ダイバーは自由なのか ― 2016年05月07日 00:33
ダイバーは自由なのか
いつも刺激をもらう須賀次郎氏のブログ。
煽る煽る・・・。
(0505 高気圧作業安全衛生規則 2)
http://jsuga.exblog.jp/25760738/
「人は、特にダイバーは自由であることが何よりも幸せと思う人たちであるから、できることなら、自己責任、死ぬのも生きるのも自由にさせてもらいたい。」
「あらゆる規則、制限から開放されて、自由になりたい。自己責任を唱えた時、それは、自由にさせてもらいたいという願いなのだ。」
この日のお題は、しかし、業務潜水ではダイバーは自由ではないという話になる。
しかし、ダイバーは自由なのかという、挑発的な命題は、しっかりぶち上げて頂いた(そうなのかあ?)。
最近、ちょっと過激さに磨きが掛かっているようで、読んでいてハラハラする。
高圧則や潜水士テキストに噛み付きそうで、スリリングな展開を期待したりして!。
浮沈子的には、既に、このブログで指摘している減圧計算式の誤り(式そのもの、または、単位の誤り:担当者に直接連絡済み)の件と、当局には伝えていないが、高圧下での酸素の麻酔作用について書いている。
他にも、何か所かのミスプリについては、出版元の担当者に伝えてあり、次回の改版の際には、著者と調整のうえ改定されるものと思われる。
ただし、浮沈子が話した方は、計算式の誤りについては、告示第457号により示されているので、たとえ誤りであっても告示が改定されない限りは、そのまま載せ続けるという呆れた返事だった。
潜水士テキストというのは、そういう書籍である。
しかし、これまた、ぶち上げられた命題とは、何の関係もない話だ。
ダイバーは自由なのか?。
いろいろな切り口がある問題なので、自由か不自由かという切り分けだけで済む話ではない。
時間軸(時代)や、空間軸(地域や国家)によっても変わってくる。
もちろん、その背景には、技術の進歩があって、長時間潜水したり、大深度に潜水したりすることが出来るようになってきたということもある。
混合ガス潜水や、リブリーザーが普及してきたこと、テクニカルダイビングが体系的に整理されて、商品として一般に発売されているということもある。
業務潜水の方でも、我が国は別にしても、ダイビングベルを使ったり、混合ガスを使ったりすることが普通に行われているという話もある。
だから、現代のレジャーダイビングの一部だけ、たとえば、一般的なレクリエーショナルダイビングに限った話だけでは、答えることは出来ない。
つーか、そこに限って言えば、という形でしか、答えられない。
ちょっと例を挙げよう。
(テックダイビングって危険?)
http://www.scubapro-shop.co.jp/tech
いろいろ突っ込み(!)を入れているページなので、適切かどうかは別にして、ここでは、レクリエーショナルダイビングとテクニカルダイビングの違いについて、PADIという指導団体の考え方が述べられている(TDIとかは、また、別の考え方があるようです)。
「危険なイメージを持っている方も多いと思いますが、実は違います。もともとダイビングは、どんな状況どんなダイブでも危険を伴うものですが、リクレーショナルダイビングは深度、時間、環境を制限する事により、多くの人に潜ってもらえるよう最低限の知識、スキルで潜れるようにしているダイブです。」
「テクニカルダイビングは、その制限をなくして、あらゆる深度、時間、環境でも安全に潜れるように、より多くの、よりハイレベルな知識やスキルを身につけて潜るダイビングですので、より安全なダイビングと言えます。知らないで限界を超えてしまうより、知っている方が安全です。」
ここで触れられている知識やスキルの中には、ややっこしく、数も種類も多い様々な器材の扱いについても含まれている。
これを取り上げたのは、レクリエーショナルとテクニカルの定義がどうのこうのという、ややっこしい話ではなくて、ダイビングの自由を考える時に、知識やスキルを抜きに考えることは出来ないということだ。
それは、リスクと、それを回避するための手段といってもいい。
「より多くの、よりハイレベルな知識やスキルを身につけて潜るダイビングですので、より安全なダイビングと言えます。」
わかりやすい表現にしてあるので、注意して読まないと誤解を与えるが、リスクに応じたスキル、スキルに応じたリスクという対応関係を明確にしている。
多くの指導団体では、浅く、ストレスの少ない水中で練習して、それから深い水中に行って、その練習で身に付けたスキルを確認するという、スパイラル方式の学習を行う。
浮沈子が習ったスターズや、インストラクターであるPADIの方式はそうだ。
CCRを始めたIANTDもそうだな。
リスク対スキルという対応は、必ずとれている。
「知らないで限界を超えてしまうより、知っている方が安全です。」
ああ、もちろん、知ってるだけじゃダメなんだがな。
知ってて、限界を超えないか、限界を拡張できるスキル(器材含む)があって限界を超えるか(もちろん、拡張したところの新たな限界の範囲に留まることになりますが)ということになる。
まあいい。
なんだか、禅問答のようになってきたが、もちろん、単純にリスクvsスキルの関係だけではない。
限界が広がれば、そこでのリスクの質が変わり、一つのミスが命取りになる。
だから、そのことを理解し、受け入れることが出来なければ、そのためのスキルは与えられない。
もっといえば、知識やスキルが身についていても、高次のリスクが受け入れられなければ、そのダイビング(テクニカルダイビング)は、行うべきではないのだ。
ここのところを、もう少しはっきりさせるために、敢えて「知らないで限界を超えてしまう」例を考えてみる。
レクリエーショナルのスキルで、減圧停止をしなければならなくなってしまったとか、激しいガス昏睡を起こしてしまったとか、閉鎖環境で出口が分からなくなってしまったとか、そういうことだ。
十分な呼吸用のガスとか、減圧用のガスが用意されているわけでは、もちろんない(知識やスキル(器材)ないので)。
また、その深度でガス昏睡を起こしにくい呼吸ガスを吸っていたわけでもない(知識やスキル(器材)ないので)。
閉鎖環境からの脱出や、それに必要な十分な呼吸ガスの持ち込みとかもない(知識やスキル(器材)ないので)。
でも、ひょっとしたら、そういう事態を受け入れることは出来ているのかもしれない。
「できることなら、自己責任、死ぬのも生きるのも自由にさせてもらいたい。」
どーぞ、ご自由に・・・。
そのダイビングポイントを管理している漁協さんとか、ダイビングショップの組合とか、当局とか、家族、知人、また、そのポイントで潜っている多くのダイバーの迷惑なんてそっちのけで、もちろん、指導団体やその他地元の人たち(食堂のおばちゃんとか、タクシーの運ちゃんとか、もう、ありとあらゆる人々)が、大迷惑被る中で、たった一人の、素晴らしい自由は確保される。
浮沈子は、それを自由だとはいってほしくない。
ダイビングには、リスクが伴う。
そのリスクを管理して、受任可能な限度内に制御するために、様々な制約があるのだ。
業務潜水の場合は、事業者や潜水士に法令で課せられている義務があるし、レジャーダイバーにしても、指導団体の基準、現地サービスのローカルルールがある。
そうやって、時代に応じた制約を課し、時代に応じた基準でリスクコントロールをしている。
それでも、事故は起こるし、死者や傷害を負う人々は後を絶たない。
もう、十分リスキーなのだ。
浮沈子は、だからといって、全てのダイバーがレジャーダイビングの範囲に留まるべきだとは思わない。
リスクvsスキルの対応をきちんと行い、高次のリスクを受け入れ、然るべき態勢を取ったうえで、テクニカルダイビングに進むことを妨げる気はない。
人のことは言えないしな・・・。
業務潜水では、呼吸ガスのハンドリングに陸上の支援を受ける。
そのオペレーターについても資格を求められている。
それだけのリスクを認識し、そのためのスキルを与えている。
それがなければ、潜らせることは出来ない。
ダイバーが、全てをコントロールするというなら、テクニカルダイビングを学び、身に着けるしかないのだ。
今日は、ちょっと別のことを調べていたらこんな記事を見つけた。
(水深120mで生きた化石・シーラカンスを撮影 ~海洋生物学者ローラン・バレスタ氏インタビュー~:閲覧無制限)
https://oceana.ne.jp/oversea/56153
(LE COELACANTHE de l’expédition « Gombessa » (Laurent Ballesta) compilation:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=yb2cItLTjGQ
