🐱地球外生命探査な懲りない面々 ― 2023年01月15日 12:19
地球外生命探査な懲りない面々
いろいろな分類方法があるだろうが、地球外生命探査にはいくつかの手段がある。
一番確実なのは、月や火星に人類が行って、穴をほじくったりして探すという手だ。
生身の人間を送らなくてはならないし、ふつーなら行ったきりではなく、連れ戻す必要もあるから、この手はなかなか使えない。
地球近傍の宇宙空間や、せいぜい月面程度までが今までの探査領域ということになる。
人手を煩わさなくても、ロボットを送り込んで調べさせるという手もある。
飯の世話や呼吸する空気の面倒などを見なくてもいいし、無重力だろうが銀河放射線だろうが、文句を言わずによく働くロボットは効率もいい(放射線では、メモリーがビット反転起こしたりするけど)。
まあ、穴掘りインサイトみたいに、5mの深さの穴を掘ること自体が困難になるなど、融通が利かないところは欠点だがな(ちなみに、インサイトは生命探査を目的とはしていませんでした)。
人類は、月や火星は愚か、土星の衛星タイタンにもこの手の探査機を送り込んでいる(ホイヘンス)。
行って、その場で調べるのではなく、サンプルを持ち帰ってきて地球上で分析するということなら、より徹底して調べられるというメリットもある。
工学的には困難な手法だが、月面や一部の小惑星(イトカワ、リュウグウなど)では成功していて、現在は火星でのサンプル採集が進行中だ(お持ち帰りの手段は開発中)。
おっと、小惑星ベンヌもあったっけ。
ISSにガムテープ貼り付けて浮遊する粒子を採集するというたんぽぽ計画(捕獲はガムテープじゃなくて、超低密度シリカゲル(エアロゲル))なんていうのも、近場だけど同じ発想だ。
土星より遠くなると、そばを通り過ぎるだけということになる。
生命探査というより、天体としての惑星探査メインということになるな。
惑星軌道上を周回して、長期に渡る観測を行うというのもある。
金星、火星、月、木星、土星など、複数の天体で行われているし、現在は水星に向けて探査機が飛行中だ。
エウロパクリッパーなどは、生命探査を主目的として、土星の衛星(エウロパ)へのフライバイを繰り返す予定だ。
そばに行ってみることが出来るのは、せいぜい冥王星くらいまでで、そこから先になると光学的な手法で観測するというのがメインになる。
地球外生命を直接観察するのではなく(フライバイでも、見ることはできないでしょうけど)、生息環境を調べるという程度にトーンダウンしてくる。
その代わり、範囲は太陽系外の惑星にまで及んでくる。
ハビタブルゾーンに浮かぶ系外惑星の大気を調べたり、液体の水の存在を推定したりして、地球外生命の兆候を探ろうというわけだ。
熱水鉱床生物群が発見されて以降、液体の水(とエネルギー)さえあれば、宇宙のどこでも生命が誕生する可能性があるとして、業界は大盛り上がりの様相を呈している。
アホか・・・。
宇宙広しといえども、地球以外に生命が誕生した惑星があるという保証などない。
浮沈子は、極めて懐疑的だ。
地球の生命というのは、何かの間違いで偶然生まれてしまった化学進化の脇道に過ぎない。
太陽系に探査機を飛ばしたり、巨大望遠鏡でのぞき込んだりして見ても、地球外生命は愚か、地球と同じような惑星を見つけることさえ困難を極めている。
似たような星はいくつかあるようだが、それらはビミョーに地球とは異なっている。
恒星に近過ぎたり、大きさが異なっていたり(概ね大きい)、液体の水を保持できない環境なわけだ。
地球というのは、内部の対流(液体の鉄)による磁気圏の存在で、恒星風(太陽風)の影響から大気や水を守っている。
表面が氷に覆われているエウロパのような星に生命が宿るかどうかは、なかなか興味深い話ではあるけれど、外部からの観察でそれを見極めるのは難しいだろうな。
噴出する水蒸気の中に探査機を通過させるなどの工夫が必要かもしれない。
系外惑星については、その大気を透過する恒星の光を分光して組成を調べるのがせいぜいだ。
地上望遠鏡だけではなく、宇宙望遠鏡の展開にも注目が集まっている。
(「宇宙の生命探査用」ウェッブ宇宙望遠鏡と同クラスの計画が始動 2040年代の打ち上げを目指す)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20230115-00332920
