🐱ニューグレン:3年後の火星飛行 ― 2023年11月24日 09:00
ニューグレン:3年後の火星飛行
(今から1年後?—
NASAはブルー・オリジンの最初のニュー・グレン・ロケットで火星ミッションを開始する
この火星ミッションは比較的低コストなので、NASAはリスクを冒す価値があると考えている。)
https://arstechnica.com/space/2023/11/nasa-will-launch-a-mars-mission-on-blue-origins-first-new-glenn-rocket/
「2月にNASAは、初期のニューグレンミッションの1つでESCAPADEを飛行させるためのBlue Originとの打ち上げ契約を発表した」
「ブルー・オリジンの遅延の歴史を考慮すると、ニュー・グレンが本当に1年以内に飛行できるようになるかどうか疑問を持つのは当然」
「火星の打ち上げ期間は通常 26 か月ごとに行われるため、ESCAPADE が 2024 年末に打ち上げられなかった場合、次の打ち上げの機会は 2026 年末になる」
「実績のないロケットでもう少しリスクを負うことと引き換えに、成果物は少し異なり、いつ飛行する準備ができているかを顧客に電話する際の自信が少し薄れます。 」(NASAの打ち上げサービス責任者であるブラッドリー・スミス氏)
結論は、明らかな気がするがな。
「ジェフ・ベゾス氏の宇宙会社はNASAのために一対の火星探査機を打ち上げる可能性が高い。」
しかし、その時期は2026年末ということになる。
ニューグレンについては、2016年の発表時に、鳥嶋さんが記事を書いている。
(Amazon設立者ベゾスの宇宙企業、超大型ロケット「ニュー・グレン」を発表)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20160920-new_glenn/
「ベゾス氏は過去のインタビューで「火星には興味はない」と語っており、少なくともブルー・オリジン自身が火星を積極的に狙うことはないようである。」
まあいい。
2016年と言えば、まだ、ファルコンヘビーは飛んでおらず、スターシップは構想だけで、影も形もない時期に当たる。
「ファルコン9はこれまでに6機のロケット回収に成功しているが、再使用はまだ行われていない。」
歴史を感じる記述だが、まだ、7年しか経っていない。
生き馬の目を抜くS社の開発速度だが、ブルーオリジンは、のんびり確実に実績を積んでいる。
BE-4エンジンの開発については、興味深い話題がある。
「ブルー・オリジンのような設立から20年足らずの企業が、なぜこれほど難しいエンジンを造れるだけの技術をもっているのは謎に包まれている。ロシアから技術や人の流れがあるとも言われるが、まったくわかっていない。」
ロシアネタに強い鳥嶋さんでさえ情報を掴めていなかったわけだが、その後の話は聞かない。
2017年には、エンジン開発の特集をしているけど、その時点でも謎に包まれたままだ。
(ロケット開発"空白の20年"を乗り越える米国、空白の続くロシア)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/us_rocket-4/
「実のところ、米国がどのようにしてRD-180級のエンジンを造れるようになったのかはまだ謎が多い。RD-180の情報にアクセスできたエアロジェット・ロケットダインはともかく、ブルー・オリジンのような新興企業にどのように技術が、そして人がわたったのかは明らかになっていない。」
まあ、どうでもいいんですが。
BE-4を搭載したバルカンは、クリスマスイブに飛ぶだろう。
3年後に火星に向けて初飛行となるニューグレンにも、BE-4が使われる。
エンジンの開発は、2011年から行われていたようだが、ULAが採用したいきさつを考えると何とも言えないものを感じる。
その頃、まだ、ウクライナでドンパチやってるんだろうか?。
それとも、「反転攻勢」に成功して、領土奪還を果たしているんだろうか・・・。
(今から1年後?—
NASAはブルー・オリジンの最初のニュー・グレン・ロケットで火星ミッションを開始する
この火星ミッションは比較的低コストなので、NASAはリスクを冒す価値があると考えている。)
https://arstechnica.com/space/2023/11/nasa-will-launch-a-mars-mission-on-blue-origins-first-new-glenn-rocket/
「2月にNASAは、初期のニューグレンミッションの1つでESCAPADEを飛行させるためのBlue Originとの打ち上げ契約を発表した」
「ブルー・オリジンの遅延の歴史を考慮すると、ニュー・グレンが本当に1年以内に飛行できるようになるかどうか疑問を持つのは当然」
「火星の打ち上げ期間は通常 26 か月ごとに行われるため、ESCAPADE が 2024 年末に打ち上げられなかった場合、次の打ち上げの機会は 2026 年末になる」
「実績のないロケットでもう少しリスクを負うことと引き換えに、成果物は少し異なり、いつ飛行する準備ができているかを顧客に電話する際の自信が少し薄れます。 」(NASAの打ち上げサービス責任者であるブラッドリー・スミス氏)
結論は、明らかな気がするがな。
「ジェフ・ベゾス氏の宇宙会社はNASAのために一対の火星探査機を打ち上げる可能性が高い。」
しかし、その時期は2026年末ということになる。
ニューグレンについては、2016年の発表時に、鳥嶋さんが記事を書いている。
(Amazon設立者ベゾスの宇宙企業、超大型ロケット「ニュー・グレン」を発表)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20160920-new_glenn/
「ベゾス氏は過去のインタビューで「火星には興味はない」と語っており、少なくともブルー・オリジン自身が火星を積極的に狙うことはないようである。」
まあいい。
2016年と言えば、まだ、ファルコンヘビーは飛んでおらず、スターシップは構想だけで、影も形もない時期に当たる。
「ファルコン9はこれまでに6機のロケット回収に成功しているが、再使用はまだ行われていない。」
歴史を感じる記述だが、まだ、7年しか経っていない。
生き馬の目を抜くS社の開発速度だが、ブルーオリジンは、のんびり確実に実績を積んでいる。
BE-4エンジンの開発については、興味深い話題がある。
