😼欧州大戦争:ウクライナ分割2024年12月02日 19:06

欧州大戦争:ウクライナ分割
欧州大戦争:ウクライナ分割


(ゼレンシキー氏「ウクライナは占領地に関する第5条なしでもNATOに加盟できる」)
https://www.njpwfun.com/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9/25523/%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%B0%8F%E3%80%8C%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E5%8D%A0%E9%A0%98%E5%9C%B0%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%AC%AC5/

「・ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は今週、NATOに対しウクライナを同盟に招待するよう求めている。
・同氏は日曜日、NATOの自衛協定はウクライナ占領地に適用される必要はないと述べた。
・同氏の提案は、トランプ次期チームがウクライナのNATO加盟を阻止するとの予想の中で出された。」(記事冒頭の要約)

自動翻訳調の記事だからな。

どこかに原文があるんだろうけど、調べてはいない。

NATO加盟に焦点を絞ってキャンペーンを始めたウクライナだが、その詳細に触れているところがミソだ。

浮沈子的要約はこうなる。

・NATO加盟は、ウクライナ全域を対象
・第5条発動は、現在のキエフ支配地域のみ
・次期トランプ政権は、NATO加盟を阻止する

つまりだな、将来的外交的奪還(いつのことやら)の希望を残しておくために、ロシア占領地域(クリミア含む)を含めた全域を加盟させながら、国境未定による第5条の発動を行うというハードルをクリアするために、それは現支配地域に限定して停戦における安全保障(ロシアの停戦破りの阻止)を計ろうとしているわけだ。

「このような提案は、NATOに関する限り、本質的にウクライナを2つの地域に分割する可能性がある。」

「これは、ウクライナがロシア指導者ウラジーミル・プーチンとの停戦と引き換えに、少なくとも一時的に占領地を譲渡することを示唆している。」

「これはゼレンスキー大統領がこれまで断固として拒否してきた概念だ。」

「そのような協定が冷戦時代のドイツを彷彿とさせるウクライナの分裂を生み出すのではないかという懸念もある。」

まあ、ドイツは分割が先(1945年:4か国による分割:正確にはポーランドに編入された地域もあるので5分割か)で、西ドイツのNATO加盟(1955年)が後だけどな(東ドイツの加盟(つーか、統一されたドイツとして)は1990年)。

ウクライナは、その現実を認め、それでも早期の停戦を模索しなければならないところに追い詰められている。

「戦争の激化局面を止めたいなら、我々が支配しているウクライナ領土をNATOの傘下に入るべきだ」

止めたいのはウクライナ自身だ。

このまま戦闘が続けば、上記のプランでウクライナが支配する地域は、じり貧で縮小していく。

米国の軍事援助の縮小が見えている中、プーチンが停戦に応じる可能性はない。

NATO加盟でロシアの攻勢に対抗し、停戦で急ブレーキをかけ、捲土重来を期す必要があるわけだ。

しかし、見方を変えれば、それこそ正にウクライナ紛争にNATOを引きずり込む戦略そのものだ。

当初から、NATOは軍事支援は行うけど、直接交戦を避け、ロシアのしっぽを踏まないように慎重に対応してきた(まあ、プーチンから見れば何度もレッドラインを越えてるんだろうけどな)。

そのことは、前事務総長のストルテンベルグも認めている。

プーチンの停戦条件の中で、NATO非加盟の表明は絶対条件だ。

米国を含めたNATO諸国が加盟に応じる可能性はゼロだ(つーか、マイナスかも!)。

もっと言えば、2022年に本格侵攻を受けた時点で、ウクライナ加盟の可能性は消えている。

しかし、現状ではなく、ロシアの侵攻が進み、ウクライナの大部分がロシア占領下に陥った場合は、変則的に加盟(加盟なのかあ?)が実現する可能性は残っている。

先日引用した航空万能論の地図を画像に掲載した(現在のウクライナ国境とメドベージェフが認めた将来のウクライナ(現キエフ州)国境は浮沈子が追記)。

ポーランド、ハンガリー、ルーマニアに分割された地域は、もちろん、第5条の発動を含めた正真正銘のNATO加盟区域になる(たぶん)。

万々歳だ(そうなのかあ?)。

キエフ州だって、ロシアは欲しくもなんともないだろうから、NATO加盟を認めるかもしれない。

が、そこでも喧嘩っ早い勢力が第5条の発動を促すような行為に出る可能性もあるからな。

それこそ、第5条の適用範囲外として、有名無実の加盟を認める程度かも知れない(意味ねー・・・)。

第5条適用範囲外の加盟というのは、法的に領有を放棄したわけじゃないという理論上の便法であって、本加盟(第5条適用含む)している領土とセットになって初めて意味を持つ。

