-more-to-do-before-starship-can-fly-again/
「FAAがスペースX社に完了する必要があるとしている63の是正措置のリストがあるが、2回目のスターシップ打ち上げを進める前に同社がこれらすべての作業を完了する必要があるかどうかは明らかではない。」
まあ、いずれにしても、S社はこれから2回目の打ち上げに向けてFAAに対して再度申請を行い、認可を得る必要があるということなわけだ。
更に、環境や生物保護に関する訴訟に絡んで、ストップがかかる可能性もある。
「史上最大の高さ約400フィートのスターシップロケットは、次回の試験飛行に向けてテキサス州の発射台に立っている。試験飛行はFAAの承認を待って今月末までに実施される可能性がある。」
スティーブンクラークはそう言うけど、浮沈子的には年内ムリポが決定したと見ている。
「是正措置には、漏れや火災を防ぐための車両ハードウェアの再設計、堅牢性を高めるための発射台の再設計、設計プロセスへの追加レビューの組み込み、自律飛行安全システムを含む安全上重要なシステムとコンポーネントの追加分析とテストが含まれます。そして追加の変更管理慣行の適用」
事例的に挙げられた項目は、既にS社が改善に取り組み、達成したと公言しているものだ。
「SpaceXが、FAAが最終報告書で特定した具体的な是正措置のすべてではないにしても、その多くにすでに取り組んでいることは明らかです。スペースXは発射台の再設計を完了し、推進剤の漏れと後端の火災につながったロケット自体の問題(現在、スターシップの次の飛行のために発射台に設置されている)を修正したと発表した。」
「それ以来、スペースXは漏れの軽減を実施し、エンジンとブースターのハードウェアの両方でテストを改善しました。追加の是正措置として、スペースXは将来のエンジンベイ火災を軽減するために、スーパーヘビーの既存の消火システムを大幅に拡張しました。」
「スペースXの創設者兼最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は6月、技術者らがラプターエンジンの漏れやすい燃料マニホールドの改修を計画していると述べた。以前の設計では漏れが発生しやすく、マニホールドをエンジンに取り付けるために使用されるボルト穴から高温ガスが浸透する可能性がありました。新しいラプターエンジンはマニホールド設計が改良されており、技術者らは過熱ガスの漏れに関する懸念に対処するためにボルトにさらに多くのトルクを加える計画を立てた。」
「FAA の是正措置リストの中で最も顕著な問題の 1 つは、火工品を使用してロケットの推進剤タンクを割る自律飛行安全システム (AFSS) に関するものです。通常、これはほぼ即座に車両の破損につながるはずです。スペースXは、4月の試験飛行中にロケットがコースを外れて飛行した後、すべての起爆装置が予想通りに点火したが、システムの作動後ロケットがばらばらになるまでに「予期せぬ遅れ」があったと述べた。」
この点については、初出のスペースフライトナウが、興味深い記述を載せている。
「自律飛行安全システム(AFSS)は破壊コマンドを発行したが、「AFSS作動後の予期せぬ遅延」が発生し、破壊はエンジン点火後237.474秒まで延長された。」(Spaceflight Now:以下同じ)
「Spaceflight Now は SpaceX に連絡して、いつ破壊コマンドが発行されたのか尋ねましたが、公開時点では返答はありません。同社はメディアの質問にほとんど答えない。スペースXは準備した声明の中で、「システムの信頼性を向上させるためにAFSSを強化し、再認定した」と述べた。」
このメディアは、おそらく、S社が意図的にコマンドを遅らせた疑いを持っているんだろう。
公衆を危険に晒す犯罪的行為だが、もちろん、爆発炎上木っ端微塵と共に証拠は消えた(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
「飛行環境で開発飛行用ハードウェアをテストすることで、当社のチームは設計の変更やハードウェアのアップグレードを迅速に学習して実行し、将来の成功の可能性を高めることができます。衛星、ペイロード、乗組員、貨物をさまざまな軌道や地球、月、火星の着陸地点に運ぶことができる、完全に再利用可能な打ち上げシステムの構築に取り組む上で、再帰的な改善は不可欠です。」
逆に言えば、飛ばしてみなければ、この会社は完全に再使用可能な打ち上げシステムを構築することができないのだ。
成し遂げようとしている成果のためには、応分のリスクを分かち合おうということなのかな。