「ブルー・オリジンのような設立から20年足らずの企業が、なぜこれほど難しいエンジンを造れるだけの技術をもっているのは謎に包まれている。ロシアから技術や人の流れがあるとも言われるが、まったくわかっていない。」
ロシアネタに強い鳥嶋さんでさえ情報を掴めていなかったわけだが、その後の話は聞かない。
2017年には、エンジン開発の特集をしているけど、その時点でも謎に包まれたままだ。
(ロケット開発"空白の20年"を乗り越える米国、空白の続くロシア)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/us_rocket-4/
「実のところ、米国がどのようにしてRD-180級のエンジンを造れるようになったのかはまだ謎が多い。RD-180の情報にアクセスできたエアロジェット・ロケットダインはともかく、ブルー・オリジンのような新興企業にどのように技術が、そして人がわたったのかは明らかになっていない。」
まあ、どうでもいいんですが。
BE-4を搭載したバルカンは、クリスマスイブに飛ぶだろう。
3年後に火星に向けて初飛行となるニューグレンにも、BE-4が使われる。
エンジンの開発は、2011年から行われていたようだが、ULAが採用したいきさつを考えると何とも言えないものを感じる。
その頃、まだ、ウクライナでドンパチやってるんだろうか?。
それとも、「反転攻勢」に成功して、領土奪還を果たしているんだろうか・・・。
🐱北朝鮮軍事偵察衛星打ち上げ成功:衛星は機能するのか ― 2023年11月24日 20:45
北朝鮮軍事偵察衛星打ち上げ成功:衛星は機能するのか
(韓国 “北朝鮮 衛星打ち上げは成功 ロシアから技術支援”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231123/k10014267011000.html
「北朝鮮による21日の軍事偵察衛星の打ち上げについて成功したという分析」
「打ち上げは成功し、衛星が軌道に進入した」
「北朝鮮がロシアに対し、関連する設計図やこれまでのデータを渡し、その分析結果を受け取った状況を把握したとして、ロシアによる技術支援があった」
「ことし5月に行った打ち上げの残がいを分析したところ、当時搭載されていたものは、偵察衛星としての性能がなかった」
「北が撮影したものを公開しないかぎり、性能を把握できる状況にならない」(今回の衛星について)
「今後、数日程度で機能しているかどうかを判断できると思う」
これらの情報は、韓国によってもたらされている。
この打ち上げは、米国でも報じられている。
(北朝鮮が人工衛星を打ち上げ、その後ブースターを爆破したとみられる)
https://arstechnica.com/space/2023/11/north-korea-launched-a-satellite-then-apparently-blew-up-its-booster/
「火曜日の夜、北朝鮮の千里馬1号ロケットがブースターエンジンが停止するまで夜空を高く上昇していく姿を垣間見た。その後、上段エンジンが点火してペイロードを軌道上に送り続け、ロケットの使用済みの消耗品ブースターを残して朝鮮半島西の黄海に落下する。」
黄海に落下したはずの1段目について、打ち上げた北朝鮮が意図的に爆発させた可能性について報じられているのが興味深い。
「北朝鮮による5月と8月の最初の2回の千里馬1号打ち上げは失敗に終わった。5月の打ち上げ後、韓国当局者らは、同国の海軍が黄海からロケットの比較的大きな破片と、発射台に搭載された衛星の残骸を回収したと発表」
「韓国軍は当時、ロシアのエンジン技術などの外国部品がロケットに使用されていないかどうかを判断するために破片を検査すると発表」
「韓国当局者らは、この衛星には軍事的価値はほとんどないと述べたが、ソウルの指導者らはロケットの査察で、北朝鮮のロケット計画へのロシアの関与の可能性について新たな詳細が明らかになったかどうかについては明らかにしていない。」
「自身のウェブサイトでミサイル発射を専門的に追跡しているオランダの考古学者マルコ・ラングブルック氏は、ブースターの爆発は北朝鮮のロケットが韓国の手に落ちないようにするために「意図的に行われた可能性が十分にある」と結論づけた。」
うーん、何とも言えないなあ・・・。
「このロケットはおそらく北朝鮮の最新の大陸間弾道ミサイルをベースとしている。核弾頭を世界中の標的に届けることを目的としたミサイル「火星17」」
「北朝鮮が四酸化窒素と組み合わせてヒドラジンを消費するロシアのRD-250エンジンに似た独自のエンジンを開発した可能性もある。これらの貯蔵可能な推進剤が集まると自動的に燃焼するため、エンジンの設計が比較的シンプルになり、長期的な警戒が必要なミサイルにとっては優れたソリューションとなります。」
つまり、軍事偵察衛星を、大陸間弾道ミサイルの技術で打ち上げているわけで、到底、褒められた話ではない。
「韓国のシン国防相は、この発射は弾道ミサイル技術を利用した北朝鮮の発射を禁止する国連安全保障理事会決議への「明らかな違反」であると述べた。」
「1回目と2回目の試みはエンジンの問題で失敗したではないか?今回の最大の特徴はエンジンの成功だ…これは8月のプーチン大統領の支援の申し出が見せかけではなかったことを示している」
つまり、100万発の砲弾の見返りに、ロシアは弾道ミサイル技術を供与した可能性が指摘されているわけだ。
とすれば、意図的に破壊したという説明もリアリティーを帯びてくる。
「北朝鮮の残りの発射シーケンスは計画通りに進んだように見えた。千里馬 1 号ロケットの第 2 段は宇宙への飛行を続け、その後、第 3 段で北朝鮮の衛星万里鏡 1 号を軌道に乗せました。」(自動翻訳の衛星名を修正)
「北朝鮮の国営通信社は発射が成功したと発表し、米軍が公開した追跡データもこれを裏付けた。軍の追跡レーダーは、地球上空約310マイル(500キロメートル)の極軌道上で衛星を検出した。」
北朝鮮は、以前にも人工衛星を打ち上げている。
今回は、ロケットも衛星も大型化している。
「火曜日の打ち上げは、北朝鮮の千里馬1号ロケットの3回目の飛行であり、北朝鮮が2012年と2016年に成功した最初の2基の人工衛星の配備に使用した打ち上げロケットよりも高性能であると思われる。」
衛星の性能確認が公になるかどうかは分からない(軍事衛星だからな)。
(北朝鮮が偵察衛星の打ち上げに成功したと発表 予告期間の1時間余り前に実施)
https://sorae.info/space/20231122-north-korea.html
