😼米国大統領選挙:それでも地球は回っている ― 2024年11月02日 01:19
米国大統領選挙:それでも地球は回っている
(ハリスが選挙に負ける3つの理由)
https://www.wsj.com/opinion/the-three-reasons-harris-will-lose-presidential-election-unprepared-no-clear-message-db922adb?st=m9c4xC
「伝統的な民主党員は党を離脱しつつあり、彼女は準備不足で、明確なメッセージを持っていない。」(副題より)
➀まず、歴史的な民主党支持層が世論調査で予想されなかった差で彼女を見捨てるだろう。
➁第二に、ハリス氏は国家政治の激動の世界に飛び込む準備ができておらず、(中略)挑戦や対立で十分に試されることなく政界の階段を上ったことで、自らの成功の犠牲者となっている。
➂第三に、ハリス氏は「ザ・ビュー」で「バイデン大統領と違うことをしたい」と思うことは何も思い浮かばないと答えた
やれやれ・・・。
しかし、浮沈子はまだ、民主党が政権を維持すると見ている(ホントかあ?)。
「彼女は今の時代にふさわしい人物ではないのだ。」
記事の著者であるケネス・L・カチギアン氏はロナルド・レーガン大統領の主任スピーチライターであり、リチャード・ニクソン大統領の補佐官でもあった。
共和党政権の中枢にいた人物だ。
しかし、それを割り引いたとしても、カマラハリスの置かれた状況は厳しい。
激戦州では、経済問題が重要な争点となっているが、民主党はそれに対する明確なメッセージを発信できないでいる。
景気は決して悪くないんだが、米国民の多くはそれを実感できない。
それでもなお、民主党は政権を維持するだろう(そうなのかあ?)。
ハリス副大統領を担いだのは、確かにまずかったかもしれない。
この土壇場で、「ゴミ」発言で、バイデンにまで足を引っ張られている始末だ。
当てにはならないが、激戦州の状況も、やや改善がみられる。
()内は選挙人の数
・アリゾナ (11):トランプ+2.3
・ジョージア (16):トランプ+2.6
・ミシガン (15):ハリス+0.8
・ミネソタ (10):ハリス+4.8
・ネバダ州 (6):トランプ+0.9
・ノースカロライナ (16):トランプ+1.5
・ペンシルバニア (19):トランプ+0.5
・ウィスコンシン (10):ハリス+0.3
・ネブラスカ CD2 (1):+10
これらを単純に割り振った結果
・ハリス:251人
・トランプ:287人
ペンシルベニア(19)がハリスになれば(タラレバかよ!?:0.5パーセント差)、270人を獲得して、政権を維持できる寸法だ。
あり得ない話とまでは言えない(そうなのかあ?)。
全米の世論調査では、トランプに僅差で逆転されているが(0.3パーセント)、もちろん、参考程度にしかならない。
賭けのオッズは相変わらず6割対4割で負けちまっているけど、これもあくまでも参考だ。
世論調査の数字の上では、全く互角と言っていいし、実際の投票でも即日判明することはないだろう。
1週間程度は揉めるに違いない。
特に、トランプが僅差で負け越すようなことがあれば、年明けまで揉める可能性もある。
まだまだ、民主党が諦めるのは早過ぎる。
ハリスは、確かに米国大統領としての資質に疑問がありそうだが、じゃあ、トランプならいいのかということになる。
抑制的な良識ある側近が附いて、暴走を止めることが出来れば良し、さもなければ、米国は再び崖っぷちに連れて行かれるに違いない(そうなのかあ?)。
浮沈子は、伯仲する情勢の中で、米国の良識を信じているだけだ。
トランプの再選は恐怖以外の何物でもない。
怪物を大統領にするくらいなら、間抜けなピエロの方がマシだ。
世界最大の軍隊を率い、全人類を何度も滅亡させるだけの核兵器の発射ボタンを手に入れ、任期中に中国とドンパチやる可能性が高いわけだからな。
少なくとも中東やウクライナ、台湾に暮らす人々の運命は、米国大統領の決断にかかっている。
ひょっとすると、北朝鮮や韓国、我が国だって蚊帳の外ではいられないだろう。
4日後には決まる(明らかになるのは数日後でも、投票は行われるからな)。
べらぼーめ・・・。
一国の大統領が、世界の運命を決めるようなこと自体がおかしい。
米国の影響力の低下は、一時的には世界を不安定にするかもしれないが、中長期的には好ましい気がする。
が、今はその時ではない。
世界は、固唾を吞んでその行方を見守っている・・・。
(ハリスが選挙に負ける3つの理由)
https://www.wsj.com/opinion/the-three-reasons-harris-will-lose-presidential-election-unprepared-no-clear-message-db922adb?st=m9c4xC
「伝統的な民主党員は党を離脱しつつあり、彼女は準備不足で、明確なメッセージを持っていない。」(副題より)
➀まず、歴史的な民主党支持層が世論調査で予想されなかった差で彼女を見捨てるだろう。
➁第二に、ハリス氏は国家政治の激動の世界に飛び込む準備ができておらず、(中略)挑戦や対立で十分に試されることなく政界の階段を上ったことで、自らの成功の犠牲者となっている。
➂第三に、ハリス氏は「ザ・ビュー」で「バイデン大統領と違うことをしたい」と思うことは何も思い浮かばないと答えた
やれやれ・・・。
しかし、浮沈子はまだ、民主党が政権を維持すると見ている(ホントかあ?)。
「彼女は今の時代にふさわしい人物ではないのだ。」
記事の著者であるケネス・L・カチギアン氏はロナルド・レーガン大統領の主任スピーチライターであり、リチャード・ニクソン大統領の補佐官でもあった。
共和党政権の中枢にいた人物だ。
しかし、それを割り引いたとしても、カマラハリスの置かれた状況は厳しい。
激戦州では、経済問題が重要な争点となっているが、民主党はそれに対する明確なメッセージを発信できないでいる。
景気は決して悪くないんだが、米国民の多くはそれを実感できない。
それでもなお、民主党は政権を維持するだろう(そうなのかあ?)。
ハリス副大統領を担いだのは、確かにまずかったかもしれない。
この土壇場で、「ゴミ」発言で、バイデンにまで足を引っ張られている始末だ。
当てにはならないが、激戦州の状況も、やや改善がみられる。
()内は選挙人の数
・アリゾナ (11):トランプ+2.3
・ジョージア (16):トランプ+2.6
・ミシガン (15):ハリス+0.8
・ミネソタ (10):ハリス+4.8
・ネバダ州 (6):トランプ+0.9
・ノースカロライナ (16):トランプ+1.5
・ペンシルバニア (19):トランプ+0.5
・ウィスコンシン (10):ハリス+0.3
・ネブラスカ CD2 (1):+10
これらを単純に割り振った結果
・ハリス:251人
・トランプ:287人
ペンシルベニア(19)がハリスになれば(タラレバかよ!?:0.5パーセント差)、270人を獲得して、政権を維持できる寸法だ。
あり得ない話とまでは言えない(そうなのかあ?)。
全米の世論調査では、トランプに僅差で逆転されているが(0.3パーセント)、もちろん、参考程度にしかならない。
賭けのオッズは相変わらず6割対4割で負けちまっているけど、これもあくまでも参考だ。
世論調査の数字の上では、全く互角と言っていいし、実際の投票でも即日判明することはないだろう。
1週間程度は揉めるに違いない。
特に、トランプが僅差で負け越すようなことがあれば、年明けまで揉める可能性もある。
まだまだ、民主党が諦めるのは早過ぎる。
ハリスは、確かに米国大統領としての資質に疑問がありそうだが、じゃあ、トランプならいいのかということになる。
抑制的な良識ある側近が附いて、暴走を止めることが出来れば良し、さもなければ、米国は再び崖っぷちに連れて行かれるに違いない(そうなのかあ?)。
浮沈子は、伯仲する情勢の中で、米国の良識を信じているだけだ。
トランプの再選は恐怖以外の何物でもない。
怪物を大統領にするくらいなら、間抜けなピエロの方がマシだ。
世界最大の軍隊を率い、全人類を何度も滅亡させるだけの核兵器の発射ボタンを手に入れ、任期中に中国とドンパチやる可能性が高いわけだからな。
少なくとも中東やウクライナ、台湾に暮らす人々の運命は、米国大統領の決断にかかっている。
ひょっとすると、北朝鮮や韓国、我が国だって蚊帳の外ではいられないだろう。
4日後には決まる(明らかになるのは数日後でも、投票は行われるからな)。
べらぼーめ・・・。
一国の大統領が、世界の運命を決めるようなこと自体がおかしい。
米国の影響力の低下は、一時的には世界を不安定にするかもしれないが、中長期的には好ましい気がする。
が、今はその時ではない。
世界は、固唾を吞んでその行方を見守っている・・・。
😼メキシコへの道:第4章:稲取合宿(その3) ― 2024年11月04日 20:44
メキシコへの道:第4章:稲取合宿(その3)
「何事もなければ、次回来るのはは来年になります。」
稲取マリンスポーツセンターの樋口さんに、そう御挨拶して帰路に就いた。
11月3日と4日(両日とも、午前中のみ:集中力が続かない・・・)の日程で、宿泊も同じ「竜宮の使い」(11月2日の夜に前泊)。
で、成果はどうよ!?。
<スキル概要>
➀ロングホースの収納(エキジット時)
➁オーラルでの給気(エアシェア時を想定:同じ手でセカンドステージをキープしたまま)
➂7mmウェットスーツでのウエイトバランスの確認(海洋では5mmウェットだったので)
➃残圧130バールくらいでノーフィンでのバランスチェック
⑤横向きのフィンスイム
⑥足のつかないところでのエントリー、エキジット
<達成状況:合宿その1→その2→その3>
➀:△→〇→〇(安定して仕舞える)
➁:△→〇→〇(セカンドキープOK!)
