カルトな記事 ― 2016年05月02日 00:21
カルトな記事
このブログにも、コメントを頂いたことがある伊藤さんの記事。
(2016年03月05日 E-CCR SF2 モニター会)
http://saikazaki.net/?c=blog&p=1257
「話題のリブリーザーSF2のモニター会」
長期の風邪で臥せっていたころだが、SF2をサイドマウントやバックマウントにしてお試しするという企画。
ああ、行きたかったなあ・・・。
書いてあることが理解できるのは、サイドマウントCCRを作ろうと苦労した人だけかもしれない。
浮沈子には、殆どの内容が手に取るように分かる。
「この姿勢ではカウンターラングと口や肺の位置関係が悪すぎて、とても呼吸できるものではありませんでした。」
うーん、ホリゾンタルにならなければ使えないというのは、内蔵カウンターラングの宿命かも知れない。
限られた用途に特化しているわけで、やむを得ないともいえよう。
「最大の欠点と考える部分は、ディルエントフラッシュができない事。」
フロントマウントのカウンターラングを使うインスピのように、もう、フラッシングが手順として染みついていると、それが出来ないもどかしさは手に取るように分かるな。
「希釈するためにはADVを動作させるしかなく」
「ADVを動作させるためボリュームを減らす手段は、口元や鼻からガスを逃がすか、カウンターランング下側にあるOPVから逃がすしかありません」
「レギネックレスは不要だと言ってましたが、サイドマウントしたタンクからレギを取るまでの時間が不安で不安で仕方ないです。」
うーん、分かる分かる。
「ミスが起こりやすいと考えるところは、ランドチェック(プリダイブチェック)したままの形で海に持って行きにくい部分。」
サイドマウント化したCCRを実装するには、タンクとの分離が必須になる。
少なくとも、ディリュエント側は、一度切り離さなくてはならない。
まあ、超小型のタンクを2本使えばいいともいうが、メインで使うわけにはいかない。
したがって、陸上でのチェック後、バルブを閉め、コネクターを外し、水面で再度付けて、バルブを開けるという手順が必要だ。
通常の組み上げられた状態からの運用に慣れていると、うっかりミスを犯しやすい。
「せめて高圧トランスミッターがついていればバルブの開け忘れはわかりますが、ガスコネクトホースの繋ぎ忘れや接続不良はわかりません。」
ご指摘のとおりである。
「筐体に2Lのスチール酸素タンクをマウントすればかなりバランスは良さそうです。」
浮沈子がセブで苦労して見出したコンフィギュレーションである。
浮きやすい本体側の筐体と、インスピ純正のスチール製酸素タンク(3リットル)を組んで、右側にマウントし、左にはディリュエントとベイルアウトを兼ねた40cfのアルミをマウントする。
ベストだ。
オススメする。
ただし、40cfのタンクは、カタリナか、ラクスファーか、あるいは製造番号によっても浮力が異なるので、ウエイトで左右のバランスをコントロールできるようにしておくべきだろう。
CCRはガスの消費が殆どないので、運用中のバランスの変化を考慮する必要はない。
ああ、この記事読んでると、また、サイドマウントに戻したくなってきたな。
もう1台買うかあ?。
インスピ系のの中古とか、仕入れてもらって整備して、サイドマウントに組んでパラオの沈船攻めるとか・・・。
まあいい。
「ハイポキシックが吹いた時に、電源が入っていなかったり、酸素バルブが開いていなかったり酸素分圧をあげられない状態が重なれば致命的な事故になります。」
「それを防ぐためにはどうすべきかと聞くと、6msw程度まで希釈バルブを閉めておけとのことでしたが、トラブルを予防する施作が他のトラブルの起因になる構造やコンフィグ、運用は私はあまり賛同できません。」
「あとはスライダー(カットオフ)がインフレーターしか止められないので、1st側にカットオフを設けてADVを殺せるようにしたり、カウンターラングが筐体の中なので絞ることができないためできるだけソレノイドに近い位置で酸素のカットオフをつけておきフラッシング時に意図的に酸素が吹かないようにしたいかなぁ」