「チョンリマ1型ロケットは日本時間2023年11月21日22時42分に北朝鮮の西海(ソヘ)衛星発射場から発射」(北朝鮮の国家航空宇宙技術総局)
「飛行は正常で、同日22時54分にマンリギョン1号の軌道投入に成功」(同上)
「11月21日22時43分頃に発射された1発は複数に分離し、1つ目は朝鮮半島の西約350kmの東シナ海上(予告落下区域外)に22時50分頃落下、2つ目は沖縄本島~宮古島間の上空を通過した後、沖ノ鳥島の南西約1200kmの太平洋上(予告落下区域内)に22時57分頃落下したと推定」(防衛省発表)
この中では、1段目の爆発については触れられていない。
「2023年5月31日に実施された初打ち上げでは2段目エンジンの始動時に異常が発生して黄海に墜落」(北朝鮮発表)
「2023年8月24日に実施された2回目の打ち上げでは3段目の飛行中に非常爆発システムの誤作動が発生」(同上)
通告の時間枠開始の1時間前の打ち上げと言い、1段目の爆発と言い、お騒がせな打ち上げだったが、無事に極軌道に投入されたようだ。
(偵察衛星で米グアム基地の画像取得 北朝鮮国営メディア)
https://www.afpbb.com/articles/-/3492679
「朝鮮中央通信(KCNA)は、金氏が「太平洋・グアム(Guam)上空から撮影した、アプラ湾(Apra Harbor)のアンダーセン空軍基地(Anderson Air Force Base)をはじめ、主要な米軍基地の衛星写真を閲覧した」と伝えた。」
おお、やったじゃん!?。
しかし、アンダーセンはアプラ湾じゃないけどな(そんなあ!)。
(アンダーセン空軍基地)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0
「グアムのジーゴから北東に約6.4kmの場所に位置する」
(アプラ港)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%A9%E6%B8%AF
「グアム島中西部にある港」
「アメリカ軍基地:
アメリカの艦船への補給が可能な基地であり、横須賀と並ぶ西太平洋の重要な拠点となっている」
北朝鮮がテキトーなのか、AFPがいい加減なのかは知らない。
まあ、どうでもいいんですが。
「KCNAは、衛星は「7〜10日間の調整を終えた後、12月1日から正式に偵察ミッションが始まる」と伝えた。」(AFP)
100万発の砲弾(152mm砲弾、122mmロケット弾も?)の見返りだからな。
大切に運用してもらわんとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(北朝鮮の金総書記、新たなスパイ衛星の「標的地域」写真を視察=KCNA)
https://jp.reuters.com/world/security/Y65IDVUQRJJYVPVCSSWJJ6JWNA-2023-11-24/
「KCNAによると、金氏は24日、平壌にある国家航空宇宙技術総局(NATA)の管制センターを訪問し、北朝鮮国内の一部地域で撮影された写真や画像を視察。」
写真と画像を区別しているところがミソか(波長帯を区別して取得できるセンサーがあるということかも)。
「写真は24日朝に衛星が半島上空を通過した際に撮影されたもので、ソウルのほか、米軍と韓国の軍事基地がある木浦、群山、平沢、烏山の写真も含まれていたという。」
うーん、アプラ港にあると言われるアンダーセン基地(ワケワカ!)については触れられていない。
ロイターは、怪しげな情報は避けているようだな(そうなのかあ?)。
まあいい。
しかし、今度は「北朝鮮の一部地域」に、「ソウルのほか、米軍と韓国の軍事基地がある木浦、群山、平沢、烏山」が含まれているような文脈になっちまっているぞお!。
衛星関係の記事は、慣れない記者が書くと混乱するな・・・。
(木浦市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%B5%A6%E5%B8%82
「韓国全羅南道西南部の市。」
(群山市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4%E5%B1%B1%E5%B8%82
「大韓民国全羅北道北西部の市」
「在韓米軍の群山空軍基地が所在する。」
(平沢市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B2%A2%E5%B8%82
「大韓民国京畿道南部にある市。」
「韓国海軍第2艦隊及び在韓米軍の軍港がある。」
(烏山市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%83%8F%E5%B1%B1%E5%B8%82
「大韓民国京畿道中部の市。」
「在韓米軍の烏山空軍基地はアメリカ第7空軍司令部が所在する。」
木浦(モクポ:モッポとも)市には、基地がないのかと思ったら、韓国海軍の基地があった。
(第3艦隊 (韓国海軍))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC3%E8%89%A6%E9%9A%8A_(%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D)
「司令部は木浦市に所在する。」
まあ、どうでもいいんですが。
北朝鮮は、ロケット技術の供与を受けて、着々と偵察衛星の配備を進めるだろう。
アンダーセンは、金総書記の天敵であるB-1B爆撃機の基地だからな。
こっちもちゃんと写しておかんとな。
そういえば、先日、B-1Bの後継機であるB-21が飛んだとかいう記事を読んだ記憶がある。
(B-21 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/B-21_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
「初飛行:2023年11月10日」
「アメリカ空軍は戦略爆撃機として、B-1、B-2、B-52の3機種を運用しているが、2020年代後半からB-1とB-2を段階的に退役させ、以降は新型エンジンへの換装などで延命するB-52とB-21の2機種体制にする計画である」
なんと、B-52は、まだ使うつもりなんだ・・・。
ちなみに、ウィキ本文では11月11日初飛行となっているが、出典を見ると「The B-21 Raider took its first test flight on Friday」(金曜日は10日です)となっている。
