😼欧州大戦争:謎の電話:会談直前の怪2025年05月20日 09:04

欧州大戦争:謎の電話:会談直前の怪


(トランプ氏、ゼレンスキー氏と「数分間」電話 プーチン氏の前に=関係筋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/V3XULG4KGRJPXHNA37HOEVXC5Q-2025-05-19/

「トランプ大統領はプーチン大統領との電話会談前にゼレンスキー氏と「数分間」電話した」(関係筋)

この件は、CNNも報じている。

(ウクライナ大統領、ロシアの銀行・エネルギー分野への制裁呼び掛け 停戦に向け圧力)
https://www.cnn.co.jp/world/35233172.html

「ゼレンスキー氏は記者会見で、トランプ氏と2回、電話会談を行ったと明らかにした。1回目はトランプ氏がロシアのプーチン大統領と会談する直前、2回目は会談後だったという。」

ゼレンスキー自身が記者会見で明かしている。

秘密でも何でもない。

が、何が話し合われたのかは気になるところだ。

日本時間で昨夜11時からと言われていた会談は、直前で一瞬不透明になった(ロイター報道)。

そのことと関係あるのかないのか。

今後の交渉に影響があるのかないのか。

具体的な成果がなかった会談を終えた後のゼレンスキーの反応は、会談前と変わっていないように思える。

制裁を強化し、ロシアに無条件停戦を求める。

意味ねー・・・。

それは、明確に拒否され、無視され、戦闘を継続しながらの交渉が避けられなくなっている。

直前の電話で、制裁圧力をかけるように強く依頼したのかもしれない。

既に引用したが、ロシア大統領府のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)によれば、制裁についてはむしろ消極的とも取れる態度だったようだ。

「トランプ氏は米上院が新たな制裁に関する法案を準備していると言及した。しかし彼自身は制裁の支持者ではなく、むしろ何らかの合意に達することを望んでいる」

ゼレンスキーのその後の発言を見ると、やっぱ、追加制裁に対する圧力だった気がするな。

「ゼレンスキー氏は、米国が追加制裁に同意するには、まだ米国に「圧力」をかけ続ける必要があると述べた。」(CNN)

もう、それに縋るしか手はないんだろう(そうなのかあ?)。

トランプ政権は、ぐちゃぐちゃ制裁についてしつこく迫る欧州とウクライナを疎んじ始めている(つーか、最初からかあ?)。

早いとこ停戦して、ハッピーになりたくてウズウズしている。

その後のウクライナがどうなろうが、欧州がどうなろうが、知ったことではない(そんなあ!)。

実際の話がどうだったのかは知らない。

が、仮にそうだったとしても、トランプがゼレンスキーの要請に取り合わなかったことは確かだ。

無条件の停戦という方向性は一致していても、方法論としてはビミョーにズレている。

停戦条件のすり合わせに関与しない態度を取ったことから、無条件停戦というスキーム自体が揺らいでいる。

つーか、事実上破綻したのではないのか。

(米ロ首脳が電話会談 プーチン氏 即時停戦に応じる考え示さず)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250519/k10014810461000.html

「アメリカは仲介役から退くということか」(記者団)

「ノー」(トランプ)

「仲介役から退くことを判断する明確なラインは念頭にあるのか」(記者団)

「確実に私の頭の中にはある。これは私の戦争ではない。明確な線引きはしているが、それがどこかは言いたくない。言えば交渉をさらに難しくするからだ」(トランプ)

ブチ切れるまでの時間は長くはなさそうな感じだ。

ゼレンスキーの電話についても情報があった。

「最初の電話会談では、ウクライナにとって停戦が最も重要だと伝えたほか、ウクライナに関する決定をウクライナ抜きで下さないよう要請した」

うーん、ハズれたな。

当事者同士で停戦条件を決定するというスタンスは、これを踏まえたものだろう。

「2回目の電話会談では「ロシア側の考えがウクライナにとって支持できない場合は、トランプ大統領と話し合う機会を持ちたいと頼んだ」」

「ロシアが非現実的な要求をした場合は、停戦を求めていない証拠だとして制裁の強化に向けてトランプ大統領と協議したい意向を伝えた」

米国(トランプ)が交渉への関与に閾値を持っていることは初めて明らかにされた。

追加制裁への消極姿勢も確認されている。

戦闘は継続し、交渉は間延びする。

何も変わらず、何も進展しない・・・。

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