😼メキシコへの道:第4章:まとめ ― 2024年12月19日 07:09
メキシコへの道:第4章:まとめ
今回のメキシコツアーのまとめ
・日程:2024年12月4日から17日まで
・滞在地:トゥルム
・ホテル:ポサダ06
・アテンド及び各種サポート:竹内
・ダイビングサービス:イージーチャンゴダイビングセンター
・ガイド:ハイロ
・ポーター:チランゴ(キャタピラ以降:アンヘリータ、カラベラ除く)
・潜ったセノーテ:
①Cenote Mayan Blueマヤンブルー
②Cenote Chan Holチャンホール
③Cenote Kalimbaカリンバ
④Cenote Caterpillarキャタピラ
⑤Cenote Angelitaアンヘリータ
⑥Cenote Calaveraカラベラ
⑦Cenote Conchaコンチャ
⑧Cenote Galaxianギャラクシャン
⑨Cenote Doggiドギー
⑩Cenote Monkey Dustモンキーダスト
ガス抜き日:グランセノーテ(水面)、トレンマヤのトゥルム駅まで自転車
・費用:たくさん(極秘です!)。
アンヘリータは深度があるので1日1本だけだが、他は2本ずつ潜っている(もちろん、コースは異なりますが)。
最終日のモンキーダストは、隣接する異なる開水面からエントリーしたが、他は全て同一のセノーテからのエントリーだ。
もちろん、アンヘリータ以外はフルケーブダイバーでなければ潜ることが出来ない(Tやジャンプは当たり前)。
深度的には、マヤンブルーが20mオーバーのやや深いところにコース取りした(ジャンプ・ギャップで元のメインラインに戻る)以外は、全て20m未満。
講習に使えそうなコースも織り交ぜて、いろいろ考えて組んでいただいたようだ。
ハイロさんは、セノーテ所有の地主さんと電話したりして、日程調整とか施設使用料の交渉とかもしてくれたようだ。
竹内さんとは10年来の知り合いで、何度も一緒に潜っているらしい。
昨年も、浮沈子がカリブ海に浮かぶコスメル島で「健全な」ファンダイブをしている日に、ハイロさんとセノーテ潜ったらしい(減圧停止したそうです)。
ヘンタイ洞窟潜水仲間なのだ(そうなのかあ?)。
ハイロさんは、コアな洞窟潜水だけではなく、カバーンダイビングのガイドもするらしく、浮沈子たちのガイドが終わった翌日にはダブルタンク担いでガイドの予定が入っていたらしい。
まあ、どうでもいいんですが。
ホテルはトゥルムの幹線道路から1本入った静かな通り(アンドロメダオリエンテ)にある(ダイビングサービスには近い)。
と言いたいところなんだが、幹線道路の渋滞を避けるう回路となっているらしく、交通量はそれなりにある(一方通行です)。
夜は、近所のビルの屋上にあるディスコ(?:未確認)の大音量のスピーカーからの音楽が聞こえてきて、夜中の2時頃(終わる時間は曜日によって異なるようです)まで賑やかだ。
近くには、竹内さんが以前使ったことがあるホテル(ヴィラジェミニ)もあり(今回のホテルは初めて)、土地勘があるので安心だな(店はしょっちゅう変わるけど)。
オクソ(OXXO)というメキシコ定番のコンビニが近くにあり、メインストリートを渡ったところにはゴーマートもある。
やや距離はあるがセブンイレブンもあり、夜中に買い出しに行くには苦労しない。
1日は、概ね早朝に目覚めてネット閲覧や、余力があればブログを書き、その間にオクソに買い出しに行くところから始まる。
竹内さんは、ホテル近くに6時半から開店している朝飯屋を見つけたらしいが、浮沈子はそれまで待てない(長男で初孫というのは概ね甘やかされて育つので、てんで堪え性がなくなる:そうなのかあ?)。
2時過ぎ(ディスコの喧騒も収まった丑三つ時:草木は寝てるが浮沈子は起き出している)に、ホテルのナイトマネージャーに扉を開けてもらってサンドイッチやらコーヒーやらを買い出しに行く。
食えば寝る(そうなのかあ?)。
二度寝して、朝7時ころから身支度を始めて、8時半または8時45分のピックアップでハイロさんの車の荷台にメッシュバッグ2個を放り込み、ダイビングサービスに行く。
そこで、ナイトロックスのアナライズをしてタンクを積み込む。
初日はばらつきがあったけど、2日目以降には特に問題はなかった。
概ね30から32パーセントというところか。
で、近くのサンドイッチ屋さん、またはタコスの屋台で昼飯を仕入れ(ダイビング代と込み)、セノーテに向かうわけだ。
ポーターのチランゴさんは、ダイビングショップで乗り込む。
浮沈子の倍くらいの身体つきなのに、昼飯の量は同じだ(晩飯の量が違うのかあ?)。
青い丈夫なビニールバッグにタンク2本を入れて背負い、元気に歌を歌いながら運ぶ(ここ、重要です!)。
今回のダイビングでは、約半分はトイレもないようなところで潜った。
運搬の距離が長かったり、開水面まで急斜面を降りなければならないところもあって、彼がいなかったらタンクのハンドリングは困難を極めただろう。
現地に行ってからハイロさんの手配で雇いあげたんだが、陽気な方で良かったな・・・。
スペイン語オンリーで、ハイロさんとの会話しかなかったけど。
セノーテから戻ると、フロントで翌日以降の打ち合わせ(同時通訳アプリが大活躍!)をしている竹内さんとハイロさんを残し、荷物を部屋に上げ(2階の15号室)、ウェットスーツやフードベストをベランダに干す。
シャワーを浴びて、夕食に出かける時刻までベッドで横になる(概ね帰宅は5時前、夕食は6時または6時半出発)。
夜は、安飯屋とレストランが半々かな(ピザ屋2回(同じ店)、ステーキ屋1回、ラーメン屋1回、メキシコ料理屋2回(同じ店)、ブリトーが美味しかった店1回(以上レストラン系)、中華屋2回、屋台のタコス屋3回:オクソの脇)。
アイスクリーム屋は浮沈子は3回通った(食後1回、その他2回)。
タコス以外の屋台は行かなかったけどな。
中華屋は、プラヤデルカルメンと同じ感じで、発泡スチロールのトレイに山盛りになる(「ストップ」と言わないと、焼き飯がとんでもない量盛られることに!!!!!!!!!!!!!!!←とんでもない量)。
それと、おかずを1品つけて100ペソ(750円くらい)。
タコスは、5枚セットでチーズなしで60ペソ。
量的には足りず、浮沈子は並びにある別の屋台で、別の種類(アラチェラ:ハラミ:これにチーズを入れてもらう)もう5枚食った(食い過ぎ!!!!!!!!!!←併せて10枚)。
味の好みにもよるんだろうけど、浮沈子的にはチーズ入りがお勧めだ。