うーん、英語版のウィキでも10日になっているからな。
わが国との時差の関係かも知れない(浮沈子は、ウィキペディアの記述上の時差の扱いについては知りません)。
まあ、こっちもどうでもいいんですが。
北朝鮮が、打ち上げた軍事衛星で、アンダーセンに駐機しているB-1Bを確認できたかどうかは知らない(B-2は、飛来していたとしても、エアコンが効いた屋内に駐機するから、衛星では分からないだろう:エアコンの室外機の発熱で分かるかも)。
本格運用が始まれば、様々な情報が入ることになるが、それが平和に結びつくように運用してもらいたいもんだな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(「米軍基地を撮影、金正恩氏が確認」北朝鮮 衛星の作動をアピールか)
https://www.asahi.com/articles/ASRCT2QYQRCTUHBI00F.html
「在韓米軍基地やハワイの米軍基地などを撮影した写真を確認」
ハワイだってえ!?。
「偵察衛星は24日午前10時15~27分と25日午前9時59分~10時2分に朝鮮半島上空を通過した。」
「韓国軍や在韓米軍基地の場所を中心に韓国国内の11カ所を列挙し「重要標的地域」を撮影したと主張」
・22日:
グアムのアンダーセン米空軍基地
・24日:
キャンプ・ハンフリーズのある京畿道平沢(ピョンテク)やソウルなど
・25日:
釜山作戦基地に21日から停泊しているカールビンソンなど
・25日午前5時13分(平壌時間):
米ハワイ上空を通過し、海軍基地や空軍基地
「韓国の情報機関・国家情報院は、軍事偵察衛星として有用な水準には達していないとみており・・・」
アサヒは、アプラ湾については触れていない。
まあいい。
ハワイの撮影の話は初めて出た。
(パールハーバー・ヒッカム統合基地)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%A0%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%9F%BA%E5%9C%B0
「ハワイ州ホノルルに位置するアメリカ軍の基地である。2010年にアメリカ空軍のヒッカム空軍基地とアメリカ海軍のパールハーバー海軍基地が統合して誕生した基地」
「西経157度56分38秒」
ソウル市の経度を見ると、東経126度58分とある。
経度にしておよそ22+53=75度離れている。
高度500km程度の極軌道で周回しているとすると、地球自体が24時間で1回転(360度)しているので1時間では15度ずつずれる地表を観測できる計算だ。
25日の通過時間が約5時間ずれていることから、通過時刻については一応整合している。
が、衛星の周回時間はおよそ90分と見られることから、若干怪しい気がしないでもない(その辺りは、韓国軍が解析しているでしょうけど)。
まあ、どうでもいいんですが。
(韓国やハワイ米軍基地を衛星で撮影「正恩氏が確認」 北朝鮮報道)
https://www.sankei.com/article/20231125-IPAVCBILSZILPJZ364OXVHRUXE/
「韓国国内の「重要標的地域」や米ハワイの写真を確認」
「25日午前には、日本や朝鮮半島を管轄する米インド太平洋軍司令部があるハワイの米軍基地や、韓国南部釜山(プサン)に寄港中の米原子力空母カール・ビンソンを写真に収め、正恩氏が確認」
「22日にも米領グアムの空軍基地を撮影した写真を正恩氏が確認」
韓国は、北の衛星の成功を快く思っていないようで、どーせ公開されっこない軍事衛星が撮影した画像を見なければ性能は判断できないとか、「(打ち上げ成功の)喜びのあまり勇み足をしたようだ」(申源湜(シン・ウォンシク)国防相)などと、撮影の成功に否定的な見方を示すなど、牽制している。
金総書記が、満面の笑顔で写っている写真も添えられていて、北朝鮮では大喜びしているようだ(また、記念日作るんじゃね?)。
「国家航空宇宙技術総局平壌総合管制所を訪れ、笑顔を見せる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=24日(朝鮮中央通信=共同)」(写真のキャプション)
韓国は、先日、自力で衛星打ち上げに成功したばかりだ。
(国産ロケット打ち上げ成功 夢が現実に…韓国が「宇宙強国G7」に仲間入り)
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/05/26/2023052680016.html
「韓国が独自開発した国産ロケット「ヌリ」が実際に人工衛星を宇宙に運ぶ「初めての実用レベルの衛星打ち上げ」に成功した。」
韓国国防省が、今回の北朝鮮の打ち上げは、ロシアの協力で実現したと主張する背景には、対抗意識があるのかもしれない(未確認)。
「宇宙開発の後発組である韓国は、2009年から1兆9570億ウォン(現在のレートで約2060億円)をかけたヌリ計画に成功し、グローバル競争に加わる足がかりを築いた。」
「韓国政府は今年から10年間にわたり2兆132億ウォン(約2120億円)を投じ、2032年に月着陸船を送ることを目標に、次世代ロケットの開発に着手する。」
鼻息は荒い!。
「今日、我々は夢が現実になり得ることを確認した」(尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領)
北が、あっさりと「自主技術」で打ち上げに成功したということになれば、ちょっと面白くない気分かも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
「自国で作った衛星を自国で作ったロケットに搭載し、宇宙軌道に載せた国は米国・フランス・日本・ロシア・中国・インドしかない」(同上)
浮沈子の記憶が確かならば、イランも自国開発のロケットで、自国製造の衛星を上げてたような気がするんだがな。
(イラン宇宙機関)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F%E9%96%A2
「2008年8月17日にサフィールロケットの軌道投入が行われた。」
この時の衛星投入が成功したかどうかは怪しいとされている。
「2009年2月2日、イラン国営テレビはイラン初の国産衛星「オミード」がサフィール-2によって低軌道に無事打ち上げられたと報道」
こっちは間違いないようだ。
そもそも、北朝鮮自体が、過去に衛星打ち上げに成功しているからな。
