🐱ブルーオリジン+ULA=🐱 ― 2024年02月23日 00:00
ブルーオリジン+ULA=ネコ
(Blue OriginがUnited Launch Allianceの買い手候補として浮上)
https://arstechnica.com/space/2024/02/blue-origin-has-emerged-as-the-likely-buyer-for-united-launch-alliance/
「バルカンとブルー・オリジン社の大型ロケット、ニュー・グレンはいずれも政府の打ち上げ契約をめぐって競合する予定で、どちらもブルー・オリジン社が開発したBE-4ロケットエンジンを使用する。」
「同社(ULA)には長年の成功実績を持つ経験豊富な打ち上げチームがおり、今年後半にニュー・グレン・ロケットの打ち上げを目指すブルー・オリジンにとって、このチームは役立つ可能性がある。」
「ULA は宇宙での極低温燃料の保管に関する専門知識を持っています。共同所有者がプログラムを停止するまでの一時期、ULA は ACES (Advanced Cryogenic Evolved Stage) として知られる革新的な上部ステージを開発していました。この上段は再利用可能であり、液体酸素と液体水素を動力源とすることを目的としていました。これらは、同じ推進剤を使用し、宇宙に長期間保管する必要がある月着陸船やタグボートを開発するブルー・オリジン社が必要とする種類の技術である。」
さすが、エリックバーガーは冴えてる。
浮沈子は、ノースロップグラマンが、液体燃料技術を補完的に取得するために買収すると思ってたんだが、ブルーとの統合が望ましいことは確かだ。
トリーブルーノは、バルカンの事業を軌道に乗せればよく、怪しげな1段目のエンジンだけの再使用に見切りをつけて、完全再使用ロケットを目指すニューグレンの開発に専念できる。
八方丸く収まる気がする。
ジェフベゾスが資産を取り崩しているというのも、強力な傍証だ。
「ULA は ACES (Advanced Cryogenic Evolved Stage) として知られる革新的な上部ステージを開発していました。この上段は再利用可能」(再掲)
ここんとこだけ、ちょっと引っかかったけどな。
(高度極低温進化ステージ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Advanced_Cryogenic_Evolved_Stage
「ACES コンセプトには、現在の上段の軌道上での寿命を改善するという目的」
「ACES は、ULA 独自の統合車両流体 (IVF) 技術を使用して、宇宙での寿命を大幅に延長することが計画されました。」
「IVF テクノロジーは、軽量の内燃エンジンを使用し、水素と酸素の推進剤ボイルオフ (通常、ボイルオフガスが宇宙に排出されるときに廃棄されます) を使用してステージを操作します。設計には、電力の生成、ステージ姿勢の維持、および推進剤タンクの自己加圧の維持が含まれていました。これらの液体を使用することで、ヒドラジン燃料、加圧用のヘリウム、 および車両内の ほぼすべてのバッテリーが不要になるように設計されています。」
「IVFは、液体水素と液体酸素のみを移送する必要があるため、補給所の運用に最適となるようにULAによって設計されており、構築されればミッション寿命を現在の数十時間から数日に延長できる可能性がある。」
ここまでは、運用寿命の延長という話でしかないよなあ・・・。
「ACES の潜在的な用途の 1 つは、2010 年に ULA によって、より長い耐久性とより大きな燃料容量を、近宇宙の清掃と軌道離脱のために遺棄物体を回収する宇宙内燃料補給機能を備えた推進剤貯蔵所として使用することであると述べました。これらの新しいアプローチは、地球軌道への 1 アップ/1 ダウンの打ち上げライセンス制度の導入により、地球低軌道を超えた物体の捕獲と軌道離脱のコストを大幅に削減するという技術的見通しを提供します。」
「宇宙内燃料補給機能を備えた推進剤貯蔵所として使用」
これも、まあ、運用延長の「延長線上」の話だし・・・。
エリックバーガーが言うところの、再使用に相当するかどうかは不明だ。
アルテミスの月着陸船は、大気圏再突入はしない。
運用されるのは宇宙空間だけでいい。
そこへの燃料補給とかには使えそうな感じだし、低温液体燃料の管理、移送技術(来月のスターシップでテスト予定)についても、ノウハウを持っているだろう。
が、ACES自体は、再使用できない。
ニューグレンの2段目がどうなるかは分からないけど、仮にACESの技術を導入するとすれば、水素燃料ということになる。
(説明と技術仕様)