以前観た時よりも、BGMがドハデになって、見応えがあるな。
記事の中では、こんなことを言っている。
「――どうして深くまで潜るんですか?」
「海は深いところで、ダイビングは深くまで潜るのが狙いではなく、長い間潜るのが狙いだ。長い時間潜っているといろいろな情報を持って帰ることができるから。」
「今日のダイビング業界ですごく問題なのはディープダイビングや危険な海況に挑戦する機会がない事。ダイビング業界は安全上の規制があるから危険性を宣伝したくないと思う。40m以上まで潜ると死んでしまうというショップもいるけど、40m以上まで潜れるよ!ダイビング業界は浅いポイントでのダイビングにばかり集中している。それは非常に大きな問題だ。」
「深海、流れが強いポイント、少し危険な海況でいっぱい潜るとより良いダイバーになれる。今の若いダイバーにチャレンジをもっと与えないとダイビングはそのうちつぶれると思う。」
もちろん、彼はハイポキシックトライミックスガスをディリュエントガスに使用する、テクニカルレベルのCCRダイバーである。
インタビューを終えて、記者はこんな感想を述べている。
「ダイバーとして目立つためには、単に写真を撮るだけでなく、何かの目標、夢やアイディアを持ち、最後まで一生懸命働いてそれを達成する事がすごく大事だとわかり、ローラン氏のスキル、やる気と情熱にとても感動しました。」
別に目立つことが全てではないと思うが、深く長くというダイビングに限っても(それは、テクニカルダイビングの一部ですが)、それ相応の知識とスキル(器材)が必要なわけだ。
勢いと根性(!)だけで、120m行ってるわけではないのだ。
ダイビング業界に対する辛口の意見も出ているが、さまざまな指導団体で、テクニカルダイビングのコースが用意されている。
PADIでは、閉鎖環境での汎用的なコース設定はないが、他団体では概ね設定がある。
浮沈子は、そっちには興味がないので調べていないが、IANTDとかTDIといった老舗ならあるだろう(PSAIでもあるみたいだな)。
なんか、宣伝みたいで変な感じになったが、リスクvsスキルの話なので仕方ない。
ガス昏睡に対して耐性があるとか、酸素耐性が高いとか、特殊な体質の方がいるかもしれないが、一般論としては通用しない。
ガス昏睡は、エアで30m潜れば誰でもなるし(程度の差はありますが)、PO2はレクリエーショナルレベルの最大値で1.4ATAというのは定着している。
業務潜水では1.6ATA、溺れのリスクがない環境(ドライベル使用など)で2.2ATAだ。
軍隊(自衛隊)は、高圧則には縛られないので、別の運用基準があるかも知れない(浮沈子は知りません:軍事機密?)。
何せ、水深300mでの飽和潜水の標準手順を確立してる団体(?)だからな。
そういえば、シーラカンスのことを、コモロではゴンベッサというらしい。
(ラティメリア:コモロ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%A2#.E3.82.B3.E3.83.A2.E3.83.AD
「昔からコモロではシーラカンスがごくまれに捕獲されていたが、肉がまずいため食用価値がなく、コモロの漁師たちからは「役に立たない」との語義をもつ「ゴンベッサ」の名前で知られていた。」
ああ、これのことか・・・。
(ごんべさんの赤ちゃん リパブリック讃歌)
http://www.worldfolksong.com/closeup/battlehymn/episode/japan.htm
「ヨドバシカメラの歌・CMソング:
新宿西口 駅の前 カメラはヨドバシカメラ♪」
「おたまじゃくしはカエルの子:
おたまじゃくしはカエルの子 ナマズの孫ではないわいな♪」
「原曲は『リパブリック讃歌』と紹介したが、正確には流行歌『ジョン・ブラウンの身体(亡骸)』が直系のルーツである可能性が高い。」
ジョン・ブラウン→ごんべさん→ゴンベッサ・・・。
シーラカンスの幼魚が、アクアマリン福島の調査隊によって撮影されている(インドネシアなんで、ゴンベッサとは言わないでしょうが)。
(シーラカンス稚魚の撮影に成功、福島県水族館の調査隊:2009年の記事)
http://www.afpbb.com/articles/-/2664921
「インドネシア近海で「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスの稚魚の撮影に成功したと発表した。」
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
それーであわててシップした
(ごんべさんのあかちゃん:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=NsUmfup3dTc
動画の中では、歌詞を替えて歌うことが出来る。
浮沈子の頭の中では、この替え歌が、さっきからずーっと鳴り響いている。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、元に戻って、ダイバーは自由なのか?。
結論は、明らかだな。
世の中の全ての物事と同じだ。
金と、暇と、手間を惜しまなければ、自由なダイバーになることが出来る。
ゴンベッサの赤ちゃんに会いに行くことだって、できるかもしれない。
「インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島マナド湾(Manado Bay)の水深161メートルで見つかった。」
もちろん、テクニカルダイビングで到達できる深さだ(たぶん)。
CCRを使っても、その深さに留まれる時間は短いだろう。
金と手間と暇を、もっと惜しまなければ、小型潜水艇を仕立てて見に行くことが出来るかもしれない。
しかし、もちろん、世の中の全ての物事と同じで、完全な自由はない。
シーラカンスと、その生息域は、希少生物の保護を目的に、限られたアクセスしかできないに違いないからだ。
(インドネシアシーラカンス保全プログラムの確立)
http://www.marine.fks.ed.jp/coelacanth/about.html
自分だけの完全な自由などというものは、世の中にはない。
水の中にもないのだ・・・。
いつも刺激をもらう須賀次郎氏のブログ。
煽る煽る・・・。
(0505 高気圧作業安全衛生規則 2)
http://jsuga.exblog.jp/25760738/
「人は、特にダイバーは自由であることが何よりも幸せと思う人たちであるから、できることなら、自己責任、死ぬのも生きるのも自由にさせてもらいたい。」
「あらゆる規則、制限から開放されて、自由になりたい。自己責任を唱えた時、それは、自由にさせてもらいたいという願いなのだ。」
この日のお題は、しかし、業務潜水ではダイバーは自由ではないという話になる。
しかし、ダイバーは自由なのかという、挑発的な命題は、しっかりぶち上げて頂いた(そうなのかあ?)。
最近、ちょっと過激さに磨きが掛かっているようで、読んでいてハラハラする。
高圧則や潜水士テキストに噛み付きそうで、スリリングな展開を期待したりして!。
浮沈子的には、既に、このブログで指摘している減圧計算式の誤り(式そのもの、または、単位の誤り:担当者に直接連絡済み)の件と、当局には伝えていないが、高圧下での酸素の麻酔作用について書いている。
他にも、何か所かのミスプリについては、出版元の担当者に伝えてあり、次回の改版の際には、著者と調整のうえ改定されるものと思われる。
ただし、浮沈子が話した方は、計算式の誤りについては、告示第457号により示されているので、たとえ誤りであっても告示が改定されない限りは、そのまま載せ続けるという呆れた返事だった。
潜水士テキストというのは、そういう書籍である。
しかし、これまた、ぶち上げられた命題とは、何の関係もない話だ。
ダイバーは自由なのか?。
いろいろな切り口がある問題なので、自由か不自由かという切り分けだけで済む話ではない。
時間軸(時代)や、空間軸(地域や国家)によっても変わってくる。
もちろん、その背景には、技術の進歩があって、長時間潜水したり、大深度に潜水したりすることが出来るようになってきたということもある。
混合ガス潜水や、リブリーザーが普及してきたこと、テクニカルダイビングが体系的に整理されて、商品として一般に発売されているということもある。
業務潜水の方でも、我が国は別にしても、ダイビングベルを使ったり、混合ガスを使ったりすることが普通に行われているという話もある。
だから、現代のレジャーダイビングの一部だけ、たとえば、一般的なレクリエーショナルダイビングに限った話だけでは、答えることは出来ない。
つーか、そこに限って言えば、という形でしか、答えられない。
ちょっと例を挙げよう。
(テックダイビングって危険?)