うーん、あんま、その辺を突っつかない方が無難かもしれないなあ・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(各国初の軌道投入の年表)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%84%E5%9B%BD%E5%88%9D%E3%81%AE%E8%BB%8C%E9%81%93%E6%8A%95%E5%85%A5%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8
「2022年時点では11カ国が独自のローンチ・ヴィークルを使って地球周回軌道以上の軌道へ物体を送り込む能力を開発した。」
衛星が、自国製造かどうかは問わない点に注意だな。
韓国大統領は、その辺りにもこだわっているようだからな。
「自国」ということになれば、その数え方の問題も出てくる。
「ソビエト連邦の崩壊後、ロシアとウクライナの2国は衛星製造と打ち上げ能力を継承している。」
「欧州統合開発のアリアン計画の前にフランスとイギリスは独自に衛星の打ち上げ能力を得ておりそれぞれ、アルジェリアとオーストラリアから衛星を打ち上げている。」
・ソビエト連邦:1957年10月4日:スプートニク1号
・アメリカ:1958年2月1日:エクスプローラー1号
・フランス:1965年11月26日:アステリックス
・日本:1970年2月11日:おおすみ
・中国:1970年4月24日:東方紅1号
・イギリス:1971年10月28日:プロスペロ
・欧州宇宙機関:1979年12月24日:CAT-1
・インド:1980年7月18日:ロヒニD1
・イスラエル:1988年9月19日:オフェク1
・ウクライナ:1991年9月28日:ストレラ-3(x6, Russian)
・ロシア:1992年1月21日:コスモス2175号
・イラン:2009年2月2日:オミード
・朝鮮民主主義人民共和国:2012年12月12日:光明星3号2号機
・韓国:2022年6月21日:ダミー衛星、性能検証衛星 (キューブサット4機含む)
韓国は、「羅老号」による打ち上げを過去に行っており、2013年1月30日に3号機の打ち上げに成功した。
衛星「STSAT-2C」は韓国の製造だが、まあ、試験衛星だな。
(STSAT-2C)
https://ja.wikipedia.org/wiki/STSAT-2C
「軌道投入確認のためのレーザー反射鏡、宇宙放射線測定センサー、宇宙イオン測定センサー、レーザー発振器、姿勢制御用ホイール、赤外線映像センサーなどが搭載されている[2]。太陽同期軌道で1日に地球を14周する。」
「予定されていた1年間の試験を終え、2014年4月以降通信を途絶、運用停止している」
「羅老号」は、ロシア(クルニチェフ国家研究生産宇宙センター)との共同開発ということになった。
様々なエピソードがあったようだが、韓国は独自ロケットを開発し、昨年、打ち上げに成功している(ウィキは、これを掲載)。
今年の5月には、実用衛星の打ち上げを行ったということなわけだ。
浮沈子は良く知らなかったんだが、イスラエルは数年に一度のペースで衛星を打ち上げており、今年の3月にも上がっている。
(シャビット 2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Shavit_2
「シャビット-2:2023年3月28日23:10:パルマチム空軍基地:オフェク-13」
ちなみに打ち上げられているオフェクシリーズは、我が国のスパイ衛星と同じく、光学衛星とレーダー衛星を交互に上げている(13は合成開口レーダー搭載)。
「シャビットは近い将来、商業打ち上げにも利用可能になると言われている。」
打ち上げロケットと言えば、米国、中国、ロシア、ESA位で、せいぜいインドしかカバーしていなかったが、イランとかイスラエルとかもたまに見ないとな(数年に1度で十分ですが)。
おっと、我が国を忘れるところだった・・・。
(韓国 “北朝鮮 衛星打ち上げは成功 ロシアから技術支援”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231123/k10014267011000.html
「北朝鮮による21日の軍事偵察衛星の打ち上げについて成功したという分析」
「打ち上げは成功し、衛星が軌道に進入した」
「北朝鮮がロシアに対し、関連する設計図やこれまでのデータを渡し、その分析結果を受け取った状況を把握したとして、ロシアによる技術支援があった」
「ことし5月に行った打ち上げの残がいを分析したところ、当時搭載されていたものは、偵察衛星としての性能がなかった」
「北が撮影したものを公開しないかぎり、性能を把握できる状況にならない」(今回の衛星について)
「今後、数日程度で機能しているかどうかを判断できると思う」
これらの情報は、韓国によってもたらされている。
この打ち上げは、米国でも報じられている。
(北朝鮮が人工衛星を打ち上げ、その後ブースターを爆破したとみられる)
https://arstechnica.com/space/2023/11/north-korea-launched-a-satellite-then-apparently-blew-up-its-booster/
「火曜日の夜、北朝鮮の千里馬1号ロケットがブースターエンジンが停止するまで夜空を高く上昇していく姿を垣間見た。その後、上段エンジンが点火してペイロードを軌道上に送り続け、ロケットの使用済みの消耗品ブースターを残して朝鮮半島西の黄海に落下する。」
黄海に落下したはずの1段目について、打ち上げた北朝鮮が意図的に爆発させた可能性について報じられているのが興味深い。
「北朝鮮による5月と8月の最初の2回の千里馬1号打ち上げは失敗に終わった。5月の打ち上げ後、韓国当局者らは、同国の海軍が黄海からロケットの比較的大きな破片と、発射台に搭載された衛星の残骸を回収したと発表」
「韓国軍は当時、ロシアのエンジン技術などの外国部品がロケットに使用されていないかどうかを判断するために破片を検査すると発表」
「韓国当局者らは、この衛星には軍事的価値はほとんどないと述べたが、ソウルの指導者らはロケットの査察で、北朝鮮のロケット計画へのロシアの関与の可能性について新たな詳細が明らかになったかどうかについては明らかにしていない。」
「自身のウェブサイトでミサイル発射を専門的に追跡しているオランダの考古学者マルコ・ラングブルック氏は、ブースターの爆発は北朝鮮のロケットが韓国の手に落ちないようにするために「意図的に行われた可能性が十分にある」と結論づけた。」
