😼メキシコへの道:第4章:補遺(基礎体力)2024年12月20日 04:14

メキシコへの道:第4章:補遺(基礎体力)
メキシコへの道:第4章:補遺(基礎体力)


今日は体調不良でフィットネスはサボリ。

一日中、部屋でゴロゴロして過ごしている。

早朝に朝飯食って、そのまま爆睡(時差が取れていない感じ)。

午後遅くに起き出して、与太ブログを書きなぐっている。

2本ほど書いたが、やはり印象に残っているダイビングの話を書いておかざるを得ない。

ザ・ラストダイブ、最終日、モンキーダストの2本目の話だ。

前日、ドギーで狭いところ(エントリー口も)に行ったりしたので、ハイロさんの計らいで(そうなのかあ?)最終日に広いビッグケーブを設定してくれた。

ここのエントリーは、車からの距離はあるけど、広いドームで木道が渡してあり、1本目のダイビングは実にリラックスして泳ぐことが出来た(画像は水面休息時間に撮影されたもの:背景はエントリーの岩のドーム:右はハイロさん:左はコカコーラゼロ(1.5リットル)が手放せない浮沈子:オクソの2.5リットルボトルは買い占めてしまって在庫ゼロ!)。

2本目は、近くに隣接する別の開水面からのエントリーになる。

既にこのブログでも書いているので、ダイビングの印象についてはそちらを参照されたい。

(メキシコへの道:第4章:モンキーダスト(ラストダイブ))
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2024/12/15/9739988

<以下、関連個所引用>

・・・

「往路はブン流れのダウンストリームで、気持ちよく横流れ(水流の関係で、ラインに平行に流れるとは限らない)も食らったりして進んだ。」

・・・

「予想通り、帰路は流れが向かいになり、フィンキックをきちんと蹴らないと進めない。」

・・・

「ビッグケーブでアップストリームだと、プルアンドグライドすることが難しいのでひたすら蹴るしかない。」

「蹴って蹴って蹴りまくる・・・。」

<引用終わり>

浮沈子は基本的に、「ダイビングはスポーツではない」と思っている(TDI(SDI)は、PADIのレクリエーショナルダイビングを「スポーツダイビング」と呼んでいるけど)。

勝敗を争ったり、記録や順位を競う要素はない。

まあ、業界の中でどれだけ儲かったとか、そういう話はあるかもしれないが、一般のダイバーが競技に参加してメダルを取り合うようなことはない(そういう形を取ることが難しいレジャーでもある)。

アプネアとか、競技性に特化したフリーダイビングの世界もあるけど(浮沈子は、息こらえ潜水は苦手です:そのくせ、水泳では呼吸が苦手!)。

敢えて言えば、ダイビングは三味線のお稽古と似ている(そうなのかあ?)。

お稽古事というか、習い事というか。

器材を使う点でも、スキルの達成レベルに応じてランク付けされるところも似ている。

ツアーへの参加は、さしずめ発表会というところか(そういうことかあ?)。

ダイビングは、間が空くとスキルの低下が避けられない。

知識的にも忘却するし、手順やノウハウが錆び付いてくる。

それは、端的にリスクにつながる。

ブランクダイバーに対するリカバリサポートは、おそらくPADIに限らず、どの指導団体でも行っているに違いない(未確認)。

身体的なハンディキャップがあっても、その程度に応じて楽しむことができる。

ダイビングは、レジャーなのだ。

まあ、歴史的には、ダイビングの器材と技術をレジャー化したというのが正解だろうけど(元々、軍事技術ですから)。

水中作業に発展したり、調査研究に活用されたりもしている。

水産の方面でも、宝石サンゴや海綿の採集では古くから活用されているからな。

そういう話は別として、浮沈子が言いたいのは、ダイビングっつーのは、筋肉隆々のマッチョマンでなくても、レジャーとして楽しめる行為だということだ。

一般的なレクリエーショナルダイビング(PADI的)としては・・・。

が、しかし、少なくともセノーテにおける洞窟ダイビングは異なる。

タンクの上げ下ろしとかは、ポーターを雇用して解決できるとしても、水中では最低限の筋力と持久力が要求される。

オープンウォーターダイビングと異なり、「アーっと声を出しながら、ゆっくり水面に浮上してオーラルでBCに給気して浮力確保」するわけにはいかない(エア切れ想定だからな、調子こいてパワーインフレーターから給気せんようにしないとな)。