辛いのが好きな方には、その手のソースがかけ放題だからな。
存分にかけて、ゴジラになってくれ(口から炎が!:浮沈子は辛いのはダメです)。
レストラン系のメニューで美味かったのは、ブリトーが美味しかった店(オニクストゥルム)を含めて、ラザニアがお勧めだ(画像はオニクスのラザニア)。
単品と飲み物で十分な量がある。
食事から帰ると、速攻で寝る。
腹が満たされれば寝るしかないだろう(やっぱ、そうなのかあ?)。
潜ってるか、食ってるか、寝てるか・・・。
まあいい。
そういう生活をしに行ったんだからな。
街歩きも、食後に軽くしたけど、疲れを取るのが優先だから早めにホテルに戻る。
翌日のダイビングのために食い、ダイビングのために寝る(と言えば聞こえは良いが、翌日にダイビング予定がない最終日の夜も、オニクスでしこたま食ったけどな:ラザニアとブリトー)。
アンヘリータに潜った日は、時間はあったんだが風邪の症状が重かったこともあり、午後いっぱい寝ていた。
やれやれ・・・。
夕方、飯食いに行ったら元気が出てきた。
食えば治る!(そうなのかあ?)。
実は、帰国後余り体調が良ろしくない。
靴擦れや虫刺されの傷が治らず、14時間の時差ボケが取れない(時差ボケの「時差」が取れたら、ただの「ボケ」!)。
それでも昨日は、水泳教室にサボらずに出た(ジムで筋トレもしたけど、上腕の筋力が衰えているのを感じる:みーんな運んでもらったからな・・・)。
ちょっと疲れが溜まっている気もする。
こういう時は・・・。
そう、「食えば治る」(そんなあ!)。
コンビニ弁当爆食して、早いとこ、寒い国の日常生活に慣れないとな・・・。
今回のメキシコツアーのまとめ
・日程:2024年12月4日から17日まで
・滞在地:トゥルム
・ホテル:ポサダ06
・アテンド及び各種サポート:竹内
・ダイビングサービス:イージーチャンゴダイビングセンター
・ガイド:ハイロ
・ポーター:チランゴ(キャタピラ以降:アンヘリータ、カラベラ除く)
・潜ったセノーテ:
①Cenote Mayan Blueマヤンブルー
②Cenote Chan Holチャンホール
③Cenote Kalimbaカリンバ
④Cenote Caterpillarキャタピラ
⑤Cenote Angelitaアンヘリータ
⑥Cenote Calaveraカラベラ
⑦Cenote Conchaコンチャ
⑧Cenote Galaxianギャラクシャン
⑨Cenote Doggiドギー
⑩Cenote Monkey Dustモンキーダスト
ガス抜き日:グランセノーテ(水面)、トレンマヤのトゥルム駅まで自転車
・費用:たくさん(極秘です!)。
アンヘリータは深度があるので1日1本だけだが、他は2本ずつ潜っている(もちろん、コースは異なりますが)。
最終日のモンキーダストは、隣接する異なる開水面からエントリーしたが、他は全て同一のセノーテからのエントリーだ。
もちろん、アンヘリータ以外はフルケーブダイバーでなければ潜ることが出来ない(Tやジャンプは当たり前)。
深度的には、マヤンブルーが20mオーバーのやや深いところにコース取りした(ジャンプ・ギャップで元のメインラインに戻る)以外は、全て20m未満。
講習に使えそうなコースも織り交ぜて、いろいろ考えて組んでいただいたようだ。
ハイロさんは、セノーテ所有の地主さんと電話したりして、日程調整とか施設使用料の交渉とかもしてくれたようだ。
竹内さんとは10年来の知り合いで、何度も一緒に潜っているらしい。
昨年も、浮沈子がカリブ海に浮かぶコスメル島で「健全な」ファンダイブをしている日に、ハイロさんとセノーテ潜ったらしい(減圧停止したそうです)。
ヘンタイ洞窟潜水仲間なのだ(そうなのかあ?)。
ハイロさんは、コアな洞窟潜水だけではなく、カバーンダイビングのガイドもするらしく、浮沈子たちのガイドが終わった翌日にはダブルタンク担いでガイドの予定が入っていたらしい。
まあ、どうでもいいんですが。
ホテルはトゥルムの幹線道路から1本入った静かな通り(アンドロメダオリエンテ)にある(ダイビングサービスには近い)。
と言いたいところなんだが、幹線道路の渋滞を避けるう回路となっているらしく、交通量はそれなりにある(一方通行です)。
夜は、近所のビルの屋上にあるディスコ(?:未確認)の大音量のスピーカーからの音楽が聞こえてきて、夜中の2時頃(終わる時間は曜日によって異なるようです)まで賑やかだ。
近くには、竹内さんが以前使ったことがあるホテル(ヴィラジェミニ)もあり(今回のホテルは初めて)、土地勘があるので安心だな(店はしょっちゅう変わるけど)。
オクソ(OXXO)というメキシコ定番のコンビニが近くにあり、メインストリートを渡ったところにはゴーマートもある。
やや距離はあるがセブンイレブンもあり、夜中に買い出しに行くには苦労しない。
1日は、概ね早朝に目覚めてネット閲覧や、余力があればブログを書き、その間にオクソに買い出しに行くところから始まる。
竹内さんは、ホテル近くに6時半から開店している朝飯屋を見つけたらしいが、浮沈子はそれまで待てない(長男で初孫というのは概ね甘やかされて育つので、てんで堪え性がなくなる:そうなのかあ?)。
2時過ぎ(ディスコの喧騒も収まった丑三つ時:草木は寝てるが浮沈子は起き出している)に、ホテルのナイトマネージャーに扉を開けてもらってサンドイッチやらコーヒーやらを買い出しに行く。
食えば寝る(そうなのかあ?)。
二度寝して、朝7時ころから身支度を始めて、8時半または8時45分のピックアップでハイロさんの車の荷台にメッシュバッグ2個を放り込み、ダイビングサービスに行く。
そこで、ナイトロックスのアナライズをしてタンクを積み込む。
初日はばらつきがあったけど、2日目以降には特に問題はなかった。
概ね30から32パーセントというところか。
で、近くのサンドイッチ屋さん、またはタコスの屋台で昼飯を仕入れ(ダイビング代と込み)、セノーテに向かうわけだ。
ポーターのチランゴさんは、ダイビングショップで乗り込む。
浮沈子の倍くらいの身体つきなのに、昼飯の量は同じだ(晩飯の量が違うのかあ?)。
青い丈夫なビニールバッグにタンク2本を入れて背負い、元気に歌を歌いながら運ぶ(ここ、重要です!)。
今回のダイビングでは、約半分はトイレもないようなところで潜った。
運搬の距離が長かったり、開水面まで急斜面を降りなければならないところもあって、彼がいなかったらタンクのハンドリングは困難を極めただろう。