http://www.scubapro-shop.co.jp/tech
いろいろ突っ込み(!)を入れているページなので、適切かどうかは別にして、ここでは、レクリエーショナルダイビングとテクニカルダイビングの違いについて、PADIという指導団体の考え方が述べられている(TDIとかは、また、別の考え方があるようです)。
「危険なイメージを持っている方も多いと思いますが、実は違います。もともとダイビングは、どんな状況どんなダイブでも危険を伴うものですが、リクレーショナルダイビングは深度、時間、環境を制限する事により、多くの人に潜ってもらえるよう最低限の知識、スキルで潜れるようにしているダイブです。」
「テクニカルダイビングは、その制限をなくして、あらゆる深度、時間、環境でも安全に潜れるように、より多くの、よりハイレベルな知識やスキルを身につけて潜るダイビングですので、より安全なダイビングと言えます。知らないで限界を超えてしまうより、知っている方が安全です。」
ここで触れられている知識やスキルの中には、ややっこしく、数も種類も多い様々な器材の扱いについても含まれている。
これを取り上げたのは、レクリエーショナルとテクニカルの定義がどうのこうのという、ややっこしい話ではなくて、ダイビングの自由を考える時に、知識やスキルを抜きに考えることは出来ないということだ。
それは、リスクと、それを回避するための手段といってもいい。
「より多くの、よりハイレベルな知識やスキルを身につけて潜るダイビングですので、より安全なダイビングと言えます。」
わかりやすい表現にしてあるので、注意して読まないと誤解を与えるが、リスクに応じたスキル、スキルに応じたリスクという対応関係を明確にしている。
多くの指導団体では、浅く、ストレスの少ない水中で練習して、それから深い水中に行って、その練習で身に付けたスキルを確認するという、スパイラル方式の学習を行う。
浮沈子が習ったスターズや、インストラクターであるPADIの方式はそうだ。
CCRを始めたIANTDもそうだな。
リスク対スキルという対応は、必ずとれている。
「知らないで限界を超えてしまうより、知っている方が安全です。」
ああ、もちろん、知ってるだけじゃダメなんだがな。
知ってて、限界を超えないか、限界を拡張できるスキル(器材含む)があって限界を超えるか(もちろん、拡張したところの新たな限界の範囲に留まることになりますが)ということになる。
まあいい。
なんだか、禅問答のようになってきたが、もちろん、単純にリスクvsスキルの関係だけではない。
限界が広がれば、そこでのリスクの質が変わり、一つのミスが命取りになる。
だから、そのことを理解し、受け入れることが出来なければ、そのためのスキルは与えられない。
もっといえば、知識やスキルが身についていても、高次のリスクが受け入れられなければ、そのダイビング(テクニカルダイビング)は、行うべきではないのだ。
ここのところを、もう少しはっきりさせるために、敢えて「知らないで限界を超えてしまう」例を考えてみる。
レクリエーショナルのスキルで、減圧停止をしなければならなくなってしまったとか、激しいガス昏睡を起こしてしまったとか、閉鎖環境で出口が分からなくなってしまったとか、そういうことだ。
十分な呼吸用のガスとか、減圧用のガスが用意されているわけでは、もちろんない(知識やスキル(器材)ないので)。
また、その深度でガス昏睡を起こしにくい呼吸ガスを吸っていたわけでもない(知識やスキル(器材)ないので)。
閉鎖環境からの脱出や、それに必要な十分な呼吸ガスの持ち込みとかもない(知識やスキル(器材)ないので)。
でも、ひょっとしたら、そういう事態を受け入れることは出来ているのかもしれない。
「できることなら、自己責任、死ぬのも生きるのも自由にさせてもらいたい。」
どーぞ、ご自由に・・・。
そのダイビングポイントを管理している漁協さんとか、ダイビングショップの組合とか、当局とか、家族、知人、また、そのポイントで潜っている多くのダイバーの迷惑なんてそっちのけで、もちろん、指導団体やその他地元の人たち(食堂のおばちゃんとか、タクシーの運ちゃんとか、もう、ありとあらゆる人々)が、大迷惑被る中で、たった一人の、素晴らしい自由は確保される。
浮沈子は、それを自由だとはいってほしくない。
ダイビングには、リスクが伴う。
そのリスクを管理して、受任可能な限度内に制御するために、様々な制約があるのだ。
業務潜水の場合は、事業者や潜水士に法令で課せられている義務があるし、レジャーダイバーにしても、指導団体の基準、現地サービスのローカルルールがある。
そうやって、時代に応じた制約を課し、時代に応じた基準でリスクコントロールをしている。
それでも、事故は起こるし、死者や傷害を負う人々は後を絶たない。
もう、十分リスキーなのだ。
浮沈子は、だからといって、全てのダイバーがレジャーダイビングの範囲に留まるべきだとは思わない。
リスクvsスキルの対応をきちんと行い、高次のリスクを受け入れ、然るべき態勢を取ったうえで、テクニカルダイビングに進むことを妨げる気はない。
人のことは言えないしな・・・。
業務潜水では、呼吸ガスのハンドリングに陸上の支援を受ける。
そのオペレーターについても資格を求められている。
それだけのリスクを認識し、そのためのスキルを与えている。
それがなければ、潜らせることは出来ない。
ダイバーが、全てをコントロールするというなら、テクニカルダイビングを学び、身に着けるしかないのだ。
今日は、ちょっと別のことを調べていたらこんな記事を見つけた。
(水深120mで生きた化石・シーラカンスを撮影 ~海洋生物学者ローラン・バレスタ氏インタビュー~:閲覧無制限)
https://oceana.ne.jp/oversea/56153
(LE COELACANTHE de l’expédition « Gombessa » (Laurent Ballesta) compilation:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=yb2cItLTjGQ
以前観た時よりも、BGMがドハデになって、見応えがあるな。
記事の中では、こんなことを言っている。
「――どうして深くまで潜るんですか?」
「海は深いところで、ダイビングは深くまで潜るのが狙いではなく、長い間潜るのが狙いだ。長い時間潜っているといろいろな情報を持って帰ることができるから。」
「今日のダイビング業界ですごく問題なのはディープダイビングや危険な海況に挑戦する機会がない事。ダイビング業界は安全上の規制があるから危険性を宣伝したくないと思う。40m以上まで潜ると死んでしまうというショップもいるけど、40m以上まで潜れるよ!ダイビング業界は浅いポイントでのダイビングにばかり集中している。それは非常に大きな問題だ。」
「深海、流れが強いポイント、少し危険な海況でいっぱい潜るとより良いダイバーになれる。今の若いダイバーにチャレンジをもっと与えないとダイビングはそのうちつぶれると思う。」
もちろん、彼はハイポキシックトライミックスガスをディリュエントガスに使用する、テクニカルレベルのCCRダイバーである。
インタビューを終えて、記者はこんな感想を述べている。
「ダイバーとして目立つためには、単に写真を撮るだけでなく、何かの目標、夢やアイディアを持ち、最後まで一生懸命働いてそれを達成する事がすごく大事だとわかり、ローラン氏のスキル、やる気と情熱にとても感動しました。」
別に目立つことが全てではないと思うが、深く長くというダイビングに限っても(それは、テクニカルダイビングの一部ですが)、それ相応の知識とスキル(器材)が必要なわけだ。
勢いと根性(!)だけで、120m行ってるわけではないのだ。
ダイビング業界に対する辛口の意見も出ているが、さまざまな指導団体で、テクニカルダイビングのコースが用意されている。
PADIでは、閉鎖環境での汎用的なコース設定はないが、他団体では概ね設定がある。
浮沈子は、そっちには興味がないので調べていないが、IANTDとかTDIといった老舗ならあるだろう(PSAIでもあるみたいだな)。
なんか、宣伝みたいで変な感じになったが、リスクvsスキルの話なので仕方ない。
ガス昏睡に対して耐性があるとか、酸素耐性が高いとか、特殊な体質の方がいるかもしれないが、一般論としては通用しない。
ガス昏睡は、エアで30m潜れば誰でもなるし(程度の差はありますが)、PO2はレクリエーショナルレベルの最大値で1.4ATAというのは定着している。
