😼777X:泣きっ面に蜂なB社 ― 2024年09月02日 22:19
777X:泣きっ面に蜂なB社
(777X、試験機のエンジン固定部品に不具合 ANAも発注)
https://www.aviationwire.jp/archives/306526
「ボーイングが開発を進めている次世代大型機777Xの飛行試験機に不具合が見つかり、飛行試験を中断」
「米有力航空メディア「The Air Current(TAC)」が報じた」
元記事は、購読しないと途中までしか読めないんだが、副題が過激だ・・・。
(ボーイング、主要エンジンマウント構造の故障により777X試験機の運航停止)
https://theaircurrent.com/aircraft-development/boeing-grounds-777x-test-fleet-after-failure-of-key-engine-mounting-structure/
「777Xの試験機1機で構造が切断されているのが見つかり、検査で他の2機でも問題が見つかった。」
記事を書いているジョンオストロワー記者のXへの投稿はこちら。
(777X のスラスト リンクとはどういう意味でしょうか?)
https://x.com/jonostrower/status/1825969760271810891?lang=ja
「ボーイング社は、金曜日にハワイで777-9試験機の1機による試験飛行を行った後、同機のエンジン推力リンクの1つが完全に切断されていることを発見した。他の試験機でもリンクに亀裂が見つかったため、同機は地上にとどまった。」
このネタは、スターライナー関係の記事を漁っている時に偶然見つけたんだが(<以下追加>参照)、開発が遅れている777Xの試験飛行がようやく始まったばかりで躓いたわけだ。
「777Xの飛行試験機は4機あるが、TACは関係者の話として、ほかの試験機も稼働中の2機で「スラスト・リンク」に亀裂が見つかったと報じており、すべての飛行試験機で同様の問題が発生しているようだ。」(アビエーションワイヤー)
「スラスト・リンクは、エンジンを機体に固定する重要な構造部品。」
ジョンオストロワー記者のXへの投稿に写真が出ているので参照されたい。
やれやれ・・・。
この部品(タダの棒に見えるんだがな)は、エンジンの内部に設置されているんだが、いろいろ調べるとエンジン屋じゃなくて、機体側で開発しているらしい。
エンジン屋(GE)は、エンジン側のハードポイントを提供するだけなんだろう(未確認)。
まあ、どうでもいいんですが。
構造部品が破断するというのは穏やかじゃない。
おまけに、複数の機体でクラックが生じているというのはさらに嬉しくない。
ぶっちゃけ、ちゃんと応力の解析して設計したのかと疑う。
どーせ、B社のことだから、また下請け苛めするんだろうけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(米ボーイング、低空飛行 宇宙・航空事業で続くトラブル―日本企業にも影響)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090200165&g=int
「8月には、開発中の大型旅客機777Xに不具合が見つかり、ボーイングは飛行試験の一時停止を発表。」
「当初20年だった納入予定は25年に延期されているが、その実現も危ぶまれる状況」
スターライナーだけではなく、民間航空機部門でも、あちこちで問題が噴出している。
「今年1月には飛行中の737MAX9型機の機体側面の一部が吹き飛ぶ事故が起きた。各国の航空会社はボーイング機の安全性に疑念を強めており、これ以外の機種でも受注が低迷している。」
ああ、オスプレイとかもあったしな。
(米軍のオスプレイ「変速機の故障報告が5年間で60件に上る」 米メディアが報じる)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1349263?display=1
「去年11月の屋久島沖での墜落事故の一因ともなった変速機の故障が、「過去5年間で60件に上る」などと、米国メディアが報じました。」
(オスプレイ変速機の欠陥 米国防総省が対策怠る 屋久島沖での墜落前には把握 米オンライン軍事紙が報じる)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1424079
「米オンライン軍事紙ミリタリー・ドットコムは21日、鹿児島県屋久島沖で昨年11月に起きた空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故原因の一因とされている変速機(ギアボックス)の欠陥について、米国防総省は2013年に把握していたが重要性を認識せずに適切な対策も怠っていたと報じた。」
米軍当局の対応もさることながら、メーカーとしての責任はどうなるんだろうな・・・。
(777X、試験機のエンジン固定部品に不具合 ANAも発注)
https://www.aviationwire.jp/archives/306526
「ボーイングが開発を進めている次世代大型機777Xの飛行試験機に不具合が見つかり、飛行試験を中断」
「米有力航空メディア「The Air Current(TAC)」が報じた」
元記事は、購読しないと途中までしか読めないんだが、副題が過激だ・・・。
(ボーイング、主要エンジンマウント構造の故障により777X試験機の運航停止)
https://theaircurrent.com/aircraft-development/boeing-grounds-777x-test-fleet-after-failure-of-key-engine-mounting-structure/
「777Xの試験機1機で構造が切断されているのが見つかり、検査で他の2機でも問題が見つかった。」
記事を書いているジョンオストロワー記者のXへの投稿はこちら。
(777X のスラスト リンクとはどういう意味でしょうか?)