➂:〇→〇→〇(変わらず)
➃:×→×→△(出来た!:条件付きだけど)
⑤:△→△→△(横向きには慣れてきたが、キックは怪しいまま)
⑥:△→〇→〇(慣れた)
前回からの変化は、➃のノーフィンでのバランスだけ。
条件というのは、足をバタバタさせればという意味だ。
バタ足のように、左右交互にキックすると安定する(理由は未解明)。
偶然発見したんだが、そんな話は聞いたことがない。
足を止めると足が下に落ちるから、ウエイトの重心位置がブラダーと合っていないということになるが、おそらくわずかな誤差なんだろう。
BCへの給気で追い込むことはできなかった。
課題が残ったので、△にしておく。
バタバタすれば、いくらでも安定していられる。
リブリーザーの中性浮力の練習の時に調べた「動的安定」のような感じだ。
フィンを履いていれば、BCの調整で足を止めることは可能だからな。
十分だ。
ノーフィンのバランスチェックは、ウエイトの位置を確認するための作業だから目的は達成している。
練習で行うスキルは、目的のための手段だからな。
まあいい。
横泳ぎのフィンキックは課題として残ったが、探検家じゃないんだから、横泳ぎを30分も続けるようなところへは行かない(たぶん)。
1回目の合宿では、シルトが積もったところで、フィンを引きずりながら(手で)進む練習もしたが、プールの床面では指がかからないから限界がある。
ガイドダイビングではほとんど使わないけど、スプールを張る練習も繰り返しした。
ブラインドでラインを辿る練習(ラインコンタクト)や、クッキーの設置や回収も繰り返す。
筋肉の記憶になるまで何度でも繰り返す。
横泳ぎも、何度もチャレンジしているが、まだまだ練習が足りないんだろう。
水中のラダーに摑まり、真横になりながらキック、キック、キック・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
来週、國冨のプールでチェックしてもらって、その場で出来ることだけやっておく。
それでお終い。
何か、決定的な問題があって、これが出来なければメキシコには行けないというような話があれば、稲取合宿(その4)を強行するしかないけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
たぶん、それはないだろう。
そう願いたいもんだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
1日目の午前中2本目のエキジットの際、ブラダーの右下を止めていたバンジーが解けてしまった(切れたわけではありません)。
水中で直せないこともないんだが(どーやって!?)、エキジット間際ということもあり、そのまま上がった。
やれやれ・・・。
適正ウエイトの重要性を、身をもって知る。
器材チェックは入念にやらないとな・・・。
「何事もなければ、次回来るのはは来年になります。」
稲取マリンスポーツセンターの樋口さんに、そう御挨拶して帰路に就いた。
11月3日と4日(両日とも、午前中のみ:集中力が続かない・・・)の日程で、宿泊も同じ「竜宮の使い」(11月2日の夜に前泊)。
で、成果はどうよ!?。
<スキル概要>
➀ロングホースの収納(エキジット時)
➁オーラルでの給気(エアシェア時を想定:同じ手でセカンドステージをキープしたまま)
➂7mmウェットスーツでのウエイトバランスの確認(海洋では5mmウェットだったので)
➃残圧130バールくらいでノーフィンでのバランスチェック
⑤横向きのフィンスイム
⑥足のつかないところでのエントリー、エキジット
<達成状況:合宿その1→その2→その3>
➀:△→〇→〇(安定して仕舞える)
➁:△→〇→〇(セカンドキープOK!)
➂:〇→〇→〇(変わらず)
➃:×→×→△(出来た!:条件付きだけど)
⑤:△→△→△(横向きには慣れてきたが、キックは怪しいまま)
⑥:△→〇→〇(慣れた)
前回からの変化は、➃のノーフィンでのバランスだけ。
条件というのは、足をバタバタさせればという意味だ。
バタ足のように、左右交互にキックすると安定する(理由は未解明)。
偶然発見したんだが、そんな話は聞いたことがない。
足を止めると足が下に落ちるから、ウエイトの重心位置がブラダーと合っていないということになるが、おそらくわずかな誤差なんだろう。
BCへの給気で追い込むことはできなかった。
課題が残ったので、△にしておく。
バタバタすれば、いくらでも安定していられる。
リブリーザーの中性浮力の練習の時に調べた「動的安定」のような感じだ。
フィンを履いていれば、BCの調整で足を止めることは可能だからな。
十分だ。
ノーフィンのバランスチェックは、ウエイトの位置を確認するための作業だから目的は達成している。
練習で行うスキルは、目的のための手段だからな。
まあいい。
横泳ぎのフィンキックは課題として残ったが、探検家じゃないんだから、横泳ぎを30分も続けるようなところへは行かない(たぶん)。
1回目の合宿では、シルトが積もったところで、フィンを引きずりながら(手で)進む練習もしたが、プールの床面では指がかからないから限界がある。
ガイドダイビングではほとんど使わないけど、スプールを張る練習も繰り返しした。
ブラインドでラインを辿る練習(ラインコンタクト)や、クッキーの設置や回収も繰り返す。
筋肉の記憶になるまで何度でも繰り返す。
横泳ぎも、何度もチャレンジしているが、まだまだ練習が足りないんだろう。
水中のラダーに摑まり、真横になりながらキック、キック、キック・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
来週、國冨のプールでチェックしてもらって、その場で出来ることだけやっておく。
それでお終い。
何か、決定的な問題があって、これが出来なければメキシコには行けないというような話があれば、稲取合宿(その4)を強行するしかないけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
たぶん、それはないだろう。
そう願いたいもんだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
1日目の午前中2本目のエキジットの際、ブラダーの右下を止めていたバンジーが解けてしまった(切れたわけではありません)。
水中で直せないこともないんだが(どーやって!?)、エキジット間際ということもあり、そのまま上がった。
やれやれ・・・。
適正ウエイトの重要性を、身をもって知る。
器材チェックは入念にやらないとな・・・。
😼欧州大戦争:重箱の隅:ポクロフシク炭鉱 ― 2024年11月06日 02:54
欧州大戦争:重箱の隅:ポクロフシク炭鉱
(ウクライナの外貨獲得に重要なポクロウシク、失えば 鋼鉄生産量が激減)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/pokrovsk-is-important-for-ukraines-foreign-currency-earnings-and-losing-it-would-mean-a-sharp-drop-in-steel-production/
「ポクロウシクには現在稼働している唯一の炭鉱があり、ここで製鉄に使用する全コークスを生産している。」(ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)
「ウクライナにとって製鉄産業は農業に次ぐ外貨獲得手段で、2024年1月~8月までの金属輸出額は約20億ドルに達し、ロシアと戦争中の国を存続させる資金源になっている」「ウクライナの 鋼鉄生産量は2024年末までに最大750万トン、2025年は1,000万トン以上になると見込まれているが、製鉄に必要なコークスの原料= 石炭は全てポクロウシク炭鉱から供給されており、この炭鉱を失うと鋼鉄生産量は200万トン~300万トンに激減する」(ロイター)
「昨年はポクロウシク炭鉱が供給する石炭で約350万トンのコークスを生産した」「もしポクロウシクを失えば石炭をどこから入手すればいいのか」「海外から海路で石炭を入手するのは容易ではない」(ロイターの取材に応じたウクライナコークス協会のアナトリー・スタロヴォイト会長)
「黒海に面した地域には水深が深い港が幾つかあるものの、軍事的リスクに加えて港湾施設が輸入用ではなく輸出用に作られているため大量の石炭を輸入するのは難しい」(ウクライナ製鉄協会のオレクサンドル・カレンコフ会長)
「一部の製鉄企業はポクロウシク炭鉱の喪失に備えて備蓄を始めている」
「石炭の輸入は生産コストの上昇に繋がって市場競争力を低下させるだろう」(製鉄産業界の関係者)
