🐱生命は100億年前の宇宙で生まれた ― 2023年10月13日 07:47
生命は100億年前の宇宙で生まれた
(宇宙で生命はいかにして誕生したのか?)
https://gigazine.net/news/20231011-ancient-life-old-universe/
「ゲノムは平均して約3億5000万年ごとに2倍の長さになってきた」
「これはまるで進化が指数関数的な内部時計に従っているかのよう」
「地球上に誕生した最初の微生物は、たとえ単純に見えたとしても、「かなり長く複雑なゲノムをすでに持っていたらしい」ということです。」
まあ、この話自体が、ゲノムの長さを基準とした進化の内部時計という仮定の上に立っている。
「指数関数の時計を過去にさかのぼって、考えられる最も単純な生命体、つまり数文字のゲノムを持つ生命体を外挿する」
開き直って、その内部時計仮説が正しいと仮定した場合、逆算するとどうなるのかという話だ。
分子進化のプロセスを丁寧に解き明かしたのではなく、ゲノムの数だけを数学的に帰納させたに過ぎない。
が、100歩譲って、そのアプローチにもう少し付き合うことにしよう。
「しかし、この方法だと生命の起源は100億年も前までさかのぼることになります。」
生命の材料が、宇宙空間にあるというのは当然の話だ(地球も宇宙の一部だしな)。
重い元素が、超新星爆発の際に生まれたというのも、現代の常識だからな。
それらが、宇宙空間で結合して、シンプルな分子を作っていたとしても不思議な話じゃない。
また、それらは宇宙空間に漂う分子雲として、実際に観測されいる。
仮に計算通り100億年前に数個のゲノムが偶然生まれたとして、じゃあ、それらがどうやって複雑になったのかという説明は必要だろう。
そこの辺りが、今一つはっきりしない。
だいたい、スタートの時点での話がテキトー過ぎる!。
「太古の昔の宇宙はほとんどすべてのエリアがゴルディロックゾーンだったタイミングがあります。」
「ビッグバンから約1000万年から1700万年が経過したタイミングでは、宇宙は現在の1000倍も若く、0度から100度の間、つまり水が液体である温度を保っていました。」
それって138億年前だからな。
計算とは、38億年も離れている。
「しかし、ビッグバン直後の宇宙に星は存在したのでしょうか。物質が特に濃い宇宙の領域では、存在した可能性があります。もしもそのような恒星が存在したなら、質量は非常に大きく、わずか300万年で超新星となり、塵・小惑星・惑星・生命の材料を形成するのに必要な化学元素を宇宙に播いた可能性があります。」
これも、かなりあやふやな仮定の話だ。
ファーストスターの直径が、かなり大きかったのではないかという話は聞いたことがある。
デカい星の寿命は短い。
短期間のうちに、超新星爆発を繰り返して重い元素をばら撒いた可能性はある。
だが、それが出来た時期と、宇宙の温度が最適だった時期には、大きなずれがある。
しかも、水の存在については、それが必要かもしれないとしながら、どのように形成されたのかの説明はない。
さらには、その仮定がしづらいとなると、液体なら何でもいいとばかりにアンモニアやメタンを持ち出す始末だ。
「もしかしたら、生命の最初の祖先はもっとエキゾチックで、水すら必要とせず、アンモニアやエタンのような、0度をはるかに下回る温度で液体状態を維持できる物質で繁栄していたとも考えられます。」
やれやれ・・・。
この辺りからは、もう、めちゃくちゃだな。
「このアイデアの真骨頂は、現在の宇宙が生命にとって極めて過酷な環境であるのに対して、当時の宇宙は生命が誕生するための条件が基本的にどこにでも揃っていたかもしれないという点にある」
論外だ・・・。
そして、最後には、馬脚を現すことになる。
「火星の乾いた川底や、エンケラドゥスやエウロパの暖かい地下の海で、生命が見つかる可能性があります。」
「タイタンで生命を発見することができれば、宇宙でどのようにして生命が誕生したのかに関する理論を実証することにも近づく」
やれやれ・・・。
このアイデアの真骨頂は、業界の利益と直結した、地球外生命探査のプロジェクトに予算を付けるために、人々を惑わすことにある(そうなのかあ?)。
そもそも、ゲノムの数(長さ)が進化の指標だというところに無理があるしな。
ミミズが進化して魚になったわけじゃないし、魚が進化して人間になったわけでもない。
3万個のゲノムしか持たない新型コロナウイルスだって、30億個のゲノムを持つ人間だって、1100億個(ヒトゲノムの35倍)持つ肺魚の仲間だって、進化の頂点にいることに違いはない。
が、この仮説は、地球外生命の存在可能性という視点で見た時に、抗い難い魅力があることも確かだ。
100億年前の宇宙が、既に生命にとってキビシー環境であったことを除けばな。
生命の材料が、宇宙空間に漂っていたことは認めていい(アミノ酸も発見されているし)。
それらが、生命の誕生に適した環境で分子進化し、地球生命につながったことは分かっている。
そのプロセスには、ミッシングリンクがあるけどな。
物質と生命を分ける高い高い塀を、どうやって乗り越えたのか。
生命の誕生について、人類は多くを解明してきた。
遺伝子の本体が核酸(DNAやRNA)であること、それらがタンパク質をコードしていて、生命の実体を作り上げていること、遺伝子自体の複製が、生命の自己複製の根幹であることが分かったのは、人類の歴史の中ではつい最近の話だ。
しかし、無生物から生物が誕生する詳細な切れ目のないプロセスの解明には至っていない。
既存の生命を模倣して、人工的な遺伝子を持つ生物を作ることは出来ても、スクラッチから設計した生命を誕生させることは出来ていない。
どんな単純なものであれ、生命としての機能を持つためには、かなりな試行錯誤が必要だ。
運と奇跡の助けもいるかも知れない。
その確率は限りなく低い。
宇宙がもっと広ければ、多くの惑星で試行錯誤できたかもしれないという話はあった。
実際の宇宙が、観測可能な範囲を超えて広がっていると考えれば、地球外生命だって誕生したかもしれない(我々には観測できないけどな)。
「生命の起源に関するほとんどの理論は、前生物的分子からなる原始的なスープが、自己複製する最初の生命体を効率的に生み出したと理論化することで、そのギャップを説明しようとしています。しかし、それが具体的にどのように機能したのかはわかっていません。」
化学進化のプロセスを丁寧に解明し、どのような条件が整えばどういうプロセスを通って生命の誕生に至ったのかを、こつこつと解き明かしていくしかないだろう。
怪しげな仮説で近道するのではなく、王道を行くしかないのだ。
そして、人類がたどり着ける範囲で、生命の痕跡が確認できないという事実が積み上げられていき、我々が、幸運にも、この宇宙で唯一の知的生命であることに気付くことになるのだ(たぶん)。
浮沈子は、地球外生命の存在に懐疑的だ。
生命という、物質の形態は確かに存在している(浮沈子も生物だし)。
それが、この地球では普遍的でも、一歩宇宙空間に出れば、極めて稀であろうことは、うすうす分かってきている。
哲学的に、不存在を証明することはできないらしいから、際限のない探査が続くかもしれないが、どこかで諦めることになるだろう。
人類の文明だって、未来永劫続くわけではない。
結局、生命誕生のプロセスも、分からずじまいになるかもしれない。
宇宙にとって不都合なことは何もない。
知的探求のプロセスに価値を見出し、その過程で生み出される新たな知見に驚き、日々の生活を豊かにすることで満足しよう。
生命は、100億年前に宇宙で生まれた(地球、まだ、ないしな)。
それで説明がつくなら、それでも構わない。
だが、そこから、宇宙のどこにでも生命がいるとするには、かなり無理がある気がする。
そもそも、月にも、小惑星にも、生命の種といわれるものはなかった(サンプルリターンしている限りですが)。
宇宙に生命の種が満ち満ちているのなら、その辺りに無数に漂っていてもよさそうなものだ。
やはり、宇宙空間では、かなり基礎的なレベルの分子進化しかしていなかったと見るのが妥当だろう。
そこから、生命の誕生というイベントに至るまでには、かなり特殊な環境が必要だったと考えるのが自然な気がする。
生命という物質の存在形態と、地球という環境は、実は一体不可分で、宇宙には地球以外に生命はいないと考えるのが、浮沈子的には腑に落ちる気がする。
火星にも、エウロパにも、エンケラドゥスにも、タイタンにも、太陽系外の全ての恒星系にも、自由浮遊惑星にも、この宇宙のどこを探しても、生命という物質の存在形態はないに違いない。
分子進化の飛躍の解決方法を、宇宙空間における時間の長さに求めるというのは、一見合理的な気がするけど、それは最近の40億年という地球環境における分子進化(生命の進化)を、そのまま過去の宇宙環境での分子進化に延長するという、かなり無茶苦茶な話でもあるのだ。
最初の数個のゲノムでさえ、宇宙空間では見つかっていないしな。
そもそも、そこへ至るまでのプロセスの解明が難しいわけだ。
作り方が分かっていれば、現代では化学合成して作ることができるかも知れないけど、まっさらな状態から、どの反応経路で出来るかというところが問題だしな。
地球誕生(46億年)から、生命の誕生(40億年くらい?)までは、確かにかなり短い時間な気もする(数億年しかない)。
そのプロセスの説明が難しいから、怪しげなゲノム時計を持ち出して、宇宙空間に起源を持ち込む(持ち出す)というのは、新手のパンスピルミア説に他ならない。
生命が、宇宙にありふれた材料から作られているというのは当然と言えば当然だ。
そのことと、生命自体が宇宙にありふれた存在だとすることとの間には、無限の距離がある。
宇宙の長大な時間と数(広大さ)の問題に逃げ込んで、ちゃんとしたプロセスを示さない議論は、浮沈子には全てまやかしに見える。
まして、それが業界の予算獲得につながるなどという話は、最初から仕組まれた陰謀にも等しい(そうなのかあ?)。
様々なアプローチがあっていいとは思うけど、科学とSFとの区別は付けてもらいたいもんだな・・・。
(宇宙で生命はいかにして誕生したのか?)