https://x.com/jonostrower/status/1825969760271810891?lang=ja
「ボーイング社は、金曜日にハワイで777-9試験機の1機による試験飛行を行った後、同機のエンジン推力リンクの1つが完全に切断されていることを発見した。他の試験機でもリンクに亀裂が見つかったため、同機は地上にとどまった。」
このネタは、スターライナー関係の記事を漁っている時に偶然見つけたんだが(<以下追加>参照)、開発が遅れている777Xの試験飛行がようやく始まったばかりで躓いたわけだ。
「777Xの飛行試験機は4機あるが、TACは関係者の話として、ほかの試験機も稼働中の2機で「スラスト・リンク」に亀裂が見つかったと報じており、すべての飛行試験機で同様の問題が発生しているようだ。」(アビエーションワイヤー)
「スラスト・リンクは、エンジンを機体に固定する重要な構造部品。」
ジョンオストロワー記者のXへの投稿に写真が出ているので参照されたい。
やれやれ・・・。
この部品(タダの棒に見えるんだがな)は、エンジンの内部に設置されているんだが、いろいろ調べるとエンジン屋じゃなくて、機体側で開発しているらしい。
エンジン屋(GE)は、エンジン側のハードポイントを提供するだけなんだろう(未確認)。
まあ、どうでもいいんですが。
構造部品が破断するというのは穏やかじゃない。
おまけに、複数の機体でクラックが生じているというのはさらに嬉しくない。
ぶっちゃけ、ちゃんと応力の解析して設計したのかと疑う。
どーせ、B社のことだから、また下請け苛めするんだろうけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(米ボーイング、低空飛行 宇宙・航空事業で続くトラブル―日本企業にも影響)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090200165&g=int
「8月には、開発中の大型旅客機777Xに不具合が見つかり、ボーイングは飛行試験の一時停止を発表。」
「当初20年だった納入予定は25年に延期されているが、その実現も危ぶまれる状況」
スターライナーだけではなく、民間航空機部門でも、あちこちで問題が噴出している。
「今年1月には飛行中の737MAX9型機の機体側面の一部が吹き飛ぶ事故が起きた。各国の航空会社はボーイング機の安全性に疑念を強めており、これ以外の機種でも受注が低迷している。」
ああ、オスプレイとかもあったしな。
(米軍のオスプレイ「変速機の故障報告が5年間で60件に上る」 米メディアが報じる)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1349263?display=1
「去年11月の屋久島沖での墜落事故の一因ともなった変速機の故障が、「過去5年間で60件に上る」などと、米国メディアが報じました。」
(オスプレイ変速機の欠陥 米国防総省が対策怠る 屋久島沖での墜落前には把握 米オンライン軍事紙が報じる)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1424079
「米オンライン軍事紙ミリタリー・ドットコムは21日、鹿児島県屋久島沖で昨年11月に起きた空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故原因の一因とされている変速機(ギアボックス)の欠陥について、米国防総省は2013年に把握していたが重要性を認識せずに適切な対策も怠っていたと報じた。」
米軍当局の対応もさることながら、メーカーとしての責任はどうなるんだろうな・・・。
🚀ニューグレン:初回から再使用に挑戦 ― 2024年09月02日 23:54
ニューグレン:初回から再使用に挑戦
(ニューグレンロケットの第2段は月曜日に発射台へ向かう予定)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-to-roll-out-new-glenn-second-stage-enter-final-phase-of-launch-prep/
名前だけは早々に決まっていたが、いつまで経っても影も形もなかったロケットがついに登場する。
「ブルーオリジンは、ニューグレンロケットの打ち上げ準備の最終段階に入る予定で、月曜日に同ロケットの第2段をフロリダ州の第36発射施設に移動させる。」
「打ち上げ会社は、2基のBE-3Uエンジンで駆動する上段の高温燃焼テストを、今後1週間ほど以内に実施することを目標としています。」
「ニュー・グレンは、完全に再利用可能な第1段を備え、低地球軌道まで45トンの打ち上げ能力を持つ。」
「探査機の打ち上げ時期は 10 月 13 日から 10 月 21 日まで」
「ブルーオリジンが、6週間以内に始まる打ち上げ期間内にESCAPADEを統合、テスト、打ち上げることができるかどうかは未知数だ。それまでに同社は第2段のテスト発射を成功させ、その後第1段をケープカナベラル発射施設にある同社の施設に搬出しなければならない。」
まあ、間に合わないだろうな。
ESCAPADE(比較的小型の宇宙船 2 機を火星に打ち上げる予定)は、そういうリスクを織り込んだミッションだ。
「カリフォルニア大学バークレー校の宇宙科学研究所が管理する ESCAPADE 探査機は、火星の磁場を分析する。」
2年後を楽しみにするくらいでちょうどいいかも知れない(そうなのかあ?)。
「ニュー・グレン号は初打ち上げで野心的なドローン船による第1段着陸を試みることになる。成功する可能性は低い。」
エリックバーガーはそう言っているが、パワードランディングが可能なことはファルコンズが証明し続けている。
もともと、ニューグレンの構想自体が、パワードランディングによる1段目の回収を前提にしたものだったわけで、S社とどっちが先というレベルの話だったからな。
8年前に成功したS社が先行したわけだが、ニューグレンはいきなり火星探査機を打ち上げて、なおかつ1段目の回収を試みるというわけだ。
暴挙に等しい・・・。
が、S社の「暴挙」を見慣れてくると、もう、何があっても驚かなくなる(そういうことかあ?)。
「この試みは、成功するかどうかにかかわらず、興味深いものになるはずだ。」
2年後が楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ジェフ・ベゾスの超大型ロケット「ニュー・グレン」、10月13日にも初打ち上げへ)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240903-3018026/
「「ニュー・グレン」ロケットについて、早ければ10月13日にも初めての打ち上げを実施すると発表」
「打ち上げ能力は、地球低軌道に45t、静止トランスファー軌道に13t」
「NASAの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」、スペースXの「ファルコン・ヘヴィ」に次いで、現在運用中のロケットの中で3番目」
「第1段機体は、洋上の船に着陸して回収し、再使用することができる。同社によると、最低でも25回の再使用ができる設計」
「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基」
2段目のエンジンは2基じゃなかったっけえ?(<さらに追加>参照)。
まあいい。
初回打ち上げの2段目は、おそらく暫定的なものに違いない(未確認)。
完全再使用を目指しているプロジェクトジャービスについては、その後の情報はないからな(未確認)。
「複数回の再着火が可能な上段機体「ブルー・リング」を搭載することもできる。」
これは初耳だ。
「ブルー・リングを使うことで、一度の打ち上げで複数の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入したり、センサーなどのペイロードを搭載した軌道上プラットフォームとして運用したりできるようになる。」
10月13日に上がったら奇跡だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ニューグレン 新しい時代の基盤)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/new-glenn