「ポクロウシク炭鉱では最大1万人が働き年間800万トンもの石炭が供給してきた。現在でも炭鉱で約6,000人が働いているが、ロシア軍が街に接近しているため労働者の数は大幅に減少している。ウクライナの輸出額に占める鉄 鋼の割合は1/3だったが、ポクロウシク炭鉱が失われれば生産量は半減するだろう。ロシアもそのことを認識している」(ウクライナメディアのRBC-Ukraine)
「ウクライナ軍を信じているもののプランBも用意している。もしポクロウシク炭鉱を失っても立ち止まるつもりはないし、DTEK、ポーランド、米国から 石炭を買うことも出来るし、コークスを輸入することも出来るが、これはウクライナ経済にとって無視できない打撃になるだろう」(ウクライナ製鉄企業=メトインヴェストのユーリ・リジェンコフ最高経営責任者)
「ロシア軍は現在、ポクロウシク炭鉱から約20km離れた地点までやって来ており、あと10kmも前進されれば砲兵部隊の射程圏内(通常砲弾による砲撃)に収まって操業が不可能になるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人)
2週間ほど前の記事だが、気になって仕方ないので記事にした(引用しただけじゃね?)。
ロシアがドンバス地域の占領に拘るのは、そこにある地下資源が狙いだという話は以前から出ている。
ポクロフシク炭鉱(ポクロウシク炭鉱)は、その地下資源(鉄鋼生産に適した原料炭:コークスの原料)を採掘している国内唯一の炭鉱だそうだ。
(ウクライナがポクロウシクを失えば鉄鋼業にも大打撃)
http://www.hattorimichitaka.net/archives/58763448.html
「2014年にウクライナがドンバスの半分を親露分離主義者に奪われ、炭鉱の80%が失われた。ウクライナ側に残ったポクロウシク炭鉱は1990年に開坑した比較的新しいもので、ウクライナ有数の富豪R.アフメトフが所有するメトインヴェスト社のもの」(引用はエコノミストの記事より:以下同じ)
「メトインヴェストはすでに、マリウポリの2つの製鉄所とアウジイウカにあった欧州最大のコークス化学工場をロシアに破壊されている。そして今、彼はポクロウシク炭鉱も失う事態に直面している。」
「ロシア指導部にとって、アフメトフの資産を標的にすることは、ウクライナ経済を弱体化させる以外に、復讐という意味もあると広く信じられている。2014年以前、クレムリンは間違いなく彼が分離主義やロシア側に付くと信じていた。彼がウクライナ側に付くと、クレムリンはこれを裏切りとみなし、彼の財産を差し押さえた経緯がある。」
「ポクロフスク鉱山はウクライナ最大の原料炭の炭鉱で、ウクライナに残る鉄鋼業にとって不可欠」
最近、ポクロフシク方面の動きは鈍い。
ウクライナが援軍を送っているのかもしれないが、ブーレダル陥落後の南ドネツクからのロシア軍の北上が顕著で、クラホベが落ちるのは時間の問題だろう。
それに比べれば、ポクロフシクやデミトロフ(ミルノフラド)方面は膠着している。
ポクロフシク炭鉱があるウダチネ(ポクロフシク市西方10kmくらい?)が、本当に狙われているのかは不明だ。
「もっとも、ある専門家によれば、ロシア軍はウクライナに残る鉄鋼業に打撃を与えるために鉱山を奪う必要さえないという。彼らが前進するにつれて、電力供給を遮断し、石炭を西の残りの製鉄所まで運ぶ道路を封鎖しようとするだろう。」
実際どうなるのかは何とも言えない。
(ウクライナ東部の重要な炭鉱、ポクロフスク炭鉱が紛争下でも操業継続)
https://jp.investing.com/news/commodities-news/article-93CH-908874
「炭鉱を所有するMetinvestは、操業停止と従業員避難が必要となる具体的な時期を明示していません。しかし、同社は従業員の安全を最優先事項とし、紛争地域近くの従業員家族の避難に積極的に関与してきたと述べています。」
戦闘地域の接近が顕著になれば、操業を継続することは困難になるかもしれない。
「ロシア軍は現在、ポクロウシク炭鉱から約20km離れた地点までやって来ており、あと10kmも前進されれば砲兵部隊の射程圏内(通常砲弾による砲撃)に収まって操業が不可能になるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人:再掲)
ロシアは、ウクライナの産業基盤(インフラ)を攻撃することによって、戦争継続能力を奪うことに熱心だ。
電力網への攻撃も、その一環だし、最近話題のガス施設についても、市民の暖房だけではなく、ガスを燃料とした発電に対する攻撃の側面もあるのかもしれない。
(ゼレンスキーがMiG-29提供でポーランドを批判、何も起こらなかった)
https://grandfleet.info/european-region/zelensky-criticizes-poland-for-donating-mig-29s-nothing-happens/
「我々は冬場のガス供給をリヴィウ州ストルイのガス貯蔵施設に依存しており、これを守るのに必要なシステムをもっていないため『ロシア軍のミサイルを撃ち落としてほしい』とポーランドに要請してきたが、彼らは『単独では対応できない』『NATOが支持するのであれば迎撃できる』と主張した。そのため『ガス貯蔵施設を保護するのに必要なMiG-29を提供してほしい』と要請したが拒否された。ポーランドは自国のニーズを満たすだけの戦闘機を持っていなかったためだ」(ゼレンスキー大統領)
「我々はNATOの前事務総長と協議し、バルト三国に提供しているのと同じ領空保護をNATOが提供することで合意していた。その後に何が起きたのか?ポーランドは我々に戦闘機を提供したか?加盟国がポーランドに『ロシア軍のミサイルを迎撃すべきだ』と言ったか?結局何も変化はなかった」(同上)
「ポーランドへの領空保護提供にウクライナとNATOがいつ合意したのか不明」(航空万能論ブログ管理人:以下同じ)
「NATOやポーランドに「ウクライナ上空でロシア軍のミサイルを迎撃しろ」というのは「ロシアとの戦争に直接関与せよ」と言っているも同義」
「これは合意したからと言って直ぐに実行可能なものではない。」
この後の記事では、ポーランド(副首相)はムカついて、ゼレンスキーに「文句ばっか言ってないで、ポーランドに感謝しろ!」とブチ切れたそうだが、本題とは関係ないので割愛する。
まあ、どうでもいいんですが。
ポクロフシク炭鉱が通常砲弾の射程圏内に入れば、また記事になるのかもしれない。
セリダブから線路沿いに進んでジェフチェンコ辺りまで進軍すれば、十分射程圏内に入るだろう(未確認)。
操業を止めるだけなら、それ程徹底的に破壊する必要もないからな。
やれやれ・・・。
ロシアがドンバス地域を制圧することによる影響は、ウクライナにとって単に領土を失うだけに留まらない。
それ以上に、産業・経済にとって、重大な影響を被ることになる。
つーか、ロシアはそれを狙って進軍しているに違いないのだ(未確認)。
その意味でも、ウクライナ南部の黒海沿岸の状況が気になるところだ。
ロシアのへルソン撤退以降、あまり大きな動きはないけど(クリンキ争奪くらいか)、南部戦線は潜在的に重要な意味を持つ。
ブーレダル喪失で、物流が改善したことによる戦線の活性化が懸念されている。
仮に、北朝鮮軍の支援などによりクルスク方面から兵力を移動させることが出来たら、この地域でのドンパチがド派手に始まるかもしれない。
産業基盤である南部の港湾を押さえられれば、ウクライナの経済力は激減する。
もちろん、ウクライナ側もそれは十分承知しているだろうし、戦略的に防衛を強化してくるに違いない。
クルスクなんかに構ってはいられなくなることは間違いない。
南部を取られれば、そこから北上されてドニエプル川西岸を取られるしな。
モルドバ東部(沿ドニエストル共和国)への陸路も繋がる。
大統領選挙は、結構ヤバかったからな(現政権が維持したようです)。
まあいい。
ロシアが何を考えているかは知らない。
巷では、米国大統領選挙の行方に注目が集まっている(そりゃそうだろう・・・)。
世論調査の結果は、これ以上ないほど拮抗しているし、マスコミの報道も過熱している。
確かなことはただ一つ。
ウクライナの運命は、その結果で大きく変わる(たぶん)。
投票は既に始まったようだな・・・。
(ウクライナの外貨獲得に重要なポクロウシク、失えば 鋼鉄生産量が激減)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/pokrovsk-is-important-for-ukraines-foreign-currency-earnings-and-losing-it-would-mean-a-sharp-drop-in-steel-production/
「ポクロウシクには現在稼働している唯一の炭鉱があり、ここで製鉄に使用する全コークスを生産している。」(ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)
