🐱ウクライナ降伏不可避:聖戦2023年09月30日 15:48

ウクライナ降伏不可避:聖戦


(「命を捧げて罪をそそぐ」 むしろ参戦を煽るロシア正教会トップ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cfaee81097056d3ec6884f9f66821b74b0da12c

「キリル総主教はむしろウクライナ侵攻を「聖戦」として両国間の葛藤を深め、国際社会の批判対象に転落した。」

まあ、転落したというのは、それに反対する立場から見ての話だがな。

先日は、軍事教育における愛国心の涵養に注目したんだが、宗教もまた動員されている。

「キリル総主教がロシア大統領府の軍事的目標のための報道官の役割をしている」

「昨年5月には「戦争は肉体を離れて霊的な闘争に入った」として聖戦を暗示」

うーん、ワケワカ・・・。

「昨年9月には「国のために命を捧げるのは罪をそそぐ犠牲」として参戦を勧めた。」

「キリル総主教がロシア正教会を国営企業のようにプーチン体制の一部とし、政権に道徳的正当性を保障している」

「ロシア国内の正教会信徒数は人口の63%を占めるが、この人たちに戦争を擁護するようなことを話している」

おっと、そんなにいるのか・・・。

「当時の最高権力者スターリンは正教会を擁護した。国民を対ドイツ抵抗に動員するためには宗教が必要だと判断した」

国家と宗教が緊密に結びつきやすいというのは、どこの国でも同じだ。

ちょっと前までは、我が国でもそうだったしな(今でも、政界と宗教団体の腐れ縁は続いているけど)。

「プーチン執権後からは正教会が外交・安保戦略の一部にまで浸透した」

ロシアは、国を挙げて対外侵略に乗り出す決意を固めている。

イランや中国は元より、北朝鮮にも協力を求めている。

精神的には、神様にも縋る。

やれやれ・・・。

「プーチン大統領の服事の役割をしてはいけない」

歴史的には、ロシア帝国の庇護を受けていたこともあるイエズス会出身のフランシスコ教皇の言葉だそうだが、神様が絡むと何かとややっこしいな(<さらにさらに追加>参照)。

国家総力戦の中に、擁護してきた宗教団体が含まれているとしても、何ら不思議ではない。

国のために命を捧げることが贖罪につながるとして兵隊を勧誘するというのは、いささかご都合主義的な気もするけどな。

(善人なおもて往生を遂ぐ、況んや悪人をや)
https://kotobank.jp/word/%E5%96%84%E4%BA%BA%E3%81%AA%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A6%E5%BE%80%E7%94%9F%E3%82%92%E9%81%82%E3%81%90%E3%80%81%E6%B3%81%E3%82%93%E3%82%84%E6%82%AA%E4%BA%BA%E3%82%92%E3%82%84-2236687

「親鸞の教えを弟子がまとめた「歎異抄」の一節。」

「よい行いをする少数の善人でさえも極楽に行けるのだから、仏の救いに頼るしかない大多数の無力な悪人が救われるのはいうまでもないことだ」

洋の東西を問わず、浮世の常識を超えた世界を逍遥する宗教というのは、何かと都合がいいようだな。

まあ、どうでもいいんですが。

ゆりかごから牢獄まで、戦闘国家として染められていくロシア。

78年間、不法に占拠され続ける北方領土を持つわが国は、そういう国家と相対している。

米国では、大統領の就任に際して、聖書に手を置き宣誓することが慣例となっている(宣誓の文言は憲法に明記:アメリカ合衆国憲法第2条第1節第8項)。

(アメリカ合衆国大統領就任宣誓:規定)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E5%B0%B1%E4%BB%BB%E5%AE%A3%E8%AA%93#%E8%A6%8F%E5%AE%9A

「日本語訳:
大統領は、その職務の遂行を開始する前に、次のような宣誓又は確約をしなければならない。「私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽して合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う」

