😼メキシコへの道:第4章:補遺(ペッタンコな隘路)2024年12月22日 15:32

メキシコへの道:第4章:補遺(ペッタンコな隘路)
メキシコへの道:第4章:補遺(ペッタンコな隘路)


画像は竹内さんに頂いた映像からのスクリーンショット。

えーと、まだ隘路の入り口付近で、浮沈子がフィンでかき回してシルトが舞い上がっていない段階のショットだ(ズルっ!)。

この後、濛々とシルトが舞い上がり、視界は真っ白になっちまうんだが、そこは割愛する(ズル過ぎ!)。

まあいい。

基本、プルアンドグライドで抜けるような所はフィンを動かさない。

ここ(マヤンブルーの2本目)は、初日に潜ったところだ。

こういうところが何か所かあって、天地が低く、しかし幅はある。

セノーテの形成メカニズムを考えると、薄い層が徐々に水に溶けて帯水層になるわけだから、この手の隘路はあちこちにある。

鍾乳石の隙間を通り抜ける縦長のスリットな隘路(形成は陸上)とは異なり、横長の隘路は水中で形成される(陸上にある間の水の流れで形成されることもあるようですが)。

今、現在も、緩やかな時間の流れの中で拡張され続けているわけだ。

早いとこ広がって通りやすいようになってもらいたいもんだが、それまでに数千年はかかるに違いない。

やれやれ・・・。

そんなには待てない!。

今ある隘路を、上手く通り抜ける算段をするのが現実的だ。

サイドマウントのしつらえは、こうして生まれたと言われている。

その原点ともいえるエリアに潜ったわけで、楽しめたかどうかは別として、潜った感(達成感)は十分過ぎるほど得られる。

このエリアは、ダブルタンクでは完全にムリポだ。

サイドマウントでなければ通り抜けることはできない。

今回潜ったルートの殆どがそういうところで、ダブルタンクでも可能なところの方が少ない。

ペッタンコな隘路は、余程長い距離続かない限り、ハイロさんのダイビング前のブリーフィングにも登場しない。

多くは「聞いてねーよ」とかぼやきながら通過することになる。

画像の隘路は、事前に説明があったところだ。

こういうところを最初に通った探検家は、一体何を考えて侵入したんだろうな。

ユカタン半島のケーブシステムには、人類未踏のエリアがまだまだあると言われている。

まだ、誰も行ったことのない水中洞窟。

月面にはすでに12人の人類が降り立っているけど、そのエリアにはまだだれも行ったことはないのだ。

もっとも、両者を比較する意味はない。

浮沈子から見れば、ぶっちゃけ愚の骨頂(!)としか思えない。

浮沈子が通り抜けたエリアだって、せいぜい20~30年前に初めて人間が通り抜けたに違いないのだ(未確認)。

月面着陸よりは新しい(あっちは55年前だからな)。

パーマネントラインが引かれ、多くの洞窟潜水愛好家が通り抜けてきたに違いないが、そして、浮沈子もその一人となったわけで、愚の骨頂を上塗りしたわけだ(そういうことかあ?)。

探検とかには全く興味はなく、人様に引いていただいたラインをひたすらに辿り、しかもガイド付きで案内され、水中陸上の手厚いサポートで潜らせていただいているだけだ。

この、クソ狭い隘路の向こうに宝の山でもあれば行ってみようかと思うかもしれないが、その先にはさらに洞窟が続いているだけだと分かっている。

いや、洞窟潜水の愛好家たちにとっては、洞窟それ自体が宝の山に違いない。

やれやれ・・・。

救いようがないヘンタイダイバーの群れは、今日もペッタンコな隘路を通り抜けているに違いない・・・。

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