現地に行ってからハイロさんの手配で雇いあげたんだが、陽気な方で良かったな・・・。
スペイン語オンリーで、ハイロさんとの会話しかなかったけど。
セノーテから戻ると、フロントで翌日以降の打ち合わせ(同時通訳アプリが大活躍!)をしている竹内さんとハイロさんを残し、荷物を部屋に上げ(2階の15号室)、ウェットスーツやフードベストをベランダに干す。
シャワーを浴びて、夕食に出かける時刻までベッドで横になる(概ね帰宅は5時前、夕食は6時または6時半出発)。
夜は、安飯屋とレストランが半々かな(ピザ屋2回(同じ店)、ステーキ屋1回、ラーメン屋1回、メキシコ料理屋2回(同じ店)、ブリトーが美味しかった店1回(以上レストラン系)、中華屋2回、屋台のタコス屋3回:オクソの脇)。
アイスクリーム屋は浮沈子は3回通った(食後1回、その他2回)。
タコス以外の屋台は行かなかったけどな。
中華屋は、プラヤデルカルメンと同じ感じで、発泡スチロールのトレイに山盛りになる(「ストップ」と言わないと、焼き飯がとんでもない量盛られることに!!!!!!!!!!!!!!!←とんでもない量)。
それと、おかずを1品つけて100ペソ(750円くらい)。
タコスは、5枚セットでチーズなしで60ペソ。
量的には足りず、浮沈子は並びにある別の屋台で、別の種類(アラチェラ:ハラミ:これにチーズを入れてもらう)もう5枚食った(食い過ぎ!!!!!!!!!!←併せて10枚)。
味の好みにもよるんだろうけど、浮沈子的にはチーズ入りがお勧めだ。
辛いのが好きな方には、その手のソースがかけ放題だからな。
存分にかけて、ゴジラになってくれ(口から炎が!:浮沈子は辛いのはダメです)。
レストラン系のメニューで美味かったのは、ブリトーが美味しかった店(オニクストゥルム)を含めて、ラザニアがお勧めだ(画像はオニクスのラザニア)。
単品と飲み物で十分な量がある。
食事から帰ると、速攻で寝る。
腹が満たされれば寝るしかないだろう(やっぱ、そうなのかあ?)。
潜ってるか、食ってるか、寝てるか・・・。
まあいい。
そういう生活をしに行ったんだからな。
街歩きも、食後に軽くしたけど、疲れを取るのが優先だから早めにホテルに戻る。
翌日のダイビングのために食い、ダイビングのために寝る(と言えば聞こえは良いが、翌日にダイビング予定がない最終日の夜も、オニクスでしこたま食ったけどな:ラザニアとブリトー)。
アンヘリータに潜った日は、時間はあったんだが風邪の症状が重かったこともあり、午後いっぱい寝ていた。
やれやれ・・・。
夕方、飯食いに行ったら元気が出てきた。
食えば治る!(そうなのかあ?)。
実は、帰国後余り体調が良ろしくない。
靴擦れや虫刺されの傷が治らず、14時間の時差ボケが取れない(時差ボケの「時差」が取れたら、ただの「ボケ」!)。
それでも昨日は、水泳教室にサボらずに出た(ジムで筋トレもしたけど、上腕の筋力が衰えているのを感じる:みーんな運んでもらったからな・・・)。
ちょっと疲れが溜まっている気もする。
こういう時は・・・。
そう、「食えば治る」(そんなあ!)。
コンビニ弁当爆食して、早いとこ、寒い国の日常生活に慣れないとな・・・。
😼メキシコへの道:第4章:補遺(謎のラッパとアウェアネス) ― 2024年12月19日 17:16
メキシコへの道:第4章:補遺(謎のラッパとアウェアネス)
宿泊したホテル(ポサダ06:グーグルマップには出てないホテル)で朝7時くらいに起きると、ほぼ毎日ラッパの音が聞こえる(つーか、その音で目覚めたりする)。
パフパフパフ・・・。
朝とは限らず、夕方や夜に聞こえたりもする。
バルコニーに出て見たり、道を歩いている時に出会ったりすると、自転車の前にリヤカー(前だから、フロントカーかあ?)を付けた物売り風なおじさんが漕いでいる。
リヤカーには、大き目の厚みがそれ程ではない白塗りの木箱が積まれており、蓋がついていて中身は見えない(うーん、気になる!)。
パフパフパフというラッパの音から、我が国では豆腐屋の屋台売りを連想するんだが、ここはメキシコだからな。
豆腐屋じゃないだろう・・・。
竹内さんに訊いてみても、知らないという。
10年以上前にトゥルムでケーブダイビングをしてたというから、その頃にはなかった屋台のようだ。
最近なのかなあ・・・。
ラッパ屋台の謎は、しばらく解けなかった。
国道10号線(幹線道路と交差するグランセノーテへ行く道)沿いにあるメキシコ料理店(エルドラド:エビづくしの店)へ2度目に行った帰り(夜7時ころ?)に、偶然にも謎は解けた。
木の箱のふたが開いている屋台が、帰り道に止まっていたのだ!。
中をのぞくと、なんと、菓子パンがいっぱい(画像参照)。
ラッパ屋台の正体は、菓子パン屋だったわけだ(なーんだ・・・)。
もう一人のお客さんが、1個8ペソだと値段を教えてくれたので、チョコドーナツを買った(これは、スペシャル価格で12ペソ:90円くらい:安い!)。
味は、まあ、ふつーの菓子パンだ。
どーということはないけど、日本にはない屋台だな。
トゥルム滞在で最大の謎(それ程のものかあ?)が解けた喜びは大きい。
新たなケーブシステムや、そのコネクションを発見したことに匹敵する(と言われても、一般的には何のことやら・・・)。
日常の中の小さな発見や、その喜びを大切にすることは重要だ。
人生を豊かに生きることに繋がる。
66年生きてきて、今ようやく、そのことに気付いている。
よく観察し、違いに注目し、それを疎かにせず、理由を探り、一つずつ解き明かしていく。
そのためには、日頃から出会うことに新たな目を向け、意識の中で位置づけし直していくという態度が必要だ。
何にでも当てはまるんだろうが、今回はたまたまケーブダイビングツアーの中でのことだったので、それになぞらえれば、洞窟潜水にも通じる態度と言えるかもしれない(なんか、無理やりな感じ?)。
我が国ではあまり馴染みがない洞窟潜水。
キツイ、危険、汚いが三拍子揃った「3Kダイビング」と思われている(今回潜ったセノーテのいくつかは、少なくとも2Kくらいは当てはまるかも!!←2K)。
適切な装備やトレーニングを受けなければ、少なくとも死神マークの先に進むことはできない。
文字通り、死神の餌食になる。
そういったハイリスクダイビングを行う上で最も重要なことは何かといえば、アウェアネス(認識、気づきなどの意)の一言に尽きる。
日本語にし辛い言葉だけど、自分自身や周囲に対する認識の総体だ。
