🐱ウクライナ降伏不可避:敗戦 ― 2024年01月22日 06:33
ウクライナ降伏不可避:敗戦
(「ウクライナ敗戦」を世界大戦へ拡大させるな)
https://toyokeizai.net/articles/-/728632
「ウクライナに限っていえば、戦争の決着はすでについているといえる。」
果敢な2022年秋の撃退、反転攻勢で、一時はロシア軍を押し返していたウクライナは、2023年の反攻作戦の失敗、秋からのロシアの逆反転攻勢を食らい、今や防戦一方に陥っている。
早期警戒機の撃墜など、高価値目標で得点を稼いでいるものの、「点」の勝利を、「面」の勝利につなげることが出来ず、戦闘の継続に疑問が生じてきている。
東部戦線各地では、これまで防御に成功していた陣地が次々と破られている。
(クピャンスク方面でロシア軍がクロフマリンを占領、アウディーイウカでも前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/in-the-direction-of-kupyansk-russian-troops-occupy-krovmarin-and-advance-on-audiivka/
「ロシア軍はクピャンスクに西から迫ろうとしているものの「キスリブカ」と「イワニフカ」の守りが固いため何の成功も収められずにいたが、今回の前進でキスリブカの背後に回る込めるチャンスを獲得した」
「ロシア軍がクロフマリンと村の東郊外を占領した。この後退は周辺の他部隊を危険に晒すだろう」
「アウディーイウカについても「依然として南の状況は危機的だ」「ロシア軍はツァルスカ・オホタから市内に侵入して足場を固めようとしている」「ウクライナ軍による安定化対策が進行中だ」「これに失敗すればアウディーイウカ東部が危機的な状況に陥る」」
東部戦線だけではない。
「膠着状態」ではないことの証として、象徴的意義を与えられてきたドニエプル川渡河作戦も危機に瀕している。
(ウクライナ軍兵士、とっくの昔にドニエプル川左岸での主導権を失っている)
https://grandfleet.info/european-region/ukrainian-soldiers-long-ago-lost-the-initiative-on-the-left-bank-of-the-dnieper-river/
「「左岸の足場を長期的に維持できそうか」という質問に「そんなことは無理だ。海兵隊は攻勢ペースを維持出来なかったため、とっくの昔に攻撃の主導権を失っている」と答え、左岸から撤退しなければ強力な部隊(海兵隊)が失われるかもしれない」(ワーニャ氏(海兵隊と共に戦う偵察部隊所属))
戦争に人的損耗はつきものだが、何か象徴的な役割を与えられていると思われるこの地域では、無意味な消耗が続いているような気がする。
「ドニエプル川左岸での最終目標は「足場を広げてロシア軍支配地域の奥深くに新たな攻撃を仕掛けるための陣地確保」だった」
「ウクライナの威信をかけた反攻作戦が失敗に終わって以降、ドニエプル川左岸の作戦は数少ない明るい話題を提供してきたが、この作戦に参加するウクライナ人兵士はクリンキーの状況が悲惨だと言う」
元来、渡河作戦には大きな犠牲が伴う。
背後で大規模な攻勢が整えられているならともかく、「膠着状態ではない」とか「積極的防衛」などというワケワカの理由のために陣地を死守している部隊は、既に戦闘の意義を失っている。
「個人的には「中途半端で将来性に疑問があるドニエプル川左岸戦線は整理すべきだ」と思ってる。」(ブログ管理人)
「3年目の戦いを見え据えて“どこで防衛態勢をとるべきか”は、もはや左岸で戦う者だけでの問題でなくなっている」(Financial Times紙)
こうやって、苦境が伝えられる事態が継続することになれば、無理して戦線を維持すること自体が情報戦としてはマイナス効果になりかねない。
外部支援の継続を狙った、ある意味無謀な作戦だったが、そろそろウクライナ側も整理したがってきているのかも知れない。
西側の専門家の誰一人として、この作戦を評価している者はいない(ロシアにには居るかも!)。
こうした前線の状況がある一方で、欧州各国はウクライナへの支援を継続する意向を示している。
(フランスもウクライナに安全保障協定を提供、マクロン大統領が2月にキーウ訪問)
https://grandfleet.info/european-region/france-also-offers-security-agreement-to-ukraine-president-macron-visits-kiev-in-february/
「英国とウクライナは12日にG7が約束した二国間の安全保障協定に署名」
「フランスのマクロン大統領も「二国間の安全保障協定をまとめるため2月にウクライナを訪問する」と表明」
「カナダも草案をウクライナ側に提示済みで、米国、ドイツ、イタリアとの協議も進んでいる。」
「リトアニア、エストニア、ラトビアはウクライナに対する「長期的な支援(複数年14億ユーロ以上)」と「政治的な支持」を先週表明」
「スイスは15日「ウクライナの再建に15億フラン(2025年~2028年の複数年)を割り当てる」と発表」
わが国の支援は、単発かつ非軍事的な分野に限られているため、こうした欧米の支援とは一線を画しているようにも見える。
一見、敗色濃厚となってきた戦闘と矛盾して見えるこれら長期的支援の表明は、「停戦」への布石ではないのか。
ロシアに停戦交渉を迫る際に、少しでも有利な状況を演出するための小道具ではないのか。
どの支援も、自国兵力を直接ウクライナに派遣することはない。
逆に言えば、そのことを明確にしている安全保障ともいえる。
んなんで、「安全保障」と言えるのかどうかは知らない。
実質的な効果が疑問視されるこれらの支援は、つまり、西側の手詰まりの象徴ともいえる。
防御戦に必要な武器弾薬と、国家維持に必要な経済支援は行うが、それ以上ではないぞ、と。
兵員については、自前で何とかしてくれ、と。
二国間協定の形をとっているのは、つまり、EUやNATOといった、包括的な支援の枠組みが、とっくの昔に破綻しているからに他ならない(トルコやハンガリーとかもあるしな)。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
西側は、四分五裂に陥っている。
それでも、総体としてウクライナを支えるのに十分な支援が得られるなら、まあ、カッコは悪いが問題ではない。
最大のリスクは米国だろうな。
ウクライナにとってだけではなく、欧州全体にとって、壊滅的な影響が生じる。
大統領選挙、下院改選が迫っている。
欧州は、米国頼みから脱却して、自前でウクライナを支え続けなければならなくなってきている。
(仏国防相、ウクライナ向けに155mm自走砲を78門生産すると表明)
https://grandfleet.info/european-region/french-defense-minister-announces-production-of-78-155mm-self-propelled-guns-for-ukraine/
「備蓄から装備を取り出してウクライナに提供するやり方は終わりを迎えようとしている」(フランスのルコルニュ国防相)
新たに生産した武器を供給するという話なんだが、それはつまり、備蓄が尽きてしまったことの裏返しに過ぎない。
78門の大砲がウクライナ向けに製造されるとあるけど、そのうち6門だけがウクライナ向けで、78門というのは年間の生産能力だ。
やれやれ・・・。
カエサルは、戦術的に成果を発揮していると言われていて、需要と供給がかみ合えば、戦況に与える影響も期待できるけど、問題は砲弾の方だろうな・・・。
「155mm砲弾の供給量は2023年4月まで月1,000発だったが、それ以降は月2,000発に、2024年1月末からは月3,000発に増える予定だ。」
1日1万発の砲弾が消費される戦場で、月産3000発が多いとは思えないけどな(1割程度)。
しかも、全てがウクライナ向けではない。
「砲弾生産も火薬の在庫が世界中で不足しているため問題を抱えている。」
生産能力があったとしても、実際の生産が行えない状況になってきている。
西側全体が、戦闘継続能力に問題を抱えている気がする。
ウクライナ紛争という、たった一つの地域紛争すら維持できない。
おっと、イスラエルもドンパチ始めちまったしな。
米国は、中東での戦線を拡大させまいと躍起だが、イランもぶち切れ寸前だし、ネタニヤフは戦争の継続に意欲満々だ(政治生命がかかってるしな)。
ここで盛り上がれば、砲弾の生産にも影響が及ぶ。
各国が威勢のいい支援をぶち上げても、実際に武器弾薬が供給されるまでのリードタイムはかなり長い。
戦争は時間の関数だから、時間的に引き延ばされた兵站の実態はお寒い限りだ。
これらの状況は、長期的にはロシアにも影響するかもしれない。
が、既にフル稼働に移っているロシア軍需産業とは異なり、西側の動きは遅過ぎる気がする。
本気度が感じられない。
大砲にしても、金が集まれば作るが、そうでなければできないしな。
タラレバの話は、事ここに及んでも繰り返されている。
ロシアが欧州に攻め込んでくるのは当分先の話だろうと、高を括っているのだ。
ウクライナとドンパチやっている間は、欧州は安泰だと胡坐をかいている。
ウクライナは負ける。
いや、消えてなくなる。
ロシアは、停戦はおろか、降伏すら認めないだろう。
我々は、この21世紀にもなって、侵略戦争によって国家が丸ごと消えていくのを目の当たりにすることになる。
いや、これからは、こういうのが日常になるのかもしれない。
韓国も、台湾も、そして、我が国も。
火種を抱える地域は、世界中にある。
明日は我が身だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナはロシアに勝てる? 西側諸国の「支援疲れ」が生む悲劇)
https://voice.php.co.jp/detail/10768
「ロシア・ウクライナ戦争の展望として最も蓋然性が高いのは、膠着状態からの長期化」
浮沈子も、かつてはそう思っていたけど、外的要因だけで動いているわけではないからな。
この記事をざっと読んで感じたのは、ウクライナの国内情勢について、あまりにオミットしているのではないかという点だ。
戦力的に最も懸念されるのは、ウクライナの動員力が衰えている点だろう。
ロシアは、大統領選挙を乗り切ってしまえば、安定政権になるわけだから、その気になればいくらでも動員するかもしれず、そっちの懸念はほぼない。
逆に、ウクライナは50万人の増員が必要と言われながら、その対策を打てずに時間を浪費し続けている。
「長期化に影響すると見積もられる要因は以下」
第一は、ウクライナ支援は現状またはそのプラスアルファレベルで、ゲームチェンジャーになるほど格段に支援がなされることはないが、支援そのものは今後も必要量の弾薬を含め現状どおりに実施されること。
第二は、プーチン大統領は今年3月に再選され、政権を安定させたうえで、世論を気にせずにより強硬な施策(総動員)などが可能な状態になり、継戦能力に大きな問題が生起する可能性は低いこと。
第三は、イラン、北朝鮮などのロシアへの直接的な軍事支援体制は構築されており、また、中国やインドのエネルギー購入による経済の下支え、軍民デュアルユース技術の支援による軍事力整備の土台が継続すること。
「このような要件に大きな変化がなければ、膠着状態から長期化になるシナリオの可能性が高くなる」
ウクライナの兵力調達が滞り、自壊に等しい状況に陥ることは想定されていない。
事態がウクライナに有利になるには、航空優勢を獲得することだが、記事ではそれはあり得ないとしている(そうなのかあ?)。
西側の支援なしでは不可能だし、西側はロシアの核兵器使用を恐れてウクライナに航空優勢を与えないだろうというわけだ。
負けない戦いはさせるが、勝てる戦いはさせない。
ウクライナの兵力は、損耗する一方だな・・・。
浮沈子は、動きは速いと見ている。
(ロシア、夏にも大規模攻撃か 英紙、首都キーウ侵攻排除せず)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c2b5e7dcefd79dddc25e66df9d3d105f33d6d22
「英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は19日、ロシア軍が夏にもウクライナへの大規模攻撃を仕掛ける可能性があると報じた。」
「同紙は、ロシアが最近、北朝鮮からの兵器調達や中国製軍用部品の輸入によって武器を増やしていると指摘。」
「併合を宣言した東部・南部4州の完全支配が目的。首都キーウへの再侵攻も排除していないとの見方もある。」
ロシアの軍事物資の備蓄増は、ウクライナ戦争限定とは限らないからな。
来るべき欧州とのドンパチに備えて、既に備蓄している可能性は高い。
つまり、現在のロシア軍の攻勢というのは、備蓄を積み増しながら継続しているわけで、生産や調達能力に余力があるということなわけだ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「ウクライナを征服し国民を服従させるというプーチン大統領の最終目標に変化はない」(米情報機関)
まあ、ウクライナについては変化なしかも知れないが、対欧州ということになれば、大きく変わってきている気がする。
既に、ウクライナ紛争については、ロシアとしてはオワコンと見ている可能性がある。
停戦だろうが、降伏だろうが、敗戦だろうが、主導権はロシアが握っている。
戦後の統治をどうするかという観点から、この戦争の終わらせ方を逆算して対応している。
そして、それらは全て二次的な問題に格下げされている可能性が高い。
ひょっとしたら、やはり長期戦になるかもしれないが、それはロシアの選択ということになる。
浮沈子は、ウクライナへの西側支援を断ち切る目的で、NATO加盟国への小規模な侵攻を想定しているけど、ウクライナ戦争を長期化させつつNATO侵攻を進めることも可能性としてはあり得る。
西側の戦力の消耗を狙ってな。
ウクライナ戦争は、当初はロシアの戦力消耗を意図していたのかもしれないが、欧州はまんまと罠に嵌り、ウクライナへの長期支援を約束してしまった。
抜けるに抜けられない罠に足を取られたまま、ロシアに消耗戦を強いられた状態で、今度は直接攻撃を食らうわけだ。
やれやれ・・・。
冷戦後、平和の報酬を求めて軍事産業を縮小させ、在庫を減らしてきたツケが、一気に表面化している。
ロシアの欧州攻撃のタイミングは、その意味では、早ければ早いほど効果的だ。
抗戦意欲満々のウクライナに足を引っ張られながら、自国の防衛を固めていかなければならないジレンマ・・・。
米国の大統領選挙は、その状況に決定的な影響を与えるだろうが、それは表層に過ぎない。
武器弾薬の製造能力は、少なくとも現時点ではロシアが勝っているとされる。
西側が対抗できるようになるための時間は、数年間とされているが、それも希望的観測に過ぎない。
欧州大戦争がおっぱじまっちまって、攻撃対象が各国の軍需産業の拠点に及べば、皮算用した計画はとん挫するからな。
まあ、どうでもいいんですが。
FTが夏のロシア大攻勢を報じていることは、西側支援に対する警鐘でもある。
一つには、現状の砲弾不足を直ちに解消して反撃し、ロシアに備蓄させないように消耗を促さなければならない。
そのためには、西側の在庫を積極的に取り崩すことも含まれる。
身を切る支援が欠かせないだろう(我が国は、自国の防空ミサイルが不足しているにもかかわらず、米国に輸出しているからな)。
もう一つは、支援の規模や内容を見直して、ウクライナが勝てる戦いを可能にしなければならない。
その結果が、たとえ、核兵器の使用につながる恐れがあるとしてもだ。
モスクワを狙える中距離弾道ミサイルや、航空優勢を確保するための対空ミサイル、早期警戒機の配備も必要だろう。
ロシア空軍をアットーする兵器を供与する必要がある。
そうしなければ、この戦争には勝てない。
戦闘機は、単発で運用しても効果は薄い。
ロシア領内の空軍の拠点を叩くためのシステムを、併せて運用する必要がある。
ロシアが、二度とウクライナを攻撃しようという意図を抱かないようにするために、徹底的に壊滅させない限り、この戦争は終わらない。
もちろん、ウクライナの被害も甚大なものになるだろうが、それはやむを得ないだろう。
キエフに核爆弾が投下されることは、想定の範囲内だ。