開水面じゃないから、流れがあってもドリフトして流されていくわけにはいかない。

トラバースして、運よく下流のセノーテに出られたとしても、そこには誰もいない。

公衆電話があるわけでもなく、ジャングルのど真ん中にある水たまり(セノーテ)に出るだけだ。

どうするのか。

流れに逆らって泳ぎ、元のセノーテに戻るしかない。

どれ程の流れになるかは、おおむね予想がつくようだ。

つーか、事前の潜水計画や往路の過程で明確に認識しておく必要がある。

ガス量の管理が最も重要で、通常3分の1ルールを適用するが、流れがあれば4分の1や5分の1もあり得る。

だが、今回認識したのは基礎体力の重要性だ。

ガスがどれだけ残っていようが、セノーテの閉鎖時刻までどれ程時間的余裕があろうが、流れに逆らって泳ぐだけの脚力と、出口までたどり着くだけの持久力がなければ生還することはできない。

んじゃあ、DPV(ダイバープロパルジョンビークル:水中スクーターですな)使えばいいじゃないの・・・。

が、それはまた、別の話になる。

蹴って蹴って蹴りまくって戻ってくるための筋力と持久力の重要性を、ラストダイブで図らずも再認識した。

浮沈子は、ダイビングを続けるための基礎体力を維持するにあたり、フィットネスクラブ(今は、大井町ジェクサー)に通っている。

通っていると言えば聞こえはいいが、サブスクで定休日の月曜日を除く毎月25日前後の営業日のうち、半分以上はサボっている(体重次第ですが)。

食えば太り、太ればフィットネスに足繫く通い、その繰り返しが続いている。

名目上の理由(ダイビングを続けるため)はどこへやら・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

目標体重にはなかなか届かないから、継続するインセンティブにはなっているけどな(そういうことかあ?)。

もう一度、本来の目標を捉え直し、蹴って蹴って蹴りまくって生還する基礎体力を維持することに専念しよう(やや回数を増やそうかな)。

流れに逆らって泳ぐと、器材を流線形に保つとか、ストリームラインの姿勢を維持することの重要性を再認識する。

しっかりとトルクを伝えられる蹴り方も重要だ。

フィンの選択も影響する。

ふにゃふにゃのフィンでは、前に進むことが出来なくなる。

推進力には様々な要素が絡んでいる。

最終日の最終ダイビングということで、連日のダイビングの疲れが溜まっていることだって無縁じゃあない。

様々な要素はあるが、それらすべての基礎になるのは体力であることに変わりはない。

どんだけ素晴らしい器材を揃えても、どんだけ適切なコンフィギュレーションを整えても、最後は脚力と循環機能、呼吸機能がものをいう。

良く食べ、良く眠り、良く泳ぐ。

栄養補給と十分な休息を土台に、蹴って蹴って蹴りまくって生還する。

浮沈子にとって、ライバルは昨日の自分だった。

衰え行く身体機能と日々戦う中、一昨日の自分にはすでに勝てないからな(そういうことかあ?)。

しかし、今後は心を入れ替え、一昨日の自分をライバルとしよう!。

まあ、だからといって、何が変わるわけではないけどな。

気の持ちようだけの話に過ぎない。

目標を高く掲げ、それに向かって邁進する。

が、一昨日の自分がライバルだからと言って、1日おきにサボっていては話にならない(それなら、確かに続けられるかも:そんなあ!)。

継続は力なり。

速く走る者が遠くまで行けるとは限らない。

目標を見失わず、努力し続ける者だけがその先の地平を超えることが出来る。

限られたリソースを最大限活用し、ぶれずに努力を続けよう。

まあ、たまにはサボるのもやむを得ない。

ライバルは、一昨日の自分だからな・・・。

😼変異種:第12波(2024冬季流行):いよいよ来ました!2024年12月20日 07:01

変異種:第12波(2024冬季流行):いよいよ来ました!
変異種:第12波(2024冬季流行):いよいよ来ました!


