😼(🚀)アルテミス:日米首脳会談とシュレーディンガーの猫2025年02月11日 00:03

アルテミス:日米首脳会談とシュレーディンガーの猫


(日米声明、将来不透明の中アルテミス計画に言及)
https://spacenews.com/u-s-japan-statement-mentions-artemis-amid-uncertainty-about-its-future/

「ホワイトハウスは2月7日、ドナルド・トランプ大統領と会談するためワシントンを訪問した石破茂首相に関連した共同声明を発表」

「米国と日本は、米国と日本の宇宙飛行士が参加する国際宇宙ステーションへの今後のクルー10ミッションや、将来のアルテミス計画による月面探査など、民間宇宙、航空、科学、有人探査の分野で強固なパートナーシップを継続するつもりだ」

月軌道へ到達できる有人宇宙船は世界中にオリオンしかなく(ソユーズ宇宙船が可能だという話も:打ち上げるロケットがないけどな)、そのオリオンを打ち上げるSLSは風前の灯火だというのに、何をしようというのか。

「新政権がNASAの有人宇宙飛行の取り組みを火星に集中させるために、アルテミス計画に大幅な変更を提案するか、あるいは完全に中止するのではないかとの憶測が広がっている中、アルテミス計画に関する声明が盛り込まれたことは、さらに意味深長」

しかし、記事をよく読むと、アルテミス計画のうち、無人機による部分だけが生き残って、有人探査は地球低軌道だけになっちまうと読めないことはない。

「JAXAは、欧州宇宙機関と協力し、月面探査機ゲートウェイ用の月面I-Hab居住モジュールの開発や、HTV-X貨物船のバージョンを使用した物流ミッションなどの他の貢献に取り組んでいる。」

自動翻訳では「月面」と訳されてるけど、I-Habは月軌道ステーションの居住モジュールだ(the Lunar I-Hab habitation module)。

まあ、どうでもいいんですが。

「JAXAがルナ・クルーザーと呼ばれる加圧式月面探査車を開発し、後のアルテミス計画で使用し、アルテミス着陸地点からのより長い探査を可能にすることで合意」

「その見返りとして、NASAはスペースXのスターシップ月着陸船の貨物バージョンで探査車を運び、アルテミス着陸ミッションの座席をJAXAの宇宙飛行士2名に提供」

「そのうち1名は早ければアルテミス4号になる」

4号は永遠に飛ばない。

「ペトロ長官は、計画が中止される前に、NASAがSLSロケットの初期バージョンを使用してアルテミスIIとアルテミスIIIのミッションを飛行させるのを許可するようホワイトハウスに強く求めている。」(2月8日のこのブログ記事で引用したアルスの記事より)

運が良ければ3号までは飛ぶかもしれないけど、ペトロ暫定長官も4号を飛ばす気はない(そうなのかあ?:「計画が中止される」ことは確定的のように読める)。

「ある業界関係者は、アルテミスをシュレーディンガーの猫に例えた。」

浮沈子は、声を上げて笑っちまったけどな(不謹慎?)。

量子論的不確実性が実世界に影響を及ぼすという思考実験だ。

浮沈子的には、ケンシロウの拳法(「北斗の拳」参照)の決め台詞の方が相応しいような気がするんだがな・・・。

「お前は、もう死んでいる。」

まあいい。

月周回軌道のゲートウェイもなければ、月面基地もない。

トヨタの月面車も、日本人宇宙飛行士の月面着陸も消えた(そうなのかあ?)。

「米国と日本は、米国と日本の宇宙飛行士が参加する国際宇宙ステーションへの今後のクルー10ミッションや、将来のアルテミス計画による月面探査など、民間宇宙、航空、科学、有人探査の分野で強固なパートナーシップを継続するつもりだ」(再掲)

・月面探査→当面無人探査のみ
・有人探査→ISS等の地球低軌道のみ

お役所の人は、どうにでも読めるような量子論的文章を書くのが得意なようだな・・・。

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