まあ、どうでもいいんですが。

が、しかし、ロシア以外の3か国に分割合併された地域はフルスペックのNATOに加盟したことになるからな(やや無理筋?)。

もっともこのパターンが意味するのは、ウクライナという国家のアイデンティティが限りなく矮小化され、実質的に消滅することを意味しており、1991年から20XX年まで、かつて「ウクライナ」と呼ばれた国家が存在したという話になりかねない(画像の地図を投稿したメドベージェフの主張そのものだ)。

だがな、話はそこで終わりじゃない。

目出度し目出度しでNATOフル加盟になった地域は、次なる展開(欧州大戦争)の中でNATO離脱を強要されることになる(そうなのかあ?)。

それこそが、プーチンが望んでいる大ロシア帝国の再興なわけで、結局、NATO支配地域は消えて無くなるわけだ(そんなあ!)。

まあ、そこんとこは、まだ浮沈子の妄想の範囲を超えていない(うーん、その兆候はアリアリなんがけどな・・・)。

まあいい。

世界がロシアの思惑通りになるかどうかは分からない。

それを押し留めようとした西側の戦略は大きく棄損した。

そりゃあ、ウクライナの未来は大事だけど、欧州は自らの安全保障を最優先しなくちゃならないからな。

NATOは、そのための組織だ。

ウクライナの加盟は、どんな形であれ確実なリスクを伴う。

火中の栗だ。

それを拾うメリットを見出せない限り、ウクライナ加盟はあり得ない。

米国がパワーポリティクスで積極介入しても難しいだろう。

まして、トランプだしな。

やれやれ・・・。

ゼレンスキーはNATO加盟という最後の賭けに出ている。

この賭けに敗れれば、停戦は実現しないか、ロシアの主張を丸呑みにするしかなくなる。

米国が、その停戦協定にどんな支援をするのかは知らないが、ロシアが呑まなければそれまでだ。

先日読んだケビンロバーツの見立て通り、領土放棄と加盟断念に追い込まれる公算が高い。

賭けの勝ち目はないだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(トランプ氏指名のウクライナ特使による終戦計画、プーチン氏を喜ばせる可能性)
https://www.cnn.co.jp/world/35226770.html?ref=rss

「計画は見通しの暗い戦争のために用意された、見込みの薄い妥協案に他ならない。」

「事態はそこで終わらず、新たな章を開く」

「そこでは西側の結束と支援が崩壊し始める一方、プーチン氏が少しずつ成果を手にする。交渉のテーブルと前線の両方で、同氏は自ら掲げた目標へとさらに近づいていく。」

CNNが、このペシミスティックな記事を掲載するということ自体が、米国とウクライナが置かれた状況を象徴している気がしてならない。

停戦案は混乱し、散逸し、ロシアを納得させるだけの内容はない。

「計画では停戦により前線を凍結し、非武装地帯を設置する。これに合意する見返りとして、ロシアには限定的な制裁の緩和を認める。全面緩和はウクライナにとって望ましい和平協定への署名が行われる場合にのみ実現する。ロシアのエネルギー輸出にかかる課徴金はウクライナの復興のために支払われる。」

インセンティブとして経済制裁の緩和を掲げているが、それが前線の凍結を促すかどうかはビミョーだ。

NATO加盟については、卵が先か鶏が先か的提案になっちまっている。

「ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟については、無期限保留とするべき」

「ケロッグ氏は加盟の交換条件として「安全保障を伴う包括的かつ検証可能な和平協定」を挙げる。」

べらぼーめ・・・。

ウクライナは、その安全保障自体をNATOに求めているわけで、それをどこか別のところで調達出来たら加盟させてやるというのは本末転倒も甚だしい。

やれやれ・・・。

軍事支援もザルだ。

「計画によれば今後の米国からの支援は融資となる公算が大きいが、それにもウクライナがロシアと交渉するという条件が付く。そして米国の軍事支援は、ウクライナの自衛を可能にし、ロシア側のさらなる前進を阻止できる水準を念頭に行われる。」

これは、現在の数倍の支出を伴い、米国の支援の限界を超える。

現在、ウクライナがロシアの前進を阻止できていないことを考慮すれば、そのことは自明だろう。

「計画の指摘するところによれば、米国は155ミリ砲弾を月1万4000発生産するが、ウクライナ軍はその数をたった48時間で使い切ってしまうこともある。」

「ケロッグ氏は米国にもっとウクライナを武装させて欲しいと望みつつ、現実にはそれが不可能だと認めてもいる。」

ぶっちゃけ、米国にウクライナを自衛させるに足る軍事支援を与えることはできない。

浮沈子的注目は、中国への対応だな。

「ケロッグ氏によれば、米国は新たな紛争に関与する必要はない。自前の兵器の備蓄がウクライナ支援の影響を被る中、米国は台湾を巡って中国との紛争に直面しかねない状況にある。」