https://gigazine.net/news/20231011-ancient-life-old-universe/
「ゲノムは平均して約3億5000万年ごとに2倍の長さになってきた」
「これはまるで進化が指数関数的な内部時計に従っているかのよう」
「地球上に誕生した最初の微生物は、たとえ単純に見えたとしても、「かなり長く複雑なゲノムをすでに持っていたらしい」ということです。」
まあ、この話自体が、ゲノムの長さを基準とした進化の内部時計という仮定の上に立っている。
「指数関数の時計を過去にさかのぼって、考えられる最も単純な生命体、つまり数文字のゲノムを持つ生命体を外挿する」
開き直って、その内部時計仮説が正しいと仮定した場合、逆算するとどうなるのかという話だ。
分子進化のプロセスを丁寧に解き明かしたのではなく、ゲノムの数だけを数学的に帰納させたに過ぎない。
が、100歩譲って、そのアプローチにもう少し付き合うことにしよう。
「しかし、この方法だと生命の起源は100億年も前までさかのぼることになります。」
生命の材料が、宇宙空間にあるというのは当然の話だ(地球も宇宙の一部だしな)。
重い元素が、超新星爆発の際に生まれたというのも、現代の常識だからな。
それらが、宇宙空間で結合して、シンプルな分子を作っていたとしても不思議な話じゃない。
また、それらは宇宙空間に漂う分子雲として、実際に観測されいる。
仮に計算通り100億年前に数個のゲノムが偶然生まれたとして、じゃあ、それらがどうやって複雑になったのかという説明は必要だろう。
そこの辺りが、今一つはっきりしない。
だいたい、スタートの時点での話がテキトー過ぎる!。
「太古の昔の宇宙はほとんどすべてのエリアがゴルディロックゾーンだったタイミングがあります。」
「ビッグバンから約1000万年から1700万年が経過したタイミングでは、宇宙は現在の1000倍も若く、0度から100度の間、つまり水が液体である温度を保っていました。」
それって138億年前だからな。
計算とは、38億年も離れている。
「しかし、ビッグバン直後の宇宙に星は存在したのでしょうか。物質が特に濃い宇宙の領域では、存在した可能性があります。もしもそのような恒星が存在したなら、質量は非常に大きく、わずか300万年で超新星となり、塵・小惑星・惑星・生命の材料を形成するのに必要な化学元素を宇宙に播いた可能性があります。」
これも、かなりあやふやな仮定の話だ。
ファーストスターの直径が、かなり大きかったのではないかという話は聞いたことがある。
デカい星の寿命は短い。
短期間のうちに、超新星爆発を繰り返して重い元素をばら撒いた可能性はある。
だが、それが出来た時期と、宇宙の温度が最適だった時期には、大きなずれがある。
しかも、水の存在については、それが必要かもしれないとしながら、どのように形成されたのかの説明はない。
さらには、その仮定がしづらいとなると、液体なら何でもいいとばかりにアンモニアやメタンを持ち出す始末だ。
「もしかしたら、生命の最初の祖先はもっとエキゾチックで、水すら必要とせず、アンモニアやエタンのような、0度をはるかに下回る温度で液体状態を維持できる物質で繁栄していたとも考えられます。」
やれやれ・・・。
この辺りからは、もう、めちゃくちゃだな。
「このアイデアの真骨頂は、現在の宇宙が生命にとって極めて過酷な環境であるのに対して、当時の宇宙は生命が誕生するための条件が基本的にどこにでも揃っていたかもしれないという点にある」
論外だ・・・。
そして、最後には、馬脚を現すことになる。
「火星の乾いた川底や、エンケラドゥスやエウロパの暖かい地下の海で、生命が見つかる可能性があります。」
「タイタンで生命を発見することができれば、宇宙でどのようにして生命が誕生したのかに関する理論を実証することにも近づく」
やれやれ・・・。
このアイデアの真骨頂は、業界の利益と直結した、地球外生命探査のプロジェクトに予算を付けるために、人々を惑わすことにある(そうなのかあ?)。
そもそも、ゲノムの数(長さ)が進化の指標だというところに無理があるしな。
ミミズが進化して魚になったわけじゃないし、魚が進化して人間になったわけでもない。
3万個のゲノムしか持たない新型コロナウイルスだって、30億個のゲノムを持つ人間だって、1100億個(ヒトゲノムの35倍)持つ肺魚の仲間だって、進化の頂点にいることに違いはない。
が、この仮説は、地球外生命の存在可能性という視点で見た時に、抗い難い魅力があることも確かだ。
100億年前の宇宙が、既に生命にとってキビシー環境であったことを除けばな。
生命の材料が、宇宙空間に漂っていたことは認めていい(アミノ酸も発見されているし)。
それらが、生命の誕生に適した環境で分子進化し、地球生命につながったことは分かっている。
そのプロセスには、ミッシングリンクがあるけどな。
物質と生命を分ける高い高い塀を、どうやって乗り越えたのか。
生命の誕生について、人類は多くを解明してきた。
遺伝子の本体が核酸(DNAやRNA)であること、それらがタンパク質をコードしていて、生命の実体を作り上げていること、遺伝子自体の複製が、生命の自己複製の根幹であることが分かったのは、人類の歴史の中ではつい最近の話だ。
しかし、無生物から生物が誕生する詳細な切れ目のないプロセスの解明には至っていない。
既存の生命を模倣して、人工的な遺伝子を持つ生物を作ることは出来ても、スクラッチから設計した生命を誕生させることは出来ていない。
どんな単純なものであれ、生命としての機能を持つためには、かなりな試行錯誤が必要だ。
運と奇跡の助けもいるかも知れない。
その確率は限りなく低い。
宇宙がもっと広ければ、多くの惑星で試行錯誤できたかもしれないという話はあった。
実際の宇宙が、観測可能な範囲を超えて広がっていると考えれば、地球外生命だって誕生したかもしれない(我々には観測できないけどな)。
「生命の起源に関するほとんどの理論は、前生物的分子からなる原始的なスープが、自己複製する最初の生命体を効率的に生み出したと理論化することで、そのギャップを説明しようとしています。しかし、それが具体的にどのように機能したのかはわかっていません。」
化学進化のプロセスを丁寧に解明し、どのような条件が整えばどういうプロセスを通って生命の誕生に至ったのかを、こつこつと解き明かしていくしかないだろう。
怪しげな仮説で近道するのではなく、王道を行くしかないのだ。
そして、人類がたどり着ける範囲で、生命の痕跡が確認できないという事実が積み上げられていき、我々が、幸運にも、この宇宙で唯一の知的生命であることに気付くことになるのだ(たぶん)。
浮沈子は、地球外生命の存在に懐疑的だ。
生命という、物質の形態は確かに存在している(浮沈子も生物だし)。
それが、この地球では普遍的でも、一歩宇宙空間に出れば、極めて稀であろうことは、うすうす分かってきている。
哲学的に、不存在を証明することはできないらしいから、際限のない探査が続くかもしれないが、どこかで諦めることになるだろう。
人類の文明だって、未来永劫続くわけではない。
結局、生命誕生のプロセスも、分からずじまいになるかもしれない。
宇宙にとって不都合なことは何もない。
知的探求のプロセスに価値を見出し、その過程で生み出される新たな知見に驚き、日々の生活を豊かにすることで満足しよう。
生命は、100億年前に宇宙で生まれた(地球、まだ、ないしな)。
それで説明がつくなら、それでも構わない。
だが、そこから、宇宙のどこにでも生命がいるとするには、かなり無理がある気がする。
そもそも、月にも、小惑星にも、生命の種といわれるものはなかった(サンプルリターンしている限りですが)。
宇宙に生命の種が満ち満ちているのなら、その辺りに無数に漂っていてもよさそうなものだ。
やはり、宇宙空間では、かなり基礎的なレベルの分子進化しかしていなかったと見るのが妥当だろう。
そこから、生命の誕生というイベントに至るまでには、かなり特殊な環境が必要だったと考えるのが自然な気がする。
生命という物質の存在形態と、地球という環境は、実は一体不可分で、宇宙には地球以外に生命はいないと考えるのが、浮沈子的には腑に落ちる気がする。
火星にも、エウロパにも、エンケラドゥスにも、タイタンにも、太陽系外の全ての恒星系にも、自由浮遊惑星にも、この宇宙のどこを探しても、生命という物質の存在形態はないに違いない。
分子進化の飛躍の解決方法を、宇宙空間における時間の長さに求めるというのは、一見合理的な気がするけど、それは最近の40億年という地球環境における分子進化(生命の進化)を、そのまま過去の宇宙環境での分子進化に延長するという、かなり無茶苦茶な話でもあるのだ。
最初の数個のゲノムでさえ、宇宙空間では見つかっていないしな。
そもそも、そこへ至るまでのプロセスの解明が難しいわけだ。
作り方が分かっていれば、現代では化学合成して作ることができるかも知れないけど、まっさらな状態から、どの反応経路で出来るかというところが問題だしな。
地球誕生(46億年)から、生命の誕生(40億年くらい?)までは、確かにかなり短い時間な気もする(数億年しかない)。
