🐱ガザ消滅不可避:ガザシティ消える ― 2023年11月03日 02:49

ガザ消滅不可避:ガザシティ消える
ガザ消滅不可避:ガザシティ消える


(専門家「海岸部から進軍はイスラエル軍にとって非常に合理的)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231101/k10014245101000.html

「ハマスは建物があればその陰や屋上から攻撃を行うことができる。イスラエル軍としては兵士の犠牲を減らすためにも地上作戦に空爆を組み合わせ、建物を崩してより有利な環境を作りながら進んでいくと思う。住民の死傷者は増え続けるだろう」(防衛省防衛研究所の西野正巳主任研究官)

うーん、実に冷静かつ合理的な分析だな。

「ハマスにとって戦いやすいのは住宅など多くの施設があり、民間人がいて、身を隠す地下トンネルがある場所だ。海岸はその真逆なので、海岸部から進軍するのはイスラエル軍にとって非常に合理的だ。今後はハマスの本拠地であるガザ市の中心部に進んでいくと思われる。ガザ地区の北部にいる戦闘員が南部に撤退するのを封じる役割もあると思われ、当面は北部で戦闘員をたたくことになるだろう」(同上)

袋のネズミにして、その袋を徐々にすぼめていく寸法(戦法?)だ。

市街戦になるべく持ち込まずに、イスラエル側の損害を抑えるということなわけで、もっと言えば、「市街」そのものを破壊してしまえばいいということになる。

ロシアは、ウクライナで同じことをしているからな。

砲撃で破壊しているところが異なるけど、まず、がれきの山にしてから占領する。

地雷などで要塞化して、そこを拠点にヒットアンドアウェイで占領地を広げていくわけだ。

背後からの潤沢な武器弾薬兵員の供給が前提で、空爆と組み合わせている点は異なるが、イスラエルも同じと言える。

当初、イスラエル軍は夜間に限定的な地上侵攻を行い、その後はガザ地域外に撤退していたけど、現在は留まって作戦を継続しているようだ。

上記の専門家は、「当面は大規模な地上侵攻かを明らかにしないまま作戦を進める可能性がある」としており、いつの間にか本格的な地上戦に突入していたという形になるんだろう。

その頃には、北部ガザシティは、がれきの山だけになっちまってるに決まってる。

ハマスは、地下施設に数か月の戦闘が継続できるだけの備蓄をしているらしいから、それらを使い果たすのを待つかもしれない。

つーことは、数か月から1年程度の地上戦が続くということなわけだ。

長いな・・・。

200人以上の人質がどうなるか。

それよりも、230万人の「人質」(=ガザ市民)がどうなるかが問題だ。

(エジプト、ガザから7000人受け入れ準備 難民キャンプ空爆 死者195人に)
https://news.yahoo.co.jp/articles/719ebaf56848f92ab95037557054f69b4de5e913

「エジプト外務省は2日、ガザから外国籍保有者7千人を受け入れる準備を進めていると明らかにした。」

まずは、国際社会の批判をかわす目的で、限定的な域外退去を始めるということなんだろうが、230万人丸ごとの受け入れには踏み出していない。

イスラエルは、ガザ市民を守ることより、ハマス戦闘員掃討最優先で動いている。

つーか、それしか眼中にない。

もっとも、病院に対する燃料の供給については、一定の配慮を示している。

(イスラエルがハマスとの長期戦争を警告、ガザ危機:11月2日)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-11-02-23/index.html

「イスラエル軍はガザ市の「非常に重要な」地域に駐留しているとIDF参謀長が発言」

「イスラエルはガザ地区にいかなる燃料も供給していない」(ヘルジ・ハレヴィ中将)

「我々は毎日状況を確認している」

「燃料がなくなった場合は、監視の下で燃料が病院に届けられます。」

その一方で、半数の病院は閉鎖に追い込まれている。

「ラマラのパレスチナ保健省によると、爆撃と燃料不足のため、ガザ地区の主要ながん病院を含め、ガザ地区の全病院のほぼ半数が閉鎖している。同当局は水曜日、ガザ最大の病院アル・シファが間もなく運営停止に追い込まれる可能性があると警告した。」