トランプは、台湾侵攻を静観するという観測もあるが、もしドンパチするなら米国の武器弾薬の備蓄が減っちまってることは大問題だ。

交渉に臨むとしても、「力による平和」を振りかざすことはできない。

力なき正義は無力なり・・・。

まあいい。

「米国にとって極めて重要な戦略的利益がウクライナ戦争の中で危機に瀕(ひん)しているのではないかと不安を抱いている。米軍が戦争に関与するのではないか、米国がロシアとの代理戦争にのめり込むのではないかと懸念する。そうなれば事態は激化し、核による紛争を引き起こしかねない」(ケロッグ氏)

それこそが、プーチンが仕掛ける戦略的恫喝なわけで、その罠にまんまとハマっちまってることになる。

「バイデン氏はトランプ氏のやり方をリベラルな国際主義者のものに置き換えた。それが促進するのは西側諸国の価値観と人権、そして民主主義だ」

それでは欧州の安全保障を担保できないとしている。

欧州がプーチンの餌食になるなら勝手になってくれ!(そういうことかあ?)。

「つまりウクライナの戦争にまつわる価値観を我が国が永続させる必要はなく、我が国としてはプーチン氏の核の脅威から距離を置くべきだとする見解だ。それは現行の西側諸国の結束とは対極に位置する。」

「一連の流れは、狡猾(こうかつ)で不誠実なプーチン氏を喜ばせるだろう。停戦を利用し、西側の弱点に付け込むのは同氏の得意とするところであり、3年近くも待ち続けたのはまさにこの瞬間のためだった。」

この記事の見立てによれば、ロシアが停戦に乗ってくる可能性はゼロじゃない。

経済制裁の緩和に釣られて(釣られた振りして?)交渉の場に出てくるかもしれない。

緩やかな停戦条件を出し、いつでも敗れるように仕組んでおく。

ウクライナのNATO加盟についても、時間軸やレベルなどの条件を出し、場合によっては認めてもいい雰囲気を醸し出すかもしれない。

が、それは罠だ!。

「計画は西側の戦争疲れを容認する。各国の兵器の生産は遅れがちで、掲げる価値観には無駄が多い。今後ロシアが展望を覆す行動に出た場合、対応は困難だろう。」

それが分かっていても、米国は自国の利益を優先してウクライナを切る。

ついでに欧州も突き放そうとしている。

ウクライナ紛争は欧州マターで、自分たちで何とかしてくれ!。

米国第一主義の錦の御旗のもと、欧州への関与は縮小されるだろう。

ウクライナは、その激動の渦中に埋没する。

この記事の見立ては悲惨だ。

読んでいて力が抜けてくるのを感じる。

まあ、実際の交渉の中で、どういう展開になるのかは分からないが、こういうスタンスが貫かれるとすれば多くは期待できないだろう。

プーチンの高笑いが聞こえるような気がするな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ゼレンシキー宇大統領、ウクライナをNATOへ招待するのに懐疑的な国に言及)
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3933283-zerenshiki-yu-da-tong-lingukurainawohe-zhao-daisurunoni-huai-yi-dena-guoni-yan-ji.html

「私たちは、外相から勧告を受け取りたいが、(編集注:その可能性について)幻想はない。同じ『懐疑的な』国があり、米国も現在はそのリストに入っている…。」(ウクライナのゼレンシキー大統領:原文のまま)

「他にドイツとハンガリーがいる…。まとまったシグナルのみが、全ての首脳によって肯定的に受け止められるのだ」

つまりだな、12月3日のNATO加盟国外相会談には、多くを期待していないということだ。

「同時に同氏は、12月3日の会合が本件の決定にとっての最後の可能性となるわけではないと指摘した。」

「いずれの場合であれ、政治的意志があるなら、次のステップへ期待することが可能だ。」

驚いたのは、次の発言だな。

「私も、NATOの大半の加盟国も、NATOへのウクライナの将来の加盟という将来的な未来に関する勧告について何らのリスクも目にしていない。」

誰も、どの国の外相であれ、ウクライナに対して「未来永劫NATO加入の可能性はない」などとは言わない。

その、文字通りの外交辞令(外交上に使う感じのいい言葉。転じて、口先だけの空(から)世辞)に、国家の命運を託している。

破滅的発想だな。

この国は亡びる。

そうせざるを得ない状況は理解できても、それを前提に事を進めてはなるまいに・・・。

外相会談では、予定調和的玉虫色のメッセージが出され、それぞれの首脳に伝達されるだろう。

全て世は事もなしか・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(領土割譲の可能性に言及 ウクライナ和平巡り―NATO前総長)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024120201106&g=int

「ウクライナの安全を保証する方法について、NATO加盟以外にも、軍事的な支援などを通じてロシアに対する抑止効果を発揮できる「他の可能性」があると語った。」

いやあ、浮沈子的にはこっちの方がおったまげたんだがなあ。

国家の命運を賭け、NATOへの早期加盟一択で攻め込んでくるゼレンスキーに対し、NATO加盟国外相会談を間近に控えたこの時期に、「他の可能性」に言及するなんてのはご法度なんじゃね?。

