物狂おしい夜2017年02月18日 03:20

物狂おしい夜



このブログのタイトルにもなっている徒然草の書き出し。

(徒然草 序段 つれづれなるまゝに 、)
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/tsuredure/turedure000_049/turedure000.htm

「つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」

2日間ほど体調を崩して、ネットを徘徊したり、ネタを見つけてはブログで噛みついたりしていると、吉田さん(兼好法師)の気持ちが痛いほどわかるな。

(吉田兼好)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%85%BC%E5%A5%BD

「本名は卜部兼好(うらべ かねよし/うらべ の かねよし)」

「卜部氏の嫡流は兼好より後の時代に吉田家と称するようになり、江戸時代以降は吉田兼好と通称されるようになった。また出家したことから兼好法師(けんこうほうし)とも呼ばれ、中学校国語の検定済み教科書ではすべて「兼好法師」と表している。」

(徒然草)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%92%E7%84%B6%E8%8D%89

「兼好が書いたとする明確な証拠は何一つない。」

マジかよ・・・。

「執筆後約百年間は注目されなかった」

「室町中期に僧・正徹が注歌師たちに波及し、応仁の乱の時代に生きた彼らは、「無常観の文学」という観点から『徒然草』に共感をよせた。」

「清水(義範)は、人間は皆、兼好が徒然草で喝破したように、毒を吐いて「けしからん」と言うのが愉しいのだと指摘する」

深く同感だな。

今後も、マネしていこう!。

まあ、どうでもいいんですが。

ウィキには、かなり砕けた現代語訳で楽しめるページもリンクされている。

(徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳))
http://tsurezuregusa.com/

ちなみに、序段は、こうだ!。

「むらむらと発情したまま(!)一日中、硯(すずり)とにらめっこしながら、心の中を通り過ぎてゆくどうしようもないことをだらだらと書きつけているうちに、なんとなく変な気分になってしまった。」

そう来たかあ・・・。

発情、してねえなあ・・・。

まあいい(子供は、分かんなくていいです!)。

注釈には、こうある。

「つれづれ:
求道者としての兼好法師という側面から「煩悩(ぼんのう)散乱状態」であると考えることもできる。(以下略)」

ちょっと、襟を正して読んだ段がある。

(徒然草 第百五十段)
http://tsurezuregusa.com/150dan/

「これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。」

大井町のプールで、2時間座禅を組んでいた浮沈子は、何百年も前の坊主に見透かされていたことになる。

別に、芸を披露する気はないけど、そんな気持ちがなかったかと百叩きすれば、皆無とは言えない。

人と交わり恥をかき、屈辱に耐えて修行を重ねなければ、伸びることはないのだ。

水泳も、習字も、バイオリンも、三味線も、ダイビングも、習い事でものになったのは何一つない。

気位だけ高く、小器用で、修練を舐めてかかってきた結果だ。

別に、浮沈子は、それでもかまわないと思っている。

やせ我慢で言っているのではない(痩せてねーしな)。

一芸に秀でる人には分からない、器用貧乏の悲哀を味わうのも、人生の粋だ。

真っ当に、芸を磨いてきた人には、この段を読んで、ずしんと心に響くこともないだろう。

しかし、重いな・・・。

もちろん、その高みに上り詰めれば、また、異なる世界が見えるんだろうが、全ての人がそこに至るわけではない。

多くの人は、途中で挫折し、放棄し、断念し、諦め、めげて降りる・・・。

その中途半端な状態こそ、人間の本当の姿だと、浮沈子は思うのだ。

そもそも、猛特訓して上達しようとするだけ、エライと思うけどな。

見栄を張るのも、芸のうちだ。

何でも手を付けては中途半端で投げ出すのと、何もしないで斜に構えているのと、どちらがいいのかということもある。

まあ、どっちでもいいんですが。

今日は、生命の起源について、化学進化からアプローチした記事をいくつか読んだ。

(物質が生命となった瞬間)
https://www.miraikan.jst.go.jp/sp/miraisekkei/html/Theme001/01_01.html

「単純な物質から複雑な物質へ化学的に進化していった末に、あるとき物質が生命という機能を獲得しました。」

まあ、ずいぶん、あっさり言ってくれるじゃないの・・・。

ハッキリ言って、21世紀初頭の人類は、その発生機序を解明してはいないのだ。

生物と無生物の間には、未だ越えがたい壁があるのに、そんなもんはどーでもいーと見ぬふりをして、さっさと地球外生命を見つけた方が手っ取り早いと思ってる連中ばかりになった。

