🐱ガザ消滅不可避:それも選択肢の一つ:核爆弾の投下2023年11月06日 06:18

ガザ消滅不可避:それも選択肢の一つ:核爆弾の投下


(ガザへの核使用「選択肢」 イスラエル閣僚発言に非難)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR052QN0V01C23A1000000/

「ガザに核爆弾を落とすべきか」

「それも選択肢の一つだ」(イスラエルの極右閣僚アミハイ・エリヤフ氏)

CNNのライブアップデートで最初に読んだ時に、まさかと思ったが、まあ、慎重さを欠いた発言だったな。

(ガザ危機への抗議が高まる中、イスラエルとハマスの戦争が激化)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-11-05-23/index.html

「ネタニヤフ首相、ガザでの核兵器使用を示唆したとみられる極右閣僚を停職処分」

「文化遺産大臣アミチャイ・エリヤフ氏は日曜早朝、宗教ラジオ局ラジオ・コル・ベラマでガザで核兵器を使用すべきか質問され、エリヤフ氏は「これは一つの方法だ」と答えた。」

「アトム(核爆弾)についての発言が比喩的なものであることは、すべての良識ある人々にとって明らかだ」

「イスラエルは核兵器の保有を公式に認めたことはない。」

まあいい。

ネタニヤフは当然非難したし、政権内での同氏の職務を一時停止しているが、首にしたわけじゃない。

こういう閣僚メンバーを政権内に抱えて、国を運営しなければならないというのは大変だな。

浮沈子は、ウクライナの反転攻勢が遅々として進まないことを憂えて、クリミアでの核兵器の使用を妄想するが、ガザでぶっ放すことは、文字通り夢想だにもしなかったな。

CNNの速報記事の中では、日曜日の礼拝でフランシスコ教皇が「教皇フランシスコ、イスラエルとハマスの紛争で停戦を嘆願」したことが報じられているが、良ーく祈っておいてもらいたいな。

それでなくても、国際人道法クソくらえな状況だからな。

確かに、浮沈子も、イランが核兵器を開発するかもしれないという懸念は抱いている。

おそらく、数発の試験用核弾頭は、すぐにでも開発できるだろう。

それを、どっかでちゃんと爆発するかどうか試験して、実戦配備するのにさほど時間はかからないに違いない。

イランは、自前で人工衛星を打ち上げるだけの技術は持っている。

イスラエルとイランが、中東で核兵器をバックに対峙する構図は、米国だけではなく、世界が避けたい姿だ。

今回の発言を、イランはどう利用しようか考えているかもしれない。

公式には、核開発の意図はないということになっているからな。

通常爆弾の投下で、1万人もの市民が犠牲になっている中で、核爆弾の話が出るだけでもトンでもないが、それを理由にして何かを動かすというのはいただけない話だ。

イスラエルは、パレスチナへの侵略だけでは気が済まず、核を使ってパレスチナ人を消滅させようとしている(もちろん、「比喩的」ですが)。

(イスラエル閣僚 ガザ地区“核投下も選択肢”と発言 首相も批判)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231105/k10014248111000.html

「我々はナチスに人道支援を行うつもりはない。ガザ地区にハマスに関わっていない者などいないからだ」

「そうであれば、核爆弾を使うべきだと考えるか」

「それは選択肢のひとつだ」

「ガザ地区に240人以上の人質がとられていてもか」

「彼らの帰還を願っているが、戦争には代償も伴う」

ラジオ番組のやり取りが紹介されているが、核兵器の使用への言及には、人道支援を行うべきではないとか、人質の犠牲はやむを得ないなどの前提がある。

そこんとこは、ネタニヤフ政権や米国のスタンスと似ている(人道支援は行うべきと言っていますが)。

軍事侵攻優先であることに違いはない。

そういう前提に立てば、架空の話として核兵器の使用というのも可能性としてはあるだろうな(蓋然性はないけど)。

こういう状況下で、言っちゃいけないその一言だったわけで、ますますイスラエルに対する風当たりが強くなるだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ガザの将来、パレスチナ自治政府が中心的役割を=米国務長官)
https://jp.reuters.com/world/security/FWBL2ZS2IJI6NMCOKR2IMJFI2Y-2023-11-06/

「ブリンケン氏はガザへの人道支援と必要不可欠なサービスの復旧に尽力する意向を伝えたほか、パレスチナ国家樹立に向けて取り組む米国のコミットメントを表明した。」

言ってることがワケワカだったので、別記事を当った。

(ブリンケン長官とアッバス議長が会談、ガザ地区の戦後を協議)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-05/S3NOPPDWX2PS01

「ブリンケン長官はアッバス議長との会談で、「2国家解決」への支持を改めて表明したという。」

米国が、イスラエルが求めていない2国家解決に賛成しているだあ?。

(二国家解決:日本語版)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%A7%A3%E6%B1%BA

「イスラエル政府やアメリカ政府は一貫してこの方案に反対している」

(2 つの状態のソリューション:英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Two-state_solution

「ランド研究所が2021年に発表した別の報告書では、あらゆる政治的スペクトルにわたるイスラエル人の60%が二国家解決に反対していることが判明」

なんと・・・。

「2021年に専門家を対象に実施した調査では、回答者の52%が二国家解決はもはや不可能だと考えていることが判明した。」

2国家解決に反対しているのは、イスラエルだけではない。

「2021年現在、ほとんどのパレスチナ人は二国家解決に反対している。」

「パレスチナ人の39%が二国家解決案を受け入れている一方、59%が二国家解決案を拒否していることが明らかになった。」

いやあ、複雑怪奇な話だな。

浮沈子は、パレスチナ問題の理解が雑駁だから、この辺りのことは良く分かっていない。

単純に、イスラエルが去るか、パレスチナが去るかしない限り、この問題の根本的な解決はないと考えている。

トランプさんの時代に、テルアビブからエルサレムに大使館を移したのは承知している。

それがなぜ問題だったのかも知らなかったくらいだ。

イスラエルの首都はエルサレムだとばっか、ずーっと信じていたからな。

そんな外交音痴な状態でも、ブリンケンが2国家解決を支持しているかのような報道は不自然に感じた。

米国は、2国家解決を支持していなかったのではないのかあ?。

かつて、英国は3枚舌外交を繰り広げ、今日のパレスチナ問題の原因を作った。

(三枚舌外交)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9E%9A%E8%88%8C%E5%A4%96%E4%BA%A4

「イギリスの第一次世界大戦における中東問題をめぐる外交政策」

「サイクス・ピコ協定を加えず二枚舌外交と呼ばれることもある。」

「1915年10月 - フサイン=マクマホン協定(中東のアラブ独立・公開)
1916年5月 - サイクス・ピコ協定(英仏露による中東分割・秘密協定)
1917年11月 - バルフォア宣言(パレスチナにおけるユダヤ民族居住地建設・公開)」

米国は、似たようなことをしているのではないのか。

イスラエルの前では、同町姿勢を見せ、パレスチナの前では2国間解決に尽力する振りをしている。

それとも、イスラエルを援護しているだけか(時間稼ぎとか)。

ブリンケンは、忙しく中東を駆け回っていたが(イスラエル、ヨルダン、ヨルダン川西岸、キプロス、イラク、トルコ)、具体的に何か得たわけではなく、ただ、調停している振りをしていただけではないのか。

エクスキューズ外交だな。

人道のための戦闘の一時停止と言っているが、これまで1秒たりとも実現していない。

米国は、基本政策を変えているわけではない。

イスラエル全面支持、2国家解決反対、停戦反対の立場は、微動だにしない。

裏で、何か画策しているのかもしれないが、今のところ表面化はしていない。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(「2国家解決」という幻想と怠慢──中東和平、日本が果たすべき真の責任)
https://www.newsweekjapan.jp/iiyama/2023/01/post-36.php

「二国家解決は1993年のオスロ合意以来、中東和平問題の目指すべきゴールであり、国際社会が認める既定路線だとされてきた。」

「しかし当のパレスチナ人たち自身が、実は二国家解決を支持していないとしたら」

まあ、2000年間、ユダヤ人を圧迫してきたツケを、イスラエルという国家を与えることで帳消しにしたい世界中の国々にとって、都合よくでっち上げられた2国家解決というスキームが、侵略されたパレスチナ人に支持されないというのは、中東問題のイロハも分かっていな浮沈子にとっては当たり前な気がする。

「パレスチナは(ヨルダン)川から(地中)海まで、パレスチナ人の土地である。われわれは断固としてこの土地を守り、あらゆる手段で解放する正当な権利を堅持する。それには武力による抵抗が含まれる」(創設35周年を祝う昨年12月のハマスの声明)

もちろん、ハマスは2国家解決なんてクソくらえ(!)なわけだ。

浮沈子は知らなかったんだが、ここで紹介されている「パレスチナ政策調査研究センター(PSR)が昨年12月13日に発表した世論調査」によれば、驚きの結果になっている。

「もし今日、大統領選挙が行われたら現職のマフムード・アッバスに投票するとした人は36%にとどまり、ガザを実効支配するイスラム過激派組織ハマスの指導者イスマイル・ハニヤに投票するとした人の割合(54%)がこれを大きく上回った。」

やれやれ・・・。

もちろん、ネタニヤフは2国家解決に反対だ。

つまり、30年前のオスロ合意は、現在の当事者の双方に支持されていないということになる(そうなのかあ?)。

(「オスロ合意」30年 和平交渉は停滞 暴力の応酬が激化)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230913/k10014193611000.html

「歴史的な「オスロ合意」が結ばれてから13日で30年です。その後、和平交渉は停滞しているだけでなく、ことしに入り双方による暴力の応酬が激化していて、国際社会による仲介努力がいっそう求められています。」

「国際社会による仲介努力」か・・・。

双方が望んでいない解決方法を、強引に押し付けるという「身勝手」な手法なわけだ。

この欺瞞に満ちた態度を延々と繰り広げてきた挙句の果てが、今回のハマスの暴動とそれに続くガザ侵攻なわけで、100パーセントイスラエルの味方な米国が、真面目に2国家解決に取り組むとは思えないな。

それでも、形の上では米国はこのスキームに加わっている。

それを理解するうえで参考になった記事も読んだ。

(対イラン封じ込め連合の後景に追いやられたパレスチナ問題)
https://www.jiia.or.jp/column/column-274.html

「本稿では、中東和平交渉実現の夢を語るトランプ大統領の思惑とイスラエルの姿勢、パレスチナ内部の問題を整理する。」

おっと、トランプさんの亡霊(?)登場か・・・。

「エルサレムにアメリカ大使館を移転する」

「二国家解決案にはこだわらない」

やれやれ・・・。

浮沈子がなるほどと思ったのはこれ。

「アウトサイド・インの中東和平案」

「イスラエル・パレスチナの対立を解消してから、イスラエルとアラブ諸国の関係改善を図るインサイド・アウト(inside-out)アプローチよりも、まず、イスラエルとアラブ諸国の関係を改善させるアウトサイド・イン・アプローチの方が現実的」

現在の米国のアプローチは、政権交代後も、基本的にはこの路線を踏襲しているようだ(未確認)。

「パレスチナ人の間では、アラブ諸国とイスラエルの関係が先に解決することよってパレスチナ問題が置き去りにされるとの焦燥感がある。」

事の真偽は分からないけど、報道で伝えられている今回のハマスの暴動のきっかけとなったのは、サウジとイスラエルの国交正常化交渉だと言われている。

もちろん、米国仲介!。

うーん、浮沈子の中では、米国の2枚舌外交(?)が今回のガザ紛争の背景にある気がしてきたな。

この論文の中では、イランに対する他のアラブ諸国の好感度の変化なども取り上げられていて興味深い。

パレスチナ自治におけるファタハとハマスの関係にも注目だな。

両者は2017年に和解していたそうだ。

「2017年10月12日に、エジプトの仲介により、パレスチナの自治政府を掌握し、ヨルダン川西岸を統治するファタハと、ガザを実効支配してきたハマースの和解が10年ぶりに成立した。」

「アッバース大統領が要求する条件の一つである軍事部門解除は、ハマース側には受け入れ難く、和解は長くは続かないとの見方」

その後の展開は知らないが、ハマス軍事部門が暴走したことだけは間違いない。

今回のガザ侵攻で、形の上では壊滅的状況になるとは思うけど、イスラエルが存在する限り、世にパレスチナ過激派の種は尽きまじな状況は変わらないだろう。

確認しておこう。

米国は、本気で2国家解決を図ろうとはしていない(そうなのかあ?)。

オスロ合意は歴史の中で擦り切れ、反故にされ、当事者間では既に支持されていない。

中東を飛び回っていたブリンケンは、その後わが国でG7外相会合に参加していた。

(ブリンケン国務長官「人道目的の戦闘休止が必要 G7全員一致」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231108/k10014251181000.html