そのプロセスの説明が難しいから、怪しげなゲノム時計を持ち出して、宇宙空間に起源を持ち込む(持ち出す)というのは、新手のパンスピルミア説に他ならない。
生命が、宇宙にありふれた材料から作られているというのは当然と言えば当然だ。
そのことと、生命自体が宇宙にありふれた存在だとすることとの間には、無限の距離がある。
宇宙の長大な時間と数(広大さ)の問題に逃げ込んで、ちゃんとしたプロセスを示さない議論は、浮沈子には全てまやかしに見える。
まして、それが業界の予算獲得につながるなどという話は、最初から仕組まれた陰謀にも等しい(そうなのかあ?)。
様々なアプローチがあっていいとは思うけど、科学とSFとの区別は付けてもらいたいもんだな・・・。
🐱フル23-24:やっぱ季節外れはショボいのか ― 2023年10月13日 08:19
フル23-24:やっぱ季節外れはショボいのか
(インフルエンザの流行状況(東京都 2023-2024年シーズン)
更新日:2023年10月12日)
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/flu/
(東京都 新型コロナの報告数は半減もインフルエンザは流行注意報を継続)
https://www.fnn.jp/articles/-/600021
「インフルエンザの患者報告数は、先週の16.58人から今週は16.44人と高い水準のままで、流行注意報が継続」
一気に増加すると思ったら、ぼちぼちな状況に収まっている。
「新型コロナの患者報告数は8月下旬から9月上旬をピークに減少傾向が続いており、先週の7.08人から3.62人になり、ほぼ半減した。」
モデルナ公表の推計値では、スポーツの日の3連休明けで、やや下げ止まりの傾向はみられるけど、陽性率も20パーセントを切っているので、もう少しは下がるだろう。
新型コロナについては、別稿で書く。
都内のインフルの流行状況を見ると、中野区がピークアウトし、武蔵野、三鷹、調布、狛江、小金井、府中が高い。
が、全体的に広がってきている感じだな。
高齢者の罹患が増え、入院患者も増加傾向が続いている。
一定規模以上に流行している時の、典型的なパターンに近づいている。
平年なら、まだ、流行が始まる時期じゃない(12月くらいから)。
やっぱ、季節外れの流行には、規模的な限界があるということなのか。
もしかすると、一度収束してから、出直しで流行という形も有り得る。
或いは、下がり切らずに12月からの本格的な流行に突入するのか。
まだ、状況は見えない。
が、注意報レベルの流行が継続していることは間違いない。
浮沈子が、10月2日に、かかりつけ医最速(うーん、ワケワカ)のインフルワクチン接種を受けてから、10日余りが経過した。
免疫は、ある程度は上がっているのかもしれないが、辺り一面、ウイルスだらけなことに変わりはない。
マスク手洗い密回避。
呼吸器系感染症の予防策は同じだ。
気温は下がってきているけど、換気も重要だな。
新型コロナのワクチンは、接種後3週間以上経過しているので、そんなもんがあるかどうかは知らないけど、感染予防効果は十分だろう。
一気に警報レベルまで駆け上がるかと思ったが、ちょっと安心した。
インフルと、新型コロナの流行状況に一喜一憂する毎日。
遠い国での戦争の話もあるけど、日々の生活には無縁だ(そうあってもらいたいもんだがな)。
円安が進んで、150円近辺で上値(下値?)を探っている。
メキシコ行きで、ドルに両替する必要があるんだが、どーしよー・・・。
(インフルエンザの流行状況(東京都 2023-2024年シーズン)
更新日:2023年10月12日)
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/flu/
(東京都 新型コロナの報告数は半減もインフルエンザは流行注意報を継続)
https://www.fnn.jp/articles/-/600021
「インフルエンザの患者報告数は、先週の16.58人から今週は16.44人と高い水準のままで、流行注意報が継続」
一気に増加すると思ったら、ぼちぼちな状況に収まっている。
「新型コロナの患者報告数は8月下旬から9月上旬をピークに減少傾向が続いており、先週の7.08人から3.62人になり、ほぼ半減した。」
モデルナ公表の推計値では、スポーツの日の3連休明けで、やや下げ止まりの傾向はみられるけど、陽性率も20パーセントを切っているので、もう少しは下がるだろう。
新型コロナについては、別稿で書く。
都内のインフルの流行状況を見ると、中野区がピークアウトし、武蔵野、三鷹、調布、狛江、小金井、府中が高い。
が、全体的に広がってきている感じだな。
高齢者の罹患が増え、入院患者も増加傾向が続いている。
一定規模以上に流行している時の、典型的なパターンに近づいている。
平年なら、まだ、流行が始まる時期じゃない(12月くらいから)。
やっぱ、季節外れの流行には、規模的な限界があるということなのか。
もしかすると、一度収束してから、出直しで流行という形も有り得る。
或いは、下がり切らずに12月からの本格的な流行に突入するのか。
まだ、状況は見えない。
が、注意報レベルの流行が継続していることは間違いない。
浮沈子が、10月2日に、かかりつけ医最速(うーん、ワケワカ)のインフルワクチン接種を受けてから、10日余りが経過した。
免疫は、ある程度は上がっているのかもしれないが、辺り一面、ウイルスだらけなことに変わりはない。
マスク手洗い密回避。
呼吸器系感染症の予防策は同じだ。
気温は下がってきているけど、換気も重要だな。
新型コロナのワクチンは、接種後3週間以上経過しているので、そんなもんがあるかどうかは知らないけど、感染予防効果は十分だろう。
一気に警報レベルまで駆け上がるかと思ったが、ちょっと安心した。
インフルと、新型コロナの流行状況に一喜一憂する毎日。
遠い国での戦争の話もあるけど、日々の生活には無縁だ(そうあってもらいたいもんだがな)。
円安が進んで、150円近辺で上値(下値?)を探っている。
メキシコ行きで、ドルに両替する必要があるんだが、どーしよー・・・。
🐱ガザ消滅不可避:人質は二の次 ― 2023年10月13日 10:18
ガザ消滅不可避:人質は二の次
(【随時更新】イスラエル軍 数日以内に地上侵攻か 緊迫度増す:イスラエルの専門家「人質は二の次にすぎない」参照)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231013/k10014223621000.html
「軍事作戦の観点からは、人質は二の次にすぎない。人質の救出に小規模な部隊が動くかもしれないが、主な目標はハマスの軍事能力の消滅だ」(エルサレム戦略安全保障研究所のエフライム・インバール所長)
「人質の存在がイスラエル側に地上侵攻をためらわせることは考えにくい」(同上)
これについては、イスラエル軍の当局者も、人質の処刑は作戦に影響しないと公言している。
報道では、イスラエルに対して、自制を求める話が相次いでいるが、自制だからな(基準はないし、やるかどうかはあなた任せ)。
「私たちはこうした事態をこれまでも経験している。国際社会はいつも受け身で、ガザに対して同情を示すが、何も行動は起こさない。国際世論には限界があると思う」(同上)
何も配慮しなかったわけではない程度しか期待はできない。
イスラエルに、躊躇っている余裕はない。
「ハマスによる攻撃も続いていて、イスラエル側はこれまでに少なくとも1200人が死亡したとしています。」
目下の焦点は、イスラエルが地上攻撃に踏み切るタイミングだ。
「侵攻の規模にもよるが、準備が整い次第始まるだろう。奇襲をかけるかもしれないし、ハマスを緊張させるために時間をかけるかもしれない」
米国は、人道回廊の設置を急いでいるが、その協議や態勢が整うかどうかも、おそらくは関係ないだろう。
ブリンケンは、ウクライナ侵攻に続き、ガザ侵攻でも外交の失敗を経験することになるだろう。
「今回の報復作戦はイスラエルの自衛のためにも必要」
米軍は、アイアンドームのための弾薬(ロケット弾?)を供与したと言われているが、浮沈子がウィキで調べた限りでは、米国はアイアンドームを共同開発しているが、制式採用はせず、グアムに1セットだけ試験的に配備しているに過ぎない。
弾薬の提供というのは、エクスキューズに過ぎない。
人質も、人道回廊による避難や物資の供給も、地上作戦における自制も、何一つ保証されないまま、イスラエルの地上侵攻が始まろうとしている。
ガザ消滅は時間の問題となった。
「戦争にはルールがあり、釣り合いをとることが求められる。」(ストルテンベルグNATO事務総長)
おそらく、発言している本人も、今回の件については空虚な感じを否めないんだろう。
似たような話は、米国の当事者からも出ている。
(米、イスラエルへの安全保障支援に条件付けず=国防長官)
https://jp.reuters.com/world/security/LLA2S5W6ARMXXJZKOYMULEBWDY-2023-10-12/