「2つの再始動可能なBE-3Uが第2段に動力を供給する」
メーカーのホームページには、2段目のエンジンが2基掛けであることが明記されている。
「高性能:
2 基の BE-3U エンジンはそれぞれ 160,000 lbf (712 kN) の真空推力を生成します。」
まあ、間違いないだろうな。
鳥嶋さんは、別のネタを仕込んでいるのかもしれない(未確認)。
エスカペイドに2基のエンジンは過剰仕様だからな。
が、2段目に複数のバージョンが存在する情報もない。
この件、何か分かったらまた書く。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(厳しい期限に直面し、NASAとブルーオリジンはニューグレンのデビューを延期することに合意)
https://arstechnica.com/space/2024/09/new-glenns-debut-will-slip-into-november-as-nasa-decides-to-not-fuel-escapade/
「NASAとブルーオリジンは金曜日、火星探査ミッション「エスカペイド」の打ち上げを少なくとも2025年春まで延期することで合意したと発表した。」
順当だな。
衛星側に燃料を入れるかどうかという話の中で、先送りが決まったようだ。
「2機の小型宇宙船ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)にハイパーゴリック推進剤の積み込みを開始する期限が迫っていたため」
まあいい。
「ESCAPADE に関しては、ミッションは 2025 年春に打ち上げられる可能性がある。「火星の窓」は 18 ~ 24 か月ごとにしか開かないが、2025 年春に打ち上げられたペイロードが赤い惑星に到達する可能性のある複雑な軌道がある。」
いやいや、それだって間に合わんだろう。
「最終的に次の火星の窓が開く 2026 年 11 月まで待ってミッションを開始する可能性もある。」
浮沈子的には、それすら間に合うかどうかは確信が持てない(そんなあ!)。
ブルーオリジンは、ニューシェパードにおける弾道飛行の経験しかないからな。
ニューグレンは、確かに1段目のエンジン(BE-4)や2段目のエンジン(BE-3U)は、それぞれ別のロケットで打ち上げ実績はある者の、統合された状態での燃焼試験は1度も行われておらず、実際の打ち上げでどういうことになるかは未知数だ。
ひょっとすると、発射台で大爆発しちまうかもしれないしな(あるある・・・)。
軌道ロケットの打ち上げが困難を極める話は、枚挙にいとまがない。
加えて、ニューグレンの1段目は再使用が予定されている。
しかも、打ち上げ初回から、船への着陸を試みるわけだ。
べらぼーめ・・・。
それでも、そのチャレンジングな精神には感心するし、応援したくなる。
それがたとえ失敗に終わったとしても、それだけの価値はある。
無人機での打ち上げはそれでいい気がする。
有人の打ち上げとは、根本的に異なる価値観が適用される。
が、やることは同じだ。
ニューグレンもやがて有人で飛ばす日が来るかもしれない(未確認)。
が、とにかく、初打ち上げを成功させないとな・・・。
<さらにさらに追加:9月25日記>ーーーーーーーーーー
(ブルーオリジンは初めて軌道ロケットの段階に点火した)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-completes-second-stage-hot-fire-test-of-large-new-rocket/
「第2段(グレン第2段の略称GS2)は、「リスク低減」高温燃焼試験の一環として15秒間点火された。液体酸素と水素を燃料とし、それぞれ17万3000ポンドの推力を生み出す2基のBE-3Uエンジンは、華氏6000度に迫るほぼ透明な炎で燃えた。」
リンク先のブルーオリジンのページも確認する。
(ニューグレン、第2ステージのホットファイアを完了)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/news/new-glenn-completes-second-stage-hotfire
「ホットファイア テストの目的は、第 2 段のサブシステム、2 基の BE-3U エンジン、および地上制御システム間の相互作用を検証することでした。」
映像を見ても、2基あるかどうかははっきりとは分からないが、記述を確認する限り2段目のBE-3Uエンジンが2基であることは間違いない。
やれやれ・・・。
鳥嶋さんの記事は、本日現在も「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基装備」のままになっている。
まあいい。
何か勘違いをしたんだろう。
(ニューグレンロケットの第2段は月曜日に発射台へ向かう予定)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-to-roll-out-new-glenn-second-stage-enter-final-phase-of-launch-prep/
名前だけは早々に決まっていたが、いつまで経っても影も形もなかったロケットがついに登場する。
「ブルーオリジンは、ニューグレンロケットの打ち上げ準備の最終段階に入る予定で、月曜日に同ロケットの第2段をフロリダ州の第36発射施設に移動させる。」
「打ち上げ会社は、2基のBE-3Uエンジンで駆動する上段の高温燃焼テストを、今後1週間ほど以内に実施することを目標としています。」
「ニュー・グレンは、完全に再利用可能な第1段を備え、低地球軌道まで45トンの打ち上げ能力を持つ。」
「探査機の打ち上げ時期は 10 月 13 日から 10 月 21 日まで」
「ブルーオリジンが、6週間以内に始まる打ち上げ期間内にESCAPADEを統合、テスト、打ち上げることができるかどうかは未知数だ。それまでに同社は第2段のテスト発射を成功させ、その後第1段をケープカナベラル発射施設にある同社の施設に搬出しなければならない。」
まあ、間に合わないだろうな。
ESCAPADE(比較的小型の宇宙船 2 機を火星に打ち上げる予定)は、そういうリスクを織り込んだミッションだ。
「カリフォルニア大学バークレー校の宇宙科学研究所が管理する ESCAPADE 探査機は、火星の磁場を分析する。」
2年後を楽しみにするくらいでちょうどいいかも知れない(そうなのかあ?)。
「ニュー・グレン号は初打ち上げで野心的なドローン船による第1段着陸を試みることになる。成功する可能性は低い。」
エリックバーガーはそう言っているが、パワードランディングが可能なことはファルコンズが証明し続けている。
もともと、ニューグレンの構想自体が、パワードランディングによる1段目の回収を前提にしたものだったわけで、S社とどっちが先というレベルの話だったからな。
8年前に成功したS社が先行したわけだが、ニューグレンはいきなり火星探査機を打ち上げて、なおかつ1段目の回収を試みるというわけだ。
暴挙に等しい・・・。
が、S社の「暴挙」を見慣れてくると、もう、何があっても驚かなくなる(そういうことかあ?)。
「この試みは、成功するかどうかにかかわらず、興味深いものになるはずだ。」
2年後が楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ジェフ・ベゾスの超大型ロケット「ニュー・グレン」、10月13日にも初打ち上げへ)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240903-3018026/
「「ニュー・グレン」ロケットについて、早ければ10月13日にも初めての打ち上げを実施すると発表」
「打ち上げ能力は、地球低軌道に45t、静止トランスファー軌道に13t」
「NASAの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」、スペースXの「ファルコン・ヘヴィ」に次いで、現在運用中のロケットの中で3番目」
「第1段機体は、洋上の船に着陸して回収し、再使用することができる。同社によると、最低でも25回の再使用ができる設計」
