🐱スターシップ:発射台の上の2匹目のドジョウ ― 2023年11月04日 23:18
スターシップ:発射台の上の2匹目のドジョウ
(SpaceX、2回目のStarship試験飛行を「11月中旬」に打ち上げる準備を整える)
https://spaceflightnow.com/2023/11/04/spacex-poised-for-mid-november-of-second-starship-test-launch/
「打ち上げは早ければ11月13日になる可能性」
浮沈子は、来年の11月かと思った(そんなあ!)。
「スペースXはスターシップロケットの2回目の打ち上げが目前に迫っていると信じている。」
それは、信仰のようなもので、現実に起こるという意味でのリアリティはない。
(SpaceX の巨大な Starship ロケットのショータイムが近づいています)
https://arstechnica.com/space/2023/11/its-almost-showtime-for-spacexs-massive-starship-rocket/
「これは情報筋がアルスに語った内容と一致しており、スターシップの2回目の打ち上げに対する連邦政府の承認はほぼ完了しているという。」
浮沈子は、来年の第二四半期までは打ち上げはないと思っているんだがな。
「スーパーヘビーブースターを含むスターシップの最初のフルスタックが、2023 年 4 月 20 日に南テキサスから打ち上げられました。」
来年の4月20日というのが、一つの目安だ。
もちろん、S社はボカチカのスターベースで、年間5回までの打ち上げを行うことが認められている。
IFT-1からほぼ半年後の9月に打ち上げ準備が出来たそうだから、打ち上げ頻度的には問題ない。
問題なのは、打ち上げごとに周辺環境に甚大な影響を与えることなわけだ。
コンクリートが飛び散り、砂が舞い上がり、飛び上がったロケットは次々とエンジンが停止し、空中でふらついた挙句、意図したタイミングで自爆せずに迷走した。
S社は成功だと強弁するだろうが、誰がどう見ても失敗以外の何物でもない。
今回改善されたのは、項目としては多岐に渡っているだろうが、メインは発射台と自爆システムだけだ。
ロケット的には、ホットステージングの導入や多少はエンジン回りでの改善(電動ジンバルなど)は見られるだろうが、本質的に燃焼が不安定なエンジンは変わっていない(発射台のテストの際も、未着火のエンジンがみられた)。
仮に、年内の打ち上げが行われたとしても、2段目の分離にこぎつけられるかどうかは怪しい。
「マスク氏は、スターシップがこの便で目的地に到着する可能性は約60パーセントだと考えていると述べた。」
そりゃあ、前回は50パーセントと言ってたからな。
少しは改善して見せないとな(そういうことかあ?)。
浮沈子は、ホットステージングの導入は、十分な速度と高度が得られなくても強引に分離させるための方便だと見ている(そうなのかあ?)。
試験機だけに装備される仕掛けになるわけだ。
前回、4分間の燃焼の間に、最大8基のエンジンが停止した(復帰したのもあったようですが)。
燃料の配管の改善などで、今回は半分程度の停止で済むかもしれないが、エンジンそのものが改良されない限り、根本的な改善は望めない。
既にS社は現在のラプター2を見限り、ラプター3の開発に入っている。
それが完成するのは数年後だ。
それまでは、爆発炎上墜落木っ端微塵が繰り返されることになる。
もっとも、2段目を強引に分離してしまえば、1段目の再使用は当分先でも構わない。
イーロンマスクは、ファルコン1の時と同じような感覚でスターシップを開発しているような気がする。
エンジンは、1段目で33倍、2段目で6倍に増えている。
出力に至っては、何倍か知れない(未確認:200倍くらいかな:ウィキで調べたら、1段目で約157倍だそうです)。
失敗を繰り返して開発する手法は、ロケット開発においては馴染みがない。
要素開発の段階であらゆるトラブルを未然に潰し、インテグレートされた時には成功して当たり前な状況になっているのがこれまでの常識だ。
そこで失敗すれば、次の打ち上げまでには数年のブランクか空くか、開発自体が打ち切りになる。
IFTー1の失敗は、開発打ち切りになって当然な状況なわけで、1年以内に再度打ち上げが実現すれば、それは奇跡に近い。
2回目も失敗するのが当たり前という見通しの下で行うことなど、考えられない話なわけだ。
規制当局の頭は、そういう風に出来上がっている。
打ち上げは、来年の春までないだろう。
そして、再び、爆発炎上墜落木っ端微塵(激突はない)。
S社は、それを「成功」と評価し、世間は「大失敗」と揶揄するだろうが、真実はどちらでもない。
スターシップのスーパーヘビーブースターを、スタティックファイアーテストするステージは、地球上のどこを探してもない。
仕方がないから、打ち上げて、メキシコ湾上空でテストするわけだ。
それだけの話だ。
IFT-2とは名ばかりの、1段目エンジンの静的燃焼試験ということなわけだな。
今回は、何基のエンジンが止まっちまうんだろうな・・・。