エジプトは、今のところ、自国を通過する外国籍があるガザ市民を受け入れているに過ぎない。

難民じゃない。

受け入れ国の同意を確認しながら、慎重に対応している。

230万人の多くは、依然として空爆の危機にさらされ、地上戦に巻き込まれ、ガザに閉じ込められたままだ。

人道援助物資は増加しつつあるが、とてもとても十分とは言えない。

(ガザ人道物資搬入増加へ、31日はトラック66台=米政府)
https://jp.reuters.com/world/us/VIBBNBDBYROTHEOHR32CTEN2ZY-2023-10-31/

「過去24時間で人道支援物資を積載した66台のトラックが入ったと明らかにした。今後、ガザに入るトラックの台数は増える」

「ガザに搬入された支援物資は必要量の「ほんの一部」にすぎないとし、1日当たり100台のトラックがガザに支援物資を運び込めるようになることを望んでいる」(米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官)

この100台の中に、燃料が含まれているかどうかは知らないが、イスラエルが燃料を無制限に入れることはないだろう。

ロケット弾の燃料に化けるからな。

ハマスの掃討が早期に進めば、ガザ市民の受難が終わる日も早まる。

が、それは当分期待できない。

ハマスの備蓄が続く限り、イスラエルの地上侵攻も終わらないだろう。

人道支援物資が、ハマスに渡ることがあれば、それはさらに長引く。

前回の地上侵攻の際の不徹底、その後の対応の杜撰さが今回の紛争を招いている。

しかし、現在のハマスの戦闘員を殲滅できたとしても、イスラエルという国家がパレスチナの地にある限り、侵略者に反対する勢力が消えることはない。

今後も、幾度となく、イスラエルに対する襲撃が行われ、その度に同様の悲劇が繰り返されるだろう。

2国家並立が解決方法として模索されているが、その成れの果てが今回の事態だ(そうなのかあ?)。

未来の人類は、何らかの解決方法を見出すかもしれないが、少なくとも我々が生きているうちに根本的な解決が図られるとは思えない。

戦争が平和を生み、平和がまた、戦争を生む。

それは、単なる警句ではなく、人類の歴史に裏打ちされた真実だろう。

ガザ北部では、難民キャンプが爆撃されている。

イスラエルは、そこにもハマスがいるというだろうが、一人のハマスを殺すのに、1000人の市民を巻き添えにしなければならない。

(難民キャンプ空爆、2日で死者195人以上=ガザ当局)
https://jp.reuters.com/world/security/TBJXMN2OCJPC7M5MYIKZIVSAKU-2023-11-02/

「イスラエル軍によるガザ北部ジャバリヤ難民キャンプへの2日連続の空爆で少なくとも195人が死亡、777人以上が負傷したと明らかにした。120人ががれきの下敷きになり行方不明」

「イスラエル軍は1日、同キャンプを前日に続き攻撃し、ハマスの幹部を殺害したと発表」

やれやれ・・・。

ガザ地域北部のガザシティは消滅する。

それは、確定した未来だ。

イスラエル軍は、命じられた任務を忠実に果たすだろう。

前回の地上侵攻から9年間。

次は、いつになるんだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(イスラエル軍が本格侵攻始めると表明 ガザ市の包囲認める)
https://mainichi.jp/articles/20231103/k00/00m/030/004000c

「イスラエル軍のハレビ参謀総長は2日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市を包囲し、本格的な侵攻を始めると表明した。」

「イスラエル軍は10月27日夜から、ハマスの拠点が集中するガザ北部への侵攻を開始。北側からガザ市に向かって徐々に進軍」

「同31日には一部の部隊が市内に入っていた。」

「ガザ中部からも地上部隊を西方の海岸沿いに向けて進軍させており、ガザ市とガザ南部を切り離す目的」

この件について、CNNも報じている。

(イスラエルがハマスとの長期戦争を警告、ガザ危機:11月2日)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-11-02-23/index.html

「イスラエル軍がガザ市を包囲したとIDF報道官が発表」

「イスラエル国防軍報道官ダニエル・ハガリ少将は木曜日、イスラエル軍がガザ市の包囲を完了したと述べた。」

「イスラエル工兵隊は現在、イスラエル国防軍が地域内を自由に移動できるように、地下インフラ、爆発物、その他の脅威を発見し無力化することに取り組んでいる」

「木曜日初め、イスラエル国防軍参謀長ヘルジ・ハレヴィ中将は、イスラエル軍がガザ市を包囲し、そこでの作戦を「強化」していると述べた。」

「私たちの軍隊はガザ市の非常に重要な地域にいます」

本格的な地上侵攻が宣言されたという捉え方をしているようだ。

ガザ市が、がれきの山になり、そこに残っていた人々(ハマスの戦闘員含む)もろとも、崩れ去っていく。

戦場というより、解体工事の現場だな・・・。

(イスラエル軍、ガザ市包囲完了と発表 「死か降伏か」、ハマスに警告)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110300234&g=int