「今回、米国天文学会で議論が始まったのが系外惑星の観測専門の、ローマン宇宙望遠鏡より規模の大きい宇宙望遠鏡計画HWO」
「HabEX:NASAのジェット推進研究所が提案する4メートルの主鏡を持つ宇宙望遠鏡。」
「LUVOIR:NASAのゴダード宇宙飛行センターが提案する15メートル(LUVOIR-A)または8メートル(LUBOIR-B)の主鏡を持ち、JWSTと同じセグメント型のミラーで構成される宇宙望遠鏡。」
「HWOはこのJWSTと同規模の110億ドルのコストを見込んでいる。」
業界は、JWSTの後釜を狙って、早くも動き始めている。
地球外生命探査は、アウトリーチによる遡及がしやすいからな。
金を集めるパンダの役割を果たすわけだ。
地球外生命探査という話とは外れるが、我々自身が地球外に進出して宇宙人(多惑星種)になるという話もある。
意外な記事にその話が出てきて驚いた。
(熱くなる地球 2022年は負の"トリプル記録"の年)
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20230114-00332755
「熱くなる地球で、我々は何をすべきでしょうか。」
「私たちが長期的に生き残る唯一のチャンスは、地球上で内向きにとどまるのではなく、宇宙に出ていくことである」
やれやれ・・・。
「故スティーヴン・ホーキング博士が残した言葉が、今後、益々現実味を帯びていくのでしょうか。」
まあ、どうでもいいんですが。
地球温暖化だけではなく、巨大隕石の衝突、破局噴火など、天変地異による人類文明の危機はいくらでもある。
ホーキングは、比較的近い時期にそれが訪れると考えていたようだ。
(亡くなったホーキング博士が、「人類の未来」について語っていたこと)
https://wired.jp/2018/03/14/stephen-hawking-starmus-speech/
「16年11月、彼は人類が今後1,000年以内に新たな惑星を見つける必要があると述べた。そして17年5月には、彼はその予測を100年にまで短縮した。」
昨日のように今日があり、今日のように明日があると信じているからこそ、我々は日常生活を平穏に過ごすことが出来る。
明日になれば宇宙人が襲来して、人類を餌にしてパクパク食い始めるなどということになれば、とてもとても心安んじて日々を送ることはできない。
浮沈子は、地球外生命の存在を探求する気にはとてもなれない。
この星に生まれ、この星の上で生き、この星で死んで、やがて宇宙の塵に還る。
「宇宙の生命探査という大目標を実現する道具を次世代への贈り物にできるのか、今後の検討が待たれる。」(初出の秋山さんの記事)
地球に巨大隕石が激突して地殻津波が起こり、地表がマグマオーシャンと化して生命が消え去った後も、L2に浮かぶ宇宙望遠鏡は残る・・・。
数万光年の彼方から宇宙人(やっぱ、いるのかあ?)が訪れた時、古代の遺跡を発見するように、L2を浮遊する宇宙望遠鏡を見つけるわけだな。
考古学者たち(宇宙人にそういう職業があるかは知らない)は、ペンペングサも生えていない地球と太陽との重力平衡点に浮かぶ構造物を見て、頭を抱えることだろう。
んなもん、一体だれが作ったんだあ?。
近くには、月面とか火星とかにも、構造物が発見されている(地球低軌道を周回していた人工衛星は、その頃にはすべて落下している:静止衛星はどーする!?)。
そうか、かつて火星に文明が栄えて、月にまで足を延ばしたに違いない。
地球には降り立つことなく、通り過ぎて行ったという結論に至るわけだな(そんなあ!)。
宇宙人は、火星の地中を掘り返したりして文明の痕跡を探すが、もちろん何も出てはこない。
太陽系のミステリーとして、故郷の星では大騒ぎになるが、暫くして重大な証拠が発見されるわけだ。
そう、初代ファルコンヘビーで打ち上げられたテスラロードスターとスターマンが見つかる。
これこそが、火星文明の何よりの証拠だ(違うってば!)。
まあ、どうでもいいんですが。
2023年1月。
今年も、妄想に駆られた与太記事を垂れ流しつつ、せっせとダイビングすることにしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
火星軌道に打ち上げられたテスラロードスターの話を書いてから、そういえば確かメイドインアースとか書いてあったのを思い出して、過去記事を漁った。