「将来的にはイスラエルとパレスチナの「2国家共存」による和平を目指すべきだと強調」

浮沈子には、空々しく聞こえる。

「危機が去ったあとのガザ地区の統治については、パレスチナの人々の声や希望がくみ取られなければならない。そこにはパレスチナの人々による統治とヨルダン川西岸地区と1つになったガザ地区、そしてガザ復興のための持続的な仕組み、さらにイスラエルとパレスチナがそれぞれ国家をもって共存し、同じ安全や自由と尊厳を持つことが含まれなければならない。いまこそ、未来についての対話を始めるときだ」

これは、プログラム規定だ。

「アメリカが重要だと考えるものは、パレスチナの人々を今も、そして戦闘終結後も、ガザ地区から強制的に避難させないこと、ガザ地区をテロの温床にしないこと、戦闘終結後にガザ地区を再び占領しないこと、再び封鎖しようとしないこと、ガザ地区の面積を縮小しないことだ」

米国は、イスラエルの説得に失敗するだろう(つーか、真面目にする気はない)。

大統領選挙を控えたこの時期に、クリティカルな外交はできない。

が、米国にとっては、それで一向に差し支えない。

イスラエルへの支持をアピールすること、中東地域でのロシアや中国の影響を排除することが出来ればそれでいい。

ド派手に飛び回って見せること、それ自体が重要なわけだ。

「会見では、記者から「昼食の福島の海鮮はどうでしたか」と質問されると、ブリンケン長官は「本当に素晴らしかった。みんなにおすすめする」と笑顔で答える一幕もありました。」

余裕だな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ハマスとの戦いは「自由世界の戦争」 イスラエル外相)
https://www.afpbb.com/articles/-/3490399

「これはイスラエルだけの戦争ではない。自由世界の戦争だ」(イスラエルのエリ・コーヘン外相)

「テロリズムはがんのようなものだ。西側諸国が次の標的とならないために、われわれはこの戦争に勝たねばならない」(同上)

この言い回しは、ゼレンスキー大統領のそれと同じ感じだな。

「イスラエルの軍事作戦」=「自由世界(西側諸国)の戦争」

勝利の方程式というわけだ。

まあ、こっちの方は、アットーテキ軍事力でもって攻め込んでいるわけだから、負ける気づかいはない。

が、アラブ側の反発は強いな・・・。

(イラン外相、「戦争領域拡大は不可避」 イスラエル・米国をけん制)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023111001249&g=int

「民間人への戦争が強化されたため、戦争領域が拡大するのは不可避になった」

「地域紛争への発展を警告することで、イスラエルや支援する米国をけん制した形だ。」

既に、牽制のレベルを超えているだろう。

(米国への怒り、アラブ世界で高まる 米外交官がバイデン政権に警告)
https://www.cnn.co.jp/usa/35211389.html

「イスラエルによる破壊と死をもたらす軍事行動を強力に支援することで、米国はアラブの世論の支持を1世代にわたり失いつつあると、これらの外交官は訴えている。」(在オマーン米大使館?:同大使館で2番目の地位にある高官が作成)

「バイデン大統領のパレスチナ人に対する残酷さと無関心は、歴代の全大統領を超えた」(エジプト・カイロにある米大使館からの別の公電:国営の地元紙に掲載された論説を伝える)

「政権内では米国のイスラエル支持に対する懸念が依然として高まっている」

たぶん、この手の不評を買うことは想定の範囲内だろう。

浮沈子は、米国もイスラエルも、ハマスの暴動を知りながらやらせたと思っているから、その後の展開も驚かないし、2国家解決がリップサービスなことにも驚かない。

当初から、ヒズボラ(レバノン)やフーシ派(イエメン)の攻撃を想定して、空母打撃群を派遣するなど準備は整っている。

イランは、口先だけの介入しかできないと見切っているし、ハマスとの交渉にはカタールを使っているからな。

イランと他のアラブ諸国を分離させるというのが、米国の中東地域における基本政策なことは変わらない。

ロシアや中国には付け入るスキを与えない。

それも、基本政策の一つだろう。

<また追加:11月12日記>ーーーーーーーーーー

(2023年11月11日イスラエル・ハマス戦争)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-11-11-23/index.html

「イスラエルのネタニヤフ首相、戦後ガザのパレスチナ自治区返還に反対と発言」

「占領下のヨルダン川西岸で部分的な行政管理を行っているパレスチナ自治政府が戦後ガザを統治する可能性があるか」

「(イスラエル国防軍による)(ガザの)完全な治安管理が行われるだろう」(イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相)

「私たちが望むときにいつでも侵入でき、再び現れる可能性のあるテロリストを殺すことができる。何がなくなるか言える。ハマスは存在しないだろう。」

「さらに、そこにはイスラエルを憎み、イスラエル人を殺し、イスラエル国家を消滅させるよう子供たちに教育する文民当局は存在しないだろう」

米国が描いて見せたポストガザ紛争の絵面とは、大きく異なる。

2国家解決クソくらえ、パレスチナ暫定自治政府クソくらえということなわけだ。

「イスラエルとハマスの戦争が終わったら、現在のパレスチナ自治政府がガザで役割を果たすことに反対する」

確かに、ブリンケンは、移行期間が必要だとしている。

(米国務長官「ガザ統治、移行期間が必要」
紛争後に言及 イスラエルの再占領は反対)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75985200Z01C23A1EAF000/

「ブリンケン米国務長官は8日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの紛争収束後に、パレスチナ自治政府がガザを統治するまでの暫定的な「移行期間」が必要になると明言」

「戦闘終結後のイスラエルによる再占領には改めて反対」

「再占領」と「イスラエル国防軍によるガザの完全な治安管理」、すなわち、「望むときにいつでも侵入でき、再び現れる可能性のあるテロリストを殺すことができる」こととの違いは不明だ。

そこには、「イスラエルを憎み、イスラエル人を殺し、イスラエル国家を消滅させるよう子供たちに教育する文民当局」が存在しないことも含まれている。

ふん、米国の二枚舌外交だな。

(随時更新】イスラエル首相「戦闘後 ガザ地区 管理し続ける」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231112/k10014255491000.html

「再びテロが起きないよう安全保障上の観点からイスラエル軍はガザ地区を管理し続ける。10月7日の虐殺はイスラエルが管理しない場所ではテロリズムが育まれることを証明した」(イスラエルのネタニヤフ首相)

「戦闘を終えたあとのガザ地区を事実上、占領下に置く」

世界は、イスラエルの「過剰な武力行使」を非難し続けているが、米国が空母打撃群2セットと戦略原子力潜水艦を現地に派遣して擁護している中、手も足も出せない。

アラブ世界が結束して、停戦しなければ石油の輸出を止めるとか、そういうメッセージでも出せれば別だが、そんな気配など毛ほどもない。

「民間人が爆撃され、乳児や女性、高齢者が殺されている。理由も正当性もない」(フランスのマクロン大統領)

マクロンは、西側で停戦を促している急先鋒だが、イスラエルに軽くあしらわれている。

「我々が戦争のさなかにいるときに死者の数について説教をする勇気はいったいどこから来るのか」(イスラエルのガラント国防相)

やれやれ・・・。

地上侵攻前に、イスラエルのシンクタンクが喝破していたように、国際社会なんてのは、国家の実力行使の前には実に無力だ。

米国が2国家解決を志向しているかのように振舞っているために、パレスチナ自治政府も強力な反論はできないでいる(そうなのかあ?)。

棚ボタを期待しているわけだからな(そんなあ!)。

(パレスチナ自治政府)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E8%87%AA%E6%B2%BB%E6%94%BF%E5%BA%9C

「パレスチナ人民からはイスラエルと結託した腐敗組織とみなされており、支持されていない。2023年3月の調査によれば、パレスチナ人の63%はパレスチナ自治政府は「パレスチナ人にとって障害である」と考えている」

まあいい。

通り一遍の停戦要求を行い、見て見ぬふりをしているわけだ。

ヨルダン川西岸で、反イスラエルの暴動がおこったという話は聞かない。

事態は、イスラエルと米国が望んだ方向に、着実に進んでいる。

イスラエルの事実上の再占領が、どのくらいの期間続くかは分からない。

数か月ということはないだろう。

数年か、場合によっては数十年か。

イランの出方にもよるだろうな。

レバノンやシリア、イエメンがどうするか。

前回大きな役割を果たしたエジプトは、今回は下請けに甘んじている。

トルコは、しきりに何かやりたがっているようだが、おそらくは何もできないだろう。

ロシアも中国も、見る影もない。

ひたすらに、ただひたすらに、米国だけが(文字通り)飛び回っている。

「ハマスはガザ地区北部の支配力を失った」(ネタニヤフ)

イスラエルは、ガザの半分を手に入れたことになる。

分割するのかあ?。

(米国「ガザ統治、西岸地区と統合すべき」…「穏健派」自治政府の移植、実現なるか)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8df9b2c2dba0dc6710f4d0507c125b1a1f95016d

「ブリンケン長官は、ガザ地区を包囲または封鎖したり、居住者を強制移住させたり、領域を縮小することも望ましくないというのが米国の立場だと明らかにした。」

分割については明言していないからな(領域の縮小とは異なる)。

どうするのか。

強制移住でなければ認めるんだろう。

そうして、ガザ北部を足場にして、南部への攻撃を続ける。

南部のエジプト寄りには、あまり頻繁な攻撃はしないかもしれない。

徐々に追い詰めていく。

戦闘地域からの避難を促すのは、強制移住じゃないしな(そうなのかあ?)。

ハマスは、最後まで徹底抗戦するだろうから、それを利用しない手はない。

イスラエルが望むような、「イスラエルと結託した腐敗組織」による統治が可能になれば、文民統治の部分は引き渡すかもしれない。

安全保障上の管理は続くだろうな。

外交上の独自性も与えられないだろう(イランと仲良くなっちゃ困るしな)。

2国家解決とは程遠い、事実上の占領状態が続く。

2000年くらいかあ?(そんなあ!)。

うーん、今日の妄想は、今一つキレがないなあ・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:ウイリアムバーンズ2023年11月07日 00:57

ウクライナ降伏不可避:ウイリアムバーンズ
ウクライナ降伏不可避:ウイリアムバーンズ


(ウクライナでの戦争がプーチン氏の指導力を腐食、CIAに絶好の機会=米CIA長官)
https://www.bbc.com/japanese/66079026

「2005~2008年にアメリカの駐ロシア大使だったバーンズ氏は、プーチン大統領を理解しようと過去20年間の大部分を費やしてきたおかげで、「プーチンやロシアについて偉そうに何か語るのはやめておいた方がいいと、かなり謙虚になれた」とも話した。」

浮沈子より2歳ほど年上の爺さんだが、たたき上げの外交官として、様々なキャリアを積んでいる。

(ウィリアム・ジョセフ・バーンズ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA

「1982年に国務省に入省。在アンマン大使館政治部、近東局、国務副長官室に勤務。国家安全保障会議近東部長、在ロシア大使館公使参事官兼政治部長、政策企画本部にて副部長および本部長代理を歴任。」

「1996年から1998年まで国務長官特別補佐官および国務省事務総長。1998年から2001年まで駐ヨルダン大使。2001年から2005年まで近東担当国務次官補。2005年から2008年まで駐ロシア大使。2008年から2011年まで政治担当国務次官。2011年から2014年まで国務副長官。2021年1月11日、ジョー・バイデン次期大統領より中央情報局(CIA)長官に指名(現職)」

「アラビア語、ロシア語、フランス語を理解」

政権からの信頼も厚く、7月には閣僚入りしている。

「新たな権限が与えられるわけではなく象徴的な意味合いが強い」

浮沈子が関心を持ったのは、初出のBBCの引用の通り、プーチンを良く知る立場にいたことだが、そのバーンズは、これまでも何度かウクライナを極秘訪問している。

(CIA長官が極秘でキーウ訪問、ゼレンスキー大統領らと会談 米報道:
2023年1月20日の記事)
https://www.asahi.com/articles/ASR1N2S9PR1NUHBI00S.html

「今後数週~数カ月のロシアの軍事的な計画の見通しを伝える目的」

「会談の中でゼレンスキー氏側は、米国で野党・共和党が下院の多数派となり、世論のウクライナ支援への支持も低下する中、欧米からの支援がいつまで続くと期待できるのかについて最も大きな懸念を示した。」

「バーンズ氏は、ある時点から支援が今より難しくなるだろう、と認めた」

極秘訪問は、6月にも行われている。

(米有力紙「ウクライナ 領土取り返し年末までに停戦交渉計画」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230702/k10014115901000.html