前事務総長だぜえ?。

ルッテに、自分が敷いたレールの上を走ってもらいたいという気持ちは分からなくもないけど(そういうことかあ?)。

対ロ強硬派だと思っていたストルテンベルグが、実はロシアのしっぽを踏まないようにと慎重に行動していた話は既に書いた。

武器支援はしても、直接参戦はしないとかな。

NATOは、レッドラインを越えてロシアが直接侵攻してくれば矢面に立つことになる。

第5条の発動は悪夢だ。

しかし、その規定の存在こそがロシアの侵略を阻止してきたわけだし、加盟国の連帯の象徴でもある。

我が国では「集団的自衛権」の行使とされる。

(今回はNATOの第4条 第5条)
https://www.nhk.or.jp/politics/kotoba/92031.html

「第5条は、加盟国が1国でも攻撃を受けた場合、これを加盟国全体への攻撃とみなして反撃などの対応をとる集団的自衛権の行使が規定されていて、軍事同盟であるNATOの根幹をなす条項」

「2001年のアメリカの同時多発テロについて、NATOはアメリカへの攻撃とみなして、史上初めて第5条を発動」

浮沈子は、その発動に懐疑的だけど、ウクライナが仮に加盟して、それをロシアが承認した場合、発動のリスクは一挙に跳ね上がる。

😼バックボーン:メタの海底ケーブル2024年12月03日 07:37

バックボーン:メタの海底ケーブル


(Metaが地球を「W」字で結ぶ全長4万kmにわたる海底ケーブルを計画中、建設費用は1兆5000億円超に達する可能性も)
https://gigazine.net/news/20241202-meta-plans-10b-subsea-cable/

「MetaはFacebookやInstagram、WhatsAppといったサービスを展開しており、その製品とユーザーは固定トラフィック全体の約10%、モバイルトラフィック全体の約22%を占めている」

「率直に言って、誰が従来の通信会社に頼るのでしょうか?テクノロジー企業は今や独立しており、自分たちで海底ケーブルを作らなければならないと気付いたのです」(海底ケーブル業界のアナリストであるラヌルフ・スカボロー氏)

「「海底ケーブルの敷設に必要なセグメントごと構築する」というシナリオも考えられる」(同上)

有り得るな。

「このプロジェクトにとって重要なのは、「Metaが世界にまたがる海底ケーブルの唯一の所有者およびユーザーになる」という点」

まあ、余ったら他社に卸売りすればいい(むしろ足りないかも)。

浮沈子は、この記事を読んでスターリンクのことを思い出した。

全世界のバックボーンの半分を軌道上に構築するというべらぼーな話だからな。

地政学的リスクはないだろうけど、宇宙空間を巡っては同業他社との調整や軍事セグメントとの調整、他国(中国とかあ?)の攻撃やらなにやら、別の心配事が新たに出てきている。

海底ケーブルは、リスクはあるにしても既知の話だ。

複数のルートを確保するなど、通信の安定性についてはノウハウがある。

テクノロジー企業が通信会社を兼ねる時代が訪れようとしている。

まあ、我が国ではそれが当たり前だったりしているから、余り違和感はないんだがな。

それが、グローバルに展開しようとしているわけだ。

翻って考えれば、通信会社の方がテクノロジー企業に化ける話だってあってもいい。

S社はインターネット業界にはあまり関心が無いようだが、今後どうなるかは分からない。

ここでのキーワードは、記事にもあるようにAIの普及だろう。

電力にせよ、通信にせよ、莫大なリソースを要求するテクノロジーが展開することになるからな。

イーロンマスクは既にXを所有し、その中でAIにも注力している。

両者の結合は時間の問題かもしれない。

鬼に金棒ということなわけだ。

同じバックボーンといっても、最終的に既存のネットワークに入る必要がある海底ケーブルと異なり、スターリンクのような低軌道コンステレーションからの接続は、ユーザーにダイレクトにつながる点が異なる。

もちろん、KDDが行っているようなバックホール(既存の基地局への接続回線)としての使い方もあるけどな。

ダイレクト接続を可能としている点は強い。

ユーザーに対する自由度が大きいからな。

しかも、地球上どこでも、ラストワンマイルの隘路を気にせずにサービスを提供できる。

アマゾンが莫大な投資をしてカイパーを展開しようとしているのは、まさにその点に着目しているからに他ならない。

カイパーがクロスリンクして、スターリンクのように軌道上にバックボーンを形成するかどうかは知らない。

ワンウェブは、次期展開でそれを狙っていると言われている(詳細未確認)。

現実的には、地上インフラとハイブリッドになるだろうけどな。

最適な経路を、その時点でのインフラの構築状況に応じて柔軟かつ動的に選択する。

ただし、バックボーンは排他的に使用されることになるからな。

どっちを使うのがいいのか。

今のところは、海底ケーブルの方が勝っている。

スターリンクは、将来的にはともかく、現段階では単なる話題に過ぎない。

メタの投資は理に適っていると言える。

ケーブル敷設会社丸ごと作ってしまうという掟破りな手法は、まるでS社のようだ(まだ、そうと決まったわけじゃないけど)。

S社も、スターリンクで培った技術を引っ提げて、衛星ビジネスに殴り込みをかけているからな(そうなのかあ?)。

まあ、こっちの方は、打ち上げロケットと違って技術的なブレイクスルーがあるわけじゃないから(板状の衛星デザインくらい?)、ライバルをアットーするかどうかはまだ分からない。