「ウクライナにとって製鉄産業は農業に次ぐ外貨獲得手段で、2024年1月~8月までの金属輸出額は約20億ドルに達し、ロシアと戦争中の国を存続させる資金源になっている」「ウクライナの 鋼鉄生産量は2024年末までに最大750万トン、2025年は1,000万トン以上になると見込まれているが、製鉄に必要なコークスの原料= 石炭は全てポクロウシク炭鉱から供給されており、この炭鉱を失うと鋼鉄生産量は200万トン~300万トンに激減する」(ロイター)
「昨年はポクロウシク炭鉱が供給する石炭で約350万トンのコークスを生産した」「もしポクロウシクを失えば石炭をどこから入手すればいいのか」「海外から海路で石炭を入手するのは容易ではない」(ロイターの取材に応じたウクライナコークス協会のアナトリー・スタロヴォイト会長)
「黒海に面した地域には水深が深い港が幾つかあるものの、軍事的リスクに加えて港湾施設が輸入用ではなく輸出用に作られているため大量の石炭を輸入するのは難しい」(ウクライナ製鉄協会のオレクサンドル・カレンコフ会長)
「一部の製鉄企業はポクロウシク炭鉱の喪失に備えて備蓄を始めている」
「石炭の輸入は生産コストの上昇に繋がって市場競争力を低下させるだろう」(製鉄産業界の関係者)
「ポクロウシク炭鉱では最大1万人が働き年間800万トンもの石炭が供給してきた。現在でも炭鉱で約6,000人が働いているが、ロシア軍が街に接近しているため労働者の数は大幅に減少している。ウクライナの輸出額に占める鉄 鋼の割合は1/3だったが、ポクロウシク炭鉱が失われれば生産量は半減するだろう。ロシアもそのことを認識している」(ウクライナメディアのRBC-Ukraine)
「ウクライナ軍を信じているもののプランBも用意している。もしポクロウシク炭鉱を失っても立ち止まるつもりはないし、DTEK、ポーランド、米国から 石炭を買うことも出来るし、コークスを輸入することも出来るが、これはウクライナ経済にとって無視できない打撃になるだろう」(ウクライナ製鉄企業=メトインヴェストのユーリ・リジェンコフ最高経営責任者)
「ロシア軍は現在、ポクロウシク炭鉱から約20km離れた地点までやって来ており、あと10kmも前進されれば砲兵部隊の射程圏内(通常砲弾による砲撃)に収まって操業が不可能になるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人)
2週間ほど前の記事だが、気になって仕方ないので記事にした(引用しただけじゃね?)。
ロシアがドンバス地域の占領に拘るのは、そこにある地下資源が狙いだという話は以前から出ている。
ポクロフシク炭鉱(ポクロウシク炭鉱)は、その地下資源(鉄鋼生産に適した原料炭:コークスの原料)を採掘している国内唯一の炭鉱だそうだ。
(ウクライナがポクロウシクを失えば鉄鋼業にも大打撃)
http://www.hattorimichitaka.net/archives/58763448.html
「2014年にウクライナがドンバスの半分を親露分離主義者に奪われ、炭鉱の80%が失われた。ウクライナ側に残ったポクロウシク炭鉱は1990年に開坑した比較的新しいもので、ウクライナ有数の富豪R.アフメトフが所有するメトインヴェスト社のもの」(引用はエコノミストの記事より:以下同じ)
「メトインヴェストはすでに、マリウポリの2つの製鉄所とアウジイウカにあった欧州最大のコークス化学工場をロシアに破壊されている。そして今、彼はポクロウシク炭鉱も失う事態に直面している。」
「ロシア指導部にとって、アフメトフの資産を標的にすることは、ウクライナ経済を弱体化させる以外に、復讐という意味もあると広く信じられている。2014年以前、クレムリンは間違いなく彼が分離主義やロシア側に付くと信じていた。彼がウクライナ側に付くと、クレムリンはこれを裏切りとみなし、彼の財産を差し押さえた経緯がある。」
「ポクロフスク鉱山はウクライナ最大の原料炭の炭鉱で、ウクライナに残る鉄鋼業にとって不可欠」
最近、ポクロフシク方面の動きは鈍い。
ウクライナが援軍を送っているのかもしれないが、ブーレダル陥落後の南ドネツクからのロシア軍の北上が顕著で、クラホベが落ちるのは時間の問題だろう。
それに比べれば、ポクロフシクやデミトロフ(ミルノフラド)方面は膠着している。
ポクロフシク炭鉱があるウダチネ(ポクロフシク市西方10kmくらい?)が、本当に狙われているのかは不明だ。
「もっとも、ある専門家によれば、ロシア軍はウクライナに残る鉄鋼業に打撃を与えるために鉱山を奪う必要さえないという。彼らが前進するにつれて、電力供給を遮断し、石炭を西の残りの製鉄所まで運ぶ道路を封鎖しようとするだろう。」
実際どうなるのかは何とも言えない。
(ウクライナ東部の重要な炭鉱、ポクロフスク炭鉱が紛争下でも操業継続)
https://jp.investing.com/news/commodities-news/article-93CH-908874
「炭鉱を所有するMetinvestは、操業停止と従業員避難が必要となる具体的な時期を明示していません。しかし、同社は従業員の安全を最優先事項とし、紛争地域近くの従業員家族の避難に積極的に関与してきたと述べています。」
戦闘地域の接近が顕著になれば、操業を継続することは困難になるかもしれない。
「ロシア軍は現在、ポクロウシク炭鉱から約20km離れた地点までやって来ており、あと10kmも前進されれば砲兵部隊の射程圏内(通常砲弾による砲撃)に収まって操業が不可能になるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人:再掲)
ロシアは、ウクライナの産業基盤(インフラ)を攻撃することによって、戦争継続能力を奪うことに熱心だ。
電力網への攻撃も、その一環だし、最近話題のガス施設についても、市民の暖房だけではなく、ガスを燃料とした発電に対する攻撃の側面もあるのかもしれない。
(ゼレンスキーがMiG-29提供でポーランドを批判、何も起こらなかった)
https://grandfleet.info/european-region/zelensky-criticizes-poland-for-donating-mig-29s-nothing-happens/
「我々は冬場のガス供給をリヴィウ州ストルイのガス貯蔵施設に依存しており、これを守るのに必要なシステムをもっていないため『ロシア軍のミサイルを撃ち落としてほしい』とポーランドに要請してきたが、彼らは『単独では対応できない』『NATOが支持するのであれば迎撃できる』と主張した。そのため『ガス貯蔵施設を保護するのに必要なMiG-29を提供してほしい』と要請したが拒否された。ポーランドは自国のニーズを満たすだけの戦闘機を持っていなかったためだ」(ゼレンスキー大統領)
「我々はNATOの前事務総長と協議し、バルト三国に提供しているのと同じ領空保護をNATOが提供することで合意していた。その後に何が起きたのか?ポーランドは我々に戦闘機を提供したか?加盟国がポーランドに『ロシア軍のミサイルを迎撃すべきだ』と言ったか?結局何も変化はなかった」(同上)
「ポーランドへの領空保護提供にウクライナとNATOがいつ合意したのか不明」(航空万能論ブログ管理人:以下同じ)
「NATOやポーランドに「ウクライナ上空でロシア軍のミサイルを迎撃しろ」というのは「ロシアとの戦争に直接関与せよ」と言っているも同義」
「これは合意したからと言って直ぐに実行可能なものではない。」
この後の記事では、ポーランド(副首相)はムカついて、ゼレンスキーに「文句ばっか言ってないで、ポーランドに感謝しろ!」とブチ切れたそうだが、本題とは関係ないので割愛する。
まあ、どうでもいいんですが。
ポクロフシク炭鉱が通常砲弾の射程圏内に入れば、また記事になるのかもしれない。
セリダブから線路沿いに進んでジェフチェンコ辺りまで進軍すれば、十分射程圏内に入るだろう(未確認)。
操業を止めるだけなら、それ程徹底的に破壊する必要もないからな。
やれやれ・・・。
ロシアがドンバス地域を制圧することによる影響は、ウクライナにとって単に領土を失うだけに留まらない。
それ以上に、産業・経済にとって、重大な影響を被ることになる。
つーか、ロシアはそれを狙って進軍しているに違いないのだ(未確認)。
その意味でも、ウクライナ南部の黒海沿岸の状況が気になるところだ。
ロシアのへルソン撤退以降、あまり大きな動きはないけど(クリンキ争奪くらいか)、南部戦線は潜在的に重要な意味を持つ。
ブーレダル喪失で、物流が改善したことによる戦線の活性化が懸念されている。
仮に、北朝鮮軍の支援などによりクルスク方面から兵力を移動させることが出来たら、この地域でのドンパチがド派手に始まるかもしれない。
産業基盤である南部の港湾を押さえられれば、ウクライナの経済力は激減する。