洞窟潜水では、漫然と潜っているのではなく、深度、経過時間(場合によっては時刻)、ガス量、耳抜き、体調(寒くないかなど)、先行するダイバーの様子(コース取りとか含む)、後続のダイバーが照らしているのライトの位置、ラインの位置や方向、アローやクッキーの方向、色、記載されている内容等含む様々な情報、洞窟全体の様子、反対側から来た時(帰路)にどう見えるかを予想するなどなど、とても書ききれない様々な内部情報、外部情報を処理しながら泳ぎ続けている。
経験値が上がってくれば、それらの多くが低コスト(脳の酸素消費量ベース)で処理することが出来るようになるんだろうが、洞窟潜水初心者の浮沈子の脳みそは限界までフル回転している(元々の処理能力の限界が低いだけじゃね?)。
腕にプレートを付け、経路やアローの数、色などをメモしながら潜るスタイルの人もいる。
外部記憶を併用してリスクヘッジしている。
その器材の持ち込み自体もリスクとなる場合(引っかかったりするしな)があるから、また、記録違いがあった時には混乱の原因にもなるから、採用するかどうかは判断の問題だ。
最近は、加速度計の性能が高くなっているから、ダイコン自体に経路情報が3次元で記録できるものも出てきている。
持ち込みに制限があるケーブもあるけど、カメラと組み合わせればケーブナビゲーションシステムが作れるかもしれない(単なる妄想です)。
まあ、どうでもいいんですが。
つまり、周囲の情報に限っても、それを見過ごしたり誤って認識するとヤバいことになるわけで、ぼーっと潜っているわけにはいかないのだ。
今回、浮沈子自身が認識した課題としては、隘路通過の際の車両感覚(装備含めた自分の大きさの感覚)の問題があるけど(タンクの長さ、幅、フィン先の位置、かかとの位置が分かってない!)、それらもアウェアネスに含まれる。
2型糖尿病で服薬治療をしている関係から、尿量が多く、加齢で膀胱の弾力性も失われてきていることで、潜水時間の管理も重要(概ね100分程度が限界:水温や流れなどにも影響されると思います)だが、そういうのもアウェアネスだ。
ガイドのハイロさんのルート取りやフィンキックも参考になる(それもアウェアネス)。
器材の設えや体形、筋力などが異なるから、そのまま真似するわけにはいかないんだろうが、ゆっくりと抵抗が少ない形でリカバリーした後、適切な速度で効率的なフィンワークを行い、長く抵抗が少ないグライドを維持するスタイルは非常に参考になった。
ハイロさんは体が柔らかく背筋も強い感じで、そういう姿勢(状態を起こし気味)で潜っていて、それに合わせたフィンキックを完成させている。
何千回ものフィンキックを眺めているだけで、浮沈子の脳の中には理想的なフィンキックのイメージが形成されていく(まねできるかは別の話!)。
そのハイロさんが、隘路通過の読みを誤って1度だけ目の前でスタックした。
おおっ!。
少し距離を置いていたので、浮沈子は下がらずに済んだが、少し下がって左のタンクを外して通り直すとすんなり抜けた。
通路の真ん中あたりに石柱が出ていて、その向こう側を通ればいい感じだ。
つーことを、ちゃんと見ていないと、スムーズには抜けられない。
見てたとしても、浮沈子がスムーズに抜けられるとは限らないんだがな・・・。
多少ジタバタしたけど、なんとか抜けることはできた。
が、ハイロさんはその先の広くなったところでラインコンタクトしながら、後続の竹内さんが抜けられるかどうかを注意深く見ている。
そう、チームのメンバーの体形が頭に入っていて、隘路の大きさと形状の関係から苦労するだろうと予想しているわけだ。
後で竹内さんに聞いた話では、器材のウエイトの取り付け位置の問題で、胸板の厚いところに取り付けられていて、厚みが原因で通り抜け辛かったとのこと。
だからといって、帰りに2本差しのまま抜けようとチャレンジしなくてもいいような気がするんだがな(おかげで、後続の2人は濛々たるシルトで大迷惑!!)。
結局、1本外す羽目に!。
やれやれ・・・。
まあいい。
チームメンバーの体形、設え、通り抜ける環境との関係を認識することもアウェアネスなわけだ。
それらを養うのに、毎日洞窟潜水することは必須ではない(出来れば、それに越したことはないけど)。
日常坐臥、日々の生活における全てがそこに通じている。
トゥルムの朝のラッパは、豆腐屋ではなく(!)菓子パン屋だったわけだが、日常の中の小さな出来事に関心を寄せ、注意深く接していくことはその意味でも重要だ。
洞窟潜水を始めて、浮沈子的にも良かったと思えるのは、日常生活のアウェアネスが向上したことかもしれない(ホントかあ?)。
その割には、さっき置いたところにあるはずの老眼鏡がワープしたりするんだがな。
あれっ?、どこいったのかなあ・・・。
宿泊したホテル(ポサダ06:グーグルマップには出てないホテル)で朝7時くらいに起きると、ほぼ毎日ラッパの音が聞こえる(つーか、その音で目覚めたりする)。
パフパフパフ・・・。
朝とは限らず、夕方や夜に聞こえたりもする。
バルコニーに出て見たり、道を歩いている時に出会ったりすると、自転車の前にリヤカー(前だから、フロントカーかあ?)を付けた物売り風なおじさんが漕いでいる。
リヤカーには、大き目の厚みがそれ程ではない白塗りの木箱が積まれており、蓋がついていて中身は見えない(うーん、気になる!)。
パフパフパフというラッパの音から、我が国では豆腐屋の屋台売りを連想するんだが、ここはメキシコだからな。
豆腐屋じゃないだろう・・・。
竹内さんに訊いてみても、知らないという。
10年以上前にトゥルムでケーブダイビングをしてたというから、その頃にはなかった屋台のようだ。
最近なのかなあ・・・。
ラッパ屋台の謎は、しばらく解けなかった。
国道10号線(幹線道路と交差するグランセノーテへ行く道)沿いにあるメキシコ料理店(エルドラド:エビづくしの店)へ2度目に行った帰り(夜7時ころ?)に、偶然にも謎は解けた。
木の箱のふたが開いている屋台が、帰り道に止まっていたのだ!。
中をのぞくと、なんと、菓子パンがいっぱい(画像参照)。
ラッパ屋台の正体は、菓子パン屋だったわけだ(なーんだ・・・)。
もう一人のお客さんが、1個8ペソだと値段を教えてくれたので、チョコドーナツを買った(これは、スペシャル価格で12ペソ:90円くらい:安い!)。
味は、まあ、ふつーの菓子パンだ。
どーということはないけど、日本にはない屋台だな。
トゥルム滞在で最大の謎(それ程のものかあ?)が解けた喜びは大きい。
