🐱ウクライナ降伏不可避:人口2024年02月11日 06:08

ウクライナ降伏不可避:人口
ウクライナ降伏不可避:人口


(ウクライナの人口問題 急減続き危機的状況<佐藤優のウチナー評論>)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1772936.html

登録しないと読めない記事なんだが、なんとかコピペして読んだ(琉球新報さんにはご内密に・・・)。

「ウクライナ国民は2千万人以下しか残っていない」(トランプ政権で最も影響力のある軍人の一人、ダグラス・マグレガー:ジェームスタウン財団の報告書の専門家も同様の結論に達している)

なんと!。

(ウクライナ)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ukraine/data.html

「4,159万人(クリミアを除く)(2021年:ウクライナ国家統計局)」

ちなみに、クリミア(自治共和国)は、ざっくり200万人と言われている(もう少し多い数字もあります)。

概算で4400万人ということになる。

半分以下じゃん!?。

わが国の外務省は、こんなテキトーな数字使って仕事してるのかあ?。

まあ、どうでもいいんですが。

英文のウィキには、もう少し穏やかな数字が出ている。

(ウクライナの人口統計)
https://en.wikipedia.org/wiki/Demographics_of_Ukraine

「国連によると、 2023年時点でウクライナの人口は3,674万4,636人である。」

「2023年7月、ロイター通信は、西ヨーロッパへの難民の流入により、キエフ支配地域の人口は2,800万人まで減少した可能性があると報じた。」

うーん、全然穏やかじゃないなあ・・・。

「これは主に、現在進行中のウクライナ難民危機とロシアのウクライナ侵略による領土の喪失によるものである。」

2年間で1400万人近くの減少だ(2021年との比較:クリミア除く)。

ちなみに、クリミアを除く占領下にある州の人口は以下の通りだ(2021年)。

・ルハンシク州:2,104,531人
・ドネツク州:4,062,839人
・ザポリージャ州:1,640,876人
・ヘルソン州:1,002,923人
合計:8,811,169人

まあ、この時点でも東部の一部が占領下にあったり、現在でも4州の一部はキエフ支配下にあるから、単純に差っ引いたりしたらまずいんだろうが、そこは、まあ、テキトーに処理する。

国外へ避難している難民がどのくらいいるかは分からない。

ざっと1000万人と言われている(800万という数字も:後述)。

そうすると、人口の減少は、1900万人近くになるわけで、2021年の人口統計が仮に正しいとしても、およそ2300万人というおっそろしい数字になる。

そもそも、2021年の人口統計自体に問題があるらしい。

「人口学・社会研究所のエラ・リバノヴァ所長は12月に、2017年には既にウクライナ人は2800万人を超えていなかったと述べている」(琉球新報:2017年時点というのは、かなり踏み込んだ数字だ。)

これが本当なら、現在、キエフが支配している地域には、1000万人程度しか住んでいないことになるわけで、大問題ということになる(2800万人ー1900万人=900万人!!)。

ちなみに、2022年にロシアが併合した東部の人口は以下だ。

・ルガンスク人民共和国:1 400 000人(2022年)
・ドネツク人民共和国:2,253,560人(2020年)

ルガンスク人民共和国は、ずいぶんざっくりな数字だが、もともと推計だから問題はない(そうなのかあ?)。

しかし、900万人しかいないというのは、俄かには信じられない数字だったので、少し丁寧に調べてみようと思った。

いくつか記事も当たった。

(ウクライナ出生数減少、独立以降最大の割合 侵攻前同期比28%低下)
https://www.asahi.com/articles/ASR812SJKR81UHBI006.html

「ロシアによるウクライナ侵攻が始まる前年の2021年の同時期と比べ、ウクライナの今年半年間の出生数が28%低下」

「世界銀行によると、ウクライナ侵攻前の同国の人口は約4380万人だったが、キーウ・インディペンデントは研究機関の話として、30年には3500万人以下に減少する恐れがあると伝えている。」

なんか、浮沈子がはじき出した900万人とはかけ離れた数字のような気がする。

(アングル:ウクライナ悩ます人口減少問題、戦争終結後も経済に打撃か)
https://jp.reuters.com/article/idUSKBN2YQ04B/

「国立科学アカデミーの人口学者、エラ・リバノバ氏は、ウクライナは高齢者の割合が大きく、かねて世界で最も低い水準だった出生率は戦争が勃発して以来、0.9から0.7に低下したと説明した。」

リバノバ氏は、先の引用で2017年時点で2800万人を割り込んでいるという衝撃の推計値を出している研究者だ。

出生率も、べらぼーに低いけど、大丈夫なのかな・・・。

「100万人がロシア軍と戦っており、さらに数百万人がロシアに占領された地域に住んでいるか、ロシアに強制移動させられた。」

「現在、ロシアは国内の約5分の1を占領している。リバノバ氏は、ウクライナが支配する地域の人口は、侵攻前の政府推計の4100万人から、既に2800万人にまで減少していると見積もっている。推計では2014年にロシアに併合されたクリミアは除外されており、この地域の同年初頭の人口は約200万人だった。」

いやいや、2800万人というのは2017年の数字だから、ここから国外避難や占領地の人口を差っ引かなければならない。

ロイターの数字と、琉球新報の数字は同じ2800万人だけど、推計している次期が違うから、国外避難やロシア支配下の人口の扱いが変わってくる。

どっちなんだろうな。

「人口学者のリバノバ氏は、ウクライナ支配地域の今年初頭の人口を2800万人から3400万人と推定している。」(2023年の記事)

