🐱メキシコへの道:第4章:アンヘリータ2024年12月10日 21:34

メキシコへの道:第4章:アンヘリータ
メキシコへの道:第4章:アンヘリータ


キャタピラのレッドプラネットの翌日にアンヘリータとはね・・・。

狭いところから広いところへ。

極浅の開水面から極深の開水面へ。

トイレもなんもない砂利置き場から、設備の整ったメジャーなセノーテへ。

全てが真逆な環境だが、器材のしつらえはほぼ同じ(アンヘリータではスプールとアローホルダーは持ちませんでしたが)。

予想通り、耳抜きに苦労し(左右とも)、30mに降りるまで12分もかかった。

やれやれ・・・。

左側は途中で抜けたんだが、右はスローリーク状態となり、明確な「抜け感」なく、痛みがない状態で落ち着いた。

硫化水素の層を潜り抜けたり(下は沈んでいる木から出るタンニンで茶色っぽい)、硫化水素の雲の上を泳いだりする。

サイドマウントで2本持ちなのでのんびりしていられるけど、シングルタンクで潜降に手間取るとタッチアンドゴーに近くなるだろうな。

浮沈子は、潜降だけで50バールくらい吸ったからな(マジか!?)。

まあいい。

苦労はしたけど耳抜きに成功して、硫化水素の層の下まで潜ることができただけで大満足だ。

セノーテ潜ったと言うからには、一度はここへ潜っとかないとな(話題にできないしなあ)。

そのエクスキューズのためということもあったんだが、実際潜ると案外感動する。

広過ぎて逆に戸惑う(そういうことかあ?)。

浮上途中で、通り抜け程度の横穴(距離にして10mくらいか)があったけど(ガイドさんの後について通りました)、それ以外に横穴はないようだ(未確認)。

浮沈子は36mくらいまでしか行ってないけど、ボトムは45mくらいあるそうだ。

ガス量のターンプレッシャー(開水面だけど、3分の1ルール適用した)で戻る。

ゆっくりと壁沿いをスパイラルでぐるぐる泳ぎながら、20分くらいかけて上がってくる。

ボトムでも減圧は出なかった(ガスは32パーセントナイトロックス:設定では保守的に30パーセントにしてある)。

10mくらいまで上がったところで、右耳が軽いリバースブロックになりかけたが、しばらくすると収まった。

やれやれ・・・。

ウエイトは、ハーネスに括り付けた5ポンドに加え、日本から持参した0.5kgのアンクルウエイトをポーチに入れていて、浮力が足りなければ一時的にバディに渡し、浮上途中で返してもらう計画だったけど、ボトムでも浮力を確保できていたのでそのまま上がってきた。

安全停止(6m)でBCの膨らみ具合を確認したら余裕だったから、アンクルウエイトはいらない感じだ(5ポンドでOK)。

まあ、体重とかコンディションによるから、次回来ることがあるとしても、あまり参考にはならない。

浅いセノーテでフツーに潜れていれば、そのウエイトのままでいいということでもある。

エントリーエキジットの際の木製のステージは、水面と同じ程度の高さで、タンクを上げるのも楽勝だ(画像参照:マヤンブルーより楽!)。

まあ、どうでもいいんですが。

ここは人気のスポットで、うちらは一番乗りだったが、エキジットの時には10人以上が入り乱れて大混雑!!。

フリーダイビングのチームもいて、サポート役はDPVも用意していた。

耳抜き苦手の浮沈子には縁のないスポーツだがな・・・。

隣に車を止めていたダイビングのチームのメンバーの一人が、ダイブライトのサイドマウントBCを着ていた。

めちゃくちゃカッコイー!!。

(Dive Rite Nomad Ray Sidemount BC)
https://www.divegearexpress.com/dive-rite-nomad-ray-sidemount-bc?srsltid=AfmBOortj2NKCDaAay_XkS766PlTgb4THDUL8jEz04ttsp4ZVRrDeIFg

「Nomad Ray は、ダイバーの体にぴったりフィットするフラットで流線型のフィット感と人間工学に基づいた形状を備えた、非常に洗練されたサイドマウント システムです。そのユニークで革新的な機能は、あらゆるスキル レベルのサイドマウント ダイバーに魅力的です。」

形状としては、腰の辺りが脇に巻き込まれるハルシオンタイプに似たブラダー形状だが、背中にフラットなプレートがあって、デザイン上のアクセントにもなっている。

ダンプバルブが左側というのが気になるけど(右側には穴がない)、それは慣れの問題だろう。

ちなみに、ダンプバルブはブラダーの上部にもあるようだ。

フィット感が良さげで、着ていたダイバーをジロジロ見てしまった。

800ドルかあ・・・。

サイドマウントの本場に来ると、目移りして困るなあ。

ほかのメンバーの中には、浮沈子と同じハーネスに、Xディープクラシックの腹巻BCを着ていた人もいた。

サイドマウントの設えは自由自在だ。

それだけに、最適解を得るのが難しいともいえる。

その人の体形に合っているのか、調節が適正なのか、そのダイビングの環境に合っているのか、そのダイビングの目的に合っているのか、トレーニングのレベルに合っているのか、エトセエトセ・・・。

浮沈子は、シンプルで水中の快適さが一番だ。

脱ぎ着の手間とかは二の次でいい。

探検するわけじゃないから、あんなことやこんなことができなくてもいいし、ノーマウントにして身をこじって這い進む必要もない。

のんびりと、朝の散歩を楽しむような、気楽なケーブダイビングがいいな・・・。

アンヘリータから帰ってきて、ちょっとだるかったので体温を計ったらなんと7度4分!!!。

解熱剤を飲んで爆睡したら6度4分まで下がった。

6時に夕食を食べ、帰ってきたらまた寝る。

咳が深いのは気になるけど、のどの痛みは取れている。

鼻水は相変わらずだけどな。

今日の予定はカラベラ。

カバーンラインは3年前にヒデさんと潜っているが、その後水質が悪くなったという話で講習では使わなかったからな(水質は改善されたらしい)。

久しぶりのカラベラ、初めてのケーブライン。

耳抜きがやっぱ気になるけどな・・・。