「ガザ地区の地下には数百キロに及ぶトンネルが張り巡らされており、イスラエル軍にとってトンネル攻略がハマス掃討のカギとなる。」

「トンネルを解体する独自の解決策がある」(ガラント国防相)

「トンネル内で死ぬか、出てくるか。(トンネルから出た後)わが軍の砲撃で死ぬか、無条件降伏するかだ」

うーん、ハマスの戦闘員にとっては、どれをとってもあまり嬉しくない選択肢だな。

まあ、どうでもいいんですが。

「木曜深夜、激しいフレアがガザの空を照らす」(CNN)

「地面を覆う煙幕があるように見え、その地域で軍隊が移動する可能性を示唆」

ほほう、考えたな・・・。

対戦車砲による攻撃や狙撃をさせないための工夫だ。

が、移動する方も視界を失いかねないからな。

運用にはノウハウが必要な感じだ。

「この間にガザからロケット弾2発が発射されたようだ」(CNN国際外交編集長ニック・ロバートソン氏)

まだ、ロケット弾撃ってんのか!。

「イスラエル軍がガザ市を包囲したと発表した後に火災が激化した。」

一応、タイミングは合わせてるのかもしれない。

トンネル作戦がどうなるのかが焦点だが、中には人質もいるだろう。

どーするのか。

工兵隊担当だからな。

まとめて吹っ飛ばすしかないだろうな・・・。

(ハマスの地下トンネル内は?イスラエルどう攻撃?今後どうなる)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2023/11/01/35505.html

「ロスキン教授は地質学者としてガザ地区やその周辺の砂丘について調査するかたわら、およそ20年にわたってハマスの地下トンネルについて研究を続けています。」

へえーっ!、専門の研究者がいるんだ・・・。

「ガザ地区の地下トンネルはもともと1980年代から生活に困窮した住民が隣接するエジプトから食料や生活物資を密輸するために掘られ、武器も取り引きされるようになった」

「かつてのガザ地区は肥沃な土地で、地下浅くの地下水を利用した豊かな農業地帯でした。その後、エジプトと地区南部のラファの間の坑道がトンネルとして利用されました。そして、エジプト側から武器を含む密輸品の通り道となりました。2007年になると、トンネルはラファの街だけでなく、境界一帯にまで拡張しました」

「ガザ地区の土は粘土を含み、手やシャベルを使って簡単に掘ることができる上、崩れにくいという性質があります」

帯水層が浅いというのは、こうした地質も影響しているに違いない。

「トンネルの深さは20階建てのビルに相当する70メートル余りに達する」

ちなみに、東京で最も深いとされる大江戸線六本木駅は42.3m、道路ではアクアラインの川崎人工島直下が57mに過ぎない。

(B8には何が… 知られざる地下の背比べ:参考にしたページ)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO96054960T10C16A1TBQ000/

NHKの記事では、人質は、この最深部にいるとされている。

やれやれ・・・。

「トンネルの全長について、「300キロメートルから500キロメートルにおよぶと推測できる」」

「ガザ地区の市街地にある病院から垂直に延びる通路を下りると、ハマスの作戦本部や発電施設、それに、人質を収容するための部屋があるほか、住宅地の地表近くにはロケット弾の発射台がある」

「地中の穴にはロケット弾や迫撃砲が配備され、リモコンを使って地表のカバーを開けて発射できる性能もある」

まるで、サンダーバードだな(古っ!)。

「地下トンネルを軍事やテロのために活用するハマスの手口は非常に巧妙です。指令やロケット弾の発射、人質の収容にとどまらず、ゲリラ作戦にも使われていて、これほどまで多岐にわたる使い方をしているのは他に類を見ません」