もちろん、ウクライナ側もそれは十分承知しているだろうし、戦略的に防衛を強化してくるに違いない。
クルスクなんかに構ってはいられなくなることは間違いない。
南部を取られれば、そこから北上されてドニエプル川西岸を取られるしな。
モルドバ東部(沿ドニエストル共和国)への陸路も繋がる。
大統領選挙は、結構ヤバかったからな(現政権が維持したようです)。
まあいい。
ロシアが何を考えているかは知らない。
巷では、米国大統領選挙の行方に注目が集まっている(そりゃそうだろう・・・)。
世論調査の結果は、これ以上ないほど拮抗しているし、マスコミの報道も過熱している。
確かなことはただ一つ。
ウクライナの運命は、その結果で大きく変わる(たぶん)。
投票は既に始まったようだな・・・。
😼米国大統領選挙:米国の未来を決める激戦州 ― 2024年11月06日 05:04
米国大統領選挙:米国の未来を決める激戦州
(米大統領選、激戦7州有権者の投票行動を探る-異なる経済状況が鍵)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHBB6DWRGG000
「7州は計6100万人の人口を抱え、その経済規模はドイツの国内総生産(GDP)に匹敵する4兆4000億ドルに上る。」
「アリゾナ、ジョージア、ノースカロライナ各州では、投資と人口流入を原動力とした急速な成長がみられた。一方でラストベルトとも呼ばれるミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州では、成長は勢いを欠いてまだら模様であり、人口減少に直面する郡もある。ネバダ州では、新型コロナ禍が観光産業に与えた打撃がなお重くのしかかっている。」
「激戦州を対象にブルームバーグ・ニュースとモーニング・コンサルトが実施した世論調査では、有権者は一貫して経済を最優先課題として挙げてきた。」
既に投票は始まっており、有権者が足を運んだ当日に、投票所でどっちに投票するかという段階だ。
ほぼ半数の有権者(8千万人超)は、期日前投票を済ませており、拮抗する両勢力の勝敗の帰趨は、今、この瞬間投票している米国人の行動によって決まる。
つーか、米国のヘンタイ的選挙制度により、激戦7州の州民の行動にかかっていると言える。
記事では、あんなことやこんなことが影響を与えるとしているが、最後の締めが印象的だ・・・。
「投票所に向かう有権者を動かす要因は数多くある。多くの人にとって、投票行動の決め手となるのは経済問題ではなく、リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)、国境警備と移民の問題、外交政策、そして米国の民主主義を巡る状況かもしれない。」
「しかし、経済を最優先課題としている激戦州の有権者にとっては、最大の争点は全米規模の課題ではなく、地域の課題である可能性が高い。」
米国は、都市部と郊外(ド田舎)で政治的な色分けがはっきりしていると言われる。
・都市部→民主党
・ド田舎→共和党
全米を群レベルで細かく分けると、赤(共和党)でも青(民主党)でもなく、混合色の紫(パープル)になると言われている。
(レッドステートとブルーステート:紫の州)
https://en.wikipedia.org/wiki/Red_states_and_blue_states#Purple_states
「パープル・アメリカという用語は、米国は政治評論家が国民に信じ込ませようとしているほど分裂していないことを示す方法として、一般の語彙に加わった。」
うーん、州レベルでの分裂ではないんだろうが、群レベルでは分裂しているということなわけで、もっと言えば、地域による分裂ではなく、どの社会集団に属しているかによって個別的に分裂しているのかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
「50州のうち45州は、2016年と2020年の大統領選挙で一貫してドナルド・トランプ氏または民主党の対立候補に投票した。例外はジョージア州、アリゾナ州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ミシガン州で、これらの州はすべて2016年にはトランプ氏、2020年にはバイデン氏に投票した。」
「ジョージア州とアリゾナ州が徐々に民主党寄りになっている」
「いくつかの州は2016年や2020年に政党を変更しなかったが、依然として比較的拮抗しており、しばしば激戦州と見なされている。これらには、ノースカロライナ州、フロリダ州、オハイオ州、ネバダ州、アイオワ州、ニューハンプシャー州が含まれる。」
今回(2024年)の選挙では、ノースカロライナとネバダが激戦州と見做されている(ノースカロライナは共和党、ネバダは民主党優勢だった)。
直近の世論調査の値(下記(93)を除くと、ハリス:226、トランプ:219)。
州名(選挙人数):共和党:民主党:優勢候補
・アリゾナ(11):49.1:46.3:トランプ+2.8
・ネバダ州(6):48.2:47.6:トランプ+0.6
・ウィスコンシン(10):48.2:48.6:ハリス+0.4
・ミシガン州(15):47.8:48.3:ハリス+0.5
・ペンシルバニア(19):48.5:48.1:トランプ+0.4
・ノースカロライナ州(16):48.7:47.5:トランプ+1.2
・ジョージア(16):49.1:47.8:トランプ+1.3
「ジョージア州とアリゾナ州が徐々に民主党寄りになっている」(再掲)
ホントかあ?。
ノースカロライナはトランプになるだろうが、ネバダ、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアは、どっちに転んでもおかしくない。
トランプは、ペンシルベニアを落とせば敗北する公算が高い。
逆に、ハリスには殆ど後がない。
浮沈子的には、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアをハリスが取って(計44)、ネバダをトランプが取ると見ている(テキトーです)。
ハリスは、選挙人270人を押さえて当選する(希望的観測?)。
で、民主党政権の継続と見ているんだが、例によって当てにはならない。
まあいい。
結果は来週には出ているだろう(また、揉めるかもな・・・)。
賭けのオッズは、10月初頭から、若干の変動はあるものの一貫してトランプが10から20パーセントのリードを維持している。
一時期、その差が縮まることはあったが、ここ数日、差が20パーセント台に戻ってきている。
これを見ると、やっぱトランプが優勢なんだろうと思わざるを得ない。
全米の世論調査は、選挙結果への影響はないからな。
激戦州の中でも、ペンシルベニア(19)を取れるかどうかは大問題だ。
ハリスがここを取れなければ、勝ち目はない。
トランプは、ここを落とせば、ミシガンかウィスコンシンのどちらかを取らなければ勝てない。
その結果も、数日後には出る。
ドルへの両替は、それからだな・・・。
(米大統領選、激戦7州有権者の投票行動を探る-異なる経済状況が鍵)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHBB6DWRGG000
「7州は計6100万人の人口を抱え、その経済規模はドイツの国内総生産(GDP)に匹敵する4兆4000億ドルに上る。」
「アリゾナ、ジョージア、ノースカロライナ各州では、投資と人口流入を原動力とした急速な成長がみられた。一方でラストベルトとも呼ばれるミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州では、成長は勢いを欠いてまだら模様であり、人口減少に直面する郡もある。ネバダ州では、新型コロナ禍が観光産業に与えた打撃がなお重くのしかかっている。」
「激戦州を対象にブルームバーグ・ニュースとモーニング・コンサルトが実施した世論調査では、有権者は一貫して経済を最優先課題として挙げてきた。」
既に投票は始まっており、有権者が足を運んだ当日に、投票所でどっちに投票するかという段階だ。
ほぼ半数の有権者(8千万人超)は、期日前投票を済ませており、拮抗する両勢力の勝敗の帰趨は、今、この瞬間投票している米国人の行動によって決まる。
つーか、米国のヘンタイ的選挙制度により、激戦7州の州民の行動にかかっていると言える。
記事では、あんなことやこんなことが影響を与えるとしているが、最後の締めが印象的だ・・・。
「投票所に向かう有権者を動かす要因は数多くある。多くの人にとって、投票行動の決め手となるのは経済問題ではなく、リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)、国境警備と移民の問題、外交政策、そして米国の民主主義を巡る状況かもしれない。」
