😼米国大統領選挙:トリプルレッド2024年11月06日 18:45

画像は日本時間11月7日朝の状況です。
米国大統領選挙:トリプルレッド


さっき、リアルクリアポリティクスがトランプの選挙人270人を打った(当選確定!:RCPはアラスカの当確を早めに出したため)。

上院も51人の当選が決まり共和党が過半数。

下院も、現在3人積み増しになっている(元々、共和党が多数派)。

トリプルレッドというやつだな。

やれやれ・・・。

浮沈子の予想したペンシルベニアをカマラハリスが取るという事態は起こらず、それどころか、激戦7州を全てトランプが取るという事態も見えてきている(そんなあ!)。

地滑り的勝利というか、圧勝だな。

ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナのいずれも、トランプ優勢で推移している。

ノースカロライナとジョージアは既にトランプ確定。

まあ、米国議会をめぐるドタバタは、今回は起きないだろう。

結果は既に出ている。

米国大統領選挙は終わった・・・。

<以下追加:11月7日朝記>ーーーーーーーーーー

ショックのあまり寝込んでしまい、一夜明けた日本時間11月7日朝(9:00頃)。

開票状況をチェックすると、画像のような状況。

・トランプ:295人
・ハリス:226人

昨夜から、ウィスコンシンに続き、ミシガンも赤になった。

ハリスは、メーン州の2人を追加しただけ。

米国メディアの多くがアラスカの赤を遅くなってから追加した(RCPは早かったけど)。

確定はしていないけど、残るネバダとアリゾナも赤く染まるに違いない。

結局、ハリスは激戦州とされていた7州(ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージア、ミシガン、ウィスコンシン、ネバダ、アリゾナ)では、一つも取れなかったということになる(まだ、確定はしていませんが)。

やれやれ・・・。

想定外だなあ。

その場合、選挙人はトランプ:312人、ハリス:226人となり、数字の上ではトランプ圧勝となる。

現時点での得票率をみると、画像の通り、トランプ:50.9パーセント、ハリス:47.6パーセントで、世論調査からは相当乖離した結果(3.3パーセント差)となっている(RCPの最終集計では、0.1パーセント差でハリス優位だったからな)。

まあいい。

今回の米国大統領選挙は、結果的に民意が反映されたことにはなっている(得票数で多い方が勝ち!)。

トランプ政権が誕生したことによる世界への影響(迷惑?)は未知数だ。

特に、外交面における変化は著しいだろう。

欧州やウクライナへの支援低下、イスラエルへの傾倒、朝鮮半島や台湾への影響を避けて通ることはできない。

もちろん、世界はもしトラ(確トラ)に備えて、ハリスとの両面での準備を整えてきているけど、それでも、具体的にどういう政策の変更が行われるかは分からないからな。

出たとこ勝負で対応していかなければならない。

来年の春頃までには、政策の骨格は出そろうだろうから、本格的な対応はそれ以降ということになる。

消費市場としての米国の規模がどうなるのかは気になるところだ。

雇用重視で国内生産に振って、関税ぶっ掛けて輸入を抑制するだけでも、その影響は計り知れない。

ロシアへの経済制裁なんてレベルではないだろう(未確認)。

浮沈子的に気になるのは、台湾問題だ。

トランプの任期中(2027年辺り)に、米国は台湾を巡って中国とドンパチやらかすことになる(未確認)。

ウクライナやイスラエルの軍事支援は、それまでにケリをつけておかなければならない。

少なくとも、兵器や弾薬について、3者同時に対応しなければならないような事態は避けたい(つーか、ムリポと言われている)。

ネタニヤフは、バイデンの言うことなんかに聞く耳持たなかったが、トランプとはねんごろだからな。

しかし、どうなるかは分からない。

ウクライナだって、具体的な対応が明らかになるのはこれからだ。

ノーベル平和賞が喉から手が出るほど欲しいトランプは、是が非でもウクライナ紛争を終結させるに違いない。

どうするのかは知らないけどな。

で、台湾問題では、基本的にはドンパチやらないで、中国と交渉すると言っているらしい。

200パーセントの対中関税でドンパチやらずに済めばそれに越したことはないけど、台湾統一は中国にとって100年の計だ。

空母10隻(あるだけ全部)差し向けられたとしても、譲ることはできないに違いない。

我が国はとばっちり食らって、米軍の兵士など比較にならない死傷者を出すことになる。

やれやれ・・・。

トランプが武力行使に及ばないという保証はどこにもない。

浮沈子の記憶が確かならば、訪米している習近平の目の前で、シリアに報復して見せたことがあったからな。

(トランプ大統領、夕食会で習近平氏にシリア攻撃を誇示 中国一行は早々に宿舎へ引き返す)
https://www.sankei.com/article/20170408-HCOP4T6LIFOOHNOFBF5ZA56IVM/

「トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席夫妻を南部フロリダ州パームビーチの会員制リゾート「マールアラーゴ」に招いて夕食会を開き、報道陣を前に上機嫌でまくし立てた。」