https://en.wikipedia.org/wiki/New_Glenn#Description_and_technical_specifications
「2 番目のステージは最初のステージと同じ直径を共有し、真空に最適化された 2 つのBE-3Uエンジンを使用します。推進剤として水素/酸素を使用し、消耗品となります。このエンジンはBlue Origin社製です。」
まあ、もともとBE-3Uエンジン(ニューシェパードに使われている水素エンジンの改良版)を使う予定だったから、そのまま乗っけてもいいかもしれない。
ゆくゆくは、これも再使用したいようで、プロジェクトジャービスというのが別動隊で動いている。
段階的解決も可能だから、まずは1段目の再使用で実績を積み、2段目は当初バルカンの2段目を改良して使い捨てにして、最終的にはジャービスで置き換えればいいかもしれない。
いずれにしても、シナジー効果は十分に見込める。
しかし、競争相手がファルコン9やヘビーならばともかく、開発が終了する頃にはスターシップが相手になっている可能性が高い。
「いくつかの相乗効果により、Blue OriginとULAを組み合わせたロケットは、SpaceXにとってより強力な打ち上げ競争相手となる可能性がある。」(再掲)
物事は、そう単純には行かないだろう。
ブルーオリジン+ULAがどうなるかは分からない。
①バルカン+セントールV<ファルコン9(ヘビー)
②バルカン+ACES=<ファルコン9(ヘビー)
③ニューグレン+ACES改>ファルコン9(ヘビー)
④完全再使用ニューグレン=<上段使い捨てスターシップ
⑤完全再使用ニューグレン<完全再使用スターシップ
まあ、こんなところか(テキトーです)。
①現行
②開発中止(ミッションの種類による)
③未定(シナジー効果?)
④ペイロード重量では、アットーテキにスターシップの勝ち
⑤④に加えてコストでもスターシップの勝ち
現状のULAじゃ、ファルコンシリーズ相手であっても、勝負にならない。
次期ロケットとして、ニューグレンを押し出さなくては対決にすらならない。
スターシップの開発が遅れることを祈りつつ、爆速でニューグレンを開発するしか競争に勝つ見込みはない(③にしか、勝機はない)。
スペースXのアットーテキ優位は揺るがない。
ニューグレンは、部屋の中のゾウには成り得ない。
いいとこ、部屋の中のネコか(ふつーです)・・・。
(Blue OriginがUnited Launch Allianceの買い手候補として浮上)
https://arstechnica.com/space/2024/02/blue-origin-has-emerged-as-the-likely-buyer-for-united-launch-alliance/
「バルカンとブルー・オリジン社の大型ロケット、ニュー・グレンはいずれも政府の打ち上げ契約をめぐって競合する予定で、どちらもブルー・オリジン社が開発したBE-4ロケットエンジンを使用する。」
「同社(ULA)には長年の成功実績を持つ経験豊富な打ち上げチームがおり、今年後半にニュー・グレン・ロケットの打ち上げを目指すブルー・オリジンにとって、このチームは役立つ可能性がある。」
「ULA は宇宙での極低温燃料の保管に関する専門知識を持っています。共同所有者がプログラムを停止するまでの一時期、ULA は ACES (Advanced Cryogenic Evolved Stage) として知られる革新的な上部ステージを開発していました。この上段は再利用可能であり、液体酸素と液体水素を動力源とすることを目的としていました。これらは、同じ推進剤を使用し、宇宙に長期間保管する必要がある月着陸船やタグボートを開発するブルー・オリジン社が必要とする種類の技術である。」
さすが、エリックバーガーは冴えてる。
浮沈子は、ノースロップグラマンが、液体燃料技術を補完的に取得するために買収すると思ってたんだが、ブルーとの統合が望ましいことは確かだ。
トリーブルーノは、バルカンの事業を軌道に乗せればよく、怪しげな1段目のエンジンだけの再使用に見切りをつけて、完全再使用ロケットを目指すニューグレンの開発に専念できる。
八方丸く収まる気がする。
ジェフベゾスが資産を取り崩しているというのも、強力な傍証だ。
「ULA は ACES (Advanced Cryogenic Evolved Stage) として知られる革新的な上部ステージを開発していました。この上段は再利用可能」(再掲)
ここんとこだけ、ちょっと引っかかったけどな。
(高度極低温進化ステージ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Advanced_Cryogenic_Evolved_Stage