インスピユーザーの発想だな。
何でもアリのインスピに比べて、制約が多く、特徴的なデバイスの配置になっているSF2を、どう料理していくかだ。
「セッティング容易で早く、マイナートラブルさえない。
サニタイズも物凄く簡単で早く、ヘッドも結露で濡れることも少ない構造です。」
どんなユニットにも、メリットデメリットがある。
浮沈子は、もちろんポセイドンとインスピしか使ったことはないが、構造は基本的には同じなんだが、運用は似て非なるものだ。
インスピレーション系のユニットは、20年以上使われ続け、改良に改良を重ねている。
後発のユニットにはない柔軟性もある。
それが長所でもあり、短所でもあるわけだ。
狭いところに突入するという用途には、残念ながら向いていない。
また、水中での遊泳抵抗が大きく(図体デカいので)、流れに逆らってガンガン泳ぐためには、人間様を鍛えるしかない。
サイドマウント化のキモは、そこを少しでも改善して、楽ちんなユニットにしたいということだった。
SF2は、カウンターラングを内蔵して、シンプルな構成を採っている。
後発ユニットとしての長所もある。
それが生かせる状況においては、最強のユニットになるだろう。
もちろん、その器材に合ったトレーニングを行い、運用の違いを吸収しなければならない。
(SF2 サイドマウントリブリーザー)
http://nolimit.ti-da.net/e7494109.html
「サイドマウントバージョンに関しては、コンフィギュレーションがまだ完成の域に達していないため、これから試行錯誤を繰り返しながら自分で完成させていく必要がある。」
CCRのコンフィギュレーションは、常に進化し、改良が続いている。
安全性と、特定用途への適応性を、高い次元で実現するには、絶え間ないチャレンジが不可欠だろう。
今は、回り道をしている浮沈子だが、いつかサイドマウントCCRの実現を果たしたい。
この記事に、そのことへの勇気を少しだけ貰ったかな。
このブログにも、コメントを頂いたことがある伊藤さんの記事。
(2016年03月05日 E-CCR SF2 モニター会)
http://saikazaki.net/?c=blog&p=1257
「話題のリブリーザーSF2のモニター会」
長期の風邪で臥せっていたころだが、SF2をサイドマウントやバックマウントにしてお試しするという企画。
ああ、行きたかったなあ・・・。
書いてあることが理解できるのは、サイドマウントCCRを作ろうと苦労した人だけかもしれない。
浮沈子には、殆どの内容が手に取るように分かる。
「この姿勢ではカウンターラングと口や肺の位置関係が悪すぎて、とても呼吸できるものではありませんでした。」
うーん、ホリゾンタルにならなければ使えないというのは、内蔵カウンターラングの宿命かも知れない。
限られた用途に特化しているわけで、やむを得ないともいえよう。
「最大の欠点と考える部分は、ディルエントフラッシュができない事。」
フロントマウントのカウンターラングを使うインスピのように、もう、フラッシングが手順として染みついていると、それが出来ないもどかしさは手に取るように分かるな。
「希釈するためにはADVを動作させるしかなく」
「ADVを動作させるためボリュームを減らす手段は、口元や鼻からガスを逃がすか、カウンターランング下側にあるOPVから逃がすしかありません」
「レギネックレスは不要だと言ってましたが、サイドマウントしたタンクからレギを取るまでの時間が不安で不安で仕方ないです。」
うーん、分かる分かる。
「ミスが起こりやすいと考えるところは、ランドチェック(プリダイブチェック)したままの形で海に持って行きにくい部分。」
サイドマウント化したCCRを実装するには、タンクとの分離が必須になる。
少なくとも、ディリュエント側は、一度切り離さなくてはならない。
まあ、超小型のタンクを2本使えばいいともいうが、メインで使うわけにはいかない。
したがって、陸上でのチェック後、バルブを閉め、コネクターを外し、水面で再度付けて、バルブを開けるという手順が必要だ。