「ウクライナの戦略立案担当者らは、反転攻勢によってこの秋までにロシア側から大きく領土を取り返し、大砲やミサイルシステムをクリミア半島との境まで移動させた上で、年末までにロシア側と停戦交渉を開始する計画」

これを聞かされたCIA長官が、どんな反応を示したかは伝えられていない。

マークミリーは、さすがに慎重だな。

「人々が予想したよりも進み方が遅いが、私は全く驚かない。6週間から10週間の時間を要するだろうし、多大な流血を伴う困難なものになる」

「誰も幻想を抱いてはならない」

既に、17週間経ったけど、反転攻勢は幻想に終わった。

初出のBBCの記事には、こんなことも書かれている・・・。

「これまでの経験から学んだことだとして、ウクライナ支配を目指すプーチン氏のこだわりを、低く見積もるのは絶対に間違いだ」

「ウクライナなくしてロシアは大国になれないし、自分自身も偉大な指導者になれないと、プーチン氏はそう信じているのだ」

「そのこだわりは悲劇的かつ野蛮で、すでにロシアに屈辱をもたらし、その弱点をさらけだした」

「プーチンの戦争はすでに、ロシアにとって戦略的な失敗となっている。その軍事的弱点があらわになり、経済は今後何年間も続く大打撃を受けている。プーチンの過ちのせいで、中国の格下のパートナー、中国の経済的植民地という未来が作られ、ロシアを待ち受けている」

後段のロシアの評価と今後の見通しは、冷静な分析というよりは、講演におけるリップサービスに近いだろう(そうなのかあ?)。

つーか、長年プーチンをウォッチしていたバーンズからみれば、ちょっとがっかりというところか。

記事には、中国に対する冷静な分析と米国のとるべき方針についての記述もあるが、ここでは割愛する(バーンズは、この記事に先立つ5月に、中国を非公式訪問している)。

そんな、手練れのバーンズが、今、イスラエルを訪問している。

(ガザ攻撃激化、ハマス施設制圧 米CIA長官もイスラエル訪問へ)
https://jp.reuters.com/world/security/3XKMDXFWUBKELKCZ75BDVMOH7E-2023-11-06/

「米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が6日にイスラエルを訪問し、同国高官と戦争や情報活動について協議する予定」(別記事によれば、もう着いたみたいです。)

「他の中東諸国も訪問しガザ情勢に関し話し合うという。」

ブリンケンに続いて、バーンズも中東詣でということになる。

米国のプレゼンスは、既に空母打撃群2セットを展開するなど半端ない。

CNNはべらぼーな情報を伝えている。

(ガザ危機への抗議が高まる中、イスラエルとハマスの戦争が激化:2023 年 11 月 6 日)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-11-06-23/index.html

「米国の誘導ミサイル潜水艦が中東に浮上、地域の敵国に抑止のメッセージを送る」

「米軍は異例の発表で、誘導ミサイル潜水艦が中東に到着したと発表」

「オハイオ級潜水艦が担当海域に入った」

「米海軍はオハイオ級誘導ミサイル潜水艦(SSGN)を4隻保有しており、これらは元弾道ミサイル潜水艦を核弾頭弾道ミサイルではなくトマホーク巡航ミサイルを発射できるように改造されたものである。」

「各 SSGN は 154 発のトマホーク巡航ミサイルを搭載できますが、これは米国の誘導ミサイル駆逐艦の搭載量より 50% 多く、米海軍の最新攻撃型潜水艦が装備している量のほぼ 4 倍です。」

「軍が弾道ミサイル潜水艦や誘導ミサイル潜水艦の移動や作戦を発表することはめったにない。」

「原子力船はほぼ完全に秘密裏に運用されている。」

これが、どれだけ異例なことかは、ミリオタじゃない浮沈子にはよく分からない。

が、実効性という話になれば、イスラエルの閣僚の核爆弾発言などよりヤバい話だ。

「これはバイデン政権がイスラエル・ハマス戦争の最中の広範な紛争を避けようとする中、明らかに地域の敵国に向けられた抑止のメッセージである。」

やり過ぎだろう・・・。

まあいい。

このタイミングでのブリンケンに続くバーンズの中東歴訪が、米国のエクスキューズ外交の続きであるかどうかは分からない。

極秘訪問じゃないしな。

原潜の派遣だって、示威行動以外の何物でもない。

抑止力の行使というのは、そういうものだ。

つまり、逆に言えば、米国が2国家解決を模索したり、イスラエルに停戦を促すなどということはないというわけだ。

ウクライナでは、プーチンが成功を収めつつある。

ゼレンスキーが懸念した通り、米国の支援は先行き不透明になりつつある。

6月にバーンズが訪問した際、ウクライナが説明した反転攻勢は、マークミリーが懸念した通り、困難を極め、事実上失敗に終わった。

それどころか、今後、どう防戦するかという点に腐心している。

バーンズは、今年2月にもウクライナ情勢について発信している。

(米CIA長官、今後6カ月が「決定的」 ウクライナ侵攻の結果を左右と発言)
https://www.cnn.co.jp/usa/35199543.html

「米側はロシアのプーチン大統領が「交渉に真剣に向き合っているとは評価していない」と述べ、「戦場での今後6カ月が重要になる」との見方を示した。」

「そうした期間に「プーチン氏の思い上がりに風穴を開けること、ウクライナをさらに進攻できないだけでなく、ひと月ごとに不法に掌握した土地を失うリスクが高まることを明確にすること」などが重要だと言及」

「プーチン氏が「時間を自分に有利に働かせることができると賭けている」と指摘。政治的な疲れが欧州を覆い、米国の注意もそがれる中で、ウクライナを「摩滅させる」ことができると信じているとの見方」

現状を見ると、バーンズの評価の妥当さが分かる気がする。

結果は裏目に出ているが、重要なポイントを指摘していたわけだ。

プーチンウォッチャーの面目躍如だな。

「ロシアの計算には2月の侵攻当初の決断の時と同じくらい「深刻な欠陥がある」」

ウクライナの計算には、それを上回る「深刻な欠陥」があったということだ。

しかも、その計算違いがもたらす影響は、ロシアの比ではない。

ウクライナはロシアに侵攻された土地を奪還できないだけでなく、ひと月ごとに現在の領土を失うリスクが高まることが明確に・・・。

ゼレンスキーの信念に風穴があけられるかどうかは分からない。

バーンズが6か月という期限を切ったのは、「政治的な疲れが欧州を覆い、米国の注意もそがれる」までの期間ということだったわけだ。

プーチンが、時間を自分に有利に働かせようという賭けに勝ったことは間違いない。

それが、「ウクライナを「摩滅させる」ことができる」かどうかは、まだ分からない。

しかし、先日から漏れ聞こえてくる様々なネガティブ情報を見ると、「摩滅」とまでは行かなくても「相当摩耗」させていることは確かなようだ。

半年に1度のペースでウクライナを極秘訪問しているバーンズだが、同じスパンで行くとすれば、次回は年末年始になる。

公僕として、米国の利益に尽くしてきた彼が、その時にウクライナの話を聞いてどう考えるかは興味のあるところだ。

大統領の信任厚いバーンズの進言を受けて、バイデン政権がどう判断するかも見ものだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(新型も続々、ウクライナの反攻を阻むロシアのカミカゼドローン「ランセット」)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77786

「ロシア軍は戦場におけるドローン(無人航空機)使用でウクライナ軍に追いつきつつある。カミカゼ(自爆攻撃)ドローン『ランセット』がウクライナ軍の前進を阻んでいる」

記事は、ロシア製ドローンの話が中心だが、ザルジニーの論文に関する記述もある。

「ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー総司令官は論文『現代の陣地戦とその勝ち方』の中で「陣地型戦争から脱却するには①制空権の獲得、②地雷原の深部突破、③対砲兵戦の有効性の向上、④必要な予備兵力の創設と訓練、⑤電子戦(EW)能力の強化が必要だ」と指摘している。」(番号は浮沈子)

木村氏が触れているのは、③と④を除く以下の部分だ。

①制空権

「わが軍の直接防空援護部隊の活躍によりロシア軍の航空部隊はウクライナの対空防御のキルゾーンに入ろうとせず、主に遠距離から航空資産を利用している。そのため有効性は著しく低下している。代わりにロシア軍のドローンが最前線に登場し、空中偵察や空爆といった有人航空機の任務のかなりの部分を行っている」

②地雷原

「陣地型戦争を形作るもう一つの要因はロシア軍とウクライナ軍双方が築いた地雷障壁だ。ウクライナ軍はもともと時代遅れの装備しか持っていなかった。米国製M58地雷除去ラインチャージ(MICLIC)、ドイツ製地雷除去戦車WiSENT 1などの提供を受けたものの、前例のない規模のロシア軍の地雷原を突破することはできなかった。」

「ウクライナ軍が攻撃する軸線を阻むロシア軍の地雷原は密度が高く、前線からの奥行きは15~20キロメートルに達する。ロシア軍の偵察ドローンはウクライナ軍の障害物除去チームを効率的に探知し、攻撃してくる。地雷原の突破に成功してもロシア軍は遠隔地雷敷設工学システムによって地雷原を迅速に修復する。」

④電子戦

「M982エクスカリバー(155ミリメートル口径)などの精密誘導弾は、自走砲や対砲台レーダーとの戦いでかなり有効であることが証明された。しかし時間の経過とともにGPS(全地球測位システム)を使った照準システムがロシア軍の電子戦の影響を非常に受けやすくなり、精度が下がり、その能力は著しく低下した。」

「電子戦システムの性能が実質的に同等であることも、いずれかの軍が優位に立つ可能性を著しく複雑にしている。」

うーん、やっぱ電子戦はドローン絡みか・・・。

まあいい。

砲兵力や兵員について触れていないのは、記事の性格上仕方ない(ドローンがメインの記事だからな)。

ザルジニー本人ではないけど、側近が爆死したという記事が載っていた。

(軍トップ側近、手投げ弾で死亡 誕生日に持ち帰る―ウクライナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110700266&g=int

「チャスチャコフ氏は自身の誕生日に同僚から贈られた手投げ弾を持ち帰り、子供がいじっていたのを取り上げたところ、さく裂した」

死亡に至った経緯については、情報が錯綜している。

暗殺とか、そういう話ではないかもしれない(未確認)。

やれやれ・・・。

ウクライナもロシアも、現場では文字通り死力を尽くして戦っている。

人間の知性と能力を、そんなところで消耗しなければならないというのは悲しい限りだが、それが人間の業というものかもしれない・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ軍総司令官が危機感、戦局こう着でロシア軍再建の時間与える恐れ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc8e3264afe3c4bba4ca6e94f7f5adb21a55f6c8

この記事は、件名で検索するとロイターの別記事がヒットする。

動画配信から文字起こしして、テキトーに件名を付けたのかもしれない。

まあいい。

「戦争は今、人格の戦いになっている。私たちも敵も疲弊している。だが、敵の方が数が多く、装備も充実している。それが難しいところだ。こちらは人手も不足している」

現場の一兵士の感想だが、それだけに貴重と思って取り上げた。

「恐ろしい敵だ。強く、狡猾で卑劣だ。かなりの損害を我々に与えてくる。敵を見くびってはならない。もし敵に砲弾100万発が用意されれば、損失の面で戦況は大きく変わる。敵は、そんな数の砲弾とともに大きく前進するとは思えない。我々は防御を学び見ての通り、敵も防御を学んだ」

「塹壕で戦う兵士らに疲労の色は隠せないが、モチベーションは高いままだ。」

そのモチベーションが高い兵士も、前線で奮闘するうちに負傷したり命を落として離脱せざるを得なくなる。

「イストリク」(この兵士のコールサイン)の無事を祈るしかない・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ大統領、結束維持呼びかけ 総司令官と不協和音も)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FRT3JISNJBJZRKUWFVQXME2AB4-2023-11-07/

「ウクライナ政府は、戦闘が膠着状態になっているとの見方に非常に敏感になっている。」

「ゼレンスキー氏は戦闘が膠着状態にあるという考えを否定。」

「ロシアの策略にはまる可能性がある」(同氏の外交顧問)

ザルジニーの指摘は妥当過ぎて、誰も否定はできないだろう。

政権は、その「衝撃」を和らげるのに必死だ。

ウクライナは、ロシアの「策略」に嵌らなくても、ロシアの支配下に落ちる。

「勝利なくして国の存続はない。」

戦場で勝てないウクライナが、どこで勝利するかは疑問だ。

「私たちが勝利することは可能だ」

浮沈子は、膠着状態にあるのは、現政権の方な気がする。

頑なで、融通が利かず、柔軟な態度が取れない。

「戦時中に選挙をするのは適切ではない」(ゼレンスキー大統領)