「ACES コンセプトには、現在の上段の軌道上での寿命を改善するという目的」
「ACES は、ULA 独自の統合車両流体 (IVF) 技術を使用して、宇宙での寿命を大幅に延長することが計画されました。」
「IVF テクノロジーは、軽量の内燃エンジンを使用し、水素と酸素の推進剤ボイルオフ (通常、ボイルオフガスが宇宙に排出されるときに廃棄されます) を使用してステージを操作します。設計には、電力の生成、ステージ姿勢の維持、および推進剤タンクの自己加圧の維持が含まれていました。これらの液体を使用することで、ヒドラジン燃料、加圧用のヘリウム、 および車両内の ほぼすべてのバッテリーが不要になるように設計されています。」
「IVFは、液体水素と液体酸素のみを移送する必要があるため、補給所の運用に最適となるようにULAによって設計されており、構築されればミッション寿命を現在の数十時間から数日に延長できる可能性がある。」
ここまでは、運用寿命の延長という話でしかないよなあ・・・。
「ACES の潜在的な用途の 1 つは、2010 年に ULA によって、より長い耐久性とより大きな燃料容量を、近宇宙の清掃と軌道離脱のために遺棄物体を回収する宇宙内燃料補給機能を備えた推進剤貯蔵所として使用することであると述べました。これらの新しいアプローチは、地球軌道への 1 アップ/1 ダウンの打ち上げライセンス制度の導入により、地球低軌道を超えた物体の捕獲と軌道離脱のコストを大幅に削減するという技術的見通しを提供します。」
「宇宙内燃料補給機能を備えた推進剤貯蔵所として使用」
これも、まあ、運用延長の「延長線上」の話だし・・・。
エリックバーガーが言うところの、再使用に相当するかどうかは不明だ。
アルテミスの月着陸船は、大気圏再突入はしない。
運用されるのは宇宙空間だけでいい。
そこへの燃料補給とかには使えそうな感じだし、低温液体燃料の管理、移送技術(来月のスターシップでテスト予定)についても、ノウハウを持っているだろう。
が、ACES自体は、再使用できない。
ニューグレンの2段目がどうなるかは分からないけど、仮にACESの技術を導入するとすれば、水素燃料ということになる。
(説明と技術仕様)
https://en.wikipedia.org/wiki/New_Glenn#Description_and_technical_specifications
「2 番目のステージは最初のステージと同じ直径を共有し、真空に最適化された 2 つのBE-3Uエンジンを使用します。推進剤として水素/酸素を使用し、消耗品となります。このエンジンはBlue Origin社製です。」
まあ、もともとBE-3Uエンジン(ニューシェパードに使われている水素エンジンの改良版)を使う予定だったから、そのまま乗っけてもいいかもしれない。
ゆくゆくは、これも再使用したいようで、プロジェクトジャービスというのが別動隊で動いている。
段階的解決も可能だから、まずは1段目の再使用で実績を積み、2段目は当初バルカンの2段目を改良して使い捨てにして、最終的にはジャービスで置き換えればいいかもしれない。
いずれにしても、シナジー効果は十分に見込める。
しかし、競争相手がファルコン9やヘビーならばともかく、開発が終了する頃にはスターシップが相手になっている可能性が高い。
「いくつかの相乗効果により、Blue OriginとULAを組み合わせたロケットは、SpaceXにとってより強力な打ち上げ競争相手となる可能性がある。」(再掲)
物事は、そう単純には行かないだろう。
ブルーオリジン+ULAがどうなるかは分からない。
①バルカン+セントールV<ファルコン9(ヘビー)
②バルカン+ACES=<ファルコン9(ヘビー)
③ニューグレン+ACES改>ファルコン9(ヘビー)
④完全再使用ニューグレン=<上段使い捨てスターシップ
⑤完全再使用ニューグレン<完全再使用スターシップ
まあ、こんなところか(テキトーです)。
①現行
②開発中止(ミッションの種類による)
③未定(シナジー効果?)
④ペイロード重量では、アットーテキにスターシップの勝ち
⑤④に加えてコストでもスターシップの勝ち
現状のULAじゃ、ファルコンシリーズ相手であっても、勝負にならない。
次期ロケットとして、ニューグレンを押し出さなくては対決にすらならない。
スターシップの開発が遅れることを祈りつつ、爆速でニューグレンを開発するしか競争に勝つ見込みはない(③にしか、勝機はない)。
スペースXのアットーテキ優位は揺るがない。
ニューグレンは、部屋の中のゾウには成り得ない。
いいとこ、部屋の中のネコか(ふつーです)・・・。
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