ほほう、推計値にも幅があるわけだ。

しかし、いずれにしても、2000万人台という数字にはかなりリアリティがある感じだ。

「ただ、政府はロシアによる侵略後に愛国心が急激に高まったことを理由に、難民の帰国をもっと楽観視している。オレクシー・ソボレフ経済副大臣は最近の円卓会議で、戦闘終結から3年以内に難民の最大75%がウクライナに戻るとの見通しを示した。」

なんか、ずいぶん楽天的な気がするなあ。

国外避難の数字も調べた。

(ウクライナ難民の最新情報|日本の受け入れ現状・問題と私たちにできる支援)
https://spaceshipearth.jp/ukraine-refugees/

「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、2023年1月現在のウクライナ国内避難民は600万人、EUの国々へ逃れた難民の数は800万人」

国外への避難民は、この時点では800万人ということになる(EU域外は、この際割愛だな:そんなあ!)。

「UNHCRによると、近隣国に渡ったウクライナの難民は約800万人で、ポーランド、ハンガリー、モルドバ、ルーマニア、ドイツ、チェコ共和国などが受け入れています。(2023年1月時点)」

ちなみに、我が国はこの時点では2000人程度だ。

(紛争はウクライナの人口問題を悪化させ、人口減少が最も大きい国の1つとなった)
https://eritokyo.jp/independent/Ukraines-war-situation-aow2133.html

「紛争後、残るウクライナ人は2800万人にとどまると推定されている。」(スコットランドの研究者)

ここでも、2800万人というのが出てきたな。

「1991年の独立時までに、約 5,200 万人がウクライナに住んでいた。」

「2001 年の国勢調査では、4,850 万人の人口が記録された。」

この辺りの数字には、各資料の間で乖離はない。

「敵対行為が勃発する前の最新の公式推計によると、2 月には 3,750 万人がキーウの支配地域に住んでいた。この数字は、年金基金のデータと携帯電話の使用状況に基づく 2020 年の推定値に近かった。」

傍証もあるし、2022年の侵攻前の数字としては、この辺りが妥当な気がする。

「今年2月、ウクライナの統計局は、ドネツクとルハンシク地域のロシア支配地域に約350万人が住んでいると推定し、2021年のロシアの国勢調査では、併合されたクリミアに240万人が記録された。」

ルガンスク・ドネツク両共和国の人口の合計は、ざっくり365万人余りだから、まあ、誤差の範囲内だ。

クリミアの数字も、やや多い気がするけど、ロシアが国勢調査を行っているわけだから、信用してもいいかもしれない(うーん、やっぱ怪しい?)。

「国連難民機関の最新のデータによると、780 万人のウクライナ人が海外にいる。しかし9月、別の国連機関は、そのうち約120万人が帰国したと報告した。」

そうすると、海外には差し引き660万人が住んでいるということなわけだ。

「ウクライナ国立科学アカデミーの人口統計学者であるエラ・リバノワ氏は、現在、政府が管理する地域に約 3,400 万から 3,500 万人が住んでいると推定している。」

これは、前の記事の数字の高値を取っている。

「しかし、多くの難民が故郷と新しい避難所の間で引き裂かれた 2 つの家に住んでいるため、数字は推測にすぎない。」

侵攻後の変化を見るとこうなる。

・2022年2月:3,750 万人(キエフ支配地域)
・国外へ避難:780万人
・帰国:120万人
・ロシア支配地域の増加に伴う減少:880万人ー350万人=530万人

3750ー780+120ー530=2,560

うーん、まあ、なんとなく無難な数字に見える。

正確な数字は分からない。

この計算は、ロシア併合州の未占領地域の人口を引き過ぎているから、キエフ支配地域という点では、過小になっている。

推計している次期もずれているし、既に1年以上前の数字もある。

細かい話(!)になるが、戦死しているウクライナ兵もいるから、数万人単位での誤差は生じるだろう(ウクライナは、戦死者数は公表していない)。

冒頭で書いたように、900万人とか言うべらぼーな数字にはならない。

が、3000万人を切っていることは間違いない感じだ。

ウィキが引用しているロイター(日本語記事と同じ)の数字(2800万人:リバノバ氏推計低値:2017年時点ではない)は、かなり真の値に近いかもしれない。

問題は、人口の減少が経済に与える影響だな。

人口の減少は、それだけで経済効果を推し量ることはできない。

年齢階層の分布とか、労働人口がどうとか、教育水準がどうとか、男女比がどうとか、そういうややっこしい要素を勘案して、国内産業とのマッチングや国際競争力との兼ね合いで決まるんだろう(不勉強でスイマセン!)。

ウクライナの人口問題について書いている記事はどれも、将来の人口増加が見込めない点を最大の問題としている。

今回は取り上げなかったけど、もう一方の戦争当事国であるロシアもまた、人口減少問題を抱えている。

ドンパチが始まってからは、国外脱出する人も多かったからな(100万人以上と言われている)。

もちろん、それ以前からの減少が続いているわけで、ウクライナほどではないにしても長期的な影響が懸念される。

両国とも、戦争なんてさっさとやめて、平和な暮らしを取り戻して子孫と国家の繁栄を享受するのがよろしいようだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(アウディーイウカのウクライナ軍は危機的状況、街が南北に分断される寸前)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-ukrainian-army-in-audi-ivka-is-in-a-critical-situation-the-city-is-on-the-verge-of-being-divided-into-north-and-south/

