🐱ウクライナ降伏不可避:国際社会の総意 ― 2023年09月21日 08:04
ウクライナ降伏不可避:国際社会の総意
(G20首脳宣言でウクライナにとって最大の誤算は? ゼレンスキー大統領の引くに引けない苦しい事情)
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09200632/?all=1
「昨年の首脳宣言とは異なり、ロシアへの非難には言及されず、領土獲得を目的とした武力による威嚇や行使を控えることを求める内容に留まった。」(G20)
「「ロシアの侵略から世界を守っている」と主張するウクライナ政府はG20宣言について「誇るべきものは何もない」と切り捨てた。」
「G20は「グローバルサウス」と呼ばれる発展途上国の国々が多く参加している。彼らが求めているのはロシア打倒ではなく、自国に多大な打撃を及ぼしているウクライナ戦争の一刻も早い停戦」
「さらなる誤算は、同国に対する最大の支援者である米国がこの宣言を容認したこと」
「米国は戦略の軸足をロシアから中国に移行させようとしているのかもしれない。」
まあ、少なくとも両にらみなことは確かだろう。
可能ならば分断したいところだろうが、現状は強固な結びつきが進展している。
ちょっとびっくりな情報もある。
「ウクライナ市民の90%が「ロシアが占領している地域をすべて奪還できる」と確信している。ロシアとの交渉についても63%が拒否し、賛成したのは30%に過ぎなかった。」
あっちゃー・・・。
これじゃあ、引くに引けないだろうし、戦争が続いて欲しいという米国の思うつぼに嵌るしかない。
自国の兵士を一兵も損なうことなく、ロシアの戦力を削ぐことが出来る。
が、ウクライナを下請けにしたこの構図も、いささか危うい感じになってきているのかもしれない。
「ロシアの砲弾の年間生産能力は欧米の7倍に匹敵する200万発に上り、戦車の生産能力も侵攻前の2倍に達しており、冬に向けてウクライナへの攻撃が激化することが懸念される」(NYT)
「西側の軍事支援頼みが続くウクライナに対し、戦時経済体制を確立しつつあるロシア。」
浮沈子の頭の中では、ロシアが大規模な逆反転攻勢を画策しており、その中にはウクライナ支配地域への核攻撃が近く計画されているという、ヤバ過ぎる妄想が渦を巻いている。
「米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は9月10日、「戦闘の妨げとなる冬の到来までに残された期間は約6週間」と指摘した。」
この件については、既にこのブログでも触れている。
NYでは、国連総会が開かれ、華やかな外交ショーが展開されているが、足元の戦況は必ずしも思わしくない。
「英国立防衛安全保障研究所は9月4日に発表した報告書で、「ウクライナ軍は装備に大きな損失を被っている。欧米諸国が提供する訓練も彼らの戦闘に適していない。反転攻勢を急いだせいで持続不可能なレベルに達している」と悲観的な見方を示した。」
目先の戦果を華々しく報じ、国際社会の継続的な支援を得ようとするのはウクライナの常とう手段だ。
今回の国連総会に向けての東部や南部での戦果の陰で、多大な犠牲者が出ていることは想像に難くない。
「英BBCも8月30日、ウクライナ東部前線の状況について「米当局は『ウクライナの戦死者が大幅に増加している』と推定している」と報じた。」
無謀な突撃を繰り返す中で、戦車やミサイル、戦闘機をゲットしてきた前科があるからな。
自国兵士の命で贖う兵器や弾薬。
戦闘を継続することでしか存続しえない政権。
そりゃあ、攻め込んだロシアが100倍悪いに決まっている。
しかし、当初は積極的な支援を行ってきた西側の中にも亀裂が生じ始めている。
「西側諸国もこれまでの方針を転換し、ウクライナ政府にロシアとの停戦交渉の再開を強く求めるべきではないだろうか。」
いや、これまでにも何度かその機会はあった。
ぶっちゃけ、ウクライナ自身が模索したこともある。
が、それを悉く潰してきたのは米国だ。
ウクライナ戦争の継続は自国の利益・・・。
それも、いささか怪しくなりつつあるわけだ。
ロシアは、戦時体制を整え、逆に、西側が疲弊するのを余裕で眺めているようにも見える。
つーか、ターゲットはもはやウクライナじゃない。
ポストウクライナに向けて、ベラルーシなどと共謀して着々と準備を進めている。
北朝鮮との関係の深化も、その文脈で読む必要があるだろう。