まあ、実施するにはいろいろ問題があるからな。

ロシアに併合された地域の扱いとかはビミョーだ(全員棄権かあ?)。

国外に避難している数千万人の投票はどーする!?(全員不在者投票?)。

前線の兵士は、ドンパチやってる最中にどうやって投票するのか(大砲の弾に投票用紙を括りつけて飛ばすのかあ?)。

難しいだろうが、自由で民主的な国家を目指すなら、可能な限り行う必要があるだろうな。

もちろん、「延期」なわけだし、戦争を早く終結することが、選挙を実施することにもつながると言いたいのは分かる気がする。

が、それを支援の条件にされたらどーするのか。

選挙は、統治の正当性を担保する唯一の手段だ。

もちろん、世の中にはそれ以外の正当性もある。

世襲であるとか、神様がいいと言ったとか、武力で脅したとか。

社会が、正当だと認めて、大人しく統治されればそれでいい(そうなのかあ?)。

そのプロセスを覆せば、実力で政権を奪取する方法だってあるからな。

それもまた、正当性の確保の仕方だ(ちっと、物騒ですが)。

ロシアみたいに、武力で併合した地域で選挙ごっこ(?)やって、正当性を演出しているところもあるしな。

わが国だって、戦争に負けちゃって、占領されて、テキトーな憲法作らされて、んでもって形だけ継承して戦後の統治につなげた歴史を持っている。

選挙だけが、正当性を担保する方法でないことは確かだろう。

が、その結果として(選挙を先送りして)、国民の意に反する統治が行われれば、手荒な手段が取られることもある。

ちょっと短絡的過ぎるとは思うけど、このブログでも既に軍事クーデターの可能性に触れている(もちろん、浮沈子の妄想ですが)。

戦争に勝利しなくても、国家を存続させる方法の一つだ(そうなのかあ?)。

浮沈子は、昨年2月の開戦直後に、そういう状況が発生するかもしれないと思ったんだが、どうも、ロシアの工作は失敗に終わったようだ。

まあいい。

ウクライナの未来は、ウクライナが決める。

どういうプロセスを経て決めるかも、ウクライナが決める。

外国の勢力じゃない。

そして、その決定が気に食わなければ、それなりの外交をすればいいだけの話だ。

ロシアは、ウクライナに武力を行使して、それを行っている。

それが気に食わないから、ウクライナは武力で反撃している(していた?)。

今は、ちょっと、守勢に回っているけどな。

ウクライナは、そもそも戒厳令下にある。

ちゃんとした選挙を行って、自分たちの統治者を選ぶという麗しい権利ははく奪されている。

選挙を延期したとしても、まあ、文句を言われる筋合いはないだろう。

クーデターには、ご用心だがな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ大統領、米CIA長官と会談 議題にロシア核兵器も)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-zelenskiy-cia-idJPKBN2S6254

「バーンズ長官は(2022年11月)14日、ロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官とトルコで会談。これは2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、初めての米ロ間のハイレベル会談」

「ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、首都キーウ(キエフ)を訪問中の米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と15日に会談したと発表」

「ロシアの核兵器の脅威についても議論」

翌年1月の訪問のわずか2か月前に、バーンズは電撃的な動きを見せている。

今から約1年前、ロシアとウクライナは、危機的状況にあったということだ(たぶんね)。

情報当局のトップ同士が、第3国で会談するということ自体がヤバいし、その後に支援国のトップに会うというのはヤバ過ぎるだろう・・・。

バーンズのロシアカウンターパートとの接触は、今年も行われている。

(米ロ情報局長官が6月に電話会談、ウクライナや武装反乱など協議)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-cia-idJPKBN2YS0SR

「「ウクライナをどうするか」について話し合ったと明らかにした。」(タス通信)

「民間軍事会社ワグネルが起こした武装反乱に米国は関与していないと伝えた」(WSJ)

うーん、ビミョーなズレだな・・・。

「タス通信によると、同氏はバーンズ長官が6月24日の武装反乱を取り上げたことを認めたが、約1時間続いた会談の大部分は「ウクライナをどうするかについて検討・協議」することに割いたと述べた。」

真実は、こちらに近いような気がする。

「ナルイシキン氏は対面で会談する可能性もあると述べた。対面での会談は昨年11月にトルコで行われたことが明らかになっている。」

その後、対面会談が行われたという話はない。

バーンズは、ハイリスクな状況における、米国の関与を決定づけている。

特に、ウクライナはロシアとのチャンネルを失っているからな。

意図しない状況に陥らないためには、貴重なルートということになる。

だが、バーンズは、常に米国の利益のために動く。

ウクライナの利益じゃない。

もちろん、ロシアの利益ではないけど(それは、ナルイシキンの仕事だ)。

さて、ゼレンスキーは、ウクライナの利益のために動いているんだろうか・・・。

🐱減量ネタ:秋のリバウンド中2023年11月07日 23:52

減量ネタ:秋のリバウンド中


タイム 体重 変化
11月 7, 2023(火曜日:フィットネス復帰)
15:46 63.6 kg 1.5 kg ↓
06:02 65.1 kg 0.0 kg →
11月 6, 2023(月曜日:整形外科受診:フィットネス定休日)
05:18 65.1 kg 0.8 kg ↑
11月 5, 2023(日曜日:体調不良)
04:46 64.3 kg 0.1 kg ↓
11月 4, 2023(土曜日:体調不良)
08:22 64.4 kg 1.5 kg ↓
11月 3, 2023(金曜日:体調不良)
06:33 65.9 kg 1.5 kg ↑
11月 2, 2023(木曜日:体調不良)
04:58 64.4 kg 0.9 kg ↑
11月 1, 2023(水曜日:眼科受診:散瞳薬のためフィットネス行けず)
14:16 63.5 kg 0.3 kg ↓

ちょっと信じられないほどリバウンドしている。

実質的には、66kg台だから、5kg以上太った。

10月27日には、今期最低体重である60.5kgを記録しているから、計量上は11月3日の65.9kgまで、1週間で5.4kg増えたことになる。

すげーな(感心してる場合かよ!?)。

まあいい。

今日は、恒例になっている月に一度のタニタの体組成計に乗った。

・体重:64.3kg(63.9kg:先月:以下同じ)
・体脂肪率:15.8(17.5)
・脂肪量:10.2kg(11.2kg)
・推定骨量:2.8kg(2.7kg)
・筋肉量:51.3kg(50.0kg)
・体水分量:40.9kg(38.9kg)
・BMI:22.5(22.4)

うーん、こうしてみると、単なる水膨れで、絞れば元に戻りそうな気がする。

体脂肪量は減っているし、筋肉量は増えているからな。

悪い感じではない。

体調不良で引きこもりしていた間に、やや太ってしまったけど、通期で見れば「脂肪→筋肉」の勝利の方程式(方程式になってないけど)が成立している。

まあいい。

へこまずに、フィットネスに復帰して、めげずにトレーニングを続ければいいだけだ。


前回の計量データから間が空いてしまったので、補っておく。


11月 1, 2023(水曜日:眼科受診)
14:16 63.5 kg 0.3 kg ↓
10月 31, 2023(火曜日)
04:57 63.8 kg 0.1 kg ↑
10月 30, 2023(月曜日:フィットネス定休日)
03:49 63.7 kg 1.1 kg ↑
10月 29, 2023(日曜日)
05:05 62.6 kg 0.1 kg ↑
10月 28, 2023(土曜日)
18:31 62.5 kg 0.6 kg ↑
09:18 61.9 kg 1.4 kg ↑
10月 27, 2023(金曜日:國富プール自主トレ)
18:33 60.5 kg 1.9 kg ↓(今期、最低体重)
06:51 62.4 kg 0.1 kg ↑
00:34 62.5 kg 0.7 kg ↑
10月 26, 2023(木曜日:眼科視野検査:この日以降、フィットネスさぼり)
05:13 61.8 kg 0.6 kg ↑
10月 25, 2023(水曜日:水泳教室:クロールベーシック:シュノーケリング教室:600m+筋トレ×3+200kcal)
21:05 61.2 kg 1.1 kg ↓
06:37 62.3 kg 0.6 kg ↑
10月 24, 2023(火曜日:大井町にタンク受け取り)
13:21 61.7 kg 0.3 kg ↓
04:42 62.0 kg 0.3 kg ↓

ここ2週間の体重を追うと、動かないと食って寝ているだけになって、みるみる増えることが分かる。

積極的に出歩いて消費しないと、大変なことになるわけだ。

留まるところを知らない。

小人閑居して爆食を成す・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

不規則な生活から、体調を崩し、倦怠感が取れずに2週間ほどフィットネス通いをしなかった(12日間サボり!)。

反省・・・。

精神的にも落ち込んでいたからな。

今日は、久しぶりに自転車で大井町まで出かけて、気分が爽快になった。

朝方は雨が降っていたが、昼からは晴れて、何と夏日になった(東京地方の最高気温は27.5度!)。

もちろん、Tシャツ、短パン、サンダルの夏仕様。

南の島向きの体質の浮沈子は、秋の季節の変わり目が苦手だ。

今年は、何としても克服して、12月のメキシコツアーにつなげたい。

気分が落ち込んだ背景には、複数の要因が絡んでいる。

眼科の検査の結果が思わしくなかったこともある。

眼底出血が拡大(両眼とも)していて、少し心配なのと、断層撮影の結果、右目の網膜に水が溜まっていることが判明した。

眼圧も右20、左18でやや高め(視野検査の結果は良好で、視野欠損の進行は見られませんでした:ほとんど見えてます)。

整形(右肩の旋回沈着性腱板炎)の方は、痛み止めの処方を今回で終わりにすると言われた(次回までの日数分は処方してくれましたが)。

まあ、頓服みたいに飲んでいたから、前回の残りもあるしな。

痛み止めは、漫然と飲まないのがよろしい。

ビタミンB12は、引き続き処方してくれるようだ(右指の力は、徐々に改善中)。

スティックタイプの塗り薬の痛み止めは、次回相談。

ジジイの身体を維持するのは大変だ。

眼科と整形は、年末近くの受診になる。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス2回目)も、メキシコから帰ってきてから。

さて、その頃、体重がどうなっているかが問題だな・・・。

🐱フル23-24:全国的には増加2023年11月10日 11:29

フル23-24:全国的には増加
フル23-24:全国的には増加


(インフルエンザの患者数 1医療機関当たり19.68人 前週から増加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231106/k10014248711000.html

「東京都と千葉県、沖縄県を除く、すべての都道府県で前の週より患者の数が増加」

「40の都道府県で、「注意報レベル」の10人を超えました。」

全国的には増加傾向にあるものの、浮沈子が棲息する東京都では下がっている。

(東京都のインフルエンザ患者、前週から約15%減少 約7割は子ども)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1df0f990e4d84cc1b4367229895a086da1964cfd

「10月30日~11月5日までの1医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は「16.99人」でした。前の週の「19.91人」から約15%減少しました」

このまま落ち着くかどうかは分からない。

「患者の7割近くを14歳以下の子どもが占めています。」

うーん、まだしばらくは続きそうな気配だ。

巷は、オレンジ色のカボチャからクリスマスの赤へと模様替えが済んでいる。

今日の東京地方は小雨がぱらつく天気になった(朝の内は、曇りだったんだがな)。

浮世の雑事を終えて、フィットネスサボリの気楽さを味わう。

雨が降ったらサボりだ・・・。

夏の雨なら、合羽を着て濡れてもいいが、もう、そういう季節じゃなくなってきている。

Tシャツ、短パン、サンダルはそろそろおしまい。

素手で自転車のハンドルを握れるうちは「秋」だが、手袋をはめるようになれば「冬」になる。

「春」が巡ってくれば、手袋を外してハンドルを握る。

Tシャツ、短パン、サンダルになれば、「夏」が来る。

四季の移ろいを、自転車のサドルにまたがりながら感じる。

昨日は、千葉県の伊戸でSプロツアーに参加して潜った。

(伊戸ダイビングサービス)
https://bommie.jp/

ダイビングは、海峡も穏やかで、参加者の一人が船酔いした以外はノントラブル。

彼は2本目はパスしたが、昼飯の「漁港食堂「だいぼ」」では、しっかり浜焼き定食を食ってたからな。

(漁協食堂「だいぼ」)
http://hanashibuki.com/daibo/

問題ない。

浮沈子は、例によってダイビングの時にダイエットはしない。

定置網丼を注文して、ひたすら爆食(どんぶりの他に、定食のバイキングも付いてます)。

帰りには、ピーナッツソフトクリーム(コーン)(税込み470円)を舐めて、さらに爆食!。

(館山店)
https://kimura-honpo.com/shop-tateyama.html

また来よう!。

インフルなんかに負けてられるかい・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:妄想癖2023年11月10日 18:14