「市内北西部の足場からインダストリアル・プロスペクト通りまでの距離は300m以下」

「ウクライナ軍はアウディーイウカ南部を放棄して今直ぐ撤退を開始すべき」(ブログ管理人)

「もしアウディーイウカ南部を守るウクライナ軍部隊が包囲され降伏する羽目になればマリウポリの二の舞いになるため、それだけは避けなければならない。」(同上)

ウクライナ軍司令部としては、それは織り込み済みなのではないか。

浮沈子は、2月上旬には落ちると思っていたけど、守備隊は粘っている。

調子に乗って、犠牲を厭わず攻めてくるロシア軍を、可能な限り疲弊させるという戦術を維持している。

その戦術には、何の意味もない。

それは、昨年の反転攻勢でザルジニーが証明済みだ。

彼によれば、ロシア軍が覚悟しているこの戦争での犠牲者は、数万人でもなければ数十万人でもない。

数百万とか数千万の単位だそうだ(ホントかあ?)。

アウディーイウカに投入されている戦力は、たかだか数万人だ。

誤差の範囲内だな。

弾薬もたっぷりあるし、装甲車両も数百両は投入しているが、大増産に励んでいるから問題ないんだろう(未確認)。

アウディーイウカの陥落は時間の問題となっている。

まあ、以前もそう書いたが、守備隊は意外に粘っているので比喩的表現ということにしておこうか。

ここを突破されたウクライナ軍が、次にどこを防衛線として設定するつもりなのかは知らない。

バフムトのように、郊外に陣取って粘るのかもしれない。

温存していた予備戦力で、そこをいつまで守り切れるかが問題だ。

既に、アウディーイウカはオワコンだな・・・。

([社説]危ういウクライナ支援停滞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0684U0W4A200C2000000/

「支援の停滞が続けば、「法の支配」を守る民主主義陣営の決意の揺らぎとして世界に誤ったシグナルを発することになる。」

実に、日経的健全で金太郎飴な見解だが、「民主主義陣営の決意」は、とっくの昔に消し飛んでいる。

「総額500億ユーロ(約8兆円)の支援」も、「ハンガリーのオルバン首相が反対し実現が遅れた。」

米国でも、「政治家が一致団結して進めるべきウクライナへの支援が「政争の具」となっている」

従来から言い古されてきた、この手の話がまとめて書いてある社説だな。

で、それを承知で漫然と読んでいたんだが、ちょっと気になることがあって、書いておくことにした。

「ウクライナで力による現状変更の前例をつくれば、中国の軍事力強化や北朝鮮の核ミサイル開発できびしさを増すアジアの抑止力も一段と揺さぶられる。欧州とアジアの安全保障が不可分であることはいくら強調しても足りない。」

それは、たぶん、無関係なのではないのか。

ひょっとしたら、むしろ逆かも知れない。

西側の支援が続いてウクライナとの戦争が長引き、西側の戦力も全体として削がれていく状況が続けば、中国や北朝鮮が二正面作戦を展開しやすい環境を作ることになるのではないのか。

浮沈子は、ソ連が取ってきた「平和攻勢」のことが頭に浮かんでいる。

(平和攻勢)
https://kotobank.jp/word/%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%94%BB%E5%8B%A2-129103

