🐱変異種:レプリコンワクチン再び2023年08月17日 00:27

変異種:レプリコンワクチン再び


(少量でも免疫長持ち、「自己増殖型」コロナワクチン 治験結果を公表)
https://www.asahi.com/articles/ASR8H3WFHR8GPLBJ001.html

「バイオ企業のVLPセラピューティクス・ジャパンなどのグループが米専門誌に16日発表」

身体の中にぶち込んでから、mRNAが自己増殖してワクチン効果を持続させるというヤバい話だ(そうなのかあ?)。

この手のワクチンの開発が進んでいることは、以前から注目していたけど、いよいよ現実の話になってきたということだな。

安全性の点からは十分な確認が望まれるし、効果の評価については、抗体価の維持による持続性だけではなく、細胞性免疫に対する賦活効果も含めて慎重に判断してもらいたいもんだ。

「少量の成分で効果が長続きする特徴」

ユーザーとして気になるのは、副反応の問題だろう。

「10分の1~100分の1の量のmRNAで、従来のワクチンと同程度の抗体を作ることを確認」

少量だからといって、副反応が軽微とは限らないことはモデルナのブースト接種用ワクチンでも確認されている(投与量半分でも副反応は同等)。

また、mRNAの体内での産生が持続することによる新たな副反応や、従来の副反応の継続も懸念されるところだ(未確認)。

記事は途中までしか読めないし、原論文に当たったわけではないけど、一般紙に取り上げられたことで注目を集めるだろうな。

まあ、どうでもいいんですが。

新型コロナだけではなく、ワクチン一般に応用できる技術だが、ネガをしっかり潰して、息の長い効果(産業としても)を定着させてもらいたい。

特に、体内での長期に渡る挙動は、その作用原理からも気になるところだ。

「自己増殖型では、mRNAをコピーして増やす「増殖装置」の設計図も成分に組み込むことで、増殖したmRNAによってたんぱく質を作り、免疫反応を持続的に起こす。」

増殖装置に当たる部分が他のmRNAに作用して、想定外の挙動を示すのではないか(未確認)。

細胞内では、ワクチン用として取り込まれたもの以外でも、多くのmRNAが日常的にタンパク質合成を営んでいるわけだからな。

インビトロや動物実験の段階で、それらの懸念は排除されていると信じたいところだが、ヒトの体内での長期の挙動については知見の蓄積はこれからの話になる。

大規模接種が始まってから、ヤバい話が表面化すると問題だしな。

mRNAワクチンは、新型コロナウイルスに対する効果で一定の評価を得ているが、レプリコンワクチンは原理的に一線を画する技術だ。

単なる改良型ではない。

「自己増殖型は、ファイザーやモデルナが開発したmRNAワクチンに工夫を加えた「次世代型」」

「独自技術による国産ワクチンの開発につながるかもしれない。」

朝日の営業的販促的表現に騙されることなく、専門家によるしっかりとした評価をしてもらいたいもんだな・・・。