今、米国は予算審議でもめている。

先立つものがないということになれば、聖書に手を置いて誓った合衆国憲法の維持もままならないだろう。

その中には、ウクライナ支援の60億ドルの予算も含まれている。

まあいい。

神様に縋りたいのは、ウクライナも同じだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア ウクライナの4州に対する一方的な併合宣言から1年)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230930/k10014211601000.html

「ウクライナの4つの州でこの1年、プーチン政権はインフラの整備やロシア式の学校教育を推し進めたほか、今月上旬には、ロシアの統一地方選挙にあわせる形で4つの州でも選挙だとする活動を強行」

「9月、州内の占領地域でロシアが選挙だと主張する活動が行われた際、ロシア側の担当者が家を1軒ずつ回って投票を強く促してきた」

うーん、我が国でもわざわざ投票所まで足を運ばなくてもいいようにしてくれれば、低迷する投票率の改善に資すると思うんだがな(そういうことかあ?)。

「4つの州の占領地域では、通貨がロシアの「ルーブル」に切り替えられたほか、住民にロシアのパスポートの発給が行われてきました。」

新たな動きも報じられている。

(ロシア 新たに13万人徴兵の大統領令署名 一方的併合4州も対象)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230930/k10014212021000.html

「ロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州の占領地域の住民が初めて徴兵の対象になるとされ、ロシア側は支配の既成事実化をさらに進めようとしています。」

「秋の徴兵は、来月1日から12月にかけて、18歳から27歳までの13万人を対象に行う」

ほほう、まだ30歳までじゃないんだ(既に、徴兵年齢上限の引き上げは議会を通過している)・・・。

「1年間の兵役期間中ウクライナヘの軍事侵攻に参加することはなく、一方的に併合したウクライナの東部や南部に派遣されることはないと強調」

「この1年の間に、併合した地域の住民220万人がロシアのパスポートを取得したと発表したほか、この地域の住民の8割以上が申請済み」

着々と支配地域での地歩を固めつつあるロシア。

「プーチン政権としては一方的に併合を宣言した地域は「すでにロシアの領土で祖国の防衛戦争だ」と正当化し軍事侵攻を続ける構え」

併合地域からの徴兵というのは、かなりスパイシーな印象を与える。

まあ、直ちに前線に投入されることはないだろうが、1年間の兵役後は予備役となり、招集が掛かれば戦地に赴くことになる。

ウクライナにとってはひどい仕打ちに映るだろうな。

それもまた、ロシアの戦略の一つに違いない。

分断し、統治する。

鉄則だな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア “2024年の国防費1.7倍に” 軍事侵攻継続見通してか)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230930/k10014211861000.html

「ロシア政府は、来年・2024年の国防費について、ことしと比べて1.7倍に増額」

「GDP=国内総生産に占める国防費の割合は、6%になる見通しで、ウクライナヘの軍事侵攻を始める前年の2021年の2.6%と比べると2倍以上に増加」

国家予算の3分の1が軍事費になっている。

「ウクライナ侵攻の継続や欧米への対抗のために必要」

ペスコフは、そうコメントしてロシアが引き続き、特別軍事作戦と称するウクライナ侵略の継続を選択していることを明らかにした。

ロシアは、明らかに本気なのだ。

(ロシア国防費、7割増し 24年度予算案で16兆円超)
https://www.cnn.co.jp/world/35209677.html

「ラブロフ外相はウクライナを支援している米国やその他の国々はロシアと「直接の戦争状態」にあると非難している。」

ロシアは、既に西側諸国全体と戦っている認識にある。

宗教も、予算も、そういう流れの中で位置付けられている。

総力戦だ。

その予算が増額されているという点に注目だな。

逆「反転攻勢」に出ようとしているのではないか。

ロシアが狙っているのは、明らかにウクライナ全土だ。

その先には、東欧諸国も含まれている。

さらにその先には・・・。

ロシアが対峙しているのは、全世界だ。

当然我が国も含まれている。

増額された軍事費が、対ウクライナ戦争だけに使われるわけではない。

「ハイブリッド戦争が続いており、我々は特別軍事作戦を続けているため、このような増額が不可欠なのは明らかだ。我々に対して仕掛けられているハイブリッド戦争のことだ。」