「なんらかの行きづまりを平和的手段によって打開しようとする当事国の一方的試み」

「局地戦争における軍事的膠着状態」

「当事国の一方が,交渉による解決を唱えて他方を国際世論の前に好戦国として印象づけた結果,停滞状況が解決の方向に歩み出すことがある。」

ウクライナには大変申し訳ないけど、支援を打ち切り、謹んで差し出すことで事態を収拾し、軍事的緊張を下げ、ロシアの軍備増強をけん制した方が得策なのではないか。

国家は、国益で動くべきで、正義の名のもとに国益を損なうことがあってはならない。

正義は、ころころ変わるからな。

バイデン政権は、ウクライナへの支援打ち切りを「犯罪」とまで形容している。

が、これがトランプ政権が出来れば、「正義」に様変わりすることになる。

まあ、どうでもいいんですが。

徹底抗戦を続けて長期的にロシアと戦っていれば、そのうちウクライナは消えてなくなる。

人口問題で見たように、この国はもともと滅びる運命にあるのかもしれない。

正義かどうかは別として、ロシアの侵攻は、その事態を緩和するかもしれない(ロシア化は進むでしょうけど)。

浮沈子は正義派じゃない。

ウクライナでどんな統治が行われようと、知ったことではない。

が、それはそういった途端に、我が国に跳ね返ってくる。

少子高齢化が急速に進むわが国は、いずれ消えてなくなる運命だ。

移民に対しては、「徹底抗戦」しているからな。

東京に住んでいると、それでも周り中で中国語が乱れ飛んでいる。

いずれ、中国の勢力圏に取り込まれるだろうことを、肌で感じる。

今は、春節真っ最中だしな。

プーチンは、ウクライナ紛争を、内戦として捉えている。

先日行われた、西側とのインタビューで、そう宣伝していた。

台湾問題は、中国にとって内政だそうだ(もちろん、台湾は反対だろうけど)。

ウクライナがロシア勢力圏内にすんなり収まれば、台湾も武力による抵抗を控えて、平和裏に統合されるかもしれない。

台湾有事の際に米軍が暴れまくれば、我が国はとばっちりを受けて、米軍兵士より多くの犠牲者を出すという話もある(そうなのかあ?)。

西側の経済人が指摘する通りなら、ロシアの軍需産業の隆盛は、ロシアの国民生活の向上には結びつかない(一部の関係者は別でしょうけど)。

そのことは、西側にとっても同じだろう。

緊張を緩和し、今後も平和の報酬を受け続けるべきだ。

浮沈子は、このままいけば欧州大戦争は避けられないと思っているけど、決してそれを望んでいるわけではない(プーチンも、表向きはそう言ってるしな)。

日経は、決してそういう視点には立たないだろうが、経済的発展を続けるためには、軍事的緊張は毒だ。

それを緩和するために、何をしたらいいかを真剣に考えてもらいたいな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ敗戦で1千万人避難も 独紙報道「最悪のシナリオ」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5d693546912a67bee1405d5c6c6d85893a4e72f

「ウクライナが敗戦した場合、さらに1千万人以上のウクライナ人が国外に避難する可能性」(ドイツ政府の想定:ドイツ紙ウェルト電子版)

おっと、仮に現在2800万人とすれば、残りは1800万人になる。

浮沈子の最小予想(900万人?)だと、マイナスになる(そんなあ!)。

やれやれ・・・。

これで、戦後復興が出来んのかあ?。

まあ、それよりも、欧州がウクライナの敗戦に言及している点が重要だ。

やっぱ、ヨーロッパ人はリアリストが多いな。

「大量の避難民流出と北大西洋条約機構(NATO)諸国への戦争拡大という最悪のシナリオが起こり得る」(専門家の見解:同紙)

いやいや、最悪のシナリオはまだあるぞお・・・。

(NATOに「ロシアけしかける」 軍事費負担求め、トランプ氏)
https://news.yahoo.co.jp/articles/36249a4d6feca1142172d114c64ea8a1a382884c

「自身が在任中に北大西洋条約機構(NATO)のある加盟国に対し、軍事費を適切に負担しなければロシアが攻撃してきても米国は支援せず、むしろ「好きに振る舞うようロシアをけしかけてやる」と伝えた」(トランプ氏)

「在任中、NATOとの関係を悪化させ、脱退にも言及」

これに対し、ホワイトハウスは猛然と反論している。

「残忍な(プーチン)政権に、われわれの最も親しい同盟国への侵略を促すとは、低劣で正気と思えない」

まあ、在任中の話だから、もちろん、ウクライナ侵攻以前だ。

が、今でもこの話を持ち出しているということは、何も変わっていないと見るべきだろう。

米国に関する限り、NATO第5条(集団的自衛権の発動)は死文と化している(もしトラだったらな)。

もっとも、トランプさんの発言をよく読むと、NATO加盟国が負担金を応分に払うことを求めている中でのもので、逆に言えばNATO強化につながったということも言えるかも知れない。

ショック療法というやつか。

が、現にウクライナ支援に反対していることも事実だから、再選された時にどうなるかは分からない。

「トランプ氏は、サウスカロライナ州コンウェイで開催された選挙集会で、ウクライナとロシアの戦争を終わらせるべきだと述べ、ウクライナとイスラエルに緊急資金を提供する法案可決を上院が目指す状況で、外国への追加支援にあらためて反対を表明した。」

米国が、ロシアと一緒になって、欧州を挟撃するかもしれないぞお(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

トランプ的ディールとして、欧州市場を捨てることはないだろうから、何らかの形で関与は続けると思われる。

ロシアと仲良く分け合うというのは、想定されるシナリオだ。

大欧州戦争は回避され、再び東西に分割された欧州には平和が訪れる。

自由と民主主義はどこへやらだな。

が、その最悪のシナリオ(?)をもたらすのは、自由の国である米国の民主主義だ。

欧州は、バイデン政権の存続を望んでいるだろうが、米国の大統領選挙に大っぴらに介入はできないからな。

ロシアは、裏では積極的に介入しているんだろうが、そういう真似は出来ないだろう(未確認)。

独裁的な専制主義と違って、為政者にとって、民主主義というのは実に不自由なもんだな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(アウジーイウカ陥落は「時間の問題」 分析グループ、バフムートの轍踏むなと警告)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69050

「アウジーイウカは「陥落するかどうかではなく、いつ陥落するかの問題」になりつつある」(ウクライナの調査分析グループ、フロンテリジェンス・インサイト)

この記事では、アウディーイウカの戦略的価値について触れている。

・ロシア側がアウジーイウカを取れば、来月に予定される見せかけの選挙での再選を前に、ウラジーミル・プーチン大統領は戦果として誇れる

・ロシア軍はアウジーイウカのような州内の抵抗拠点を除去し、陣地や兵站を固めようとしている

・ウクライナ側はアウジーイウカを保持することで、ドネツク州内を走る鉄道路線を脅かし、ロシア側にウクライナ東部各地への人員や装備の輸送で、効率の悪い別の手段の使用を強いる

