🐱スターリンク:5-1とは何だったのか2023年01月08日 14:32

スターリンク:5-1とは何だったのか


(SpaceXがStarlink Gen2コンステレーションの最初のミッションを開始)
https://spaceflightnow.com/2022/12/28/falcon-9-starlink-5-1-live-coverage/

謎に包まれた打ち上げだ。

「ケープカナベラルから Falcon 9 ロケットを打ち上げ、さらに54 個の Starlink インターネット衛星を搭載」

これだけ見れば、通常のV1.5の打ち上げに過ぎない。

「FCC は、7,500 個の Starlink Gen2 衛星の最初のブロックを、Ku バンドと Ka バンドの周波数を使用して、それぞれ 53、43、および 33 度の傾斜角で、525、530、および 535 キロメートルの軌道に打ち上げる権限を SpaceX に付与しました。」

「水曜日のスターリンク 5-1 ミッションは、赤道に対して 43 度の傾斜で、高さ 530 キロメートル (329 マイル) の軌道を目標としていました。」(打ち上げは12月28日0934 GMT)

こっちでは、明らかに新しい許可に基づく軌道に投入されていることが分かる。

両方を比べて見て思うのは、単にV1.5の衛星をV2が予定している軌道に入れただけの話ではないのかということだ。

「今回の打ち上げは、Starlink のアップグレードされたネットワークの最初のものです」

「私たちの新しいライセンスの下で、ネットワークにさらに多くの容量を追加する新しい軌道に衛星を展開できるようになりました。最終的に、これにより、より多くの顧客を追加し、より迅速なサービスを提供できるようになります。特に、現在加入者が過密になっている地域で顕著です。」

S社のコメントとも矛盾しない。

なーんだ・・・。

浮沈子的には、Vバンドで低軌道(高度300km台)なガチなV2衛星が上がることを期待していたんだが、大山鳴動してV1.5というところか。

そういう時代になるのは、10年先ということなわけだ。

Starlink Gen2 コンステレーションとV2衛星とは区別して考えなければならない。

当面打ち上げられるのは、衛星間クロスリンク(スターレーザー)を備えたV1.5だけだ。

今後数年間、その状況は続くだろう。

ファルコン9で打ち上げられるV2衛星の縮小バージョンも申請されているけど、その具体的な情報はない。

「第 1 世代の Starlink ネットワーク アーキテクチャには、数百マイル上空を飛行し、赤道に対して 97.6 度、70 度、53.2 度、53.0 度の傾斜で周回する衛星が含まれています。」

第1世代の軌道に、43度という傾斜角はない。

今回の打ち上げが、第2世代の軌道であることは確かだが、衛星は旧型(従来型)だ。

新たな情報が出てくれば別だが、サービスオリエンテッドなアプローチを採っているスターリンク事業においては、S社は意図的にハードウェア情報を秘匿している。

どんな衛星がどの軌道を何機周っているとかいう話は、公式には発表されていない。

さらに、スターシールドという、官公庁向けの新手のサービスも登場している。

これについても、情報は限られているしな。

「スターリンク ネットワークのシェル 5 は、星座の極軌道層の 1 つであると広く信じられており、傾斜角は 97.6 度です。しかし、水曜日のミッションの名前であるスターリンク 5-1 は、SpaceX がスターリンク シェルの命名方式を変更したことを示唆している可能性があります。」

気分次第で何とでもなる打ち上げ名称も当てにはならない。

スターリンクがものになるのかどうか、つまり、事業として黒字化できるようになるのかは分からない。

高額なアンテナと、安いとは言えない月々の費用を負担してもなおメリットのある顧客だけが付く。

面積普及率が6割とか7割程度の我が国のインターネットインフラでは、山間部や僻地ではそれなりの需要があるだろうし、船舶や航空機といった移動体相手のビジネスでは、静止衛星に比べて競争力はあるだろう。

本命のバックボーンとしての需要が開けるかどうかは、V2衛星が上がるかどうかにかかっている。

低軌道低遅延、高スループットの帯域を使った通信が出来るかどうかだな。

それもこれも、スターシップが上がるかどうかが最大のネックだ。

年末の打ち上げ自体は、外連味のないスターリンクの打ち上げそのものだ。

何処を切っても金太郎飴・・・。

安定した打ち上げと1段目の回収(たぶん、フェアリングも)。

今年は、100回の打ち上げを目指しているといわれる。

既に、1回は上がったしな(3日か4日に1機上がる勘定になるから、ゆっくり目のスタートかも)。

べらぼーめ・・・。

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