モデルナが公表している推計値によれば、12月18日の東京都における新規感染者数は2925人で、11月4日の底打ち(787人)から、大幅に増加している(画像参照)。

第12波(2024冬季流行)に入ったことは確実だ。

別稿で触れるが、インフルエンザも増加(50週目:17.5人程度)しており、東京都においては同時期に呼吸器系感染症の両横綱が増加するという想定内の状況が確実となった。

やれやれ・・・。

浮沈子は新型コロナは8回目の予防接種を最速で受け(10月1日)、インフルエンザもメキシコ行きの10日ほど前(11月25日)に済ませている。

マスク手洗い社会的距離換気に留意し、不要不急の外出を避け(寒いしな:今朝の東京地方の最低気温は1.2度:べらぼーめ・・・)、罹患しないように細心の注意を払っている。

新型コロナウイルスの遺伝子解析は、サンプル数が極端に少なくなり、傾向を見るには不適当な状況となっている。

(ゲノム解析結果の推移(週別)
(令和6年12月19日12時時点))
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/genomu_20241219_1-pdf

「(実数):11/25-12/1:6例」

やれやれ・・・。

KP.3優勢の状況は変わっていない。

この冬の流行(第12波)で、どう動くのか、それとも、このまま推移するのかに注目だ。

世間は、既に新型コロナに対する関心を失っている。

帰国後3日目になったが、日本は真冬に突入していた。

まだ、自転車に乗るのに手袋必須ではないから、浮沈子的には秋のつもりだが、呼吸器系感染症の流行が始まり、巷はクリスマスの飾りつけに溢れ、大井町のイトーヨーカドーはおせち料理の予約の宣伝に満ち溢れている。

しかしなあ、ウイルスはそんなことは関係ないからな。

冬季で弱くなった呼吸器に憑りつき、せっせと増殖して生存を計る。

ワクチンの接種圧力が弱まっているので、変異して回避する必要もなく、同系統の感染をだらだらと続けている。

1400万規模の都市圏である東京都で、毎日3000人という新規感染者数は決して少なくはない。

罹患後の感染期間は10日ほどと言われているから(それより、やや短くなっているかも)、東京都では常時3万人が罹患していることになる。

これは、医療機関に受診した患者数がベースとなっているから、推計値とはいえ、オミクロン系統以降、症状が軽くなっているか全く症状がない無症候性キャリアがほとんどな状況では、実際の感染者(もちろん、他の人を感染させる能力有り)は、実数的には数倍から、可能性としては10倍程度は想定の範囲内だ。

それで見ても、30万人程度。

街中ですれ違う人のうち、50人に1人は新型コロナに感染しており、そのうちいくばくかは他者に感染させる可能性がある(まあ、他者への感染期間はおそらく半分程度だろうけど)。

インフルも同程度だろうな(未確認)。

ウイルスとしての毒性(病原性)は、未だに新型コロナの方が高いままだ。

災害は忘れたころにやってくる。

米国では、ワクチン接種に懐疑的な政治家が保険医療セクターのトップに据えられるとの話が出ているけど、ウイルスはそんな政治的状況とは関係なく広がる。

世間は忘れても、ウイルスは忘れない。

つーか、世間の関心とは無縁だ。

が、ヒトヒト感染である以上、無縁とは言えないからなあ。

感染予防策が取られなければ、容易に広がることになる。

確認しておこう。

新型コロナウイルス感染症の第12波は始まっている。

全国の医療機関における陽性率は12~13パーセント程度で横ばいだが、この変化にも気を付ける必要がある。

陽性率が横ばいのまま感染者の増加が観察されている。

集計のタイムラグを考慮する必要はあるけど、シンクロしているとすれば受診者数が急増しているということなわけだ。

実際の感染は、急速に広がっているに違いない。

軽症や無症状の場合、感染者本人が気づかないまま他者に感染させ続ける可能性があるからな。

自己防衛だけではなく、流行の広がりを抑制するためにも、感染予防策の徹底が必要なわけだ。

高齢で持病持ちの浮沈子は、自己防衛だけでも精一杯だけどな・・・。

😼フル24-25:東京都流行キター!2024年12月20日 07:50

フル24-25:東京都流行キター!
フル24-25:東京都流行キター!