・アウジーイウカを離れ、数km西にある強化された陣地に退却すれば、ウクライナ側がドネツク州を貫くロシア軍の補給線を脅かし続けるのは格段に難しくなる

・ロシア側がウクライナ東部の占領を固めることにつながる。

浮沈子が別記事で読んだのは、近隣のドネツク市に対する砲撃の緩和というのもあったな。

撤退の遅れについては、別の問題が発生することになる。

記事では、バフムトの例を挙げて、適時な撤退を促している。

「ロシア軍がウクライナ側の両翼を制圧し、補給ルートを遮断すると、(ロシア側とウクライナ側の)損耗率はほぼ同じになった」(同上)

「ウクライナ軍の指揮官たちは、バフムートからの撤退を遅らせすぎた結果、ロシア側よりかなり少なく抑えていた損耗を増やし、それによってウクライナ国民からの信用を失った。」

「ウクライナ軍の一部将官の評判は地に落ち、無謀な正面攻撃をさせることで悪名高いロシア軍の将官と並べられるほどだ」(同上)

その一部将官の中には、新総司令官に着任したばかりのシルスキー大将が含まれていることは周知だ。

やれやれ・・・。

「その結果、ウクライナが3年目、さらに4年目の戦争努力を続けるために、数十万人を動員する計画に支障が出かねなくなっている。」

「国民の間では自発的に軍隊に参加しようとする熱意が薄らいできている」(同上)

まあ、ゼレンスキー政権には大規模動員をかける気がないわけだからな。

問題はない(そうなのかあ?)。

「アウジーイウカに対するロシア側の挟撃がさらに進む前に守備隊を撤退させれば、ウクライナ軍の指揮官たちは何百人の命を救えるだろうし、自分たちへの信用も保てる」

すでに、その時は過ぎている。

記事の筆者は、この撤退が戦略的損失をもたらすとは限らないと主張しているが、それには重要な条件が付いている。

「適切な武器とそれと同じくらい重要な十分な弾薬があれば、ウクライナ側はアウジーイウカから撤退して数km西の陣地を固めたあとも、ドネツク州を通るロシア側の補給線をなお攻撃できる」

が、しかし、それはない。

「状況の悪化に歯止めが利かなくなるのを回避するためには、西側からの時宜を得た援助がきわめて重要だ」(同上)

結果的に、アウディーイウカからの撤退は、戦略的損失をもたらすことになる。

状況の悪化に歯止めが掛からなくなり、撤退後の陣地を維持することも困難になることは目に見えている。

「より高性能な大砲やロケットランチャー、長距離飛行弾薬、それを発射する軍用機がもっとあれば、ウクライナ軍はアウジーイウカの廃墟をロシア軍に明け渡したあとでも、遠方からロシア軍の補給線を攻撃し、東部の状況を実際に改善していくことができる。」

そんなものはない。

それが、現実だ。

いつになったら、必要な兵器が前線に届くようになるのかの見通しもない。

「和党議員らはその頑なな姿勢によって第110旅団の死活的に重要な弾薬を枯渇させ、アウジーイウカの陥落を助長した。彼らは同旅団の死亡した兵士たちを生き返らせることはできない。」

裏切ったのは共和党の一部議員じゃない。

出来もしない口約束を繰り返し、ウクライナを戦争に駆り立てた現政権だ。

中間選挙で下院を取られ、予算成立に困難が生じることは想定の範囲内だったのにもかかわらず、軍事支援を約束し続けてきた。

バーンズ(CIA長官)は、大統領選挙の影響で米国の支援が不安定になることを、既に昨年6月にウクライナ側に伝えている。

ウクライナは、それを承知で行動してきた。

浮沈子には、当然の帰結に思える。

武器弾薬は適時に届かず、増援の兵隊は来ない。

その現実を受け入れて、次の戦略を構築しない限り、戦線は次々と崩壊していくしかない。

国外からも、国内からも支援は届かない。

ザルジニーは、どうすればいいかは9割分かっていると主張していた(CNNへの寄稿)。

シルスキーは、それを実現することが出来るんだろうか・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(“ウクライナ防空能力 支援なければ3月までしかもたず” 米紙)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240211/k10014355331000.html

「ウクライナの防空能力について(中略)ミサイルの補給など欧米から新たな支援がなければ来月までしかもたないと見ている」(アメリカ政府関係者:NYT)

「支援がなければウクライナは来月、局地的な反撃に苦戦し、初夏にはロシアの攻撃をはね返すことが困難になるおそれがある」(当局者や専門家の分析:NYT)

局地的な反撃に苦戦しているのは、昨年秋からだがな。

10月7日のイスラエルでのテロ攻撃以降、米国からの砲弾の供給は激減している(それ以前の3割程度か:未確認)。

防空用のミサイルも、このペースで行くと来月までか(ロシアの攻撃頻度にもよるんでしょうが)。

浮沈子的には、NYTの記事は、かなり楽観的な予測に基づいていると見ている。

実際の話としては、来月にはロシアの攻撃を跳ね返すことが出来なくなり、戦線が崩壊すると見ている。

いや、それでも甘いかもしれない。

その間、米国は手も足も出せないだろう。

<またまた追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナが敗北しない軍事的な理由:陸上作戦の視点)
https://www.spf.org/iina/articles/yamaguchi_06.html

「・・・ウクライナが敗北する気配はない。」(2023年4月3日の記事)

