🐱メキシコへの道:第3章:補遺 ― 2023年12月27日 07:03
メキシコへの道:第3章:補遺
メキシコのセノーテは、今回浮沈子が潜ったところに限って言えば、それ程深度が深いところはない。
せいぜい20m。
通常は、13m程度。
多少の上がり下がりはあるけど、一定の深度を保って泳いでいる時間がアットーテキに長い。
浮沈子が苦手なハロクライン(淡水層と海水層の境界面)では、浮力調整に苦労する。
水の密度が変わることから、潜降しているにもかかわらずBCからガスを抜き、浮上しているにもかかわらずBCに吸気しなければならない。
やれやれ・・・。
その、塩分の溶解による密度差による浮力調整がどの程度になるのかは、ダイバーの体格などによって変わる。
まあ、単に物理的な話だが、それを調整するのに呼吸とか、あろうことかフィンキックで誤魔化そうとすると悲惨なことになる。
呼吸は、一時的な補助手段に過ぎない。
保温のために7mmのウェットスーツと分厚いブーツ、3.5mmのフードベストを着ている浮沈子は、浮力差を呼吸だけで吸収することはできない。
深度の差はなおさらだ。
こまめにBCで調節していくしかない。
億劫がって、それを怠ると、呼吸が乱れ、ガスの消費にも悪影響が出る。
まして、フィンキックで誤魔化そうとするなど、言語道断!。
後ろから来るダイバーに、目潰しを噛ませることになる。
浮沈子が指摘された改善点の一つに、ハロクラインでのフィンキックの頻度が増すという点があったが、その原因は浮力調整の失敗をフィンキックで誤魔化していたということなわけだ。
やれやれ・・・。
その癖は、ダイビングの当初から残っている。
初心者にありがちな癖なんだが、それだけじゃない。
浮沈子は、ファンダイブ10本目したあと、CCRにハマって、それ以降、数年前までオープンサーキットよりCCRの本数の方が多い状況が続いていた(ここ数年、CCRで潜ってませんが)。
閉鎖回路の呼吸器の場合、深度変化に応じて呼吸回路の容積を変えることは、まあ、ぶっちゃけ面倒くさいわけだ。
で、その誤魔化し対策として、フィンキックで上に蹴ったり、下に蹴ったりしながら浮力調整をサボって深度を維持する悪い癖がついている(良い子はマネしないでね!)。
洞窟潜水でそれをやるとどういうことになるかは、灯を見るより明らかだな。
天井の鍾乳石をへし折ったり、水底に沈殿したシルトを巻き上げて視界を喪失したり、前述のようにハロクラインで目くらましを噛ませたりすることになる。
ご法度だ!。
特殊な状況(超狭いとか)でBCが使えない状況でない限り、浮力調整はBCで行うのが基本だ(BC:ボイヤンシーコンペンセイター:浮力補償装置だしな)。
呼吸は常に一定に保ち、浮力の調整には原則として使わない。
フィンキックで上に蹴ったり下に蹴ったりなどは論外!。
ダイビングの指導書などには、浮力調整を呼吸で行うというように書かれているものもある。
BCの操作に慣れない初心者への指導としては、そういうのもアリかも知れないし、浮上や潜降のきっかけを掴む際のテクニックとしては上級者でも有効だが、あくまでも例外だ。
例外ということで言えば、インストラクターが浅いところでデモンストレーションする時に、裏ワザとして使うこともあるけどな(詳細は割愛する)。
確認しておこう。
浮力調整は、BCの給気や排気で行う。
呼吸は一定に保ち、フィンキックに依存しない。
ああ、もちろん、ダウンカレントに巻き込まれたりした時などは別だ。
機に臨み変に応じる臨機応変な対応は言うまでもない。
今回のメキシコで、一緒に潜っていただいたイグアナダイバーズの落合さんは、見事な中性浮力を保っていた。
トリムも完璧!。
羨ましいな・・・。
会食の時、浮沈子がフィンで浮力を調節する話をしたら、「それって、どういうことですか?」と、逆に聞かれてしまった。
うーん、完璧!。
筋肉の記憶(マッスルメモリー)になっちまってるわけだ。
水深3mのプールの底で、2時間粘って身に着けた浮沈子の中性浮力なんてのは、実戦の場では簡単にメッキが剥がれる。
特に、ハロクラインなど浮力調整の逆転現象で、頭がパ二クッている時にはなおさらだ。
筋肉の記憶は一日にして成らず。
今回は、11日間連続で潜ったけど、それでもダメだな。
道楽で、たまにしか潜らないから仕方ないけど、その度に意識して身に着ける努力を継続する必要がある。
でもねえ、コスメルで潜った時には、そこまでの精度を要求されていなかったからな。
自由気ままな、テキトー三昧な浮力調整でも、落合さんに指摘されることはなかった(内心は呆れていたかも!)。
一応、安全停止はしてたしな。
やっぱ、浮沈子の本籍は、南の島のリゾートダイブに違いない・・・。