(インフルエンザの流行状況(東京都 2024-2025年シーズン)
更新日:2024年12月19日:随時更新されます)
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/flu/

既に、島嶼を含め、東京都全域が流行状態(定点医療機関当たり1.0人以上)になっている。

(東京都 インフルエンザ患者 前週比2倍以上 注意報基準超え)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20241219/1000112290.html

「都によりますと、今月15日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり17.36人」

「都のインフルエンザ注意報の基準にあたる「10人」を超えました。」

注意報超えのプレス発表は、まだない(お役所の手続きが必要だからな)。

「学校や高齢者施設などでのインフルエンザとみられる集団感染は211件にのぼり、前の週の倍近くとなっています。」

「今後、さらなる流行の可能性があるとして、こまめな手洗いや消毒、医療機関や高齢者施設でのマスクの着用といった感染対策の徹底を呼びかけ」

グラフの勢いを見ると、警報基準である30人超えは避けられないだろう。

ウイルス解析では、AH1型が90パーセント以上となっている。

流行初期にA型から始まるのは例年通りだ。

懸念されるのは、新型コロナとの同時流行による医薬品のひっ迫や医療機関への受診圧力だろう。

浮沈子のかかりつけ医では、待合室がワクチン接種の方と交錯してごった返していた(11月下旬の状況)。

(【速報】東京都のインフルエンザ患者数「注意報レベル」上回る 学級閉鎖相次ぐ)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000392780.html

「このうち約56%が14歳以下で、今シーズンは小中学校での学級閉鎖が合わせて437件報告されています。」

うーん、ガキども(失礼!:お子様たち)の感染が先行するというのも、想定の範囲内だ。

学校、職場など、集団で生活する所は、どれ程感染対策を徹底しても、呼吸器系感染症については無力に等しいからな(そうなのかあ?)。

対策のプロフェッショナルがいるはずの医療機関でさえ、院内感染は頭の痛い話だからな。

況んや、市中感染においてをや・・・。

今季もまた、高齢者施設ではバッタバッタと逝くんだろう。

やれやれ・・・。

新型コロナで死ぬか、季節性インフルエンザで死ぬか、それとも・・・。

天寿を全うするのは難しいもんだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(報道発表資料:2024年12月19日  保健医療局
都内のインフルエンザ、注意報基準を超える)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/12/20/12.html

「都内のインフルエンザ定点医療機関からの12月9日から12月15日(第50週)の患者報告数が17.36人となり、都の注意報基準を超えました。」

「今後、さらなる流行の可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止のために、引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等の基本的な感染予防策を一人ひとりが心がけてください。」

「インフルエンザ対策のポイント:
・こまめな手洗い、消毒 
・着用が効果的な場面でのマスク着用
・休養・栄養・水分補給 
・咳エチケット
・適度な室内加湿・換気
・ワクチン接種(かかりつけ医と相談)」

網羅的な対策だが、それしかないとも言える。

「定点当たり患者報告数が10.0人/週を超えた保健所は、都内31か所中29か所」

・荒川区(32.43人)←警報レベル
・町田市(29.31人)←警報レベルまであと僅か
・多摩小平(29.17人)←警報レベルまであと僅か
・八王子市(23.44人)
・多摩府中(23.42人)
・中野区(22.00人)
・江戸川(21.58人)
・世田谷(19.36人)
・北区(18.36人)
・墨田区(17.63人)
・台東(17.57人)
・池袋(17.00人)
・島しょ(16.50人)
・練馬区(16.30人)
・江東区(15.86人)
・足立(14.75人)
・文京(14.29人)
・多摩立川(14.00人)
・品川区(13.75人)
・板橋区(13.38人)
・渋谷区(13.00人)
・南多摩(12.93人)
・みなと(12.33人)
・大田区(12.33人)
・葛飾区(11.54人)
・目黒区(11.38人)
・西多摩(10.86人)
・新宿区(10.75人)
・杉並(10.12人)」