業務潜水では1.6ATA、溺れのリスクがない環境(ドライベル使用など)で2.2ATAだ。
軍隊(自衛隊)は、高圧則には縛られないので、別の運用基準があるかも知れない(浮沈子は知りません:軍事機密?)。
何せ、水深300mでの飽和潜水の標準手順を確立してる団体(?)だからな。
そういえば、シーラカンスのことを、コモロではゴンベッサというらしい。
(ラティメリア:コモロ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%A2#.E3.82.B3.E3.83.A2.E3.83.AD
「昔からコモロではシーラカンスがごくまれに捕獲されていたが、肉がまずいため食用価値がなく、コモロの漁師たちからは「役に立たない」との語義をもつ「ゴンベッサ」の名前で知られていた。」
ああ、これのことか・・・。
(ごんべさんの赤ちゃん リパブリック讃歌)
http://www.worldfolksong.com/closeup/battlehymn/episode/japan.htm
「ヨドバシカメラの歌・CMソング:
新宿西口 駅の前 カメラはヨドバシカメラ♪」
「おたまじゃくしはカエルの子:
おたまじゃくしはカエルの子 ナマズの孫ではないわいな♪」
「原曲は『リパブリック讃歌』と紹介したが、正確には流行歌『ジョン・ブラウンの身体(亡骸)』が直系のルーツである可能性が高い。」
ジョン・ブラウン→ごんべさん→ゴンベッサ・・・。
シーラカンスの幼魚が、アクアマリン福島の調査隊によって撮影されている(インドネシアなんで、ゴンベッサとは言わないでしょうが)。
(シーラカンス稚魚の撮影に成功、福島県水族館の調査隊:2009年の記事)
http://www.afpbb.com/articles/-/2664921
「インドネシア近海で「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスの稚魚の撮影に成功したと発表した。」
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
ゴンベッサの赤ちゃんがかぜひいたー
それーであわててシップした
(ごんべさんのあかちゃん:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=NsUmfup3dTc
動画の中では、歌詞を替えて歌うことが出来る。
浮沈子の頭の中では、この替え歌が、さっきからずーっと鳴り響いている。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、元に戻って、ダイバーは自由なのか?。
結論は、明らかだな。
世の中の全ての物事と同じだ。
金と、暇と、手間を惜しまなければ、自由なダイバーになることが出来る。
ゴンベッサの赤ちゃんに会いに行くことだって、できるかもしれない。
「インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島マナド湾(Manado Bay)の水深161メートルで見つかった。」
もちろん、テクニカルダイビングで到達できる深さだ(たぶん)。
CCRを使っても、その深さに留まれる時間は短いだろう。
金と手間と暇を、もっと惜しまなければ、小型潜水艇を仕立てて見に行くことが出来るかもしれない。
しかし、もちろん、世の中の全ての物事と同じで、完全な自由はない。
シーラカンスと、その生息域は、希少生物の保護を目的に、限られたアクセスしかできないに違いないからだ。
(インドネシアシーラカンス保全プログラムの確立)
http://www.marine.fks.ed.jp/coelacanth/about.html
自分だけの完全な自由などというものは、世の中にはない。
水の中にもないのだ・・・。
成功には訳がある ― 2016年05月07日 02:02
成功には訳がある
ははあ、なるほどね、そういう訳だったのか・・・。
鳥嶋さんの記事を読むと、いつも納得し、いままですっきりしなくて、なんかこう、モヤモヤしていたことが、パッと光が当たったように明らかになって、気分が良くなる。
(「ファルコン9」ロケット、回収にまた成功 - スカパーの衛星打ち上げにも)
http://news.mynavi.jp/news/2016/05/06/380/
「ファルコン9が陸上、もしくは船上に着地するためには、
・ブーストバック噴射:水平方向の速度を落とすため(あるいは発射場まで戻るようにUターンするため)
・再突入噴射:大気圏再突入時の速度を抑えるため
・着陸噴射:最終的に着陸するため
の、大きく3回のエンジン噴射を行う。」(一部、編集!)
「しかし今回の打ち上げでは、余裕が少ないことから、このうちブーストバック噴射が実施されなかった。」
「この場合、前回の成功時よりも速い速度で船に向かって降下することから制御が難しくなる。」
ははあ、静止トランスファ軌道の場合が困難だというのは、そういう訳だったのか。
「実際、今年3月5日にも今回と似た条件と方法で回収が試みられているが、ロケットを制御し切れず、船への着地に失敗している。」
では、今回は、なぜ成功したのか。
「今回は3月の挑戦と同様にブーストバック噴射を行わなかった一方で、着陸噴射を通常1基のエンジンで噴射するところを3基のエンジンで行い、一気に降下速度を落とすという、これまでにない新しい飛び方を試みたとしており、これが功を奏したと見られる。」
成功には、訳があったということだ。
「(予想より回収できる頻度が上がったことで)ロケットの格納庫を増築する必要があるかもしれない」
嬉しい悲鳴だな!。
「今後、2~3週間おきにファルコン9を打ち上げると共に、回収試験も続け、さらにそのうちの何機かでは回収した機体を再使用したい」
次々と新しいステージにアップし、それを確実に成功させている。
数打ち上げて経験を積むだけではなく、理に適った対策を的確に打っている。
まあ、たまには空中爆発するけどな(昨年6月)。
あの時だって、爆発時点ではドラゴンの貨物は無事だったわけで、まあ、勢いよく海に落ちた時点でぶっ壊れたわけだが、その後、打ち上げ時で事故っても、パラシュート開いて回収できるように改良するなど、貨物輸送ではおそらく初めての対策を取っている。
転んでもただでは起きない。
転ばなければ、新たなことにチャレンジする。
成功しなければ、次の改善策を試す。
1段目の回収については、今回の成功で、ほぼ確立されたと考えてもいい。
後は、実績を積み、整備と再使用のノウハウを蓄積することになる。
営業的には、難しい対応になるのかもしれない。
顧客にとっては、安い方がいいんだろうが、儲けも出さなければならない。
苦労して再使用するんだから、それ程は安くできないだろう・・・。
ところで、2段目の回収は、実施されるんだろうか?。
それとも、1段目だけでいいやということになるんだろうか?。
(FALCON 9)
http://www.spacex.com/falcon9
残念ながら、現在のところ、2段目を回収するという具体的な絵面はない。
衛星を放出するために、1段目よりもさらに高速に加速し(今日は34239km/h)、高い高度(今日は525km)に上がった2段目の回収は、1段目よりもさらに困難だろう。
減速し、再突入させ、願わくば、地上に戻したいわけだ。
それだけのコストを掛けて、回収して、元が取れるのかは知らない。
しかし、浮沈子的には是非とも取り組んでもらいたいな。
(SpaceX Reusable Launch System:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=sSF81yjVbJE
このアニメーションに、期待してるんだがな・・・。
ははあ、なるほどね、そういう訳だったのか・・・。
鳥嶋さんの記事を読むと、いつも納得し、いままですっきりしなくて、なんかこう、モヤモヤしていたことが、パッと光が当たったように明らかになって、気分が良くなる。
(「ファルコン9」ロケット、回収にまた成功 - スカパーの衛星打ち上げにも)
http://news.mynavi.jp/news/2016/05/06/380/
「ファルコン9が陸上、もしくは船上に着地するためには、
・ブーストバック噴射:水平方向の速度を落とすため(あるいは発射場まで戻るようにUターンするため)
・再突入噴射:大気圏再突入時の速度を抑えるため
・着陸噴射:最終的に着陸するため
の、大きく3回のエンジン噴射を行う。」(一部、編集!)