(化学進化と生命の起源の考え方:PDFダウンロードされます)
www.naruto-u.ac.jp/repository/file/463/20161116133633/KK28008.pdf

かなり雑駁な感じだが、広範な観点から化学進化と生命の起源を捉えている。

結局、化学進化と生命の誕生の間をつないでいるはずの、ミッシングリンクは、まだ見つかっていない。

タンパク質や、アミノ酸、核酸、脂肪、糖質など、生命をどれだけ切り刻んでいっても、どこかに生命の種のようなものがあるわけではなく(そもそも、種は生命ですが)、それらの物質が整然と化学反応を進行させ、調和を保ち運行しているだけなのだ。

じゃあ、演繹的に、化学合成可能な部品を寄せ集めてグツグツしたり、バチバチさせれば生物になるかといえばそんなことはなく、合成DNAを使って既存の生物のDNAを置き換えることくらいしかできていない。

それはそれで、驚くべきことかもしれないけれど、遺伝子の改変を掛け合わせで行ったメンデルの延長線上にあるだけのような気がするな(そうなのかあ?)。

つまり、人類の知性は、生命がどのようにして誕生したのかという、核心の部分に光を当てることが出来ないでいる。

まるでブラックホールの周りをぐるぐる回っているような感じだ。

まあ、ブラックホールに光を当てても、吸い込まれちまって出てこられないけどな。

最近では、高温高圧環境で化学進化が加速して複雑系が生まれたことになっていて、そこは都合よく省略して、似たような環境がある他の天体に探査機送って調べてみようという話まで出てくる始末だ。

そこで生命が見つかれば、やっぱそうじゃんということで、演繹過程が解明されなくても、帰納的に納得しようとしているようにも見える。

ちゃんと無生物から生物を合成して、これこれこういうわけだから、生命は化学進化の結果として生まれたんだよ、ほれっ、ってやって欲しいんだがな。

地球はどうも46億年とかその位前に出来て、35億年くらい前には生命がいたことが分かっているらしいから、差し引き11億年くらいグツグツ、バチバチやっていれば、きっと生命が誕生することを証明できるかもしれない。

そして、人類は、決して化学進化のプロセスを解明できずに、その文明を閉じることになる(たぶん)。

さらに、他の天体(直接調べられるのは太陽系内だけ)で、生命の痕跡を見つけられずに終わることになる(たぶん)。

また、有り難いことに、他の天体(今度は、別の恒星系)に生命の痕跡を見つけることも出来ず仕舞いになる(たぶん)。

それでも、われわれは孤独ではない(We are not alone.)と信じて、探求や探査を続けることだろう。

系外惑星が発見されたのは、ついこの間だし、宇宙が天の川銀河の外に広がっていると明らかになってから、まだ100年も経っていない。

DNAのらせん構造が発見されてから、まだ半世紀位だしな(1953年)。

そう考えると、今後100年の間にどんな発見があるかは分からない。

物理的な時間を掛けて、生命を合成するのではなく、コンピューター内でシミュレーションすれば、11億年くらいの化学進化を再現するのはわけない(!)かも知れないしな。

最近の天文学とかは、シミュレーションなしには商売にならんからな。

宇宙の誕生からモデル化して、遥か未来までシミュレーションしようという話だからな。

生命の材料と、想定されるあらゆる環境要因を外挿して、何億年もの化学変化をシミュレーションするという話は、もう、現実になろうとしているんだろう。

(ここからは、お約束の妄想が羽ばたく・・・)

その結果、コンピューターの中には、AIなんかではない、本物の生命が宿ることになる。

もちろん、その存在は極秘とされ、誰にも知られることはない(ネットを徘徊しても、どこにもそんなもんは出ていないしな)。

人間の意識とか、脳の模倣とか、そういうチャチな話ではなく、機械の中の「本物の生命」というところが、これまでのコンセプトと異なるところだ。

分子レベルでシミュレーションされているので、必要なら生体分子を使った3Dプリンターで実在化させることも可能だ(キラリティーの問題も解決済み)。

そして、環境下における実際の進化速度を超え、驚くべき速さで進化していく。

コンピューターの中では、隕石の衝突だろうが、太陽フレアだろうが、超新星爆発によるガンマ線の直撃だろうが、大規模噴火だろうが、ありとあらゆる環境要因を外挿することが出来るし、実際には起こらなかったカタストロフさえ実装することが可能だ。