「しかし、経済を最優先課題としている激戦州の有権者にとっては、最大の争点は全米規模の課題ではなく、地域の課題である可能性が高い。」
米国は、都市部と郊外(ド田舎)で政治的な色分けがはっきりしていると言われる。
・都市部→民主党
・ド田舎→共和党
全米を群レベルで細かく分けると、赤(共和党)でも青(民主党)でもなく、混合色の紫(パープル)になると言われている。
(レッドステートとブルーステート:紫の州)
https://en.wikipedia.org/wiki/Red_states_and_blue_states#Purple_states
「パープル・アメリカという用語は、米国は政治評論家が国民に信じ込ませようとしているほど分裂していないことを示す方法として、一般の語彙に加わった。」
うーん、州レベルでの分裂ではないんだろうが、群レベルでは分裂しているということなわけで、もっと言えば、地域による分裂ではなく、どの社会集団に属しているかによって個別的に分裂しているのかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
「50州のうち45州は、2016年と2020年の大統領選挙で一貫してドナルド・トランプ氏または民主党の対立候補に投票した。例外はジョージア州、アリゾナ州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ミシガン州で、これらの州はすべて2016年にはトランプ氏、2020年にはバイデン氏に投票した。」
「ジョージア州とアリゾナ州が徐々に民主党寄りになっている」
「いくつかの州は2016年や2020年に政党を変更しなかったが、依然として比較的拮抗しており、しばしば激戦州と見なされている。これらには、ノースカロライナ州、フロリダ州、オハイオ州、ネバダ州、アイオワ州、ニューハンプシャー州が含まれる。」
今回(2024年)の選挙では、ノースカロライナとネバダが激戦州と見做されている(ノースカロライナは共和党、ネバダは民主党優勢だった)。
直近の世論調査の値(下記(93)を除くと、ハリス:226、トランプ:219)。
州名(選挙人数):共和党:民主党:優勢候補
・アリゾナ(11):49.1:46.3:トランプ+2.8
・ネバダ州(6):48.2:47.6:トランプ+0.6
・ウィスコンシン(10):48.2:48.6:ハリス+0.4
・ミシガン州(15):47.8:48.3:ハリス+0.5
・ペンシルバニア(19):48.5:48.1:トランプ+0.4
・ノースカロライナ州(16):48.7:47.5:トランプ+1.2
・ジョージア(16):49.1:47.8:トランプ+1.3
「ジョージア州とアリゾナ州が徐々に民主党寄りになっている」(再掲)
ホントかあ?。
ノースカロライナはトランプになるだろうが、ネバダ、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアは、どっちに転んでもおかしくない。
トランプは、ペンシルベニアを落とせば敗北する公算が高い。
逆に、ハリスには殆ど後がない。
浮沈子的には、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアをハリスが取って(計44)、ネバダをトランプが取ると見ている(テキトーです)。
ハリスは、選挙人270人を押さえて当選する(希望的観測?)。
で、民主党政権の継続と見ているんだが、例によって当てにはならない。
まあいい。
結果は来週には出ているだろう(また、揉めるかもな・・・)。
賭けのオッズは、10月初頭から、若干の変動はあるものの一貫してトランプが10から20パーセントのリードを維持している。
一時期、その差が縮まることはあったが、ここ数日、差が20パーセント台に戻ってきている。
これを見ると、やっぱトランプが優勢なんだろうと思わざるを得ない。
全米の世論調査は、選挙結果への影響はないからな。
激戦州の中でも、ペンシルベニア(19)を取れるかどうかは大問題だ。
ハリスがここを取れなければ、勝ち目はない。
トランプは、ここを落とせば、ミシガンかウィスコンシンのどちらかを取らなければ勝てない。
その結果も、数日後には出る。
ドルへの両替は、それからだな・・・。
😼米国大統領選挙:トリプルレッド ― 2024年11月06日 18:45
米国大統領選挙:トリプルレッド
さっき、リアルクリアポリティクスがトランプの選挙人270人を打った(当選確定!:RCPはアラスカの当確を早めに出したため)。
上院も51人の当選が決まり共和党が過半数。
下院も、現在3人積み増しになっている(元々、共和党が多数派)。
トリプルレッドというやつだな。
やれやれ・・・。
浮沈子の予想したペンシルベニアをカマラハリスが取るという事態は起こらず、それどころか、激戦7州を全てトランプが取るという事態も見えてきている(そんなあ!)。
地滑り的勝利というか、圧勝だな。
ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナのいずれも、トランプ優勢で推移している。
ノースカロライナとジョージアは既にトランプ確定。
まあ、米国議会をめぐるドタバタは、今回は起きないだろう。
結果は既に出ている。
米国大統領選挙は終わった・・・。
<以下追加:11月7日朝記>ーーーーーーーーーー
ショックのあまり寝込んでしまい、一夜明けた日本時間11月7日朝(9:00頃)。
開票状況をチェックすると、画像のような状況。
・トランプ:295人
・ハリス:226人
昨夜から、ウィスコンシンに続き、ミシガンも赤になった。
ハリスは、メーン州の2人を追加しただけ。
米国メディアの多くがアラスカの赤を遅くなってから追加した(RCPは早かったけど)。
確定はしていないけど、残るネバダとアリゾナも赤く染まるに違いない。
結局、ハリスは激戦州とされていた7州(ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージア、ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナ)では、一つも取れなかったということになる(まだ、確定はしていませんが)。
やれやれ・・・。
想定外だなあ。
その場合、選挙人はトランプ:312人、ハリス:226人となり、数字の上ではトランプ圧勝となる。
現時点での得票率をみると、画像の通り、トランプ:50.9パーセント、ハリス:47.6パーセントで、世論調査からは相当乖離した結果(3.3パーセント差)となっている(RCPの最終集計では、0.1パーセント差でハリス優位だったからな)。
まあいい。
今回の米国大統領選挙は、結果的に民意が反映されたことにはなっている(得票数で多い方が勝ち!)。
トランプ政権が誕生したことによる世界への影響(迷惑?)は未知数だ。
特に、外交面における変化は著しいだろう。
欧州やウクライナへの支援低下、イスラエルへの傾倒、朝鮮半島や台湾への影響を避けて通ることはできない。
もちろん、世界はもしトラ(確トラ)に備えて、ハリスとの両面での準備を整えてきているけど、それでも、具体的にどういう政策の変更が行われるかは分からないからな。
出たとこ勝負で対応していかなければならない。
来年の春頃までには、政策の骨格は出そろうだろうから、本格的な対応はそれ以降ということになる。
消費市場としての米国の規模がどうなるのかは気になるところだ。
雇用重視で国内生産に振って、関税ぶっ掛けて輸入を抑制するだけでも、その影響は計り知れない。
ロシアへの経済制裁なんてレベルではないだろう(未確認)。
浮沈子的に気になるのは、台湾問題だ。
トランプの任期中(2027年辺り)に、米国は台湾を巡って中国とドンパチやらかすことになる(未確認)。
ウクライナやイスラエルの軍事支援は、それまでにケリをつけておかなければならない。
少なくとも、兵器や弾薬について、3者同時に対応しなければならないような事態は避けたい(つーか、ムリポと言われている)。
ネタニヤフは、バイデンの言うことなんかに聞く耳持たなかったが、トランプとはねんごろだからな。
しかし、どうなるかは分からない。
ウクライナだって、具体的な対応が明らかになるのはこれからだ。
ノーベル平和賞が喉から手が出るほど欲しいトランプは、是が非でもウクライナ紛争を終結させるに違いない。
どうするのかは知らないけどな。
で、台湾問題では、基本的にはドンパチやらないで、中国と交渉すると言っているらしい。
200パーセントの対中関税でドンパチやらずに済めばそれに越したことはないけど、台湾統一は中国にとって100年の計だ。
空母10隻(あるだけ全部)差し向けられたとしても、譲ることはできないに違いない。
我が国はとばっちり食らって、米軍の兵士など比較にならない死傷者を出すことになる。
やれやれ・・・。