それでも戦争が終わらない時、ロシアは初めてウクライナの本質を知ることになる。
未来永劫、この地域を支配しようとする意欲を失わせるための苛烈極まる攻撃を許容すべきだろう。
ドニエプル川の左岸に橋頭保を築いたとしても、ロシアは痛くも痒くもないだろう。
自衛のための反撃というなら、イスラエルがガザで行っている行為を見習うべきだ。
国際的な非難など、ものともせずに敵の殲滅を計る。
そして、同じことが繰り返されないために、支配を徹底する。
モスクワに投下する弾道ミサイルには、何を積んだらいいか、じっくり考えた方がいいな。
ロシアが、ゼレンスキーの故郷を空爆したように、サンクトペテルブルグも地図上から消し去った方が効果的だろう。
ウクライナには、そうする権利がある。
それとも、イスラエルにはあっても、ウクライナにはないとでもいうんだろうか・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(「ロシア西・南部はウクライナ」 ゼレンスキー氏、大統領令で対抗)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012201024&g=int
「ロシア西・南部の計6州・地方を「歴史的なウクライナ人居住地」と位置付ける大統領令に署名」
「「ウクライナ人居住地」は、西部ベルゴロド、ブリャンスク、クルスク3州と南部クラスノダール地方、南部ボロネジ、ロストフ2州。」
「これらの土地は帝政ロシア時代を含め、ウクライナ系の農民やコサックが暮らしたことで知られる。」
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
うーん、何とも言えないんだが、諸刃の剣のような気がするんだがな。
ウクライナとロシアは、歴史的に交流があり、一体不可分な関係だとでも言いたいんだろうか?(ありえねー・・・)。
それとも、そこに暮らす人々を開放するために、ロシア本土に攻撃でも仕掛けようというんだろうか?。
そして、西側に、そのための武器弾薬を支援するよう要請しようとでもいうのか。
もう、やけのやんぱち!。
(やけ・の・やんぱち)
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%84%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%93%E3%81%B1%E3%81%A1#:~:text=%E7%84%A1%E7%90%86%E3%81%AE%E8%A8%80%E3%82%92%E5%90%90%E3%81%8D,%E3%80%8C%EF%BC%8D%E3%82%92%E3%81%84%E3%81%B5%E3%80%8D%E3%80%82
「無理の言を吐きて我意を募ること」
まあ、どうでもいいんですが。
現在のウクライナは、米国にとってはイスラエルと同じだな。
自制が効かず、暴走し始めている。
これまでも、越境攻撃を掛けては米国からの支援を募ってきたが、もう、どーせ、支援がないというなら好きにさせてもらうという体か。
イスラエルの方は、大統領選挙を控えて支援が途切れることはないと高を括っているけどな。
ウクライナが戦域を拡大すれば、自らの首を絞めることになる。
最後の抵抗のつもりなのか、それとも異なる意図があるのかは知らない。
浮沈子には、単なる暴挙としか映らない。
もちろん、ウクライナに反撃の権利はある。
自衛のための戦いは、相手に二度と攻撃させないために、徹底的な敗北を与えなければならない。
それが鉄理だ。
それが出来なければ、戦いに敗れることになる。
勝利か、さもなくば消滅だ。
ウクライナは、とりあえず消滅することを選んだのかもしれない(そんなあ!)。
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(再掲)
世界を2000年放浪し続けた未来のウクライナ人が、かつて祖国があった土地に住むロシア人を排除して新生ウクライナを建国する。
その時のための、遠い遠い未来のための、確かな布石・・・。
現代のウクライナ人が、このことをどう受け止めるかが問題だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ戦闘、ロシアの非戦略核兵器の重要性高める=英シンクタンク)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/6EW54N3H5ZIUBL6SEBNWJEEO6Q-2024-01-22/
「西側諸国は核兵器で対抗する決意を欠くとロシアが見なし、NSNWの利用を勢いづかせる可能性があるのではないかとの問題を提起」(英シンクタンク国際戦略研究所(IISS):非戦略核兵器(NSNW):射程距離が5500キロまでの核兵器を指し、戦場での使うことを目的とした戦術兵器などが含まれる。ロシアが米国へ向けた攻撃に使い得る長距離の戦略核兵器はNSNWに含まれない。)
「西側が核兵器を使用する、あるいは紛争でさらに犠牲者を出すことを受け入れるという確たる意志がないとのロシア側の認識は、ロシアがNSNWに対する積極的な考え方と方針を一段と強化する」
「NSNWを使用するロシア側の論理は制御された形で紛争をエスカレートさせることにあるとして「米国とNATOが関与することを阻止するか、ロシアの条件下で戦闘終結を強要することだ」と指摘」
ウクライナ紛争を早期に終結させる手段としての使用の想定は当然だが、浮沈子的には、その後のNATOとの直接対決の方が問題だと感じる。
NATOの関与を阻止するために、いきなり核兵器を打ち込んでくるという話は、たぶんない。
比較的小規模の、通常戦力での侵攻で十分だ、
逆に、ウクライナ戦域での核兵器の使用では、効果的にNATOを食い止めることはできないと見ている。
NATOは、ウクライナに派兵していないからな。
IISSが、このタイミングで核兵器使用のリスクの高まりを指摘した意味は深い。
西側に、欧州における戦域核兵器の使用を想定した戦略を、早急に構築することを迫るものだ。
それが、ロシアの核兵器使用を抑止することにつながると見ているわけだからな。
が、準備された兵器は使われる運命にある。
欧州大戦争は、戦術核兵器が飛び交い、中距離弾道ミサイルを撃ち合うことになるだろう。
どちらが、どれだけの被害を許容できるかが問題だ。
えーと、英国だって狙われるに決まってるけどな。
ロンドンが廃墟になる前に、一度行っておこうかな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ高官 “北朝鮮がロシアにとって最大の武器供給国”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240123/k10014330581000.html
「ロシアはウクライナでみずからの生産能力を超える砲弾や武器を使っているため他国に供給を求めている」(ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長)
「北朝鮮は大量の砲弾を移送した。これでロシアは少し息を吹き返した。北朝鮮の支援がなければ、ロシアにとって壊滅的な状況になっていただろう」(同上)
ロシアの砲弾生産力がウクライナでの使用量を下回っているという情報の根拠はない。
一方で、前線ではウクライナ側の砲弾使用量は、ロシアの5分の1程度と言われている。
情報戦だから(ブダノフ氏は国防省の情報総局長だしな)、うそ、でっち上げ、でたらめ、いい加減な情報が飛び交うのは当然だ。
「少し」息を吹き返したとか、「壊滅的」な状況になっていたなど、自国に有利に聞こえるように、言い回しにも気を使っている。
実際には、ロシアはおそらくかなりな量の砲弾の備蓄を積み上げているだろうし、北朝鮮製に頼ったのは一時的な措置だった可能性が高い。
現在、実際のロシアの砲弾生産力は、西側の全てを合わせたよりも高いと言われている。
まあ、それだって、本当かどうかは分からないけどな。
しかし、ウクライナはうそをつく。
これまでも、そして、これからも。
戦争当事国の発信する情報は、嘘に塗れている。
それは、支援国でも同じだ。
そこんとこを、キッチリ見極めていかないとな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
先日引用したゼレンスキー大統領の記事・・・。
(「ロシア西・南部はウクライナ」 ゼレンスキー氏、大統領令で対抗)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012201024&g=int
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(ウクライナのゼレンスキー大統領:再掲)
「ゼレンスキー氏の大統領令は、こうした歴史観に対抗し、プーチン政権をけん制する狙いがありそうだ。」
時事通信は、ロシアによるウクライナ東・南部の併合に対抗する措置だとしているが、少し冷静に考えれば、必ずしも「対抗措置」とは言えない気もする。
ウクライナ全域がロシアの影響下に入れば、ロシア側に不都合な真実は抹消され、或いは改ざんされて、消え去ってしまうと考えているのかもしれない。
つーことは、あれだな、ウクライナは、敗戦を覚悟したということなわけだ(そうなのかあ?)。
だって、勝利の方程式を確信しているのなら、何も今、慌てて過去の歴史をほじくり返す必要もないだろう。
ロシアをウクライナ領土から完全に駆逐してから、ゆっくりと歴史的な資料とやらに向き合えばいいだけの話だ。
そうしないで、ウクライナの未来のために、今やらなければならない理由はただ一つ。
敗戦だ。
浮沈子は、報道を読んだ時には思いもよらなかったが、ウクライナ自身が東部の支配を確実にするために同じようなことをやってきたのかもしれない。
歴史的記録の抹消、歪曲、改ざん、エトセエトセ・・・。
国家が歴史を弄ることはふつーに行われている。
このブログでも、過去に何度か引用しているお話・・・。
(崔杼:「崔杼弑君」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%94%E6%9D%BC#%E3%80%8C%E5%B4%94%E6%9D%BC%E5%BC%91%E5%90%9B%E3%80%8D
「崔杼が荘公を殺害したのち、斉国の太史(歴史記録官)と崔杼の間にあった出来事についての簡潔な記述がある」
「太史が『崔杼、其の君を弑す』と事実を史書に書いたので、崔杼はこれを殺した。後をついだ太史の弟も同じことを書いたので、二人目も殺された。しかし彼らの弟はまた同じことを書き、とうとうこれを舎(ゆる)した。太史兄弟が殺されたことを聞いた別の史官は『崔杼其の君を弑す』と書いた竹簡を持って駆けつけたが、すでに事実が記録されたと聞いて帰った」
「崔杼と太史たちの故事は中国人が歴史を記すという行為にかける執念を表す例としてしばしば引き合いに出され、また荘公が殺された後の晏嬰の行動が、これも晏嬰の義に対する一途さの逸話として良く語られるために、崔杼は単なる逆臣とされるにとどまらず、一層悪名が強調され後々まで語られることになった。」
この故事は、歴史が改ざんされなかったことの事例だが、こんな話が伝えられているということはだな、裏でどんだけ改ざんが行われてきたかということを象徴しているのではないか。
ロシアもまた、同じことを行うに違いないと確信しているからこそ、ウクライナの主権が行使できる「今」、その作業を行う必要があるのだ。
悲壮だな・・・。
(ウクライナ軍総司令官、初の記者会見で東部防衛拠点から撤退を認める…露軍に主導権移ったか)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231227-OYT1T50085/
「ザルジニー氏は露軍が攻勢を強めるアウディーイウカの戦況に関しても「現状では2、3か月以内に露軍に占領される恐れがある」として、厳しい戦いを強いられていることを認めた。」
記事は、昨年暮れ(2023年12月27日)のもので、前日のザルジニーの記者会見の模様を伝えている。
そのアウディーイウカは、記者会見から1か月も経たないうちにロシア軍に攻め込まれている。
(アウディーイウカの状況は危機的、重要な防衛拠点を奪われた可能性が高い)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-situation-at-audi-iuka-is-critical-and-there-is-a-high-possibility-that-an-important-defense-base-has-been-taken-away/
「ロシア軍が足場を築いて市街戦を開始した」
「さらにロシア軍の前進を2014年から阻止してきたウクライナ軍拠点=旧防空基地も奪われた可能性が高く、アウディーイウカ南部の状況は相当厳しい。」
「ウクライナ人が「Зеніт」と呼ぶ旧防空基地は「スパルタク方向からアウディーイウカに向かうロシア軍」を2014年から阻止し続けてきた守りの要なのだが、ロシア軍が旧防空基地=Ⓐを襲撃してウクライナ大統領旅団の兵士を捕虜にする様子が登場」(Зеніт:ゼニット:「天頂」の意)
ウクライナには、ゼニットロケットというのもあったけどな。
(ゼニット (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
「ウクライナ語: Зеніт ゼニート;ロシア語: Зенит ズィニート:「天頂」を意味する」
まあ、どうでもいいんですが。
このままでいくと、早ければ今月中にもマリンカの二の舞になりかねない。
「ウクライナ東部ドネツク州の防衛拠点マリンカから自国部隊を郊外に撤退させたことを明らかにし、露軍による制圧を認めた。」
「マリンカを巡っては露軍が昨年2月の侵略開始後、繰り返し攻略を試み、ウクライナ軍が抵抗する構図が続いてきた。露軍が東部を中心に戦闘の主導権を握りつつある現状を印象づけた。」
さて、アウディーイウカの次はどこになるんだろうな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(スロバキア首相、戦争終結には「ロシアへの領土割譲必要」 ウクライナ反発)
https://www.cnn.co.jp/world/35214244.html
「ウクライナは何を期待しているのか。ドンバスやルハンスクからロシアが撤退することか、それともクリミア半島からの撤退か。全く非現実的だ。そんなことは誰にでも分かる」(昨秋就任したスロバキアのフィツォ首相)
「ロシア寄りとの見方が多いフィツォ氏は、ウクライナへのさらなる軍事支援を阻止するとの公約を掲げ、昨年10月の選挙で勝利した。今回のラジオインタビューではウクライナについて、親ロシア派のヤヌコビッチ大統領(当時)を失脚させた14年以降、「米国の完全な支配下」にあるとの見方を示した。」
「フィツォ氏は欧州連合(EU)内ではハンガリーのオルバン首相と共同歩調を取り、ウクライナのEUや北大西洋条約機構(NATO)への加盟を阻止する考えを公言している。」
これに対して、ウクライナは金太郎飴な反論をしている。
曰く、
「領土の一体性に関して譲歩はあり得ない。ウクライナであれスロバキアであれ、どの国にとってもそれは同じだ」(ウクライナ外務省のニコレンコ報道官)
曰く、
「率直に言おう。もしウクライナの安全を確保できなければ、スロバキアも欧州全体も安全ではなくなる」(同上)
まあ、率直に言って、ハンガリーとスロバキアの領土の一体性や安全保障は、ロシアが行うことになるだろうから、何の心配もないだろう(そうなのかあ?)。
ウクライナは、安心してロシアに降伏することが出来る(そんなあ!)。
そうできなければ、軍事的敗戦を経てウクライナは消える。
(「戦略的防衛」に転換か ウクライナ、来年攻勢目指す)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012300844&g=int
「防衛重視への転換は停戦を念頭に置いたものではなく、防御を基本として敵を攻撃する「アクティブディフェンス(積極防衛)」で臨む戦略とみられる。ウクライナは、戦力を蓄えながらロシアを疲弊させて、主導権を取り戻すことを狙っている。」(欧米の主要メディア?)