「イスラエル軍はプロフェッショナルな指導者に率いられたプロフェッショナルな軍隊であり、われわれはイスラエル軍が作戦を遂行する上で正しいことを行うことを望み、期待する」(ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で:オースティン米国防長官)
「イスラエルに提供する安全保障支援に関しては、いかなる条件も課していない」(同上)
つまりだな、何をしようが、見て見ぬふりをするから、好きなようにやっていいということなわけだ(そうなのかあ?)。
2人は、ほぼ同時に、同じ場所から発信している。
ゼレンスキーが、おねだりに行ったとこだな(予告なしだったようです)。
まあ、どうでもいいんですが。
イスラエルの半分でもいいから、フリーハンドが欲しかったに違いない。
あれをするなとか、これしちゃだめとか、さんざん言われてきたわけだからな。
「いかなる条件も課していない」(再掲)
どんな気持ちになったかは、推して知るべしだ。
下請けはつらいよ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ガザ住民は「とどまるべき」 エジプト大統領)
https://www.afpbb.com/articles/-/3486029#tbl-em-lno18hwc5a0cct9j2em
「イスラエルの爆撃で死ぬか自分たちの土地から退去するかの選択を迫られている」(治安当局高官)
「ガザ住民は「断じて動かず、自分たちの土地にとどまらなければならない」と強調」(シシ大統領)
「ガザ住民の退去は「(パレスチナの)大義の消滅」を意味するから」
エジプト当局の立場は明確だ。
ガザ住民は、大義のために自分たちの土地に留まり、イスラエルの爆撃で死ぬべきだというわけだ。
「エジプトは「この困難な時期に医療・人道、両面での支援」を確実に届けられるよう尽力している」
物流の支援は行うが、難民の通過や受け入れは断固拒否ということなわけだ。
殺されるための援助は惜しまないということだな(そういうことかあ?)。
「イスラエルに包囲されているガザ地区にあって、南端のエジプト国境にあるラファ(Rafah)国境検問所はイスラエルの管理下になく、往来可能な唯一の経路となっている。」
ブリンケンは、どうするんだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(“ガザ地区北部 全住民の退避必要”イスラエル軍から通知 国連)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231013/k10014224141000.html
「ガザ地区にある国連の事務所は12日、イスラエル軍から、ガザ地区北部にいるパレスチナ人などすべての住民が24時間以内に地区の南部に退避する必要があるとの通知を受けた」
「対象となるのは、国連のスタッフや、国連の施設に避難している人々を含むおよそ110万人」
ばらぼーめ・・・。
んなもん、できるわけねーじゃん!?。
「このような移動は、破滅的な人道上の問題なしに不可能だと考えている」(国連のデュジャリック報道官)
「イスラエルとの境界のフェンスには近づかないよう警告するとともに、今後、数日間、イスラエル軍はガザ市で大規模な作戦を継続し、民間人に危害を加えないよう努力を続ける」(イスラエルの声明)
「イスラエル軍による報復のための地上侵攻がまもなく行われることを示唆している」(ブルームバーグ)
声明では、数日間とされているが、作戦の期間については流動的だろうし、1回だけとは限らない。
逃げ場のない人々はパニックだろうな。
(イスラエル軍、ガザ住民避難通告を国連にも伝達 人口の半数対象)
https://jp.reuters.com/world/mideast/DWSEYKDQ4JNWTKKDXXRCTLKVGQ-2023-10-13/
「一方、ハマスのメディア部門責任者サラマ・マルフ氏は、避難通告について「市民に混乱をもたらし、内部の結束を損なおうとする」イスラエルの試みだと指摘。市民に取り合わないよう求めた。」
これは、もう、聞かなかったことにするしか、対応のしようがない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
地上侵攻まで24時間を切った。
今回の避難通告が北部に限っていることから、地上侵攻は数回行われるだろう。
ハマスは、住民を盾に使うかもしれない。
避難させずにな。
難しい対応を迫られるだろうが、躊躇はないだろう。
これまでの経緯から考えて、この通告がブラフである可能性はない。
また、作戦の規模が縮小される可能性も少ない。
住民を盾にしたトラップが仕掛けられ、進行が遅れる可能性もあるけど、味方の人質の命さえ無視して地上侵攻を断行するわけだから、それについてもためらいはない。
町内の回覧板(?)とはわけが違う。
人道回廊は実現せず、空爆とロケット攻撃が続く中、最悪の事態が始まろうとしている。
結局、国際社会とやらは、何もできなかった。
米国は、見て見ぬふりをすると約束しに行っただけで(そうなのかあ?)、具体的に何をしたわけでもない。
人質の奪還作戦でもするかと思ったんだが、それもなかった。
空母まで派遣して、圧力を掛けに行ったのはなんのためだったんだろうな(周辺国からの攻撃を排除するためということになっているけどな)。
イスラエルがやりたいようにやらせるためだけに行ったわけだ。
やりたいようにやるだろう。
そこで何が行われても、見て見ぬふりをする。
確認しておこう。
占領者はイスラエルだ。
75年間、不当に占領を続け、先住民を圧迫している。
9年前にも地上侵攻を行ったが、今回は数倍の人数を揃えている(前回の侵攻では、最大時で8万人弱:今回は30万人といわれている)。
(ガザ侵攻 (2014年))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B6%E4%BE%B5%E6%94%BB_(2014%E5%B9%B4)
「イスラエル軍は召集していた予備役約8万人・・・」
ネタニヤフは、ガザを無人島にすると宣言している。
仮にそうできたとしても、ハマスを根絶することはできない。
ヨルダン川西岸にも、それ以外のイスラエル領内にもいるに違いない。
幹部の多くは国外にいるだろうし、再びテロは起こるに決まっている。
エジプトは、イスラエルと国交を正常化したが、今回の件では「パレスチナの大義」を持ち出して、難民の受け入れを拒否した(前回の侵攻では、調停役になるなど大活躍したが、今回はつまはじきだな)。
もちろん、ハマスともつながりはあるに違いない(未確認)。
世にテロリストの種は尽きまじ。
イスラエルという国家がパレスチナの地にある限り、平和な日々は来ないだろう。
やれやれ・・・。
が、そう悲観したものでもないかもしれない。
どーせ、この地球上から逃れられはしないのだ。
22世紀になれば、宗教や人種、文化の違いを尊重し合って、隣人同士が仲良く暮らせる時代が来るかもしれない。
気軽に町内会の回覧板を回せる時代。
ドアを開けたとたんに、仕掛けられたトラップで手榴弾が爆発することのない時代。
遠い未来だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
前出のウィキ(ガザ侵攻 (2014年))に、前回のガザ侵攻について載っていたので、参考のために主な出来事をタイムラインで整理してみた。
・7月8日:本格的なガザ攻撃を開始
・7月12日:ガザ地区住民に退避勧告
・7月13日:イスラエル海軍特殊部隊がガザ地区に上陸し、初めて地上戦、ただ、閣議では当面は空襲を続ける方針を確認
・7月14日:ガザ北側、エレツからアシュケロンにかけてを立入禁止区域に、ガザ周辺に兵士や戦車を配備しており、地上侵攻準備の可能性、エジプトはイスラエル、ハマース双方に1週間のガザ停戦を提案
・7月15日:イスラエルはエジプトの停戦案受け入れを表明、しかしハマース側は反発
・7月16日:ガザ地区住民約10万人に退避勧告、海岸でサッカーに興じる子供4人を軍艦の砲撃で殺害(スゲーな・・・)
・7月17日:地上部隊侵攻を開始
こうしてみると、前回は、退避勧告から地上部隊の侵攻開始まで1週間弱かかっている。
が、16日の10万人に退避勧告を出してからは、あっという間だ(翌日)。
エジプトが、早期に介入している点が注目だな(イスラエル寄りで、ハマスから反発されたみたいですが)。
今回はどうなるんだろうな。
・7月23日:火力発電所を攻撃
・7月26日:12時間の停戦(イスラエルのみ4時間延長)
・7月29日:火力発電所を完全に破壊、ガザ地区の水と衛生施設に壊滅的な影響。ガザ地区の全住民が電力、水と衛生サービスがほぼ使えない(ユニセフ)
・7月31日:追加で1万6千人の予備役を召集
・8月1日:72時間の停戦
・8月2日:ガザ地区住民に帰還を呼びかけ
・8月3日:地上部隊の大部分をガザとイスラエルの境界付近まで撤退
・8月4日:7時間の人道目的の停戦(イスラエルのみ:南部ラファ地域は除く)、直後に難民キャンプ空襲(!)