ウクライナ降伏不可避:妄想癖


(勝敗はすでに決しているのに、空約束の軍事支援で、米国はウクライナに戦争継続を強いている E・トッド氏インタビュー)
https://news.yahoo.co.jp/articles/acc05aff35d45549de042528dc4c5515841f9dc5

「米国はすでにウクライナ戦争で負けている」

浮沈子も、相当妄想癖が強いが、さすがにこれほどではない。

ウクライナが、米国の下請けとして、ロシアと戦争させられているという構図については、まあ、そういう見方もあるだろうし、そのことで欧州と米国が利益を得ていることは事実だろうが、「すでに負けている」とまではいえないのではないか。

「国内産業が空洞化しているために、「通常のシンプルな兵器や弾薬」を迅速かつ大量に供給できないでいる。この「兵器供給力=工業生産力」で、米国は敗北している」

別に、米国だけが供給源ではないだろうし、産業の空洞化に陥っていたのはロシアも同じだ。

問題は、今後、兵器の増産に転じて、数十年という長期に渡る「反転攻勢」の土台を築くことが出来るかどうかで、それまでは在庫の取り崩しで凌ぐことになる。

せんだっては、イラン辺りからの密輸品を押収したヤツを、ウクライナに回そうとしてたしな。

(米、押収したイラン製弾薬をウクライナに供与 100万発以上)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-weapons-idJPL6N3BA0JX

「米軍は4日、昨年押収した100万発以上のイラン製弾薬をウクライナに供与したと発表」

「約110万発の7.62ミリ弾がウクライナに送られた」

「ウクライナは長距離兵器や防空システムが必要としており、米国が供与したイラン製弾薬が戦況に大きな違いをもたらす公算は小さい。」

やれやれ・・・。

いずれにしても、ありったけかき集めて、ウクライナにつぎ込まなければならないことは確かだ。

米国の工業力を見くびって、戦争おっぱじめて苦労したわが国としては、フランス野郎の見立てに同意するわけにはいかない。

ロイターは、こんな記事を出している。

(ゼレンスキー大統領、年内に戦果 困難でも「最終的に成功」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/IV5XPRQIOVNJTNZREHMO7TQ5II-2023-11-08/

「南部でのロシア軍に対する反転攻勢の緩慢な進展を認める」

「西側の支援なくしてウクライナは戦場で戦果をあげ続けることはできない」

「ウクライナが敗北すれば数千万人の移民が発生する」

実際にどれほどの移民が出るかは分からない。

現在でも、2000万人が国外避難していると言われている。

一方、18歳から60歳までの男性は国外に出られないことを考えれば、生産年齢人口の多くは国内に留まっているとみられる。

移民の発生は、周辺国にとって必ずしもネガティブな要素ではないだろうが、現在国外に出ている人々の多くは帰国するかも知れない。

戦争の終結がどういう形になったとしても、ウクライナ国内の復興需要はあるからな。

戦争が長期化して、国外に避難している人々がそこで生活の基盤を築くなどすれば、ウクライナに戻ることはなくなる。

100年戦争になれば、もう、数世代を国外で暮らしていることになるわけで、状況の変化が人口構成の変化をもたらすことはなくなる。

が、それほど長くは持たないだろう。

浮沈子的には、エマニュエルトッドの状況解釈は誤っていると思うし、短期の戦争終結がもたらすウクライナからの移民の発生は、悪いことではないと思っている。

米国があくまでも欧州での権益に拘るなら、国内の生産力を総動員しても武器弾薬を増産して支援するだろうし、そうでなければ、そもそもウクライナに継続的な支援を続ける気がなかったというだけの話になる(浮沈子的には、後者と見ている)。

ロシアが一定程度の犠牲を払えば、ウクライナをくれてやるという話は、侵攻当初からあったというのが浮沈子の見立てだ。

どこか、きりのいいところで支援を打ち切り、その時点での外交的解決を図るというのが既定路線だろう。

一時的に休戦ということになれば、いずれまた、ロシアの侵攻が始まるかもしれないが、ウクライナの地で起こるとは限らない。

バルト3国やポーランドで起こるかもしれないし、その際はベラルーシが巻き込まれることは確実だ。

米国と異なり、ロシアは国内生産力の総力を挙げて武器弾薬の製造に取り組んでいるからな。

投資を回収するための事業は、戦争の拡大継続しかないしな(武器弾薬は、生産手段を提供できない!)。

力の行使で現状変更するしか、ロシアが成長する見込みはなくなったわけだ(そうなのかあ?)。

西側は、経済制裁によって、ロシアをサプライチェーンから切り離そうとしているからな。

侵略と領土拡張へのインセンティブを与えている。

需要と供給がマッチすれば、結果(新たな侵略)はおのずと現れるわけだ。

NATOは、その存在意義を問われることになるだろう。

ウクライナと異なり、西側は制空権を維持しているからな。

双方、力と力のぶつかり合いになる。

ドンパチの規模も半端ないだろう。

今までのウクライナでの戦闘は、第一次世界大戦並みだったが、こっちは本物の第三次世界大戦だからな。

後方の生産拠点も狙われる。

大規模な空襲も行われるだろうし、労働力を供給している都市は真っ先に標的になるだろう。

それは、ロシアも同じだ。

今、ウクライナで行われている戦闘は、来るべき大欧州戦争の序章に過ぎない。

ロシアを戦闘国家に押しやったのは米国だ。

中国はロシアを支援することで、欧州に権益を広げようとしている。

インドは市場を通じてそれを支持しているしな。

イランや北朝鮮とは、反米というキーワードで繋がっている。

民主主義対専制主義でも何でもいいけど、経済のブロック化が進んでいけば、やがて双方の市場争奪を巡って、ドンパチが始まるというのは歴史の教訓だ。

いや、21世紀の現在、植民地時代とは異なる経済スキームの中で、そんなことは起こらないという話もある。

状況はもっと複雑で、グローバルサウスもあるし、我が国のように政治的には西側でも全方位的な経済関係を構築している国々だってある(我が国の最大の貿易相手国は中国です)。

んな、キッチリした色分けなんて意味ねーというわけだ。

米国自身が、中国との経済関係にどっぷりと漬かっていて、サプライチェーンを切り離すことなどできていないからな。

しかし、過去の大戦を通じて構築してきた相互依存な経済関係をぶち壊し、米国の政策にとって都合よく再編する試みに、西側は同調している。

植民地時代のような、「土地」と結びついた「経済」という、分かりやすい形でないだけで、同じようなブロック化が進展していることは間違いない。

エマニュエルトッドは、米国の生産力が空洞化しているというけど、生産力の外部化は競争力の強化も生み出している。

その結果、利益率の高い製品を生み出し、更に競争力を高めることにつながっている。

浮沈子は、米国が中国から武器弾薬を輸入することがあるとまでは言わないけど、構造的にはそういうことがあってもおかしくはない。

今回の紛争で重要な役割を果たしていると言われるドローンの世界最大の生産国は中国だしな。

(ドローン、中国から台湾の時代に)
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4927

「世界一のドローンの生産大国は、嫌われ者の中国です。例えば、中国のDa-Jiang Innovations(略称DJI)という1社だけで、世界の民間用ドローンのシェアのおよそ8割を占めています。民間用だけではなく、軍事用ドローンも小型のものから大型のものまで大量に生産しているのです。」

「アメリカで作るドローンの部品は、中国に依存している状態です。一刻も早く中国サプライチェーンから脱しなくてはなりません。」

やれやれ・・・。

もちろん、大型の軍用ドローンとかは別だけど、ウクライナ紛争の戦場で使われているのは、もっと低コストでシンプルなタイプだ。

シンプルでも、数を投入すれば効果は大きい。

産業のコメではなく、戦争のコメになっている。

まあいい。

米国や欧州は、ウクライナ支援の長期化をにらんで、武器製造に資本を投入するだろうか?。

もちろん、ウクライナだけを見れば、さっさと切り上げて緊張緩和するのが得策だが、追い込んでしまったロシアの今後を考えれば、もう少しウクライナに頑張ってもらって、その間に「ポストウクライナ」の時代にロシアと対峙するための「生産力」を整えたいところだ。

毎度、確信に満ちた決意表明なウクライナ大統領は、来年の反転攻勢について触れている。

「詳細は明かせないとしながらも、ウクライナは2024年の戦場計画を策定していると表明。」(ロイターの記事:以下同じ)

「どの方向に進むべきかについて極めて具体的な計画がある」

「困難だが、成功すると確信している」

今年の反転攻勢に先立って、米国はバーンズCIA長官を送り込んでいる。

半年に1度の訪問がスケジュール化されているとすれば、年末年始の辺りに再び訪れることになるだろう(未確認)。

浮沈子は、ゼレンスキーが反転攻勢とは言っていない点に注目しているが、それは、あまり重要ではない(そもそもムリポだし)。

ポストウクライナを見据えた、対ロシア戦の長期化が課題だ。

その間に、米国や欧州の武器弾薬の生産体制を整える(そうなのかあ?)。

時間稼ぎだな。

ロシアだって、そんなことは見え見えだから、黙ってのんびり構えてはいないだろう。

そんな余力があるかどうかは知らないが、投資した軍事生産力を活用した新たな事業(=戦争)をおっぱじめる可能性もある。

大欧州戦争は想定の範囲内だが、まあ、西側もそれなりに備えているしな。

早期の投資回収というわけにはいかない。

んでもって、やっぱ順当にヤバいのは中東だろうな。

ロシアとイスラエルの関係は、必ずしも悪くない(イスラエルは、経済制裁に賛成していないし、ウクライナに武器供与もしていない)。

足元のかじ取りは難しい情勢だが、中東での米国の関与をけん制する上では、イランとの関係を重視するのが得策とされている。

(深まるプーチン大統領の苦悩、ハマス・イスラエル紛争で「股裂き」外交に)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77773?page=4

「イランを後押しすることこそが、ウクライナの背後にいるアメリカと戦うロシアの国益に最大限沿うことに」

難しい選択だが、大枠で崩れることはない。

敵の敵は味方だ。

新・悪の枢軸(ロシア、イラン、北朝鮮?)は健全だ。

その背後に見え隠れする中国の影。

世界中に有り余る軍事力のとばっちりを撒き散らしているのは、米国だけではない。

ポスト冷戦下の低強度(中強度)紛争の時代を、いかに凌ぐか。

各国には、軍事力増強に伴う緊張の増加を抑制する努力が求められている。

平和が戦争を生むことがあってはならない。

といっても、無理か・・・。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

それが、西側のポストウクライナに向けた軍備生産力の増強に必要な時間稼ぎであったとしても、ウクライナへの支援は続くだろう。

欧州が模索する、戦場で勝てないウクライナから如何にして利益を引き出すかという問題に対する、答えの一つかもしれない。

これには、数年の時間が掛かる。

その間、ウクライナは生き延び続けることができるかも知れない。

その後どうなるかは、まあ、妄想するしかない。

米国は、その間に生産力を回復させるかもしれないし、そうでないかもしれない。

あくまでも欧州にコミットし続けるということなら、NATOを通じてロシアと対峙するだろうし、そうでなければ、米国の内向きの利益に閉じこもることになる。

浮沈子は後者と見ている。

欧州の利益の確保は、欧州が対応すべきだ。

米国は、ウクライナにコミットする利益を見失いつつある。

いや、そもそも、ウクライナに米国の権益はない。

国家は正義では動かない。

損得で動く。

正義の戦争から不正義の平和へ。

メンツを保ちながら、移行するのは大変だな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナは勝てない)
https://www.ryusuke-m.jp/6649/

「ところが、その中抜きしている連中の名前をCIA(米国中央情報局)は掴んでおり、先日、ウクライナを訪問したウィリアム・バーンズCIA長官はその名簿リストをゼレンスキー大統領に叩きつけました。」