トランプが武力行使に及ばないという保証はどこにもない。
浮沈子の記憶が確かならば、訪米している習近平の目の前で、シリアに報復して見せたことがあったからな。
(トランプ大統領、夕食会で習近平氏にシリア攻撃を誇示 中国一行は早々に宿舎へ引き返す)
https://www.sankei.com/article/20170408-HCOP4T6LIFOOHNOFBF5ZA56IVM/
「トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席夫妻を南部フロリダ州パームビーチの会員制リゾート「マールアラーゴ」に招いて夕食会を開き、報道陣を前に上機嫌でまくし立てた。」
「トランプ氏は夕食会の間、国家安全保障会議(NSC)高官から攻撃の進展状況を聞くなど、「重大行動」に取り組む自らの姿を習氏に誇示するように振る舞った。」
「今回の決断は、国際社会の要請を無視して核・弾道ミサイル開発に邁進(まいしん)する北朝鮮と、その「後ろ盾」として金正恩体制を支える中国に対する重大な警告にもなった。」
そうなのかあ?。
まあいい。
が、少なくとも、新しい米国大統領が、国際問題を関税とディールだけで切り抜けようとしているわけではないことを肝に銘じておかなければなるまい。
ゼレンスキーは、北朝鮮の派兵は世界の不安定化につながると警告したというが、米国新大統領の就任はそんなもんじゃ済まないだろう(未確認)。
次期大統領は、世界最大の軍隊を手に入れ、全人類を何度も絶滅させるに足る核兵器のボタンを握り、その任期中に中国と台湾をめぐってドンパチやらかす可能性がある。
クレムリンは、冷静にこの事態を見守っている。
非友好国である米国が、どう動こうとしているのか。
何を言っているかではなく、行動を見守っている。
ロシアは、ウクライナ問題だけで米国と向き合っているわけじゃないからな・・・。
<さらに追加:11月10日昼ころ記>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏、アリゾナ州も勝利 激戦7州制す 米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111000199&g=use
「【ワシントン時事】米メディアは9日、大統領選でトランプ前大統領が西部アリゾナ州で勝利を確実にし、七つの激戦州を制したと伝えた。」
・カマラ・ハリス:226人:70,914,220票 (48.0%)
・ドナルド・トランプ:312人:74,646,678票 (50.5%)
開票はまだ続いているから分からないが、既にトランプは投票者数で自己最高を記録したと言われている。
上院は共和党がすでに過半数を占めている。
残るは下院(435議席)だ(以下は、RCP)。
・民主党:208
・共和党:217
残るは10議席だが、過半数は218だからな。
過半数獲得は目前だろう・・・。
<さらにさらに追加:11月12日記>ーーーーーーーーーー
(米共和党、下院でも多数派を確保=デシジョン・デスクHQ)
https://jp.reuters.com/world/us/DCSNFHL5LNMW5MLYWKUKINXMFI-2024-11-12/
「共和党が下院でも過半数を維持することが確実になった。」(調査会社デシジョン・デスクHQ)
「定数435の下院で少なくとも218議席を確保する見込み」
「8議席でまだ勝敗が確定していない」
「エジソン・リサーチは下院の支配を巡る予測をまだ示していない。共和党は少なくとも215議席、民主党は少なくとも206議席をそれぞれ確保する見込みで、14議席が未決着」
リアルクリアポリティクスも、209対217で残り9人。
が、まあ、下院過半数は動かないだろう。
連邦最高裁判事(定員9人)も、保守派が過半数(6人)を占めており、3権の全てを共和党が握ったことになる。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
浮沈子の怪しげな予想とは、真逆の展開になった(まあ、いつものことですが)。
浮沈子が懸念するのは、第4の権力とまで言われているマスコミが自らの保身に走ったことだ。
トランプの当選が見えてきた選挙最終盤に、いくつかのメディアは民主党支持を撤回し、中立宣言をしたからな。
(ワシントン・ポストが大統領候補推薦せず ベゾス氏判断、波紋広げる)
https://www.asahi.com/articles/ASSBV15NDSBVUHBI038M.html
「米紙ワシントン・ポストは25日、大統領選で特定の候補の推薦を見送り、今後も推薦しないと発表」
オーナーであるジェフベソスの判断と報じられているが、おそらくそうではないだろう(編集幹部の辞任とかはない)。
ポストは、その後、少なくとも20万人の読者を失っている。
(LAタイムズ、大統領選の支持候補示さず 論説トップ辞任)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN240V40U4A021C2000000/
「カリフォルニア州の地元紙ロサンゼルス・タイムズは11月の大統領選挙で、特定候補の支持を明らかにしないと決めた」(こっちは、編集幹部が辞任)
報じられている話はこれくらいだが、背景にはトランプ政権の制裁を回避する意図が感じられる。
読者ランプ氏、ニューヨーク・タイムズへの脅迫とも取れる発言「何をするか楽しみにしていてくれ」)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_67078761e4b047df5706a341
「トランプ氏は保守派政治評論家のYouTubeに出演し、ハリス氏を支持したNYTに対する不穏な発言をした」(副題)
「ニューヨーク・タイムズは古典的だ。私が彼らに何をするのか、楽しみにしていてくれ、とても面白いことになるだろう」(トランプ氏)
やれやれ・・・。
もちろん、バイデンおろしの急先鋒(テレビ討論後の人気落ちで、社説にまで掲載したからな)なNYTは、最後まで民主党支持を表明し続けた。
不偏不党が基本だけど、米国のメディアは特定の政党の支持を隠さない(そうじゃないと、売れないからな:実際、中立宣言したポストは多数の読者を失ってるし)。
権力のチェック機能が働かなくなるだけでなく、その宣伝活動を行うことで、政治がゆがんでしまえば国民は不幸だ。
暴走するトランプ政権を、指を咥えて見ているだけということになる。
トリプルレッドか・・・。
ひょっとしたら、クワトロレッドになっちまってるのかもな・・・。
さっき、リアルクリアポリティクスがトランプの選挙人270人を打った(当選確定!:RCPはアラスカの当確を早めに出したため)。
上院も51人の当選が決まり共和党が過半数。
下院も、現在3人積み増しになっている(元々、共和党が多数派)。
トリプルレッドというやつだな。
やれやれ・・・。
浮沈子の予想したペンシルベニアをカマラハリスが取るという事態は起こらず、それどころか、激戦7州を全てトランプが取るという事態も見えてきている(そんなあ!)。
地滑り的勝利というか、圧勝だな。
ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナのいずれも、トランプ優勢で推移している。
ノースカロライナとジョージアは既にトランプ確定。
まあ、米国議会をめぐるドタバタは、今回は起きないだろう。
結果は既に出ている。
米国大統領選挙は終わった・・・。
<以下追加:11月7日朝記>ーーーーーーーーーー
ショックのあまり寝込んでしまい、一夜明けた日本時間11月7日朝(9:00頃)。
開票状況をチェックすると、画像のような状況。
・トランプ:295人
・ハリス:226人
昨夜から、ウィスコンシンに続き、ミシガンも赤になった。
ハリスは、メーン州の2人を追加しただけ。
米国メディアの多くがアラスカの赤を遅くなってから追加した(RCPは早かったけど)。
確定はしていないけど、残るネバダとアリゾナも赤く染まるに違いない。
結局、ハリスは激戦州とされていた7州(ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージア、ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナ)では、一つも取れなかったということになる(まだ、確定はしていませんが)。
やれやれ・・・。
想定外だなあ。
その場合、選挙人はトランプ:312人、ハリス:226人となり、数字の上ではトランプ圧勝となる。
現時点での得票率をみると、画像の通り、トランプ:50.9パーセント、ハリス:47.6パーセントで、世論調査からは相当乖離した結果(3.3パーセント差)となっている(RCPの最終集計では、0.1パーセント差でハリス優位だったからな)。
まあいい。