うーん、何とも言えないなあ・・・。
「このロケットはおそらく北朝鮮の最新の大陸間弾道ミサイルをベースとしている。核弾頭を世界中の標的に届けることを目的としたミサイル「火星17」」
「北朝鮮が四酸化窒素と組み合わせてヒドラジンを消費するロシアのRD-250エンジンに似た独自のエンジンを開発した可能性もある。これらの貯蔵可能な推進剤が集まると自動的に燃焼するため、エンジンの設計が比較的シンプルになり、長期的な警戒が必要なミサイルにとっては優れたソリューションとなります。」
つまり、軍事偵察衛星を、大陸間弾道ミサイルの技術で打ち上げているわけで、到底、褒められた話ではない。
「韓国のシン国防相は、この発射は弾道ミサイル技術を利用した北朝鮮の発射を禁止する国連安全保障理事会決議への「明らかな違反」であると述べた。」
「1回目と2回目の試みはエンジンの問題で失敗したではないか?今回の最大の特徴はエンジンの成功だ…これは8月のプーチン大統領の支援の申し出が見せかけではなかったことを示している」
つまり、100万発の砲弾の見返りに、ロシアは弾道ミサイル技術を供与した可能性が指摘されているわけだ。
とすれば、意図的に破壊したという説明もリアリティーを帯びてくる。
「北朝鮮の残りの発射シーケンスは計画通りに進んだように見えた。千里馬 1 号ロケットの第 2 段は宇宙への飛行を続け、その後、第 3 段で北朝鮮の衛星万里鏡 1 号を軌道に乗せました。」(自動翻訳の衛星名を修正)
「北朝鮮の国営通信社は発射が成功したと発表し、米軍が公開した追跡データもこれを裏付けた。軍の追跡レーダーは、地球上空約310マイル(500キロメートル)の極軌道上で衛星を検出した。」
北朝鮮は、以前にも人工衛星を打ち上げている。
今回は、ロケットも衛星も大型化している。
「火曜日の打ち上げは、北朝鮮の千里馬1号ロケットの3回目の飛行であり、北朝鮮が2012年と2016年に成功した最初の2基の人工衛星の配備に使用した打ち上げロケットよりも高性能であると思われる。」
衛星の性能確認が公になるかどうかは分からない(軍事衛星だからな)。
(北朝鮮が偵察衛星の打ち上げに成功したと発表 予告期間の1時間余り前に実施)
https://sorae.info/space/20231122-north-korea.html
「チョンリマ1型ロケットは日本時間2023年11月21日22時42分に北朝鮮の西海(ソヘ)衛星発射場から発射」(北朝鮮の国家航空宇宙技術総局)
「飛行は正常で、同日22時54分にマンリギョン1号の軌道投入に成功」(同上)
「11月21日22時43分頃に発射された1発は複数に分離し、1つ目は朝鮮半島の西約350kmの東シナ海上(予告落下区域外)に22時50分頃落下、2つ目は沖縄本島~宮古島間の上空を通過した後、沖ノ鳥島の南西約1200kmの太平洋上(予告落下区域内)に22時57分頃落下したと推定」(防衛省発表)
この中では、1段目の爆発については触れられていない。
「2023年5月31日に実施された初打ち上げでは2段目エンジンの始動時に異常が発生して黄海に墜落」(北朝鮮発表)
「2023年8月24日に実施された2回目の打ち上げでは3段目の飛行中に非常爆発システムの誤作動が発生」(同上)
通告の時間枠開始の1時間前の打ち上げと言い、1段目の爆発と言い、お騒がせな打ち上げだったが、無事に極軌道に投入されたようだ。
(偵察衛星で米グアム基地の画像取得 北朝鮮国営メディア)
https://www.afpbb.com/articles/-/3492679
「朝鮮中央通信(KCNA)は、金氏が「太平洋・グアム(Guam)上空から撮影した、アプラ湾(Apra Harbor)のアンダーセン空軍基地(Anderson Air Force Base)をはじめ、主要な米軍基地の衛星写真を閲覧した」と伝えた。」
おお、やったじゃん!?。
しかし、アンダーセンはアプラ湾じゃないけどな(そんなあ!)。
(アンダーセン空軍基地)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0
「グアムのジーゴから北東に約6.4kmの場所に位置する」
(アプラ港)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%A9%E6%B8%AF
「グアム島中西部にある港」
「アメリカ軍基地:
アメリカの艦船への補給が可能な基地であり、横須賀と並ぶ西太平洋の重要な拠点となっている」
北朝鮮がテキトーなのか、AFPがいい加減なのかは知らない。
まあ、どうでもいいんですが。
「KCNAは、衛星は「7〜10日間の調整を終えた後、12月1日から正式に偵察ミッションが始まる」と伝えた。」(AFP)
100万発の砲弾(152mm砲弾、122mmロケット弾も?)の見返りだからな。
大切に運用してもらわんとな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(北朝鮮の金総書記、新たなスパイ衛星の「標的地域」写真を視察=KCNA)
https://jp.reuters.com/world/security/Y65IDVUQRJJYVPVCSSWJJ6JWNA-2023-11-24/
「KCNAによると、金氏は24日、平壌にある国家航空宇宙技術総局(NATA)の管制センターを訪問し、北朝鮮国内の一部地域で撮影された写真や画像を視察。」
写真と画像を区別しているところがミソか(波長帯を区別して取得できるセンサーがあるということかも)。
「写真は24日朝に衛星が半島上空を通過した際に撮影されたもので、ソウルのほか、米軍と韓国の軍事基地がある木浦、群山、平沢、烏山の写真も含まれていたという。」
うーん、アプラ港にあると言われるアンダーセン基地(ワケワカ!)については触れられていない。
ロイターは、怪しげな情報は避けているようだな(そうなのかあ?)。
まあいい。
しかし、今度は「北朝鮮の一部地域」に、「ソウルのほか、米軍と韓国の軍事基地がある木浦、群山、平沢、烏山」が含まれているような文脈になっちまっているぞお!。
衛星関係の記事は、慣れない記者が書くと混乱するな・・・。
(木浦市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%B5%A6%E5%B8%82
「韓国全羅南道西南部の市。」
(群山市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4%E5%B1%B1%E5%B8%82