テキサス州民だけの問題ではない。
中途半端な打ち上げで、むりやり離脱した2段目が、世界のどこに落ちるかは分からないのだ(そうなのかあ?)。
ホットステージングに切り替えたことは、以前には少なくとも表ざたにはなっていなかったからな。
2回目の打ち上げのためだけの、強引な分離を行う手段として、パーシャルに使われる手法かも知れない(未確認)。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
FAAは、今回も、見て見ぬふりをするに違いない。
「FAA当局者らはこれまで、打ち上げ認可手続き中にスペースXの管理者らと定期的に対話していると述べていた。NASAと国家運輸安全委員会はオブザーバーとして調査に参加した。NASAは、スペースXがさらに多くのスターシップ試験飛行を進めることを熱望している。なぜなら、宇宙機関は月へ旅行する宇宙飛行士のための人間評価の着陸船としてこの宇宙船を頼りにするからである。」(アルスの記事より)
NASAは、圧力をかけるために同席しているに違いないのだ。
アルテミス3と4におけるHLSでは、スターシップがその役割を果たすことになる。
実際には、2028年以降になるんだろうが、その日程ですら間に合わないだろう。
最短の日程で飛ばしても、10回以上の試験飛行が必要だ。
しかも、浮沈子の妄想(燃焼室の設計に欠陥があるに違いない)が正しければ、ラプター2エンジンのままでは、いつまで経っても軌道飛行はできないからな。
先ごろの全基点火試験においても、2基のラプター2エンジンは、6秒間の予定燃焼を終えることすらできなかった。
エンジンに問題ありと分かっていて、満を持して行ったはずの、短い燃焼すら完遂出来ない。
S社は、これを成功としているらしいが、まったくもってワケワカだ。
全基燃焼試験を行う施設がない以上、飛ばしてみなけりゃ分らないということは理解できる。
逆に言えば、飛べなければ、開発は進まない。
エンジンが改良されない限り、仮に飛べたとしても同じことの繰り返しになるだけだ。
実際にどうなるかは分からないが、2回目の飛行試験は年内には不可能になった。
環境保護や生物保護の訴訟がどうなるかは、また別の話だしな。
スターシップの開発はスタックし、アルテミス3、4は塩漬け、2030年までに、米国が月面着陸することは、ますます怪しくなってきた。
中国がそれまでに月面着陸を行うかどうかは別にして、宇宙開発の領域でも彼我の差が縮まっていることは明らかだ。
いつか、どこかで逆転するのではないか。
全ては、スターシップの開発の成否に掛かっている。
NASAが同席するのは当然かもしれない。
仮に、そう、仮にラプター2のままで軌道飛行に成功したとしても、それは完全再使用に向けてのスタートラインに立つに過ぎない。
複雑なマニューバを無難にこなし、コロンビアを空中分解に追い込んだ耐熱タイルの悪夢を乗り越え、中の人間がどうなっちまうか分からないネコ着地(90度回転しながらのパワードランディング)を成功させなくてはならない。
やれやれ・・・。
10回やそこいらのテスト飛行で、可能かどうかも分からない。
HLSでは、そこまでできなくても構わないし、S社が本当に望んでいるスターリンクV2の打ち上げは、2段目使い捨てで行うことが決まっている。
その代わり、HLSについては軌道上給油という新たなハードルを乗り越える必要があるけどな。
が、どれもこれも、スーパーヘビーブースターがまともに機能して、2段目をあらまほしき高度と速度に運べたらの話だ。
ホットステージングで無理やり分離しても、成果は得られないだろうし、そもそもスーパーヘビーブースターは、1000回再使用するはずだからな。
やれやれ・・・。
6秒の燃焼も怪しいのに・・・。
まあいい。
が、ブリキ細工のようなスターシップが、短期間でフルスタックで打ち上げられたことは特筆に値する。
ラプターの開発は以前から行われていたとはいえ、ロケット自体が形になってきたのはつい最近だ。
エンジンがこれほどひどいとは思っていなかったが、敢えて困難な形式(フルフロー2段燃焼サイクルエンジン)を選び、出力も妥協しなかったわけで、当初の目論見通り開発に成功すれば、他社は当分追いつけないだろう。
おまけに(おまけなのかあ?)、燃料にはメタンを使用している(将来的には、水素とか別の燃料になるかも)。
灯油に比べて、扱いが難しいからな。
開発中に、何度か爆発炎上(少なくとも、1回は木っ端微塵)を経験している。
部屋の中のゾウは、1日にして成らずだ。
使い物になるまでには、あと、何年もかかるだろうが、解き放たれれば無敵の存在になる。