「しかし今回の打ち上げでは、余裕が少ないことから、このうちブーストバック噴射が実施されなかった。」
「この場合、前回の成功時よりも速い速度で船に向かって降下することから制御が難しくなる。」
ははあ、静止トランスファ軌道の場合が困難だというのは、そういう訳だったのか。
「実際、今年3月5日にも今回と似た条件と方法で回収が試みられているが、ロケットを制御し切れず、船への着地に失敗している。」
では、今回は、なぜ成功したのか。
「今回は3月の挑戦と同様にブーストバック噴射を行わなかった一方で、着陸噴射を通常1基のエンジンで噴射するところを3基のエンジンで行い、一気に降下速度を落とすという、これまでにない新しい飛び方を試みたとしており、これが功を奏したと見られる。」
成功には、訳があったということだ。
「(予想より回収できる頻度が上がったことで)ロケットの格納庫を増築する必要があるかもしれない」
嬉しい悲鳴だな!。
「今後、2~3週間おきにファルコン9を打ち上げると共に、回収試験も続け、さらにそのうちの何機かでは回収した機体を再使用したい」
次々と新しいステージにアップし、それを確実に成功させている。
数打ち上げて経験を積むだけではなく、理に適った対策を的確に打っている。
まあ、たまには空中爆発するけどな(昨年6月)。
あの時だって、爆発時点ではドラゴンの貨物は無事だったわけで、まあ、勢いよく海に落ちた時点でぶっ壊れたわけだが、その後、打ち上げ時で事故っても、パラシュート開いて回収できるように改良するなど、貨物輸送ではおそらく初めての対策を取っている。
転んでもただでは起きない。
転ばなければ、新たなことにチャレンジする。
成功しなければ、次の改善策を試す。
1段目の回収については、今回の成功で、ほぼ確立されたと考えてもいい。
後は、実績を積み、整備と再使用のノウハウを蓄積することになる。
営業的には、難しい対応になるのかもしれない。
顧客にとっては、安い方がいいんだろうが、儲けも出さなければならない。
苦労して再使用するんだから、それ程は安くできないだろう・・・。
ところで、2段目の回収は、実施されるんだろうか?。
それとも、1段目だけでいいやということになるんだろうか?。
(FALCON 9)
http://www.spacex.com/falcon9
残念ながら、現在のところ、2段目を回収するという具体的な絵面はない。
衛星を放出するために、1段目よりもさらに高速に加速し(今日は34239km/h)、高い高度(今日は525km)に上がった2段目の回収は、1段目よりもさらに困難だろう。
減速し、再突入させ、願わくば、地上に戻したいわけだ。
それだけのコストを掛けて、回収して、元が取れるのかは知らない。
しかし、浮沈子的には是非とも取り組んでもらいたいな。
(SpaceX Reusable Launch System:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=sSF81yjVbJE
このアニメーションに、期待してるんだがな・・・。
薫風 ― 2016年05月07日 15:53
薫風
風薫る5月、夕べの小雨も上がって、東京地方は穏やかな初夏の天気。
ゆっくりめに起きて、フィットネスに行き、軽く汗を流して、野菜中心の食事。
最近、野菜中心の食事を止めようとかいう本が流行っているらしいが、まあ、バランス重視というところだな。
何でも手に入る我が国の食料事情では、特に意識して食生活を組み立てなければならない。
人間は、自分では作ることが出来ないアミノ酸とか、ビタミン類があって、外部から取り入れなければならない宿命にある。
必要ではあるが、外部に依存する。
それが生き残りに有利だったということだ。
その分の機能は、他に振り向けることで生き残れたわけだしな。
だから、野菜だけ食べていればいいということもなければ、お肉だけ頂いていていいということもない。
糖質制限によるダイエットというのがあるようだが、何か特定の栄養素を制限しても、他でバクバク食ってしまえば結果は同じだ。
浮沈子は、現在、体重減少に鋭意取り組んでいるが、何かを制限しているということはない。
塩も、脂も食べる(ダイスキです!)。
で、何をしているかというと、全体の量を少なくして、トータルのカロリーを減らす。
嗜好品は、コーヒーだけだが、それも、飲み過ぎないように心掛ける(結果は、また別ですが)。
本格的なテクニカルダイビングを始めたら、コーヒーも止めなければなるまい。
水だけ・・・。
ああっ・・・(絶望のため息)。
体脂肪率も、相当落とさなくっちゃならないし、キビシー話になるな。
でも、それって、身体にとってはヤサシー話である。
キビシーのは、今の方だ。
テクニカルダイビングは、もちろん身体にはキビシーわけだから、少しでもリスクを減らしたいわけで、身体的なリスクは比較的簡単に排除できる。
メンタルな部分については、浮沈子は、まだ良く分かっていない。
最後まで生き残ろうとすることが、生死を分けるといわれるが、そのことの意味も良く分からない。
どんなに経験を積んでも、パニックになるときはなるという話も聞いた。
メンタルな部分のトレーニングについては、また、機会があれば書くが、それこそ個人差が多く、一般的な話として書くことは難しいだろう。
器材トラブルや、身体的なトラブルの要素を減らし、想定される状況に対するトレーニングを重ねて、慣熟していても、そういうこととは関係なく起こるパニックというのはある。
もちろん、トラブルが進行し、対応が難しくなっていく中で起こるパニックというのが一般的なんだろうが、まあ、それにはいろいろ対策があるわけで、とりあえずは、それを突き詰めていくしかないな・・・。
レストランの外は、陽の光が溢れ、薫風が若葉をそよがせている。
それはそれは、穏やかな佇まいで、パニックに陥るような要素はかけらもないように見える。
しかし、内面の真の恐怖は、そういう外的環境とは、おそらく無縁なのだ。
(パニック)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
「古代ギリシアの人々は、家畜の群れが何の前触れもなく突然騒ぎだし、集団で逃げ出す現象について、家畜の感情を揺り動かす見えない存在が牧神・パーンと関係していると考え、これを「パーンに関係するもの」(古代ギリシア語: πανικόν = 英語: panic)と呼んだ。」
ダイビングで真に恐ろしいのは、エア切れでも、ガス昏睡でも、ルート喪失でもない(まあ、それはそれでヤバイですが)。
その状況の中で、理性を失い、衝動的な行動に走って、本当の危機に陥ってしまうことだ。
「人間にしても動物にしても、強いストレスの下で衝動的な行為を起こした場合、偶発的にでも、ストレスの元から逃れる可能性が生じるため、このような緊急的な行動様式が発達したと考えられている。」
陸上とは異なり、元々人間が生きられない水中でのパニックに、いいことは何もない。
想定し、備えをして、パニックに陥らないように最善を尽くすしかない。
それでも、対処できないときが来るかもしれない。
その中で、生き残ろうとする最後の足掻きを、本能に委ねることなく、理性に求めることが出来るんだろうか?。
十分に訓練され、優れたリーダーシップのもとにあったとしても、個々のレベルでパニックに起こる可能性はある。
それをグループ内でフォローするということなんだろうが、それが出来ないこともあるだろう。
内面の恐怖に、どう向き合うか。
その時に、理性を保つにはどうすべきか。
「生き残りの可能性がない場合にはパニックは起こりにくい」
うーん、それじゃあ仕方ないんだがな。
でも、参考にはなる。
人間は、いつか死んでしまうわけだが、ジジババになって、それだけでパニックに陥るという話はあまり聞かない。
死の受容ということが、日常的に行われ、心の中で合理的に対応できるようになっていれば、落ち着いていられるのかもしれない。
浮沈子は、まだその境地にはない。
ジタバタしている(パニックかあ?)。
諦めるのではなく、生き残るための最善を尽くす。
そのためのメンタルのトレーニングについて、そろそろ意識しだしている。
今までは、余り考えることはなかった。