「2014年に、イスラエル側は35本のトンネルを間違いなく破壊しました。しかし、より深い部分にはまだ多くのトンネルが残されていたのです。その後、ハマスはガザ地区内の地下トンネルの能力を再び強化し、残ったトンネルを活用しました。そして、10月7日に、それらのトンネルで兵士たちをイスラエルとの境界に近い場所に移動させ、イスラエル側の監視カメラの目を逃れて攻撃を開始したのでしょう」

問題は、今回どうやってこの「メトロ」を攻略するかだ。

・「バンカーバスター」(アメリカから供与か)を何度か投下し、地下トンネルに打撃を与える

・その後にイスラエル軍の特殊部隊「ヤハロム」(イスラエル軍の工兵部隊に所属し、地下トンネルでの戦闘を専門とするエリート部隊)が投入される

ハマスはどう対抗するのか。

・トンネル内に爆弾をしかけるなどあらゆる手段を使ってヤハロムを妨害

・民間人を、いわゆる「人間の盾」として使う
・・住宅地の中からロケット弾を発射
・・武器を学校の地下に隠す
・・本部は病院の地下施設

「北部から南部に住民が避難しようとしているのを妨害」

まあいい。

「地下トンネルが地中深くに複雑に掘られているため、イスラエル軍がトンネルを特定し、破壊するための軍事作戦は「数か月かかる」との見方」

記事の最後の方にはこんな記述があって、深く考えさせられた。

「「ハマスのイスラエルに対する憎しみが生み出した」とロスキン教授が指摘する地下トンネル」

トンネルの深さは、憎しみの深さというところか・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(イスラエル軍、ガザ市包囲と発表 ハマスはトンネルから攻撃)
https://jp.reuters.com/world/security/USAEQBJB4FOFJB2LC3I6QKO6HU-2023-11-03/

「イスラエルは先月27日に地上作戦を拡大して以降、18人の兵士を失った一方、武装勢力の数十人を殺害したと発表」

「ガザでのイスラエル側の死者数は軍の発表よりもはるかに多い」(ハマス軍事部門の広報官アブ・ウバイダ氏)

大本営発表は、いつの時代も、洋の東西を問わず同じだな。

「ハマスは地下トンネルから一撃離脱攻撃を行っている。」

「ハマスとイスラム聖戦の映像では両組織の戦闘員がトンネルから出て戦車に発砲し、退避する様子が確認できる。」

想定の範囲内だが、この戦争の勝敗は始まる前から分かっている。

イスラエル側も、自軍の損害は想定の範囲だし、市民が巻き添えになることも織り込み済みだ。

人質解放の交渉はしないし、それを理由に軍事作戦が変更されることはない。

「部隊は仕掛けられた地雷などに遭遇している」(イスラエル軍高官)

問題は、総延長500kmとも言われる地下道での攻防だろうな。

ちなみに東京の地下鉄の総延長は、東京メトロ194.6km、都営地下鉄106.7kmの計301.3kmと言われている。

(東京都の地下鉄について、総延長は現在何キロメートルなのですか?)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1352900848

べらぼーめ・・・。

目に見える地上戦は、ほんの始まりに過ぎない。

地下道での戦闘は、もちろん、守る方が有利だ。

様々なトラップが仕掛けられ、立ち往生したところを攻撃されて一巻の終わりだからな。

数限りないトラップを潜り抜けても、どこにもたどり着けないことだって有り得る。

狭いトンネルが迷路のように走り、無数の分岐(Tですな)、側道、3次元の展開が待ち受けている。

浮沈子は、なり立てのフルケーブダイバーだけど、洞窟の奥から小銃持ったハマスの戦闘員が出てきたら手も足も出ないだろう(水中だから、発砲できないだろうけど)。

まあ、どうでもいいんですが。

長い長い戦いが始まる。

2014年の前回の地上侵攻では、見逃したトンネルが多かったらしい。

今回も、全てを掌握できるとは限らない。

イスラエル側は、ひょっとしたら、自前のトンネルを掘るかもしれない。

自分で掘ったところだから、まあ、安全は確保されている(崩れなければね)。

毒を以て毒を制すに倣い、穴を掘って穴を制すだ(そうなのかあ?)。

精密な測量、敵の裏をかく戦術、練度の高い兵士同士の超近接戦(狭っ!)。

実際どうなるかは、皆目見当つかない。

浮沈子がメキシコ行ってる間も、ずーっとドンパチやってるんだろうな・・・。

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