2回目のテスト飛行がいつになるかは不明だが、先はまだまだ長い。
2020年代は、ファルコンズで凌ぐしかないだろう(それでさえ、全世界のペイロードの8割を軌道に上げているけどな)。
確認しておこう。
IFT-2は、年内にはムリポとなった。
ホットステージングは、統合テスト飛行でしか使われない可能性がある。
ラプター2エンジンは、本体の改良がなければ使い物にはならない。
アルテミスは無期延期だ(そんなあ!:アルテミス2は、予定通り上がるかもな)。
スターシップが飛ばなくても、S社は無敵だ。
今日の時点では、ざっとこんなもんかな・・・。
🐱変異種:ピロラ(BA.2.86):感染力が弱いのにクラスター ― 2023年09月09日 16:49
変異種:ピロラ(BA.2.86):感染力が弱いのにクラスター
(新しい変異株「BA.2.86系統」について現時点で分かっていること)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f54dab67b5e782fc48b2c7cd09dfe6034c95063f
「2023年9月9日までに14カ国(イスラエル、デンマーク、アメリカ、イギリス、南アフリカ、ポルトガル、スウェーデン、カナダ、フランス、スペイン、オーストラリア、韓国、日本、タイ)で100例以上の患者からBA.2.86系統が分離されたと報告」
「日本国内では現時点では「BA.2.86系統」に感染するリスクは低く、現在の流行はXBB系統と呼ばれる他の変異株によるもの」
まあ、ここまでは既知の話だ。
浮沈子的に気になったのは次だな・・・。
「この「BA.2.86系統」は、免疫逃避は極めて強いものの、細胞への感染力はXBB系統と比べると低くなっている、という実験室での研究が発表されています。」
「東京大学医科学研究所の佐藤研からも同様に、感染力がはB.1.1やEG.5.1よりも有意に低いことが示されています」
おっと、免疫を逃れても、細胞への感染力は低いのか・・・。
更に気になる記述も・・・。
「過去にXBBに感染した人やワクチン接種者の持つ免疫は「BA.2.86系統」を十分に中和できなかったという結果が報告されています。」
まあ、ここで言っているワクチンというのは、せいぜいBA.1対応か、BA4/5対応の2価ワクチンだろうけど、XBB亜系統罹患者の免疫が効かなかったという報告は気になる。
これは、既報の「令和5年秋開始接種ワクチンで、ピロラ撃退可能」という話としっくりこないからだ(ワクチンは違いますが)。
自然感染による罹患より、ワクチンの方が予防効果が高いということか。
まあいい。
こんな話も出ている。
「しかし、現実社会での感染力についてはまだ分かっていないことが多く、すでにイギリスでは高齢者施設でのアウトブレイクが報告されています。」
「33人のうち、29人がアウトブレイクの4ヶ月前に新型コロナワクチンをブースター接種していたとのことであり、やはり免疫逃避が強い」
やれやれ・・・。
少なくとも、既存のワクチンで4か月過ぎたら、少なくとも感染予防効果は期待できないということだ(浮沈子は既に4か月経過2日前!)。
「これから接種が始まるオミクロン株XBB.1.5系統対応ワクチンは、「BA.2.86系統」に対してもある程度は効果が期待できることが推測されます。」
さて、どうなることやらだな。
上記の通り、自然感染による免疫は、するりと逃避されてしまうようだからな。
いずれにしても、浮沈子にワクチンをうたないという選択肢はない。
最速の接種を狙うのみだ。
「現時点では、オミクロン株が登場したときほどの爆発的な拡大はみられていませんが、水面下で広がっているという可能性はあるかもしれません。」
国立大学の教授職になると、表現も控えめだな。
ウイルスの感染力について、整理されている記事を見つけた。
(新型コロナウイルス「オミクロン株」の特徴について【感染力・症状・重症化】)
https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/covid19-omicron-variant/
「そもそもウイルスの伝播しやすさには、
1.ウイルス自体の細胞に侵入する能力 (infectivity)
2.感染者側のうつしやすさ(contagiousness)
3.未感染者側の罹りやすさ(susceptibility)
4.ウイルスに対する環境ストレス(温度、湿度、換気など)
が関係します。」
忽那教授が紹介している実験室レベルの研究というのは、1番の能力(ウイルス自体の細胞に侵入する能力 )を評価している。