これって、ダイビングにおけるハードプロブレムかもしれないな・・・。
風薫る5月、夕べの小雨も上がって、東京地方は穏やかな初夏の天気。
ゆっくりめに起きて、フィットネスに行き、軽く汗を流して、野菜中心の食事。
最近、野菜中心の食事を止めようとかいう本が流行っているらしいが、まあ、バランス重視というところだな。
何でも手に入る我が国の食料事情では、特に意識して食生活を組み立てなければならない。
人間は、自分では作ることが出来ないアミノ酸とか、ビタミン類があって、外部から取り入れなければならない宿命にある。
必要ではあるが、外部に依存する。
それが生き残りに有利だったということだ。
その分の機能は、他に振り向けることで生き残れたわけだしな。
だから、野菜だけ食べていればいいということもなければ、お肉だけ頂いていていいということもない。
糖質制限によるダイエットというのがあるようだが、何か特定の栄養素を制限しても、他でバクバク食ってしまえば結果は同じだ。
浮沈子は、現在、体重減少に鋭意取り組んでいるが、何かを制限しているということはない。
塩も、脂も食べる(ダイスキです!)。
で、何をしているかというと、全体の量を少なくして、トータルのカロリーを減らす。
嗜好品は、コーヒーだけだが、それも、飲み過ぎないように心掛ける(結果は、また別ですが)。
本格的なテクニカルダイビングを始めたら、コーヒーも止めなければなるまい。
水だけ・・・。
ああっ・・・(絶望のため息)。
体脂肪率も、相当落とさなくっちゃならないし、キビシー話になるな。
でも、それって、身体にとってはヤサシー話である。
キビシーのは、今の方だ。
テクニカルダイビングは、もちろん身体にはキビシーわけだから、少しでもリスクを減らしたいわけで、身体的なリスクは比較的簡単に排除できる。
メンタルな部分については、浮沈子は、まだ良く分かっていない。
最後まで生き残ろうとすることが、生死を分けるといわれるが、そのことの意味も良く分からない。
どんなに経験を積んでも、パニックになるときはなるという話も聞いた。
メンタルな部分のトレーニングについては、また、機会があれば書くが、それこそ個人差が多く、一般的な話として書くことは難しいだろう。
器材トラブルや、身体的なトラブルの要素を減らし、想定される状況に対するトレーニングを重ねて、慣熟していても、そういうこととは関係なく起こるパニックというのはある。
もちろん、トラブルが進行し、対応が難しくなっていく中で起こるパニックというのが一般的なんだろうが、まあ、それにはいろいろ対策があるわけで、とりあえずは、それを突き詰めていくしかないな・・・。
レストランの外は、陽の光が溢れ、薫風が若葉をそよがせている。
それはそれは、穏やかな佇まいで、パニックに陥るような要素はかけらもないように見える。
しかし、内面の真の恐怖は、そういう外的環境とは、おそらく無縁なのだ。
(パニック)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
「古代ギリシアの人々は、家畜の群れが何の前触れもなく突然騒ぎだし、集団で逃げ出す現象について、家畜の感情を揺り動かす見えない存在が牧神・パーンと関係していると考え、これを「パーンに関係するもの」(古代ギリシア語: πανικόν = 英語: panic)と呼んだ。」
ダイビングで真に恐ろしいのは、エア切れでも、ガス昏睡でも、ルート喪失でもない(まあ、それはそれでヤバイですが)。
その状況の中で、理性を失い、衝動的な行動に走って、本当の危機に陥ってしまうことだ。
「人間にしても動物にしても、強いストレスの下で衝動的な行為を起こした場合、偶発的にでも、ストレスの元から逃れる可能性が生じるため、このような緊急的な行動様式が発達したと考えられている。」
陸上とは異なり、元々人間が生きられない水中でのパニックに、いいことは何もない。
想定し、備えをして、パニックに陥らないように最善を尽くすしかない。
それでも、対処できないときが来るかもしれない。
その中で、生き残ろうとする最後の足掻きを、本能に委ねることなく、理性に求めることが出来るんだろうか?。
十分に訓練され、優れたリーダーシップのもとにあったとしても、個々のレベルでパニックに起こる可能性はある。
それをグループ内でフォローするということなんだろうが、それが出来ないこともあるだろう。
内面の恐怖に、どう向き合うか。
その時に、理性を保つにはどうすべきか。
「生き残りの可能性がない場合にはパニックは起こりにくい」
うーん、それじゃあ仕方ないんだがな。
でも、参考にはなる。
人間は、いつか死んでしまうわけだが、ジジババになって、それだけでパニックに陥るという話はあまり聞かない。
死の受容ということが、日常的に行われ、心の中で合理的に対応できるようになっていれば、落ち着いていられるのかもしれない。
浮沈子は、まだその境地にはない。
ジタバタしている(パニックかあ?)。
諦めるのではなく、生き残るための最善を尽くす。
そのためのメンタルのトレーニングについて、そろそろ意識しだしている。
今までは、余り考えることはなかった。
これって、ダイビングにおけるハードプロブレムかもしれないな・・・。
ヨガとダイビング ― 2016年05月07日 20:58
ヨガとダイビング
テクニカルダイビングを目指すとき、必ず出てくるのがメンタルの話。
ストレス下でもパニックに陥らず、最後まで諦めない強い心・・・。
知識、技術や経験を積むということだけでは、なかなか身につかない、ビミョーな心の問題。
トレーニングでは、様々なストレス環境を作って、それに対して冷静に対処できるように訓練を重ねる。
エア切れ、視界喪失、エトセエトセ・・・。
それらは、あくまでも練習だし、安全を確保して行われる。
だからといって、もちろん、気を抜いてやっていいということではない。
そういう状況下に、実際に置かれたとしても、確実にスキルを発揮できるためのトレーニングだから。
それでも、実際のトラブルとは異なる。
万が一の時の心の平静を保つために、何か出来ることはないのか?。
生き残るための、心の手立て・・・。
(Vol.02 ヨガの呼吸法でリラックス)
https://www.diver-online.com/column/detail/id/112/
ちょっと検索して見つけたページ。
思わず、入江君に感情移入してしまう浮沈子だが、それ程細かくはない。
内容的には、市川さんという方が書いているようだ。
(フリーダイビング界のパイオニア)
http://www.freediver.jp/profile/index.html
スケジュールを拝見すると、辰巳のプールで教えているみたいだな。
このおっさん(失礼!)、どっかで見た記憶があると思ったら、この番組で見ていた・・・。
(アスリート解体新書
(17)フリーダイビング ヒト・海に還る)
http://sciencechannel.jst.go.jp/B033401/detail/B043401017.html
息堪え潜水が苦手な浮沈子の鬼門である、スキン・ダイビング・・・。
イントラは、そのスキルがあると、咄嗟の時に慌てないとか言ってたな。
確かに、ガス切れやCCRにおける呼吸回路への浸水の際に、息堪えをして、対処のための時間を確保するというのは最低限のスキルだ。
浮沈子も、トレーニングの一環として、プールでCCRを身に着けたまま、呼吸を止めて25m泳いだことがある。
息を止めて潜るのは、確かに長時間は困難だが、咄嗟の時に慌てないということもある。
しかし、それがストレスに強く、パニックにならない心の状態を作ることに繋がるのかどうかは、浮沈子には良く分からない。
同じダイビングというカテゴリーでありながら、殆ど全く知らない世界。
息堪えなんだから、呼吸なんて関係ないんじゃないかと思っていたが、どうして、基礎中の基礎のようだ。
ストレスに対応するためのキーワードは、平素からの呼吸にあるのではないか?。
息堪えして潜水するということ自体が、もう、スクーバダイバーから見たら、ストレスに晒されっぱなしなわけだしな。
その中で、平常心を保つどころか、リラックスしてダイビングを楽しんでいる。