そう、進化の過程を改変することも出来る。

逆も可能で、地球史的に起きたカタストロフをパスして、恐竜のまま、絶滅させず進化させたりすることも可能だ。

何なら、火星とかで進化させて、火星人作ったりすることも可能になる。

コンピューターの中で飼っている限りは、あくまでもシミュレーションだし、VRヘルメット被って、ジュラシックパークでヴェロキラプトルに食われたって、服が赤いインクで汚れるだけで済むかもしれない。

しかし、そのシステムのメンテナンスを任されていたオペレーターが、外部のそそのかしに乗って、生体3Dプリンターと、データを持ち出そうと嵐の夜に画策するわけだな・・・。

ちょっとコーラを買いに行ってくるとか言って、席を外すわけだ。

厳重なはずのセキュリティは、まあ、どんな世界でも肝心な時には無効にされていて、犯人はまんまと機密を持ち出すことに成功する(ここが、映画とは異なるところだ)。

悪人の手に渡った機械内生命体と、生体3Dプリンターがあれば、どんな時代のどんな生物も再現することが出来る。

カエルに恐竜の遺伝子入れて増やすなんて、原始的なレベルではない。

やっぱ、VRよか、現実の世界の方がリアルだしな。

そして、あろうことか、宇宙戦争に登場するエイリアンをプリントアウトしてしまうわけだ。

もちろん、イカタコの乗り物と一緒に・・・。

人間を餌にする阿鼻叫喚の地獄絵が展開する。

映画の方では、地球上のウイルスに感染して、駆除されることになっているんだが、当然のことながら、妄想の世界では、ちゃんとウイルス対策済みのキャラをプリントしてあるので、そう簡単にはいかない。

地球上にみるみる繁殖して、ショボい軍隊では手も足も出ず、Fー35だろうが何だろうが、歯が立たないわけだ。

人類は、アホなオペレーターのせいで、絶滅の危機に瀕する。

だから、AIに任せなくちゃダメだって言ったのに・・・。

と、そこに巨大な隕石が降ってくるわけだな。

直径10キロ、とてつもなくデカい。

そして、繁栄していた人類や、それを餌にしていたエイリアンもろとも、地上は壊滅し、文明も滅び去り、地表にはイリジウムの薄い層が全世界に降り積もることになる・・・。

6600万年の時が流れ、地球には新たな生命が蔓延り、文明を花開かせ、繁栄を享受している。

新たな地球の支配者は、当然、サルだ。

猿の惑星。

チンパンジーは、お約束の科学者になり、ある時、禁断の地でプログラムと生体3Dプリンターを見つけるのだ。

まあ、サルだからな。

弄ってるうちに、使い方を身に着け、早速進化をシミュレーションする。

そして、あろうことか、人間を作り出してプリントアウトしてしまうわけだ。

サルだからな。

ちょっと、やっぱ足りないわけだ。

自然に進化した存在の限界。

真の進化は、シミュレーションの中で行われるわけだ。

最早、生命は、生体3Dプリンターから出力される存在となり、その未来はシミュレーションプログラムが握っている。

えっ?、生体3Dプリンターなんて、見たことないってえ?。

そんなはずはない。

2001年宇宙の旅にも出てくるじゃん。

ほら、あの、黒い四角いやつだよ・・・。

よせばいいのに2017年02月17日 20:02

よせばいいのに



(超小型ロケット、再挑戦へ=時期は未定-JAXA理事長)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021701053&g=soc