「ウクライナは今年中は守備を固め、来年に再び攻勢を試みる構え。」(西側当局者の話)
「今年は双方とも作戦上の突破口を開く可能性は低い」(同上)
現状を見る限り、これらは戦線の状況を糊塗して、希望的観測を織り交ぜ、ウクライナが再び攻勢に出る可能性をひねり出すためにでっちあげた絵空事に聞こえる。
なぜ、ロシアがそれ(ウクライナの守備固め)を指を咥えて眺めていると考えるのか。
なぜ、地雷が不足して密度が低い防衛網で、スロビキンラインと同じようにロシア軍を食い止められると考えるのか。
なぜ、それなりの戦力の損耗が想定されているアクティブディフェンスで、ウクライナが戦力を蓄積できると考えるのか。
なぜ、数倍の弾薬を投入でき、潤沢な兵力をつぎ込むことが可能なロシア軍を、アクティブディフェンスで疲弊させることが出来ると考えるのか。
無意味だな・・・。
現実問題として、ウクライナのNATO加盟は不可能になった。
欧州は、行きがかり上、名目的に支援を継続するだろうが、自国の防衛力を充実させることを優先して、ウクライナ支援は二の次になる。
ウクライナに守ってもらうのではなく、自分の身は自分で守る。
当然と言えば当然の話だ。
最早、戦場で勝てないウクライナに頼ることはできないのだ。
その考え方は、NATO諸国を危険に晒す。
ウクライナは、そのことを理解する必要がある。
ロシアに勝てなければ、ウクライナの未来はない。
もう、西側に頼ることは諦めて、勝てる戦いに切り替えなければならない。
ロシアに対して防御戦を挑んでも、勝つ見込みはない。
今年勝てなければ、来年勝てる可能性はさらに低くなる。
ザルジニーは、戦力の極端な損亡を嫌って、昨年の反転攻勢を失敗させた。
今残っている兵力が壊滅することを厭わずに、果敢な攻撃を行わない限り活路は得られない。
兵力の補充が出来なければ、ウクライナは負ける。
仮に兵力が補充できたとしても、砲弾が届かなければ同じ結果だ。
しかし、反撃に要する敷居は、時間の経過とともに高くなることはあっても低くなることはない。
既に、時間はロシアに味方している。
死中に活を求めるには、今、反転して攻撃に転じるしかない。
西側のストーリーに騙されて、戦力温存なんてしている間に、戦線はどんどん後退することになる。
来年の春になれば、ひょっとするとウクライナ国内に戦線が存在できなくなるかもしれない(そうなのかあ?)。
つまり、軍事的な完全敗北を喫することになりかねない。
ロシアが、昨年反転攻勢をはねのけ、秋からの攻勢に転じることができた理由はただ一つ。
膨大な人的損失と武器弾薬の損耗を許容出来たからに他ならない。
欧米からの支援のスキームに頼る限り、その戦略は取れない。
どーせ、戦場で勝てないウクライナに、どんだけ投資しても見返りはない。
いずれはロシアの勢力圏内に取り込まれると分かっていれば、金をどぶに捨てるようなものだからな。
その金で、直接自国の兵を養い、武器弾薬を備蓄するのが得策だ。
その投資は生き金になる。
欧州は、そろそろそのことに気付き始めている。
ウクライナが消えちまった後の安全保障は、自ら行うしかないからな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
が、降伏を選択しない場合は消滅するしかない。
今、ありったけの戦力を投入して、ロシアに決死の戦いを挑めば潮目は変わるかもしれない。
もう、時間はウクライナに味方しない。
敵だ。
西側は、既にカウントダウンを始めている。
ウクライナが消えてなくなるまでの時間だ。
その時計を止めることが出来るかどうか。
浮沈子は、ムリポと見ている。
政治的リスクを冒すことになる追加の大動員も、軍事的リスクの高い総攻撃も、ウクライナが選択することはない。
時計の針は静かに進み、やがてゼロを指すことになるだろう・・・。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(NATOがウクライナの砲弾共同調達に調印、でも全部届くのは2027年! 本当に弾尽きるウクライナ軍)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/nato2027.php
「NATOは1月23日、数十万個単位の155ミリ砲弾を生産する、11億ユーロ(12億ドル)規模の契約を結んだと発表した。この契約によって生産される砲弾の数は22万発ほどになる可能性が高い。」
「ただし、実際の納品までには、最長で3年を要する可能性があるという。」
「生産される砲弾は、ウクライナに送られるか、加盟国それぞれが自らの軍備としてストックする」
「第1弾の納品は2025年末までに実施される可能性があると述べたものの、1月23日に明らかにされた納期を見る限り、一部の砲弾は、2027年までウクライナには届かない」(NATO関係者?)
やれやれ・・・。
驚くべき現状も明かされている。
「ロシアは1日あたり2万発以上の砲弾をウクライナに撃ち込んでいる。ウクライナの砲弾発射数は、2023年夏の反転攻撃の期間で1日あたり8000発、直近の数週間では2000発にまで落ち込んでいる。」(EUの推計及びウクライナ軍で作戦の指揮を執るオレクサンドル・タルナフスキー司令官)
なんてこった・・・。
NATOが契約した砲弾(22万発)は、ロシアが11日間でうち尽くすほどに過ぎない。
しかも、ウクライナに届くのは、その一部にすぎず、それも、早くて来年末だとさ!。
話にも何にもならん・・・。
こんなんで、どうすればウクライナがロシアに勝てるのか。
それとも、これは高度な情報戦なのかあ?。
それにしても、今日はウクライナにとって悲惨なニュースが飛び交っている。
(ニューハンプシャー州予備選 トランプ氏勝利確実 主要メディア)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240124/k10014332371000.html
「日本時間の午後3時現在、集計率91%で、得票率はトランプ前大統領が54.9%、ヘイリー元国連大使が43.2%となっていて、アメリカの主要メディアはトランプ氏が勝利を確実にしたと伝えました。」
「すばらしい気分です。彼が私たちの大統領になるのは間違いないでしょう」(トランプ氏の集会に参加していた支持者の女性)
ウクライナは、到底そんな気分にはなれんだろうな・・・。
(「ウクライナ敗戦」を世界大戦へ拡大させるな)
https://toyokeizai.net/articles/-/728632
「ウクライナに限っていえば、戦争の決着はすでについているといえる。」
果敢な2022年秋の撃退、反転攻勢で、一時はロシア軍を押し返していたウクライナは、2023年の反攻作戦の失敗、秋からのロシアの逆反転攻勢を食らい、今や防戦一方に陥っている。
早期警戒機の撃墜など、高価値目標で得点を稼いでいるものの、「点」の勝利を、「面」の勝利につなげることが出来ず、戦闘の継続に疑問が生じてきている。
東部戦線各地では、これまで防御に成功していた陣地が次々と破られている。
(クピャンスク方面でロシア軍がクロフマリンを占領、アウディーイウカでも前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/in-the-direction-of-kupyansk-russian-troops-occupy-krovmarin-and-advance-on-audiivka/
「ロシア軍はクピャンスクに西から迫ろうとしているものの「キスリブカ」と「イワニフカ」の守りが固いため何の成功も収められずにいたが、今回の前進でキスリブカの背後に回る込めるチャンスを獲得した」
「ロシア軍がクロフマリンと村の東郊外を占領した。この後退は周辺の他部隊を危険に晒すだろう」
「アウディーイウカについても「依然として南の状況は危機的だ」「ロシア軍はツァルスカ・オホタから市内に侵入して足場を固めようとしている」「ウクライナ軍による安定化対策が進行中だ」「これに失敗すればアウディーイウカ東部が危機的な状況に陥る」」
東部戦線だけではない。
「膠着状態」ではないことの証として、象徴的意義を与えられてきたドニエプル川渡河作戦も危機に瀕している。
(ウクライナ軍兵士、とっくの昔にドニエプル川左岸での主導権を失っている)
https://grandfleet.info/european-region/ukrainian-soldiers-long-ago-lost-the-initiative-on-the-left-bank-of-the-dnieper-river/
「「左岸の足場を長期的に維持できそうか」という質問に「そんなことは無理だ。海兵隊は攻勢ペースを維持出来なかったため、とっくの昔に攻撃の主導権を失っている」と答え、左岸から撤退しなければ強力な部隊(海兵隊)が失われるかもしれない」(ワーニャ氏(海兵隊と共に戦う偵察部隊所属))
戦争に人的損耗はつきものだが、何か象徴的な役割を与えられていると思われるこの地域では、無意味な消耗が続いているような気がする。
「ドニエプル川左岸での最終目標は「足場を広げてロシア軍支配地域の奥深くに新たな攻撃を仕掛けるための陣地確保」だった」
「ウクライナの威信をかけた反攻作戦が失敗に終わって以降、ドニエプル川左岸の作戦は数少ない明るい話題を提供してきたが、この作戦に参加するウクライナ人兵士はクリンキーの状況が悲惨だと言う」
元来、渡河作戦には大きな犠牲が伴う。
背後で大規模な攻勢が整えられているならともかく、「膠着状態ではない」とか「積極的防衛」などというワケワカの理由のために陣地を死守している部隊は、既に戦闘の意義を失っている。
「個人的には「中途半端で将来性に疑問があるドニエプル川左岸戦線は整理すべきだ」と思ってる。」(ブログ管理人)
「3年目の戦いを見え据えて“どこで防衛態勢をとるべきか”は、もはや左岸で戦う者だけでの問題でなくなっている」(Financial Times紙)
こうやって、苦境が伝えられる事態が継続することになれば、無理して戦線を維持すること自体が情報戦としてはマイナス効果になりかねない。
外部支援の継続を狙った、ある意味無謀な作戦だったが、そろそろウクライナ側も整理したがってきているのかも知れない。
西側の専門家の誰一人として、この作戦を評価している者はいない(ロシアにには居るかも!)。
こうした前線の状況がある一方で、欧州各国はウクライナへの支援を継続する意向を示している。
(フランスもウクライナに安全保障協定を提供、マクロン大統領が2月にキーウ訪問)
https://grandfleet.info/european-region/france-also-offers-security-agreement-to-ukraine-president-macron-visits-kiev-in-february/
「英国とウクライナは12日にG7が約束した二国間の安全保障協定に署名」
「フランスのマクロン大統領も「二国間の安全保障協定をまとめるため2月にウクライナを訪問する」と表明」
「カナダも草案をウクライナ側に提示済みで、米国、ドイツ、イタリアとの協議も進んでいる。」
「リトアニア、エストニア、ラトビアはウクライナに対する「長期的な支援(複数年14億ユーロ以上)」と「政治的な支持」を先週表明」
「スイスは15日「ウクライナの再建に15億フラン(2025年~2028年の複数年)を割り当てる」と発表」
わが国の支援は、単発かつ非軍事的な分野に限られているため、こうした欧米の支援とは一線を画しているようにも見える。
一見、敗色濃厚となってきた戦闘と矛盾して見えるこれら長期的支援の表明は、「停戦」への布石ではないのか。
ロシアに停戦交渉を迫る際に、少しでも有利な状況を演出するための小道具ではないのか。
どの支援も、自国兵力を直接ウクライナに派遣することはない。
逆に言えば、そのことを明確にしている安全保障ともいえる。
んなんで、「安全保障」と言えるのかどうかは知らない。
実質的な効果が疑問視されるこれらの支援は、つまり、西側の手詰まりの象徴ともいえる。
防御戦に必要な武器弾薬と、国家維持に必要な経済支援は行うが、それ以上ではないぞ、と。
兵員については、自前で何とかしてくれ、と。
二国間協定の形をとっているのは、つまり、EUやNATOといった、包括的な支援の枠組みが、とっくの昔に破綻しているからに他ならない(トルコやハンガリーとかもあるしな)。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
西側は、四分五裂に陥っている。
それでも、総体としてウクライナを支えるのに十分な支援が得られるなら、まあ、カッコは悪いが問題ではない。
最大のリスクは米国だろうな。
ウクライナにとってだけではなく、欧州全体にとって、壊滅的な影響が生じる。
大統領選挙、下院改選が迫っている。
欧州は、米国頼みから脱却して、自前でウクライナを支え続けなければならなくなってきている。
(仏国防相、ウクライナ向けに155mm自走砲を78門生産すると表明)
https://grandfleet.info/european-region/french-defense-minister-announces-production-of-78-155mm-self-propelled-guns-for-ukraine/
「備蓄から装備を取り出してウクライナに提供するやり方は終わりを迎えようとしている」(フランスのルコルニュ国防相)
新たに生産した武器を供給するという話なんだが、それはつまり、備蓄が尽きてしまったことの裏返しに過ぎない。
78門の大砲がウクライナ向けに製造されるとあるけど、そのうち6門だけがウクライナ向けで、78門というのは年間の生産能力だ。
やれやれ・・・。
カエサルは、戦術的に成果を発揮していると言われていて、需要と供給がかみ合えば、戦況に与える影響も期待できるけど、問題は砲弾の方だろうな・・・。
「155mm砲弾の供給量は2023年4月まで月1,000発だったが、それ以降は月2,000発に、2024年1月末からは月3,000発に増える予定だ。」
1日1万発の砲弾が消費される戦場で、月産3000発が多いとは思えないけどな(1割程度)。
しかも、全てがウクライナ向けではない。
「砲弾生産も火薬の在庫が世界中で不足しているため問題を抱えている。」
生産能力があったとしても、実際の生産が行えない状況になってきている。
西側全体が、戦闘継続能力に問題を抱えている気がする。
ウクライナ紛争という、たった一つの地域紛争すら維持できない。
おっと、イスラエルもドンパチ始めちまったしな。