今回の米国大統領選挙は、結果的に民意が反映されたことにはなっている(得票数で多い方が勝ち!)。
トランプ政権が誕生したことによる世界への影響(迷惑?)は未知数だ。
特に、外交面における変化は著しいだろう。
欧州やウクライナへの支援低下、イスラエルへの傾倒、朝鮮半島や台湾への影響を避けて通ることはできない。
もちろん、世界はもしトラ(確トラ)に備えて、ハリスとの両面での準備を整えてきているけど、それでも、具体的にどういう政策の変更が行われるかは分からないからな。
出たとこ勝負で対応していかなければならない。
来年の春頃までには、政策の骨格は出そろうだろうから、本格的な対応はそれ以降ということになる。
消費市場としての米国の規模がどうなるのかは気になるところだ。
雇用重視で国内生産に振って、関税ぶっ掛けて輸入を抑制するだけでも、その影響は計り知れない。
ロシアへの経済制裁なんてレベルではないだろう(未確認)。
浮沈子的に気になるのは、台湾問題だ。
トランプの任期中(2027年辺り)に、米国は台湾を巡って中国とドンパチやらかすことになる(未確認)。
ウクライナやイスラエルの軍事支援は、それまでにケリをつけておかなければならない。
少なくとも、兵器や弾薬について、3者同時に対応しなければならないような事態は避けたい(つーか、ムリポと言われている)。
ネタニヤフは、バイデンの言うことなんかに聞く耳持たなかったが、トランプとはねんごろだからな。
しかし、どうなるかは分からない。
ウクライナだって、具体的な対応が明らかになるのはこれからだ。
ノーベル平和賞が喉から手が出るほど欲しいトランプは、是が非でもウクライナ紛争を終結させるに違いない。
どうするのかは知らないけどな。
で、台湾問題では、基本的にはドンパチやらないで、中国と交渉すると言っているらしい。
200パーセントの対中関税でドンパチやらずに済めばそれに越したことはないけど、台湾統一は中国にとって100年の計だ。
空母10隻(あるだけ全部)差し向けられたとしても、譲ることはできないに違いない。
我が国はとばっちり食らって、米軍の兵士など比較にならない死傷者を出すことになる。
やれやれ・・・。
トランプが武力行使に及ばないという保証はどこにもない。
浮沈子の記憶が確かならば、訪米している習近平の目の前で、シリアに報復して見せたことがあったからな。
(トランプ大統領、夕食会で習近平氏にシリア攻撃を誇示 中国一行は早々に宿舎へ引き返す)
https://www.sankei.com/article/20170408-HCOP4T6LIFOOHNOFBF5ZA56IVM/
「トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席夫妻を南部フロリダ州パームビーチの会員制リゾート「マールアラーゴ」に招いて夕食会を開き、報道陣を前に上機嫌でまくし立てた。」
「トランプ氏は夕食会の間、国家安全保障会議(NSC)高官から攻撃の進展状況を聞くなど、「重大行動」に取り組む自らの姿を習氏に誇示するように振る舞った。」
「今回の決断は、国際社会の要請を無視して核・弾道ミサイル開発に邁進(まいしん)する北朝鮮と、その「後ろ盾」として金正恩体制を支える中国に対する重大な警告にもなった。」
そうなのかあ?。
まあいい。
が、少なくとも、新しい米国大統領が、国際問題を関税とディールだけで切り抜けようとしているわけではないことを肝に銘じておかなければなるまい。
ゼレンスキーは、北朝鮮の派兵は世界の不安定化につながると警告したというが、米国新大統領の就任はそんなもんじゃ済まないだろう(未確認)。
次期大統領は、世界最大の軍隊を手に入れ、全人類を何度も絶滅させるに足る核兵器のボタンを握り、その任期中に中国と台湾をめぐってドンパチやらかす可能性がある。
クレムリンは、冷静にこの事態を見守っている。
非友好国である米国が、どう動こうとしているのか。
何を言っているかではなく、行動を見守っている。
ロシアは、ウクライナ問題だけで米国と向き合っているわけじゃないからな・・・。
<さらに追加:11月10日昼ころ記>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏、アリゾナ州も勝利 激戦7州制す 米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111000199&g=use
「【ワシントン時事】米メディアは9日、大統領選でトランプ前大統領が西部アリゾナ州で勝利を確実にし、七つの激戦州を制したと伝えた。」
・カマラ・ハリス:226人:70,914,220票 (48.0%)
・ドナルド・トランプ:312人:74,646,678票 (50.5%)
開票はまだ続いているから分からないが、既にトランプは投票者数で自己最高を記録したと言われている。
上院は共和党がすでに過半数を占めている。
残るは下院(435議席)だ(以下は、RCP)。
・民主党:208
・共和党:217
残るは10議席だが、過半数は218だからな。
過半数獲得は目前だろう・・・。
<さらにさらに追加:11月12日記>ーーーーーーーーーー
(米共和党、下院でも多数派を確保=デシジョン・デスクHQ)
https://jp.reuters.com/world/us/DCSNFHL5LNMW5MLYWKUKINXMFI-2024-11-12/
「共和党が下院でも過半数を維持することが確実になった。」(調査会社デシジョン・デスクHQ)
「定数435の下院で少なくとも218議席を確保する見込み」
「8議席でまだ勝敗が確定していない」
「エジソン・リサーチは下院の支配を巡る予測をまだ示していない。共和党は少なくとも215議席、民主党は少なくとも206議席をそれぞれ確保する見込みで、14議席が未決着」
リアルクリアポリティクスも、209対217で残り9人。
が、まあ、下院過半数は動かないだろう。
連邦最高裁判事(定員9人)も、保守派が過半数(6人)を占めており、3権の全てを共和党が握ったことになる。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
浮沈子の怪しげな予想とは、真逆の展開になった(まあ、いつものことですが)。
浮沈子が懸念するのは、第4の権力とまで言われているマスコミが自らの保身に走ったことだ。
トランプの当選が見えてきた選挙最終盤に、いくつかのメディアは民主党支持を撤回し、中立宣言をしたからな。
(ワシントン・ポストが大統領候補推薦せず ベゾス氏判断、波紋広げる)
https://www.asahi.com/articles/ASSBV15NDSBVUHBI038M.html
「米紙ワシントン・ポストは25日、大統領選で特定の候補の推薦を見送り、今後も推薦しないと発表」
オーナーであるジェフベソスの判断と報じられているが、おそらくそうではないだろう(編集幹部の辞任とかはない)。
ポストは、その後、少なくとも20万人の読者を失っている。
(LAタイムズ、大統領選の支持候補示さず 論説トップ辞任)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN240V40U4A021C2000000/
「カリフォルニア州の地元紙ロサンゼルス・タイムズは11月の大統領選挙で、特定候補の支持を明らかにしないと決めた」(こっちは、編集幹部が辞任)
報じられている話はこれくらいだが、背景にはトランプ政権の制裁を回避する意図が感じられる。
読者ランプ氏、ニューヨーク・タイムズへの脅迫とも取れる発言「何をするか楽しみにしていてくれ」)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_67078761e4b047df5706a341
「トランプ氏は保守派政治評論家のYouTubeに出演し、ハリス氏を支持したNYTに対する不穏な発言をした」(副題)
「ニューヨーク・タイムズは古典的だ。私が彼らに何をするのか、楽しみにしていてくれ、とても面白いことになるだろう」(トランプ氏)
やれやれ・・・。
もちろん、バイデンおろしの急先鋒(テレビ討論後の人気落ちで、社説にまで掲載したからな)なNYTは、最後まで民主党支持を表明し続けた。
不偏不党が基本だけど、米国のメディアは特定の政党の支持を隠さない(そうじゃないと、売れないからな:実際、中立宣言したポストは多数の読者を失ってるし)。
権力のチェック機能が働かなくなるだけでなく、その宣伝活動を行うことで、政治がゆがんでしまえば国民は不幸だ。
暴走するトランプ政権を、指を咥えて見ているだけということになる。
トリプルレッドか・・・。
ひょっとしたら、クワトロレッドになっちまってるのかもな・・・。
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