生体内では、様々な因子が関与し、2.患者側のうつしやすさ、3.未感染者側の罹りやすさが大きく影響する。
英国のクラスターの事例は、3番辺りが効いているのかもしれない(未確認)。
老人施設ということになれば、4番の環境因子の寄与も大きいかもな(密だし・・・)。
実際の流行が起こり、それぞれの因子の寄与が解析されないと、本当のところは分からない。
今は、分からないけど、ヤバいかもしれないという程度の認識しか持てない。
だから、WHOは「VUM(監視下の変異株、Variants Under Monitoring)」に指定したわけだ(新区分か)。
ウイルス自体の大量の変異、監視体制が緩み切っている中での、全世界的な範囲での感染事例の報告、インビトロでの高い免疫回避能力の確認、さらには、実社会でのクラスターの発生、エトセエトセだな。
まず間違いなく、氷山の一角だろうし、感染事例は日ごとに積み上がっている(多くの変異種は、あっという間に途絶える:ピロラの初報告は2023年7月だそうです)。
浮沈子的には、上記の「過去にXBBに感染した人やワクチン接種者の持つ免疫は「BA.2.86系統」を十分に中和できなかったという結果」に注目だな(リンク先のアブストラクトでは、「BA.2.86に対するXBB BTI血清の50%中和力価は、EG.5.1に対するものよりも有意に(1.4倍)低かった。」とある)。
自然感染による自然免疫では、新型コロナに十分に対応することはできないということなわけだからな。
当局は、心を入れ替えて(!)、今からでも秋開始接種を全年齢層への勧奨に切り替えるべきだろう。
このウイルスが、ポストオミクロンの本命かどうかは分からない。
変異種は、忘れたころにやってくる。
忽那教授は、ワクチン接種のタイミングを見計らって記事をリリースしたようだ(未確認)。
「今後の拡大に備えて、こまめな手洗い、状況に合わせたマスク着用などの基本的な感染対策に加えて、これから始まるオミクロン株XBB.1.5系統対応ワクチンの接種についてもご検討ください。」
病原性が高くなったという報告はない。
健康な若年者にとって、特段、脅威が高まっているとは言えない。
うつかうたないかは、あくまでも自己判断だ。
それは、ハイリスクな高齢者等でも変わらない。
クソなワクチン(!)は、相変わらず激烈な副反応を伴うしな。
来年からは、年1回になるそうだが(まだ未定)、どーせ効かないならノババックスのにしようかな(副反応は、有意に軽微!:接種間隔6か月でもクリアできるし)。
まあ、どうでもいいんですが。
画像には、記事にもあるSタンパクの変異を掲げたが、BA.2の亜種でありながら、493のアミノ酸については、先祖返りしているのが気になる(図の青色のヤツ)。
既に、新たな変異を獲得した、BA.2.86.1も出回っているようだ(東京都で検出されたのはこれらしい)。
また、海外では、、XBB系統流行下での献血者の血清では BA.2.86 に対する比較的高い中和抗体価が得られたとの報告も上がっていて、自然感染による抗体獲得が必ずしも無効とは言い切れないところがある(<以下追加>参照)。
いずれにしても、世界で100例程度では、何も言えない。
10億人が罹患し、1千万人が死んで初めて一人前だ(そんなあ!)。
オミクロンは、長い間人々の記憶に残るだろう。
(恋の季節:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=pFuuRhk2tM0
(ピンキーとキラーズ 恋の季節 歌詞)
https://www.uta-net.com/song/1819/
「わすれられないの~」
まあ、どうでもいいんですが。
「死ぬまで私を~ 一人にしないと~」
新型コロナには、ほっといてもらいたいんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 BA.2.86系統について)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12240-sars-cov-2-ba-2-86.html
この記事は、昨日に続いて再度の引用になる(引用個所は異なりますが)。
「科学的知見:
・・・
XBB系統流行以前の献血者の血清ではBA.2.86系統に対する中和抗体価が低かった一方で、XBB系統流行下での献血者の血清ではBA.2.86に対する比較的高い中和抗体価が得られたとの報告」
「一定した知見は得られていない。」