米国は、中東での戦線を拡大させまいと躍起だが、イランもぶち切れ寸前だし、ネタニヤフは戦争の継続に意欲満々だ(政治生命がかかってるしな)。
ここで盛り上がれば、砲弾の生産にも影響が及ぶ。
各国が威勢のいい支援をぶち上げても、実際に武器弾薬が供給されるまでのリードタイムはかなり長い。
戦争は時間の関数だから、時間的に引き延ばされた兵站の実態はお寒い限りだ。
これらの状況は、長期的にはロシアにも影響するかもしれない。
が、既にフル稼働に移っているロシア軍需産業とは異なり、西側の動きは遅過ぎる気がする。
本気度が感じられない。
大砲にしても、金が集まれば作るが、そうでなければできないしな。
タラレバの話は、事ここに及んでも繰り返されている。
ロシアが欧州に攻め込んでくるのは当分先の話だろうと、高を括っているのだ。
ウクライナとドンパチやっている間は、欧州は安泰だと胡坐をかいている。
ウクライナは負ける。
いや、消えてなくなる。
ロシアは、停戦はおろか、降伏すら認めないだろう。
我々は、この21世紀にもなって、侵略戦争によって国家が丸ごと消えていくのを目の当たりにすることになる。
いや、これからは、こういうのが日常になるのかもしれない。
韓国も、台湾も、そして、我が国も。
火種を抱える地域は、世界中にある。
明日は我が身だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナはロシアに勝てる? 西側諸国の「支援疲れ」が生む悲劇)
https://voice.php.co.jp/detail/10768
「ロシア・ウクライナ戦争の展望として最も蓋然性が高いのは、膠着状態からの長期化」
浮沈子も、かつてはそう思っていたけど、外的要因だけで動いているわけではないからな。
この記事をざっと読んで感じたのは、ウクライナの国内情勢について、あまりにオミットしているのではないかという点だ。
戦力的に最も懸念されるのは、ウクライナの動員力が衰えている点だろう。
ロシアは、大統領選挙を乗り切ってしまえば、安定政権になるわけだから、その気になればいくらでも動員するかもしれず、そっちの懸念はほぼない。
逆に、ウクライナは50万人の増員が必要と言われながら、その対策を打てずに時間を浪費し続けている。
「長期化に影響すると見積もられる要因は以下」
第一は、ウクライナ支援は現状またはそのプラスアルファレベルで、ゲームチェンジャーになるほど格段に支援がなされることはないが、支援そのものは今後も必要量の弾薬を含め現状どおりに実施されること。
第二は、プーチン大統領は今年3月に再選され、政権を安定させたうえで、世論を気にせずにより強硬な施策(総動員)などが可能な状態になり、継戦能力に大きな問題が生起する可能性は低いこと。
第三は、イラン、北朝鮮などのロシアへの直接的な軍事支援体制は構築されており、また、中国やインドのエネルギー購入による経済の下支え、軍民デュアルユース技術の支援による軍事力整備の土台が継続すること。
「このような要件に大きな変化がなければ、膠着状態から長期化になるシナリオの可能性が高くなる」
ウクライナの兵力調達が滞り、自壊に等しい状況に陥ることは想定されていない。
事態がウクライナに有利になるには、航空優勢を獲得することだが、記事ではそれはあり得ないとしている(そうなのかあ?)。
西側の支援なしでは不可能だし、西側はロシアの核兵器使用を恐れてウクライナに航空優勢を与えないだろうというわけだ。
負けない戦いはさせるが、勝てる戦いはさせない。
ウクライナの兵力は、損耗する一方だな・・・。
浮沈子は、動きは速いと見ている。
(ロシア、夏にも大規模攻撃か 英紙、首都キーウ侵攻排除せず)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c2b5e7dcefd79dddc25e66df9d3d105f33d6d22
「英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は19日、ロシア軍が夏にもウクライナへの大規模攻撃を仕掛ける可能性があると報じた。」
「同紙は、ロシアが最近、北朝鮮からの兵器調達や中国製軍用部品の輸入によって武器を増やしていると指摘。」
「併合を宣言した東部・南部4州の完全支配が目的。首都キーウへの再侵攻も排除していないとの見方もある。」
ロシアの軍事物資の備蓄増は、ウクライナ戦争限定とは限らないからな。
来るべき欧州とのドンパチに備えて、既に備蓄している可能性は高い。
つまり、現在のロシア軍の攻勢というのは、備蓄を積み増しながら継続しているわけで、生産や調達能力に余力があるということなわけだ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「ウクライナを征服し国民を服従させるというプーチン大統領の最終目標に変化はない」(米情報機関)
まあ、ウクライナについては変化なしかも知れないが、対欧州ということになれば、大きく変わってきている気がする。
既に、ウクライナ紛争については、ロシアとしてはオワコンと見ている可能性がある。
停戦だろうが、降伏だろうが、敗戦だろうが、主導権はロシアが握っている。
戦後の統治をどうするかという観点から、この戦争の終わらせ方を逆算して対応している。
そして、それらは全て二次的な問題に格下げされている可能性が高い。
ひょっとしたら、やはり長期戦になるかもしれないが、それはロシアの選択ということになる。
浮沈子は、ウクライナへの西側支援を断ち切る目的で、NATO加盟国への小規模な侵攻を想定しているけど、ウクライナ戦争を長期化させつつNATO侵攻を進めることも可能性としてはあり得る。
西側の戦力の消耗を狙ってな。
ウクライナ戦争は、当初はロシアの戦力消耗を意図していたのかもしれないが、欧州はまんまと罠に嵌り、ウクライナへの長期支援を約束してしまった。
抜けるに抜けられない罠に足を取られたまま、ロシアに消耗戦を強いられた状態で、今度は直接攻撃を食らうわけだ。
やれやれ・・・。
冷戦後、平和の報酬を求めて軍事産業を縮小させ、在庫を減らしてきたツケが、一気に表面化している。
ロシアの欧州攻撃のタイミングは、その意味では、早ければ早いほど効果的だ。
抗戦意欲満々のウクライナに足を引っ張られながら、自国の防衛を固めていかなければならないジレンマ・・・。
米国の大統領選挙は、その状況に決定的な影響を与えるだろうが、それは表層に過ぎない。
武器弾薬の製造能力は、少なくとも現時点ではロシアが勝っているとされる。
西側が対抗できるようになるための時間は、数年間とされているが、それも希望的観測に過ぎない。
欧州大戦争がおっぱじまっちまって、攻撃対象が各国の軍需産業の拠点に及べば、皮算用した計画はとん挫するからな。
まあ、どうでもいいんですが。
FTが夏のロシア大攻勢を報じていることは、西側支援に対する警鐘でもある。
一つには、現状の砲弾不足を直ちに解消して反撃し、ロシアに備蓄させないように消耗を促さなければならない。
そのためには、西側の在庫を積極的に取り崩すことも含まれる。
身を切る支援が欠かせないだろう(我が国は、自国の防空ミサイルが不足しているにもかかわらず、米国に輸出しているからな)。
もう一つは、支援の規模や内容を見直して、ウクライナが勝てる戦いを可能にしなければならない。
その結果が、たとえ、核兵器の使用につながる恐れがあるとしてもだ。
モスクワを狙える中距離弾道ミサイルや、航空優勢を確保するための対空ミサイル、早期警戒機の配備も必要だろう。
ロシア空軍をアットーする兵器を供与する必要がある。
そうしなければ、この戦争には勝てない。
戦闘機は、単発で運用しても効果は薄い。
ロシア領内の空軍の拠点を叩くためのシステムを、併せて運用する必要がある。
ロシアが、二度とウクライナを攻撃しようという意図を抱かないようにするために、徹底的に壊滅させない限り、この戦争は終わらない。
もちろん、ウクライナの被害も甚大なものになるだろうが、それはやむを得ないだろう。
キエフに核爆弾が投下されることは、想定の範囲内だ。
それでも戦争が終わらない時、ロシアは初めてウクライナの本質を知ることになる。
未来永劫、この地域を支配しようとする意欲を失わせるための苛烈極まる攻撃を許容すべきだろう。
ドニエプル川の左岸に橋頭保を築いたとしても、ロシアは痛くも痒くもないだろう。
自衛のための反撃というなら、イスラエルがガザで行っている行為を見習うべきだ。
国際的な非難など、ものともせずに敵の殲滅を計る。
そして、同じことが繰り返されないために、支配を徹底する。
モスクワに投下する弾道ミサイルには、何を積んだらいいか、じっくり考えた方がいいな。
ロシアが、ゼレンスキーの故郷を空爆したように、サンクトペテルブルグも地図上から消し去った方が効果的だろう。
ウクライナには、そうする権利がある。
それとも、イスラエルにはあっても、ウクライナにはないとでもいうんだろうか・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(「ロシア西・南部はウクライナ」 ゼレンスキー氏、大統領令で対抗)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012201024&g=int
「ロシア西・南部の計6州・地方を「歴史的なウクライナ人居住地」と位置付ける大統領令に署名」
「「ウクライナ人居住地」は、西部ベルゴロド、ブリャンスク、クルスク3州と南部クラスノダール地方、南部ボロネジ、ロストフ2州。」
「これらの土地は帝政ロシア時代を含め、ウクライナ系の農民やコサックが暮らしたことで知られる。」
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
うーん、何とも言えないんだが、諸刃の剣のような気がするんだがな。
ウクライナとロシアは、歴史的に交流があり、一体不可分な関係だとでも言いたいんだろうか?(ありえねー・・・)。
それとも、そこに暮らす人々を開放するために、ロシア本土に攻撃でも仕掛けようというんだろうか?。
そして、西側に、そのための武器弾薬を支援するよう要請しようとでもいうのか。
もう、やけのやんぱち!。
(やけ・の・やんぱち)
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%84%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%93%E3%81%B1%E3%81%A1#:~:text=%E7%84%A1%E7%90%86%E3%81%AE%E8%A8%80%E3%82%92%E5%90%90%E3%81%8D,%E3%80%8C%EF%BC%8D%E3%82%92%E3%81%84%E3%81%B5%E3%80%8D%E3%80%82
「無理の言を吐きて我意を募ること」
まあ、どうでもいいんですが。
現在のウクライナは、米国にとってはイスラエルと同じだな。
自制が効かず、暴走し始めている。
これまでも、越境攻撃を掛けては米国からの支援を募ってきたが、もう、どーせ、支援がないというなら好きにさせてもらうという体か。
イスラエルの方は、大統領選挙を控えて支援が途切れることはないと高を括っているけどな。
ウクライナが戦域を拡大すれば、自らの首を絞めることになる。
最後の抵抗のつもりなのか、それとも異なる意図があるのかは知らない。
浮沈子には、単なる暴挙としか映らない。
もちろん、ウクライナに反撃の権利はある。
自衛のための戦いは、相手に二度と攻撃させないために、徹底的な敗北を与えなければならない。
それが鉄理だ。
それが出来なければ、戦いに敗れることになる。
勝利か、さもなくば消滅だ。
ウクライナは、とりあえず消滅することを選んだのかもしれない(そんなあ!)。
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(再掲)
世界を2000年放浪し続けた未来のウクライナ人が、かつて祖国があった土地に住むロシア人を排除して新生ウクライナを建国する。
その時のための、遠い遠い未来のための、確かな布石・・・。
現代のウクライナ人が、このことをどう受け止めるかが問題だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ戦闘、ロシアの非戦略核兵器の重要性高める=英シンクタンク)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/6EW54N3H5ZIUBL6SEBNWJEEO6Q-2024-01-22/
「西側諸国は核兵器で対抗する決意を欠くとロシアが見なし、NSNWの利用を勢いづかせる可能性があるのではないかとの問題を提起」(英シンクタンク国際戦略研究所(IISS):非戦略核兵器(NSNW):射程距離が5500キロまでの核兵器を指し、戦場での使うことを目的とした戦術兵器などが含まれる。ロシアが米国へ向けた攻撃に使い得る長距離の戦略核兵器はNSNWに含まれない。)
「西側が核兵器を使用する、あるいは紛争でさらに犠牲者を出すことを受け入れるという確たる意志がないとのロシア側の認識は、ロシアがNSNWに対する積極的な考え方と方針を一段と強化する」
「NSNWを使用するロシア側の論理は制御された形で紛争をエスカレートさせることにあるとして「米国とNATOが関与することを阻止するか、ロシアの条件下で戦闘終結を強要することだ」と指摘」
ウクライナ紛争を早期に終結させる手段としての使用の想定は当然だが、浮沈子的には、その後のNATOとの直接対決の方が問題だと感じる。
NATOの関与を阻止するために、いきなり核兵器を打ち込んでくるという話は、たぶんない。
比較的小規模の、通常戦力での侵攻で十分だ、
逆に、ウクライナ戦域での核兵器の使用では、効果的にNATOを食い止めることはできないと見ている。
NATOは、ウクライナに派兵していないからな。
IISSが、このタイミングで核兵器使用のリスクの高まりを指摘した意味は深い。
西側に、欧州における戦域核兵器の使用を想定した戦略を、早急に構築することを迫るものだ。
それが、ロシアの核兵器使用を抑止することにつながると見ているわけだからな。
が、準備された兵器は使われる運命にある。
欧州大戦争は、戦術核兵器が飛び交い、中距離弾道ミサイルを撃ち合うことになるだろう。
どちらが、どれだけの被害を許容できるかが問題だ。
えーと、英国だって狙われるに決まってるけどな。