「大韓民国全羅北道北西部の市」
「在韓米軍の群山空軍基地が所在する。」
(平沢市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B2%A2%E5%B8%82
「大韓民国京畿道南部にある市。」
「韓国海軍第2艦隊及び在韓米軍の軍港がある。」
(烏山市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%83%8F%E5%B1%B1%E5%B8%82
「大韓民国京畿道中部の市。」
「在韓米軍の烏山空軍基地はアメリカ第7空軍司令部が所在する。」
木浦(モクポ:モッポとも)市には、基地がないのかと思ったら、韓国海軍の基地があった。
(第3艦隊 (韓国海軍))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC3%E8%89%A6%E9%9A%8A_(%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D)
「司令部は木浦市に所在する。」
まあ、どうでもいいんですが。
北朝鮮は、ロケット技術の供与を受けて、着々と偵察衛星の配備を進めるだろう。
アンダーセンは、金総書記の天敵であるB-1B爆撃機の基地だからな。
こっちもちゃんと写しておかんとな。
そういえば、先日、B-1Bの後継機であるB-21が飛んだとかいう記事を読んだ記憶がある。
(B-21 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/B-21_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
「初飛行:2023年11月10日」
「アメリカ空軍は戦略爆撃機として、B-1、B-2、B-52の3機種を運用しているが、2020年代後半からB-1とB-2を段階的に退役させ、以降は新型エンジンへの換装などで延命するB-52とB-21の2機種体制にする計画である」
なんと、B-52は、まだ使うつもりなんだ・・・。
ちなみに、ウィキ本文では11月11日初飛行となっているが、出典を見ると「The B-21 Raider took its first test flight on Friday」(金曜日は10日です)となっている。
うーん、英語版のウィキでも10日になっているからな。
わが国との時差の関係かも知れない(浮沈子は、ウィキペディアの記述上の時差の扱いについては知りません)。
まあ、こっちもどうでもいいんですが。
北朝鮮が、打ち上げた軍事衛星で、アンダーセンに駐機しているB-1Bを確認できたかどうかは知らない(B-2は、飛来していたとしても、エアコンが効いた屋内に駐機するから、衛星では分からないだろう:エアコンの室外機の発熱で分かるかも)。
本格運用が始まれば、様々な情報が入ることになるが、それが平和に結びつくように運用してもらいたいもんだな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(「米軍基地を撮影、金正恩氏が確認」北朝鮮 衛星の作動をアピールか)
https://www.asahi.com/articles/ASRCT2QYQRCTUHBI00F.html
「在韓米軍基地やハワイの米軍基地などを撮影した写真を確認」
ハワイだってえ!?。
「偵察衛星は24日午前10時15~27分と25日午前9時59分~10時2分に朝鮮半島上空を通過した。」
「韓国軍や在韓米軍基地の場所を中心に韓国国内の11カ所を列挙し「重要標的地域」を撮影したと主張」
・22日:
グアムのアンダーセン米空軍基地
・24日:
キャンプ・ハンフリーズのある京畿道平沢(ピョンテク)やソウルなど
・25日:
釜山作戦基地に21日から停泊しているカールビンソンなど
・25日午前5時13分(平壌時間):
米ハワイ上空を通過し、海軍基地や空軍基地
「韓国の情報機関・国家情報院は、軍事偵察衛星として有用な水準には達していないとみており・・・」
アサヒは、アプラ湾については触れていない。
まあいい。
ハワイの撮影の話は初めて出た。
(パールハーバー・ヒッカム統合基地)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%A0%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%9F%BA%E5%9C%B0
「ハワイ州ホノルルに位置するアメリカ軍の基地である。2010年にアメリカ空軍のヒッカム空軍基地とアメリカ海軍のパールハーバー海軍基地が統合して誕生した基地」
「西経157度56分38秒」
ソウル市の経度を見ると、東経126度58分とある。
経度にしておよそ22+53=75度離れている。
高度500km程度の極軌道で周回しているとすると、地球自体が24時間で1回転(360度)しているので1時間では15度ずつずれる地表を観測できる計算だ。
25日の通過時間が約5時間ずれていることから、通過時刻については一応整合している。
が、衛星の周回時間はおよそ90分と見られることから、若干怪しい気がしないでもない(その辺りは、韓国軍が解析しているでしょうけど)。
まあ、どうでもいいんですが。
(韓国やハワイ米軍基地を衛星で撮影「正恩氏が確認」 北朝鮮報道)
https://www.sankei.com/article/20231125-IPAVCBILSZILPJZ364OXVHRUXE/
「韓国国内の「重要標的地域」や米ハワイの写真を確認」
「25日午前には、日本や朝鮮半島を管轄する米インド太平洋軍司令部があるハワイの米軍基地や、韓国南部釜山(プサン)に寄港中の米原子力空母カール・ビンソンを写真に収め、正恩氏が確認」
「22日にも米領グアムの空軍基地を撮影した写真を正恩氏が確認」
韓国は、北の衛星の成功を快く思っていないようで、どーせ公開されっこない軍事衛星が撮影した画像を見なければ性能は判断できないとか、「(打ち上げ成功の)喜びのあまり勇み足をしたようだ」(申源湜(シン・ウォンシク)国防相)などと、撮影の成功に否定的な見方を示すなど、牽制している。
金総書記が、満面の笑顔で写っている写真も添えられていて、北朝鮮では大喜びしているようだ(また、記念日作るんじゃね?)。
「国家航空宇宙技術総局平壌総合管制所を訪れ、笑顔を見せる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=24日(朝鮮中央通信=共同)」(写真のキャプション)