・8月5日:72時間の停戦、双方が「勝利宣言」、イスラエルは地上部隊を全て撤退
・8月6日:イスラエル軍は召集していた予備役約8万人のうち、約3万人の任務を解除
・8月11日:72時間の停戦
・8月13日:停戦の5日間延長
・8月18日:停戦の24時間延長
・8月26日:無期限停戦で合意、エジプト外務省は、イスラエルがガザへの人道支援物資や復興資材の搬入を認めたと声明
・11月12日:イスラエルは国連人権理事会・独立調査委員会の調査団入国を拒否
リストからは、どこがどんだけ攻撃されたとか、何人死んだとかは省いている(浮沈子的には、それは重要じゃない!)。
前回の地上侵攻の目的を、イスラエルは地下トンネルの破壊だとしているが、んなもんは口実に過ぎないことは明らかだ(そうなのかあ?)。
火力発電所の破壊は、あんま地下トンネルとは関係ない気がするんだがな。
もっとも、今回の場合は燃料ストップで地上侵攻前から機能停止だ。
電力は、現代の戦争では欠かせない資源だからな。
軍事作戦を遂行する上では、重要な目標になる。
国際人道法だってえ?。
んなもんは、クソくらえだ(そんなあ!)。
終結後の人権問題の調査にも応じていない(当然だろうな)。
イスラエルは、必要な攻撃を終えたと判断した後、比較的速やかに撤退している(停戦合意はなかなかまとまらなかったようですが)。
本格的な攻撃(爆撃)から9日目に地上侵攻(その間は爆撃継続)、侵攻開始(7月17日)から実質的な撤退(8月5日)までは、20日間だ。
今回は、ハマスの軍事部門を消滅させるとしているから、かなり時間が掛かると思われる。
市民の犠牲も半端ないだろう(おそらく、桁違い)。
トラップが仕掛けられている建物は、おそらく丸ごと破壊だろうから、町はがれきの山になる。
おそらく、数か月はかかるかもしれない。
その間、ハマス側からの攻撃も続くことになる。
軍事拠点を集中的に叩かないと、イスラエル側の被害も増えるしな。
が、戦略的に攻撃を続けさせるという可能性もある。
侵攻の正当性をアピールするためにな。
イスラエル側は、何度か停戦に応じるかも知れないし、そうでないかもしれない。
前回の侵攻は、イスラエル側の都合で時期を選んでいる。
夏だ(地中海性気候:降水量ゼロ)。
今回は、長期化すれば冬の降水期になる。
影響がどうなるかは知らないが、気になるところだ。
暖かいところだから、あまり心配ないかもしれない(狭い市街地だしな)。
まあ、どうでもいいんですが。
軍事目標は、ハマス軍事部門の解体だが、その後はどうするというのが見えていない気がする。
どうも、威勢のいい掛け声(無人島にする)とは裏腹に、ショボい侵攻に終わる可能性もある。
人質の解放が終われば、そして、ある程度の軍事施設の破壊が済めば、撤退するかもしれない。
実際、どこまでやればイスラエルの気が済むかという、流動的な話なわけだ。
ガザを二度と軍事拠点にさせないということは難しい。
それこそ、230万人の住民全てを国外難民にして、無人島にするしかない。
それをやろうというのか(浮沈子は、可能だと思ってるけどな)。
シリアが同じことをやっているのに、イスラエルが出来ないと考える理由はどこにもない。
物理的に廃墟にすることになれば(イスラエルには、都市を丸ごと破壊した前科もある)、それは可能だ。
また、そうしなければ、ガザが軍事拠点として復活する可能性は高い。
現に、トンネル潰しても、発電所破壊してもダメだったしな。
が、今回は、発電所は燃料止めただけで、施設はまるっと残している。
うーん、ワケワカ・・・。
イスラエル当局の勇ましい発言に振り回されることなく、何がどうなっているかを冷静に見る必要がある。
例えば、動員の人数だが、30万人というのは、おそらくMAXな数字に違いない。
実際に配備できるのは、せいぜい10万人くらいかもしれない(未確認)。
長期に渡る作戦を考えて、交代要員も含めて招集しているのかもしれないしな。
前回だって、最大8万人弱といわれていても、実働はおそらく5万人程度だろう。
8月6日に、3万人を直ちに解除したことも、それを裏付けている。
前回が20日間で、今回が仮に3か月(90日)とすれば、5倍強なわけで、作戦期間と招集人数で見れば、整合する。
つまり、前回と同規模の作戦内容で、3か月程度の作戦を実施するわけだ(テキトーです)。
到底、無人島にはできない。
ハマス軍事部門の掃討だって怪しい。
で、インフラの停止が効いてくる。
230万人の市民を混乱させて、統治機構に圧力を掛けようというわけだ。
イスラエルが、何を考えているのかは今一つ見えない。
ひょっとして、何も考えていないのかもしれない(そうなのかあ?)。
電気も水も燃料も食料も医薬品もない。
エジプトは、人道物資の搬入は認めるらしいから、最低限の資源は確保できるかも知れないが、ハンドリングを間違えればパニック必至だな。
一寸先どころか、将来も真っ暗闇なガザ地域。
あまり考えたくないが、人質の命は風前の灯火だし・・・。
何より、現段階では、230万人が人質だ。
それは、イスラエルの人質でもあり、ハマスの人質でもある。
国際社会とやらが、イスラエルに圧力をかけるのに使えるからな。
イスラエルが折れることはないだろう。
浮沈子が懸念するのは、正にその点だ。
我々は21世紀になって、とんでもないものを見ることになる。
イスラエルとハマスのチキンゲームに付き合わされる住民は悲惨だ。
エジプトは、国境封鎖を続けられるだろうか。
それこそ、人道回廊を開かなければ、未曽有の人道危機が訪れるだろう。
イスラエルが、それを開くことはない。
米国が、圧力掛けてもムリポだろう。
パレスチナの大義を引っ込めて、エジプトが回廊を開くしかない。
圧力を掛けられた流体は、最も弱いところから噴き出すからな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(イスラエル軍、ガザ市民に南部への避難指示 数日内に「大規模」作戦)
https://www.reuters.com/article/israel-palestinians-idJPKBN31D0AF
「ガザ市民は、自らと家族の安全のために南へ避難し、あなた方を人間の盾として利用しているハマスのテロリストから離れなさい」(イスラエル軍の声明)
「ハマスのテロリストは、ガザ市の家屋の下にあるトンネルや、罪のないガザ市民が住む建物の中に隠れている」(同上)
「国連のステファン・デュジャリック報道官は声明で「国連は、こうした対応が人道上壊滅的な影響を及ぼさずに行われることは不可能だと考える」とし、通告の撤回を求めた。」
「イスラエルのエルダン国連大使は、ガザ住民に対するイスラエルの早期警告に対する国連の対応を「恥ずべきことだ」と述べた。」
「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、本部と職員をガザ南部に移転させた」
風雲急を告げる事態だ。
南部では、おそらく緊急支援物資が届くかもしれない(未確認)。
ある程度の誘導効果はあるかもしれないな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ガザ住民に退避警告 “許可を出すまで戻ることはできない” イスラエル軍による地上侵攻か…緊張高まる)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4718f0885ace7f71035993fc355ef21da8724a0
「ガザの中心地であるガザ・シティー全ての住民は直ちに退避するよう警告」(イスラエル軍)
「イスラエル軍が次の許可を出すまで、住民はガザに戻ることはできない」
ほほう、期日は未定か・・・。
まあいい。
「直ちに退避」(再掲)
地上侵攻は、速やかに開始というところかな・・・。