ロンドンが廃墟になる前に、一度行っておこうかな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ高官 “北朝鮮がロシアにとって最大の武器供給国”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240123/k10014330581000.html
「ロシアはウクライナでみずからの生産能力を超える砲弾や武器を使っているため他国に供給を求めている」(ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長)
「北朝鮮は大量の砲弾を移送した。これでロシアは少し息を吹き返した。北朝鮮の支援がなければ、ロシアにとって壊滅的な状況になっていただろう」(同上)
ロシアの砲弾生産力がウクライナでの使用量を下回っているという情報の根拠はない。
一方で、前線ではウクライナ側の砲弾使用量は、ロシアの5分の1程度と言われている。
情報戦だから(ブダノフ氏は国防省の情報総局長だしな)、うそ、でっち上げ、でたらめ、いい加減な情報が飛び交うのは当然だ。
「少し」息を吹き返したとか、「壊滅的」な状況になっていたなど、自国に有利に聞こえるように、言い回しにも気を使っている。
実際には、ロシアはおそらくかなりな量の砲弾の備蓄を積み上げているだろうし、北朝鮮製に頼ったのは一時的な措置だった可能性が高い。
現在、実際のロシアの砲弾生産力は、西側の全てを合わせたよりも高いと言われている。
まあ、それだって、本当かどうかは分からないけどな。
しかし、ウクライナはうそをつく。
これまでも、そして、これからも。
戦争当事国の発信する情報は、嘘に塗れている。
それは、支援国でも同じだ。
そこんとこを、キッチリ見極めていかないとな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
先日引用したゼレンスキー大統領の記事・・・。
(「ロシア西・南部はウクライナ」 ゼレンスキー氏、大統領令で対抗)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012201024&g=int
「ウクライナの未来のために歴史の真実を取り戻すことを意味する」(ウクライナのゼレンスキー大統領:再掲)
「ゼレンスキー氏の大統領令は、こうした歴史観に対抗し、プーチン政権をけん制する狙いがありそうだ。」
時事通信は、ロシアによるウクライナ東・南部の併合に対抗する措置だとしているが、少し冷静に考えれば、必ずしも「対抗措置」とは言えない気もする。
ウクライナ全域がロシアの影響下に入れば、ロシア側に不都合な真実は抹消され、或いは改ざんされて、消え去ってしまうと考えているのかもしれない。
つーことは、あれだな、ウクライナは、敗戦を覚悟したということなわけだ(そうなのかあ?)。
だって、勝利の方程式を確信しているのなら、何も今、慌てて過去の歴史をほじくり返す必要もないだろう。
ロシアをウクライナ領土から完全に駆逐してから、ゆっくりと歴史的な資料とやらに向き合えばいいだけの話だ。
そうしないで、ウクライナの未来のために、今やらなければならない理由はただ一つ。
敗戦だ。
浮沈子は、報道を読んだ時には思いもよらなかったが、ウクライナ自身が東部の支配を確実にするために同じようなことをやってきたのかもしれない。
歴史的記録の抹消、歪曲、改ざん、エトセエトセ・・・。
国家が歴史を弄ることはふつーに行われている。
このブログでも、過去に何度か引用しているお話・・・。
(崔杼:「崔杼弑君」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%94%E6%9D%BC#%E3%80%8C%E5%B4%94%E6%9D%BC%E5%BC%91%E5%90%9B%E3%80%8D
「崔杼が荘公を殺害したのち、斉国の太史(歴史記録官)と崔杼の間にあった出来事についての簡潔な記述がある」
「太史が『崔杼、其の君を弑す』と事実を史書に書いたので、崔杼はこれを殺した。後をついだ太史の弟も同じことを書いたので、二人目も殺された。しかし彼らの弟はまた同じことを書き、とうとうこれを舎(ゆる)した。太史兄弟が殺されたことを聞いた別の史官は『崔杼其の君を弑す』と書いた竹簡を持って駆けつけたが、すでに事実が記録されたと聞いて帰った」
「崔杼と太史たちの故事は中国人が歴史を記すという行為にかける執念を表す例としてしばしば引き合いに出され、また荘公が殺された後の晏嬰の行動が、これも晏嬰の義に対する一途さの逸話として良く語られるために、崔杼は単なる逆臣とされるにとどまらず、一層悪名が強調され後々まで語られることになった。」
この故事は、歴史が改ざんされなかったことの事例だが、こんな話が伝えられているということはだな、裏でどんだけ改ざんが行われてきたかということを象徴しているのではないか。
ロシアもまた、同じことを行うに違いないと確信しているからこそ、ウクライナの主権が行使できる「今」、その作業を行う必要があるのだ。
悲壮だな・・・。
(ウクライナ軍総司令官、初の記者会見で東部防衛拠点から撤退を認める…露軍に主導権移ったか)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231227-OYT1T50085/
「ザルジニー氏は露軍が攻勢を強めるアウディーイウカの戦況に関しても「現状では2、3か月以内に露軍に占領される恐れがある」として、厳しい戦いを強いられていることを認めた。」
記事は、昨年暮れ(2023年12月27日)のもので、前日のザルジニーの記者会見の模様を伝えている。
そのアウディーイウカは、記者会見から1か月も経たないうちにロシア軍に攻め込まれている。
(アウディーイウカの状況は危機的、重要な防衛拠点を奪われた可能性が高い)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-situation-at-audi-iuka-is-critical-and-there-is-a-high-possibility-that-an-important-defense-base-has-been-taken-away/
「ロシア軍が足場を築いて市街戦を開始した」
「さらにロシア軍の前進を2014年から阻止してきたウクライナ軍拠点=旧防空基地も奪われた可能性が高く、アウディーイウカ南部の状況は相当厳しい。」
「ウクライナ人が「Зеніт」と呼ぶ旧防空基地は「スパルタク方向からアウディーイウカに向かうロシア軍」を2014年から阻止し続けてきた守りの要なのだが、ロシア軍が旧防空基地=Ⓐを襲撃してウクライナ大統領旅団の兵士を捕虜にする様子が登場」(Зеніт:ゼニット:「天頂」の意)
ウクライナには、ゼニットロケットというのもあったけどな。
(ゼニット (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
「ウクライナ語: Зеніт ゼニート;ロシア語: Зенит ズィニート:「天頂」を意味する」
まあ、どうでもいいんですが。
このままでいくと、早ければ今月中にもマリンカの二の舞になりかねない。
「ウクライナ東部ドネツク州の防衛拠点マリンカから自国部隊を郊外に撤退させたことを明らかにし、露軍による制圧を認めた。」
「マリンカを巡っては露軍が昨年2月の侵略開始後、繰り返し攻略を試み、ウクライナ軍が抵抗する構図が続いてきた。露軍が東部を中心に戦闘の主導権を握りつつある現状を印象づけた。」
さて、アウディーイウカの次はどこになるんだろうな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(スロバキア首相、戦争終結には「ロシアへの領土割譲必要」 ウクライナ反発)
https://www.cnn.co.jp/world/35214244.html
「ウクライナは何を期待しているのか。ドンバスやルハンスクからロシアが撤退することか、それともクリミア半島からの撤退か。全く非現実的だ。そんなことは誰にでも分かる」(昨秋就任したスロバキアのフィツォ首相)
「ロシア寄りとの見方が多いフィツォ氏は、ウクライナへのさらなる軍事支援を阻止するとの公約を掲げ、昨年10月の選挙で勝利した。今回のラジオインタビューではウクライナについて、親ロシア派のヤヌコビッチ大統領(当時)を失脚させた14年以降、「米国の完全な支配下」にあるとの見方を示した。」
「フィツォ氏は欧州連合(EU)内ではハンガリーのオルバン首相と共同歩調を取り、ウクライナのEUや北大西洋条約機構(NATO)への加盟を阻止する考えを公言している。」
これに対して、ウクライナは金太郎飴な反論をしている。
曰く、
「領土の一体性に関して譲歩はあり得ない。ウクライナであれスロバキアであれ、どの国にとってもそれは同じだ」(ウクライナ外務省のニコレンコ報道官)
曰く、
「率直に言おう。もしウクライナの安全を確保できなければ、スロバキアも欧州全体も安全ではなくなる」(同上)
まあ、率直に言って、ハンガリーとスロバキアの領土の一体性や安全保障は、ロシアが行うことになるだろうから、何の心配もないだろう(そうなのかあ?)。
ウクライナは、安心してロシアに降伏することが出来る(そんなあ!)。
そうできなければ、軍事的敗戦を経てウクライナは消える。
(「戦略的防衛」に転換か ウクライナ、来年攻勢目指す)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012300844&g=int
「防衛重視への転換は停戦を念頭に置いたものではなく、防御を基本として敵を攻撃する「アクティブディフェンス(積極防衛)」で臨む戦略とみられる。ウクライナは、戦力を蓄えながらロシアを疲弊させて、主導権を取り戻すことを狙っている。」(欧米の主要メディア?)
「ウクライナは今年中は守備を固め、来年に再び攻勢を試みる構え。」(西側当局者の話)
「今年は双方とも作戦上の突破口を開く可能性は低い」(同上)
現状を見る限り、これらは戦線の状況を糊塗して、希望的観測を織り交ぜ、ウクライナが再び攻勢に出る可能性をひねり出すためにでっちあげた絵空事に聞こえる。
なぜ、ロシアがそれ(ウクライナの守備固め)を指を咥えて眺めていると考えるのか。
なぜ、地雷が不足して密度が低い防衛網で、スロビキンラインと同じようにロシア軍を食い止められると考えるのか。
なぜ、それなりの戦力の損耗が想定されているアクティブディフェンスで、ウクライナが戦力を蓄積できると考えるのか。
なぜ、数倍の弾薬を投入でき、潤沢な兵力をつぎ込むことが可能なロシア軍を、アクティブディフェンスで疲弊させることが出来ると考えるのか。
無意味だな・・・。
現実問題として、ウクライナのNATO加盟は不可能になった。
欧州は、行きがかり上、名目的に支援を継続するだろうが、自国の防衛力を充実させることを優先して、ウクライナ支援は二の次になる。
ウクライナに守ってもらうのではなく、自分の身は自分で守る。
当然と言えば当然の話だ。
最早、戦場で勝てないウクライナに頼ることはできないのだ。
その考え方は、NATO諸国を危険に晒す。
ウクライナは、そのことを理解する必要がある。
ロシアに勝てなければ、ウクライナの未来はない。
もう、西側に頼ることは諦めて、勝てる戦いに切り替えなければならない。
ロシアに対して防御戦を挑んでも、勝つ見込みはない。
今年勝てなければ、来年勝てる可能性はさらに低くなる。
ザルジニーは、戦力の極端な損亡を嫌って、昨年の反転攻勢を失敗させた。
今残っている兵力が壊滅することを厭わずに、果敢な攻撃を行わない限り活路は得られない。
兵力の補充が出来なければ、ウクライナは負ける。
仮に兵力が補充できたとしても、砲弾が届かなければ同じ結果だ。
しかし、反撃に要する敷居は、時間の経過とともに高くなることはあっても低くなることはない。
既に、時間はロシアに味方している。
死中に活を求めるには、今、反転して攻撃に転じるしかない。
西側のストーリーに騙されて、戦力温存なんてしている間に、戦線はどんどん後退することになる。
来年の春になれば、ひょっとするとウクライナ国内に戦線が存在できなくなるかもしれない(そうなのかあ?)。
つまり、軍事的な完全敗北を喫することになりかねない。
ロシアが、昨年反転攻勢をはねのけ、秋からの攻勢に転じることができた理由はただ一つ。
膨大な人的損失と武器弾薬の損耗を許容出来たからに他ならない。
欧米からの支援のスキームに頼る限り、その戦略は取れない。
どーせ、戦場で勝てないウクライナに、どんだけ投資しても見返りはない。
いずれはロシアの勢力圏内に取り込まれると分かっていれば、金をどぶに捨てるようなものだからな。
その金で、直接自国の兵を養い、武器弾薬を備蓄するのが得策だ。
その投資は生き金になる。
欧州は、そろそろそのことに気付き始めている。
ウクライナが消えちまった後の安全保障は、自ら行うしかないからな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
が、降伏を選択しない場合は消滅するしかない。
今、ありったけの戦力を投入して、ロシアに決死の戦いを挑めば潮目は変わるかもしれない。
もう、時間はウクライナに味方しない。
敵だ。
西側は、既にカウントダウンを始めている。
ウクライナが消えてなくなるまでの時間だ。
その時計を止めることが出来るかどうか。
浮沈子は、ムリポと見ている。
政治的リスクを冒すことになる追加の大動員も、軍事的リスクの高い総攻撃も、ウクライナが選択することはない。
時計の針は静かに進み、やがてゼロを指すことになるだろう・・・。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(NATOがウクライナの砲弾共同調達に調印、でも全部届くのは2027年! 本当に弾尽きるウクライナ軍)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/nato2027.php
「NATOは1月23日、数十万個単位の155ミリ砲弾を生産する、11億ユーロ(12億ドル)規模の契約を結んだと発表した。この契約によって生産される砲弾の数は22万発ほどになる可能性が高い。」
「ただし、実際の納品までには、最長で3年を要する可能性があるという。」
「生産される砲弾は、ウクライナに送られるか、加盟国それぞれが自らの軍備としてストックする」
「第1弾の納品は2025年末までに実施される可能性があると述べたものの、1月23日に明らかにされた納期を見る限り、一部の砲弾は、2027年までウクライナには届かない」(NATO関係者?)