全体的を俯瞰した時に見えてくるのは、急成長を支えているのが垂直統合であることが分かる。

大規模な事業で、既存の業界でその需要を賄えなければ、自社内部で構築した方が手っ取り早い。

その意味でも、メタのバックボーン(海底ケーブル)参入は合理的な選択だ。

アマゾンは軌道を選択している(記事にもあるように、海底ケーブルも部分所有しているけどな)。

グーグルやマイクロソフトは、今のところ海底ケーブルの部分所有だけだ。

アップルや急成長を遂げたエヌビディアがどうするかは知らない。

ハードウェアメーカーが、需要拡大のために垂直統合してくるのかどうか。

マイクロソフトやグーグルは、ソフトウェアビジネスから、ハードウェアに展開しているからな。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子的には、やっぱイーロンマスクのX(AI事業)が、スターリンクでどう動くかの方に注目だ。

独自チップの開発とか始めないのかな・・・。

🐱メキシコへの道:第4章:マヤンブルー2024年12月06日 14:52

メキシコへの道:第4章:マヤンブルー
メキシコへの道:第4章:マヤンブルー


ダイビング初日、重い荷物を持ってホテルからダイビングサービスまでの道のりを歩く(といっても、200mくらいか)。

イージーチャンゴは、ダイビングサービスというよりは、タンクの充てん所だ。

店の中はタンクだらけ・・・。

到着日の夜に下見に来た時も、コンプレッサーが回り続けていた。

ハイロさんとのご挨拶もそこそこ、アナライザーでナイトロックスのFO2のチェック。

3人で4本ずつ用意された12本のタンクのうち、3本が不合格(うち2本は唯のクウキ!!(手配違い?):残り1本は濃度不足)。

たぶん、メンブレンだと思うんだが、ちょっと不安・・・。

センサーでの確認の重要性を再認識する。

山のようにあるタンクから3本入れ替えて、全部合格!。

やれやれ・・・。

今日のダイビングサイトの検討を行い、竹内さんとハイロさんとの打ち合わせでマヤンブルーに決定。

大通りを少し走って、右側のお店で料金を払う(ゲスト1人300ペソ)。

セノーテは、大通りの反対側。

車を止め、器材を下ろし、セッティングしてブリーフィング。

雰囲気的には、カーウォッシュを小ぶりにした感じか。

トイレは綺麗で広い(そこかあ?)。

今回の初ダイブということで緊張している。

ポーチをDリングに着けちまったことは、ここだけの秘密だ・・・。

まあいい。

タンクを水際のステージに置いて、脇の階段からエントリーする。

1本目は講習でも良くつかわれるというAコース。

ジャンプ1回ギャップ1回でメインラインに戻って、その先でUターン(浮沈子のターンプレッシャー)。 

エキジット間際に、二人は講習時に使う脇のルートを確認に行った(浮沈子は置いてきぼり:ラインコンタクトしながら数分待つ)。

安全停止の際に、ロングホースを仕舞うんだが、焦ってしまって上手くいかなかった。

ダイブタイム70分程度。

初日の1本目としては悪くない。

最大水深が20mを超えていて、ハロックラインも濃かったけど、ロストラインなどはしなかったからな。

で、水面休息&早めの昼食をとる。

昼飯はトマト・レタス入りのハムサンド(BLTならぬHLTサンドというところか)と水。

ハイロさんは、自分だけホットココア(そっちの方がいいんだけど・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

予備で持って行ったビスケットには手を付けなかった(コカ・コーラライトは今日もがぶ飲み!)。

休息を挟んで2本目。

池の反対側、ラダーの下から入るルート。

大きなサーキットになっているけど、途中まで行ってUターンしてくる感じだ。

スプリットアローの手前に四角いクッキーを置き、その先のアロー(我々のルートとは逆になるからな)にもキャンセルの意味でクッキーを置いていく(先頭のハイロさんだけ)。

その先のTを右折してしばらく行ったところで、浮沈子がターニングポイントに達して戻った。

タンクを外すようなところはなかったけど、90度傾けて通り抜ける感じなあい路もあり、ハロックラインもきつく、2回ほどラインを見失ってキョロキョロした(先行するバディは見えてます)。