残る2か所は中央と千代田(定点医療機関当たりの患者報告数は不明)。

まあ、時間の問題だろうな。

浮沈子の生活圏である大田区と品川区は、目出度く注意報レベルに達している(そういうことかあ?)。

流行しているウイルスは、AH1pdm09。

「AH1pdm09:2009年に新型インフルエンザと呼ばれて流行したウイルス。2011年4月1日から季節性インフルエンザとして位置づけられている。」

AH3(A香港型)も3検体検出されている。

B型もビクトリア系統が既に2検体検出されている。

昨年と同様のパターンで推移する可能性があるが、何とも言えない。

一方、新型コロナは東京都の新規感染者数(モデルナ提供の推計値)が3113人と3000人の大台を超えた(12月19日:推計値は変わる可能性があります)。

昨年の同日付では2992人だから、ほぼ同じペースで展開する可能性もある。

ちなみに、昨年の冬季流行(第10波)のピークは1月26日の8624人だった。

ダブル流行の可能性は高まっている(浮沈子的には確定と見ているんだがな)。

罹患しても解熱鎮痛剤がないとか、医療機関がパンクするとかいう状況が出てくるかもしれない。

やれやれ・・・。

感染対策を徹底して、罹患しないようにすることが一番だな・・・。

🚀NASA:次期長官にジャレッドアイザックマン2024年12月20日 12:53

NASA:次期長官にジャレッドアイザックマン


(ジャレッド・アイザックマン、NASA長官に指名されてから初めて公の場で発言)
https://spaceflightnow.com/2024/12/12/jared-isaacman-makes-first-public-remarks-since-nomination-for-nasa-administrator/

「NASAの第15代長官となる可能性が高いこの人物は、長官に指名されて以来初めて公の場で演説を行った。」

うーん、まだ決まったわけじゃないようだが(上院の承認が必要?)、ほぼ確実と見做されている。

経歴と言い、適性と言い、申し分のないキャリアだ。

公務に就いたことはないけど、それはむしろ強みになるかもしれない。

「オーランドで行われた宇宙軍協会のスペースパワー会議に出席」

「米国宇宙軍の守護者や民間企業が集まった部屋の前でのアイザックマン氏の発言は、次期大統領ドナルド・トランプ氏による指名を受けて、さらなる関心を集めた。」

「スペースXに感謝の意を表するだけでなく、他の商業打ち上げプロバイダーにも何度も賞賛の意を表するという注目すべき発言」

商業宇宙飛行の役割が、ますます増大するという流れは、彼の時代にさらに加速するだろう。

「私は今、商業宇宙産業のすべてが大好きです。念のため言っておきますが、彼らは皆、一般的に同じことをしています。つまり、その産業の将来を信じているからこそ、多額の自己資金を投じているのです」

「「中国との強国間競争」について問われると、アイザックマン氏は、米国はさまざまな宇宙能力においてリーダーであり続けるべきだと強調した。」

「再利用によってこの領域がまったく新しい形で開拓され、将来がどうなるか全く分からないが、その点で米国が2位になることはできないことは分かっている」

「我々は必然的に月面、そして火星に進出することになり、高地をどんどん高くしていくことになる。そのためには、この部屋にいる全員、そしてここにいない人たちからの貢献と保護が必要になる」

「その点では我々が先頭に立ち、先導することが不可欠だと思う」

彼の戦略は明快だ。

競争に打ち勝ち、米国の宇宙開発におけるリーダーシップを守るという錦の御旗を掲げて驀進する。

それに反対する者たちは、米国が中国の後塵を拝する事態に甘んじるのかという批判に対抗しなければならない。

有人月面着陸、火星サンプルリターン計画、有人月面開発など、米国のリーダーシップが危機にさらされている分野は多い。

「・・・全体として、私は星々の間の人類の将来と、これから起こることに非常に情熱を注いでいます。なぜなら、それは大きなものになるからです。それは、おそらく私たちの多くが考えるよりもずっと早く到来するでしょう。」

彼が抱くビジョンは、陽性で明快で米国的だ。

アポロ時代を彷彿とさせる。

理想を高く高く掲げて、求心力を発揮するのだ。

浮沈子は、その態度を好ましく感じるけど、同時にそれを実現する困難さも感じている。

ケネディの言葉を思い出すな・・・。

(我々は月に行くことを選択する)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%91%E3%80%85%E3%81%AF%E6%9C%88%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%8F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%99%E3%82%8B

「 我々は月に行くことを選択する。(中略)。我々がそれを選ぶのは、容易だからではなく、困難だからである。その目標が、我々の持つ行動力や技術の最善といえるものを集結しそれがどれほどのものかを知るのに役立つこととなるからである。その挑戦が、我々が受けて立つことを望み、先延ばしすることを望まないものであり、我々が、そしてそれ以外の人々もまた、勝ち取ろうと志すものだからである。」

同じではないものの、当時のソ連に代わり、今では中国の激しい追い上げを受けている。

SLSをベースにした有人月面探査の再開が、中国のそれに脅かされている現在、アイザックマンがどれだけ迅速かつ大胆に行動できるかに注目が集まるだろう。

SLSを切り捨てることが出来るだろうか?。

それとも、流れに棹差すことなく、だらだらと引きずり続けることになるのだろうか?。

(NASAの次期長官は、我々は「実験の時代」に突入しようとしていると宣言)
https://arstechnica.com/space/2024/12/trumps-nominee-to-lead-nasa-favors-a-full-embrace-of-commercial-space/