うーん、これは一つ、参考になりそうな気がしてきたぞ。
呼吸ということなら、行住坐臥、目覚めている時ならいつでも実行できる。
(モーフィアスの言葉・・・マトリックス3)
http://ameblo.jp/milkymam-milkymam/entry-11741454388.html
「窓から外を見る時もTVをつける時も、・・・仕事中も、教会に居る時も、納税する時も」
マトリックスみたいなもんかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
ヨガの呼吸法は、なんと、ダイエットにも効果があると書いてある記事も見つけた!。
(【ダイエットにも効果的!】代表的なヨガの呼吸法11選!効果と方法まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2134328414189579301
「腹筋などの内側の筋肉が鍛えられる→筋肉強化→基礎代謝アップ→脂肪燃焼率アップ
⇒太りにくく痩せやすい体質になる」
一石二鳥じゃん!?。
呼吸法にもいろいろあり、ここで紹介されているだけでも、11種類もある。
「・腹式呼吸
・胸式呼吸
・丹田呼吸法
・完全呼吸法
・ハタ呼吸法
・シータリー呼吸法
・火の呼吸法
・バストリカ
・カパラバティ呼吸法
・マントラ呼吸法
・ウジャイー呼吸法(勝利の呼吸法)」
まあ、よくわかんないだが、腹式呼吸と胸式呼吸位は何となく分かる。
つーか、PADIでは、スキン・ダイビング・スキルの呼吸法として、腹式呼吸を教わる(ガイド・トゥ・ティーチングにあります)。
スキン・ダイビングやヨガなどで、呼吸法を身に着け、ストレス下でリラックスできるようになれば、パニックを起こしやすい心の状況を回避できるかもしれない。
少し、この方向で調べてみようかな。
幸い、大井町のフィットネスには、両方にアクセス可能なルートがある。
(スタジオプログラム内容解説一覧)
http://www.jexer.jp/schedule/pdf/all_program_studio.pdf
「ヨガ系:
・ルーシーダットン
・リラックスヨガ
・スリムフローヨガ
・パワーヨガ
・ホットヨガ
・ホットヨガ リフレッシュ
・ホットヨガ デトックス
ホットヨガ 骨盤調整
ホットヨガ リンパフロー」
(スキンダイビング、ドルフィンスイム、フリーダイビング)
http://www.scubapro-shop.co.jp/skin
明日でも行って、ちっと聞いてみっか・・・。
テクニカルダイビングを目指すとき、必ず出てくるのがメンタルの話。
ストレス下でもパニックに陥らず、最後まで諦めない強い心・・・。
知識、技術や経験を積むということだけでは、なかなか身につかない、ビミョーな心の問題。
トレーニングでは、様々なストレス環境を作って、それに対して冷静に対処できるように訓練を重ねる。
エア切れ、視界喪失、エトセエトセ・・・。
それらは、あくまでも練習だし、安全を確保して行われる。
だからといって、もちろん、気を抜いてやっていいということではない。
そういう状況下に、実際に置かれたとしても、確実にスキルを発揮できるためのトレーニングだから。
それでも、実際のトラブルとは異なる。
万が一の時の心の平静を保つために、何か出来ることはないのか?。
生き残るための、心の手立て・・・。
(Vol.02 ヨガの呼吸法でリラックス)
https://www.diver-online.com/column/detail/id/112/
ちょっと検索して見つけたページ。
思わず、入江君に感情移入してしまう浮沈子だが、それ程細かくはない。
内容的には、市川さんという方が書いているようだ。
(フリーダイビング界のパイオニア)
http://www.freediver.jp/profile/index.html
スケジュールを拝見すると、辰巳のプールで教えているみたいだな。
このおっさん(失礼!)、どっかで見た記憶があると思ったら、この番組で見ていた・・・。
(アスリート解体新書
(17)フリーダイビング ヒト・海に還る)
http://sciencechannel.jst.go.jp/B033401/detail/B043401017.html
息堪え潜水が苦手な浮沈子の鬼門である、スキン・ダイビング・・・。
イントラは、そのスキルがあると、咄嗟の時に慌てないとか言ってたな。
確かに、ガス切れやCCRにおける呼吸回路への浸水の際に、息堪えをして、対処のための時間を確保するというのは最低限のスキルだ。
浮沈子も、トレーニングの一環として、プールでCCRを身に着けたまま、呼吸を止めて25m泳いだことがある。
息を止めて潜るのは、確かに長時間は困難だが、咄嗟の時に慌てないということもある。
しかし、それがストレスに強く、パニックにならない心の状態を作ることに繋がるのかどうかは、浮沈子には良く分からない。
同じダイビングというカテゴリーでありながら、殆ど全く知らない世界。
息堪えなんだから、呼吸なんて関係ないんじゃないかと思っていたが、どうして、基礎中の基礎のようだ。
ストレスに対応するためのキーワードは、平素からの呼吸にあるのではないか?。
息堪えして潜水するということ自体が、もう、スクーバダイバーから見たら、ストレスに晒されっぱなしなわけだしな。
その中で、平常心を保つどころか、リラックスしてダイビングを楽しんでいる。
うーん、これは一つ、参考になりそうな気がしてきたぞ。
呼吸ということなら、行住坐臥、目覚めている時ならいつでも実行できる。
(モーフィアスの言葉・・・マトリックス3)
http://ameblo.jp/milkymam-milkymam/entry-11741454388.html
「窓から外を見る時もTVをつける時も、・・・仕事中も、教会に居る時も、納税する時も」
マトリックスみたいなもんかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
ヨガの呼吸法は、なんと、ダイエットにも効果があると書いてある記事も見つけた!。
(【ダイエットにも効果的!】代表的なヨガの呼吸法11選!効果と方法まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2134328414189579301
「腹筋などの内側の筋肉が鍛えられる→筋肉強化→基礎代謝アップ→脂肪燃焼率アップ
⇒太りにくく痩せやすい体質になる」
一石二鳥じゃん!?。
呼吸法にもいろいろあり、ここで紹介されているだけでも、11種類もある。
「・腹式呼吸
・胸式呼吸
・丹田呼吸法
・完全呼吸法
・ハタ呼吸法
・シータリー呼吸法
・火の呼吸法
・バストリカ
・カパラバティ呼吸法
・マントラ呼吸法
・ウジャイー呼吸法(勝利の呼吸法)」
まあ、よくわかんないだが、腹式呼吸と胸式呼吸位は何となく分かる。
つーか、PADIでは、スキン・ダイビング・スキルの呼吸法として、腹式呼吸を教わる(ガイド・トゥ・ティーチングにあります)。
スキン・ダイビングやヨガなどで、呼吸法を身に着け、ストレス下でリラックスできるようになれば、パニックを起こしやすい心の状況を回避できるかもしれない。
少し、この方向で調べてみようかな。
幸い、大井町のフィットネスには、両方にアクセス可能なルートがある。
(スタジオプログラム内容解説一覧)
http://www.jexer.jp/schedule/pdf/all_program_studio.pdf
「ヨガ系:
・ルーシーダットン
・リラックスヨガ
・スリムフローヨガ
・パワーヨガ
・ホットヨガ
・ホットヨガ リフレッシュ
・ホットヨガ デトックス
ホットヨガ 骨盤調整
ホットヨガ リンパフロー」
(スキンダイビング、ドルフィンスイム、フリーダイビング)
http://www.scubapro-shop.co.jp/skin
明日でも行って、ちっと聞いてみっか・・・。
海飛ぶ飛行機 ― 2016年05月07日 23:31
海飛ぶ飛行機
といっても、飛行艇とか、そういう話ではない。
これ!。
(個人用の潜水艇スーパーファルコン&ドラゴンに熱い注目!)