大きな声では言えないけど、タンクやフィンを10回くらいぶつけたりもした(もっと多かったんじゃね?)。

帰り道の後半は、きちんと対応してぶつけずにクリアできた気がする(気のせいじゃね?)。

コツは、呼吸やフィンキックで誤魔化さず、BCで中性浮力をきっちり取り、速度をしっかりと落として車両感覚を研ぎ澄ませて、丁寧なフィンワークで通過すること。

練習の時に、いかに誤魔化していたかを痛感する。

トレーニングで出来ないことは、実践でもできない(トレーニングの設定が甘いと、そこで出来ていても本番の複雑な状況に対応できない)。

言い忘れたけど、ウエイトは3ポンド3つ(今日は2ポンド玉がなかったので)。

重めだけど、腰の金具の左右と下側に付けている。

アンヘリータ行く時(日程未定)は、少し軽くしないと浮いてこられなくなるからな。

しかし、軽くし過ぎると、今度は安全停止で止まれなくなるしな。

悩ましいところだ・・・。

一応、500gのアンクルウエイトを日本から予備として持ってきてはいる(使うかどうかは未定)。

1ポンド刻みで調整は可能だ。

明日、Dリングの上(腰の金具の下)のウエイトを2ポンドに替えて様子を見よう(9→8ポンド)。

2ポンド2個あれば、左右2ポンド下3ポンドで7ポンドが可能になる。

2ポンドウエイトの数がいくつあるかは知らないけど、3つあれば金具の左右に1個ずつ、下に1個(6ポンド)で安全停止ができるかを確認しておきたいもんだな。

理想は5ポンド(左右なし、金具の上に2ポンド、下に3ポンド)だけど(70kgオーバーで浮力が増した浮沈子にはムリポ?)。

さて、明日も潜るのでこの辺にしておこう・・・。

🐱メキシコへの道:第4章:満身創痍2024年12月09日 19:11

メキシコへの道:第4章:満身創痍
メキシコへの道:第4章:満身創痍


12月5日:マヤンブルー(ブログアップ済み)
12月6日:チャンホール
12月7日:カリンバ
12月8日:キャタピラ
12月9日:アンヘリータ(予定)

チャンホールでフィンを履かずに潜降しようとしたり(!)、カリンバで犬に吠えられて往生したり、キャタピラで耳抜きで苦労したりはしているものの、ダイビング自体に大きなトラブルはない。

器材は故障もなく機能しているし、ガスの消費も3人(ハイロさん、浮沈子、竹内さん)のうちで最も早いものの、ターンプレッシャーというよりは概ね50分を目安にゴールデンサイン(👍:ダイビング中止)を出している。

連日のダイビングで泳ぎ続けているわけだから、少しセーブしないとな・・・。

昨日のキャタピラ2本目(レッドプラネット)は、純粋にターンプレッシャーで戻った(2度の垂直降下で20mオーバーまで潜る:耳抜きヤバ!)。

サインを出したのに、ハイロさんはもう少し行こうという(事前のブリーフィングで動物の骨があるところの近くまで行っていたようです)。

まあ、若干の余裕はあったので、渋々OKして10mほど進むと、歯の骨を含む骨らしきものが散らばっている。

うーん、ガイドさんとしては、そこに案内したかった気持ちはよく分かるんだが、「絶対的戻ろうサイン」であるゴールデンサインのはずなんだがな・・・。

まあいい。

ガス量は、キッチリ3分の1残してエキジットした(プラスアルファで10バールくらいの余裕あり)。

キャタピラは、エントリーする開水面の深度が浅く(1m以下:画像参照:右から竹内さん、ガイドのハイロさん、浮沈子)、器材の脱着に逆に苦労したからな(特に外す時)。

タンク外し、フィンも脱いで、外したタンクを杖代わりにして支えないと立てなかった。

にも拘らず、外しておいたタンクを、気を利かせたつもりでフィン脱いでいる間に片付けられちまって大往生!(んなことするのは誰!?)。

やれやれ・・・。

マイナートラブルは数限りなくあり、今回のセノーテに隘路が多いこともあり(どうも竹内さんがハイロさんをそそのかしているようだ:未確認:ホテルに戻ってくると、フロントのところで2人して翻訳ソフトで密談してるからな・・・)、タンクやフィンを当てまくっているが、(まだ)でかい柱を折ったりはしていない。

セノーテの方は無事なんだが、浮沈子は身体のあちこちに問題が出ている。

カリンバや昨日のキャタピラでは、そこいら中、虫に刺されている。

右足の甲には、靴擦れが出来ていて痛い(フィンキックに支障はないんだがな)。

長時間に渡って身体を起こした姿勢をとっているので、背筋とか腰のあたりの筋肉にも痛みが来ている。

整形外科でもらった痛み止めを飲んでいるが、一向に効かない(安静にするしかない感じだ)。

が、最大の問題はどうやら風邪をひいてしまったようで、喉が痛くなり、鼻詰まりもひどい。

耳抜き自体には大きな影響はないんだが、今日の2本目(目印のアローなどがないところで、ガイドさんの記憶でジャンプした先:ルート名はレッドプラネット)の垂直降下(16m→24mに落ちる2回目の降下)では、両耳が抜けなくて途中で止まった(逆立ち状態)。