「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基」
2段目のエンジンは2基じゃなかったっけえ?(<さらに追加>参照)。
まあいい。
初回打ち上げの2段目は、おそらく暫定的なものに違いない(未確認)。
完全再使用を目指しているプロジェクトジャービスについては、その後の情報はないからな(未確認)。
「複数回の再着火が可能な上段機体「ブルー・リング」を搭載することもできる。」
これは初耳だ。
「ブルー・リングを使うことで、一度の打ち上げで複数の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入したり、センサーなどのペイロードを搭載した軌道上プラットフォームとして運用したりできるようになる。」
10月13日に上がったら奇跡だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ニューグレン 新しい時代の基盤)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/new-glenn
「2つの再始動可能なBE-3Uが第2段に動力を供給する」
メーカーのホームページには、2段目のエンジンが2基掛けであることが明記されている。
「高性能:
2 基の BE-3U エンジンはそれぞれ 160,000 lbf (712 kN) の真空推力を生成します。」
まあ、間違いないだろうな。
鳥嶋さんは、別のネタを仕込んでいるのかもしれない(未確認)。
エスカペイドに2基のエンジンは過剰仕様だからな。
が、2段目に複数のバージョンが存在する情報もない。
この件、何か分かったらまた書く。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(厳しい期限に直面し、NASAとブルーオリジンはニューグレンのデビューを延期することに合意)
https://arstechnica.com/space/2024/09/new-glenns-debut-will-slip-into-november-as-nasa-decides-to-not-fuel-escapade/
「NASAとブルーオリジンは金曜日、火星探査ミッション「エスカペイド」の打ち上げを少なくとも2025年春まで延期することで合意したと発表した。」
順当だな。
衛星側に燃料を入れるかどうかという話の中で、先送りが決まったようだ。
「2機の小型宇宙船ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)にハイパーゴリック推進剤の積み込みを開始する期限が迫っていたため」
まあいい。
「ESCAPADE に関しては、ミッションは 2025 年春に打ち上げられる可能性がある。「火星の窓」は 18 ~ 24 か月ごとにしか開かないが、2025 年春に打ち上げられたペイロードが赤い惑星に到達する可能性のある複雑な軌道がある。」
いやいや、それだって間に合わんだろう。
「最終的に次の火星の窓が開く 2026 年 11 月まで待ってミッションを開始する可能性もある。」
浮沈子的には、それすら間に合うかどうかは確信が持てない(そんなあ!)。
ブルーオリジンは、ニューシェパードにおける弾道飛行の経験しかないからな。
ニューグレンは、確かに1段目のエンジン(BE-4)や2段目のエンジン(BE-3U)は、それぞれ別のロケットで打ち上げ実績はある者の、統合された状態での燃焼試験は1度も行われておらず、実際の打ち上げでどういうことになるかは未知数だ。
ひょっとすると、発射台で大爆発しちまうかもしれないしな(あるある・・・)。
軌道ロケットの打ち上げが困難を極める話は、枚挙にいとまがない。
加えて、ニューグレンの1段目は再使用が予定されている。
しかも、打ち上げ初回から、船への着陸を試みるわけだ。
べらぼーめ・・・。
それでも、そのチャレンジングな精神には感心するし、応援したくなる。
それがたとえ失敗に終わったとしても、それだけの価値はある。
無人機での打ち上げはそれでいい気がする。
有人の打ち上げとは、根本的に異なる価値観が適用される。
が、やることは同じだ。
ニューグレンもやがて有人で飛ばす日が来るかもしれない(未確認)。
が、とにかく、初打ち上げを成功させないとな・・・。
<さらにさらに追加:9月25日記>ーーーーーーーーーー
(ブルーオリジンは初めて軌道ロケットの段階に点火した)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-completes-second-stage-hot-fire-test-of-large-new-rocket/
「第2段(グレン第2段の略称GS2)は、「リスク低減」高温燃焼試験の一環として15秒間点火された。液体酸素と水素を燃料とし、それぞれ17万3000ポンドの推力を生み出す2基のBE-3Uエンジンは、華氏6000度に迫るほぼ透明な炎で燃えた。」
リンク先のブルーオリジンのページも確認する。
(ニューグレン、第2ステージのホットファイアを完了)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/news/new-glenn-completes-second-stage-hotfire
「ホットファイア テストの目的は、第 2 段のサブシステム、2 基の BE-3U エンジン、および地上制御システム間の相互作用を検証することでした。」
映像を見ても、2基あるかどうかははっきりとは分からないが、記述を確認する限り2段目のBE-3Uエンジンが2基であることは間違いない。
やれやれ・・・。
鳥嶋さんの記事は、本日現在も「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基装備」のままになっている。
まあいい。
何か勘違いをしたんだろう。
🚀スターライナー:ブレイクアウトバーン ― 2024年09月05日 07:33
スターライナー:ブレイクアウトバーン
(NASA、ISSからのスターライナー帰還に備える)
https://spacenews.com/nasa-prepares-for-starliner-return-from-iss/
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」
無人帰還に当たってのブリーフィングで飛び出した刺激的な用語だ。
「乗組員がいないため、必要に応じて手動で制御することができ、ブレークアウト噴射を行う際に考慮しなければならない変数が大幅に減り、宇宙船をより早く帰還軌道に乗せることができるのです。」
何がどうなっているのか、相変わらずワケワカだが、ISSに対するリスク軽減とスラスターに負担を掛けずに帰還軌道へ投入するための苦肉の策だ。
「この軌道は反応制御システム(RCS)のスラスターへの「負担が少ない」」(NASA の商業乗組員プログラム マネージャーであるスティーブ スティッチ氏)
「スラスターの噴射回数が大幅に減る」(同上)
もっとも、ISS離脱後に、若干のテストが予定されているという。
「技術者らはまだどのスラスターを試験するか選択中」(同上)
「これらのテストは、約 0.1 秒の短いパルスで、その性能を確認するには十分」
「私たちは、ドッキングを解除して少し噴射した後、スラスタがどのように機能し、推力レベルが正確にどの程度であるかを本当に確認したいと考えています。」
「RCS スラスタは、より大きなスラスタによって実行される軌道離脱噴射中に姿勢制御を維持するために再び使用されます。RCS スラスタは、その噴射後に宇宙船を操縦し、乗組員カプセルをサービス モジュールから分離し、カプセルを再突入に向けて方向付けます。」
さて、そこが重要だな。
OFT-1の時には、サービスモジュールがクルーモジュールに追突するプログラムのまま、分離2時間前に急遽差し替えられた経緯もある。
今回、有人から無人へと運用が変更になる中、制御プログラムが差し替えられているけど、その辺は大丈夫なんだろうな。
まあいい。
「ヘリウム漏れについては、酸化剤蒸気への暴露によりシールが劣化しているというのが主な説明」
「私たちが注目している原因の一つは、シールの材質が異なっており、シールが若干拡大している可能性もある」