ウクライナの人口問題を探る中で、検索していたらヒットした記事。

内容的には、今は昔な感じだが(そうなのかあ?)、当時を思い出しながら読み返すと、現在のウクライナの苦境の原因が浮き彫りになる気がする。

それは、逆説的に、「ウクライナが敗北する軍事的な理由:陸上作戦の視点」となるからだ。

「米国はクリミア併合直後の2015年には310名の訓練支援要員を含め計364名の軍事援助団をウクライナに派遣している」

「ロシアによる侵攻の前年にあたる2021年には、カナダ200名、リトアニア30名、ポーランド40名、アメリカ150名の軍事顧問団がウクライナ軍の訓練や近代化を支援していた」

周知のとおり、西側の軍事顧問団は、全員撤退している。

まあ、逆に、ウクライナ兵を西側で教育訓練しているわけだから、この点では後退したとは言えないかも知れない。

「報道によれば、昨年秋の段階で米国はすでに168億ドル(約2兆4,500億円)以上の軍事支援を行なっている」

やっぱ、軍事支援が問題だな。

「広範な意味での情報戦やサイバー領域での戦いに関しても、西側諸国の政府機関はもちろんマイクロソフトやアマゾンなどの情報関連企業も、主としてウクライナのサイバー防衛能力を強化するため、サイバー・セキュリティ要員の訓練、制度改革、システム強化などの分野で支援してきた」

ここまでは、西側の初期の支援の話だ。

サイバー領域の話はあまり表に出てこないが、機会があれば取り上げたい。

浮沈子的最大の関心は、やはり、兵員の動員にある。

記事では、ロシアの状況も詳細に触れている。

「ロシア軍高級将校の多くは兵員補充のための人的資源は無尽蔵だとの誤解に基づいて人命を軽視した作戦指導をしてきた」

「ロシア軍が兵士の募集に深刻な問題を抱えていることは、2010年代半ばから指摘されてきた。」

「各軍の充足率は2014年の時点で82%であった。」

「兵士の約三分の一はわずかな訓練しか受けていない徴兵に依存せざるを得ない状況」

「2020年におけるロシアの総人口は、約1億4,600万、出生率1.51で、日本の約1億2,600万人、出生率1.34とよく似た人口構成」

おっと、我が国とあんま変わんないのか。

「このような社会で兵員の損耗を顧みない作戦指揮を行えば募集が困難になるのは当然で、兵士の士気は下がるし、兵士を送る家族、すなわち民衆の軍に対する信頼・支持を失う結果を招く。」

ロシアは、その後、政治的リスクを負って大規模動員を掛けたほか、前線投入において囚人を活用するなど、ありとあらゆる手段を使って兵員の増強に努めている。

「ウクライナもロシアに似た人口動態を経てきており、軍人の離職率が高いという問題を抱えてきた。」

「皮肉なことだが、この問題ゆえに本格的な軍事訓練を受けた若年層が一般社会に多く存在し、結果的に潜在的な予備兵力となったと評価されている」

へえーっ、それは知らなかったな・・・。

「ロシア軍は侵攻計画を策定する上でウクライナの動員能力を過小評価するという過ちを犯した。」

うーん、それが主因とは思えないが、まあ、影響は小さくないだろう。

ウクライナ軍の規模は、現在も100万人程度とされ、開戦当時のロシア正規軍に匹敵する。

そう簡単に負ける気づかいはなかったわけだ。

戦術面についても解説がある。

「ロシアが苦戦している理由の筆頭に自軍に対する自信過剰と敵に対する過小評価を挙げている」(英国のシンクタンク国際戦略研究所)

うーん、現状を見ると、まんまウクライナ軍に当てはまる感じがするな・・・。

「ロシアは開戦に際して15万人の兵力を展開したが、その目標は明らかに過大だった。ロシアの侵攻計画は、開戦後10日でウクライナを打倒し、8月までには全国を平定して併合することを前提とした短期決戦、いわば電撃戦を想定していた。キーウを早期に占領することでウクライナの指導層は逃走し、国家は崩壊する。また、進軍するに従って親ロシアの住民がロシア軍を支持するという楽観的なシナリオだ。」

当初の思惑は不明だが、おそらく、この通りだったに違いない。

浮沈子が、「ウクライナ降伏不可避」とサブタイトルを付けたのは、侵攻直前の状況から「ウクライナ侵攻不可避」と付けたサブタイトルに続くつもりだったが、そう見立てた動機は、ロシアの当初見込みと同じだ。

まあ、米国CIAも、当時はそう見立てていたわけだし、フランスの諜報機関は、そもそも侵攻はないと見ていたから、実際の状況は世界の専門家の予想を裏切ったわけだ。

戦術レベルの開設は詳細を極めている。

「開戦以来、両軍ともに下級指揮官のリーダーシップを重視してきた。ロシア軍は侵攻に際して127個の大隊戦術グループ(Battalion Tactical Groups: BTG)に行動地域と達成すべき任務を与えたと言われる。」

「BTGは600-800人からなっており、数個の歩兵中隊の他、砲兵、防空、工兵、後方支援の機能を備えた、コンパクトながら独立的に行動できる単位だ。」

「流動的な状況の下、比較的小規模な部隊が分散して自律的に機動し迅速に戦闘の決着をつけることがこの編成の狙いだ。」

うーん、悪くない気がするんだがな・・・。

「BTGは下級将校と下士官の能力に依存した編成」

「プロフェッショナルな志願兵が不足するロシア軍には不向きな編成」

「結果として、ロシア軍自体がこの考え方を放棄したと観測されることとなった」

やれやれ・・・。

やっぱ、机上の空論じゃダメなわけだ。

対するウクライナ軍はどうだったのか。

「2014年以来、ウクライナ軍は、低強度とはいえ10年近くにわたってロシア軍と交戦し続けてきた。この間、常にエスカレート、つまりロシア軍による大規模侵攻を念頭において準備を進めてきた。」