やれやれ・・・。
驚くべき現状も明かされている。
「ロシアは1日あたり2万発以上の砲弾をウクライナに撃ち込んでいる。ウクライナの砲弾発射数は、2023年夏の反転攻撃の期間で1日あたり8000発、直近の数週間では2000発にまで落ち込んでいる。」(EUの推計及びウクライナ軍で作戦の指揮を執るオレクサンドル・タルナフスキー司令官)
なんてこった・・・。
NATOが契約した砲弾(22万発)は、ロシアが11日間でうち尽くすほどに過ぎない。
しかも、ウクライナに届くのは、その一部にすぎず、それも、早くて来年末だとさ!。
話にも何にもならん・・・。
こんなんで、どうすればウクライナがロシアに勝てるのか。
それとも、これは高度な情報戦なのかあ?。
それにしても、今日はウクライナにとって悲惨なニュースが飛び交っている。
(ニューハンプシャー州予備選 トランプ氏勝利確実 主要メディア)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240124/k10014332371000.html
「日本時間の午後3時現在、集計率91%で、得票率はトランプ前大統領が54.9%、ヘイリー元国連大使が43.2%となっていて、アメリカの主要メディアはトランプ氏が勝利を確実にしたと伝えました。」
「すばらしい気分です。彼が私たちの大統領になるのは間違いないでしょう」(トランプ氏の集会に参加していた支持者の女性)
ウクライナは、到底そんな気分にはなれんだろうな・・・。
🐱米国大統領選挙:撤退 ― 2024年01月22日 08:18
米国大統領選挙:撤退
(「トランプ氏のライバル」デサンティス氏が大統領選から撤退)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240122/k10014329531000.html
「フロリダ州のデサンティス知事が選挙戦から撤退し、トランプ前大統領を支持すると表明」
撤退はいいとしても、その後の支持がトランプさんとはね。
「共和党の候補者選びの有権者の大多数がトランプ氏にもう一度、チャンスを与えたいと思っていることは明らかだ。トランプ氏は現職のバイデン大統領よりも優れている」
やれやれ・・・。
「これによって共和党の候補者選びは事実上、トランプ氏とヘイリー元国連大使の2人の戦いとなります。」
ニューハンプシャーでの予備選挙は、アイオワよりはいい結果になりそうだ(誰にとって?)。
まあいい。
ヘイリー氏は、善戦するだろうが、所詮、トランプさんの敵ではない。
春まで持てば上等だろう。
が、2016年にトランプさんが当選した際には、泡まつ候補と見られていたわけだから、米国では何が起こっても不思議ではない。
しかし、今回は順当に老々対決になると思われる。
それが米国にとっていいことなのかどうかは知らない。
確かなことはただ一つ。
ウクライナにとっては、いやーなニュースが増えたということだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア、ウクライナ戦争巡りトランプ氏と接触せず=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/X5VCF2GWJBI4JCFBDIY422BD5M-2024-01-22/
「ウクライナとの戦争解決を巡り、2024年米大統領選の共和党最有力候補、トランプ前大統領と接触していないと発表」(ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官)
「トランプ氏が勝利した場合、この問題をどのように解決するつもりなのか、ロシア首脳部は全く把握していない」(同上)
ホントかあ?。
火のない所に煙は立たず・・・。
この発表を額面通りに信じるわけにはいかないけど、では、何故、今、このタイミングで、クサい発表をしているのかは、冷静に見ておく必要がある。
一つには、どーせやってるに決まっている大統領選挙への介入に対する批判をけん制するという、シンプルな情報戦の一環だ。
が、それだけじゃないだろう。
発表を裏読みすれば、ウクライナ問題の収束以外では、トランプ派との接触があり、影響力を行使できるぞという警告とも受け取れる。
実際がどうかは問題ではない。
情報戦だからな。
そういう印象を与えることで、どういう波及効果が得られるかが重要だ。
ひょっとすると、世間一般の認識とは逆に、ロシアにとって好ましい米国政権というのは、バイデン政権の方なのではないのか。
今や、ウクライナやイスラエルで戦力を消耗させられているのは西側の方だ。
トランプ政権になって、24時間以内にウクライナ戦争を終了させられては、ロシアにとっては不都合極まりない状況になる。
適度に支援を継続させて、ウクライナで消耗してもらうのがよろしい。
しかも、バイデン政権では、米国の軍需産業への積極投資という話は表面化していないからな。
現行の生産体制のまま推移している(増産も、数倍程度)。
欧州も、掛け声だけは勇ましいが、ロシアのように24時間体制で武器弾薬の生産を行う状況にはなっていない。
想定されている戦闘の強度というのが、ロシアの生産能力を下回り、備蓄を推進できるレベルということなわけだ。
西側の想定は、自らの生産力ベースでの想定で、逆に、戦闘をその規模に抑えるというワケワカの発想に陥っている(浮沈子は、ウクライナの兵員調達がネックと見ているんだがな)。
ロシアにとっては、思う壺にハマってくれているわけで、ドラスティックな変化をもたらすトランプ政権はお呼びではないのかもしれない。
つーか、クレムリンの発表は、まあ、そういった発想を生み出すための情報戦を仕掛けている可能性があるわけだ。
本当のところは分からない。
米国大統領選挙は、混迷を極めるだろう。
自国第一主義の流れの中で、バイデン政権が持ち堪えられるのか、トランプさんが、まさかの逆転を果たすのか。
世論調査は、当てにはならない。
選挙民は、異なる投票行動に走るからな。
拮抗する事態に持ち込まれれば、ふたを開けてみるまでは分からないことになる。
(今日:1月23日)ニューハンプシャーの予備選挙が行われるが、トランプさんの支持は5割を超えて6割に迫るだろう。
共和党の大統領候補は、ほぼほぼ確定と言っていい。
クレムリンの発表のタイミングは、実に絶妙だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏再選に向け民主党内部で懸念広がる-トランプ氏との対決で)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-25/S7SNAXT0G1KW00
「現時点ではバイデン氏の勝算は薄い」(複数の民主党議員)
なんだってえ!?。
・バイデン氏の選挙運動はこれまでのところ不調
・81歳という同氏の年齢が懸念材料
・物価高
・パレスチナ自治区ガザでの紛争への対応
おいおい・・・。
「世論調査ではトランプ氏のリードが相次いで示されていることを踏まえ、これら民主党議員や一部の同党関係者らはバイデン氏が再選を果たせるか不安を抱いている」
「バイデン氏は今週、選挙運動のてこ入れを図るためホワイトハウスの側近2人を同氏の選挙対策本部があるデラウェア州ウィルミントンに異動」
んなんで、てこ入れできるのかあ?。
記事を読むと、どうやら側近人事で揉めているようだ。
「バイデン氏が当選する見込みがある候補者だという幻想から目を覚まさなければならない」(民主党候補指名を目指すフィリップス下院議員)
「われわれは皆、ワシントンで何が起こっているか知っている。私はただ、目立たない部分を声高に指摘しているだけだ」(同上)
浮沈子は、思わせぶりなワシントン情報が何を意味しているのかは知らない。
ただ、民主党内部でバイデンの再選に危機感が生じていることは分かった。
が、他に候補を立てるわけにはいかないからな。
弾がなさすぎる。
現職再選で押し切るしかない。
選挙運動の不調、候補者の高齢、経済政策の失敗と対外政策の不人気・・・。
どれも、再選を危うくする要素だ。
「バイデン氏の支持者の多くは、最も有利に戦える相手はトランプ氏だと考えているが、世論調査ではトランプ氏のリードが相次いで示されている」
期待できるのは敵失だけか・・・。
浮沈子は、米国の本質的な変化が、表層としての大統領選挙に現れてきているのだと見ている。
バイデンが再選されたとしても、その流れは変わらない。
米国一国主義の台頭、国際社会への関与の減退、内向きの政策、移民、関税障壁の変化・・・。
(共和党指名争い、対中強硬アピール トランプ氏、関税一律上げも―米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012400887&g=int
「保護主義的な姿勢を強め、輸入品への一律関税引き上げにも言及。」
「中国には優遇関税での輸入を認める「最恵国待遇」の撤回を主張」
「安全保障上の脅威として「中国依存」の脱却」
関税の引き上げは、米国経済に悪影響を与えるとされるが、それでも特定の産業を保護するためにはそうせざるを得ないだろう。
グローバル化の流れに棹差して、己の利益確保に汲々とする。
「米国は世界一の経済大国。最大限の注意を払わなければならない」(欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁)
トランプ再選に身構える各国。
浮沈子は、まあ、それはないと楽観視している。
バイデンは乗り切るだろう。
世論調査と投票行動は異なる。
だが、米国中心の内向きな政策の流れに変わりはない。
好むと好まざるとに関わらず、米国の全世界的プレゼンスは低下していく。
欧州は、その流れを敏感に感じ取っている。
のんびり構えているのは、わが国だけかもしれないな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーー
(ヘイリー氏の大口献金者2人、資金提供を停止 指名獲得不可能と判断)
https://jp.reuters.com/world/us/7KSLNW6WCBJSZO6VGXK7MSIF7Q-2024-01-26/
「金属王のアンディ・サビン氏は24日夜のインタビューで、ヘイリー氏が23日のニューハンプシャー州予備選で逆転できなかったことで共和党の候補指名争いは事実上終わったと発言。」
「米リンクトインの共同創業者で富豪のリード・ホフマン氏もヘイリー陣営への資金提供を打ち切る。」
「トランプ氏は24日夜、自身が立ち上げたSNSに、ヘイリー氏の献金者はトランプ氏の政治から「永久に追放」されると投稿」
えげつないやり口は健全だな。
「ヘイリー氏は指名獲得争いから降りるべきだ。誰が何と言おうと、ヘイリー氏は資金が枯渇する。チャンスがないと分かっている候補者に資金を提供する人はいない」(アンディ・サビン氏)
ロイターは、大口献金者撤退後のヘイリー陣営の反応を伝えていない。
反応できないのかもな・・・。
(米共和党候補指名争い2連敗のヘイリー氏、富裕層の支えが命綱)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-24/S7S1ZKDWX2PS00
「大物支持者がヘイリー氏には勝利への道筋が見えないと判断して資金援助を打ち切ることになれば、同氏の選挙戦には事実上の終止符が打たれることになる。」
「ヘイリー氏の支持者で資金調達イベントの共催者でもあるシモーン・レビンソン氏は、勝負を諦めた献金者はまだ誰もいないと語る。」
この報道は、ロイターの報道より前だからな。
「前途は相当に厳しい。リアル・クリア・ポリティクスがまとめた世論調査平均によれば、トランプ氏は同州(サウスカロライナ)での支持率でヘイリー氏を30ポイント超リードしている。」
マジか・・・。
ここって、確か、ヘイリー氏が知事やってたとこだよなあ(出身地であり、下院議員でもあった)。
「今後の予備選は保守的な有権者が多い州が続く。」
やれやれ・・・。
メディアは、まだ、期待を繋いでいるようだが、撤退は時間の問題だろう(記事では触れられていないが、トランプさんの再選資格の問題もある)。
老老対決の本選への幕が切って落とされるのは確実だ。
問題は、そこで終わるのではなく、そこから始まる。
単なる問題なのか、歴史に残る大問題になるのか。
それが問題だな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(【米大統領選2024】 米最高裁、トランプ氏の大統領選出馬資格を審理へ 判断は全国適用)
https://www.bbc.com/japanese/67900270
「米連邦最高裁は5日、ドナルド・トランプ前大統領が今年11月の大統領選に出馬できるか、審理する方針を示した。口頭弁論は2月8日に行われ、判断は全国に適用される。」
・コロラド州最高裁:出馬を認めない:上訴中
・ミシガン州:認める
・ミネソタ州:認める
・オレゴン州:審理中
・メイン州州務長官:認めない:上訴中
「合衆国憲法修正第14条3項」
「憲法を支持する宣誓をした後に合衆国に対する暴動や反乱に関与した者は、国や州の官職に就くことができない」
歴史的経緯はどうあれ、現職の大統領がこの規定に触れた(?)という事態は、憲法の想定の範囲外だろうな。
まさか、んなこと・・・。
その「まさが」が起こるのが米国らしい。
「コロラド州最高裁は判事7人が4対3で、この条項をもとに前大統領の出馬資格を認めないと判断した。前大統領の上訴を受理した連邦最高裁が、この修正条項について判断を示すのは史上初めて」
「現在の連邦最高裁判事9人のうち、6人が共和党の大統領に指名された。そのうち3人は、トランプ氏が在任中に指名した。ただし、2020年大統領選の結果を不服とするトランプ陣営の訴えについては、圧倒多数で退けている。」
ま、そりゃそうだろうけど。
「コロラド州を含め多くの州は、3月5日の「スーパーチューズデー」に予備選や党員集会を開き、自分たちの州から推挙する候補を選ぶ。最高裁はこのスーパーチューズデーを前に、前大統領の出馬資格について判断を示す可能性が高い。」
万が一、トランプさんの出馬資格が認められないということになれば、大波乱になる(いや、ならない?)。
今度は議事堂ではなく、最高裁判所が襲撃されるだろう(そうなのかあ?)。
米国は揺れている。
それは、大きな変革の前触れ、パクスアメリカーナの終焉、相対的地位の低下と地域大国へのメタモルフォーゼだ。
分断は、その地殻変動の表層に過ぎない。
国家を揺るがす出馬資格判断がどうなるか、ヘイリー氏の撤退絡みで時期的にもビミョーだ。
まあ、大方の見方は、トランプさんが生き残るとしているようだ。
老老対決の構図は変わらない。
老いたる米国には相応しいかもな・・・。
<またまた追加:2024年1月28日記>ーーーーーーーーーー
(【舛添直言】民主主義はこのままポピュリズムに堕してしまうのか)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79118
「ヘイリー陣営は無党派層に働きかける戦術をとり、無党派層の6割の支持を得た。」(ニューハンプシャーで)
ほほう、頑張ったな。
「共和党の保守的なトランプ岩盤支持層は強固であった。出口調査によると、共和党員の4分の3がトランプに投票している。」
すっ、すげーっ!。
が、ヘイリーは撤退しない。
「民主党のバイデンと対決するとき、共和党では、トランプでは負けるがヘイリーでは勝つという世論調査」
ホントかあ?。
舛添氏も、そこは疑問を感じているようだ。
「これから先、11月5日の投票日まで何が起こるか分からないが、トランプがまた大統領になる可能性は十分にある。」(5ページ目)
トランプ政権が出来れば、現在のスキームは崩れる。
「イスラエルへの支援が増える分、ウクライナへ振り向ける支援は減らされることになる。」
「トランプ政権は世界の安定をもたらすとは言えないのではないか。」!