「同氏は、民間企業の技術開発に対する機敏で反復的なアプローチを明確に支持し、多額の資金が投入される宇宙プロジェクトに対する政府のトップダウン型、つまりウォーターフォール型モデルを非難した。」

「質量を軌道まで加速するためのコストがかなり下がるので、物事を本当に理解し、リスクを取ることができるようになるでしょう。」

「アイザックマン氏は以前、NASAのスペース・ローンチ・システム・ロケットとオリオン宇宙船のコストの高さを批判したことがある。同氏はこれらのロケットの名前は挙げなかったが、木曜日のコメントからは、同氏が別の前進方法を望んでいることがうかがえる。」

「打ち上げに5億ドルもかからなければ、非常に優れた資産を使ってそれを正しく行うために何年も何十億ドルも費やす必要はない。すべてのプロバイダーを使って迅速に立ち上げ、何が機能し、何が機能しないかを確認し、それから別のものに進化させるというリズムをつかむことができるのだ」

「現在、ドラゴンは世界最高の宇宙船です」とアイザックマン氏は言う。「アメリカの宇宙飛行士は、この宇宙船で約6か月ごとに定期的に宇宙ステーションに向かいます。しかし、スターシップが稼働すれば、まるで電灯のスイッチが入る瞬間がやってくるのです。」

かつて、エリックバーガーはスターシップを「部屋の中のゾウ」と形容した。

「産業界が複数の工場で宇宙船を大量生産し始めたら何が起こるだろうか? スペースXはこれについて素晴らしいビジョンを持っているが、ブルーオリジンも同様だ。ロケットラボは最新の巨大なロケットを製造している」

「一度に非常に多くの人が宇宙に行くことになる。だから私はこれを電気のスイッチが入る瞬間、多くのことが変わる瞬間と呼んでいる」

ブルーオリジンとロケットラボがどれ程寄与するかは不明だが、スターシップは間違いなくちゃぶ台返しだろう。

NASAの方針転換がどのように行われるかが明らかになるまでには時間を要する。

表看板だけ架け替えて、中身は同じということもあるからな。

SLSが止まったなら止まったで、その原資の奪い合いが始まることは明白だしな。

ある意味では、バランス感覚も要求される。

(ジャレッド・アイザックマン、米国の宇宙競争力について「2位にはなれない」)
https://spacenews.com/jared-isaacman-on-u-s-space-competitiveness-we-cant-be-second/

「我々は必然的に月面、そして火星に進出することになるだろう」

「彼は、宇宙経済が60年間ほとんど変わっていないことを指摘」

「業界が「私たちがしばらくやってきたこと以外の何かの暗号を解読する」ことを望んでいる。」

「アイザックマン氏は、宇宙経済の成長について楽観的な見方を示し、製造業、バイオテクノロジー、鉱業、エネルギーの分野での進歩の可能性を挙げた。」

経済的誘引で、ホントに宇宙開発が出来るかどうかは疑問だがな。

「宇宙企業の目標は「これまでやってきたこと以外の何かの秘密を解明すること」であるべきだ」

「なぜなら、宇宙経済は本質的に60年間、ほぼ同じままだからです。」

60年間同じところに留まっていたのは、アポロ時代の10分の1になっちまったNASAの予算では、それ以上先に進むことが出来なかったからに他ならない。

飛躍的な技術革新がもたらされ、民間資金が注ぎ込まれて経済規模が拡大することを期待しているんだろうが、NASAはイニシャチブを放棄することはない。

それは米軍も同じだろう。

開発のインセンティブをどう与えるのか、将来的な顧客として何を望んでいるのかを明らかにできなければ、民間からの提案を待って動くという受動的な存在になっちまうからな。