「特に、中堅以下の将校は、数個正面にローテーションで配置され、それぞれの正面の地形やロシア軍の戦法に習熟するよう求められてきた」

こうした準備を整えてきたウクライナ軍は、侵攻当初から十全な能力を発揮したわけだ。

ゼレンスキーは、大規模動員について、軍の内部でのローテーションで回避可能と見ているようだが、これらの対応について、ちゃんとわかってるんだろうか?。

まあいい。

兵器の詳細については割愛するが、砲兵や弾薬については重要な指摘がある。

「ウクライナ軍は、近年榴弾砲などの砲身砲や多連装ロケットの砲兵火力の強化に勤めてきた。」

「2014年のクリミア併合以来、ロシア軍との交戦における死傷者の90%が砲兵によるという経験に基づいてのことだ。」

「開戦時におけるロシアとウクライナの兵力を比較してみると、総兵力で90万人:21万人とロシアが圧倒的に優位にあるのに対し、砲兵では砲2,433門:1,176門、多連装ロケット3547軌:1.680軌とその差は決定的な水準ではなかった」

うーん、素人的には大砲の数でもロケット砲でも2倍というのは「決定的」に見えるんだがな。

確かに、総兵力4倍強という状況に比べれば、差が少ないということは言えるかも知れない。

「ウクライナ軍がロシア軍と同じ砲を使用している一方、目標の捜索と射撃の観測のためにドローンを多用し、また、砲兵部隊を効率的に運用するためにデジタル指揮統制システムを活用していることがその背景にある。」

これについては、NATO軍関係者も指摘しており、砲弾の数の差を補っているとされている。

その砲弾についても言及がある。

「砲兵の役割が高いことは砲弾の消費量が大きいことを意味し、砲弾生産力がこの要求を満たし続けるのか否かが問題」

まさに、現在がその状況にある。

大問題だ・・・。

「米国をはじめとするNATO諸国は、昨年の開戦以来ウクライナに対して150門を超える155ミリ榴弾砲を供与してきた。」

「ウクライナ軍は平均して1日に3,000発、1ヶ月にすると9万発の155ミリ砲弾を消費する。」

現在と、あまり変わらない消費量だったが、反転攻勢時は1日1万発程度は使っていたようだ。

「これに対して米国全体での同砲弾生産量は月産1万4千発、ウクライナ軍1ヶ月の消費量を生産するのに半年を要する計算となる。」

「米国防省は、砲弾やミサイルの消費が予想以上であったことを背景として、弾薬類の生産基盤を現在の約3倍にすべく強化し始めたが、これには時間を要する。155ミリ砲弾の場合、2023年春までに月産2万発、そして2025年に月産4万発の目標に達するとされる」

1年前から、増産の準備は行っていたが、それでも到底需要を満たすことはできない。

支援が再開されても、それは同じという点が重要だ。

「西側の支援が続く限り、ロシアに勝機はなさそうだ。」

「一方、ロシアが負けることも想像しがたい。」

その理由として、ウクライナの反攻における補給線が延びることを挙げているが、まさか、西側の支援が途絶えること、ウクライナの動員が困難を極めることは想定できなかったようだ。

純軍事的考察だけでは、戦争の行方を見通すことはできない。

この記事が出てから、まだ1年経っていないことを考えると、この間の状況の変化は想像以上であったことが分かる。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

ザルジニーが指摘した通り、戦争の勝利を決めるのは「破壊と領域支配」だ。

ピンポイントの高価値目標やインフラの破壊も確かに重要だが、それが戦場の状況の改善につながるかどうかは別の話だ。

ウクライナは、短期の戦闘では成果を上げてきたが、支援が細る中、国力の差がものをいう長期戦に入って問題が噴出してきている。

現政権は、軍の改革で現状を改善できるとしているようだが、それがムリポなことは誰が見ても明らかだろう。

2800万人の国民が、1億5千万人(支配地域を含む)を超えるロシアと対峙している。

開戦当時のウクライナ軍の正規兵の戦力が21万人という記述があったが、それが本当だとすれば、予備役等で80万人が一気に増加したことになる。

もともと、離職者が多いという問題を抱えていたところに、ロシア侵攻というイベントが重なり、十分な訓練を受けずに投入された兵士は前線には送り込めなかったに違いない(未確認)。

軍内部でのローテーションだけでは、問題を解決できない理由の一つかもな。

ロシアは、少なくとも短期的に戦争を継続する体制に移行しているが、ウクライナは産業が疲弊していることと同時に、軍隊内部の問題にも取り組まなければならない。

既に書いたNYTの記事の通り、米国の支援が再開されなければ、5月には敗戦に追い込まれる。

大規模動員は不可避だし、政治的リスクから実施できないに違いない。

じり貧のまま、兵隊も武器弾薬も不足したまま、破壊と領域支配を受け続けることになる。

わが国は、太平洋戦争において本土決戦せずに無条件降伏したけど、ウクライナは、開戦当初から本土決戦だからな。

地続きの国は大変だな・・・。

<もっと追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアが占領地域でスターリンクを使用しているとウクライナが発表)
https://www.reuters.com/world/europe/ukraines-military-intelligence-says-it-confirms-use-musks-starlink-by-russian-2024-02-11/