ある程度、内耳と環境圧の圧力差があるときは、しばらくすると抜けることがあるので、残圧をチェックしたりバルブが全開になっているかどうかを確認したり、セカンドステージの流量調節つまみを弄っているうちに、「チュッ!」と音がして抜けてくれた。

覚悟はしていたものの、ここで抜けないと逆立ちのまま元に戻ることになるからな(んなトレーニングはしてません!!)。

大瀬崎で竹内さんとさんざん練習していたので、ヘンタイな姿勢(逆立ち)で止まっていること自体には慣れていて、慌てることなくリラックスして耳が抜けるのを待つことが出来たことは良かった。

芸は身を助ける・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

風邪が早く治ってくれることを祈るしかない。

カリンバでは、ウエイトを9ポンドから7ポンド(左右2ポンドずつ+腰の金具の下3ポンド)だったが、アンヘリータに備えて5ポンド(金具の上2ポンド+下に3ポンド)にチャレンジした。

BCから完全に抜ききって、4mでふつーに止まれたが3mでは息を吐ききらないと止まれなかった。

5mの安全停止は余裕で出来る感じだったので、アンヘリータはこれで行く(水深が深いのでなるべく軽くしておきたいが、安全停止が出来ないとマズいからな)。

残圧は80と70だったから、ほぼほぼ3分の1ルールでギリだ。

体調の方は、のどの痛みも和らぎ、あとは鼻づまりが解消されるのを待つばかりか(ちょっと咳も出てるんですが)。

幸い、顕著な熱発はしていない(Maxで36.5度)。

浮沈子の平熱が35.3度だから、一応微熱状態。

今朝の検温では36.3度。

身体も器材の一部だからな。

大切に扱わないとな・・・。

器材といえば、浮沈子のダイビングギアには今のところなんの問題も出ていないんだが、ガイドのハイロさんのレギュレーター(ショートホース側)は、初日のマヤンブルーで交換してたし(チタン製だそうです!)、竹内さんのトランスミッターは安い電池(CR2:どこ製?)との相性が悪く、片方が水中で表示されなくなったりしていたようだ(昨日、まともな電池に交換済み)。