(宇宙人は英語が読めるか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/02/08/8784550
記事冒頭のインスタグラムへのリンクは切れている。
画像は、トリミングしないでそのまま掲載したので、ググると山のように出てくるから、そのままにした。
「車のECUには「Made on Earth by humans」と書かれており、UFOなどに発見され、どこかに運び出されても人類をアピールできる準備も万全。」
緑色の基盤にプリントされた英語を、UFOに乗った宇宙人が読めるわけはない。
解読した挙句、アースとは火星のことだと誤解してしまうに決まっている(そうなのかあ?)。
なにしろ、巨大隕石の衝突でマグマオーシャンと化した地球上の文明の痕跡は、静止衛星とラグランジュ点の宇宙望遠鏡くらいしか残っていないからな(月面のアポロもあるか・・・)。
記事を書いていて思ったんだが、火星にだって静止軌道が存在するはずだ。
自転周期が異なるから、やや高い軌道になるはずだけど、ローバーやランダーを見下ろす位置に常に浮かべることは可能だろう。
3機飛ばしておけば、リアルタイムで地球と通信することが可能になる(通信の遅延は避けられないけど)。
もっとも、そんな需要自体がないだろうし、3機も静止衛星を飛ばすなら、リモートセンシング衛星を飛ばした方が有用だ。
まあ、そのうち、S社が火星版スターリンクを飛ばすかもしれない(誰が使うんだあ?)。
巨大隕石の落下は、地球にとっては悪夢だが、それは必ずやって来る。
(2013年2月15日にロシア・チェリャビンスクに落下した小惑星(隕石)について:Q. 今回のような規模の隕石落下は珍しいのでしょうか?参照)
http://www.perc.it-chiba.ac.jp/kiji/20130220-RussiaMeteor-wada/Russian_meteorite_FAQ_20130220.htm
「その頻度は,直径1m程度のもので10日に一度程度,10mで数十年に一度程度,50mで1000年に一度程度,10kmで一億年に一度程度」
デカくなる程頻度は下がるが、その破壊力は爆増する。
NASAは小惑星の衛星に探査機をぶつけて軌道を変更するというが、ドデカいのが落ちて来たらそんなもんじゃ済まないだろう。
地球生命の滅亡は時間の問題だな(そうなのかあ?)。
この星から逃げ出すか、運命を共にするかは人類が決める。
浮沈子は、大人しく残る。
スターシップで逃げたい奴は、とっとと出てってくれ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(NASA のウェッブが最初の太陽系外惑星を確認)
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2023/nasa-s-webb-confirms-its-first-exoplanet
元祖、一兆円望遠鏡が、地球外生命探査の片棒を担いでいるという記事。
「稼働中のすべての望遠鏡の中で、地球サイズの太陽系外惑星の大気を特徴付けることができるのは Webb だけです。」
つまり、誰も検証することはできないわけだな(そうなのかあ?)。
「LHS 475 b として分類されているこの惑星は、地球の直径の 99% を占める、私たちの惑星とほぼ同じサイズです。」
大きさはちょうどいいんだが、恒星に近過ぎて話にならない。
「研究者はまた、惑星がわずか 2 日で軌道を 1 周することを確認しました。」
「ウェッブはまた、惑星は地球よりも数百度暖かいことを明らかにしたた」
やれやれ・・・。
「LHS 475 b は比較的近く、わずか 41 光年しか離れておらず、八角座の中にあります。」
41光年が近いという感覚は、天文学者だけの幻想に過ぎない。
387兆8805億km(1光年≒9兆4605億km)だ。
べらぼーめ・・・。
45年以上前にうち上げられたボイジャー1号は、今でも毎秒17km位で飛行中だが、せいぜい240億km程度しか離れていない。
速度は徐々に遅くなっているけど、今までのペースを単純に延長すると、41光年飛ぶためには72万7276年ほどかかる計算になる(合ってますう?)。
まあいい。
浮沈子的には、系外惑星の何かが分かったとしても、人類とは無縁なことにしか思えないな・・・。
いろいろな分類方法があるだろうが、地球外生命探査にはいくつかの手段がある。
一番確実なのは、月や火星に人類が行って、穴をほじくったりして探すという手だ。
生身の人間を送らなくてはならないし、ふつーなら行ったきりではなく、連れ戻す必要もあるから、この手はなかなか使えない。
地球近傍の宇宙空間や、せいぜい月面程度までが今までの探査領域ということになる。
人手を煩わさなくても、ロボットを送り込んで調べさせるという手もある。
飯の世話や呼吸する空気の面倒などを見なくてもいいし、無重力だろうが銀河放射線だろうが、文句を言わずによく働くロボットは効率もいい(放射線では、メモリーがビット反転起こしたりするけど)。
まあ、穴掘りインサイトみたいに、5mの深さの穴を掘ること自体が困難になるなど、融通が利かないところは欠点だがな(ちなみに、インサイトは生命探査を目的とはしていませんでした)。
人類は、月や火星は愚か、土星の衛星タイタンにもこの手の探査機を送り込んでいる(ホイヘンス)。
行って、その場で調べるのではなく、サンプルを持ち帰ってきて地球上で分析するということなら、より徹底して調べられるというメリットもある。
工学的には困難な手法だが、月面や一部の小惑星(イトカワ、リュウグウなど)では成功していて、現在は火星でのサンプル採集が進行中だ(お持ち帰りの手段は開発中)。
おっと、小惑星ベンヌもあったっけ。
ISSにガムテープ貼り付けて浮遊する粒子を採集するというたんぽぽ計画(捕獲はガムテープじゃなくて、超低密度シリカゲル(エアロゲル))なんていうのも、近場だけど同じ発想だ。
土星より遠くなると、そばを通り過ぎるだけということになる。
生命探査というより、天体としての惑星探査メインということになるな。
惑星軌道上を周回して、長期に渡る観測を行うというのもある。
金星、火星、月、木星、土星など、複数の天体で行われているし、現在は水星に向けて探査機が飛行中だ。
エウロパクリッパーなどは、生命探査を主目的として、土星の衛星(エウロパ)へのフライバイを繰り返す予定だ。
そばに行ってみることが出来るのは、せいぜい冥王星くらいまでで、そこから先になると光学的な手法で観測するというのがメインになる。
地球外生命を直接観察するのではなく(フライバイでも、見ることはできないでしょうけど)、生息環境を調べるという程度にトーンダウンしてくる。
その代わり、範囲は太陽系外の惑星にまで及んでくる。
ハビタブルゾーンに浮かぶ系外惑星の大気を調べたり、液体の水の存在を推定したりして、地球外生命の兆候を探ろうというわけだ。
熱水鉱床生物群が発見されて以降、液体の水(とエネルギー)さえあれば、宇宙のどこでも生命が誕生する可能性があるとして、業界は大盛り上がりの様相を呈している。
アホか・・・。
宇宙広しといえども、地球以外に生命が誕生した惑星があるという保証などない。
浮沈子は、極めて懐疑的だ。
地球の生命というのは、何かの間違いで偶然生まれてしまった化学進化の脇道に過ぎない。
太陽系に探査機を飛ばしたり、巨大望遠鏡でのぞき込んだりして見ても、地球外生命は愚か、地球と同じような惑星を見つけることさえ困難を極めている。
似たような星はいくつかあるようだが、それらはビミョーに地球とは異なっている。
恒星に近過ぎたり、大きさが異なっていたり(概ね大きい)、液体の水を保持できない環境なわけだ。
地球というのは、内部の対流(液体の鉄)による磁気圏の存在で、恒星風(太陽風)の影響から大気や水を守っている。
表面が氷に覆われているエウロパのような星に生命が宿るかどうかは、なかなか興味深い話ではあるけれど、外部からの観察でそれを見極めるのは難しいだろうな。
噴出する水蒸気の中に探査機を通過させるなどの工夫が必要かもしれない。
系外惑星については、その大気を透過する恒星の光を分光して組成を調べるのがせいぜいだ。
地上望遠鏡だけではなく、宇宙望遠鏡の展開にも注目が集まっている。
(「宇宙の生命探査用」ウェッブ宇宙望遠鏡と同クラスの計画が始動 2040年代の打ち上げを目指す)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20230115-00332920
「今回、米国天文学会で議論が始まったのが系外惑星の観測専門の、ローマン宇宙望遠鏡より規模の大きい宇宙望遠鏡計画HWO」
「HabEX:NASAのジェット推進研究所が提案する4メートルの主鏡を持つ宇宙望遠鏡。」
「LUVOIR:NASAのゴダード宇宙飛行センターが提案する15メートル(LUVOIR-A)または8メートル(LUBOIR-B)の主鏡を持ち、JWSTと同じセグメント型のミラーで構成される宇宙望遠鏡。」
「HWOはこのJWSTと同規模の110億ドルのコストを見込んでいる。」
業界は、JWSTの後釜を狙って、早くも動き始めている。
地球外生命探査は、アウトリーチによる遡及がしやすいからな。
金を集めるパンダの役割を果たすわけだ。
地球外生命探査という話とは外れるが、我々自身が地球外に進出して宇宙人(多惑星種)になるという話もある。
意外な記事にその話が出てきて驚いた。
(熱くなる地球 2022年は負の"トリプル記録"の年)
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20230114-00332755
「熱くなる地球で、我々は何をすべきでしょうか。」
「私たちが長期的に生き残る唯一のチャンスは、地球上で内向きにとどまるのではなく、宇宙に出ていくことである」
やれやれ・・・。
「故スティーヴン・ホーキング博士が残した言葉が、今後、益々現実味を帯びていくのでしょうか。」
まあ、どうでもいいんですが。
地球温暖化だけではなく、巨大隕石の衝突、破局噴火など、天変地異による人類文明の危機はいくらでもある。
ホーキングは、比較的近い時期にそれが訪れると考えていたようだ。
(亡くなったホーキング博士が、「人類の未来」について語っていたこと)
https://wired.jp/2018/03/14/stephen-hawking-starmus-speech/
「16年11月、彼は人類が今後1,000年以内に新たな惑星を見つける必要があると述べた。そして17年5月には、彼はその予測を100年にまで短縮した。」
昨日のように今日があり、今日のように明日があると信じているからこそ、我々は日常生活を平穏に過ごすことが出来る。
明日になれば宇宙人が襲来して、人類を餌にしてパクパク食い始めるなどということになれば、とてもとても心安んじて日々を送ることはできない。
浮沈子は、地球外生命の存在を探求する気にはとてもなれない。
この星に生まれ、この星の上で生き、この星で死んで、やがて宇宙の塵に還る。
「宇宙の生命探査という大目標を実現する道具を次世代への贈り物にできるのか、今後の検討が待たれる。」(初出の秋山さんの記事)
地球に巨大隕石が激突して地殻津波が起こり、地表がマグマオーシャンと化して生命が消え去った後も、L2に浮かぶ宇宙望遠鏡は残る・・・。
数万光年の彼方から宇宙人(やっぱ、いるのかあ?)が訪れた時、古代の遺跡を発見するように、L2を浮遊する宇宙望遠鏡を見つけるわけだな。
考古学者たち(宇宙人にそういう職業があるかは知らない)は、ペンペングサも生えていない地球と太陽との重力平衡点に浮かぶ構造物を見て、頭を抱えることだろう。
んなもん、一体だれが作ったんだあ?。
近くには、月面とか火星とかにも、構造物が発見されている(地球低軌道を周回していた人工衛星は、その頃にはすべて落下している:静止衛星はどーする!?)。
そうか、かつて火星に文明が栄えて、月にまで足を延ばしたに違いない。
地球には降り立つことなく、通り過ぎて行ったという結論に至るわけだな(そんなあ!)。
宇宙人は、火星の地中を掘り返したりして文明の痕跡を探すが、もちろん何も出てはこない。
太陽系のミステリーとして、故郷の星では大騒ぎになるが、暫くして重大な証拠が発見されるわけだ。
そう、初代ファルコンヘビーで打ち上げられたテスラロードスターとスターマンが見つかる。
これこそが、火星文明の何よりの証拠だ(違うってば!)。
まあ、どうでもいいんですが。
2023年1月。
今年も、妄想に駆られた与太記事を垂れ流しつつ、せっせとダイビングすることにしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
火星軌道に打ち上げられたテスラロードスターの話を書いてから、そういえば確かメイドインアースとか書いてあったのを思い出して、過去記事を漁った。
(宇宙人は英語が読めるか)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/02/08/8784550