「JAXAとして、今回の原因、結果、対策を踏まえて再度打ち上げを進めたいと考えている」

え゛え゛っ!?(驚愕の浮沈子!)。

「軽量化の要求が厳しく、信頼性には十分配慮してきたが結果的には不十分だった」

「民生技術を活用し、ロケットをより、軽量、低コストに持っていく流れは加速されている」

懲りないなあ・・・。

「具体的な時期は未定とした。」

経産省が金出すって言ったんだろうか?。

そんでもって、次に失敗したら何て言うんだろうか?。

電柱ロケットは、小型衛星射出用として、決して割安ではない。

先ごろ上がったインドのロケットは、104機の衛星を20億円で打ち上げている。

こっちは、一発5億円。

オンデマンドで、能力の範囲で好きな軌道に上げられるとはいえ、25倍のコストをどう説明するのか。

「軽量、低コストに持っていく流れ」とは、逆行しているとしか言いようがない。

能代の再使用ロケットに突き上げられて、その存立が危うくなっているSSー520の延命策じゃないのか?。

惜しい失敗だったことは認めよう。

(朝日陥落)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/02/14/8360848

「システムトータルでの最適化の難しさ、つけ焼きの改良では済まない高度化を、安易に推し進めたツケが表出したということに他ならない。」

浮沈子は、先のない開発に国費を投じるというのは健全ではないように感じる。

記者会見でも、責任者は、今回の打ち上げについては、民生品の利用がコスト削減につながっているわけではないと明言している。

今後、電柱ロケットを使って、ミニ衛星の打ち上げを継続していくわけでもない。

失敗のまま終わって、引き下がるのが嫌なだけだ。

カッコ悪い、みっともない、悔しい、慚愧、ハズカシイ、エトセエトセ・・・。

そういうのは、全部捨て去って、SS520を引退させ、能代の再使用ロケットに置き換えてしまうのがよろしい。

そもそも、観測ロケットの必要性って、あるのかあ?。

気球以上、衛星以下の圏域での物理化学現象は、確かに難しい要素がある。

観測ロケットの需要が全くなくなるわけではない。

しかし、例えば、ブースターにセンサーしこたま着けて、基幹ロケットの打ち上げの時にデータ取るんじゃだめなんだろうか?。

たぶん、ダメって事例をしこたま挙げて、やっぱ必要ってことになるんだろう。

じゃあ、再使用ロケットにすれば?。

そこでは、固体燃料技術に対する拘りとかもあるに違いない(再使用ロケットは、液体ロケットだし)。

扱いやすさとか、譲れない部分もあるんだろうな。

オーロラ観測とか、極地に近いところから打ち上げるしな。

いいだろう。

そこは認めてもいい。

が、衛星打ち上げロケットとしては、メリットは殆どない。

高い、キツイ(能力的に)、先がない。

年に10億円くらいの実験レベルのロケットで、がたがた言っても始まらないけど。

市場競争に参入するコスパもないし、それを追求できるほどの性能もない。

たまたま、ニュージーランドのロケットが、射場に搬入されたというニュースもあった。

(宇宙ベンチャー「ロケットラボ」 初号機の発射準備完了へ)
http://forbesjapan.com/articles/detail/15250

「エレクトロンロケットはカーボン素材の採用で軽量化を果たし、使用する液体燃料を低減して低コスト化を実現。3Dプリント技術で製造されたエンジン部品は数日で組み立てが可能という。新素材の活用とスケール、独自のメソッドにより「1回あたり490万ドル」という低コストのロケット打ち上げを顧客に提供しようとしている。」

同じ5億円でも、あっちは月に探査機送り込む能力があるのだ。

「同社は昨年12月、月面に小型宇宙船を到達させることを目標に掲げる、ムーンエキスプレス(Moon Express)とも契約し、今年中にそれを実現しようとしている。」

電柱ロケットの再打ち上げについては、浮沈子は賛成しかねる。

別に、だからといって、何が変わるわけでもなく、時期未定だが打ち上げは行われるんだろう。

そうして、NHKは、また、正式名称使わないで、舌噛みそうな説明で紹介するのだ。

「JAXAが開発した高さ9メートル50センチの世界最小クラスの2機目のミニロケット」

まあ、どうでもいいんですが。

どうせなら、失敗覚悟で、完全な民生品だけで組んで、1回1億円くらいで飛ばしてみればいい。

そこから技術の底上げを図った方が、余程意味があるような気がする。

今回の打ち上げにしたって、全部のダメ出しが出来ている保証はない。

次回の打ち上げが成功する見込みは、良くて五分五分だ。

前回が20秒だったから、次回は1段目の噴射が終わる30秒くらいまでは行くかもしれない。

(SS-520 4号機のミッション概要 平成28年10月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/060/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/10/20/1378321_4.pdf

1段目燃焼終了は、資料18ページによれば、31.7秒とある。

擦れて切れた電源コードにしても、その摺動を招いた原因(振動)について対策出来るかどうかは分からず、それがまた、別の不具合を招く可能性もあるしな。

いたちごっこと、粘り強い改良しかないのだ。

ここで諦めないのは、ロケット屋としては正しい。

前回のSS-520としての打ち上げが2000年12月だったから、次回は2030年代になるかもしれない(今回は、実に約16年ぶりの打ち上げだったわけだ)。

いや、未定だからな。

22世紀になってからかもしれないしな・・・。

小さな国の思い出2017年02月17日 18:42

小さな国の思い出
小さな国の思い出



「児童文学作家の佐藤さとるさんが死去」

はて、どこかで聞いたような・・・。

(だれも知らない小さな国)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8C%E3%82%82%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E5%9B%BD