やれやれ・・・。

ケーブダイビングは、直接水面に浮上できないという絶対的なリスクを負っている。

また、チームで潜っているわけだから、器材のトラブルはチーム全体のリスクにもなる。

トランスミッターのバッテリーで数百円をケチってどーする!?(ちなみに、一度入れれば数年持つようです)。

今のところ、メーカーでは機械式ゲージとの併用を推奨しているが、浮沈子も含めて誰も、んなトラブルの種を増やすような真似はしていない。

そのための時間管理(セグメント管理)、タンクの浮き具合(アルミタンクですから)のチェック、3分の1ルール(環境によりますが)の厳守だからな(ほかにもいろいろ)。

万が一器材が機能しなくなっても、最低限、生きて戻ってくる方策は整えている。

それでも、使っている器材(自分の身体を含めて)を正常に作動させておくというのは最低条件だ。

浮沈子の体調不良は、その意味では重大インシデントではある(ヤバいことに、例によって食欲だけは有り余るほどあるけどな:昨日も味噌ラーメンとギョーザ完食!)。

今日のアンヘリータは、別にテクニカルダイビングではない。

30m超の潜水だけど(ガイドさんには35m程度までをオーダー)、何かあれば水面に直接浮上可能だ。

耳抜きが問題だが、リバースブロックにならなければ、潜降で潜れないことは、逆に安全弁になる(そういうことかあ?)。

うまく抜けるといいな・・・。

🐱メキシコへの道:第4章:アンヘリータ2024年12月10日 21:34

メキシコへの道:第4章:アンヘリータ
メキシコへの道:第4章:アンヘリータ


キャタピラのレッドプラネットの翌日にアンヘリータとはね・・・。

狭いところから広いところへ。

極浅の開水面から極深の開水面へ。

トイレもなんもない砂利置き場から、設備の整ったメジャーなセノーテへ。

全てが真逆な環境だが、器材のしつらえはほぼ同じ(アンヘリータではスプールとアローホルダーは持ちませんでしたが)。

予想通り、耳抜きに苦労し(左右とも)、30mに降りるまで12分もかかった。

やれやれ・・・。

左側は途中で抜けたんだが、右はスローリーク状態となり、明確な「抜け感」なく、痛みがない状態で落ち着いた。

硫化水素の層を潜り抜けたり(下は沈んでいる木から出るタンニンで茶色っぽい)、硫化水素の雲の上を泳いだりする。

サイドマウントで2本持ちなのでのんびりしていられるけど、シングルタンクで潜降に手間取るとタッチアンドゴーに近くなるだろうな。

浮沈子は、潜降だけで50バールくらい吸ったからな(マジか!?)。

まあいい。

苦労はしたけど耳抜きに成功して、硫化水素の層の下まで潜ることができただけで大満足だ。

セノーテ潜ったと言うからには、一度はここへ潜っとかないとな(話題にできないしなあ)。

そのエクスキューズのためということもあったんだが、実際潜ると案外感動する。

広過ぎて逆に戸惑う(そういうことかあ?)。

浮上途中で、通り抜け程度の横穴(距離にして10mくらいか)があったけど(ガイドさんの後について通りました)、それ以外に横穴はないようだ(未確認)。

浮沈子は36mくらいまでしか行ってないけど、ボトムは45mくらいあるそうだ。

ガス量のターンプレッシャー(開水面だけど、3分の1ルール適用した)で戻る。

ゆっくりと壁沿いをスパイラルでぐるぐる泳ぎながら、20分くらいかけて上がってくる。

ボトムでも減圧は出なかった(ガスは32パーセントナイトロックス:設定では保守的に30パーセントにしてある)。

10mくらいまで上がったところで、右耳が軽いリバースブロックになりかけたが、しばらくすると収まった。

やれやれ・・・。

ウエイトは、ハーネスに括り付けた5ポンドに加え、日本から持参した0.5kgのアンクルウエイトをポーチに入れていて、浮力が足りなければ一時的にバディに渡し、浮上途中で返してもらう計画だったけど、ボトムでも浮力を確保できていたのでそのまま上がってきた。

安全停止(6m)でBCの膨らみ具合を確認したら余裕だったから、アンクルウエイトはいらない感じだ(5ポンドでOK)。

まあ、体重とかコンディションによるから、次回来ることがあるとしても、あまり参考にはならない。

浅いセノーテでフツーに潜れていれば、そのウエイトのままでいいということでもある。

エントリーエキジットの際の木製のステージは、水面と同じ程度の高さで、タンクを上げるのも楽勝だ(画像参照:マヤンブルーより楽!)。

まあ、どうでもいいんですが。

ここは人気のスポットで、うちらは一番乗りだったが、エキジットの時には10人以上が入り乱れて大混雑!!。

フリーダイビングのチームもいて、サポート役はDPVも用意していた。

耳抜き苦手の浮沈子には縁のないスポーツだがな・・・。

隣に車を止めていたダイビングのチームのメンバーの一人が、ダイブライトのサイドマウントBCを着ていた。

めちゃくちゃカッコイー!!。

(Dive Rite Nomad Ray Sidemount BC)
https://www.divegearexpress.com/dive-rite-nomad-ray-sidemount-bc?srsltid=AfmBOortj2NKCDaAay_XkS766PlTgb4THDUL8jEz04ttsp4ZVRrDeIFg

「Nomad Ray は、ダイバーの体にぴったりフィットするフラットで流線型のフィット感と人間工学に基づいた形状を備えた、非常に洗練されたサイドマウント システムです。そのユニークで革新的な機能は、あらゆるスキル レベルのサイドマウント ダイバーに魅力的です。」

形状としては、腰の辺りが脇に巻き込まれるハルシオンタイプに似たブラダー形状だが、背中にフラットなプレートがあって、デザイン上のアクセントにもなっている。

ダンプバルブが左側というのが気になるけど(右側には穴がない)、それは慣れの問題だろう。

ちなみに、ダンプバルブはブラダーの上部にもあるようだ。

フィット感が良さげで、着ていたダイバーをジロジロ見てしまった。

800ドルかあ・・・。

サイドマウントの本場に来ると、目移りして困るなあ。

ほかのメンバーの中には、浮沈子と同じハーネスに、Xディープクラシックの腹巻BCを着ていた人もいた。

サイドマウントの設えは自由自在だ。

それだけに、最適解を得るのが難しいともいえる。

その人の体形に合っているのか、調節が適正なのか、そのダイビングの環境に合っているのか、そのダイビングの目的に合っているのか、トレーニングのレベルに合っているのか、エトセエトセ・・・。

浮沈子は、シンプルで水中の快適さが一番だ。

脱ぎ着の手間とかは二の次でいい。

探検するわけじゃないから、あんなことやこんなことができなくてもいいし、ノーマウントにして身をこじって這い進む必要もない。

のんびりと、朝の散歩を楽しむような、気楽なケーブダイビングがいいな・・・。

アンヘリータから帰ってきて、ちょっとだるかったので体温を計ったらなんと7度4分!!!。

解熱剤を飲んで爆睡したら6度4分まで下がった。

6時に夕食を食べ、帰ってきたらまた寝る。

咳が深いのは気になるけど、のどの痛みは取れている。

鼻水は相変わらずだけどな。

今日の予定はカラベラ。

カバーンラインは3年前にヒデさんと潜っているが、その後水質が悪くなったという話で講習では使わなかったからな(水質は改善されたらしい)。

久しぶりのカラベラ、初めてのケーブライン。

耳抜きがやっぱ気になるけどな・・・。