韓国は、先日、自力で衛星打ち上げに成功したばかりだ。
(国産ロケット打ち上げ成功 夢が現実に…韓国が「宇宙強国G7」に仲間入り)
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/05/26/2023052680016.html
「韓国が独自開発した国産ロケット「ヌリ」が実際に人工衛星を宇宙に運ぶ「初めての実用レベルの衛星打ち上げ」に成功した。」
韓国国防省が、今回の北朝鮮の打ち上げは、ロシアの協力で実現したと主張する背景には、対抗意識があるのかもしれない(未確認)。
「宇宙開発の後発組である韓国は、2009年から1兆9570億ウォン(現在のレートで約2060億円)をかけたヌリ計画に成功し、グローバル競争に加わる足がかりを築いた。」
「韓国政府は今年から10年間にわたり2兆132億ウォン(約2120億円)を投じ、2032年に月着陸船を送ることを目標に、次世代ロケットの開発に着手する。」
鼻息は荒い!。
「今日、我々は夢が現実になり得ることを確認した」(尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領)
北が、あっさりと「自主技術」で打ち上げに成功したということになれば、ちょっと面白くない気分かも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
「自国で作った衛星を自国で作ったロケットに搭載し、宇宙軌道に載せた国は米国・フランス・日本・ロシア・中国・インドしかない」(同上)
浮沈子の記憶が確かならば、イランも自国開発のロケットで、自国製造の衛星を上げてたような気がするんだがな。
(イラン宇宙機関)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F%E9%96%A2
「2008年8月17日にサフィールロケットの軌道投入が行われた。」
この時の衛星投入が成功したかどうかは怪しいとされている。
「2009年2月2日、イラン国営テレビはイラン初の国産衛星「オミード」がサフィール-2によって低軌道に無事打ち上げられたと報道」
こっちは間違いないようだ。
そもそも、北朝鮮自体が、過去に衛星打ち上げに成功しているからな。
うーん、あんま、その辺を突っつかない方が無難かもしれないなあ・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(各国初の軌道投入の年表)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%84%E5%9B%BD%E5%88%9D%E3%81%AE%E8%BB%8C%E9%81%93%E6%8A%95%E5%85%A5%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8
「2022年時点では11カ国が独自のローンチ・ヴィークルを使って地球周回軌道以上の軌道へ物体を送り込む能力を開発した。」
衛星が、自国製造かどうかは問わない点に注意だな。
韓国大統領は、その辺りにもこだわっているようだからな。
「自国」ということになれば、その数え方の問題も出てくる。
「ソビエト連邦の崩壊後、ロシアとウクライナの2国は衛星製造と打ち上げ能力を継承している。」
「欧州統合開発のアリアン計画の前にフランスとイギリスは独自に衛星の打ち上げ能力を得ておりそれぞれ、アルジェリアとオーストラリアから衛星を打ち上げている。」
・ソビエト連邦:1957年10月4日:スプートニク1号
・アメリカ:1958年2月1日:エクスプローラー1号
・フランス:1965年11月26日:アステリックス
・日本:1970年2月11日:おおすみ
・中国:1970年4月24日:東方紅1号
・イギリス:1971年10月28日:プロスペロ
・欧州宇宙機関:1979年12月24日:CAT-1
・インド:1980年7月18日:ロヒニD1
・イスラエル:1988年9月19日:オフェク1
・ウクライナ:1991年9月28日:ストレラ-3(x6, Russian)
・ロシア:1992年1月21日:コスモス2175号
・イラン:2009年2月2日:オミード
・朝鮮民主主義人民共和国:2012年12月12日:光明星3号2号機
・韓国:2022年6月21日:ダミー衛星、性能検証衛星 (キューブサット4機含む)
韓国は、「羅老号」による打ち上げを過去に行っており、2013年1月30日に3号機の打ち上げに成功した。
衛星「STSAT-2C」は韓国の製造だが、まあ、試験衛星だな。
(STSAT-2C)
https://ja.wikipedia.org/wiki/STSAT-2C
「軌道投入確認のためのレーザー反射鏡、宇宙放射線測定センサー、宇宙イオン測定センサー、レーザー発振器、姿勢制御用ホイール、赤外線映像センサーなどが搭載されている[2]。太陽同期軌道で1日に地球を14周する。」
「予定されていた1年間の試験を終え、2014年4月以降通信を途絶、運用停止している」
「羅老号」は、ロシア(クルニチェフ国家研究生産宇宙センター)との共同開発ということになった。
様々なエピソードがあったようだが、韓国は独自ロケットを開発し、昨年、打ち上げに成功している(ウィキは、これを掲載)。
今年の5月には、実用衛星の打ち上げを行ったということなわけだ。
浮沈子は良く知らなかったんだが、イスラエルは数年に一度のペースで衛星を打ち上げており、今年の3月にも上がっている。
(シャビット 2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Shavit_2
「シャビット-2:2023年3月28日23:10:パルマチム空軍基地:オフェク-13」
ちなみに打ち上げられているオフェクシリーズは、我が国のスパイ衛星と同じく、光学衛星とレーダー衛星を交互に上げている(13は合成開口レーダー搭載)。
「シャビットは近い将来、商業打ち上げにも利用可能になると言われている。」
打ち上げロケットと言えば、米国、中国、ロシア、ESA位で、せいぜいインドしかカバーしていなかったが、イランとかイスラエルとかもたまに見ないとな(数年に1度で十分ですが)。
おっと、我が国を忘れるところだった・・・。
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