新たなケーブシステムや、そのコネクションを発見したことに匹敵する(と言われても、一般的には何のことやら・・・)。
日常の中の小さな発見や、その喜びを大切にすることは重要だ。
人生を豊かに生きることに繋がる。
66年生きてきて、今ようやく、そのことに気付いている。
よく観察し、違いに注目し、それを疎かにせず、理由を探り、一つずつ解き明かしていく。
そのためには、日頃から出会うことに新たな目を向け、意識の中で位置づけし直していくという態度が必要だ。
何にでも当てはまるんだろうが、今回はたまたまケーブダイビングツアーの中でのことだったので、それになぞらえれば、洞窟潜水にも通じる態度と言えるかもしれない(なんか、無理やりな感じ?)。
我が国ではあまり馴染みがない洞窟潜水。
キツイ、危険、汚いが三拍子揃った「3Kダイビング」と思われている(今回潜ったセノーテのいくつかは、少なくとも2Kくらいは当てはまるかも!!←2K)。
適切な装備やトレーニングを受けなければ、少なくとも死神マークの先に進むことはできない。
文字通り、死神の餌食になる。
そういったハイリスクダイビングを行う上で最も重要なことは何かといえば、アウェアネス(認識、気づきなどの意)の一言に尽きる。
日本語にし辛い言葉だけど、自分自身や周囲に対する認識の総体だ。
洞窟潜水では、漫然と潜っているのではなく、深度、経過時間(場合によっては時刻)、ガス量、耳抜き、体調(寒くないかなど)、先行するダイバーの様子(コース取りとか含む)、後続のダイバーが照らしているのライトの位置、ラインの位置や方向、アローやクッキーの方向、色、記載されている内容等含む様々な情報、洞窟全体の様子、反対側から来た時(帰路)にどう見えるかを予想するなどなど、とても書ききれない様々な内部情報、外部情報を処理しながら泳ぎ続けている。
経験値が上がってくれば、それらの多くが低コスト(脳の酸素消費量ベース)で処理することが出来るようになるんだろうが、洞窟潜水初心者の浮沈子の脳みそは限界までフル回転している(元々の処理能力の限界が低いだけじゃね?)。
腕にプレートを付け、経路やアローの数、色などをメモしながら潜るスタイルの人もいる。
外部記憶を併用してリスクヘッジしている。
その器材の持ち込み自体もリスクとなる場合(引っかかったりするしな)があるから、また、記録違いがあった時には混乱の原因にもなるから、採用するかどうかは判断の問題だ。
最近は、加速度計の性能が高くなっているから、ダイコン自体に経路情報が3次元で記録できるものも出てきている。
持ち込みに制限があるケーブもあるけど、カメラと組み合わせればケーブナビゲーションシステムが作れるかもしれない(単なる妄想です)。
まあ、どうでもいいんですが。
つまり、周囲の情報に限っても、それを見過ごしたり誤って認識するとヤバいことになるわけで、ぼーっと潜っているわけにはいかないのだ。
今回、浮沈子自身が認識した課題としては、隘路通過の際の車両感覚(装備含めた自分の大きさの感覚)の問題があるけど(タンクの長さ、幅、フィン先の位置、かかとの位置が分かってない!)、それらもアウェアネスに含まれる。
2型糖尿病で服薬治療をしている関係から、尿量が多く、加齢で膀胱の弾力性も失われてきていることで、潜水時間の管理も重要(概ね100分程度が限界:水温や流れなどにも影響されると思います)だが、そういうのもアウェアネスだ。
ガイドのハイロさんのルート取りやフィンキックも参考になる(それもアウェアネス)。
器材の設えや体形、筋力などが異なるから、そのまま真似するわけにはいかないんだろうが、ゆっくりと抵抗が少ない形でリカバリーした後、適切な速度で効率的なフィンワークを行い、長く抵抗が少ないグライドを維持するスタイルは非常に参考になった。
ハイロさんは体が柔らかく背筋も強い感じで、そういう姿勢(状態を起こし気味)で潜っていて、それに合わせたフィンキックを完成させている。
何千回ものフィンキックを眺めているだけで、浮沈子の脳の中には理想的なフィンキックのイメージが形成されていく(まねできるかは別の話!)。
そのハイロさんが、隘路通過の読みを誤って1度だけ目の前でスタックした。
おおっ!。
少し距離を置いていたので、浮沈子は下がらずに済んだが、少し下がって左のタンクを外して通り直すとすんなり抜けた。
通路の真ん中あたりに石柱が出ていて、その向こう側を通ればいい感じだ。
つーことを、ちゃんと見ていないと、スムーズには抜けられない。
見てたとしても、浮沈子がスムーズに抜けられるとは限らないんだがな・・・。
多少ジタバタしたけど、なんとか抜けることはできた。
が、ハイロさんはその先の広くなったところでラインコンタクトしながら、後続の竹内さんが抜けられるかどうかを注意深く見ている。
そう、チームのメンバーの体形が頭に入っていて、隘路の大きさと形状の関係から苦労するだろうと予想しているわけだ。
後で竹内さんに聞いた話では、器材のウエイトの取り付け位置の問題で、胸板の厚いところに取り付けられていて、厚みが原因で通り抜け辛かったとのこと。
だからといって、帰りに2本差しのまま抜けようとチャレンジしなくてもいいような気がするんだがな(おかげで、後続の2人は濛々たるシルトで大迷惑!!)。
結局、1本外す羽目に!。
やれやれ・・・。
まあいい。
チームメンバーの体形、設え、通り抜ける環境との関係を認識することもアウェアネスなわけだ。
それらを養うのに、毎日洞窟潜水することは必須ではない(出来れば、それに越したことはないけど)。
日常坐臥、日々の生活における全てがそこに通じている。
トゥルムの朝のラッパは、豆腐屋ではなく(!)菓子パン屋だったわけだが、日常の中の小さな出来事に関心を寄せ、注意深く接していくことはその意味でも重要だ。
洞窟潜水を始めて、浮沈子的にも良かったと思えるのは、日常生活のアウェアネスが向上したことかもしれない(ホントかあ?)。
その割には、さっき置いたところにあるはずの老眼鏡がワープしたりするんだがな。
あれっ?、どこいったのかなあ・・・。
😼メキシコへの道:第4章:補遺(隘路通過とリラックス) ― 2024年12月19日 20:13
メキシコへの道:第4章:補遺(隘路通過とリラックス)
ダイビング3日目のカリンバ。
記憶では1本目のルートで、隘路を通り抜ける。
サイドマウントではお約束のスキルの一つであるタンクの片側を外して前に出すスキルだ(画像参照)。