「ロシア占領者による所定の機器の使用事例が登録されている。これは組織的な性質を帯び始めている」(ウクライナ国防省情報総局(GUR)のアンドリー・ユソフ報道官)

「この端末はドネツク東部の部分的に占領された地域にある、交戦中のクリシチウカとアンドリーウカの町の近くで戦闘を行っているロシアの第83航空強襲旅団のような部隊によって使用されている」(ウクライナ国防省情報総局(GUR))

「ウクライナ政府関係者2人は今週初め、ロシアによるスターリンクの使用がウクライナ占領地で検知されたとロイターに語った。」

「スターリンクは2月8日、同社の端末はロシアでは稼働しておらず、スペースXはロシアでこのサービスを販売またはマーケティングしたことはなく、ロシア国内の拠点に機器を出荷したこともないと述べた。」

ちなみに、ロシアは国内でのスターリンクの使用を認めていない。

「Starlink端末が制裁対象または無許可の当事者によって使用されているという情報をSpaceXが入手した場合、当社はその申し立てを調査し、確認された場合には端末を無効化する措置を講じる」(スターリンク)

この件は、国内メディアも報じている。

(ロシア軍、スターリンクの使用を拡大 ウクライナ情報総局が確認)
https://www.asahi.com/articles/ASS2C74G1S2CUHBI018.html

「ウクライナ国防省情報総局は11日、イーロン・マスク氏が創業した米スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」をロシア軍が使っていることを確認したと、SNS「テレグラム」の投稿で明らかにした。」

(ロシア軍、占領地でマスク氏のスターリンク使用 ウクライナ発表)
https://mainichi.jp/articles/20240212/k00/00m/030/001000c

「スターリンクは大規模な地上設備を必要としない。マスク氏はロシアによる侵攻直後にウクライナを支援するため、同国内でのサービスを開始した。一方で、ウクライナ南部クリミア半島で使用したいとするウクライナ側の要請をマスク氏が拒否したことなども報じられていた。」

朝日はテレグラムのチェックだろう(未確認)。

毎日はロイターを元ネタにしている。

鹵獲品じゃないのかあ?。

(衛星通信スターリンク、「全ての前線で使用」 ウクライナ高官)
https://www.cnn.co.jp/tech/35208940.html

「前線で実力を示してきた。(スターリンク・システムが)良いか悪いかは好きに言えるが、事実は事実だ。間違いなく全ての前線で使われている」(ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長:昨年9月の記事)

「爆発物を搭載したウクライナ軍の無人潜水艇がロシア軍艦隊に近づいた時、潜水艇は通信の接続を失い、損害を与えることなく海岸に打ち上げられた」

うーん、先日のミサイル搭載艦の襲撃を見ると、今回はクリミアでも接続は切れなかったのかもしれないな。

ウクライナでもロシアでも、スターリンクは使われているようだ。

まあ、ロシアはこっそりな感じだがな。

前線で奪ったアンテナとルーターを使えば、その地域内なら使うことが可能だ。

ウクライナが杜撰な管理をしていれば、何の問題もなく使えるだろう。

金は、たぶん、米軍が払ってくれる(予算が通ればね)。

ロシア軍が、それを認めて組織的に使うことはないだろう(たぶん)。

軍用の通信に使えば、敵軍に傍受される可能性もある(できんのかあ?)。

ウクライナはそんなことは言ってられないだろう。

使えるものは何でも使う。

砲弾がなければ、照明弾でも使っているというからな。

やれやれ・・・。

この話は、大きくはならないだろう。

何か出れば、また書くかもしれない。

<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー

(NATO長官、ドナルド・トランプの発言は「我々の安全をすべて損なう」と発言)
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-68269354

「トランプがホワイトハウスにいて、ウクライナをめぐって、あるいは理論的には第5条が発動されるはずの小規模な侵略にどう対応するかをめぐってNATOに分裂が生じたとしたら。 NATO同盟が懸念しているのは、こうした「もしも」のことだ。」(国防・安全保障の専門家で元NATOアナリストのパトリック・ベリー博士)

上記は、単文での自動翻訳だ(こっちの方が意味が通る)。

この稿の<さらに追加>で取り上げたトランプさんのサウスカロナイナでの発言については、もう、嵐のような非難が続いている。

ベリー博士の懸念は、欧州が抱いている不安を適切に表現している。

ストルテンベルグとかは、勇ましいことばっか言って、正直に腹のうちを見せることはないからな(まあ、それが仕事ですから)。

まさかとは思っているのだろうが、そして、大規模な侵攻があれば別なんだろうが、「理論的には」発動されるはずの第5条が空文化し、米国に関しては機能しなかったら、或いは、ウクライナへの対応について、米国との間にビミョーな亀裂が生じるのではないかという「小さな」綻びが心配なわけだ。

それは、信頼の問題だ。

少なくとも、トランプさんがホワイトハウス入りした場合、これまでの言動を考えれば、十分合理的な懸念となる。

ロシアは、正に底を尽いてくると浮沈子は見ている。

初めから、100万人の兵力を送り込むわけではない。

素万人規模の兵力で、「お試し」をすることになるだろう。

NATOの結束、NATOの反応、NATOの覚悟をサウンドする。