https://oceana.ne.jp/oversea/57485
シーラカンスの記事を書いていた、オーシャナのライターの一人、ボニーの記事だ。
スーパーファルコンというから、スペースXのファルコン9とか、ファルコンヘビーの後継機種かと思ったぜ。
おまけに、もう一隻の開発中の機種が、ドラゴンだとさ・・・。
まいったね!。
まあ、どうでもいいんですが。
この記事の前に、田原さんの暗ーい記事「日本のテックは終わった」を読んだので、ホッとする気分だぜ(今日は、言葉が荒れてるな)。
無料会員で登録しているので、月に10本までは記事が読める。
こっちの記事については、浮沈子はまだ未消化だ(消化できないような気も)。
やっぱ、潜水艇の方がいいな。
「約120メートルの深さまでスムーズに水中を進むことができます。」
「従来の潜水艦とは違って、ディープフライト社の潜水艦は正の浮力を持って、自動的に水面まで浮いていけます。」
「上昇や潜水をするのではなく、「飛んで」青い宇宙のような海中を進んでいけるのです。」
それで、翼が付いているというわけだ。
スピードを上げると、沈んでいくんだろう。
「長さ5.2メートル、高さ1.6メートル、重量1,800kgで6ノット」
「気になるお値段は、170万ドル(約1億7,000万円)」
「ディープフライト社はもう一つのサブマリンを現在開発しています。」
ドラゴンつーのは、こっちの方だ。
「水中でホバリングもできます」
おおっ!(ホバリングに悩む浮沈子は、直ちに反応)。
「値段は150万ドル(約1億5,000万円)です。」
しかし、去年の7月って、1ドル100円よりも、かなり円安だったような気がするんだがな。
(外国為替市況:2015年7月30日:124円くらい)
https://www.boj.or.jp/statistics/market/forex/fxdaily/2015/fx150730.pdf
殆ど、ピークの時期だ。
まあいい。
「潜水中は、地上とのコミュニケーションも可能で、酸素と二酸化炭素のろ過装置も設置されています。」
「24時間普通に息ができるそうですが、平均潜水時間は30分から2時間だそうです。」
やや意味不明だが、CCRみたいなもんじゃないのかあ?。
もちろん、大気圧潜水だろうから、減圧停止とか考えないでもいい。
画像を見ると、パルマリーナという、トルコのエーゲ海を望むヨットハーバーにあるようだ。
(palmarina)
http://www.palmarina.com.tr/
2億円弱かあ。
まあ、維持費はそれ程掛からないだろうが、純酸素と二酸化炭素除去剤は掛かるだろうし、ひょっとしたら、酸素センサーとかも必要なのかもしれない。
(DeepFlight)
http://www.deepflight.com/
スーパー・ファルコンは、既に2代目になっている。
(DeepFlight Submarines:動画一覧)
https://www.youtube.com/channel/UC-2JPT8eQILouxjMZWa-xYQ
(DeepFlight Dragon: The World's Most Amazing Gift)
http://us12.campaign-archive2.com/?u=a9d9daf656a7bb3f66443d546&id=f46eec9cd1
ドラゴンも、実質的には完成しているようだぜ!。
CCRがいいとか、いやいや信頼性ではオープンサーキットだとか、もう、21世紀なんだから、そういう議論じゃないんじゃね?。
これからは、プライベートサブマリンでしょう!?。
もちろん、閉鎖空間とかに侵入することは出来ない。
が、対策はある。
遠隔操作無人探査機(Remotely operated vehicle; ROV)に全周カメラ付けて、VRで操縦するわけだな。
深部にペネトレーションするとなれば、有線では限界があるかも知れないが、そのうち、そのワイヤーを捌くロボットも開発されるに違いない。
ロボットによる極地法というわけだ。
ワイヤーだって、リールロボットによる繰り出しになるだろう。
シマノに期待というところか。
断言する。
未来のハイリスク潜水には、人間の登場する余地はない。
テックダイビングは、その意味では終わったのかもしれないぜ・・・。
といっても、飛行艇とか、そういう話ではない。
これ!。
(個人用の潜水艇スーパーファルコン&ドラゴンに熱い注目!)
https://oceana.ne.jp/oversea/57485
シーラカンスの記事を書いていた、オーシャナのライターの一人、ボニーの記事だ。
スーパーファルコンというから、スペースXのファルコン9とか、ファルコンヘビーの後継機種かと思ったぜ。
おまけに、もう一隻の開発中の機種が、ドラゴンだとさ・・・。
まいったね!。
まあ、どうでもいいんですが。
この記事の前に、田原さんの暗ーい記事「日本のテックは終わった」を読んだので、ホッとする気分だぜ(今日は、言葉が荒れてるな)。
無料会員で登録しているので、月に10本までは記事が読める。
こっちの記事については、浮沈子はまだ未消化だ(消化できないような気も)。
やっぱ、潜水艇の方がいいな。
「約120メートルの深さまでスムーズに水中を進むことができます。」
「従来の潜水艦とは違って、ディープフライト社の潜水艦は正の浮力を持って、自動的に水面まで浮いていけます。」
「上昇や潜水をするのではなく、「飛んで」青い宇宙のような海中を進んでいけるのです。」
それで、翼が付いているというわけだ。
スピードを上げると、沈んでいくんだろう。
「長さ5.2メートル、高さ1.6メートル、重量1,800kgで6ノット」
「気になるお値段は、170万ドル(約1億7,000万円)」
「ディープフライト社はもう一つのサブマリンを現在開発しています。」
ドラゴンつーのは、こっちの方だ。
「水中でホバリングもできます」
おおっ!(ホバリングに悩む浮沈子は、直ちに反応)。
「値段は150万ドル(約1億5,000万円)です。」
しかし、去年の7月って、1ドル100円よりも、かなり円安だったような気がするんだがな。
(外国為替市況:2015年7月30日:124円くらい)
https://www.boj.or.jp/statistics/market/forex/fxdaily/2015/fx150730.pdf
殆ど、ピークの時期だ。
まあいい。
「潜水中は、地上とのコミュニケーションも可能で、酸素と二酸化炭素のろ過装置も設置されています。」
「24時間普通に息ができるそうですが、平均潜水時間は30分から2時間だそうです。」
やや意味不明だが、CCRみたいなもんじゃないのかあ?。
もちろん、大気圧潜水だろうから、減圧停止とか考えないでもいい。
画像を見ると、パルマリーナという、トルコのエーゲ海を望むヨットハーバーにあるようだ。
(palmarina)
http://www.palmarina.com.tr/
2億円弱かあ。
まあ、維持費はそれ程掛からないだろうが、純酸素と二酸化炭素除去剤は掛かるだろうし、ひょっとしたら、酸素センサーとかも必要なのかもしれない。
(DeepFlight)
http://www.deepflight.com/
スーパー・ファルコンは、既に2代目になっている。
(DeepFlight Submarines:動画一覧)
https://www.youtube.com/channel/UC-2JPT8eQILouxjMZWa-xYQ
(DeepFlight Dragon: The World's Most Amazing Gift)
http://us12.campaign-archive2.com/?u=a9d9daf656a7bb3f66443d546&id=f46eec9cd1
ドラゴンも、実質的には完成しているようだぜ!。
CCRがいいとか、いやいや信頼性ではオープンサーキットだとか、もう、21世紀なんだから、そういう議論じゃないんじゃね?。
これからは、プライベートサブマリンでしょう!?。
もちろん、閉鎖空間とかに侵入することは出来ない。
が、対策はある。
遠隔操作無人探査機(Remotely operated vehicle; ROV)に全周カメラ付けて、VRで操縦するわけだな。
深部にペネトレーションするとなれば、有線では限界があるかも知れないが、そのうち、そのワイヤーを捌くロボットも開発されるに違いない。
ロボットによる極地法というわけだ。
ワイヤーだって、リールロボットによる繰り出しになるだろう。
シマノに期待というところか。
断言する。
未来のハイリスク潜水には、人間の登場する余地はない。
テックダイビングは、その意味では終わったのかもしれないぜ・・・。
最近のコメント