医科研の知見とは異なるが、どれもインビトロの研究であり、生体内でどのような挙動を見せるかは分かっていない。
免疫(ここでは中和抗体による液性免疫を想定)回避という機能は、単純に考えればSタンパクを変異させて、中和抗体が取り付きにくくすることなわけだ。
一方、細胞に感染しやすくするためには、細胞側の受容体に合わせて変異させていくのがよろしい。
双方は、異なる機能だし、どちらかを優先させたらもう片方が最適でなくなるという相反する問題ではないだろう(未確認)。
その時々に、どの変異が流行に最も貢献しているかということなわけだ。
デルタの時には、まだ、ワクチンによる選択圧が十分かかっていなかったから、感染力が高いことが流行に有利に働いた。
逆に、免疫回避能力は相対的に低くかったから、ワクチンの普及に伴って急速に終息していった。
オミクロンは、真逆の戦略で、免疫を回避することに注力して変異を繰り返し、大規模な桁違いの流行を生み出したが、病原性は低下した。
病原性の低下が、Sタンパクの構造変異とどう関わっているのかは知らない。
独立なのか、何か因果関係があるのか。
流行という観点からは、病原性が低いほどよろしい。
オミクロンの特性としては、発症までの時間が短くなった点も挙げられる。
肺の奥まで行かなくても、上気道感染の状態で増殖するからという説明がなされているようだが、本当のところは知らない。
最近は、肺炎の症状を呈する患者が増えているという記事も読んだ。
(新型コロナ「肺炎」が再増加 「5類」移行後で感染者数は最多)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6fd57c24755ed84a1a62e5a2a297ef589c1ecb3a
「デルタ株の頃と比べると肺炎の頻度はかなり減りました。しかし、直近の第8波と比較すると、当院では「ウイルス性肺炎」が増えています。」
「ワクチン接種がすすめられる過程で、現場から目にすることが急激に減ったのが、このウイルス性肺炎です。」
「当院のウイルス性肺炎の合併頻度は8~10%にまで減っていたのですが、「5類感染症」に移行してからじわじわと増え、現在18~20%の頻度となっています。」
感染者の増加とワクチンの効果切れが原因ではないかと推測しているけど、本当のところは分からない。
ウイルス自体の変異だけではなく、宿主である人間の方の変化も重要なファクターだな。
国民の過半数が罹患し、ワクチンによる免疫も付いている状態で、新たな変異種がどういう振る舞いをするかという話になる。
基本的には、何らかの免疫回避の変異がなければ、増殖はままならないだろうし、その中であまりに病原性が高ければ、宿主がダウンしちまって、他者に感染を広げられない。
抗ウイルス薬が普及すれば、それに対抗する変異が現れることも懸念される。
オミクロンが短期決戦(感染から発症までの期間が短い)の戦略を取ってきたことは、大流行のきっかけになっている。
医療における診断と治療のタイミングさえ、ウイルスの変異に影響を与えているかもしれない。
今は、検査の有料化に伴い、受診抑制の傾向があるから、発症までの時間が短いことは、特に有利とはいえないかもな。
ウイルスの変異自体は、無秩序に中立的に起こるのかもしれないが、生き残る変異種が選択されることによって、特定の変異種の流行が続くことになる。
新たな変異種を生み出しているのは、宿主側なわけだ。
ウイルス側に罪はない(そういうことかあ?)。
まあいい。
アルファの登場の時(旧欧州株からの最初の大規模な変異)に、特定の免疫弱者に長期に感染し続けることで、変異が蓄積されたのではないかという話があった。
また、同じようなメカニズムで、同一地域での流行が長引くことで、変異の蓄積が進むのではないかという話もある。
ワクチンの接種を推奨する理由の一つとして、流行を小規模に抑え、変異を抑制するというのもあった。
新型ウイルスとの戦いは、変異との戦いといっていい。
ヒトヒト感染の場合、宿主側の免疫(ワクチン含む)、受診行動、検査体制そのものが、変異を選択していくわけだから、我々自身の行動が重要になる。
副反応少なく、効果抜群なワクチンが手に入らない以上、クソなワクチンでも、それをうまく使って凌いでいかなければならない。
マスクだって、手洗いだって、密回避だって、換気だって、使える手立ては有効に使うのが正解だ。
幸い、未曽有の感染者を出しながらも、医療機関のひっ迫は限定的にとどまっている。
死者は膨大だろうが、表面化することはない(超過死亡のアラートは出ていない)。
柿は、赤く染まりつつある(秋の訪れ・・・)。
医者が青くなるかどうかは、我々が決める。