ロシアに対する経済制裁は、我が国も行っている。

欧米と一体になって、ロシアと戦争しているというのが、あちらさんの認識なわけだ。

神様まで動員しているからな。

ハイブリッド戦争なことは、確かに間違いはない・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(イエズス会)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BA%E3%82%B9%E4%BC%9A

「フランシスコは3月16日のメディア向け会見の席上、教皇名を選んだ際のエピソードとして、冗談と前置きした上で「『君はクレメンス15世を名乗るべきだ。そうすれば(上記の通りイエズス会を弾圧した)クレメンス14世に仕返しができるじゃないか』と言われました」と述べ、出席者の笑いを誘った。」

このジョークは、以下の史実を踏まえている。

「ヨーロッパ諸国がナショナリズムを強め、王権のもとに国をまとめていこうとしたとき、国境を越えて自由に活躍し、教皇への忠誠を誓うイエズス会の存在が目障りなものとなっていた。」

「列強は教皇クレメンス13世にイエズス会を禁止するよう圧力をかけたが、教皇は頑として聞き入れなかった。」

「だが、イエズス会を保護し続けたクレメンス13世が急逝し、次の教皇としてクレメンス14世が着座すると圧力はいっそう強まり、教皇はイエズス会をとるか、ヨーロッパ諸国と教皇庁との関係をとるかという究極の選択を迫られることになった。」

で、結局、クレメンス14世はイエズス会と縁を切ることを選択する。

「1773年7月、クレメンス14世は回勅『ドミヌス・アク・レデンプトール (Dominus ac Redemptor)』を発してイエズス会を禁止した。」

この時、イエズス会を擁護したのがロシア帝国だったわけだ。

「ロシアにおいて、イエズス会の貢献を高く評価していたエカテリーナ2世がイエズス会禁止の回勅の発布を拒否し、教皇も「列強の圧力に屈しはしたもののイエズス会を完全につぶすのはしのびない」と思っていたため、イエズス会はロシアにおいて細々と存続しつづけることができた。」

「また、プロイセン王フリードリヒ2世も自国へのイエズス会士の亡命を許可」

まあ、両国とも自国の利益に適うということでの擁護であり、教皇とねんごろだったわけではないんだろう(未確認)。

国家と宗教は、ウィンウィンの関係にある時にはハッピーというだけの話だ。

ロシアやウクライナにおいては、東方教会がメジャーな宗教で、カソリックは少数派だ。

営業上も、フランシスコは自由にロシアや東方教会を批判しうる立場にある。

ドンパチやったりするロシアや、それぞれの国家に肩入れしたりする東方教会を批判するのは当然かもしれない。

が、ロシア帝国がエカテリーナ2世の時代に、イエズス会を擁護したというのは、今回初めて知った(業界では周知か)。

フランシスコが今日あるのは、ロシアのおかげということかもな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(米下院、つなぎ予算案可決 政府閉鎖回避へ前進)
https://news.yahoo.co.jp/articles/83dd49f94cc5f0e1933dcc3d89105aa19aa921ab

「11月半ばまでのつなぎ予算案を賛成335票、反対91票で可決」

民主党に大幅にすり寄り、その支持のもとでの可決となった。

もちろん浮沈子が注目したのはここ。

「ウクライナ支援は外された。」

前回の投票で反対に回った保守強硬派が、反対したかどうかは明らかではない(反対した91票の内訳は不明)。

つなぎ予算とはいえ、ウクライナ支援が外されたことは重大だ。

いっぽうで、下院における共和党の影響力が限定的であることも印象付けられた(共和党支持者は、ウクライナ支援に消極的)。

上院は、与党民主党が仕切っている。

政府閉鎖は回避されるだろう。

が、ウクライナの将来は米国民が握っている。

1.7倍の軍事予算を提出されたロシア議会が、政府予算案に反対して閉鎖に追い込むことは考えられない。

事の是非はともかくとして、ドンパチやってる時は専制主義の方が有利だな・・・。

(米下院、つなぎ予算案を可決-連邦政府機関の閉鎖回避へ前進)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-30/S1TDSCT0G1KW01