「1959年(昭和34年)に自費出版後、同年講談社から出版されたファンタジー小説。佐藤さとる(佐藤暁)著。」

やっぱそうか・・・。

浮沈子が幼少の頃親しんだ物語の一つである。

手元にないので、記憶で書く。

「せいたかさん」とかいう主人公が出てくる。

確か、幼稚園の先生だった女性も出てきたな(「おちび先生」というあだ名を持っている)。

彼女が主人公を呼ぶときの呼び方が、「せいたかさん」だったと思った。

目の端を、小さな黒い影がよぎる。

まあ、飛蚊症(ひぶんしょう)じゃないかと思うんだが、そういってしまっては物語は進まない。

(飛蚊症)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E8%9A%8A%E7%97%87

「この影は相対的に動き回っているように当人には感じられる」

まあいい。

せいたかさんが、どうして「ヒコ」の存在に気付いたかは忘れてしまったが、おちび先生がオハギちゃんを試すシーンは覚えている。

園児たちが帰ったあとの教室で、ピアノの鍵盤の蓋を開いたまま、目を瞑っているからピアノを鳴らして欲しいという(記憶で書いているので、テキトーです)。

オハギちゃんは、思わず鍵盤の上に飛び降り、誰もいない教室の中に、ポーンとピアノの音が響く・・・。

非日常の、しかし、日常と隣り合わせにある未知の世界の扉が開く瞬間!。

その興奮が伝わって来るようだ。

その世界を開くことが出来るのは、準備が出来ている人だけ。

立派なオトナになって、分別が付き、宇宙に地球外生命なんているわけないとか言い出す人間の所には、そんな奇跡は訪れない。

この物語の素晴らしいところは、子供の頃の、誰にでもありそうな架空の体験を拡張して、大人になってからの現実世界の中に投影している点だ。

子供の頃の夢って、大人になったら、全部丸ごと捨て去らなければならないんだろうか?。

そうじゃないよって、作者は言っているような気がする。

それが、幸せの種なんだって。

物語は、道路建設のために崩されようとしている小さな国を、無力なオトナが小人たちと組んで守るという、まあ、いま時ならありがちなストーリーを辿る。

しかし、高度経済成長に突入する頃の我が国においては、かなりなプロテクト文学だったのではないか。

エコだなんだという話が流行る、はるか以前の時代だ。

子供の頃に遊んだ原風景を守りたいという、極めて原初的な動機の中に、上手く落とし込んでいる。

残念ながら、浮沈子は続編は読まなかった。

第一作だけ。

半世紀近く経って、物語の具体的な筋とかは、記憶から消えてしまっている。

まあ、読み直さない方が無難だろう。

そういうものだ。

遠い、淡い記憶の中に浮かべておくのがいい。

作者の訃報は、池に落ちた小石の波紋のように広がり、やがて消える。

思い出のいっぱい詰まった箱の蓋は、静かに閉まり、オルゴールは止まる。

誰にも知られることのない、浮沈子の心の中の小さな国は、再び忘却の彼方へ、ヘタしたら、永遠の彼方へと去っていく。

それでいいのだ・・・。

あれ?、今何か、目の端を黒いものが横ぎったような気が(飛蚊症じゃね?)。

ピーク越え2017年02月17日 14:46

ピーク越え
ピーク越え


春一番が吹いて、今期のインフルエンザがピーク越えをしたことも発表された。

(東京都インフルエンザ情報:2016-2017シーズン14号)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2016/Vol19No14.pdf

「**流行警報発出中**」

保健所別患者報告数をみると、23区内では警報レベルを下回っている(10人~30人に低下)。

警報基準は、定点当たり30人を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口の30パーセントを超えることとある。

図4の定点当たりの入院患者数にも減少がみられる。

東京都に隣接する千葉県、埼玉県では依然猛威を振るっており、予断を許さないが、まあ、ピーク越えは間違いない。

浮沈子の周りでは、今頃になって罹患する方もいて、用心に越したことはないが、単なる風邪と侮って不摂生をしていると、フルのお世話になるかもしれず、気を付けたいところだ。

昨日、今日と、フィットネスをサボってダラダラしている。

軽いのどの痛みと、微熱を伴う倦怠感、旺盛な食欲と睡眠欲で、「豚の穴」入りは間違いない。

「豚だ、お前は豚になるのだ!」

(タイガーマスク:余話)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF#.E4.BD.99.E8.A9.B1