微増だが、19歳以下の推定感染者数の増加は続いている(本日時点)。
それ以外の指標は全て、第9波のピークアウトを示唆している。
まだ予断は許さないが、夏の流行期は終わった。
来年からは、ワクチンなしでこれを乗り切っていかなければならない。
新型コロナで逝くヤツぁ逝ってよし!。
因果な時代になっちまったな・・・。
(新しい変異株「BA.2.86系統」について現時点で分かっていること)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f54dab67b5e782fc48b2c7cd09dfe6034c95063f
「2023年9月9日までに14カ国(イスラエル、デンマーク、アメリカ、イギリス、南アフリカ、ポルトガル、スウェーデン、カナダ、フランス、スペイン、オーストラリア、韓国、日本、タイ)で100例以上の患者からBA.2.86系統が分離されたと報告」
「日本国内では現時点では「BA.2.86系統」に感染するリスクは低く、現在の流行はXBB系統と呼ばれる他の変異株によるもの」
まあ、ここまでは既知の話だ。
浮沈子的に気になったのは次だな・・・。
「この「BA.2.86系統」は、免疫逃避は極めて強いものの、細胞への感染力はXBB系統と比べると低くなっている、という実験室での研究が発表されています。」
「東京大学医科学研究所の佐藤研からも同様に、感染力がはB.1.1やEG.5.1よりも有意に低いことが示されています」
おっと、免疫を逃れても、細胞への感染力は低いのか・・・。
更に気になる記述も・・・。
「過去にXBBに感染した人やワクチン接種者の持つ免疫は「BA.2.86系統」を十分に中和できなかったという結果が報告されています。」
まあ、ここで言っているワクチンというのは、せいぜいBA.1対応か、BA4/5対応の2価ワクチンだろうけど、XBB亜系統罹患者の免疫が効かなかったという報告は気になる。
これは、既報の「令和5年秋開始接種ワクチンで、ピロラ撃退可能」という話としっくりこないからだ(ワクチンは違いますが)。
自然感染による罹患より、ワクチンの方が予防効果が高いということか。
まあいい。
こんな話も出ている。
「しかし、現実社会での感染力についてはまだ分かっていないことが多く、すでにイギリスでは高齢者施設でのアウトブレイクが報告されています。」
「33人のうち、29人がアウトブレイクの4ヶ月前に新型コロナワクチンをブースター接種していたとのことであり、やはり免疫逃避が強い」
やれやれ・・・。
少なくとも、既存のワクチンで4か月過ぎたら、少なくとも感染予防効果は期待できないということだ(浮沈子は既に4か月経過2日前!)。
「これから接種が始まるオミクロン株XBB.1.5系統対応ワクチンは、「BA.2.86系統」に対してもある程度は効果が期待できることが推測されます。」
さて、どうなることやらだな。
上記の通り、自然感染による免疫は、するりと逃避されてしまうようだからな。
いずれにしても、浮沈子にワクチンをうたないという選択肢はない。
最速の接種を狙うのみだ。
「現時点では、オミクロン株が登場したときほどの爆発的な拡大はみられていませんが、水面下で広がっているという可能性はあるかもしれません。」
国立大学の教授職になると、表現も控えめだな。
ウイルスの感染力について、整理されている記事を見つけた。
(新型コロナウイルス「オミクロン株」の特徴について【感染力・症状・重症化】)
https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/covid19-omicron-variant/
「そもそもウイルスの伝播しやすさには、
1.ウイルス自体の細胞に侵入する能力 (infectivity)
2.感染者側のうつしやすさ(contagiousness)
3.未感染者側の罹りやすさ(susceptibility)
4.ウイルスに対する環境ストレス(温度、湿度、換気など)
が関係します。」
忽那教授が紹介している実験室レベルの研究というのは、1番の能力(ウイルス自体の細胞に侵入する能力 )を評価している。
生体内では、様々な因子が関与し、2.患者側のうつしやすさ、3.未感染者側の罹りやすさが大きく影響する。
英国のクラスターの事例は、3番辺りが効いているのかもしれない(未確認)。
老人施設ということになれば、4番の環境因子の寄与も大きいかもな(密だし・・・)。
実際の流行が起こり、それぞれの因子の寄与が解析されないと、本当のところは分からない。