投資は、そこに需要があるから行われる。

「本当に問題があり、その問題を解決すれば需要が出てくるとわかっているなら、とにかく全力を尽くして実行してください」

「契約が取れるまでキーボードに触れずにじっと待つなんて考えは嫌いです」

そこに、少なくとも呼び水となる公共投資(政府資金の投入)が行われなければ、民間企業は1mmも動くまい。

浮沈子は、アイザックマンほど楽観的にはなれない。

そして、民間主導のアプローチで宇宙開発が推進されるほど、そのリスクが小さくなったとも思えない。

スペースXは、確かに部分的再使用ロケットを開発して業界に風穴を開けた。

現在、ファルコン9を超える効率的な打ち上げロケットの開発に成功しつつあるのは、ブルーオリジンとロケットラボだけだ(中国は未確認)。

しかし、ファルコン9の最大のライバルは、S社自身のスターシップで、まだ1度も飛んでいないニューグレンや設計図だけのニュートロンよりはるかに先を行っている。

事業として成功しつつあるスターリンクは、それだけ他社の参入障壁になっちまっている(そうなのかあ?)。

宇宙経済圏は、今のところ地球低軌道に限られていて、中軌道への民間投資が積極的に行われている様子はない。

既に飽和状態にある静止軌道においては、衛星自身の機能向上以外にビジネスとしての展開が出来ないどん詰まり状態だ。

月軌道や火星に至っては、海のものとも山のものともつかないお先真っ暗な状況だ。

ビジネスチャンスがあるのかどうか、ただの真空に過ぎないのかも不明だ。

そんなところに金を注ぎ込むなら、少しでもビジネスチャンスが見えている低軌道ソリューションに投資した方が無難だからな。

月面に至っては、NASAの主導があったとしても、手を上げる参加企業は限られている。

SLSをぶっ潰したとしても、それを原資にして宇宙経済の呼び水とすることは難しいだろう。

右から左に、その浮いた分の金が消えていくだけのような気がする。

アイザックマンの期待に応える第2の宇宙企業が出てくるのか(第1は、もちろんS社)。

ブルーオリジンは、残念ながらレガシー企業だし、ロケットラボも似たり寄ったりな感じだ(そうなのかあ?)。

向こう10年間(2030年代半ば)を見ても、S社独占な状況は続くに違いない。

その頃になれば、有人運用のスターシップが飛んでいるかも知れないしな。

独占状態は、さらに続くことになる。

NASA自身が公共資金を投じて、それに対抗する存在を作り上げるというビジョンはどこにもない。

アイザックマンの就任は、SLSに引導を渡すという形で、その道を完全に閉ざすことになるだろう。

結果的に、民間主導という美名の元、S社独占の宇宙開発に道を開くことになる。

それが悪いことだとは言わない。

NASAにとって好ましくないとも言わない。

それは競争の結果であり、公正な結末なんだろう。

宇宙開発が、既に成熟期に入り、政治的なインセンティブを失いつつあるという事実に目を向ける必要がある。

次のステージに移れば、S社の独占が問題となり、分社化や解体が取り沙汰されるようになるのかも知れない。

2040年頃には、そういう事態が想定される。

未来は、意外につまらんものになっちまってるかもな・・・。

😼フル24-25:全国的に爆増2024年12月20日 20:21

フル24-25:全国的に爆増
フル24-25:全国的に爆増


(インフルエンザ患者数 前週の2倍以上 40都道府県が“注意報”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241220/k10014673721000.html

「1医療機関あたりの患者の数は19.06人となっていて、すべての都道府県で前の週より増えました。」

やれやれ・・・。

浮沈子は来週沖縄に行くんだがなあ・・・。

「沖縄県 5.18」

なんと、意外にも感染者が少ない状況だ。

リスクヘッジか。

まあ、どうでもいいんですが。

4日くらいで直ぐ帰ってきちゃうしな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(保健局がインフルエンザ・新型コロナ・エムポックスのワクチン接種を広告・宣伝することを禁止したとの報道)
https://gigazine.net/news/20241221-health-dept-ban-promoting-flu-covid-mpox-vaccines/

「アメリカ・ルイジアナ州の保健局が、インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・エムポックスのワクチンに関する広告・宣伝を禁止」

「この方針はひっそりと実施されており、文書化されない予定だったことも明らかになっています。」

「職員はワクチン接種に関するプレスリリースを送ったり、インタビューに応じたり、イベントを開催したり、プレゼンテーションを行ったり、ソーシャルメディアの投稿を行ったりすることができなくなった」

「特に、COVID-19とインフルエンザに対するワクチン接種促進に関する州の公衆衛生上の優先事項とメッセージの両方を再評価しています」「画一的で父権主義的な指導から離れ、あらゆるワクチンの予防接種、マスク着用、社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保の実践などは、個人の選択であるという姿勢への移行の現れです」