「スラスターの問題はハードウェアの大幅な変更なしに解決できると示唆した。」
「スラスターの点火方法によってスラスターが過熱するのは明らかです」
「ポペットと呼ばれるテフロン製の部品が膨張し、スラスターへの推進剤の流れが制限される」
「膨張を引き起こすパルスの種類と数を理解する必要があります。」
OFT-2でも、同様の事象が確認されていて、その対策として噴射制御プログラムを弄ったわけだが、その対策は十分ではなかったわけだ。
「NASAはスラスター自体の交換や修正よりも運用上の変更に傾いていることを示唆した。」
「スラスターが過熱してポペットが膨張するような方法で操作しない限り、スラスターは正常に機能していることが分かっています」
「ほとんどのスラスターは問題なく機能していたことを指摘」
「スラスターが実用的なスラスターであることは分かっています」
いやいや、それはたまたま偶然、正常に動作しているように見えるだけで、いつどうなってもおかしくないだけの話じゃないのかあ?。
ロケットダインの使用条件を逸脱するボーイングの熱設計(太陽電池パネルの位置を含む)を根本から見直さない限り、対応は不可能なのではないか。
「最も簡単なのは、スラスターの作動温度を下げる方法を考え、過熱現象を引き起こすような方法でスラスターを噴射しないようにすることです」
バカ言え!。
そんなら、飛ばさないのが一番だ。
「彼はその後のブリーフィングで、スラスターを収納するドッグハウスと呼ばれるサービスモジュールの構造を改良して、熱をより効果的に放散させたり、スラスターを冷却したりすることも含まれる可能性があると付け加えた。」
そういう付け焼刃の対応の繰り返しが、新たなトラブルの原因になるわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
全ては無事に(無人)帰還できたらの話だ。
日本時間の9月7日午後(6日午後11時17分(東部標準時:日本標準時より14時間(夏時間の場合は13時間)遅い))にISSから離脱予定。
最も緊張するのは、やっぱISSからの離脱だな。
具体にどういうマニューバリングになるのかは知らないけど、再度ドッキングすることがない、片道切符的な運用になるんだろう(有人離脱の際には、そこも考慮しなければならんからな:離脱した途端に宇宙船に不具合が生じないとも限らんからな)。
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」(再掲)
例の異音の件は、音響システムの不具合ということでケリがついたようだが、何が起こるかはやってみなければ分からない。
(NASA、宇宙船「スターライナー」からの奇妙な音の謎を解明)
https://forbesjapan.com/articles/detail/73483
「スピーカーのフィードバック音は、宇宙ステーションとスターライナー間の音声設定によるものだった」
「宇宙ステーションの音声システムは複雑で、複数の宇宙船やモジュールを接続する際にノイズやフィードバックが発生するのはよくあることだ」
「NASAによると、このフィードバック音が宇宙船や乗組員、ISSの運用、またスターライナーの帰還計画に技術的な影響を与えることはないという。」
ホントかあ?。
(スターライナーのスピーカーからの音はオーディオ構成によって追跡される)
https://blogs.nasa.gov/kennedy/2024/09/03/sounds-from-starliner-speakers-traced-to-audio-configuration/
「国際宇宙ステーションに搭乗したNASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアが聞いたボーイングのスターライナー宇宙船のスピーカーから聞こえる脈打つような音は止まった。」
「スピーカーからのフィードバックは、宇宙ステーションとスターライナー間のオーディオ構成によるものだった。」
「ウィルモアが報告したスピーカーからのフィードバックは、乗組員、スターライナー、または9月6日金曜日までに予定されているスターライナーの無人ステーションからの切り離しを含むステーションの運用に技術的な影響はない。」
まあいい。
それにしても、ブレイクアウトバーン(「ブレイクアウト」(突発的激変)は、感染症の急速な拡大などでも用いられる)つーのは、刺激的だな・・・。
(NASA、ISSからのスターライナー帰還に備える)
https://spacenews.com/nasa-prepares-for-starliner-return-from-iss/
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」
無人帰還に当たってのブリーフィングで飛び出した刺激的な用語だ。
「乗組員がいないため、必要に応じて手動で制御することができ、ブレークアウト噴射を行う際に考慮しなければならない変数が大幅に減り、宇宙船をより早く帰還軌道に乗せることができるのです。」
何がどうなっているのか、相変わらずワケワカだが、ISSに対するリスク軽減とスラスターに負担を掛けずに帰還軌道へ投入するための苦肉の策だ。
「この軌道は反応制御システム(RCS)のスラスターへの「負担が少ない」」(NASA の商業乗組員プログラム マネージャーであるスティーブ スティッチ氏)
「スラスターの噴射回数が大幅に減る」(同上)
もっとも、ISS離脱後に、若干のテストが予定されているという。
「技術者らはまだどのスラスターを試験するか選択中」(同上)
「これらのテストは、約 0.1 秒の短いパルスで、その性能を確認するには十分」
「私たちは、ドッキングを解除して少し噴射した後、スラスタがどのように機能し、推力レベルが正確にどの程度であるかを本当に確認したいと考えています。」
「RCS スラスタは、より大きなスラスタによって実行される軌道離脱噴射中に姿勢制御を維持するために再び使用されます。RCS スラスタは、その噴射後に宇宙船を操縦し、乗組員カプセルをサービス モジュールから分離し、カプセルを再突入に向けて方向付けます。」
さて、そこが重要だな。
OFT-1の時には、サービスモジュールがクルーモジュールに追突するプログラムのまま、分離2時間前に急遽差し替えられた経緯もある。
今回、有人から無人へと運用が変更になる中、制御プログラムが差し替えられているけど、その辺は大丈夫なんだろうな。
まあいい。
「ヘリウム漏れについては、酸化剤蒸気への暴露によりシールが劣化しているというのが主な説明」
「私たちが注目している原因の一つは、シールの材質が異なっており、シールが若干拡大している可能性もある」
「スラスターの問題はハードウェアの大幅な変更なしに解決できると示唆した。」
「スラスターの点火方法によってスラスターが過熱するのは明らかです」
「ポペットと呼ばれるテフロン製の部品が膨張し、スラスターへの推進剤の流れが制限される」
「膨張を引き起こすパルスの種類と数を理解する必要があります。」
OFT-2でも、同様の事象が確認されていて、その対策として噴射制御プログラムを弄ったわけだが、その対策は十分ではなかったわけだ。
「NASAはスラスター自体の交換や修正よりも運用上の変更に傾いていることを示唆した。」
「スラスターが過熱してポペットが膨張するような方法で操作しない限り、スラスターは正常に機能していることが分かっています」
「ほとんどのスラスターは問題なく機能していたことを指摘」
「スラスターが実用的なスラスターであることは分かっています」
いやいや、それはたまたま偶然、正常に動作しているように見えるだけで、いつどうなってもおかしくないだけの話じゃないのかあ?。
ロケットダインの使用条件を逸脱するボーイングの熱設計(太陽電池パネルの位置を含む)を根本から見直さない限り、対応は不可能なのではないか。
「最も簡単なのは、スラスターの作動温度を下げる方法を考え、過熱現象を引き起こすような方法でスラスターを噴射しないようにすることです」
バカ言え!。
そんなら、飛ばさないのが一番だ。
「彼はその後のブリーフィングで、スラスターを収納するドッグハウスと呼ばれるサービスモジュールの構造を改良して、熱をより効果的に放散させたり、スラスターを冷却したりすることも含まれる可能性があると付け加えた。」