浮沈子はそうは思わないけどな。
「世界では民主主義が退潮し、権威主義の力が増している。そのような中で、民主主義陣営のトップであるアメリカが分断し、ポピュリズムなど、民主主義の負の側面が露わになれば、自由な社会は窒息する。」
それは、新しい安定ではないのか。
「トランプ政権の政策は、「アメリカ第一主義(America First)」そのものであった。」
その波が、再び全米を、そして世界を呑み込もうとしている。
ウクライナがロシア勢力圏内に取り込まれ、台湾が中国の一部となり、韓国が火の海になる・・・。
もちろん、我が国も無傷ではいられない。
台湾併合、韓国消滅(!)の後、東アジアからの米軍の撤退は進むだろう。
わが国が中国の勢力圏内に取り込まれるのは時間の問題だな(そうなのかあ?)。
西太平洋からインド洋、アフリカにかけて、中国はその存在感を増すことになる。
新しい世界秩序が必要だ。
自由な社会が窒息した後、不自由な権威主義が息を吹き返して世界を席巻する(そうなのかあ?)。
その権威主義国家同士がドンパチ始めるようになれば、人類は本当に滅亡するかもしれない(なにせ、人口多いからな)。
自由な民主国家は、その後までなんとか生き残って復権するのを待つしかないんだろう・・・。
(「トランプ氏のライバル」デサンティス氏が大統領選から撤退)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240122/k10014329531000.html
「フロリダ州のデサンティス知事が選挙戦から撤退し、トランプ前大統領を支持すると表明」
撤退はいいとしても、その後の支持がトランプさんとはね。
「共和党の候補者選びの有権者の大多数がトランプ氏にもう一度、チャンスを与えたいと思っていることは明らかだ。トランプ氏は現職のバイデン大統領よりも優れている」
やれやれ・・・。
「これによって共和党の候補者選びは事実上、トランプ氏とヘイリー元国連大使の2人の戦いとなります。」
ニューハンプシャーでの予備選挙は、アイオワよりはいい結果になりそうだ(誰にとって?)。
まあいい。
ヘイリー氏は、善戦するだろうが、所詮、トランプさんの敵ではない。
春まで持てば上等だろう。
が、2016年にトランプさんが当選した際には、泡まつ候補と見られていたわけだから、米国では何が起こっても不思議ではない。
しかし、今回は順当に老々対決になると思われる。
それが米国にとっていいことなのかどうかは知らない。
確かなことはただ一つ。
ウクライナにとっては、いやーなニュースが増えたということだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア、ウクライナ戦争巡りトランプ氏と接触せず=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/X5VCF2GWJBI4JCFBDIY422BD5M-2024-01-22/
「ウクライナとの戦争解決を巡り、2024年米大統領選の共和党最有力候補、トランプ前大統領と接触していないと発表」(ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官)
「トランプ氏が勝利した場合、この問題をどのように解決するつもりなのか、ロシア首脳部は全く把握していない」(同上)
ホントかあ?。
火のない所に煙は立たず・・・。
この発表を額面通りに信じるわけにはいかないけど、では、何故、今、このタイミングで、クサい発表をしているのかは、冷静に見ておく必要がある。
一つには、どーせやってるに決まっている大統領選挙への介入に対する批判をけん制するという、シンプルな情報戦の一環だ。
が、それだけじゃないだろう。
発表を裏読みすれば、ウクライナ問題の収束以外では、トランプ派との接触があり、影響力を行使できるぞという警告とも受け取れる。
実際がどうかは問題ではない。
情報戦だからな。
そういう印象を与えることで、どういう波及効果が得られるかが重要だ。
ひょっとすると、世間一般の認識とは逆に、ロシアにとって好ましい米国政権というのは、バイデン政権の方なのではないのか。
今や、ウクライナやイスラエルで戦力を消耗させられているのは西側の方だ。
トランプ政権になって、24時間以内にウクライナ戦争を終了させられては、ロシアにとっては不都合極まりない状況になる。
適度に支援を継続させて、ウクライナで消耗してもらうのがよろしい。
しかも、バイデン政権では、米国の軍需産業への積極投資という話は表面化していないからな。
現行の生産体制のまま推移している(増産も、数倍程度)。
欧州も、掛け声だけは勇ましいが、ロシアのように24時間体制で武器弾薬の生産を行う状況にはなっていない。
想定されている戦闘の強度というのが、ロシアの生産能力を下回り、備蓄を推進できるレベルということなわけだ。
西側の想定は、自らの生産力ベースでの想定で、逆に、戦闘をその規模に抑えるというワケワカの発想に陥っている(浮沈子は、ウクライナの兵員調達がネックと見ているんだがな)。
ロシアにとっては、思う壺にハマってくれているわけで、ドラスティックな変化をもたらすトランプ政権はお呼びではないのかもしれない。
つーか、クレムリンの発表は、まあ、そういった発想を生み出すための情報戦を仕掛けている可能性があるわけだ。
本当のところは分からない。
米国大統領選挙は、混迷を極めるだろう。
自国第一主義の流れの中で、バイデン政権が持ち堪えられるのか、トランプさんが、まさかの逆転を果たすのか。
世論調査は、当てにはならない。
選挙民は、異なる投票行動に走るからな。
拮抗する事態に持ち込まれれば、ふたを開けてみるまでは分からないことになる。
(今日:1月23日)ニューハンプシャーの予備選挙が行われるが、トランプさんの支持は5割を超えて6割に迫るだろう。
共和党の大統領候補は、ほぼほぼ確定と言っていい。
クレムリンの発表のタイミングは、実に絶妙だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏再選に向け民主党内部で懸念広がる-トランプ氏との対決で)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-25/S7SNAXT0G1KW00
「現時点ではバイデン氏の勝算は薄い」(複数の民主党議員)
なんだってえ!?。
・バイデン氏の選挙運動はこれまでのところ不調
・81歳という同氏の年齢が懸念材料
・物価高
・パレスチナ自治区ガザでの紛争への対応
おいおい・・・。
「世論調査ではトランプ氏のリードが相次いで示されていることを踏まえ、これら民主党議員や一部の同党関係者らはバイデン氏が再選を果たせるか不安を抱いている」
「バイデン氏は今週、選挙運動のてこ入れを図るためホワイトハウスの側近2人を同氏の選挙対策本部があるデラウェア州ウィルミントンに異動」
んなんで、てこ入れできるのかあ?。
記事を読むと、どうやら側近人事で揉めているようだ。
「バイデン氏が当選する見込みがある候補者だという幻想から目を覚まさなければならない」(民主党候補指名を目指すフィリップス下院議員)
「われわれは皆、ワシントンで何が起こっているか知っている。私はただ、目立たない部分を声高に指摘しているだけだ」(同上)
浮沈子は、思わせぶりなワシントン情報が何を意味しているのかは知らない。
ただ、民主党内部でバイデンの再選に危機感が生じていることは分かった。
が、他に候補を立てるわけにはいかないからな。
弾がなさすぎる。
現職再選で押し切るしかない。
選挙運動の不調、候補者の高齢、経済政策の失敗と対外政策の不人気・・・。
どれも、再選を危うくする要素だ。
「バイデン氏の支持者の多くは、最も有利に戦える相手はトランプ氏だと考えているが、世論調査ではトランプ氏のリードが相次いで示されている」
期待できるのは敵失だけか・・・。
浮沈子は、米国の本質的な変化が、表層としての大統領選挙に現れてきているのだと見ている。
バイデンが再選されたとしても、その流れは変わらない。
米国一国主義の台頭、国際社会への関与の減退、内向きの政策、移民、関税障壁の変化・・・。
(共和党指名争い、対中強硬アピール トランプ氏、関税一律上げも―米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012400887&g=int
「保護主義的な姿勢を強め、輸入品への一律関税引き上げにも言及。」
「中国には優遇関税での輸入を認める「最恵国待遇」の撤回を主張」
「安全保障上の脅威として「中国依存」の脱却」
関税の引き上げは、米国経済に悪影響を与えるとされるが、それでも特定の産業を保護するためにはそうせざるを得ないだろう。
グローバル化の流れに棹差して、己の利益確保に汲々とする。
「米国は世界一の経済大国。最大限の注意を払わなければならない」(欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁)
トランプ再選に身構える各国。
浮沈子は、まあ、それはないと楽観視している。
バイデンは乗り切るだろう。
世論調査と投票行動は異なる。
だが、米国中心の内向きな政策の流れに変わりはない。
好むと好まざるとに関わらず、米国の全世界的プレゼンスは低下していく。
欧州は、その流れを敏感に感じ取っている。
のんびり構えているのは、わが国だけかもしれないな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーー
(ヘイリー氏の大口献金者2人、資金提供を停止 指名獲得不可能と判断)
https://jp.reuters.com/world/us/7KSLNW6WCBJSZO6VGXK7MSIF7Q-2024-01-26/
「金属王のアンディ・サビン氏は24日夜のインタビューで、ヘイリー氏が23日のニューハンプシャー州予備選で逆転できなかったことで共和党の候補指名争いは事実上終わったと発言。」
「米リンクトインの共同創業者で富豪のリード・ホフマン氏もヘイリー陣営への資金提供を打ち切る。」
「トランプ氏は24日夜、自身が立ち上げたSNSに、ヘイリー氏の献金者はトランプ氏の政治から「永久に追放」されると投稿」
えげつないやり口は健全だな。
「ヘイリー氏は指名獲得争いから降りるべきだ。誰が何と言おうと、ヘイリー氏は資金が枯渇する。チャンスがないと分かっている候補者に資金を提供する人はいない」(アンディ・サビン氏)
ロイターは、大口献金者撤退後のヘイリー陣営の反応を伝えていない。
反応できないのかもな・・・。
(米共和党候補指名争い2連敗のヘイリー氏、富裕層の支えが命綱)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-24/S7S1ZKDWX2PS00
「大物支持者がヘイリー氏には勝利への道筋が見えないと判断して資金援助を打ち切ることになれば、同氏の選挙戦には事実上の終止符が打たれることになる。」
「ヘイリー氏の支持者で資金調達イベントの共催者でもあるシモーン・レビンソン氏は、勝負を諦めた献金者はまだ誰もいないと語る。」
この報道は、ロイターの報道より前だからな。
「前途は相当に厳しい。リアル・クリア・ポリティクスがまとめた世論調査平均によれば、トランプ氏は同州(サウスカロライナ)での支持率でヘイリー氏を30ポイント超リードしている。」
マジか・・・。
ここって、確か、ヘイリー氏が知事やってたとこだよなあ(出身地であり、下院議員でもあった)。
「今後の予備選は保守的な有権者が多い州が続く。」
やれやれ・・・。
メディアは、まだ、期待を繋いでいるようだが、撤退は時間の問題だろう(記事では触れられていないが、トランプさんの再選資格の問題もある)。
老老対決の本選への幕が切って落とされるのは確実だ。
問題は、そこで終わるのではなく、そこから始まる。
単なる問題なのか、歴史に残る大問題になるのか。
それが問題だな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(【米大統領選2024】 米最高裁、トランプ氏の大統領選出馬資格を審理へ 判断は全国適用)
https://www.bbc.com/japanese/67900270
「米連邦最高裁は5日、ドナルド・トランプ前大統領が今年11月の大統領選に出馬できるか、審理する方針を示した。口頭弁論は2月8日に行われ、判断は全国に適用される。」
・コロラド州最高裁:出馬を認めない:上訴中
・ミシガン州:認める
・ミネソタ州:認める
・オレゴン州:審理中
・メイン州州務長官:認めない:上訴中
「合衆国憲法修正第14条3項」
「憲法を支持する宣誓をした後に合衆国に対する暴動や反乱に関与した者は、国や州の官職に就くことができない」
歴史的経緯はどうあれ、現職の大統領がこの規定に触れた(?)という事態は、憲法の想定の範囲外だろうな。
まさか、んなこと・・・。
その「まさが」が起こるのが米国らしい。
「コロラド州最高裁は判事7人が4対3で、この条項をもとに前大統領の出馬資格を認めないと判断した。前大統領の上訴を受理した連邦最高裁が、この修正条項について判断を示すのは史上初めて」
「現在の連邦最高裁判事9人のうち、6人が共和党の大統領に指名された。そのうち3人は、トランプ氏が在任中に指名した。ただし、2020年大統領選の結果を不服とするトランプ陣営の訴えについては、圧倒多数で退けている。」
ま、そりゃそうだろうけど。
「コロラド州を含め多くの州は、3月5日の「スーパーチューズデー」に予備選や党員集会を開き、自分たちの州から推挙する候補を選ぶ。最高裁はこのスーパーチューズデーを前に、前大統領の出馬資格について判断を示す可能性が高い。」
万が一、トランプさんの出馬資格が認められないということになれば、大波乱になる(いや、ならない?)。
今度は議事堂ではなく、最高裁判所が襲撃されるだろう(そうなのかあ?)。
米国は揺れている。
それは、大きな変革の前触れ、パクスアメリカーナの終焉、相対的地位の低下と地域大国へのメタモルフォーゼだ。
分断は、その地殻変動の表層に過ぎない。
国家を揺るがす出馬資格判断がどうなるか、ヘイリー氏の撤退絡みで時期的にもビミョーだ。
まあ、大方の見方は、トランプさんが生き残るとしているようだ。
老老対決の構図は変わらない。
老いたる米国には相応しいかもな・・・。
<またまた追加:2024年1月28日記>ーーーーーーーーーー
(【舛添直言】民主主義はこのままポピュリズムに堕してしまうのか)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79118
「ヘイリー陣営は無党派層に働きかける戦術をとり、無党派層の6割の支持を得た。」(ニューハンプシャーで)
ほほう、頑張ったな。
「共和党の保守的なトランプ岩盤支持層は強固であった。出口調査によると、共和党員の4分の3がトランプに投票している。」
すっ、すげーっ!。
が、ヘイリーは撤退しない。
「民主党のバイデンと対決するとき、共和党では、トランプでは負けるがヘイリーでは勝つという世論調査」
ホントかあ?。
舛添氏も、そこは疑問を感じているようだ。
「これから先、11月5日の投票日まで何が起こるか分からないが、トランプがまた大統領になる可能性は十分にある。」(5ページ目)
トランプ政権が出来れば、現在のスキームは崩れる。
「イスラエルへの支援が増える分、ウクライナへ振り向ける支援は減らされることになる。」
「トランプ政権は世界の安定をもたらすとは言えないのではないか。」!
浮沈子はそうは思わないけどな。
「世界では民主主義が退潮し、権威主義の力が増している。そのような中で、民主主義陣営のトップであるアメリカが分断し、ポピュリズムなど、民主主義の負の側面が露わになれば、自由な社会は窒息する。」
それは、新しい安定ではないのか。
「トランプ政権の政策は、「アメリカ第一主義(America First)」そのものであった。」
その波が、再び全米を、そして世界を呑み込もうとしている。
ウクライナがロシア勢力圏内に取り込まれ、台湾が中国の一部となり、韓国が火の海になる・・・。
もちろん、我が国も無傷ではいられない。
台湾併合、韓国消滅(!)の後、東アジアからの米軍の撤退は進むだろう。
わが国が中国の勢力圏内に取り込まれるのは時間の問題だな(そうなのかあ?)。
西太平洋からインド洋、アフリカにかけて、中国はその存在感を増すことになる。
新しい世界秩序が必要だ。
自由な社会が窒息した後、不自由な権威主義が息を吹き返して世界を席巻する(そうなのかあ?)。
その権威主義国家同士がドンパチ始めるようになれば、人類は本当に滅亡するかもしれない(なにせ、人口多いからな)。
自由な民主国家は、その後までなんとか生き残って復権するのを待つしかないんだろう・・・。
🐱ありえねー:カフェイン断ち ― 2024年01月22日 12:32
ありえねー:カフェイン断ち
(カフェイン断ちをするとどんなメリットがあるのか?)
https://gigazine.net/news/20240122-caffeine-quitting-benefit-health/
「成人はカフェイン摂取量を1日あたり400mg以下(コーヒー約4杯以下)に抑えることが推奨」
「摂取量が多すぎると筋肉の震えや吐き気、頭痛、心拍数の増加などが引き起こされる可能性」
「近年ではカフェインの悪影響を懸念して「カフェイン断ち」をする人も増えています」
ホントかあ?。
「カフェイン断ちをするとどのようなメリットがあるのか」
◆脳機能や精神への悪影響が減る
・カフェインを断つと睡眠が改善されることがあり、早ければわずか12時間で改善がみられる
・カフェインは不安障害やパニック障害の増加にも関連しており、カフェインを減らしたり完全に断ったりすると、気分が改善する可能性がある
◆胸焼けや心血管系に変化が生じる
・カフェイン断ちをすることで胸焼けや消化不良が治る場合がある
・カフェイン断ちによって血圧や心拍数が下がる可能性もある
◆歯の白さや味覚が改善される
・カフェインを含むコーヒーや紅茶には、歯が黄ばむ原因になるタンニンなどの化合物が含まれているため、意識的にカフェインを控えようとすると歯が白くなる可能性
・エナジードリンクなどに含まれる砂糖の摂取量も減るため、歯の健康状態の改善につながる上に、カフェイン入りの飲み物が歯を守る唾液の分泌量を減らす可能性も示唆されています。
◆トイレに行く回数が減る
・カフェインは膀胱(ぼうこう)を刺激して尿意を引き起こしたり、腎臓のアデノシン受容体に結合することで水分の貯留に影響を与えたりして、軽度の利尿薬としても作用します。また、カフェインが腸を収縮させて便意を生じさせることも指摘されており、カフェイン摂取を控えることでトイレに行く回数が減る可能性
いいことばかり書いてあるが、カフェイン断ちに伴う副作用もある。
・一時的に疲労や頭痛が増すことがあります
・・カフェインは体内のアデノシンという物質の受容体に結合し、本来アデノシンが受容体と結合した際に生じる疲労感を遅らせる効果
→カフェイン摂取をやめるとアデノシン受容体が過剰になり、以前よりも疲労感を強く感じることがある
・・カフェインが持つ脳血管収縮作用は脳に流れ込む血流を減少させ、一時的に痛みを軽減する効果
→カフェイン摂取をやめると24時間以内に血管が正常に戻り、脳への血流が増加することで頭痛が引き起こされてしまうそうで、最大9日間にわたり頭痛が持続することもある
→アデノシン受容体も痛みの調節に関わっているため、カフェインを断ってアデノシン受容体が多くなると、痛みの知覚が一時的に上昇する可能性もある
放っておくと、1日10敗のコーヒーを飲み、カフェイン入りドリンクやコーラをがぶ飲みする浮沈子は、明らかに依存症だ。
このブログも、今朝から4杯目のコーヒーを啜りながら書いている。
多くの人は、カフェインを摂ると眠れなくなるというけど、浮沈子の場合は飲まないと眠れない。
せめて、今の半分程度に摂取を抑えようと努力はしている。
が、疲労感が増したり、頭痛が起こったりして、顕著な副作用が続く。
今まで、何度もカフェイン断ち(コーヒー断ち)を試みたが、全て挫折して今日に至っている。
タバコは断ってから20年以上になるし、アルコールも15年くらいになる。
アルコールは、それ程誘惑を感じないが、タバコは今、この瞬間も吸いたい。
それに耐えて、禁煙を続けている(1本も吸っていません!)。
が、カフェインは断てない。
命の水だ(ヤバいんじゃね?)。
浮沈子の遺言は決まっている。
お棺の中には、溢れんばかりのコーヒー豆を入れてくれ!。
馥郁たるコーヒーの香りに包まれて、煙と消えることが出来れば幸いだ。
まあ、ちょっと深煎り過ぎるのは、この際我慢しよう・・・。
(カフェイン断ちをするとどんなメリットがあるのか?)
