🐱幻の対向車:デッドレコニング2024年02月12日 02:55

幻の対向車:デッドレコニング


(ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3:%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB/%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0_PART_ONE

「原題について、公開当初は『Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One』というタイトルであったが、2024年1月に原題から「PART ONE」が外れ、現タイトルに変更となった」

まあ、どうでもいいんですが。

「ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリは推測航法(デッドレコニング/Dead Reckoning)を用いた新しい航行システムを試験運用する為、高度なAIシステムを採用した。」

「しかし、この新型AIが自我を得た事により乗務員達をかく乱させ、自らが発射した魚雷により潜水艦を沈没させ、乗務員全員が死亡する。」

ウィキのあらすじは、あまりリアルじゃない。

(ミッションインポッシブル デッドレコニングPartONEネタバレあらすじ徹底考察&解説!エンティティとガブリエルの正体と過去、マリーとイルサについて解説!)
https://otakaranet.com/mission7.html

コピペできないので、こっちで読んでもらいたい。

が、うーん、こっちもリアルじゃないな(臨場感に乏しいという意味)。

アクション映画をあらすじで読んでもつまらん・・・。

この映画は、昨年12月にメキシコに行った時に、飛行機の中で観た。

往路で途中まで観て、復路で続きを観た。

浮沈子的には、冒頭でロシアの潜水艦が、自分の発射した魚雷で撃沈されるというシーンが印象的だったな。

いるはずのない敵艦を映し出し、発射されていない魚雷を捉え、対抗するために自艦から魚雷(これは本物)を発射させ、その制御を奪って自分に命中させて沈没させる・・・。

まあ、何でもかんでもコンピューターに頼っているから、こういうことになるのだ。

だが、実際そういうことになったら恐ろしいだろうな。

なーんて事を考えながら観ていて、2か月近く経って、映画のことは忘れかけていた・・・。

(自動運転車のレーダーセンサーに「幻の対向車」を見せたり存在するはずの車両を見えなくしたりして事故を起こさせる攻撃手法「MadRadar」が開発される)
https://gigazine.net/news/20240209-madradar-hack-self-driving-cars/

「パジッチ氏らが開発したMadRadarは自動運転車に搭載されているレーダーセンサーをだまし、他の自動車が接近していることを隠蔽したり、何も存在しない場所に「幻の自動車」が出現したと錯覚させたりすることができるという、自動運転車を攻撃する手法です。研究チームはMadRadarの概念実証に成功しています。」

マジか!?。

ますは、レーダーに侵入するために、照射されている信号を解析する必要があるようだ(詳細は割愛)。

「デューク大学の研究者が開発したMadRadarは、4分の1秒未満の速さでこのパラメーターを正確に検出することが可能だそうです。」

「攻撃対象となる車両のレーダーセンサーに向けて特定の信号を送信することで、レーダーセンサーを狂わせることが可能。例えば、遠ざかっているはずの他の自動車を、接近してきていると誤検知させることができます。」

「標的となる自動車のレーダーシステムについてあまり知らなくとも、現実世界の実験でどこからともなく幻の自動車を出現させて誤認させたり、存在するはずの自動車を検出できなくしたりすることができました。我々は誰かを傷つけるためにMadRadarを開発しているわけではなく、既存のレーダーシステムに存在する問題を検証し、その設計を根本から変える必要があることを実証しています」

おっと、この話は、自分で自分を撃沈したセバストポリ潜水艦と同じじゃん!。

「レーダーセンサーを使用するアクティブクルーズコントロールが、実際には速度が全く変わっていないのに前の車両がスピードを上げていると思い込み、車両の速度を上げてしまうケースを想像してみて下さい。これが夜間に行われた場合、車両のカメラが前方の車両を認識する前に衝突してしまっているでしょう」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

浮沈子の乗っているホンダのNバンには、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が付いていて、高速道路などではアクセルから足を離して車任せで車速をコントロールしている。

乗っ取られたりしたらヤバいだろう。

デューク大学の研究者の開発した仕掛けは、レーダーアンテナに偽信号を浴びせかけるというものだが、アホな車載コンピューターに、偽データを送り込むことが出来れば、何でもアリな気がする(未確認:制御用のデータバスは、他と切り離されてるんじゃないのかあ?)。

それがAIとつるんで悪さをするようになれば、世界は破滅だ。

ああ、もうすっかり映画に毒されてる気がする。

現役のころ、西暦2000年問題にかかわったことがあるけど、あんなもんじゃ済まないだろう。

映画では、ありとあらゆるコンピューターが「エンティティ」(実在という意味)という名前のAIにハッキングされてるということだが、その割には主人公たちは平気で飛行機乗ってベニスとか移動してたけどな。

あれこそ、ヤバいんじゃないのかあ?。

まあ、映画だから、何でもアリな世界ではある。

高度に複雑化した人工システムが自我を芽生えさせるという話は、SFの世界にはありがちなネタだ。

攻殻機動隊の1作目では、「人形使い」(自称「プロジェクト2501」)という名の自律的プログラムが登場する。

そうえいば、スーパーマンでも、巨大コンピューターが世界を征服するという話が登場してたな(「電子の要塞」)。

ターミネーターの「スカイネット」も、そういう話に違いない。

おっと、マトリックスは、その内部に仮想世界を構築し、人類を「栽培」するというグロな設定だった。

先日も、イーロンマスクのニューラリンクが、初の人体装着に成功したというニュースが出ていたな。

今のところ、脳から信号を取り出すだけだが、情報を送り込んだりすることが出来るようになるのは時間の問題だろう。

洗脳された人間が、自爆テロみたいなことをやり始めたらヤバ過ぎる気がする。

まあ、そんな話は、SFじゃなくても世界中で起きてるし、AIに頼らなくたって、世界中でドンパチやってるからな。

浮沈子は、AIよりも生身の人間の方が恐ろしい気がする。

既に、世界はコンピューターなしでは回らなくなっているし、AIなしでは処理しきれないデータで溢れかえっている。

なぜ、その結論に達したのかの理由が分からないまま、言いなりになって奴隷のように生活する日々が始まっている。

コンピューターの世界に、民主主義はない(かつては、故障しやすかったので多数決とかしてたみたいですが)。

専制主義的で、権威主義的で、独裁的だ(ロシア的?)。

ああ、そういえば、エヴァンゲリオンのマギ(MAGI)は、合議制だったけどな。

えーと、アップルシード(アニメ版)に登場する「ガイア」は、老人たちと対話して決定するコンピューターとして描かれていた。

アナログ人間で、20世紀の殻をお尻にくっつけて生きている浮沈子は、コンピューターという代物を信じ切ることができない。

壊れるし、バグだらけで、いざという時には電池がない(そんなあ!)。

クルマのメカトロニクスの進展を快く思わず、電子の帝国として機械の王国と対峙させて捉えてきた。

それも、既に昔の話となり、FFで、オートマで、ACCまで付いたNバンを乗り回している。

世界はコンピューターで溢れかえり、戦場ではFPVドローンが飛び回っている。

21世紀だからな。

人間の想像力を超えて、現実の世界は変わっていく。

しかし、それは人間が作り出した世界だ。

我々の願い、欲望、夢が作り出す世界。

その世界が、人間の幸福や希望を実現するためだけにあり続けることを祈らずにはいられない・・・。

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