そういう付け焼刃の対応の繰り返しが、新たなトラブルの原因になるわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
全ては無事に(無人)帰還できたらの話だ。
日本時間の9月7日午後(6日午後11時17分(東部標準時:日本標準時より14時間(夏時間の場合は13時間)遅い))にISSから離脱予定。
最も緊張するのは、やっぱISSからの離脱だな。
具体にどういうマニューバリングになるのかは知らないけど、再度ドッキングすることがない、片道切符的な運用になるんだろう(有人離脱の際には、そこも考慮しなければならんからな:離脱した途端に宇宙船に不具合が生じないとも限らんからな)。
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」(再掲)
例の異音の件は、音響システムの不具合ということでケリがついたようだが、何が起こるかはやってみなければ分からない。
(NASA、宇宙船「スターライナー」からの奇妙な音の謎を解明)
https://forbesjapan.com/articles/detail/73483
「スピーカーのフィードバック音は、宇宙ステーションとスターライナー間の音声設定によるものだった」
「宇宙ステーションの音声システムは複雑で、複数の宇宙船やモジュールを接続する際にノイズやフィードバックが発生するのはよくあることだ」
「NASAによると、このフィードバック音が宇宙船や乗組員、ISSの運用、またスターライナーの帰還計画に技術的な影響を与えることはないという。」
ホントかあ?。
(スターライナーのスピーカーからの音はオーディオ構成によって追跡される)
https://blogs.nasa.gov/kennedy/2024/09/03/sounds-from-starliner-speakers-traced-to-audio-configuration/
「国際宇宙ステーションに搭乗したNASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアが聞いたボーイングのスターライナー宇宙船のスピーカーから聞こえる脈打つような音は止まった。」
「スピーカーからのフィードバックは、宇宙ステーションとスターライナー間のオーディオ構成によるものだった。」
「ウィルモアが報告したスピーカーからのフィードバックは、乗組員、スターライナー、または9月6日金曜日までに予定されているスターライナーの無人ステーションからの切り離しを含むステーションの運用に技術的な影響はない。」
まあいい。
それにしても、ブレイクアウトバーン(「ブレイクアウト」(突発的激変)は、感染症の急速な拡大などでも用いられる)つーのは、刺激的だな・・・。
🚀アルテミス:耐熱シールドの泥沼 ― 2024年09月05日 17:47
アルテミス:耐熱シールドの泥沼
(スターライナーの後、NASAは有人宇宙飛行のもう一つの大きな決断を下す必要がある)
https://arstechnica.com/space/2024/09/after-starliner-nasa-has-another-big-human-spaceflight-decision-to-make/
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」
記事の中で提案されている方法は次の通り。
➀ アルテミスIIをオリオンがアルテミスIで使用したのと同様の熱シールドで飛ばす
➁ NASAが設計を見直して新しい熱シールドを構築する
➂ NASA は、アルテミス II ミッションを無人飛行させ、アルテミス I では装備されなかった新しい生命維持装置と熱シールドをテストする
➁や➂では、数年の遅れが生じることは間違いないし、予算も(特に➂では)べらぼーに膨れ上がる。
「アルスが話を聞いたほとんどの人は、NASA はおそらく耐熱シールドをそのままにして飛行するだろうと考えている。」
おっと、選択肢は➀なわけだ・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス II の期間中に耐熱シールドを保護する最善の方法は、地球の大気圏を通過する軌道を変えることだと考えている」
具体的にはどういうことか。
「アルテミス I では、宇宙船は「スキップ」再突入プロファイルをたどりました。このプロファイルでは、オリオンは大気圏に突入し、再び宇宙空間にスキップし、最後に大気圏に降下しました。これにより、オリオンの着水位置を正確に制御し、機体にかかる重力を軽減することができました。」
この軌道には、しかしデメリットがあった・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス I で観察されたひび割れの問題は、大気の熱にさらされる時間が長かったことが原因だと考えています。」
で、どうするのか。
「他のオプションとして、重力の面で乗組員にとってより厳しい急勾配の軌道をとる弾道再突入や、ミニチュア スキップを伴う直接再突入があります。」
「軌道が急勾配であれば、オリオンの耐熱シールドが大気の熱と空気抵抗にさらされる時間が短くなります。」
「つまり、理論上は、アルテミス II でオリオンが大気圏に再突入したときに観察される損傷が少なくなるということです。」
そう上手くいくのかあ?。
「エンジニアたちは、より急な軌道での熱シールドの性能についてはおそらく正しいだろうが、設計どおりに熱シールドをそのようなプロファイルで飛行させなければ、確実に知る方法はない。」
で、➂の選択肢が出てくるわけだ。
スケジュールや予算を考えなければ、これしかない。
➂には、熱シールドをそのままにして、再突入軌道を急降下にするだけというバリエーションもある。
無人飛行をもう一度行うわけだ。
それで行けることが確認されれば、安心して先に進むことが出来る(そうなのかあ?)。
「NASA が既存の耐熱シールドをより急な軌道で飛行させると、反対意見が出る可能性があります。スターライナーの審議プロセスで観察されたように、NASA の安全コミュニティは声を上げる勇気をもらいました。同様に、NASA の安全コミュニティの中には、アルテミス 1 号の予期せぬ損傷を受けて耐熱シールドをそのまま飛行させることに懸念を表明する人もいます。」
軌道を変えて急降下させればOKということなら、その選択肢はアリだろう。
新たな耐熱シールドを開発する必要もないしな。
➁を選択するより、少なくとも時間の節約にはなる。
ただし、中に乗り込んでいる宇宙飛行士には過酷な選択になるし、回収地点の精度が落ちることは避けられない。
これらは、複合的に安全を阻害することになる。
やっぱ、ベストは新たな耐熱シールドを開発し、無人試験飛行(「スキップ」再突入プロファイルで)を経て、改めて有人飛行に臨むのが筋だ。
オリオンは、人類が所有する深宇宙への唯一の宇宙船だ(ソユーズ宇宙船もそうだという話もあるが、ロシアには深宇宙に打ち上げるロケットがない!)。
ここは、じっくりと腰を据えて、ベストな選択を行うべきだろうな。
たとえ中国に先を越されることになったとしても、んなことは別に構わんじゃないか。
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」(再掲)
泥沼か・・・。
(スターライナーの後、NASAは有人宇宙飛行のもう一つの大きな決断を下す必要がある)
https://arstechnica.com/space/2024/09/after-starliner-nasa-has-another-big-human-spaceflight-decision-to-make/
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」
記事の中で提案されている方法は次の通り。
➀ アルテミスIIをオリオンがアルテミスIで使用したのと同様の熱シールドで飛ばす
➁ NASAが設計を見直して新しい熱シールドを構築する
➂ NASA は、アルテミス II ミッションを無人飛行させ、アルテミス I では装備されなかった新しい生命維持装置と熱シールドをテストする
➁や➂では、数年の遅れが生じることは間違いないし、予算も(特に➂では)べらぼーに膨れ上がる。