「トランプ氏は夕食会の間、国家安全保障会議(NSC)高官から攻撃の進展状況を聞くなど、「重大行動」に取り組む自らの姿を習氏に誇示するように振る舞った。」

「今回の決断は、国際社会の要請を無視して核・弾道ミサイル開発に邁進(まいしん)する北朝鮮と、その「後ろ盾」として金正恩体制を支える中国に対する重大な警告にもなった。」

そうなのかあ?。

まあいい。

が、少なくとも、新しい米国大統領が、国際問題を関税とディールだけで切り抜けようとしているわけではないことを肝に銘じておかなければなるまい。

ゼレンスキーは、北朝鮮の派兵は世界の不安定化につながると警告したというが、米国新大統領の就任はそんなもんじゃ済まないだろう(未確認)。

次期大統領は、世界最大の軍隊を手に入れ、全人類を何度も絶滅させるに足る核兵器のボタンを握り、その任期中に中国と台湾をめぐってドンパチやらかす可能性がある。

クレムリンは、冷静にこの事態を見守っている。

非友好国である米国が、どう動こうとしているのか。

何を言っているかではなく、行動を見守っている。

ロシアは、ウクライナ問題だけで米国と向き合っているわけじゃないからな・・・。

<さらに追加:11月10日昼ころ記>ーーーーーーーーーー

(トランプ氏、アリゾナ州も勝利 激戦7州制す 米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111000199&g=use

「【ワシントン時事】米メディアは9日、大統領選でトランプ前大統領が西部アリゾナ州で勝利を確実にし、七つの激戦州を制したと伝えた。」

・カマラ・ハリス:226人:70,914,220票 (48.0%)
・ドナルド・トランプ:312人:74,646,678票 (50.5%)

開票はまだ続いているから分からないが、既にトランプは投票者数で自己最高を記録したと言われている。

上院は共和党がすでに過半数を占めている。

残るは下院(435議席)だ(以下は、RCP)。

・民主党:208
・共和党:217

残るは10議席だが、過半数は218だからな。

過半数獲得は目前だろう・・・。

<さらにさらに追加:11月12日記>ーーーーーーーーーー

(米共和党、下院でも多数派を確保=デシジョン・デスクHQ)
https://jp.reuters.com/world/us/DCSNFHL5LNMW5MLYWKUKINXMFI-2024-11-12/

「共和党が下院でも過半数を維持することが確実になった。」(調査会社デシジョン・デスクHQ)

「定数435の下院で少なくとも218議席を確保する見込み」

「8議席でまだ勝敗が確定していない」

「エジソン・リサーチは下院の支配を巡る予測をまだ示していない。共和党は少なくとも215議席、民主党は少なくとも206議席をそれぞれ確保する見込みで、14議席が未決着」

リアルクリアポリティクスも、209対217で残り9人。

が、まあ、下院過半数は動かないだろう。

連邦最高裁判事(定員9人)も、保守派が過半数(6人)を占めており、3権の全てを共和党が握ったことになる。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

浮沈子の怪しげな予想とは、真逆の展開になった(まあ、いつものことですが)。

浮沈子が懸念するのは、第4の権力とまで言われているマスコミが自らの保身に走ったことだ。

トランプの当選が見えてきた選挙最終盤に、いくつかのメディアは民主党支持を撤回し、中立宣言をしたからな。

(ワシントン・ポストが大統領候補推薦せず ベゾス氏判断、波紋広げる)
https://www.asahi.com/articles/ASSBV15NDSBVUHBI038M.html

「米紙ワシントン・ポストは25日、大統領選で特定の候補の推薦を見送り、今後も推薦しないと発表」

オーナーであるジェフベソスの判断と報じられているが、おそらくそうではないだろう(編集幹部の辞任とかはない)。

ポストは、その後、少なくとも20万人の読者を失っている。

(LAタイムズ、大統領選の支持候補示さず 論説トップ辞任)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN240V40U4A021C2000000/

「カリフォルニア州の地元紙ロサンゼルス・タイムズは11月の大統領選挙で、特定候補の支持を明らかにしないと決めた」(こっちは、編集幹部が辞任)

報じられている話はこれくらいだが、背景にはトランプ政権の制裁を回避する意図が感じられる。

読者ランプ氏、ニューヨーク・タイムズへの脅迫とも取れる発言「何をするか楽しみにしていてくれ」)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_67078761e4b047df5706a341

「トランプ氏は保守派政治評論家のYouTubeに出演し、ハリス氏を支持したNYTに対する不穏な発言をした」(副題)

「ニューヨーク・タイムズは古典的だ。私が彼らに何をするのか、楽しみにしていてくれ、とても面白いことになるだろう」(トランプ氏)

やれやれ・・・。

もちろん、バイデンおろしの急先鋒(テレビ討論後の人気落ちで、社説にまで掲載したからな)なNYTは、最後まで民主党支持を表明し続けた。

不偏不党が基本だけど、米国のメディアは特定の政党の支持を隠さない(そうじゃないと、売れないからな:実際、中立宣言したポストは多数の読者を失ってるし)。

権力のチェック機能が働かなくなるだけでなく、その宣伝活動を行うことで、政治がゆがんでしまえば国民は不幸だ。

暴走するトランプ政権を、指を咥えて見ているだけということになる。

トリプルレッドか・・・。

ひょっとしたら、クワトロレッドになっちまってるのかもな・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック