🐱マーリンD:ショートベル ― 2024年02月08日 00:23

マーリンD:ショートベル
マーリンD:ショートベル


(シグナスNG-20のミッション)
https://www.elonx.cz/mise-cygnus-ng-20/

「開始: 2024/01/30 18:07」

「ISS への接続: 01.02.2024 13:14」

「2022年8月にNGはスペースXに対し、ファルコン9ロケットを使用したシーケンス番号NG-20から22の補給ミッションを開始するよう打診し、3つのミッションはすべて今年実施される予定である。」(NG:ノースロップグラマン)

ファルコン9によるシグナス補給船の初の打ち上げ。

フェアリングにレイトアクセス用のドアを付けたり(お菓子とかアイスクリームを直前に積み込むためだそうです)、何かと話題に事欠かないんだが、浮沈子的興味はそこじゃない。

「コストを削減するために短縮されたマーリン真空エンジン ノズルが第 2 ステージで使用された」

「最初にトランスポーター 7 ミッションでテストされました。このノズルは安価ですが、出力が若干劣るため、ロケットの最大積載量を必要としないそれほど要求の厳しいミッションでのみ使用されます。」

以前にチラッとどこかで読んだ気がするが、ちゃんと調べていなかったので、ウィキに当たった。

(スペースXマーリン:Merlin 1D Vacuum の改良点とバリエーション)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Merlin#Merlin_1D_Vacuum_improvements_and_variants

「Transporter-7 ミッションの打ち上げでは、ケイデンスの向上とコスト削減を目的とした新しい MVac ノズル拡張設計またはバリアントがデビュー」

「このノズルを使用すると、MVac エンジンが宇宙で生成する推力は 10% 減少します。このノズルは必要な材料の量を 75% 削減できる」

「パフォーマンスの低いミッションでのみ使用されます。これは、SpaceXが同量の希少ニオブ金属を使用して、より長い設計の場合と比べて3倍以上のミッションを打ち上げられることを意味します。」

「第 2 段の短いノズルを特徴とする 8 つのファルコン 9 ミッション (トランスポーター 7、8、9 ミッションを含む) が行われました。」

ずいぶん前の話で、打ち上げ前の検査でノズルの裾にひび割れが入ったのが見つかり、イーロンマスクが職人を呼んでひび割れの部分を切り落として短くした話を読んだ記憶が蘇った。

「改良されたマーリン真空エンジンの計画外のテストが 2010 年 12 月に行われました。ファルコン 9 の予定されていた 2 回目の飛行の直前に、マーリンの長さ 2.7 メートル (9 フィート) のニオブ合金シートのノズルに 2 つの亀裂が発見されました。真空エンジン。工学的な解決策は、ノズルの下側 1.2 m (4 フィート) を切断し、2 日後に打ち上げることでした。これは、ミッションの目的を達成するために、より長いノズルから得られる追加の性能は必要ではなかったためです。改良されたエンジンは、第 2 段を高度 11,000 km (6,800 マイル) の軌道に投入することに成功しました。」(ウィキのページより:マーリン真空 (1C))

「改良されたエンジン」かどうかはビミョーだがな・・・。

まあいい。

ノズルの材料のニオブは希少金属なんだそうだ。

(ニオブ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%96

「レアメタルの一つ」

記事を読むと、それ程ひっ迫している様子はないんだが、節約に努めるに越したことはない。

2段目は、再使用されずに燃え尽きちゃうからな(一部(ヘリウムタンクとか)は海中などに落下するようです)。

実際、どのくらいノズルが短くなっているのかが気になって、画像をググってみた。

(ファルコン9、将来の米軍打ち上げに向けたテストで拡張ミッションを実行)
https://spaceflightnow.com/2019/12/08/falcon-9-performs-extended-mission-in-test-for-future-u-s-military-launches/

(SpaceX、232回目のミッションを無事完了)
https://wccftech.com/spacex-completes-232nd-mission-without-a-hitch/

記事はテキトーに選んでいる(画像から選択したので)。

縮尺がビミョーに異なるのと、カメラのレンズの関係で、実際の大きさの比較はできないけど、とにかく短くなっていることは確認できる。

スペースフライトナウの記事では、このことについては触れられていなかった(フェアリングのドアの話ばっかし!)。

(スペースX、ノースロップ・グラマンのシグナス宇宙船を打ち上げ、宇宙ステーションへ向かう)
https://spaceflightnow.com/2024/01/30/live-coverage-spacex-falcon-9-rocket-to-launch-cygnus-cargo-ship-to-space-station/

「これらのフェアリングには幅5フィート×4フィートのドアが含まれており、これを「単なるハッチ以上のもの」だと述べた。」(SpaceXの建造・飛行信頼性担当副社長ビル・ガーステンマイヤー氏)

「フェアリングは以前と同じようにまだ回収可能です。」

まあ、どうでもいいんですが。

フェアリングに付けられたドアの画像も探したんだが、見つけられなかったな。

予定では、あと2回打ち上げられるはずだから、回収されたフェアリング(ドア付き)が再使用されるのかもしれない。

この打ち上げについては、ちょっと興味があったんだが、他の話題に引きずられて記事にするのが遅れた。

短くなったマーリンDバキュームのノズルの発想の陰に、以前カットしたノズルのことが頭にあったのかどうかは知らない。

他の打ち上げ会社では、おそらく絶対に採用されない手法かも知れない(エンジンの数での使い分けは、セントール上段でもありますが)。

年間100機もの打ち上げを行うS社ならではの選択か・・・。

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