「アルスが話を聞いたほとんどの人は、NASA はおそらく耐熱シールドをそのままにして飛行するだろうと考えている。」
おっと、選択肢は➀なわけだ・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス II の期間中に耐熱シールドを保護する最善の方法は、地球の大気圏を通過する軌道を変えることだと考えている」
具体的にはどういうことか。
「アルテミス I では、宇宙船は「スキップ」再突入プロファイルをたどりました。このプロファイルでは、オリオンは大気圏に突入し、再び宇宙空間にスキップし、最後に大気圏に降下しました。これにより、オリオンの着水位置を正確に制御し、機体にかかる重力を軽減することができました。」
この軌道には、しかしデメリットがあった・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス I で観察されたひび割れの問題は、大気の熱にさらされる時間が長かったことが原因だと考えています。」
で、どうするのか。
「他のオプションとして、重力の面で乗組員にとってより厳しい急勾配の軌道をとる弾道再突入や、ミニチュア スキップを伴う直接再突入があります。」
「軌道が急勾配であれば、オリオンの耐熱シールドが大気の熱と空気抵抗にさらされる時間が短くなります。」
「つまり、理論上は、アルテミス II でオリオンが大気圏に再突入したときに観察される損傷が少なくなるということです。」
そう上手くいくのかあ?。
「エンジニアたちは、より急な軌道での熱シールドの性能についてはおそらく正しいだろうが、設計どおりに熱シールドをそのようなプロファイルで飛行させなければ、確実に知る方法はない。」
で、➂の選択肢が出てくるわけだ。
スケジュールや予算を考えなければ、これしかない。
➂には、熱シールドをそのままにして、再突入軌道を急降下にするだけというバリエーションもある。
無人飛行をもう一度行うわけだ。
それで行けることが確認されれば、安心して先に進むことが出来る(そうなのかあ?)。
「NASA が既存の耐熱シールドをより急な軌道で飛行させると、反対意見が出る可能性があります。スターライナーの審議プロセスで観察されたように、NASA の安全コミュニティは声を上げる勇気をもらいました。同様に、NASA の安全コミュニティの中には、アルテミス 1 号の予期せぬ損傷を受けて耐熱シールドをそのまま飛行させることに懸念を表明する人もいます。」
軌道を変えて急降下させればOKということなら、その選択肢はアリだろう。
新たな耐熱シールドを開発する必要もないしな。
➁を選択するより、少なくとも時間の節約にはなる。
ただし、中に乗り込んでいる宇宙飛行士には過酷な選択になるし、回収地点の精度が落ちることは避けられない。
これらは、複合的に安全を阻害することになる。
やっぱ、ベストは新たな耐熱シールドを開発し、無人試験飛行(「スキップ」再突入プロファイルで)を経て、改めて有人飛行に臨むのが筋だ。
オリオンは、人類が所有する深宇宙への唯一の宇宙船だ(ソユーズ宇宙船もそうだという話もあるが、ロシアには深宇宙に打ち上げるロケットがない!)。
ここは、じっくりと腰を据えて、ベストな選択を行うべきだろうな。
たとえ中国に先を越されることになったとしても、んなことは別に構わんじゃないか。
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」(再掲)
泥沼か・・・。
😼欧州大戦争:ウクライナ核武装の現実 ― 2024年09月07日 00:03
欧州大戦争:ウクライナ核武装の現実
(ウクライナの「勝利計画」、バイデン氏に9月に提示するとゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/articles/ce8dg21g6qno
「アメリカがウクライナに「この計画に含まれているものを与えるかどうか、(そして)我々がこの計画を自由に実行できるかどうか」にかかっている」
「野心的すぎる内容だと思う人もいるかもしれないが、我々にとっては重要な計画だ」
(ウクライナ、国産弾道ミサイル発射実験に成功 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3535908
「ウクライナ初の弾道ミサイルの実験に成功した。これについてわが国の防衛産業を祝福したい。このミサイルについてこれ以上の詳細は共有できない」
(ベラルーシ核配備がウクライナ核武装を実現する?)
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4909
「ゼレンスキー大統領が真に自国と自国民を護ろうとする愛国者であるならば、自国の核武装を全力で試みるのではないかと思うのです。」
浮沈子は、クルスク州への侵攻の意図が掴めなくて、いろいろ調べていたんだが、どれも皆、納得できないでいた。
で、ようやく、得心できる結論にたどり着いたわけだな。
ゼレンスキーは、ここで核爆発を起こそうとしているのだ(断定的!)。
「シルスキー氏は、ウクライナはロシア領土を維持し続けるつもりはなく、ウクライナ東部での攻撃からロシア軍の注意をそらすことが越境攻撃を行った動機の一つ」
恒久支配しないのは、消耗する気でいるからに他ならない。
国産弾道ミサイルに乗せて、いつでもモスクワにお届けするというわけだ。
じゃあ、米国が核弾頭を供与しなければそれっきりなのかあ?。
いやいや、クルスク侵攻のもう一つの目的は、前方配備されている戦術核兵器の鹵獲だ。
おそらく、既に手に入れているのかもしれない(そうなのかあ?)。
極秘だからな(テキトーです)。
ここで、ドカンと爆発させ、ロシアを恫喝しておくことは重要だ。
そして、交渉の場に引きずり出し、自国に有利な結果を導く・・・。
全ては浮沈子の妄想だが、「中らずと雖も遠からず」な気がしてきている。
BBCの記事を読んだだけでも、核兵器の供与を想像するのは難しくはない。
バイデンであれ、ハリスであれ、トランプであれ、米国がこの要求に応じるとは思えない。
また、供与されている長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を、これ以上拡大することもない。
(シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で敵の前進を食い止めること成功)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/general-shirsky-succeeds-in-halting-the-enemys-advance-in-the-pokrovsk-area/
「クルスク侵攻の目的は敵がクルスクを新たな攻勢の拠点として活用するのを阻止すること、ロシア軍を他の戦線から移動させること、緩衝地帯を設定して国境を越えてくる砲撃を防ぐこと、捕虜交換の金貨を補充すること、兵士と国民の士気を高めることだ」
ホントかあ?。
「過去6日間、敵は同方面で1mも前進していない。我々はポクロウシク方面に対するロシア軍の前進を食い止めることに成功した」「ロシア軍から機動能力と増援能力を奪うことに成功し、この弱体化は他地域にも及んでいる。砲撃の量だけでなく攻勢の激しさも減少している」
んなことは、どーでもいいような気がするんだがな。
米国が核を供与しなければ、欧州(英国かフランス)が供与するかもしれない。
(ウクライナ、越境攻撃で多くの成果=NATO事務総長)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/UUAVZFR2DJNMLDCJHKJCVCWPHA-2024-09-05/
「北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃で多くの成果を上げたと述べた。」
米国はつんぼ桟敷に置かれていたかもしれないが、欧州はクルスク侵攻を知っていただろう(未確認)。
つーか、NATOが送り込んだ西側(ポーランドとかな)の傭兵による侵攻という話もある(<以下追加>参照)。
クルスクでの核爆発、ロシアに対する欧州一体となった恫喝で、プーチンを交渉の場に引きずり出せるかどうかだな。