今は、分からないけど、ヤバいかもしれないという程度の認識しか持てない。
だから、WHOは「VUM(監視下の変異株、Variants Under Monitoring)」に指定したわけだ(新区分か)。
ウイルス自体の大量の変異、監視体制が緩み切っている中での、全世界的な範囲での感染事例の報告、インビトロでの高い免疫回避能力の確認、さらには、実社会でのクラスターの発生、エトセエトセだな。
まず間違いなく、氷山の一角だろうし、感染事例は日ごとに積み上がっている(多くの変異種は、あっという間に途絶える:ピロラの初報告は2023年7月だそうです)。
浮沈子的には、上記の「過去にXBBに感染した人やワクチン接種者の持つ免疫は「BA.2.86系統」を十分に中和できなかったという結果」に注目だな(リンク先のアブストラクトでは、「BA.2.86に対するXBB BTI血清の50%中和力価は、EG.5.1に対するものよりも有意に(1.4倍)低かった。」とある)。
自然感染による自然免疫では、新型コロナに十分に対応することはできないということなわけだからな。
当局は、心を入れ替えて(!)、今からでも秋開始接種を全年齢層への勧奨に切り替えるべきだろう。
このウイルスが、ポストオミクロンの本命かどうかは分からない。
変異種は、忘れたころにやってくる。
忽那教授は、ワクチン接種のタイミングを見計らって記事をリリースしたようだ(未確認)。
「今後の拡大に備えて、こまめな手洗い、状況に合わせたマスク着用などの基本的な感染対策に加えて、これから始まるオミクロン株XBB.1.5系統対応ワクチンの接種についてもご検討ください。」
病原性が高くなったという報告はない。
健康な若年者にとって、特段、脅威が高まっているとは言えない。
うつかうたないかは、あくまでも自己判断だ。
それは、ハイリスクな高齢者等でも変わらない。
クソなワクチン(!)は、相変わらず激烈な副反応を伴うしな。
来年からは、年1回になるそうだが(まだ未定)、どーせ効かないならノババックスのにしようかな(副反応は、有意に軽微!:接種間隔6か月でもクリアできるし)。
まあ、どうでもいいんですが。
画像には、記事にもあるSタンパクの変異を掲げたが、BA.2の亜種でありながら、493のアミノ酸については、先祖返りしているのが気になる(図の青色のヤツ)。
既に、新たな変異を獲得した、BA.2.86.1も出回っているようだ(東京都で検出されたのはこれらしい)。
また、海外では、、XBB系統流行下での献血者の血清では BA.2.86 に対する比較的高い中和抗体価が得られたとの報告も上がっていて、自然感染による抗体獲得が必ずしも無効とは言い切れないところがある(<以下追加>参照)。
いずれにしても、世界で100例程度では、何も言えない。
10億人が罹患し、1千万人が死んで初めて一人前だ(そんなあ!)。
オミクロンは、長い間人々の記憶に残るだろう。
(恋の季節:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=pFuuRhk2tM0
(ピンキーとキラーズ 恋の季節 歌詞)
https://www.uta-net.com/song/1819/
「わすれられないの~」
まあ、どうでもいいんですが。
「死ぬまで私を~ 一人にしないと~」
新型コロナには、ほっといてもらいたいんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 BA.2.86系統について)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12240-sars-cov-2-ba-2-86.html
この記事は、昨日に続いて再度の引用になる(引用個所は異なりますが)。
「科学的知見:
・・・
XBB系統流行以前の献血者の血清ではBA.2.86系統に対する中和抗体価が低かった一方で、XBB系統流行下での献血者の血清ではBA.2.86に対する比較的高い中和抗体価が得られたとの報告」
「一定した知見は得られていない。」
医科研の知見とは異なるが、どれもインビトロの研究であり、生体内でどのような挙動を見せるかは分かっていない。
免疫(ここでは中和抗体による液性免疫を想定)回避という機能は、単純に考えればSタンパクを変異させて、中和抗体が取り付きにくくすることなわけだ。
一方、細胞に感染しやすくするためには、細胞側の受容体に合わせて変異させていくのがよろしい。
双方は、異なる機能だし、どちらかを優先させたらもう片方が最適でなくなるという相反する問題ではないだろう(未確認)。