(ガザ侵攻、米に試練 アラブ反発を懸念 イスラエルに国際法順守要求)
https://news.yahoo.co.jp/articles/27cc9b2b1d6edc54d1e63e41b7b437210593ba67
「イスラエルが民間人の殺傷など過剰な対応をしないように神経をとがらせている。ブリンケン氏は、イスラエル軍の「完全封鎖」で人道危機が懸念されるガザの住民向け支援についてネタニヤフ氏と意見交換した。」
「米国は人道上の配慮に加え、国際法の順守もイスラエルに求めており、ハマスの弱体化に向けてあらゆる手段を取ろうとしているイスラエルと温度差がある。」
「米側が懸念するのは、パレスチナ人の犠牲者が増えることに伴う、反イスラエル感情の高まりやアラブ諸国の反発だ。」
「ヨルダンでパレスチナ自治政府のアッバス議長と協議し、ハマスとの関係が深いカタールや、ガザに接するエジプトなども訪れる。」(ブリンケン)
カタール行くのか・・・。
(カタール、ハマスと人質について協議 情報筋)
https://www.cnn.co.jp/world/35210027.html
「中東カタールは、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがガザ地区内に拘束している人質について、ハマスと協議を行っており、米国はハマスとの仲介役として重要な役割を担っているカタールと連携している」
「カタールはハマスと強い結びつきがある」
宗教的には、イランと違ってスンニ派なんだが、あんま関係ないんだな。
「ブリンケン米国務長官ら米ホワイトハウスや米国務省の当局者は週末、カタールと連絡を取り続けた。」
「物事は非常に早く動いている」(情報筋)
カタールには米軍の司令部もあり、そっちのつながりも深いようだ。
(米国務長官がカタール訪問、イスラエル・ハマス巡り首相と会談へ)
https://jp.reuters.com/world/security/YWQ2PP76RNNELCCDWZQEUM4E2Y-2023-10-12/
「ブリンケン米国務長官は13日にカタールを訪問し、同国の首相と会談する。イスラエルとハマスの戦闘状況や事態鎮静化に向けた方策、民間人の保護などについて協議する・」(カタール外務省の報道官)
ロイターは、人質の件は報じていない(民間人の保護?)。
カタールのついでに、隣のバーレーンにも寄るみたいだ。
まあいい。
米国が、落としどころを探っている間にも、地上侵攻の時は刻々と迫っている。
中東は、やっぱ米国マターなんだろうな・・・。
(ハマス、ガザ住民に自宅にとどまるよう呼びかけ 避難指示「24時間以内」)
https://jp.reuters.com/world/security/VHMZHAQODJNLFGPZAZWUMPQT3M-2023-10-13/
「イスラエルが虐殺を行い再びパレスチナの民を追放しようとしていると指摘し、ガザ北部の市民にとどまるよう促した。」
虐殺されちゃえってことなのかあ?。
「イスラエルは、1948年のときにやったことを国際社会やカメラの前で繰り返している」
「1948年のイスラエル建国に伴い、多くのアラブ人が居住地を追われ難民となった」
「イスラエル軍の指示は「ガザのパレスチナ市民をナクバに追いやる試み」と指摘」(ガザのアナリスト、タラル・オカル氏)
「ナクバは、(中略)アラビア語で災厄を意味する。」
アラブ(パレスチナ)の大義のために人間の盾となって虐殺されるか、さもなくば故郷を追われて難民となるか。
ガザの住民に、まともな未来はない・・・。
(【随時更新】イスラエル軍 数日以内に地上侵攻か 緊迫度増す:イスラエルの専門家「人質は二の次にすぎない」参照)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231013/k10014223621000.html
「軍事作戦の観点からは、人質は二の次にすぎない。人質の救出に小規模な部隊が動くかもしれないが、主な目標はハマスの軍事能力の消滅だ」(エルサレム戦略安全保障研究所のエフライム・インバール所長)
「人質の存在がイスラエル側に地上侵攻をためらわせることは考えにくい」(同上)
これについては、イスラエル軍の当局者も、人質の処刑は作戦に影響しないと公言している。
報道では、イスラエルに対して、自制を求める話が相次いでいるが、自制だからな(基準はないし、やるかどうかはあなた任せ)。
「私たちはこうした事態をこれまでも経験している。国際社会はいつも受け身で、ガザに対して同情を示すが、何も行動は起こさない。国際世論には限界があると思う」(同上)
何も配慮しなかったわけではない程度しか期待はできない。
イスラエルに、躊躇っている余裕はない。
「ハマスによる攻撃も続いていて、イスラエル側はこれまでに少なくとも1200人が死亡したとしています。」
目下の焦点は、イスラエルが地上攻撃に踏み切るタイミングだ。
「侵攻の規模にもよるが、準備が整い次第始まるだろう。奇襲をかけるかもしれないし、ハマスを緊張させるために時間をかけるかもしれない」
米国は、人道回廊の設置を急いでいるが、その協議や態勢が整うかどうかも、おそらくは関係ないだろう。
ブリンケンは、ウクライナ侵攻に続き、ガザ侵攻でも外交の失敗を経験することになるだろう。
「今回の報復作戦はイスラエルの自衛のためにも必要」
米軍は、アイアンドームのための弾薬(ロケット弾?)を供与したと言われているが、浮沈子がウィキで調べた限りでは、米国はアイアンドームを共同開発しているが、制式採用はせず、グアムに1セットだけ試験的に配備しているに過ぎない。
弾薬の提供というのは、エクスキューズに過ぎない。
人質も、人道回廊による避難や物資の供給も、地上作戦における自制も、何一つ保証されないまま、イスラエルの地上侵攻が始まろうとしている。
ガザ消滅は時間の問題となった。
「戦争にはルールがあり、釣り合いをとることが求められる。」(ストルテンベルグNATO事務総長)
おそらく、発言している本人も、今回の件については空虚な感じを否めないんだろう。
似たような話は、米国の当事者からも出ている。
(米、イスラエルへの安全保障支援に条件付けず=国防長官)
https://jp.reuters.com/world/security/LLA2S5W6ARMXXJZKOYMULEBWDY-2023-10-12/
「イスラエル軍はプロフェッショナルな指導者に率いられたプロフェッショナルな軍隊であり、われわれはイスラエル軍が作戦を遂行する上で正しいことを行うことを望み、期待する」(ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で:オースティン米国防長官)
「イスラエルに提供する安全保障支援に関しては、いかなる条件も課していない」(同上)
つまりだな、何をしようが、見て見ぬふりをするから、好きなようにやっていいということなわけだ(そうなのかあ?)。
2人は、ほぼ同時に、同じ場所から発信している。
ゼレンスキーが、おねだりに行ったとこだな(予告なしだったようです)。
まあ、どうでもいいんですが。
イスラエルの半分でもいいから、フリーハンドが欲しかったに違いない。
あれをするなとか、これしちゃだめとか、さんざん言われてきたわけだからな。
「いかなる条件も課していない」(再掲)
どんな気持ちになったかは、推して知るべしだ。
下請けはつらいよ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ガザ住民は「とどまるべき」 エジプト大統領)
https://www.afpbb.com/articles/-/3486029#tbl-em-lno18hwc5a0cct9j2em