ガイドさんが、先に通ってくれるので、浮沈子はまねをしているだけなんだが、先頭切って泳いでいたりすれば、この先でどうなっているのか、片側外すだけで通り抜けられるのか(2本とも外すのか)など、戦術を考えていかなければならない。
身体的な車両感覚だけではなく、タンクはもちろん、器材の隅々にまで神経を行き渡らせ、引っかかったりつっかえたりせずに通過する必要がある。
繊細な鍾乳石(つらら石、石筍、石柱)が林立するところでは、それが特に重要になる。
その環境は千差万別、トレーニングでその全てを練習するというわけにはいかない。
クライミングのボルダリング(室内で登るやつ)にイメージ的には似てるんだが、ああいう場を水中に作るというのは難しいかもな(やってできないわけじゃないんでしょうけど)。
現状では、実際に現場に行って、ガイドさんに案内してもらいながら、見よう見まねで覚えていくしかない。
環境と自分自身の器材を含む身体の関係を認識するという、コアなウェアネスの実践だ。
浮沈子的には、今回の一連のダイビングで、最も課題を感じた点の一つでもある。
2本外すとか、1本を股の間に挟んで(バルブのネックにロープでアイを作って、そこにダブルエンダー付けて股のDリングに掛けて)ゴリゴリしながら通り抜けるような所へは行かなかったから、まだまだ初級クラスの隘路だけど。
以前見たビデオでは、ポーチを外して股のDリングに片側のボルトスナップ掛けているのも見たけどな。
ヘンタイだ・・・。
BCの膨らみ過ぎもスタックの原因になる。
今回通り抜けたところでは、バンジーでめくれあがっていたブラダーの横の部分が石筍に引っ掛かったりした(多少、身体を斜めにしていたからな)。
後ろから見ていた竹内さんには、BCの給気量を調節し、肺に溜め気味にすれば、浮力を維持しながら膨らみを抑えることが出来ると言われたが、そりゃそうなんだろうけど、呼吸は一定にしろと言われてるからな(状況によります)。
一筋縄ではいかない。
画像は、頂いたビデオからキャプチャしたものだが、この通り抜けでは右手でプルアンドグライドしている。
ワンキックでは通り抜けられなかったし、フィンキックできる余裕はなかった(上手くやれば可能かも)。
石筍は丈夫そうだったし、あまり力を入れずに済んだのでOKということにしよう。
ガイドさんは、ワンキックで抜けている。
まあいい。
こういうところでカメラを回している竹内さんも余裕だな。
浮沈子は、いっぱいいっぱいで、精神的にも余裕はない。
車両感覚以外にも、その精神的余裕という点は重要だ。
アドレナリン出まくりで、心臓バクバク、頭の中真っ白では冷静な判断もできず、適切な対処もおぼつかない(まあ、それがふつーですが)。
ラインは確かに引いてあるし、そのラインを敷設したのは水中ドローンではなく、生身の人間だからな。
通り抜けられることは保証されている。
そして、今回の場合は先行するガイドダイバーがいて、実際に通り抜けて見せてくれているわけだしな。
やってできないはずはない!。
まあ、理屈じゃそうなんだが、そして、頭では分かっているんだが、ストレスがかかっていることは間違いないのだ。
中性浮力、トリム、アウェアネス、リラックスと、荻原さんにも指導されているんだが、それが出来れば苦労はない。
特に、最後のリラックスというのが精神的余裕に繋がる(身体的余裕にもつながるけどな)。
ストレス下でリラックスできるかどうかは、逆にアウェアネスにもつながってくる。
視野狭窄になっちまえば、見えているはずの障害物が意識の外に追いやられる。
悪循環が始まれば、ハイリスクの環境下ではパニックまでアッという間だ。
その意味では、ベースとなる精神的な強靭さも重要になってくるけど、それは固定的なもんじゃないと言われている。
ストレス耐性は、特定の状況下ではあっけなく崩壊する。
それが何であるかは分からない。
身体的不調が重なったり、想定外の状況(ビジビリティの低下など)が発生したり、器材の故障が起こったり、チームメンバーのトラブルが発生するなど、トリガーは山ほどある。
場数を踏めば、対処できる可能性は高まるかもしれないけど、それに寄りかかることは逆に危険だ。
経験は経験に過ぎない。
要求されているのは、限定された経験を拡張できる能力だろう。
トレーニングにおいても、その点はもっと強調されていいかも知れない。
そこに求められているのは想像力かも知れない。
イメトレとか、そういうトレーニングが必要かもな。
それでも、そういう状況の全てを事前に想定することができない以上、コアな能力はその場における応用力や創造力ということになる。
もちろん、それ以前の基礎的な技術や器材の選択、扱い、身体能力の維持は大前提だけど。
我々は探検家じゃない。
未知の領域へ徒手空拳で挑んでいるわけではない。
しかしながら、たとえば浮沈子にとって、その洞窟、そのルート、その環境への侵入は生まれて初めてということになる。
大冒険だ!。
ある程度管理されているとはいえ、ハイリスクダイビングに完全な安全はない。
それを行うためには、一定のリスクを許容するしかないのだ。
そういうベース部分でのストレスはずーっと持続していて、隘路通過という事態で上乗せされる。
竹内さんはストレスを楽しめというけど、そういうヘンタイ的趣味はない(そういうことかあ?)。
経験の蓄積やトレーニングである程度は対応できるようになるけど、最終的なところはその場で解決されなければならない。
逆に言えば、それ以前に解決できることは全て解決しておかなければならない。
楽しめるレベルまで、ストレスを下げておく必要があるわけだ。
その意味では、まだまだ事前準備が足りないということでもある。
しかし、何事もそう上手くいくとは限らないからな。
今回の一連のダイビングで、ガイドのハイロさんと竹内さんが打ち合わせて決めてくれたセノーテやルートはどこも、浮沈子にとって「やや困難」なレベルに留まった。
完全に進むことが出来ずに撤退したところは一つもなかった。
楽ちん過ぎて飽きてしまうことはなかったし(竹内さんは眠かったそうですが)、難し過ぎて先に進むことが出来なくなるところもなかった。
減圧は一度も出さずに済んでいるし、フルケーブダイバーとしての経験値を上げるという適切な範囲に収まっている。
ラストダイブでは、流れがあって苦労したけど、それはまた別稿で触れる。
技術だけではなく、基礎的な身体能力は絶対的に要求されるからな。
それもまた、精神的ストレスの軽減と繋がる。