その時々に、どの変異が流行に最も貢献しているかということなわけだ。
デルタの時には、まだ、ワクチンによる選択圧が十分かかっていなかったから、感染力が高いことが流行に有利に働いた。
逆に、免疫回避能力は相対的に低くかったから、ワクチンの普及に伴って急速に終息していった。
オミクロンは、真逆の戦略で、免疫を回避することに注力して変異を繰り返し、大規模な桁違いの流行を生み出したが、病原性は低下した。
病原性の低下が、Sタンパクの構造変異とどう関わっているのかは知らない。
独立なのか、何か因果関係があるのか。
流行という観点からは、病原性が低いほどよろしい。
オミクロンの特性としては、発症までの時間が短くなった点も挙げられる。
肺の奥まで行かなくても、上気道感染の状態で増殖するからという説明がなされているようだが、本当のところは知らない。
最近は、肺炎の症状を呈する患者が増えているという記事も読んだ。
(新型コロナ「肺炎」が再増加 「5類」移行後で感染者数は最多)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6fd57c24755ed84a1a62e5a2a297ef589c1ecb3a
「デルタ株の頃と比べると肺炎の頻度はかなり減りました。しかし、直近の第8波と比較すると、当院では「ウイルス性肺炎」が増えています。」
「ワクチン接種がすすめられる過程で、現場から目にすることが急激に減ったのが、このウイルス性肺炎です。」
「当院のウイルス性肺炎の合併頻度は8~10%にまで減っていたのですが、「5類感染症」に移行してからじわじわと増え、現在18~20%の頻度となっています。」
感染者の増加とワクチンの効果切れが原因ではないかと推測しているけど、本当のところは分からない。
ウイルス自体の変異だけではなく、宿主である人間の方の変化も重要なファクターだな。
国民の過半数が罹患し、ワクチンによる免疫も付いている状態で、新たな変異種がどういう振る舞いをするかという話になる。
基本的には、何らかの免疫回避の変異がなければ、増殖はままならないだろうし、その中であまりに病原性が高ければ、宿主がダウンしちまって、他者に感染を広げられない。
抗ウイルス薬が普及すれば、それに対抗する変異が現れることも懸念される。
オミクロンが短期決戦(感染から発症までの期間が短い)の戦略を取ってきたことは、大流行のきっかけになっている。
医療における診断と治療のタイミングさえ、ウイルスの変異に影響を与えているかもしれない。
今は、検査の有料化に伴い、受診抑制の傾向があるから、発症までの時間が短いことは、特に有利とはいえないかもな。
ウイルスの変異自体は、無秩序に中立的に起こるのかもしれないが、生き残る変異種が選択されることによって、特定の変異種の流行が続くことになる。
新たな変異種を生み出しているのは、宿主側なわけだ。
ウイルス側に罪はない(そういうことかあ?)。
まあいい。
アルファの登場の時(旧欧州株からの最初の大規模な変異)に、特定の免疫弱者に長期に感染し続けることで、変異が蓄積されたのではないかという話があった。
また、同じようなメカニズムで、同一地域での流行が長引くことで、変異の蓄積が進むのではないかという話もある。
ワクチンの接種を推奨する理由の一つとして、流行を小規模に抑え、変異を抑制するというのもあった。
新型ウイルスとの戦いは、変異との戦いといっていい。
ヒトヒト感染の場合、宿主側の免疫(ワクチン含む)、受診行動、検査体制そのものが、変異を選択していくわけだから、我々自身の行動が重要になる。
副反応少なく、効果抜群なワクチンが手に入らない以上、クソなワクチンでも、それをうまく使って凌いでいかなければならない。
マスクだって、手洗いだって、密回避だって、換気だって、使える手立ては有効に使うのが正解だ。
幸い、未曽有の感染者を出しながらも、医療機関のひっ迫は限定的にとどまっている。
死者は膨大だろうが、表面化することはない(超過死亡のアラートは出ていない)。
柿は、赤く染まりつつある(秋の訪れ・・・)。
医者が青くなるかどうかは、我々が決める。
微増だが、19歳以下の推定感染者数の増加は続いている(本日時点)。
それ以外の指標は全て、第9波のピークアウトを示唆している。
まだ予断は許さないが、夏の流行期は終わった。
来年からは、ワクチンなしでこれを乗り切っていかなければならない。
新型コロナで逝くヤツぁ逝ってよし!。
因果な時代になっちまったな・・・。
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