https://gigazine.net/news/20240122-caffeine-quitting-benefit-health/
「成人はカフェイン摂取量を1日あたり400mg以下(コーヒー約4杯以下)に抑えることが推奨」
「摂取量が多すぎると筋肉の震えや吐き気、頭痛、心拍数の増加などが引き起こされる可能性」
「近年ではカフェインの悪影響を懸念して「カフェイン断ち」をする人も増えています」
ホントかあ?。
「カフェイン断ちをするとどのようなメリットがあるのか」
◆脳機能や精神への悪影響が減る
・カフェインを断つと睡眠が改善されることがあり、早ければわずか12時間で改善がみられる
・カフェインは不安障害やパニック障害の増加にも関連しており、カフェインを減らしたり完全に断ったりすると、気分が改善する可能性がある
◆胸焼けや心血管系に変化が生じる
・カフェイン断ちをすることで胸焼けや消化不良が治る場合がある
・カフェイン断ちによって血圧や心拍数が下がる可能性もある
◆歯の白さや味覚が改善される
・カフェインを含むコーヒーや紅茶には、歯が黄ばむ原因になるタンニンなどの化合物が含まれているため、意識的にカフェインを控えようとすると歯が白くなる可能性
・エナジードリンクなどに含まれる砂糖の摂取量も減るため、歯の健康状態の改善につながる上に、カフェイン入りの飲み物が歯を守る唾液の分泌量を減らす可能性も示唆されています。
◆トイレに行く回数が減る
・カフェインは膀胱(ぼうこう)を刺激して尿意を引き起こしたり、腎臓のアデノシン受容体に結合することで水分の貯留に影響を与えたりして、軽度の利尿薬としても作用します。また、カフェインが腸を収縮させて便意を生じさせることも指摘されており、カフェイン摂取を控えることでトイレに行く回数が減る可能性
いいことばかり書いてあるが、カフェイン断ちに伴う副作用もある。
・一時的に疲労や頭痛が増すことがあります
・・カフェインは体内のアデノシンという物質の受容体に結合し、本来アデノシンが受容体と結合した際に生じる疲労感を遅らせる効果
→カフェイン摂取をやめるとアデノシン受容体が過剰になり、以前よりも疲労感を強く感じることがある
・・カフェインが持つ脳血管収縮作用は脳に流れ込む血流を減少させ、一時的に痛みを軽減する効果
→カフェイン摂取をやめると24時間以内に血管が正常に戻り、脳への血流が増加することで頭痛が引き起こされてしまうそうで、最大9日間にわたり頭痛が持続することもある
→アデノシン受容体も痛みの調節に関わっているため、カフェインを断ってアデノシン受容体が多くなると、痛みの知覚が一時的に上昇する可能性もある
放っておくと、1日10敗のコーヒーを飲み、カフェイン入りドリンクやコーラをがぶ飲みする浮沈子は、明らかに依存症だ。
このブログも、今朝から4杯目のコーヒーを啜りながら書いている。
多くの人は、カフェインを摂ると眠れなくなるというけど、浮沈子の場合は飲まないと眠れない。
せめて、今の半分程度に摂取を抑えようと努力はしている。
が、疲労感が増したり、頭痛が起こったりして、顕著な副作用が続く。
今まで、何度もカフェイン断ち(コーヒー断ち)を試みたが、全て挫折して今日に至っている。
タバコは断ってから20年以上になるし、アルコールも15年くらいになる。
アルコールは、それ程誘惑を感じないが、タバコは今、この瞬間も吸いたい。
それに耐えて、禁煙を続けている(1本も吸っていません!)。
が、カフェインは断てない。
命の水だ(ヤバいんじゃね?)。
浮沈子の遺言は決まっている。
お棺の中には、溢れんばかりのコーヒー豆を入れてくれ!。
馥郁たるコーヒーの香りに包まれて、煙と消えることが出来れば幸いだ。
まあ、ちょっと深煎り過ぎるのは、この際我慢しよう・・・。
🐱スターリンク:携帯直接通信 ― 2024年01月22日 14:10
スターリンク:携帯直接通信
(SpaceXはStarlink衛星と通常の携帯電話の間の直接通信のテストに成功した)
https://www.elonx.cz/spacex-uspesne-otestovalo-primou-komunikaci-mezi-druzicemi-starlink-a-beznymi-mobilnimi-telefony/
「最初の 6 基の Starlink テスト衛星は比較的短期間で軌道上にいますが、SpaceX はすでにテストを実施し、2 台の iPhone が衛星を介して相互にテキスト メッセージを送信できることを示しています。」
「今後6か月間、 スペースXは合計840機の衛星によるテストを実施する予定で、そのうち約60機はテストが行われる米国領土上に常に配置される必要がある。25 か所の場所と 2000 台の携帯電話で実施する必要があります。」
「音声通話とデータ送信については、早ければ来年にも Direct to Cell サービスが開始される予定です。同じ年には、衛星によってモノのインターネット (IoT) サービスも可能になるはずです。」
携帯直接通信の展開で、キーになるのはIoTかもしれないな。
開けた空と電力さえあればいい。
地球上のどこにいても(辺鄙なところほどいいともいえる)、ダイレクトに衛星と繋がり、データをやり取りできる。
特別な装置は必要ない。
そういうのは、全て衛星側で用意してくれる。
サービスの提供は、既存のキャリアを通じて行われるようだ。
「このサービスは誰でも利用できるわけではなく、現在米国の T-Mobile、カナダの Rogers、日本の KDDI、オーストラリアの Optus、ニュージーランドの One NZ、スイスの Salt などの契約パートナーのみが利用できます。チリとペルーのエンテル。」
当局が許可しなくても、スターリンクと契約し、アンテナを向ければ通信可能になる通常の衛星接続とは異なる。
(SpaceXがStarlinkの「Direct to Cell」を利用して衛星インターネット経由で携帯電話に送った最初のテキストメッセージを公開)
https://gigazine.net/news/20240112-spacex-direct-to-cell-text-message/
「Direct to Cellを利用した最初のテキストメッセージの送受信に成功しました」
「接続の際にはハードウェアやソフトウェアの変更が不要、かつ特定のアプリを使用する必要もありません。」
「Starlink衛星とスマートフォンとの安定した通信は非常に困難ですが、Direct to Cell対応の人工衛星にはこれらを実現するための新たなカスタムチップやフェーズドアレイアンテナ、高度なソフトウェアアルゴリズムが備えられている」
「Direct to Cellサービスは、電波が届かない場所にとっては優れたソリューションになりますが、回線の速度は最大7Mbpsにとどまるため、既存のネットワークとの競争力はありません」
さて、既に一部のアイフォーンなどでは利用できるようになっている衛星直接通信が、緊急通報以外の用途を見出すかどうかは分からない。
前述のように、IoTに活路を見出すかもしれないし、モバイル契約の付加価値として普及するのかもしれない(未確認)。
衛星とダイレクトに繋がる携帯電話というのは、実に21世紀的でカッコいいんだが、電池の消耗も激しそうだし(未確認)、長時間大容量が当たり前な環境に慣れ親しんだ消費者が、積極的に求めるものではないような気もする。
ギガじゃないしな(メガです・・・)。
このルートに乗せるサービスというのは、通信の不安定さを考えると、バックアップやクリティカルな用途では使えない。
どこでもつながるけど、繋がりにくい。
データも不安定だ。
「メッセージが1つ送信できていなかったり、やりとりの順番があべこべになっていたりといった点を指摘」
鬼面人を驚かす要素はあっても、現実の実用性については、限られた用途にならざるを得ない。
今一つ盛り上がりに欠ける感がある。
(スマホから直接衛星通信サービス・Starlinkを利用できるようにするSpaceXの「Direct to Cell」サービス開始に向け最初の人工衛星6基が打ち上げられる)
https://gigazine.net/news/20240105-spacex-direct-to-cell-launch/
「今回の打ち上げは、SpaceXおよびグローバルパートナーとにとって極めて重要な瞬間です。『電波が届かない地域』を過去のものにするために、我々はこれからも活動していきます」(T-Mobileのマーケティング・戦略・製品担当プレジデントのマイク・カッツ氏)
世界で、携帯の電波が届かないエリアは意外に多い。
つーか、海洋のほとんど全てと砂漠やジャングル、山間僻地では繋がらないのがふつーだ。
もちろん、南極とかでもムリポ。
音声やメッセージ程度でも、繋がるということの意味は大きい。
その象徴的意義は、通信速度や安定性に関わらず、強調し過ぎることはないけど、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
その通信網を活用した、新たなアプリケーション(サービス)を開拓し、展開することが出来れば話は変わるのかもしれない。
全世界の端末が参加する「しりとりゲーム」とかな(浮沈子の発想の限界は、そんなもんです・・・)。
まあいい。
携帯直接通信は、登場して間もない。
何となく、巨大なものを産み出しそうな気配がする反面、何の効果ももたらさず、静かに消えていく運命も感じる。
新しい技術が、社会に受け入れられずに消えていくことはよくある。
衛星の反射率が、天文学上の問題を引き起こす話は、この場合避け難いだろうからな。
既存の電波との混信も気になる。
それらの技術的問題を全て解決できたとしても、グローバル接続のソリューションを生かせるニーズを産み出せるのかが問題だ。
今後に期待というところかな・・・。
(SpaceXはStarlink衛星と通常の携帯電話の間の直接通信のテストに成功した)
https://www.elonx.cz/spacex-uspesne-otestovalo-primou-komunikaci-mezi-druzicemi-starlink-a-beznymi-mobilnimi-telefony/
「最初の 6 基の Starlink テスト衛星は比較的短期間で軌道上にいますが、SpaceX はすでにテストを実施し、2 台の iPhone が衛星を介して相互にテキスト メッセージを送信できることを示しています。」
「今後6か月間、 スペースXは合計840機の衛星によるテストを実施する予定で、そのうち約60機はテストが行われる米国領土上に常に配置される必要がある。25 か所の場所と 2000 台の携帯電話で実施する必要があります。」
「音声通話とデータ送信については、早ければ来年にも Direct to Cell サービスが開始される予定です。同じ年には、衛星によってモノのインターネット (IoT) サービスも可能になるはずです。」
携帯直接通信の展開で、キーになるのはIoTかもしれないな。
開けた空と電力さえあればいい。
地球上のどこにいても(辺鄙なところほどいいともいえる)、ダイレクトに衛星と繋がり、データをやり取りできる。
特別な装置は必要ない。
そういうのは、全て衛星側で用意してくれる。
サービスの提供は、既存のキャリアを通じて行われるようだ。
「このサービスは誰でも利用できるわけではなく、現在米国の T-Mobile、カナダの Rogers、日本の KDDI、オーストラリアの Optus、ニュージーランドの One NZ、スイスの Salt などの契約パートナーのみが利用できます。チリとペルーのエンテル。」
当局が許可しなくても、スターリンクと契約し、アンテナを向ければ通信可能になる通常の衛星接続とは異なる。
(SpaceXがStarlinkの「Direct to Cell」を利用して衛星インターネット経由で携帯電話に送った最初のテキストメッセージを公開)
https://gigazine.net/news/20240112-spacex-direct-to-cell-text-message/
「Direct to Cellを利用した最初のテキストメッセージの送受信に成功しました」
「接続の際にはハードウェアやソフトウェアの変更が不要、かつ特定のアプリを使用する必要もありません。」
「Starlink衛星とスマートフォンとの安定した通信は非常に困難ですが、Direct to Cell対応の人工衛星にはこれらを実現するための新たなカスタムチップやフェーズドアレイアンテナ、高度なソフトウェアアルゴリズムが備えられている」
「Direct to Cellサービスは、電波が届かない場所にとっては優れたソリューションになりますが、回線の速度は最大7Mbpsにとどまるため、既存のネットワークとの競争力はありません」
さて、既に一部のアイフォーンなどでは利用できるようになっている衛星直接通信が、緊急通報以外の用途を見出すかどうかは分からない。
前述のように、IoTに活路を見出すかもしれないし、モバイル契約の付加価値として普及するのかもしれない(未確認)。
衛星とダイレクトに繋がる携帯電話というのは、実に21世紀的でカッコいいんだが、電池の消耗も激しそうだし(未確認)、長時間大容量が当たり前な環境に慣れ親しんだ消費者が、積極的に求めるものではないような気もする。
ギガじゃないしな(メガです・・・)。
このルートに乗せるサービスというのは、通信の不安定さを考えると、バックアップやクリティカルな用途では使えない。
どこでもつながるけど、繋がりにくい。
データも不安定だ。
「メッセージが1つ送信できていなかったり、やりとりの順番があべこべになっていたりといった点を指摘」
鬼面人を驚かす要素はあっても、現実の実用性については、限られた用途にならざるを得ない。
今一つ盛り上がりに欠ける感がある。
(スマホから直接衛星通信サービス・Starlinkを利用できるようにするSpaceXの「Direct to Cell」サービス開始に向け最初の人工衛星6基が打ち上げられる)
https://gigazine.net/news/20240105-spacex-direct-to-cell-launch/
「今回の打ち上げは、SpaceXおよびグローバルパートナーとにとって極めて重要な瞬間です。『電波が届かない地域』を過去のものにするために、我々はこれからも活動していきます」(T-Mobileのマーケティング・戦略・製品担当プレジデントのマイク・カッツ氏)
世界で、携帯の電波が届かないエリアは意外に多い。
つーか、海洋のほとんど全てと砂漠やジャングル、山間僻地では繋がらないのがふつーだ。
もちろん、南極とかでもムリポ。
音声やメッセージ程度でも、繋がるということの意味は大きい。
その象徴的意義は、通信速度や安定性に関わらず、強調し過ぎることはないけど、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
その通信網を活用した、新たなアプリケーション(サービス)を開拓し、展開することが出来れば話は変わるのかもしれない。
全世界の端末が参加する「しりとりゲーム」とかな(浮沈子の発想の限界は、そんなもんです・・・)。
まあいい。
携帯直接通信は、登場して間もない。
何となく、巨大なものを産み出しそうな気配がする反面、何の効果ももたらさず、静かに消えていく運命も感じる。
新しい技術が、社会に受け入れられずに消えていくことはよくある。
衛星の反射率が、天文学上の問題を引き起こす話は、この場合避け難いだろうからな。
既存の電波との混信も気になる。
それらの技術的問題を全て解決できたとしても、グローバル接続のソリューションを生かせるニーズを産み出せるのかが問題だ。
今後に期待というところかな・・・。
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