バルト三国やポーランドは、既に射程内だ。
あらたにNATO入りしたフィンランドやスウェーデンも安閑とはしていられない。
が、浮沈子は、本命はドイツと見ている。
ヘタレなウクライナと異なり、ロシアが本気を出すのにふさわしい相手だ。
NATOが張子の虎かどうかは、対ドイツ戦で決まるだろう(ポーランドとバルト三国は電撃撃破で決まり!)。
米国が、自国民の血を流して、ドイツの国土を守り抜くことが出来るかどうかだな。
欧州大戦争の開戦は間近だ。
旧式兵器や囚人をつぎ込んで、不真面目極まりない戦争を続けているロシアも、そろそろ目を覚ましつつある。
この間、ウクライナに莫大な軍事支援を続けてきた欧州は、直接報復される運命だ。
自分たちは一兵の損失も出さずに、ウクライナ人の犠牲の上に平和を享受してきたわけで、その落とし前を付ける時が来たのだ。
ロシアや背後で糸を操る中国は、とっくに腹を固めている。
「この戦争は来年以降も続く可能性が高まっている。」
そうだろうか?。
欧州本体が攻撃されたら、「この戦争」どころではないのではないか。
ウクライナを支援するか、世界大戦を選ぶかではなく、世界大戦が始まっちまったから、支援どころではなくなるということになるのではないのか。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
当初想定されたような、ロシアの壊滅的な疲弊は、少なくとも現在では見られない。
中国やインドの後ろ盾を得て、自信満々で欧州大戦争へと突き進んでいる。
ウクライナで勝利するとか言うのは、時間の問題と思っているんだろう。
積極的な和平交渉に臨むそぶりも見せない。
欧州大戦争が始まっちまったとして、それはいつまで続くのか。
何の手立ても講じずに、現在のウクライナの延長として考えれば、ロシアが大西洋に達するまで続くことになる。
徹底抗戦だからな。
ロシアや中国は、NATOが張子の虎であると見抜いている。
内向きな状況の米国は、欧州を救うために血を流すことなどない。
軍事支援はするだろうが、派兵は行わない。
少なくとも、東欧が蹂躙されることは時間の問題となった。
ただ、時間の問題といっても、いつの話なのかが問題だな。
おそらく、かなり長期に、数十年というスパンで見る必要があるだろう。
ロシアや中国は「多極化」という表現をしているけど、内実はポストパクスアメリカーナを見据えている。
欧州の占領さえ、彼らのグローバルビジョンのプロセスの一つに過ぎない。
ターゲットは、米国であり、南北アメリカ大陸を含めた全世界ということになる。
やれやれ・・・。
大西洋に達したとしても、まだ終わらないわけだ。
21世紀に世界が直面しているのは、剥き出しの力による支配を臆面もなく掲げて法の支配に挑む勢力、破壊と蹂躙を躊躇うことなく行い、歯向かう者を悉く死に追いやる勢力だ。
法の支配を掲げて対抗しようとすること自体が、そもそもボタンの掛け違いだろう。
目には目で、歯には歯で、力には力で対抗する。
法の支配が、それを実効たらしめる背後の絶対的な力を失ってしまった現在、新たな秩序が確立されるまでは、戦国時代さながらの状況を呈することになっちまったわけだ。
新世界秩序が、これまでの支配勢力にとって居心地がいいはずはない。
浮沈子は、個人的な視点から、ウクライナの地でどんな統治が行われているか知ったことではないとしているが、与太ブログのレベルではなく、グローバルサウスが同じような見方をしているとすれば大きな問題だ。
彼らが求めているのは多極化(二極化?)の容認と、双方からの支援や投資に他ならない。
ウクライナが分断されようが、それぞれの支配地でどんな統治が行われようが、知ったことではないのだ。
ウクライナが求めていることは、彼らにとっては求めても得られない贅沢な要求に映っているんだろう。
ウクライナを支援するか、世界大戦に突入するかなどというカッコいいセリフは、言いたくても言えないからな。
自分ばっか、ええカッコしやがって!。
そこに投じられている資源や資金を、こっちに回してくれ!。
西側で統治されている人々の中にも、同じような感情が生まれている。
もうこりごりだ・・・。
いい加減にしてくれ!。
世界経済を混乱に陥れているのは、そもそも侵攻を阻止する目的で画策されたロシアに対する経済制裁だ。
それは、自らをも害する毒を内包している。
侵攻が現実となったら、本来なら見直されてしかるべき政策だろう。
何十年にも渡って続けられる代物ではない。