この程度の流れなら、十分対応可能だという余裕を生む。
そう、楽しむための要素は、その「余裕」かも知れない。
隘路通過は楽しめたか?。
今回の浮沈子に、その余裕はなかった。
精一杯背伸びして、ようやく達成できた感じだ。
ストレスを制御下に置く。
そのためには、トレーニングなどを通じてベースの能力を上げておくことはもちろん、適切なレベルの経験を積んでおく必要もある。
おそらく、その継続的なプロセスだけが、個人的属性の範囲の中でストレスをコントロールできる唯一の一般的な方法だろう(個人的属性とことわっているのは、そもそもテクニカルダイビング向きじゃない方がいるかも知れないからな)。
話は逸れるが、浮沈子が以前経験した中で印象的だった出来事は、ふつーの何のストレスもない南の島のリゾートダイビングでご一緒したベテランダイバーの話だ。
その日、彼はお孫さんの具合が悪くなって病院に運ばれたという電話を受けていた。
ご本人のダイビングとは直接関係ない、遠く離れた場所での出来事ではある。
しかし、彼はその時、楽しみにしていたその日のダイビングをキャンセルしたのだ。
見事なストレス管理だと感じる。
幸い、お孫さんの病状は直ぐに回復し、翌日はダイビングに復帰して楽しまれていた。
どれ程の精神的ストレスがかかっているかは、本人でしか分からない部分もある。
それを外部から客観的に推し量ることは難しい。
多弁になったり、無口になったり、態度に現れることもあるけど、そうでないことの方がむしろ多い。
最終的な判断は、ダイバー自身に委ねられている。
ダイビングという行為自体が、ぶっちゃけストレスの塊だからな。
浮沈子は、たまたまそれを趣味としているけど、水中に入るとホッとするとかいうヘンタイな連中(!)とは違う。
適度な緊張は、注意力を喚起し、安全の確保にもつながる。
アウェアネスだって、キョロキョロしているだけで、注意が散漫になっちまっては本末転倒だ。
浮沈子には、隘路通過を「楽しめる」程の余裕はまだない。
しかし、それを洞窟ダイビングを楽しむための一つの課題として位置付けられるところまで来たことは確かだ。
アドレナリンが出まくり、心臓がバクバクし、口が乾き、頭の中が真っ白になる(元々じゃね?)。
前方を行くダイバーの一挙手一投足を見逃がさず、隘路の3D画像を解析し、通過のためのルービックキューブを回す(ハイロさんの車の中には、何故かルービックキューブが置いてありました)。
処理能力が乏しい脳みそが唸りを上げて回転する(ビューン!)。
隘路通過は知的なゲームでもある。
きっと、中毒性があるんだろうな。
水中洞窟依存症に罹患しているヘンタイダイバーどもは、みーんなこいつにやられちまっているに違いない(そうなのかあ?)。
たぶん、竹内さんが2本差しのまま通り抜けようとしたのだって、自分の見立てと通り抜けのスキルを満足させたいからに違いない。
2本差しのままで通り抜けられれば10ポイントゲットとかな。
1本外して抜けられれば5ポイントだけ。
でもな、2本差しでスタックしたら、マイナス10ポイントだぜ・・・。
ダイビング3日目のカリンバ。
記憶では1本目のルートで、隘路を通り抜ける。
サイドマウントではお約束のスキルの一つであるタンクの片側を外して前に出すスキルだ(画像参照)。
ガイドさんが、先に通ってくれるので、浮沈子はまねをしているだけなんだが、先頭切って泳いでいたりすれば、この先でどうなっているのか、片側外すだけで通り抜けられるのか(2本とも外すのか)など、戦術を考えていかなければならない。
身体的な車両感覚だけではなく、タンクはもちろん、器材の隅々にまで神経を行き渡らせ、引っかかったりつっかえたりせずに通過する必要がある。
繊細な鍾乳石(つらら石、石筍、石柱)が林立するところでは、それが特に重要になる。
その環境は千差万別、トレーニングでその全てを練習するというわけにはいかない。
クライミングのボルダリング(室内で登るやつ)にイメージ的には似てるんだが、ああいう場を水中に作るというのは難しいかもな(やってできないわけじゃないんでしょうけど)。
現状では、実際に現場に行って、ガイドさんに案内してもらいながら、見よう見まねで覚えていくしかない。
環境と自分自身の器材を含む身体の関係を認識するという、コアなウェアネスの実践だ。
浮沈子的には、今回の一連のダイビングで、最も課題を感じた点の一つでもある。
2本外すとか、1本を股の間に挟んで(バルブのネックにロープでアイを作って、そこにダブルエンダー付けて股のDリングに掛けて)ゴリゴリしながら通り抜けるような所へは行かなかったから、まだまだ初級クラスの隘路だけど。
以前見たビデオでは、ポーチを外して股のDリングに片側のボルトスナップ掛けているのも見たけどな。
ヘンタイだ・・・。
BCの膨らみ過ぎもスタックの原因になる。
今回通り抜けたところでは、バンジーでめくれあがっていたブラダーの横の部分が石筍に引っ掛かったりした(多少、身体を斜めにしていたからな)。
後ろから見ていた竹内さんには、BCの給気量を調節し、肺に溜め気味にすれば、浮力を維持しながら膨らみを抑えることが出来ると言われたが、そりゃそうなんだろうけど、呼吸は一定にしろと言われてるからな(状況によります)。
一筋縄ではいかない。
画像は、頂いたビデオからキャプチャしたものだが、この通り抜けでは右手でプルアンドグライドしている。
ワンキックでは通り抜けられなかったし、フィンキックできる余裕はなかった(上手くやれば可能かも)。
石筍は丈夫そうだったし、あまり力を入れずに済んだのでOKということにしよう。
ガイドさんは、ワンキックで抜けている。
まあいい。
こういうところでカメラを回している竹内さんも余裕だな。
浮沈子は、いっぱいいっぱいで、精神的にも余裕はない。
車両感覚以外にも、その精神的余裕という点は重要だ。
アドレナリン出まくりで、心臓バクバク、頭の中真っ白では冷静な判断もできず、適切な対処もおぼつかない(まあ、それがふつーですが)。
ラインは確かに引いてあるし、そのラインを敷設したのは水中ドローンではなく、生身の人間だからな。
通り抜けられることは保証されている。
そして、今回の場合は先行するガイドダイバーがいて、実際に通り抜けて見せてくれているわけだしな。
やってできないはずはない!。
まあ、理屈じゃそうなんだが、そして、頭では分かっているんだが、ストレスがかかっていることは間違いないのだ。