「劇中で語られる「虎だ、お前は虎になるのだ」の台詞は、数多くの漫画、アニメ、ドラマや小説などで、引用されたり改変されたりしてたびたび使用される。」

まあ、どうでもいいんですが。

本日、東京都の最高気温は、20.6度と春の陽気。

本格的な春の到来までには間があるが、暖かいのは有難い。

さっさと風邪を治してしまわないとな・・・。

テキサスの選択2017年02月17日 13:49

テキサスの選択


驚くには当たらない。

(米入国禁止令 テキサス州が支持)
http://mainichi.jp/articles/20170217/k00/00m/030/057000c

「米ワシントン・ポスト紙によると、支持を表明した州は初めて。」

つーか、あれだな、たぶん、唯一の州になるかもしれないな。

まだ、仮処分の段階で、憲法違反を問うと思われるワシントン州の連邦地裁の判決は、これからの話になる。

「また控訴裁は、決定を再審査すべきかの検討をする予定で、原告のワシントン、中西部ミネソタの両州と被告のトランプ政権側に対して、16日までに意見書を出すよう求めている。」

報道によれば、政権側は再審査を求めないようだ。

(米の入国禁止「新大統領令、来週出す」 トランプ氏表明)
http://www.asahi.com/articles/ASK2K24QRK2KUHBI00D.html

「米司法省は16日、地裁の効力停止決定を維持する判断を出した連邦第9控訴裁に対し、再審査を求めない書面を提出した。トランプ大統領が近く新たな大統領令を出すため、現在の訴訟は続けない方針だと説明した。」

1月に出した大統領令は、仮処分に基づく執行が停止されたまま、期限切れになる可能性があるということだ。

来週にも署名されるという、新たな大統領令の中身がどうなっているかが最大の焦点だが、宗教絡みでの憲法違反を回避するためには、全世界を相手に入国禁止措置を実行するのがよろしい(そうなのかあ?)。

まあ、それはそれで、新たな問題を巻き起こすだろうがな(当然です!)。

しかしなあ、テキサス州は、タイミング的にも、内容的にも、外したことになるな。

仮処分を受け入れることを明らかにしたタイミングで、新たな大統領令に差し替えられる旧大統領令に賛成したわけだからな。

おそまつ・・・。

(テキサス州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B9%E5%B7%9E

ジョンソン大統領にみられるように、かつては民主党の地盤だった。

今じゃあ、こてこての共和党王国だ。

賛成を表明するのも、もっともな話ではある。

そもそも、7か国の選定は共和党が主導して行われ、バラク・オバマが承認した経緯がある。

ビザなし入国を外すだけだったけどな。

一時的にせよ、入国を禁止するというドナルド・トランプの政策とは異なる。

入国禁止令については、話題のピークを過ぎた話だ。

性急な政策だったことは、政権側も認めている。

今後は、慎重に根回ししてから進めることになるだろう。

「米国民の安全を守るため、誰が入国できるかを決める裁量が大統領にあることは、法律が明確にしている」

もちろん、原則としては正しい。

その裁量が、合理的に行われているかを監視するのが司法の役割だ。

連邦地裁はオブジェクションを唱え、控訴審も支持した。

政権側は再審査を求めず、新たな大統領令で対抗する。

泥仕合だなあ。

宗教問題に持ち込ませず、合理的な根拠に基づく入国規制をどのように行うことになるのか。

新たな大統領令の中身が注目されるが、大差ないのではないか。

事は、政治絡みで動いている。

またまた、差し止めの仮処分が出されたりしたら、際限のない繰り返しになるだろう。

ちなみに、テキサス州ガーランドでは、2915年5月に米国人2人によるテロが発生している。

(党派色:リストの19番目)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/02/07/8354235

(テキサス発砲事件、米当局がテロとの関連を捜査)
http://www.cnn.co.jp/usa/35064068.html

「米テキサス州ガーランドで開かれたイスラム教預言者ムハンマドの風刺画イベントの会場前で2人組の男が発砲し、警官に射殺された事件」

この事件では、警備員1名が負傷しているそうだ。

インターネットを通じて、洗脳されて犯行に及んでしまったような感じに報じられている。

本当のところは分からない。

21世紀のテロは、やすやすと国境を超える。

おりしも、我が国では共謀罪が話題になっている。

(共謀罪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E8%AC%80%E7%BD%AA

詳しいことは分からないけど、立法事実がないとか、呑気なことを言ってられるのも今のうちかもな・・・。