通常の組み上げられた状態からの運用に慣れていると、うっかりミスを犯しやすい。
「せめて高圧トランスミッターがついていればバルブの開け忘れはわかりますが、ガスコネクトホースの繋ぎ忘れや接続不良はわかりません。」
ご指摘のとおりである。
「筐体に2Lのスチール酸素タンクをマウントすればかなりバランスは良さそうです。」
浮沈子がセブで苦労して見出したコンフィギュレーションである。
浮きやすい本体側の筐体と、インスピ純正のスチール製酸素タンク(3リットル)を組んで、右側にマウントし、左にはディリュエントとベイルアウトを兼ねた40cfのアルミをマウントする。
ベストだ。
オススメする。
ただし、40cfのタンクは、カタリナか、ラクスファーか、あるいは製造番号によっても浮力が異なるので、ウエイトで左右のバランスをコントロールできるようにしておくべきだろう。
CCRはガスの消費が殆どないので、運用中のバランスの変化を考慮する必要はない。
ああ、この記事読んでると、また、サイドマウントに戻したくなってきたな。
もう1台買うかあ?。
インスピ系のの中古とか、仕入れてもらって整備して、サイドマウントに組んでパラオの沈船攻めるとか・・・。
まあいい。
「ハイポキシックが吹いた時に、電源が入っていなかったり、酸素バルブが開いていなかったり酸素分圧をあげられない状態が重なれば致命的な事故になります。」
「それを防ぐためにはどうすべきかと聞くと、6msw程度まで希釈バルブを閉めておけとのことでしたが、トラブルを予防する施作が他のトラブルの起因になる構造やコンフィグ、運用は私はあまり賛同できません。」
「あとはスライダー(カットオフ)がインフレーターしか止められないので、1st側にカットオフを設けてADVを殺せるようにしたり、カウンターラングが筐体の中なので絞ることができないためできるだけソレノイドに近い位置で酸素のカットオフをつけておきフラッシング時に意図的に酸素が吹かないようにしたいかなぁ」
インスピユーザーの発想だな。
何でもアリのインスピに比べて、制約が多く、特徴的なデバイスの配置になっているSF2を、どう料理していくかだ。
「セッティング容易で早く、マイナートラブルさえない。
サニタイズも物凄く簡単で早く、ヘッドも結露で濡れることも少ない構造です。」
どんなユニットにも、メリットデメリットがある。
浮沈子は、もちろんポセイドンとインスピしか使ったことはないが、構造は基本的には同じなんだが、運用は似て非なるものだ。
インスピレーション系のユニットは、20年以上使われ続け、改良に改良を重ねている。
後発のユニットにはない柔軟性もある。
それが長所でもあり、短所でもあるわけだ。
狭いところに突入するという用途には、残念ながら向いていない。
また、水中での遊泳抵抗が大きく(図体デカいので)、流れに逆らってガンガン泳ぐためには、人間様を鍛えるしかない。
サイドマウント化のキモは、そこを少しでも改善して、楽ちんなユニットにしたいということだった。
SF2は、カウンターラングを内蔵して、シンプルな構成を採っている。
後発ユニットとしての長所もある。
それが生かせる状況においては、最強のユニットになるだろう。
もちろん、その器材に合ったトレーニングを行い、運用の違いを吸収しなければならない。
(SF2 サイドマウントリブリーザー)
http://nolimit.ti-da.net/e7494109.html
「サイドマウントバージョンに関しては、コンフィギュレーションがまだ完成の域に達していないため、これから試行錯誤を繰り返しながら自分で完成させていく必要がある。」
CCRのコンフィギュレーションは、常に進化し、改良が続いている。
安全性と、特定用途への適応性を、高い次元で実現するには、絶え間ないチャレンジが不可欠だろう。
今は、回り道をしている浮沈子だが、いつかサイドマウントCCRの実現を果たしたい。
この記事に、そのことへの勇気を少しだけ貰ったかな。
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