軍事支援にしても、在庫整理や更新需要の範囲内に限られ、財政を圧迫する増産を伴うものではなかったはずだ。
こんなハズじゃない!。
そういう本音のところと、正義の名のもとに支援を続けるという建前の部分が、この時期交錯してきている。
いいだろう、我々は2年近くに渡って支援を続けてきた。
で、戦争はどうなったのか。
米国国務大臣や英国軍の偉い人は、ウクライナは最大侵攻時の半分を取り返していると言っているが、残りの半分になった時点からどれだけの時間でどれほど取り返すことができたかについては口をつぐんでいる。
我々は、投資に見合った果実を得ることができないのではないのか。
短期に利益が得られると考えて行った投資は、さっさと引き上げて損失は早期に損切りしちまった方が、新たな投資先に回す資金を温存できるのではないか。
グローバルサウスは、その投資先として適切かどうかは別としても、そういう流れを期待しているに違いない。
なんで、ウクライナばかりに大量に投資し続けるのか。
ロシアに対する経済制裁で、サプライチェーンを混乱させるのか。
その経済制裁のさなか、ロシア経済がV字回復を遂げ、西側が停滞に陥っているのはなぜなのか。
浮沈子は正義派じゃない。
ウクライナでどのような統治が行われようと、知ったことではない。
戦闘によって失われる命を惜しみ、早期の停戦を願うのみだ。
一刻も早い停戦と、一刻も長い休戦を。
完全な勝利は、そりゃあ、スッキリしていいかもしれないが、それを得るためにどれだけの投資が求められ、どれだけの命が失われ、その後に同じことが繰り返されないという保証が得られるとは限らず、結局は全てをどぶに捨てることになりかねない以上、追求すべき選択ではない気がする。
ウクライナの9割の人々が、完全な勝利を信じているというのは、浮沈子にはショックだ。
おそらく、純軍事的にはあり得ない想定に違いない。
相手のある話だから、ロシアがひっくり返るとか、中国が寝返るとか、インドがグローバルサウスを引き連れて西側べったりになるとかすれば、話は変わってくるだろうが。
ありえねー・・・。
それを信じ込まされているウクライナの人々が、英雄的なのかどうかは知らない。
愛国心のかけらもない浮沈子は、それを愚かと感じる。
もちろん、自らの国土を自らの血で贖う行為は、古今東西を問わず「絶対の正義」とされてきた。
が、剥き出しの力を振りかざして攻め込んできた相手を、完全に排除できるだけの力があるなら、相手も馬鹿じゃないだろうから、そもそも攻め込んでは来ないだろう。
ずるずると敗戦を引き延ばしているだけの、無意味な戦闘が続いているだけに見える。
この間、ロシアも膨大な戦費の投入と人的損失を被っている。
彼らが占領している地域は、彼らの血で贖った土地だ。
ああそうですかと、簡単に撤退できない事情は彼らも同じはずだろう。
が、ロシアにも、併合した地域を丸ごと平穏に統治し続けるだけの力はない。
国際的な支援を受け続けるウクライナによる攻撃を、完全に排除することができないでいる。
この春先からの反転攻勢を受け、徐々に押し込まれているのも事実だ。
大西洋に達するまでの大欧州戦争はとりあえず棚上げにして、ウクライナでの停戦を望んでいることも確かだろう。
冬を前にして、水面下で停戦を模索する動きがあってもいい。
ウクライナがある程度の勝利を収めているという報道が事実なら、悪いタイミングではない。
停戦は、破られることを前提にしても構わない。
合意形成のプロセスや仲介のメカニズムが、一発で決まらないのは世の常だ。
米国のように、自国の利益を維持するために、ぶっ壊しにかかる勢力もあるからな。
一筋縄ではいかないだろう。
引くに引けない事情は、双方にある。
それを乗り越えることは、戦闘を継続することよりも困難だ。
が、その間に失われていく人的物的被害を考えれば、取り組む価値は高いに違いない。
正義の戦争よりも、不正義の平和の方が100倍いいに違いない。
まあ、そこまで言わなくても、不正義の停戦がいいことは間違いない。
現在、ロシアが支配している地域は、ハッキリ言って、まあ、無理のないところだ。
ここでの停戦は、支配地域の固定化につながる恐れもある。
正義の戦争を再開して、それを取り戻すかどうかはウクライナが決めるだろう。
いや、米国か。
この冬、浮沈子の妄想の中では、ロシアによる逆大規模反転攻勢が画策されている。
張子の虎な欧州が攻め込まれる前に、不正義の停戦に持ち込むのが得策のような気がしているんだがな・・・。
