🚀そーいえばあれはどーなった:スターシップ:IFT-52024年08月20日 11:53

そーいえばあれはどーなった:スターシップ:IFT-5


(スペースXのスターシップ5号機は8月下旬か9月に打ち上げられる見込み、マスク氏)
https://wccftech.com/spacexs-starship-flight-5-likely-in-late-august-or-september-says-musk/

「イーロン・マスク氏の最新のコメントによると、9月に行われる可能性が高い」

「タワーキャッチの危険性によりFAAの調査が長引いた」

「FAAは以前、スペースXが飛行経路に沿って打ち上げと回収作業を続けることを選択すれば、スターシップの承認を早めることができると述べていた。」

うーん、キャシールーダースはタワーキャッチ(メカジラによる1段目の回収)はIFT-5では見送られるようなことを言ってたんだがな。

やっぱ、やるんだ・・・。

「タワーキャッチとともに、スペースXがスターシップフライト5で実行する可能性のあるもう1つの重要なテストは、宇宙でのエンジン再点火です。」

まあ、これは当然やるだろうな。

「第2段では、SpaceXは4回目の飛行後に何千枚もの熱シールドタイルを完全に交換した。」

タイルの固定方法が同じなら、下地を増し塗りしたところで同じ結果になると思うんだがな。

まあいい。

「8月には、同社はRaptor 3の最初のテスト走行という形で、ロケットの最大のアップグレードであるエンジンをテストした。このエンジンは、以前の火災の原因となった主要部分に重点を置いたアップグレードにより、前任者よりも大幅に簡素化された設計になっており、推力が増加し、1トン以上の重量が軽減されている。」

この件については稿を改めて書く。

(スペースX、スターシップの5回目のテスト飛行に向けて準備を進める)
https://www.teslarati.com/spacex-tiptoes-toward-starship-fifth-test-flight/

「SpaceXは、統合飛行試験5(IFT-5)として知られるスターシップの次の試験飛行に向けて慎重に進んでいる。この試験飛行は本日、連邦機関の1つから承認を得たが、まだもう1つ承認が必要である。」

「7月にCEOのイーロン・マスク氏は、5回目の飛行は8月初旬に行われると発言したが、その時期はすでに過ぎている。今はすべて、連邦通信委員会(FCC)と連邦航空局(FAA)がスターシップの5回目のIFTをいつ承認するかにかかっている。」

「Starship の打ち上げが実行できるかどうかの最終決定権は FAA にあります。」

計画承認の遅れがタワーキャッチに関連しているらしいことは、初出の記事で見た通りだ。

米国の夏のバカンスシーズンで、お役所の対応がどうなっているのかは知らない。

FAAの担当者はたまらんだろうな・・・。

🚀スターシップ:ラプター3公開2024年08月20日 12:26

スターシップ:ラプター3公開
スターシップ:ラプター3公開


(さらに強く、シンプルに - スペースXが最強ロケットエンジン「ラプター3」公開)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240819-3008144/

「米宇宙企業スペースXは2024年8月4日、巨大宇宙船「スターシップ」に使うために開発中の新型ロケットエンジン「ラプター3」を公開」

「ラプター2の1基あたりの質量は1630kgだったところ、ラプター3では1525kg」

「関連するハードウェアすべてを含めた質量も、ラプター2では2875kgだったものが、1720kgにまで軽量化できた」

「推力の向上も果たし、ラプター2では230tfだったところ、ラプター3では280tfにまで増加」

「スペースXはまた、8月9日には、ラプター3の燃焼試験を行ったことを発表している(実際の試験日は不明)。」

記事では、その構造が劇的にシンプルになったことから、ULAのトリーブルーノが未完成エンジンと誤解したエピソードが紹介されている。

「たしかにシンプルだが、すべての部品が取り付けられていないのではないか」(スペースXのライバル企業であるユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のCEOで、ロケット・エンジニアでもあるトリー・ブルーノ氏)

まあ、どうでもいいんですが。

(SpaceX の驚異的なロケットエンジンは複雑でありながらシンプルで、51% 強力)
https://wccftech.com/spacexs-stunning-rocket-engine-is-complex-yet-simple-51-more-powerful/

「最新のラプターエンジンの初テストに成功したという。ラプター3はスペースXのこれまでで最も強力なロケットエンジンで、耐熱シールドを必要とせず、接合部による損傷もなく、宇宙飛行のストレスに耐えられるように作られている。」

「エンジンは露出しているため、冷却が必要です。そのため、すべての部品に一体型冷却回路があります。そのため、外見は非常にシンプルに見えますが、内部は複雑です」(スペースXのCEO、イーロン・マスク氏)

このエンジンが、いつから実践投入されるかは不明だ。

ラプター1の燃焼室の過熱問題を克服し、さらに完成度を高めているようだ。

別記事では、さらなる高出力化(300tf)を狙っているとも報じられている。

スターシップは改良を続けながら実用化に向けて進化し続けている。

IFT-5がいつになるかは不明だが、ラプター3を搭載したスターシップが飛ぶのを早く見てみたい気がするな・・・。