時期的には、6月の訪問だな(その後の訪問かどうかは未確認)。

表向きは、反転攻勢の計画を確認しに行ったことになっている。

「なんと名簿リストのトップにはゼレンスキー大統領の名前があった」

まあいい。

このブログ記事の信ぴょう性は何とも言えないけど、浮沈子的に気になったのは、米国の紛争対応能力に関する記述だ。

「冷戦期の米国(米軍)は、ユーラシア大陸を取り囲む、ヨーロッパ、中東、東アジアの3か所うち、同時に2か所で戦争を遂行できる戦力を維持してきました。」

「それが、クリントン政権末期には、1か所でしか対応できないまでに戦力を減らしてしまいました。」

平和の配当というやつだな。

「現在では「1か所でも対応できないのでは…」とさえ言われています。」

「・・・なおかつ中東(イスラエル・ハマス戦争)でも戦争がはじまろうとしています。」

まあ、始まってはいませんが(戦争しているのは、イスラエルです)。

「これを機に、中国が台湾を侵攻したらどうなるのでしょうか。」

あと数年先だと思うんだがな。

軍事侵攻は、できれば避けたいと思っているだろうが、排除はしていない。

浮沈子は、間違いなくやると思っているけど、その際に米国がどう対応するかが問題だ。

不沈空母である日本丸の全国の空港を接収し、そこから爆撃機を飛ばして支援するんだろう。

当然、中国は敵基地反撃を行うから、我が国は火の海になる。

戦死者数では、米軍の兵士のそれを上回るとされている。

先日は、オスプレイを予告なく緊急着陸させてみて、サウンドを行っているしな(そうなのかあ?)。

とばっちりを受けないようにしないと、横田にある米軍司令部とかも狙われるかもしれない。

浮沈子が棲息している東京都大田区には、羽田空港(東京国際空港)という世界に冠たる超過密な国際空港があるからな。

中国の中距離弾道弾の半数必中界がどれ程かは知らないが、あまり精度が良さそうな気はしないしな。

まあ、どうでもいいんですが。

米国は、表向きアピールしているほど、台湾マターには関与しないのではないかと見ている。

どうなるかは分からないが、その頃には、紛争関与能力が飽和しているだろう。

中国は、ウクライナ紛争においてロシアを間接的に支援することによって、それを狙っているのかもしれない。

2027年が山場と言われる台湾有事。

状況によっては、時期の変更はあり得る。

年が明ければ、僅か3年後の話だ。

うーん、ウクライナが持つかどうかだな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(プーチン大統領 ウクライナ東部に近い軍司令部訪問 作戦指示か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231110/k10014254161000.html

「東部ドネツク州のアウディーイウカ、バフムト、マリインカそして東部ハルキウ州のクピヤンシクの4つの方面で激戦」

・アウディーイウカ:ロシアが攻撃
・バムフト:ロシアが攻撃
・マリインカ:ロシアが攻撃
・クピヤンシク:ロシアが攻撃

バムフトは、ロシアに占領されたのち、ウクライナ側が攻撃していてロシアは守勢だったが、再び周辺地域への攻撃に転じたようだ。

つまり、攻勢をかけているのはロシア軍であって、ウクライナは「守勢」にまわっていることになる。

「激戦」というのは、ロシア軍の激しい攻撃にウクライナ軍が必死に耐えている姿だ(そうなのかあ?)。

「あなた方の仕事はロシアの新たな地域であるドネツク州とルハンシク州、ザポリージャ州とヘルソン州で特に重要だ」(プーチン:内務省へのメッセージ)

これらを見ると、ウクライナ全域の支配というより、併合した地域の完全支配を目指しているだけのような気がするけどな。

ロシアとしては、それが基本であることに違いはない。

プーチンは、東部地域と南部地域の戦略的意義を明確に区分している気がする。

東部地域は、併合した2州の支配を確実にすること、南部はクリミアへの回廊確保と黒海へのアクセス遮断だ。

オデッサへの侵攻を前提とした軍事圧力の強化を狙っている。

クリミアは、おそらく軍事的価値というより、象徴的な意味合いが強いかもしれないけどな。

海軍艦船への攻撃が続くようなら、わざわざ敵の面前に静止目標である海軍基地を展開しておくのは愚の骨頂だ。

通常の戦争なら、そういう攻撃を行うに必要なミサイルを発射しそうな施設や、航空機発射なら、それらが離着陸しそうな空港を攻撃するんだろうが、ロシアはそれをしていない(できない?)。

ロシアは、特別軍事作戦とか言って、真面目に戦争してないからな。

いろいろ考えているんだが、どうやらウクライナの攻撃力を削ぐというより、西側が支援している状況を継続させたがっているのではないか。

つまり、戦闘の長期化に伴って、戦力を喪失しているのは支援している西側の方ではないのか。

まあ、双方損失は出しているだろうが、ロシアは引くところは引いて守りを固め、攻撃するところを絞って消耗を制御している。

クリミアの海軍施設も例外ではないだろう。

東部は、明らかに占領地の維持拡大をめざしている。

つまりだな、戦闘の主導権は、ロシアが握っているわけだ。

ウクライナは、攻撃されたところを守り、撃退したこと、ロシアに損害を与えたことを戦果として発表することで精いっぱいだろう。

クリミアへのピンポイント攻撃、ヘルソン州での渡河作戦程度しか、反撃のニュースはない。

クリミアへの攻撃は、領土奪還とは程遠いし、渡河作戦はリスキーだ。

ひょっとしたら、ある程度成功するかもしれない。

しかし、その後の進軍には兵站が細いからな。

急速な展開は望めない。

年内の進展はないな。

「ロシア軍は東部で攻撃を維持しながら、ザポリージャ州で防衛作戦を実施していて、ヘルソンでのウクライナの作戦に対応するための増援部隊に苦労している」(アメリカのシンクタンク「戦争研究所」)

妥当な分析だろう。

消耗させられているのはロシアではない。

西側の軍事産業全体が、消耗戦に巻き込まれている。

ウクライナは、既に、兵力において消耗戦のドツボに嵌っている。

反転攻勢どころではない。

クリミアへの攻撃にしても、艦船からのミサイル攻撃に対する防御が目的だしな。

領土奪還に直接通じる攻撃ではない。

やれやれ・・・。

だが、防御戦として見れば、ロシアが通常戦争のセオリーを崩していることから、かなり善戦する可能性がある。

ウクライナ側が要塞化を徹底し、防御し続けることが出来れば、いくら兵士が畑で取れるといっても、ロシア国内での批判は高まるに違いない。

その上で、ピンポイントの攻撃を続けることが、ウクライナが長期戦を戦い続けるうえでの戦術になるだろうな。

もちろん、海外からの支援は欠かせない。

反転攻勢というのは、そのための方便(=嘘?)だったわけで、西側はまんまと騙されてしまったわけだが、防御戦ということになれば、それなりの戦術と支援が期待できるだろう。

領土奪還という錦の御旗は、分割和平案を拒否し続ける上で降ろすわけにはいかない。

ウクライナの戦略は、それなりに整合している。

しかし、領土奪還をどうやって進めるのかという勝利の方程式は見えていない。

戦場で勝てないウクライナが、どうすれば奪われた領土を取り戻すことが出来るのか。

中国の仲介によって、領土の一体性を維持しつつ停戦なり休戦に持ち込むという話は消えた(未確認)。

米国は、是が非でもそれは避けたい。

が、どこかで何らかの停戦が実現しなければ、双方の消耗戦が果てしなく続くことになる。

ロシアは、ウクライナだけを見ているわけではないからな。

少なくとも東部ヨーロッパ、可能なら欧州全域を見据えた戦略の中で動いている。

ウクライナの東部戦線での攻撃においては、米国や欧州の武器弾薬の生産能力を見据えて強弱をつけてくるかもしれない。

既に、西側の在庫は適正値を割り込んでいる可能性が高い。

今、ロシアの攻撃を受けて、持ち堪えられるかどうかはビミョーだろう。

欧州大戦争で矢面に立たされるベラルーシのこともあるしな。

ウクライナ情勢は、新たなステージへ移っている。

ザルジニーは、反転攻勢を進める5つの条件を挙げたが、それはそっくりそのまま防御戦の条件になるだろう(地雷原の突破は、自軍の地雷原による防御に読み替えてな)。

表向き、領土奪還や反転攻勢の錦の御旗は降ろせない。

反転攻勢できない理由を何か考えなければならないけど、兵士や弾薬が不足しているからとは言えないからな。

それらしい理屈をつけて、正当化しなければならない。

どちらかといえば、国内向けということになる。

大統領の求心力が衰えれば、現在のウクライナでは領土分割での停戦を模索するしかなくなる。

領土奪還に向けてのタイムラインを示す必要があるかもしれない。

100年でも200年でも、必ず取り返すぞと(そうなのかあ?)。

1年や2年で不可能なことは、今年証明済みだ。

西側の支援が現状を維持できたとしても、現在の兵力では反転攻勢は望めない。

防御戦が精いっぱいだろうし、西側の支援が今後減少することを考えれば、新たに領地を奪われることを前提として戦略を立て直さなければならなくなる。

防御しやすい地点まで、後退する。

渡河作戦なんて、やってる場合じゃないだろうな(撤退する際の伸びしろかあ?)。

将来、西側の生産能力が増強されることがあれば、その時点で反転攻勢を謳ってもいい。

それまでは、消耗を抑え、自軍の兵士を温存しておく必要がある。

それは、NATOの戦略とも呼応する。

ロシアが欧州大戦争を前提として動いているとすれば、ウクライナもNATOの戦略の中にいやおうなく組み込まれていく。

停戦の均衡点は、ウクライナ対ロシアではなく、NATO対ロシアのスキームの中で決まるだろう。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(EU、弾薬100万発供給は困難 ウクライナへ、計画進まずと報道)
https://news.yahoo.co.jp/articles/069f962e38cbeb824055fd1eb6e59f3dca5e8774

「弾薬はウクライナで不足が深刻化する一方、ロシアは自国生産を加速し、北朝鮮からも提供を受けている。」

「EUは3月、1年以内に100万発の弾薬をウクライナに供与する計画を承認した。ブルームバーグによると30%しか達成できていない。侵攻が長引く中、弾薬不足は対策が急務となっており、EUは近く開く国防相らの会合で話し合う見通し。」

ひょっとすると、各国の在庫の取り崩しで調達しようという話になるのかもしれない(未確認)。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

それって、ロシアの思うつぼじゃん!?。

ドニエプル川の渡河作戦についても、ロシア側の情報を出している。

「ウクライナが軍人約500人と小型艇15隻を失ったと主張。9日にも上陸を図ったウクライナ軍海兵旅団の部隊を撃破し、11人を捕虜にした」

「ウクライナ軍が上陸を試みたが、撃退」

損失の規模とかは多少下駄を履かせているかもしれないが、「撃退」とか「撃破」いうところに力が入っている気がする(そうなのかあ?)。

「阻止」とか「防衛」じゃない。

まあ、どうでもいいんですが。

渡河作戦は、どっちがやっても上手くいかない。

が、圧力をかけることは必要だからな。

またやるに違いない(そうなのかあ?)。

500人というのは、昨年の開戦当初に、同様の渡河作戦でロシアが被った損害の規模と同じだ。

うーん、韻を踏んだのかもな(そんなあ!)。

問題は、そっちじゃなくて、弾薬の不足とその調達方法がヤバいという点だ。

NATO側の在庫を減らして支援すれば、ロシアが戦端を開いた時に応戦しきれなくなる。

もう、それを見越して調達しなければならない時期になっている。

反転攻勢どころではなく、防戦一方で戦略を練り直す必要が出てきている。

そんな状況でも、ウクライナは停戦交渉に臨むことができないでいる。

西側は、究極の選択をするかも知れない。

NATO本体を守るために、ウクライナを差し出すわけだな。

やれやれ・・・。

勝てないウクライナは、ウクライナのせいではない。

西側が不十分な支援しか与えられないのは、少なくとも現状で武器弾薬の生産量が足りないわけだ。

やっぱ、エマニュエルトッドの言う通りなんだろうか・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ軍 激戦続く東部で「ロシア側に大損失与えた」発表)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231111/k10014255151000.html

「ロシア側の損失は兵士およそ1万人」

「ウクライナ側に兵士およそ500人の損失」

N社の印象操作というか、なんというか・・・。

ロシアはウクライナの20倍の人的損失を出しているということなわけだ(そういうことかあ?)。

もちろん、そんなことはない。

1万人は1か月間だし、500人は1週間だ。

それでも、5倍ということになるが、戦場が異なるからな。

「東部ドネツク州のアウディーイウカ」

「南部ヘルソン州のドニプロ川の東岸周辺」

それにしても、1か月で1万人の犠牲者というのは多い。

同じ戦線でのウクライナ側の戦死者とかの発表は、もちろんない。

「プーチン大統領がウクライナ東部と国境を接する、ロシア南部ロストフ州にある軍の司令部を視察」

それでも、多大な犠牲者を出した前線近くの司令部をプーチンが訪問しているということは、この戦線に勝ち目があり、自分の手柄になると踏んでいるからだろう。

負けそうなら、訪問などせずに、司令官の首を挿げ替えるだけだからな。

「この1週間でドネツク州でウクライナ軍を撃退した」

ウクライナは、明け渡したバフムト周辺で反撃を試みていたようだが、実らなかったんだろうか(9月中旬頃までは、順調に反撃していたようだ)。

まあいい。

「不足が指摘されている車両や装備品を視察する姿を国営メディアが公開」(ロシア側)