(G20首脳宣言でウクライナにとって最大の誤算は? ゼレンスキー大統領の引くに引けない苦しい事情)
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09200632/?all=1
「昨年の首脳宣言とは異なり、ロシアへの非難には言及されず、領土獲得を目的とした武力による威嚇や行使を控えることを求める内容に留まった。」(G20)
「「ロシアの侵略から世界を守っている」と主張するウクライナ政府はG20宣言について「誇るべきものは何もない」と切り捨てた。」
「G20は「グローバルサウス」と呼ばれる発展途上国の国々が多く参加している。彼らが求めているのはロシア打倒ではなく、自国に多大な打撃を及ぼしているウクライナ戦争の一刻も早い停戦」
「さらなる誤算は、同国に対する最大の支援者である米国がこの宣言を容認したこと」
「米国は戦略の軸足をロシアから中国に移行させようとしているのかもしれない。」
まあ、少なくとも両にらみなことは確かだろう。
可能ならば分断したいところだろうが、現状は強固な結びつきが進展している。
ちょっとびっくりな情報もある。
「ウクライナ市民の90%が「ロシアが占領している地域をすべて奪還できる」と確信している。ロシアとの交渉についても63%が拒否し、賛成したのは30%に過ぎなかった。」
あっちゃー・・・。
これじゃあ、引くに引けないだろうし、戦争が続いて欲しいという米国の思うつぼに嵌るしかない。
自国の兵士を一兵も損なうことなく、ロシアの戦力を削ぐことが出来る。
が、ウクライナを下請けにしたこの構図も、いささか危うい感じになってきているのかもしれない。
「ロシアの砲弾の年間生産能力は欧米の7倍に匹敵する200万発に上り、戦車の生産能力も侵攻前の2倍に達しており、冬に向けてウクライナへの攻撃が激化することが懸念される」(NYT)
「西側の軍事支援頼みが続くウクライナに対し、戦時経済体制を確立しつつあるロシア。」
浮沈子の頭の中では、ロシアが大規模な逆反転攻勢を画策しており、その中にはウクライナ支配地域への核攻撃が近く計画されているという、ヤバ過ぎる妄想が渦を巻いている。
「米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は9月10日、「戦闘の妨げとなる冬の到来までに残された期間は約6週間」と指摘した。」
この件については、既にこのブログでも触れている。
NYでは、国連総会が開かれ、華やかな外交ショーが展開されているが、足元の戦況は必ずしも思わしくない。
「英国立防衛安全保障研究所は9月4日に発表した報告書で、「ウクライナ軍は装備に大きな損失を被っている。欧米諸国が提供する訓練も彼らの戦闘に適していない。反転攻勢を急いだせいで持続不可能なレベルに達している」と悲観的な見方を示した。」
目先の戦果を華々しく報じ、国際社会の継続的な支援を得ようとするのはウクライナの常とう手段だ。
今回の国連総会に向けての東部や南部での戦果の陰で、多大な犠牲者が出ていることは想像に難くない。
「英BBCも8月30日、ウクライナ東部前線の状況について「米当局は『ウクライナの戦死者が大幅に増加している』と推定している」と報じた。」
無謀な突撃を繰り返す中で、戦車やミサイル、戦闘機をゲットしてきた前科があるからな。
自国兵士の命で贖う兵器や弾薬。
戦闘を継続することでしか存続しえない政権。
そりゃあ、攻め込んだロシアが100倍悪いに決まっている。
しかし、当初は積極的な支援を行ってきた西側の中にも亀裂が生じ始めている。
「西側諸国もこれまでの方針を転換し、ウクライナ政府にロシアとの停戦交渉の再開を強く求めるべきではないだろうか。」
いや、これまでにも何度かその機会はあった。
ぶっちゃけ、ウクライナ自身が模索したこともある。
が、それを悉く潰してきたのは米国だ。
ウクライナ戦争の継続は自国の利益・・・。
それも、いささか怪しくなりつつあるわけだ。
ロシアは、戦時体制を整え、逆に、西側が疲弊するのを余裕で眺めているようにも見える。
つーか、ターゲットはもはやウクライナじゃない。
ポストウクライナに向けて、ベラルーシなどと共謀して着々と準備を進めている。
北朝鮮との関係の深化も、その文脈で読む必要があるだろう。
バルト三国やポーランドは、既に射程内だ。
あらたにNATO入りしたフィンランドやスウェーデンも安閑とはしていられない。