中性浮力、トリム、アウェアネス、リラックスと、荻原さんにも指導されているんだが、それが出来れば苦労はない。
特に、最後のリラックスというのが精神的余裕に繋がる(身体的余裕にもつながるけどな)。
ストレス下でリラックスできるかどうかは、逆にアウェアネスにもつながってくる。
視野狭窄になっちまえば、見えているはずの障害物が意識の外に追いやられる。
悪循環が始まれば、ハイリスクの環境下ではパニックまでアッという間だ。
その意味では、ベースとなる精神的な強靭さも重要になってくるけど、それは固定的なもんじゃないと言われている。
ストレス耐性は、特定の状況下ではあっけなく崩壊する。
それが何であるかは分からない。
身体的不調が重なったり、想定外の状況(ビジビリティの低下など)が発生したり、器材の故障が起こったり、チームメンバーのトラブルが発生するなど、トリガーは山ほどある。
場数を踏めば、対処できる可能性は高まるかもしれないけど、それに寄りかかることは逆に危険だ。
経験は経験に過ぎない。
要求されているのは、限定された経験を拡張できる能力だろう。
トレーニングにおいても、その点はもっと強調されていいかも知れない。
そこに求められているのは想像力かも知れない。
イメトレとか、そういうトレーニングが必要かもな。
それでも、そういう状況の全てを事前に想定することができない以上、コアな能力はその場における応用力や創造力ということになる。
もちろん、それ以前の基礎的な技術や器材の選択、扱い、身体能力の維持は大前提だけど。
我々は探検家じゃない。
未知の領域へ徒手空拳で挑んでいるわけではない。
しかしながら、たとえば浮沈子にとって、その洞窟、そのルート、その環境への侵入は生まれて初めてということになる。
大冒険だ!。
ある程度管理されているとはいえ、ハイリスクダイビングに完全な安全はない。
それを行うためには、一定のリスクを許容するしかないのだ。
そういうベース部分でのストレスはずーっと持続していて、隘路通過という事態で上乗せされる。
竹内さんはストレスを楽しめというけど、そういうヘンタイ的趣味はない(そういうことかあ?)。
経験の蓄積やトレーニングである程度は対応できるようになるけど、最終的なところはその場で解決されなければならない。
逆に言えば、それ以前に解決できることは全て解決しておかなければならない。
楽しめるレベルまで、ストレスを下げておく必要があるわけだ。
その意味では、まだまだ事前準備が足りないということでもある。
しかし、何事もそう上手くいくとは限らないからな。
今回の一連のダイビングで、ガイドのハイロさんと竹内さんが打ち合わせて決めてくれたセノーテやルートはどこも、浮沈子にとって「やや困難」なレベルに留まった。
完全に進むことが出来ずに撤退したところは一つもなかった。
楽ちん過ぎて飽きてしまうことはなかったし(竹内さんは眠かったそうですが)、難し過ぎて先に進むことが出来なくなるところもなかった。
減圧は一度も出さずに済んでいるし、フルケーブダイバーとしての経験値を上げるという適切な範囲に収まっている。
ラストダイブでは、流れがあって苦労したけど、それはまた別稿で触れる。
技術だけではなく、基礎的な身体能力は絶対的に要求されるからな。
それもまた、精神的ストレスの軽減と繋がる。
この程度の流れなら、十分対応可能だという余裕を生む。
そう、楽しむための要素は、その「余裕」かも知れない。
隘路通過は楽しめたか?。
今回の浮沈子に、その余裕はなかった。
精一杯背伸びして、ようやく達成できた感じだ。
ストレスを制御下に置く。
そのためには、トレーニングなどを通じてベースの能力を上げておくことはもちろん、適切なレベルの経験を積んでおく必要もある。
おそらく、その継続的なプロセスだけが、個人的属性の範囲の中でストレスをコントロールできる唯一の一般的な方法だろう(個人的属性とことわっているのは、そもそもテクニカルダイビング向きじゃない方がいるかも知れないからな)。
話は逸れるが、浮沈子が以前経験した中で印象的だった出来事は、ふつーの何のストレスもない南の島のリゾートダイビングでご一緒したベテランダイバーの話だ。
その日、彼はお孫さんの具合が悪くなって病院に運ばれたという電話を受けていた。
ご本人のダイビングとは直接関係ない、遠く離れた場所での出来事ではある。
しかし、彼はその時、楽しみにしていたその日のダイビングをキャンセルしたのだ。
見事なストレス管理だと感じる。
幸い、お孫さんの病状は直ぐに回復し、翌日はダイビングに復帰して楽しまれていた。
どれ程の精神的ストレスがかかっているかは、本人でしか分からない部分もある。
それを外部から客観的に推し量ることは難しい。
多弁になったり、無口になったり、態度に現れることもあるけど、そうでないことの方がむしろ多い。
最終的な判断は、ダイバー自身に委ねられている。
ダイビングという行為自体が、ぶっちゃけストレスの塊だからな。
浮沈子は、たまたまそれを趣味としているけど、水中に入るとホッとするとかいうヘンタイな連中(!)とは違う。
適度な緊張は、注意力を喚起し、安全の確保にもつながる。
アウェアネスだって、キョロキョロしているだけで、注意が散漫になっちまっては本末転倒だ。
浮沈子には、隘路通過を「楽しめる」程の余裕はまだない。
しかし、それを洞窟ダイビングを楽しむための一つの課題として位置付けられるところまで来たことは確かだ。
アドレナリンが出まくり、心臓がバクバクし、口が乾き、頭の中が真っ白になる(元々じゃね?)。
前方を行くダイバーの一挙手一投足を見逃がさず、隘路の3D画像を解析し、通過のためのルービックキューブを回す(ハイロさんの車の中には、何故かルービックキューブが置いてありました)。
処理能力が乏しい脳みそが唸りを上げて回転する(ビューン!)。
隘路通過は知的なゲームでもある。
きっと、中毒性があるんだろうな。
水中洞窟依存症に罹患しているヘンタイダイバーどもは、みーんなこいつにやられちまっているに違いない(そうなのかあ?)。
たぶん、竹内さんが2本差しのまま通り抜けようとしたのだって、自分の見立てと通り抜けのスキルを満足させたいからに違いない。
2本差しのままで通り抜けられれば10ポイントゲットとかな。
1本外して抜けられれば5ポイントだけ。
でもな、2本差しでスタックしたら、マイナス10ポイントだぜ・・・。
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