「マッカーシー下院議長(共和)は11月17日まで政府機関の閉鎖回避を可能にする予算案を提示した。災害対策関連の160億ドル(約2兆3900億円)は含まれるが、ウクライナ支援は盛り込まなかった。ウクライナ支援の予算措置を支持する両党議員は、それについては別途処理できるとの考えを示している。」

「ホワイトハウスの当局者も匿名を条件に、バイデン政権はウクライナ支援については別の法案で対応すると見込んでいると述べた。」

ウクライナ支援を、予算成立の人質に取らせないという作戦なわけだ。

うーん、考えたな・・・。

しかしながら、この件が表ざたになったことの影響は大きい。

米国民は、改めてウクライナ支援の是非と、その費用対効果について考えるだろう(うーん、やっぱ、大して考えないかもな)。

政府としては、はしごを外すような真似は出来ない。

ウクライナ支援は特別なのだ。

ハッキリ言って、ロシアと戦争しているのは米国だ。

ウクライナの支援を打ち切るということは、米国がロシアに降伏することを意味する。

一方で、ぶっちゃけ、それはそれで構わないし、ウクライナがどうなろうと知ったことではないという米国民が増えていることも確かだ。

アンビリーバボー・・・。

米国は民主主義の国だ。

多様な意見が尊重される。

政策的には、ウクライナが勝ち過ぎないように、しかし、一方的に押し込まれて全面降伏せざるを得なくならないように、生かさず殺さず(兵士の損耗は大きいでしょうけど)な支援を続けることになるんだろう。

やれやれ・・・。

NATOは、戦争中の国の加盟を認めることはない。

ロシアは、併合した4州(ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南部のザポリージャ州とヘルソン州)を完全に支配下に置いているわけではない(ルハンシク州は支配下のようです)。

特に、ヘルソン州については、州都を制圧していない(占領後に奪還されている)。

このことは、短期的にはウクライナとの戦争状態を継続するという戦略的な意味がある。

NATOへの加盟は許さないというわけだな。

ウルトラCとしては、ウクライナが領土分割を受け入れ、ロシアと手打ちをして、残りの領土でNATO加盟を目指すというのもある(もちろん、クリミアも放棄!)。

ありえねー・・・。

そうなればなったで、ロシアはさらにウクライナの領土に攻め込んでくるだろう(オデッサとかな)。

大戦略としての欧州全面戦争はともかく、局地戦としてのウクライナ紛争で決定的な状況に陥らないだけの予算的人員的手当ては出来ている。

中国の後ろ盾や、ベラルーシ、北朝鮮との軍事協定、イラン、シリア、インドとの協力、国際関係ではグローバルサウスの支援も取り付けている。

国内の生産体制が整うまでの時間を稼ぐ段取りは出来た。

ロシアは、負けないための国づくりを最低限整えてきている。

ウクライナは、相変わらず、西側の支援というカンフル注射を打ちながらの自転車操業を続けるしかない。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

戦場でケリを付けようと言い放ったロシア。

それは、NATO入りを決して認めないという宣言でもある。

当分の間、停戦や休戦は見込めないな。

今月末には、ウクライナによるクリミアへの核兵器投下が決まっている(そうなのかあ?)。

浮沈子の妄想の中で、ますます膨らんでくる疑惑だ。

それを示唆したマークミリーは退役した。

あと4週間。

浮沈子は、ロシア側の核攻撃だと思っていたが、どうもそうではないようだ(来年も軍事予算増額したからな)。

戦況を決定的に変える何かが起ころうとしている・・・。