「イスラエルの爆撃で死ぬか自分たちの土地から退去するかの選択を迫られている」(治安当局高官)
「ガザ住民は「断じて動かず、自分たちの土地にとどまらなければならない」と強調」(シシ大統領)
「ガザ住民の退去は「(パレスチナの)大義の消滅」を意味するから」
エジプト当局の立場は明確だ。
ガザ住民は、大義のために自分たちの土地に留まり、イスラエルの爆撃で死ぬべきだというわけだ。
「エジプトは「この困難な時期に医療・人道、両面での支援」を確実に届けられるよう尽力している」
物流の支援は行うが、難民の通過や受け入れは断固拒否ということなわけだ。
殺されるための援助は惜しまないということだな(そういうことかあ?)。
「イスラエルに包囲されているガザ地区にあって、南端のエジプト国境にあるラファ(Rafah)国境検問所はイスラエルの管理下になく、往来可能な唯一の経路となっている。」
ブリンケンは、どうするんだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(“ガザ地区北部 全住民の退避必要”イスラエル軍から通知 国連)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231013/k10014224141000.html
「ガザ地区にある国連の事務所は12日、イスラエル軍から、ガザ地区北部にいるパレスチナ人などすべての住民が24時間以内に地区の南部に退避する必要があるとの通知を受けた」
「対象となるのは、国連のスタッフや、国連の施設に避難している人々を含むおよそ110万人」
ばらぼーめ・・・。
んなもん、できるわけねーじゃん!?。
「このような移動は、破滅的な人道上の問題なしに不可能だと考えている」(国連のデュジャリック報道官)
「イスラエルとの境界のフェンスには近づかないよう警告するとともに、今後、数日間、イスラエル軍はガザ市で大規模な作戦を継続し、民間人に危害を加えないよう努力を続ける」(イスラエルの声明)
「イスラエル軍による報復のための地上侵攻がまもなく行われることを示唆している」(ブルームバーグ)
声明では、数日間とされているが、作戦の期間については流動的だろうし、1回だけとは限らない。
逃げ場のない人々はパニックだろうな。
(イスラエル軍、ガザ住民避難通告を国連にも伝達 人口の半数対象)
https://jp.reuters.com/world/mideast/DWSEYKDQ4JNWTKKDXXRCTLKVGQ-2023-10-13/
「一方、ハマスのメディア部門責任者サラマ・マルフ氏は、避難通告について「市民に混乱をもたらし、内部の結束を損なおうとする」イスラエルの試みだと指摘。市民に取り合わないよう求めた。」
これは、もう、聞かなかったことにするしか、対応のしようがない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
地上侵攻まで24時間を切った。
今回の避難通告が北部に限っていることから、地上侵攻は数回行われるだろう。
ハマスは、住民を盾に使うかもしれない。
避難させずにな。
難しい対応を迫られるだろうが、躊躇はないだろう。
これまでの経緯から考えて、この通告がブラフである可能性はない。
また、作戦の規模が縮小される可能性も少ない。
住民を盾にしたトラップが仕掛けられ、進行が遅れる可能性もあるけど、味方の人質の命さえ無視して地上侵攻を断行するわけだから、それについてもためらいはない。
町内の回覧板(?)とはわけが違う。
人道回廊は実現せず、空爆とロケット攻撃が続く中、最悪の事態が始まろうとしている。
結局、国際社会とやらは、何もできなかった。
米国は、見て見ぬふりをすると約束しに行っただけで(そうなのかあ?)、具体的に何をしたわけでもない。
人質の奪還作戦でもするかと思ったんだが、それもなかった。
空母まで派遣して、圧力を掛けに行ったのはなんのためだったんだろうな(周辺国からの攻撃を排除するためということになっているけどな)。
イスラエルがやりたいようにやらせるためだけに行ったわけだ。
やりたいようにやるだろう。
そこで何が行われても、見て見ぬふりをする。
確認しておこう。
占領者はイスラエルだ。
75年間、不当に占領を続け、先住民を圧迫している。
9年前にも地上侵攻を行ったが、今回は数倍の人数を揃えている(前回の侵攻では、最大時で8万人弱:今回は30万人といわれている)。
(ガザ侵攻 (2014年))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B6%E4%BE%B5%E6%94%BB_(2014%E5%B9%B4)
「イスラエル軍は召集していた予備役約8万人・・・」
ネタニヤフは、ガザを無人島にすると宣言している。
仮にそうできたとしても、ハマスを根絶することはできない。
ヨルダン川西岸にも、それ以外のイスラエル領内にもいるに違いない。
幹部の多くは国外にいるだろうし、再びテロは起こるに決まっている。
エジプトは、イスラエルと国交を正常化したが、今回の件では「パレスチナの大義」を持ち出して、難民の受け入れを拒否した(前回の侵攻では、調停役になるなど大活躍したが、今回はつまはじきだな)。
もちろん、ハマスともつながりはあるに違いない(未確認)。
世にテロリストの種は尽きまじ。
イスラエルという国家がパレスチナの地にある限り、平和な日々は来ないだろう。
やれやれ・・・。
が、そう悲観したものでもないかもしれない。
どーせ、この地球上から逃れられはしないのだ。
22世紀になれば、宗教や人種、文化の違いを尊重し合って、隣人同士が仲良く暮らせる時代が来るかもしれない。
気軽に町内会の回覧板を回せる時代。
ドアを開けたとたんに、仕掛けられたトラップで手榴弾が爆発することのない時代。
遠い未来だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
前出のウィキ(ガザ侵攻 (2014年))に、前回のガザ侵攻について載っていたので、参考のために主な出来事をタイムラインで整理してみた。
・7月8日:本格的なガザ攻撃を開始
・7月12日:ガザ地区住民に退避勧告
・7月13日:イスラエル海軍特殊部隊がガザ地区に上陸し、初めて地上戦、ただ、閣議では当面は空襲を続ける方針を確認
・7月14日:ガザ北側、エレツからアシュケロンにかけてを立入禁止区域に、ガザ周辺に兵士や戦車を配備しており、地上侵攻準備の可能性、エジプトはイスラエル、ハマース双方に1週間のガザ停戦を提案
・7月15日:イスラエルはエジプトの停戦案受け入れを表明、しかしハマース側は反発
・7月16日:ガザ地区住民約10万人に退避勧告、海岸でサッカーに興じる子供4人を軍艦の砲撃で殺害(スゲーな・・・)
・7月17日:地上部隊侵攻を開始
こうしてみると、前回は、退避勧告から地上部隊の侵攻開始まで1週間弱かかっている。
が、16日の10万人に退避勧告を出してからは、あっという間だ(翌日)。
エジプトが、早期に介入している点が注目だな(イスラエル寄りで、ハマスから反発されたみたいですが)。
今回はどうなるんだろうな。
・7月23日:火力発電所を攻撃
・7月26日:12時間の停戦(イスラエルのみ4時間延長)
・7月29日:火力発電所を完全に破壊、ガザ地区の水と衛生施設に壊滅的な影響。ガザ地区の全住民が電力、水と衛生サービスがほぼ使えない(ユニセフ)
・7月31日:追加で1万6千人の予備役を召集
・8月1日:72時間の停戦
・8月2日:ガザ地区住民に帰還を呼びかけ
・8月3日:地上部隊の大部分をガザとイスラエルの境界付近まで撤退
・8月4日:7時間の人道目的の停戦(イスラエルのみ:南部ラファ地域は除く)、直後に難民キャンプ空襲(!)