が、浮沈子は、本命はドイツと見ている。
ヘタレなウクライナと異なり、ロシアが本気を出すのにふさわしい相手だ。
NATOが張子の虎かどうかは、対ドイツ戦で決まるだろう(ポーランドとバルト三国は電撃撃破で決まり!)。
米国が、自国民の血を流して、ドイツの国土を守り抜くことが出来るかどうかだな。
欧州大戦争の開戦は間近だ。
旧式兵器や囚人をつぎ込んで、不真面目極まりない戦争を続けているロシアも、そろそろ目を覚ましつつある。
この間、ウクライナに莫大な軍事支援を続けてきた欧州は、直接報復される運命だ。
自分たちは一兵の損失も出さずに、ウクライナ人の犠牲の上に平和を享受してきたわけで、その落とし前を付ける時が来たのだ。
ロシアや背後で糸を操る中国は、とっくに腹を固めている。
「この戦争は来年以降も続く可能性が高まっている。」
そうだろうか?。
欧州本体が攻撃されたら、「この戦争」どころではないのではないか。
ウクライナを支援するか、世界大戦を選ぶかではなく、世界大戦が始まっちまったから、支援どころではなくなるということになるのではないのか。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
当初想定されたような、ロシアの壊滅的な疲弊は、少なくとも現在では見られない。
中国やインドの後ろ盾を得て、自信満々で欧州大戦争へと突き進んでいる。
ウクライナで勝利するとか言うのは、時間の問題と思っているんだろう。
積極的な和平交渉に臨むそぶりも見せない。
欧州大戦争が始まっちまったとして、それはいつまで続くのか。
何の手立ても講じずに、現在のウクライナの延長として考えれば、ロシアが大西洋に達するまで続くことになる。
徹底抗戦だからな。
ロシアや中国は、NATOが張子の虎であると見抜いている。
内向きな状況の米国は、欧州を救うために血を流すことなどない。
軍事支援はするだろうが、派兵は行わない。
少なくとも、東欧が蹂躙されることは時間の問題となった。
ただ、時間の問題といっても、いつの話なのかが問題だな。
おそらく、かなり長期に、数十年というスパンで見る必要があるだろう。
ロシアや中国は「多極化」という表現をしているけど、内実はポストパクスアメリカーナを見据えている。
欧州の占領さえ、彼らのグローバルビジョンのプロセスの一つに過ぎない。
ターゲットは、米国であり、南北アメリカ大陸を含めた全世界ということになる。
やれやれ・・・。
大西洋に達したとしても、まだ終わらないわけだ。
21世紀に世界が直面しているのは、剥き出しの力による支配を臆面もなく掲げて法の支配に挑む勢力、破壊と蹂躙を躊躇うことなく行い、歯向かう者を悉く死に追いやる勢力だ。
法の支配を掲げて対抗しようとすること自体が、そもそもボタンの掛け違いだろう。
目には目で、歯には歯で、力には力で対抗する。
法の支配が、それを実効たらしめる背後の絶対的な力を失ってしまった現在、新たな秩序が確立されるまでは、戦国時代さながらの状況を呈することになっちまったわけだ。
新世界秩序が、これまでの支配勢力にとって居心地がいいはずはない。
浮沈子は、個人的な視点から、ウクライナの地でどんな統治が行われているか知ったことではないとしているが、与太ブログのレベルではなく、グローバルサウスが同じような見方をしているとすれば大きな問題だ。
彼らが求めているのは多極化(二極化?)の容認と、双方からの支援や投資に他ならない。
ウクライナが分断されようが、それぞれの支配地でどんな統治が行われようが、知ったことではないのだ。
ウクライナが求めていることは、彼らにとっては求めても得られない贅沢な要求に映っているんだろう。
ウクライナを支援するか、世界大戦に突入するかなどというカッコいいセリフは、言いたくても言えないからな。
自分ばっか、ええカッコしやがって!。
そこに投じられている資源や資金を、こっちに回してくれ!。
西側で統治されている人々の中にも、同じような感情が生まれている。
もうこりごりだ・・・。
いい加減にしてくれ!。
世界経済を混乱に陥れているのは、そもそも侵攻を阻止する目的で画策されたロシアに対する経済制裁だ。
それは、自らをも害する毒を内包している。
侵攻が現実となったら、本来なら見直されてしかるべき政策だろう。
何十年にも渡って続けられる代物ではない。
軍事支援にしても、在庫整理や更新需要の範囲内に限られ、財政を圧迫する増産を伴うものではなかったはずだ。
こんなハズじゃない!。