つまり、プーチンが行った後には、車両や装備品は整うわけだ。

手ぶらで行くわけにはいかないだろうからな。

浮沈子的注目は、ザルジニーがこのタイミングでアウディーイウカにおけるロシア軍の損害を総括した点だ。

本格的な攻撃を受け始めてから、ちょうど1かげつということもあるだろうが、そろそろ、大規模な攻撃には不適なシーズンになったのかもしれない。

ロシア側も、「撃退」と言っているからな。

小規模な衝突は続くだろうが、お互いに今年の戦闘は一段落ということか(未確認)。

マークミリーが期限を切った反転攻勢は不発に終わった。

ウクライナは、大規模な損失を出さなかったかもしれないが、これといった成果を上げることもなかった。

クリミアの海軍力を後退させたことくらいか。

が、制海権を取り戻すところまでは行っていない。

ロシアは、相変わらず、海上交通を妨害する意思を明確にしている。

(ウクライナ南部港で民間船にロシアのミサイル命中、1人死亡)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SHLMS7SM3ZJDRC54IDUXD2AVU4-2023-11-08/

「8日、南部オデーサ(オデッサ)州の港に入港していたリベリア船籍の民間船の上部にロシア軍のミサイルが命中」

「ロシアは7月に黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱して以降、ウクライナの港湾インフラを繰り返し攻撃」

「ロシアは穀物輸出合意から離脱して以降、港湾インフラを標的にした攻撃を21回実施」

ウクライナの反転攻勢を封じ、引き続き、インフラストラクチャーへの圧力を強めている。

ただし、大規模なミサイル攻撃というのは、最近、見られなくなった。

ウクライナ側は、冬季の電力等の攻撃のために、在庫を増やしていると見ている。

浮沈子は、そうではないと思い始めている。

ウクライナの生産力は、既に十分に低下している。

積み増している在庫は、前線の戦術的目標のための可能性がある。

ザルジニーは、さっさと総括しちまったが、ロシア側はまだまだやる気満々だ。

そう、プーチンが司令部に行って、はっぱかけているくらいだからな。

(ウクライナ首都にミサイル ロシア、9月以来の攻撃)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023111100422&g=int

「52日間の休止を経て、キーウへのミサイル攻撃を再開した」

あれま!。

またもや、ハズレかあ?。

「弾道ミサイルは極めて高速で飛来し、巡航ミサイルと異なりレーダー上で捕捉できない」

ロシアは、キエフを攻撃することによって、戦闘継続の意思を明確にしている。

逆「反転攻勢」(=ロシア側の攻勢)は、まだまだ続きそうだ・・・。

<またまた追加>ーーーーーーーーーー

(スロバキア首相、民間企業のウクライナ武器輸出は反対せず)
https://mainichi.jp/articles/20231107/k00/00m/030/072000c

「北大西洋条約機構(NATO)加盟国のスロバキアには、砲弾や戦車のメーカーがある。」

ウクライナにとっては、隣国からの実質的な支援が続くというのは心強い話だろう。

「スロバキアは年間約18万発の砲弾を生産し、ウクライナへの重要な弾薬供給国」

うーん、ちょっと量的にはショボい気がする。

依然読んだ、エストニアの分析では、ロシアは1日で1万発の砲弾を打ち尽くすというからな。

3週間、持たない・・・。

まあいい。

「ウクライナには武器も弾薬も送らない」

「この公約はスロバキア軍の備蓄から供与される武器のみが対象」

つまりだな、送らないのではなく、「送れない(これ以上在庫を取り崩すことはもうできない)」というわけだ。

もともと、隣国ということもあり、国力に比べて過大な支援を行ってきたわけで、適正在庫を維持するというのは正常な判断だ。

地理的には、ウクライナのみに接しているから、バルト3国やポーランドのように、ウクライナの戦況と関係なく、いきなり攻撃を受ける心配は少ない。

が、ポーランドのように、米国が最新兵器をじゃぶじゃぶ提供しているド派手な国と異なり、ひっそりと防衛しているんだろう(未確認)。

(ウクライナ、東部アウディーイウカで防戦続く…ロシア軍が4万人集中し1日60回超攻撃)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231112-OYT1T50024/

「スロバキアの新政権は、ロシアの侵略を受ける隣国ウクライナへの軍事支援の一部停止を決めた。」

「弾薬400万発などの供与を盛り込んだ前政権の支援案の承認を見送った。」

「スロバキア軍の在庫からの兵器供与は停止する意向」

「これまで戦闘機などを積極提供してきたスロバキア軍が新たに供与できる備蓄は少ない」

やっぱ、供与「しない」のではなく、供与「できない」のが実情なわけで、それは戦場で勝てないウクライナという現状認識が根底にある。

「米欧諸国の「支援疲れ」の象徴」

浮沈子的には、もっと根深い、本日的な理由からの判断だと見ているけどな。

ウクライナは、自分とこが負けちゃえば、次はNATOが攻め込まれるんだから、引き続き、ご支援の継続をよろしくと訴えているわけだが、勝てないということになれば、負けちゃった後の心配もしておかなければならんからな。

在庫の取り崩しには限度がある。

長期戦は、確かに生産力の勝負になる。

1日1万発の砲弾を作り続ける能力がなければ、この戦争には勝てない。

「フィツォ氏は国内企業が製造する弾薬などの輸出は容認する構えで、戦線への影響は限定的だとの見方が強い。」

年間18万発じゃあ、焼け石に水だからな。

それにしては、400万発の供与を決めた前政権は、ずいぶん気前が良かったということになる。

在庫のほとんどを供与するということなわけだ(未確認)。

まあ、どうでもいいんですが。

ハンガリーの決定が、戦場で勝てないウクライナという「事実」に基づくものであるなら、その影響はやがてバルト3国やポーランドに及ぶだろう。

明日は我が身ということで、GDP比で高い支援を続けているけど、自軍の強化に充てた方が有利だという判断になりかねない(そうなのかあ?)。

読売の記事からは、東部戦線の戦況について、エストニアが冷静に見ていることが読み取れる。

「エストニア公共放送は10日、同国軍関係者の見方として、露軍はアウディーイウカを含むウクライナ東部に1日60回超の攻撃を仕掛け、主導権を握っていると伝えた。」

「エストニア軍高官は、アウディーイウカの戦況について、ウクライナ軍が持ちこたえているが、兵力に余裕がある露軍が制圧する可能性に言及」

うーん、やっぱ、ネックはウクライナの兵力不足だ。

「アウディーイウカの制圧は前線への補給を容易にし、露軍にとって戦略的な価値がある」

東部戦線は、アウディーイウカでおしまいになるわけじゃないということだな。

ドネツク州全域の制圧は、時間の問題と見ているわけだ。

長期戦だから、年単位の時間かも知れないけどな。

ウクライナは、自軍の兵力の損耗を避けるために、後退せざるを得なくなる。

そりゃあ、ロシア軍に多大の損失を与えたことは、「戦果」として誇っていいかもしれないが、結果が「撤退」なら、戦争としては負けたことになるからな。

ロシアが、兵力の損耗を受けて、以後の攻勢が弱まり、戦争継続が困難になるということなら、その撤退にも意味はある。

戦線を立て直して、再度、反転攻勢のチャンスをうかがうことが出来るからな。

その意味では、後方から支援する西側に対して、露軍の損耗をアピールすることは重要だ。

「アウディーイウカへの猛攻が続いた過去1か月間で、露軍に約1万人の人的損害を与え、露軍の戦車100両超や戦闘機「Su(スホイ)25」7機を破壊した」(ウクライナ軍トップのワレリー・ザルジニー総司令官)

問題は、エストニア軍高官が認識してるロシア軍の兵力の余裕がどれ程かということになる。

そして、さらに問題なのは、対抗するウクライナ軍の兵力が、今後持ち堪えられるかどうかということなわけだ。

軍人さんはそういう問題については専門家だ。

戦意を鼓舞したり、世界を巻き込んで支援を取り付けるのは政治家の仕事だが、戦場に供給される資源を冷静に評価し、適切に運用するのは軍人の仕事だ。

ザルジニーも、エストニア軍の高官も、その点では適切な評価をしていると見るのが妥当だろう。

そういう評価を、マスコミにべらべらしゃべっちゃっていいかどうかは、別の問題だがな。

それ自体が情報戦であるという可能性もあるから、一概に否定はできないけど、ウクライナの兵力不足は構造的にも想定されるし(人口はロシアの3分の1)、米軍の懸念も報じられているから、程度はともかくとして問題の存在は明らかだ。

加えて、弾薬不足が、急速に表面化しつつある。。

浮沈子は、だからといってエマニュエルトッドのように、「米国はすでに負けている」とか、短絡的には考えていない。

西側には、潜在的な生産力は十分にあるだろう。

NATOが参戦しないというのは、西側の政治的選択であって、純軍事的に選択しているわけではない。

ウクライナへの支援が限定的に行われているのは、戦域を限定して、状況を管理可能な範囲にとどめておくという目的に沿ったものだ。

もちろん、それはロシアにとっても望ましい話だ。

双方の利害は一致している。

今のところ、多少の例外(モスクワにドローン飛ばしちゃったり、エンゲリス爆撃しちゃったり)はあるけど、このスキームは維持されている。

が、コップの中の嵐が外へ溢れないという保証はない。

西側が、溢れた水を受ける「大きなたらい」を用意しておくということは十分にあり得る話だ。

生産力の増強を計れば、ロシアを追い込んで戦闘国家にしてしまったことにも対応できるかもしれないしな。

ロシアは、すでに様々な局面で、西側と結んでいた軍備管理協定から離脱を始めている。

まだ、全面撤退ではなく、停止とか一部の廃止に留まって見せているけど、いつでも全面対決する気はあるぞという意思表示はしているからな。

そういうシグナルを受け取って、西側がどうするかもの問題になっている。

喧嘩を始めたいきさつについては、まあ、いろいろあるかもしれないが、事態をエスカレートさせるかどうかは今後の問題だ。

ウクライナを差し出して喧嘩を収めるのか、覚悟を決めて軍備の生産力を拡大して受けて立つのか。

正義の戦争を続けるか、不正義の平和を認めるのか。

(米中首脳会談15日実施へ “地球規模の課題について協議”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231110/k10014254561000.html

「・・・地域の課題のほか、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突など、地球規模の課題について協議する」(アメリカ政府高官)

米国高官が、ウクライナ侵攻を「地域の課題」ではなく、「地球的規模の課題」と認識している点に注意だ(ガザ侵攻がそうかどうかは、浮沈子的には疑問だがな)。

米国には、ウクライナ問題を、場合によっては西側のグローバルレベルの軍事戦略にエスカレートさせる気があることをほのめかせている(そうなのかあ?)。

そのことを、中国を相手に協議するというところに時代の変化を感じる。

米国は、「すでに負けている」わけではない。

まだ、戦いを始めてさえいない。

現状は、あくまでも「支援」に留まっている。

それは建前上もそうだし、産業構造を軍需産業に傾斜させるかどうかという国家戦略の点からも言える。

戦争したがっている連中には不自由しない国だからな(そうなのかあ?)。

そういう輩にとっては、ロシアを追い詰めて戦闘国家に変容させることだって、織り込み済みだったのかもしれない。

降りかかる火の粉は、払いのけなければならないからな。

ウクライナでの小さな紛争を火種にして、世界を再び戦火に塗れさせていく。

紛争をエスカレートさせるノウハウは、米国のお家芸だ。

バイデンが、習と何を話すかは知らない。

まさか、中国から弾薬を調達する交渉じゃないとは思うけど(わからんぞお?)。

21世紀は宇宙時代だからな。

地球規模の話どころか、月面の支配をどうするかという、ユニバーサルな話題になるかもしれない。

先に国旗を立てたのは米国だとか、半世紀も放棄していたんだから、その権利はすでに失われていて、2020年代に中国が再上陸(っつーのかあ?)すれば、こっちの権利が優先されるとかな。

そういう罪のない話題になってくれるといいんだがな・・・。

<もっと追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナの新たな突破口候補に ドニプロ川左岸で海兵隊が前進続ける)
https://forbesjapan.com/articles/detail/67258

「3週間前、海兵隊部隊はウクライナ南部ヘルソン州の広いドニプロ川を渡り、ロシアの支配下にある左岸(東岸)側の集落クリンキに橋頭堡(きょうとうほ)を確保した。」

「クリンキから、さらに南へと海兵隊部隊は前進している。」

この記事が書かれた時期は不明だが、既にとか作戦は失敗に終わったと報じられている。

「ウクライナが軍人約500人と小型艇15隻を失ったと主張。9日にも上陸を図ったウクライナ軍海兵旅団の部隊を撃破し、11人を捕虜にした」(再掲:<さらにさらに追加>参照)