(SpaceX、2回目のStarship試験飛行を「11月中旬」に打ち上げる準備を整える)
https://spaceflightnow.com/2023/11/04/spacex-poised-for-mid-november-of-second-starship-test-launch/
「打ち上げは早ければ11月13日になる可能性」
浮沈子は、来年の11月かと思った(そんなあ!)。
「スペースXはスターシップロケットの2回目の打ち上げが目前に迫っていると信じている。」
それは、信仰のようなもので、現実に起こるという意味でのリアリティはない。
(SpaceX の巨大な Starship ロケットのショータイムが近づいています)
https://arstechnica.com/space/2023/11/its-almost-showtime-for-spacexs-massive-starship-rocket/
「これは情報筋がアルスに語った内容と一致しており、スターシップの2回目の打ち上げに対する連邦政府の承認はほぼ完了しているという。」
浮沈子は、来年の第二四半期までは打ち上げはないと思っているんだがな。
「スーパーヘビーブースターを含むスターシップの最初のフルスタックが、2023 年 4 月 20 日に南テキサスから打ち上げられました。」
来年の4月20日というのが、一つの目安だ。
もちろん、S社はボカチカのスターベースで、年間5回までの打ち上げを行うことが認められている。
IFT-1からほぼ半年後の9月に打ち上げ準備が出来たそうだから、打ち上げ頻度的には問題ない。
問題なのは、打ち上げごとに周辺環境に甚大な影響を与えることなわけだ。
コンクリートが飛び散り、砂が舞い上がり、飛び上がったロケットは次々とエンジンが停止し、空中でふらついた挙句、意図したタイミングで自爆せずに迷走した。
S社は成功だと強弁するだろうが、誰がどう見ても失敗以外の何物でもない。
今回改善されたのは、項目としては多岐に渡っているだろうが、メインは発射台と自爆システムだけだ。
ロケット的には、ホットステージングの導入や多少はエンジン回りでの改善(電動ジンバルなど)は見られるだろうが、本質的に燃焼が不安定なエンジンは変わっていない(発射台のテストの際も、未着火のエンジンがみられた)。
仮に、年内の打ち上げが行われたとしても、2段目の分離にこぎつけられるかどうかは怪しい。
「マスク氏は、スターシップがこの便で目的地に到着する可能性は約60パーセントだと考えていると述べた。」
そりゃあ、前回は50パーセントと言ってたからな。
少しは改善して見せないとな(そういうことかあ?)。
浮沈子は、ホットステージングの導入は、十分な速度と高度が得られなくても強引に分離させるための方便だと見ている(そうなのかあ?)。
試験機だけに装備される仕掛けになるわけだ。
前回、4分間の燃焼の間に、最大8基のエンジンが停止した(復帰したのもあったようですが)。
燃料の配管の改善などで、今回は半分程度の停止で済むかもしれないが、エンジンそのものが改良されない限り、根本的な改善は望めない。
既にS社は現在のラプター2を見限り、ラプター3の開発に入っている。
それが完成するのは数年後だ。
それまでは、爆発炎上墜落木っ端微塵が繰り返されることになる。
もっとも、2段目を強引に分離してしまえば、1段目の再使用は当分先でも構わない。
イーロンマスクは、ファルコン1の時と同じような感覚でスターシップを開発しているような気がする。
エンジンは、1段目で33倍、2段目で6倍に増えている。
出力に至っては、何倍か知れない(未確認:200倍くらいかな:ウィキで調べたら、1段目で約157倍だそうです)。
失敗を繰り返して開発する手法は、ロケット開発においては馴染みがない。
要素開発の段階であらゆるトラブルを未然に潰し、インテグレートされた時には成功して当たり前な状況になっているのがこれまでの常識だ。
そこで失敗すれば、次の打ち上げまでには数年のブランクか空くか、開発自体が打ち切りになる。
IFTー1の失敗は、開発打ち切りになって当然な状況なわけで、1年以内に再度打ち上げが実現すれば、それは奇跡に近い。
2回目も失敗するのが当たり前という見通しの下で行うことなど、考えられない話なわけだ。
規制当局の頭は、そういう風に出来上がっている。
打ち上げは、来年の春までないだろう。
そして、再び、爆発炎上墜落木っ端微塵(激突はない)。
S社は、それを「成功」と評価し、世間は「大失敗」と揶揄するだろうが、真実はどちらでもない。
スターシップのスーパーヘビーブースターを、スタティックファイアーテストするステージは、地球上のどこを探してもない。
仕方がないから、打ち上げて、メキシコ湾上空でテストするわけだ。
それだけの話だ。
IFT-2とは名ばかりの、1段目エンジンの静的燃焼試験ということなわけだな。
今回は、何基のエンジンが止まっちまうんだろうな・・・。
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