・8月5日:72時間の停戦、双方が「勝利宣言」、イスラエルは地上部隊を全て撤退
・8月6日:イスラエル軍は召集していた予備役約8万人のうち、約3万人の任務を解除
・8月11日:72時間の停戦
・8月13日:停戦の5日間延長
・8月18日:停戦の24時間延長
・8月26日:無期限停戦で合意、エジプト外務省は、イスラエルがガザへの人道支援物資や復興資材の搬入を認めたと声明
・11月12日:イスラエルは国連人権理事会・独立調査委員会の調査団入国を拒否
リストからは、どこがどんだけ攻撃されたとか、何人死んだとかは省いている(浮沈子的には、それは重要じゃない!)。
前回の地上侵攻の目的を、イスラエルは地下トンネルの破壊だとしているが、んなもんは口実に過ぎないことは明らかだ(そうなのかあ?)。
火力発電所の破壊は、あんま地下トンネルとは関係ない気がするんだがな。
もっとも、今回の場合は燃料ストップで地上侵攻前から機能停止だ。
電力は、現代の戦争では欠かせない資源だからな。
軍事作戦を遂行する上では、重要な目標になる。
国際人道法だってえ?。
んなもんは、クソくらえだ(そんなあ!)。
終結後の人権問題の調査にも応じていない(当然だろうな)。
イスラエルは、必要な攻撃を終えたと判断した後、比較的速やかに撤退している(停戦合意はなかなかまとまらなかったようですが)。
本格的な攻撃(爆撃)から9日目に地上侵攻(その間は爆撃継続)、侵攻開始(7月17日)から実質的な撤退(8月5日)までは、20日間だ。
今回は、ハマスの軍事部門を消滅させるとしているから、かなり時間が掛かると思われる。
市民の犠牲も半端ないだろう(おそらく、桁違い)。
トラップが仕掛けられている建物は、おそらく丸ごと破壊だろうから、町はがれきの山になる。
おそらく、数か月はかかるかもしれない。
その間、ハマス側からの攻撃も続くことになる。
軍事拠点を集中的に叩かないと、イスラエル側の被害も増えるしな。
が、戦略的に攻撃を続けさせるという可能性もある。
侵攻の正当性をアピールするためにな。
イスラエル側は、何度か停戦に応じるかも知れないし、そうでないかもしれない。
前回の侵攻は、イスラエル側の都合で時期を選んでいる。
夏だ(地中海性気候:降水量ゼロ)。
今回は、長期化すれば冬の降水期になる。
影響がどうなるかは知らないが、気になるところだ。
暖かいところだから、あまり心配ないかもしれない(狭い市街地だしな)。
まあ、どうでもいいんですが。
軍事目標は、ハマス軍事部門の解体だが、その後はどうするというのが見えていない気がする。
どうも、威勢のいい掛け声(無人島にする)とは裏腹に、ショボい侵攻に終わる可能性もある。
人質の解放が終われば、そして、ある程度の軍事施設の破壊が済めば、撤退するかもしれない。
実際、どこまでやればイスラエルの気が済むかという、流動的な話なわけだ。
ガザを二度と軍事拠点にさせないということは難しい。
それこそ、230万人の住民全てを国外難民にして、無人島にするしかない。
それをやろうというのか(浮沈子は、可能だと思ってるけどな)。
シリアが同じことをやっているのに、イスラエルが出来ないと考える理由はどこにもない。
物理的に廃墟にすることになれば(イスラエルには、都市を丸ごと破壊した前科もある)、それは可能だ。
また、そうしなければ、ガザが軍事拠点として復活する可能性は高い。
現に、トンネル潰しても、発電所破壊してもダメだったしな。
が、今回は、発電所は燃料止めただけで、施設はまるっと残している。
うーん、ワケワカ・・・。
イスラエル当局の勇ましい発言に振り回されることなく、何がどうなっているかを冷静に見る必要がある。
例えば、動員の人数だが、30万人というのは、おそらくMAXな数字に違いない。
実際に配備できるのは、せいぜい10万人くらいかもしれない(未確認)。
長期に渡る作戦を考えて、交代要員も含めて招集しているのかもしれないしな。
前回だって、最大8万人弱といわれていても、実働はおそらく5万人程度だろう。
8月6日に、3万人を直ちに解除したことも、それを裏付けている。
前回が20日間で、今回が仮に3か月(90日)とすれば、5倍強なわけで、作戦期間と招集人数で見れば、整合する。
つまり、前回と同規模の作戦内容で、3か月程度の作戦を実施するわけだ(テキトーです)。
到底、無人島にはできない。
ハマス軍事部門の掃討だって怪しい。
で、インフラの停止が効いてくる。
230万人の市民を混乱させて、統治機構に圧力を掛けようというわけだ。
イスラエルが、何を考えているのかは今一つ見えない。
ひょっとして、何も考えていないのかもしれない(そうなのかあ?)。
電気も水も燃料も食料も医薬品もない。
エジプトは、人道物資の搬入は認めるらしいから、最低限の資源は確保できるかも知れないが、ハンドリングを間違えればパニック必至だな。
一寸先どころか、将来も真っ暗闇なガザ地域。
あまり考えたくないが、人質の命は風前の灯火だし・・・。
何より、現段階では、230万人が人質だ。
それは、イスラエルの人質でもあり、ハマスの人質でもある。
国際社会とやらが、イスラエルに圧力をかけるのに使えるからな。
イスラエルが折れることはないだろう。
浮沈子が懸念するのは、正にその点だ。
我々は21世紀になって、とんでもないものを見ることになる。
イスラエルとハマスのチキンゲームに付き合わされる住民は悲惨だ。
エジプトは、国境封鎖を続けられるだろうか。
それこそ、人道回廊を開かなければ、未曽有の人道危機が訪れるだろう。
イスラエルが、それを開くことはない。
米国が、圧力掛けてもムリポだろう。
パレスチナの大義を引っ込めて、エジプトが回廊を開くしかない。
圧力を掛けられた流体は、最も弱いところから噴き出すからな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(イスラエル軍、ガザ市民に南部への避難指示 数日内に「大規模」作戦)
https://www.reuters.com/article/israel-palestinians-idJPKBN31D0AF
「ガザ市民は、自らと家族の安全のために南へ避難し、あなた方を人間の盾として利用しているハマスのテロリストから離れなさい」(イスラエル軍の声明)
「ハマスのテロリストは、ガザ市の家屋の下にあるトンネルや、罪のないガザ市民が住む建物の中に隠れている」(同上)
「国連のステファン・デュジャリック報道官は声明で「国連は、こうした対応が人道上壊滅的な影響を及ぼさずに行われることは不可能だと考える」とし、通告の撤回を求めた。」
「イスラエルのエルダン国連大使は、ガザ住民に対するイスラエルの早期警告に対する国連の対応を「恥ずべきことだ」と述べた。」
「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、本部と職員をガザ南部に移転させた」
風雲急を告げる事態だ。
南部では、おそらく緊急支援物資が届くかもしれない(未確認)。
ある程度の誘導効果はあるかもしれないな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ガザ住民に退避警告 “許可を出すまで戻ることはできない” イスラエル軍による地上侵攻か…緊張高まる)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4718f0885ace7f71035993fc355ef21da8724a0
「ガザの中心地であるガザ・シティー全ての住民は直ちに退避するよう警告」(イスラエル軍)
「イスラエル軍が次の許可を出すまで、住民はガザに戻ることはできない」
ほほう、期日は未定か・・・。
まあいい。
「直ちに退避」(再掲)
地上侵攻は、速やかに開始というところかな・・・。
(ガザ侵攻、米に試練 アラブ反発を懸念 イスラエルに国際法順守要求)
https://news.yahoo.co.jp/articles/27cc9b2b1d6edc54d1e63e41b7b437210593ba67
「イスラエルが民間人の殺傷など過剰な対応をしないように神経をとがらせている。ブリンケン氏は、イスラエル軍の「完全封鎖」で人道危機が懸念されるガザの住民向け支援についてネタニヤフ氏と意見交換した。」
「米国は人道上の配慮に加え、国際法の順守もイスラエルに求めており、ハマスの弱体化に向けてあらゆる手段を取ろうとしているイスラエルと温度差がある。」
「米側が懸念するのは、パレスチナ人の犠牲者が増えることに伴う、反イスラエル感情の高まりやアラブ諸国の反発だ。」
「ヨルダンでパレスチナ自治政府のアッバス議長と協議し、ハマスとの関係が深いカタールや、ガザに接するエジプトなども訪れる。」(ブリンケン)
カタール行くのか・・・。
(カタール、ハマスと人質について協議 情報筋)
https://www.cnn.co.jp/world/35210027.html
「中東カタールは、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがガザ地区内に拘束している人質について、ハマスと協議を行っており、米国はハマスとの仲介役として重要な役割を担っているカタールと連携している」
「カタールはハマスと強い結びつきがある」
宗教的には、イランと違ってスンニ派なんだが、あんま関係ないんだな。
「ブリンケン米国務長官ら米ホワイトハウスや米国務省の当局者は週末、カタールと連絡を取り続けた。」
「物事は非常に早く動いている」(情報筋)
カタールには米軍の司令部もあり、そっちのつながりも深いようだ。
(米国務長官がカタール訪問、イスラエル・ハマス巡り首相と会談へ)
https://jp.reuters.com/world/security/YWQ2PP76RNNELCCDWZQEUM4E2Y-2023-10-12/
「ブリンケン米国務長官は13日にカタールを訪問し、同国の首相と会談する。イスラエルとハマスの戦闘状況や事態鎮静化に向けた方策、民間人の保護などについて協議する・」(カタール外務省の報道官)
ロイターは、人質の件は報じていない(民間人の保護?)。
カタールのついでに、隣のバーレーンにも寄るみたいだ。
まあいい。
米国が、落としどころを探っている間にも、地上侵攻の時は刻々と迫っている。
中東は、やっぱ米国マターなんだろうな・・・。
(ハマス、ガザ住民に自宅にとどまるよう呼びかけ 避難指示「24時間以内」)
https://jp.reuters.com/world/security/VHMZHAQODJNLFGPZAZWUMPQT3M-2023-10-13/
「イスラエルが虐殺を行い再びパレスチナの民を追放しようとしていると指摘し、ガザ北部の市民にとどまるよう促した。」
虐殺されちゃえってことなのかあ?。
「イスラエルは、1948年のときにやったことを国際社会やカメラの前で繰り返している」
「1948年のイスラエル建国に伴い、多くのアラブ人が居住地を追われ難民となった」
「イスラエル軍の指示は「ガザのパレスチナ市民をナクバに追いやる試み」と指摘」(ガザのアナリスト、タラル・オカル氏)
「ナクバは、(中略)アラビア語で災厄を意味する。」
アラブ(パレスチナ)の大義のために人間の盾となって虐殺されるか、さもなくば故郷を追われて難民となるか。
ガザの住民に、まともな未来はない・・・。
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