「ウクライナ軍が上陸を試みたが、撃退」(同上)

フォーブスの記事は、ドラマチックでわくわくする。

記事を通じて事実を確認する際には、その部分を注意深く排除していかなければならない。

浮沈子的に興味をひかれたのは、以下の記述。

「冬が近づくにつれて、メリトポリ以西の兵站の状況はますます悪化していく可能性が高い」(ワシントンD.C.にある欧州政策分析センター(CEPA)の上級研究員ジャン・カルバーグ)

リンクが張ってあったので、元記事を読んだ。

(ウクライナ — 勝利は思っているよりも近い:2023 年 8 月 23 日の記事)
https://cepa.org/article/ukraine-victory-is-closer-than-you-think/

「ウクライナ軍はここからさらに10~15キロ(7~10マイル)進む必要があり、軍と軍隊の戦闘能力にとって極めて重要なロシアの東西輸送路に銃を向ける必要がある。」

それから、3か月近くが経過しているが、長距離砲がロシア軍のロジを粉砕したという話は聞かない(一部の攻撃が行われたという報道は読んだ記憶がありますけど)。

フォーブスの記事の著者は、ドニエプル川渡河作戦の成功(?)の理由の一つに、ロシア側の戦力不足を挙げているが、それは、少なくとも兵站の不足が原因ではないだろう。

「状況はすでに悪いとみられ、ロシア軍はドニプロ川左岸の部隊への補給に苦慮している。」

それは事実かも知れないが、問題は既に認識され、対応されているようだ(「撃破」とか「撃退」とか言ってるしな)。

もちろん、ロシア国内向けの「でっち上げ」の可能性もある(未確認)。

浮沈子も、兵員の損失が500人というのは、いささか怪しいと見ている(多過ぎね?)。

小型舟艇での渡河作戦で、んな大勢渡すかよ・・・。

記事では、「浮橋(ふきょう)」使用の可能性についても触れられているけど、記者も確認はしていない。

「前進する際に天候は深刻な障害になり得る。しかし、わが軍の部隊の前進方法を考えた場合、車両を使わず前進することがほとんどなので、この段階の反攻に大きな影響があるとは思わない」(ウクライナ軍の将官オレクサンドル・タルナウスキー:CNNのインタビューで)

「彼らは10〜15人のチームで主に徒歩で前進するので、天候が悪化しても反攻を継続できそうだ。」

つまりだな、少数の歩兵が動き回る段階からの前進は、冬季は期待できないということになる。

もう一つ気になったのは、海兵部隊の転用だ。

「強襲渡河作戦に向けて精鋭部隊を転用」

「東部ドネツク州から転戦してきたウクライナ海兵隊の第35、第36、第38各海兵旅団の部隊」

夏ごろからの長期に渡る電子戦、ヘリコプターによる援護など、ウクライナ軍は渡河作戦に向けて、周到な準備をしていることが分かる。

そして、激戦が行われている東部ドネツク州から「精鋭部隊」を引き抜いて投入している。

が、それでも、渡河作戦はリスキーだからな。

この記事からは、その後の展開を占うことはできない。

ウクライナ軍は、もちろん、一方的にやられているわけではないだろうし、ロシア軍の防御が薄いところ(河川という天然の要塞があるからな)を狙って、困難な作戦を遂行する能力も持っている。

しかし、それが戦況に大きな影響を与えるところまで進展していないこと、記事からも分かるように、冬季に向けて進展しそうもないことも確かだ。

「西側の多くの専門家や政治家がウクライナでの戦争は「膠着状態」に陥っていると断じ、ウクライナはロシアと停戦交渉をすべきだと主張している。」

浮沈子は、膠着状態というのは、ウクライナに贔屓目に見た時の評価だと思っている。

今や防戦一方で、ひょっとすると崩壊寸前というキビシー見方だ。

ヘルソン州における渡河作戦は、おそらく唯一の例外かも知れない。

クリミアへの攻撃もあるけど、あれは防御戦の一環だからな。

海軍の艦艇による黒海からの攻撃を減らしたいわけだ。

ただ、その効果のほどは分からない。

渡河作戦も、たとえある程度成功したとしても、大きな影響はないだろう。

長期的には、弾薬の不足、兵員の不足で、戦闘継続が困難になり、厳しい条件での停戦交渉に追い込まれることになる。

専門家は、過去の栄光にとらわれた贔屓目の評価はしないものだし、まともな政治家はさらにその先の未来を見据えて行動する。

停戦交渉を拒否し続けることは、戦争終結を戦場での決着に委ねることを意味している。

ロシアは、受けて立つ気でいるからな。

そんな中行われる米中首脳会談は注目だ。

中国がロシアへの支援を打ち切れば、少なくとも欧州大戦争への突入を遅らせることができ、その間に西側が武器弾薬の生産能力を拡大する時間稼ぎが出来る。

ウクライナに引き続き弾薬を供給したりしても、まあ、ちっとは安心できる(そうなのかあ?)。

が、中国がロシアとの関係を強化し、大欧州戦争への突入時期が目前ということになれば、ウクライナを支援している余裕はなくなる。

NATOの備蓄を増やすことが優先で、桁違いの消耗戦に備えなければならない。

バランスの問題と、開戦想定時期の評価が絡むから、明日、直ちに支援がゼロになるわけではないだろう。

この冬の間は、それなりに続く。

が、来春以降、どうなるかは分からない。

G7外相会合では、揺るぎない支援を表明したようだが、まあ、外交だかな。

そう言うに決まっている。

浮沈子は、少なくともロシアが併合した4州の全ての地域をロシアが実効支配していない今の時期に停戦交渉した方がいいと思っている。

でないと、今後、ウクライナが後退を余儀なくされた時点では、地理的に不利になるだけでなく、ロシアの譲歩を引き出すことも困難になる。

早ければ早いほどいい。

少なくとも、来春以降に事態が好転する見通しはない。

それとも、ゼレンスキーはとっておきの秘密のカギでも持っていて、起死回生の一手を打つことが出来るとでもいうんだろうか(やっぱ、核弾頭持ってるのかも!?)。

まあ、どうでもいいんですが。

ウクライナの反転攻勢は不発に終わった。

6月と言われる開始時期から奪還できた面積は1パーセントにも満たない(0.3パーセントと言われている)。

東部戦線で押し切られれば、マイナスになる恐れもある。

バーンズCIA長官(以前の駐ロシア大使)は、プーチンのウクライナへのこだわりを軽く見てはいけないと警告している。

その思い上がりを叩き潰すために、今年の6月、ウクライナの反転攻勢を承認した(たぶん)。

彼は、それ以前に、米国の支援が年内に不確実になる可能性も、ゼレンスキーに告げている。

その時点(今年の1月)では、もちろん、イスラエルとハマスの紛争は見えていない(予兆はあったでしょうけど)。

いや、CIAはハマスの襲撃の時期を掴んでいたかもしれないしな(浮沈子の妄想の中では、知っていてやらせたことになっているし・・・)。

案の定、全世界の関心はウクライナから離れ、支援継続の不透明さは増大した。

(米下院議長が新たなつなぎ予算案提示-政府機関閉鎖のリスクやや後退)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-11/S3ZBNVT0G1KW01

「イスラエルやウクライナへの新たな支援も除外された。」

要するに、ウクライナは、期限内にレポートを出せない落第生になっちまったわけだ。

ウクライナは、東部戦線から精鋭部隊を引きはがして、南部に送っている。

戦術的には攻勢から守勢に転じれば、兵力を節約できるからな。

必ずしも誤りとは言えない。

まして、攻撃の要となる海兵隊は、守勢では不要だ。

用兵は正しい。

が、それで得る戦果は微々たるもので、リスクも高い。

その高いリスクを冒さなければならない状況に追い詰められている。

レポートを出せなければ、落第だ・・・。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

双方が停戦交渉に応じない以上、戦場でケリをつけるしかない。

優秀な兵士は、その間にも命を失っていく。

春まで生き延びることが出来れば、命が繋がるかもしれない。

しかし、今の状況が続く限り、その保証はない・・・。

<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー

(「ロシア軍、弱体化続けてる」拘束中のロシア軍事評論家、書簡で警鐘)
https://www.asahi.com/articles/ASRC75GVCRC7UHBI011.html?iref=pc_extlink

「ロシア軍は弱体化を続けている」

「2014年にウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派武装勢力とウクライナ軍が武力衝突した際、親ロ派の司令官を務めた。」

おっと、内部告発かあ?。

が、記事を読むと、そうでもない感じだ。

「ハルキウ州クピャンスク方面や、ドネツク州リマン方面で進軍に失敗」

いずれも、ウクライナ側から激戦(=ウクライナ軍の苦戦?)が伝えられてるところだな。

「ドネツク州アウジーイウカについても、「成功は戦術的なものにとどまり、非常に深刻な人員と装備の損失をもたらした」と指摘」

まあ、現場指揮官の目線で見れば、損失を憂える気持ちは分からないではない。

「ロシア軍は新たな作戦上の危機を排除するため、残りの秋から冬にかけて守勢に回る必要がある」

ドニエプル川の渡河作戦を踏まえた指摘だが、装備の供給や人身の補充についていえば、ロシアは潤沢な方だろう。

大体、現場は常に全てが不足していると感じるものだ。

そして、客観的評価というのは、結局、勝ち負けで判断するより仕方ない。

ロシア軍は、態勢さえ整っていれば、防御戦については善戦していると言っていい。

人的損失を無視した突撃に頼っていると伝えられる攻撃については、まあ、内部から見ていても常軌を逸しているということになるのかもしれない。

やはり、プロの目から見ても、ロシアの戦術や戦略に穴があることは確かなようだ。

過ちを犯さない司令官などいないだろう。

配属された兵士はたまらんだろうがな。

が、戦争というのはそういうものだ。

問題は、どれだけのリソースをいつどこに投入して、どんな戦果を挙げられるかという点だ。

それが、次の戦略目標を明らかにし、投入するリソースの調達を決定する。

緒戦での勝ち負けは時の運だが(そうなのかあ?)、作戦の巧拙は戦果に大きく影響する。

クソな作戦を命じられて、部下を失う指揮官の悲哀を散々味わってきたであろうイーゴリ・ギルキン氏(通称ストレルコフ氏)が、ロシア軍に苦言を呈するのは無理もない話だ。

ブチ切れたプリゴジンは、反乱まで起こしたからな。

「ロシア軍が来春までに一層弱体化しているだろう」

それが真実なら、西側にとっては朗報だ。

ウクライナが宿題を提出できなかったネガを補うことが出来る。

拙攻が戦力の損耗を招き、来年の反転攻勢では、宇軍が戦果を挙げられるかもしれない。

浮沈子は、露軍が損耗を意に介さずに猛攻を掛けているのは、宇軍の兵力がひっ迫していることを見切って、一気に畳みかけているからだと見ている。

国内世論や西側の支援に与える影響など、政治的要素も大きいけど、ここ一番の突破力を見せつけるチャンスと思っているんだろう。

渡河作戦については、兵站が困難で、全面展開には至らないと思って、本格的な防御に移っていないだけだと思われる。

放っておけ・・・。

それでも、ウクライナにもチャンスがあるという話は久々だ。

そうか、ロシア側も内情は厳しいわけだ・・・。

もちろん、収監中の元軍人の手記が、何の検閲も経ずにネットに流れるというおめでたい話は、世間知らずの浮沈子にも信じがたい。

きっと、これもロシア当局の情報戦の一端だろう。

さて、ロシアにとってのメリットは何だろう?。

実は、渡河作戦はロシアが仕掛けた罠に宇軍がまんまとはまってしまっただけで、投入した精鋭部隊は次々と撃破されたり捕虜になっちまったりするのかもしれない。

東部戦線で突撃しているのは、囚人や離脱しようとした兵士だからな。

それとのバーターなら、十分引合うと考えているのかもしれない(未確認)。

東部戦線の突撃は失敗で、南部戦線は防御に徹する。

見かけは、真逆になりそうだが、そういう情報もあるという話だ。

その結果、来年の春までに、露軍が弱体化するというところが臭い。

弱くなった軍隊に対抗するのに、どーして、大量の軍事支援が必要なのか。

このくらいで十分なのではないか。

この冬の、西側の支援の規模を抑制する効果も期待できる。

まあ、どうでもいいんですが。

一寸先は闇のウクライナ情勢。

本当のところは、戦場での結果を見ないと分からない。

なにがどうなっているかを知るのも、一苦労だな・・・。