個人の選択を尊重することは悪いことじゃない。

そのために投じるコストは膨大になるけど(あらゆる情報を開示し、アクセス可能にし、それを評価する必要があるからな)、それは自由を得るために必要な投資だ。

個人が科学的に正しい判断をするためには、「全て」を知り、理解し、評価するのに必要な知識や教育を全員に与える必要がある。

が、ルイジアナの話はそういうことではないようだ。

「ルイジアナ州保健局は2023年以来、インフルエンザに関するウェブページを更新していません。また、ソーシャルメディアの投稿でもワクチンについて言及することを明らかに控えています。」

「今回の方針転換はルイジアナ州および全米で反ワクチン感情が高まり、ワクチンに関する誤情報が危険な勢いで拡散されている中で実施されました。」

なーんだ、単に世の中の風潮に流されてるだけの話か・・・。

「彼らは公衆衛生を解体したいのか?」「私たちは本当に死者について話しているのです。インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種が減れば、死者が増加する可能性があります」「これほど将来に不安を感じたことはありません」「なぜ自分はここにいるのでしょうか。なぜこんなことを続けているのでしょうか。人々を助けられていないため、あまりにも息苦しいです」

「トランプ次期大統領は反ワクチン派として有名で、ワクチンに関する誤情報を最も多く広めた人物のひとりでもあるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を保健福祉省の長官に任命しています。」

やれやれ・・・。

ワクチン接種が一定のリスクを伴うことは周知だ。

コストベネフィットの塩梅は、個人によっても異なる。

感染症の病原性、流行状況によっても変化する。

我が国でも、現在は「かかりつけ医」に相談することを推奨するにとどまっている(季節性インフルエンザの場合)。

ジジババ持病持ち(疾患の種類によります)は、制度的にも接種を促す態勢になってるけどな。

それでも、うつかうたないかは最終的には個人の判断だ。

毎年、1千万人程度が罹患すると言われているインフルエンザは、逆に言えばそれ以外の9割以上の人々にとっては無縁の感染症でもある。

ワクチンは、健康な人々が接種する。

うたなくても何の問題もない人々にとっては、リスク以外の何物でもない。

高齢者や免疫が低下する疾患を患っている人に接する機会がなければ、接種しないという判断はアリだろう(インフルエンザの場合は乳児のリスクもあるけどな)。

罹患しても、若年者にとってはちょっとキツメの風邪くらいな症状で収まる。

無症候性キャリアのままで感染が終わることだってある。

季節性インフルエンザのワクチン接種に、行政がどういう形で関与するかは確かに難しいところだ。

単に、科学的医学的知識だけの問題じゃない。

その社会のありように、大きく影響される。

何が正しいのかの判断は、十分な議論の上で、しっかりと社会的合意形成のプロセスを経ることが望ましい。

「この方針はひっそりと実施されており、文書化されない予定だったことも明らかになっています。」(再掲)

うーん、あんま健全とは言えない気がするな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(インフルエンザ予防接種の宣伝を禁止した地域でインフルエンザが急速に流行し始める)
https://gigazine.net/news/20241224-ban-shot-flu-surge/#goog_rewarded

「アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の報告によると、ルイジアナ州は2024年12月8日から14日までの週において、インフルエンザの流行段階が「非常に高い」レベルに到達したとのこと。」

「ルイジアナ州でのインフルエンザの流行はワクチンの宣伝が禁止されたこととの関係が疑われています。」

昨年の流行状況とか分からないので何とも言えないけど、当局のスタンスが変わってワクチンの接種率が落ちたくらいで、季節性インフルエンザの流行が蔓延するというのはいささか眉唾な気がする。

インフルエンザワクチンは、流行を抑制する効果がどれ程あるかは怪しい。

罹患した際の重症度軽減くらいしか効果がないと言われている(発症予防効果もあるようですが)。

「SNSでの投稿においても「手を洗うこと」「咳やくしゃみをするときは口を覆うこと」「目、鼻、口を触らないこと」「新鮮な外気を取り入れることで室内の空気をきれいにすること」の4つを注意しましたが予防接種には触れませんでした。」

ワクチン以外の感染対策については、しっかりとアピールしているしな。

まあいい。

浮沈子はワクチンも打ち、感染対策もとっている。

高齢者で持病持ちだから、他に選択肢はない。

やれやれだな・・・。