メキシコのセノーテは、今回浮沈子が潜ったところに限って言えば、それ程深度が深いところはない。
せいぜい20m。
通常は、13m程度。
多少の上がり下がりはあるけど、一定の深度を保って泳いでいる時間がアットーテキに長い。
浮沈子が苦手なハロクライン(淡水層と海水層の境界面)では、浮力調整に苦労する。
水の密度が変わることから、潜降しているにもかかわらずBCからガスを抜き、浮上しているにもかかわらずBCに吸気しなければならない。
やれやれ・・・。
その、塩分の溶解による密度差による浮力調整がどの程度になるのかは、ダイバーの体格などによって変わる。
まあ、単に物理的な話だが、それを調整するのに呼吸とか、あろうことかフィンキックで誤魔化そうとすると悲惨なことになる。
呼吸は、一時的な補助手段に過ぎない。
保温のために7mmのウェットスーツと分厚いブーツ、3.5mmのフードベストを着ている浮沈子は、浮力差を呼吸だけで吸収することはできない。
深度の差はなおさらだ。
こまめにBCで調節していくしかない。
億劫がって、それを怠ると、呼吸が乱れ、ガスの消費にも悪影響が出る。
まして、フィンキックで誤魔化そうとするなど、言語道断!。
後ろから来るダイバーに、目潰しを噛ませることになる。
浮沈子が指摘された改善点の一つに、ハロクラインでのフィンキックの頻度が増すという点があったが、その原因は浮力調整の失敗をフィンキックで誤魔化していたということなわけだ。
やれやれ・・・。
その癖は、ダイビングの当初から残っている。
初心者にありがちな癖なんだが、それだけじゃない。
浮沈子は、ファンダイブ10本目したあと、CCRにハマって、それ以降、数年前までオープンサーキットよりCCRの本数の方が多い状況が続いていた(ここ数年、CCRで潜ってませんが)。
閉鎖回路の呼吸器の場合、深度変化に応じて呼吸回路の容積を変えることは、まあ、ぶっちゃけ面倒くさいわけだ。
で、その誤魔化し対策として、フィンキックで上に蹴ったり、下に蹴ったりしながら浮力調整をサボって深度を維持する悪い癖がついている(良い子はマネしないでね!)。
洞窟潜水でそれをやるとどういうことになるかは、灯を見るより明らかだな。
天井の鍾乳石をへし折ったり、水底に沈殿したシルトを巻き上げて視界を喪失したり、前述のようにハロクラインで目くらましを噛ませたりすることになる。
ご法度だ!。
特殊な状況(超狭いとか)でBCが使えない状況でない限り、浮力調整はBCで行うのが基本だ(BC:ボイヤンシーコンペンセイター:浮力補償装置だしな)。
呼吸は常に一定に保ち、浮力の調整には原則として使わない。
フィンキックで上に蹴ったり下に蹴ったりなどは論外!。
ダイビングの指導書などには、浮力調整を呼吸で行うというように書かれているものもある。
BCの操作に慣れない初心者への指導としては、そういうのもアリかも知れないし、浮上や潜降のきっかけを掴む際のテクニックとしては上級者でも有効だが、あくまでも例外だ。
例外ということで言えば、インストラクターが浅いところでデモンストレーションする時に、裏ワザとして使うこともあるけどな(詳細は割愛する)。
確認しておこう。
浮力調整は、BCの給気や排気で行う。
呼吸は一定に保ち、フィンキックに依存しない。
ああ、もちろん、ダウンカレントに巻き込まれたりした時などは別だ。
機に臨み変に応じる臨機応変な対応は言うまでもない。
今回のメキシコで、一緒に潜っていただいたイグアナダイバーズの落合さんは、見事な中性浮力を保っていた。
トリムも完璧!。
羨ましいな・・・。
会食の時、浮沈子がフィンで浮力を調節する話をしたら、「それって、どういうことですか?」と、逆に聞かれてしまった。
うーん、完璧!。
筋肉の記憶(マッスルメモリー)になっちまってるわけだ。
水深3mのプールの底で、2時間粘って身に着けた浮沈子の中性浮力なんてのは、実戦の場では簡単にメッキが剥がれる。
特に、ハロクラインなど浮力調整の逆転現象で、頭がパ二クッている時にはなおさらだ。
筋肉の記憶は一日にして成らず。
今回は、11日間連続で潜ったけど、それでもダメだな。
道楽で、たまにしか潜らないから仕方ないけど、その度に意識して身に着ける努力を継続する必要がある。
でもねえ、コスメルで潜った時には、そこまでの精度を要求されていなかったからな。
自由気ままな、テキトー三昧な浮力調整でも、落合さんに指摘されることはなかった(内心は呆れていたかも!)。
一応、安全停止はしてたしな。
やっぱ、浮沈子の本籍は、南の島のリゾートダイブに違いない・・・。
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