記事冒頭のインスタグラムへのリンクは切れている。
画像は、トリミングしないでそのまま掲載したので、ググると山のように出てくるから、そのままにした。
「車のECUには「Made on Earth by humans」と書かれており、UFOなどに発見され、どこかに運び出されても人類をアピールできる準備も万全。」
緑色の基盤にプリントされた英語を、UFOに乗った宇宙人が読めるわけはない。
解読した挙句、アースとは火星のことだと誤解してしまうに決まっている(そうなのかあ?)。
なにしろ、巨大隕石の衝突でマグマオーシャンと化した地球上の文明の痕跡は、静止衛星とラグランジュ点の宇宙望遠鏡くらいしか残っていないからな(月面のアポロもあるか・・・)。
記事を書いていて思ったんだが、火星にだって静止軌道が存在するはずだ。
自転周期が異なるから、やや高い軌道になるはずだけど、ローバーやランダーを見下ろす位置に常に浮かべることは可能だろう。
3機飛ばしておけば、リアルタイムで地球と通信することが可能になる(通信の遅延は避けられないけど)。
もっとも、そんな需要自体がないだろうし、3機も静止衛星を飛ばすなら、リモートセンシング衛星を飛ばした方が有用だ。
まあ、そのうち、S社が火星版スターリンクを飛ばすかもしれない(誰が使うんだあ?)。
巨大隕石の落下は、地球にとっては悪夢だが、それは必ずやって来る。
(2013年2月15日にロシア・チェリャビンスクに落下した小惑星(隕石)について:Q. 今回のような規模の隕石落下は珍しいのでしょうか?参照)
http://www.perc.it-chiba.ac.jp/kiji/20130220-RussiaMeteor-wada/Russian_meteorite_FAQ_20130220.htm
「その頻度は,直径1m程度のもので10日に一度程度,10mで数十年に一度程度,50mで1000年に一度程度,10kmで一億年に一度程度」
デカくなる程頻度は下がるが、その破壊力は爆増する。
NASAは小惑星の衛星に探査機をぶつけて軌道を変更するというが、ドデカいのが落ちて来たらそんなもんじゃ済まないだろう。
地球生命の滅亡は時間の問題だな(そうなのかあ?)。
この星から逃げ出すか、運命を共にするかは人類が決める。
浮沈子は、大人しく残る。
スターシップで逃げたい奴は、とっとと出てってくれ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(NASA のウェッブが最初の太陽系外惑星を確認)
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2023/nasa-s-webb-confirms-its-first-exoplanet
元祖、一兆円望遠鏡が、地球外生命探査の片棒を担いでいるという記事。
「稼働中のすべての望遠鏡の中で、地球サイズの太陽系外惑星の大気を特徴付けることができるのは Webb だけです。」
つまり、誰も検証することはできないわけだな(そうなのかあ?)。
「LHS 475 b として分類されているこの惑星は、地球の直径の 99% を占める、私たちの惑星とほぼ同じサイズです。」
大きさはちょうどいいんだが、恒星に近過ぎて話にならない。
「研究者はまた、惑星がわずか 2 日で軌道を 1 周することを確認しました。」
「ウェッブはまた、惑星は地球よりも数百度暖かいことを明らかにしたた」
やれやれ・・・。
「LHS 475 b は比較的近く、わずか 41 光年しか離れておらず、八角座の中にあります。」
41光年が近いという感覚は、天文学者だけの幻想に過ぎない。
387兆8805億km(1光年≒9兆4605億km)だ。
べらぼーめ・・・。
45年以上前にうち上げられたボイジャー1号は、今でも毎秒17km位で飛行中だが、せいぜい240億km程度しか離れていない。
速度は徐々に遅くなっているけど、今までのペースを単純に延長すると、41光年飛ぶためには72万7276年ほどかかる計算になる(合ってますう?)。
まあいい。
浮沈子的には、系外惑星の何かが分かったとしても、人類とは無縁なことにしか思えないな・・・。
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