そういう本音のところと、正義の名のもとに支援を続けるという建前の部分が、この時期交錯してきている。
いいだろう、我々は2年近くに渡って支援を続けてきた。
で、戦争はどうなったのか。
米国国務大臣や英国軍の偉い人は、ウクライナは最大侵攻時の半分を取り返していると言っているが、残りの半分になった時点からどれだけの時間でどれほど取り返すことができたかについては口をつぐんでいる。
我々は、投資に見合った果実を得ることができないのではないのか。
短期に利益が得られると考えて行った投資は、さっさと引き上げて損失は早期に損切りしちまった方が、新たな投資先に回す資金を温存できるのではないか。
グローバルサウスは、その投資先として適切かどうかは別としても、そういう流れを期待しているに違いない。
なんで、ウクライナばかりに大量に投資し続けるのか。
ロシアに対する経済制裁で、サプライチェーンを混乱させるのか。
その経済制裁のさなか、ロシア経済がV字回復を遂げ、西側が停滞に陥っているのはなぜなのか。
浮沈子は正義派じゃない。
ウクライナでどのような統治が行われようと、知ったことではない。
戦闘によって失われる命を惜しみ、早期の停戦を願うのみだ。
一刻も早い停戦と、一刻も長い休戦を。
完全な勝利は、そりゃあ、スッキリしていいかもしれないが、それを得るためにどれだけの投資が求められ、どれだけの命が失われ、その後に同じことが繰り返されないという保証が得られるとは限らず、結局は全てをどぶに捨てることになりかねない以上、追求すべき選択ではない気がする。
ウクライナの9割の人々が、完全な勝利を信じているというのは、浮沈子にはショックだ。
おそらく、純軍事的にはあり得ない想定に違いない。
相手のある話だから、ロシアがひっくり返るとか、中国が寝返るとか、インドがグローバルサウスを引き連れて西側べったりになるとかすれば、話は変わってくるだろうが。
ありえねー・・・。
それを信じ込まされているウクライナの人々が、英雄的なのかどうかは知らない。
愛国心のかけらもない浮沈子は、それを愚かと感じる。
もちろん、自らの国土を自らの血で贖う行為は、古今東西を問わず「絶対の正義」とされてきた。
が、剥き出しの力を振りかざして攻め込んできた相手を、完全に排除できるだけの力があるなら、相手も馬鹿じゃないだろうから、そもそも攻め込んでは来ないだろう。
ずるずると敗戦を引き延ばしているだけの、無意味な戦闘が続いているだけに見える。
この間、ロシアも膨大な戦費の投入と人的損失を被っている。
彼らが占領している地域は、彼らの血で贖った土地だ。
ああそうですかと、簡単に撤退できない事情は彼らも同じはずだろう。
が、ロシアにも、併合した地域を丸ごと平穏に統治し続けるだけの力はない。
国際的な支援を受け続けるウクライナによる攻撃を、完全に排除することができないでいる。
この春先からの反転攻勢を受け、徐々に押し込まれているのも事実だ。
大西洋に達するまでの大欧州戦争はとりあえず棚上げにして、ウクライナでの停戦を望んでいることも確かだろう。
冬を前にして、水面下で停戦を模索する動きがあってもいい。
ウクライナがある程度の勝利を収めているという報道が事実なら、悪いタイミングではない。
停戦は、破られることを前提にしても構わない。
合意形成のプロセスや仲介のメカニズムが、一発で決まらないのは世の常だ。
米国のように、自国の利益を維持するために、ぶっ壊しにかかる勢力もあるからな。
一筋縄ではいかないだろう。
引くに引けない事情は、双方にある。
それを乗り越えることは、戦闘を継続することよりも困難だ。
が、その間に失われていく人的物的被害を考えれば、取り組む価値は高いに違いない。
正義の戦争よりも、不正義の平和の方が100倍いいに違いない。
まあ、そこまで言わなくても、不正義の停戦がいいことは間違いない。
現在、ロシアが支配している地域は、ハッキリ言って、まあ、無理のないところだ。
ここでの停戦は、支配地域の固定化につながる恐れもある。
正義の戦争を再開して、それを取り戻すかどうかはウクライナが決めるだろう。
いや、米国か。
この冬、浮沈子の妄想の中では、ロシアによる逆大規模反転攻勢が画策されている。
張子の虎な欧州が攻め込まれる前に、不正義の停戦に持ち込むのが得策のような気がしているんだがな・・・。
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