早ければ、年内にも状況は一転する。
ロシアからしてみれば言語道断な話なわけで、そう簡単にはいかないだろう。
目には目を、歯には歯を、核には核を。
ウクライナのどこかに、核爆弾をお見舞いするに違いない(そんなあ!)。
世界は、この状況に震撼し、思考停止に陥っている。
浮沈子は、2022年の侵攻当初から、ウクライナが核兵器を隠し持っているに違いないという妄想に駆られていたけど、今度は現実の話として浮かび上がってきた。
西側は、ウクライナに核のカードを切らせるのか。
モスクワが火の海になる日は近い・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(【#佐藤優のシン世界地図探索73】モスクワから見たウクライナ軍の「クルスク逆侵攻」)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/08/30/124324/
「クルスクに進軍したウ軍にウクライナ兵は従属的機能しか果たしていません。主体はポーランド、ジョージア、イギリスからの傭兵集団です。」
「これはウクライナとの戦争ではなく、西側連合との戦争だ」「外国勢力と結託した白軍と同じだ。西側と結託したロシア人がウクライナ軍を自称しているにすぎない。それに対して、我々はロシア人を主体として、国家の独立を守る赤軍だ」
「いまはウクライナとの戦いという意識ではなく、西側干渉軍との戦争であるという事柄の本質が分かったというわけです。」
ホントかあ?。
「今回の件に関しては、追加的に供給した米国の兵器を使って、米国の了承を得た下で行われているというのがロシアの認識だからです。また米国大統領選と絡んで、ウクライナに成果を出させたいというバイデン大統領の意向も働いているというのがロシアの受け止め方」
うーん、米国も承知というわけか・・・。
「ウクライナはクルスク攻勢によって、ウクライナにとって有利な条件で講和できるのではないかという夢を見ていますが、それは難しいでしょう。ウクライナがロシアよりも予備兵力が少ないことも考慮する必要があります。」
米国が承知でやらせたということになれば、当然、核兵器の供与がセットになっていると考えるのが自然だ。
「ゼレンスキーは情勢を深く分析せず、希望的観測に基づいて、一定の領域を取っておけば和平交渉になり、土地の相殺でもできると思っているのではないでしょうか。」
「結局は総力戦」
それは、戦術核や戦略核も含めた戦いだ。
「ウクライナも西側連合も、これまではあくまでも防衛戦争だから、国境を越えることはないという前提でした。にもかかわらず、ゼレンスキーは今回、レッドラインを越えたことで「レッドラインとなるモノが存在しないとわかった」と公言しています。要するに「何でもあり」ということです。」
「それは全面戦争を望んでいるというシグナルです。つまり、核戦争を含め第三次世界大戦が起きても構わないということです。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!!!。
佐藤氏は、西側が及び腰だとしているけど、むしろこっちから仕掛けているわけで、そんなことはないだろう。
クルスク侵攻の実体は、相当ヤバい話のようだ。
どっちがどんだけ占領したとか、F-16が飛んだとか落ちたとか、既にそういうレベルではなくなっている。
追い込まれたロシアが、どういう対応に出るかが問題だな・・・。
(ウクライナの「勝利計画」、バイデン氏に9月に提示するとゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/articles/ce8dg21g6qno
「アメリカがウクライナに「この計画に含まれているものを与えるかどうか、(そして)我々がこの計画を自由に実行できるかどうか」にかかっている」
「野心的すぎる内容だと思う人もいるかもしれないが、我々にとっては重要な計画だ」
(ウクライナ、国産弾道ミサイル発射実験に成功 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3535908
「ウクライナ初の弾道ミサイルの実験に成功した。これについてわが国の防衛産業を祝福したい。このミサイルについてこれ以上の詳細は共有できない」
(ベラルーシ核配備がウクライナ核武装を実現する?)
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4909
「ゼレンスキー大統領が真に自国と自国民を護ろうとする愛国者であるならば、自国の核武装を全力で試みるのではないかと思うのです。」
浮沈子は、クルスク州への侵攻の意図が掴めなくて、いろいろ調べていたんだが、どれも皆、納得できないでいた。
で、ようやく、得心できる結論にたどり着いたわけだな。
ゼレンスキーは、ここで核爆発を起こそうとしているのだ(断定的!)。
「シルスキー氏は、ウクライナはロシア領土を維持し続けるつもりはなく、ウクライナ東部での攻撃からロシア軍の注意をそらすことが越境攻撃を行った動機の一つ」
恒久支配しないのは、消耗する気でいるからに他ならない。
国産弾道ミサイルに乗せて、いつでもモスクワにお届けするというわけだ。
じゃあ、米国が核弾頭を供与しなければそれっきりなのかあ?。
いやいや、クルスク侵攻のもう一つの目的は、前方配備されている戦術核兵器の鹵獲だ。
おそらく、既に手に入れているのかもしれない(そうなのかあ?)。
極秘だからな(テキトーです)。
ここで、ドカンと爆発させ、ロシアを恫喝しておくことは重要だ。
そして、交渉の場に引きずり出し、自国に有利な結果を導く・・・。
全ては浮沈子の妄想だが、「中らずと雖も遠からず」な気がしてきている。
BBCの記事を読んだだけでも、核兵器の供与を想像するのは難しくはない。
バイデンであれ、ハリスであれ、トランプであれ、米国がこの要求に応じるとは思えない。
また、供与されている長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を、これ以上拡大することもない。
(シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で敵の前進を食い止めること成功)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/general-shirsky-succeeds-in-halting-the-enemys-advance-in-the-pokrovsk-area/
「クルスク侵攻の目的は敵がクルスクを新たな攻勢の拠点として活用するのを阻止すること、ロシア軍を他の戦線から移動させること、緩衝地帯を設定して国境を越えてくる砲撃を防ぐこと、捕虜交換の金貨を補充すること、兵士と国民の士気を高めることだ」
ホントかあ?。
「過去6日間、敵は同方面で1mも前進していない。我々はポクロウシク方面に対するロシア軍の前進を食い止めることに成功した」「ロシア軍から機動能力と増援能力を奪うことに成功し、この弱体化は他地域にも及んでいる。砲撃の量だけでなく攻勢の激しさも減少している」
んなことは、どーでもいいような気がするんだがな。
米国が核を供与しなければ、欧州(英国かフランス)が供与するかもしれない。
(ウクライナ、越境攻撃で多くの成果=NATO事務総長)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/UUAVZFR2DJNMLDCJHKJCVCWPHA-2024-09-05/
「北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃で多くの成果を上げたと述べた。」
米国はつんぼ桟敷に置かれていたかもしれないが、欧州はクルスク侵攻を知っていただろう(未確認)。
つーか、NATOが送り込んだ西側(ポーランドとかな)の傭兵による侵攻という話もある(<以下追加>参照)。
クルスクでの核爆発、ロシアに対する欧州一体となった恫喝で、プーチンを交渉の場に引きずり出せるかどうかだな。
早ければ、年内にも状況は一転する。
ロシアからしてみれば言語道断な話なわけで、そう簡単にはいかないだろう。
目には目を、歯には歯を、核には核を。
ウクライナのどこかに、核爆弾をお見舞いするに違いない(そんなあ!)。
世界は、この状況に震撼し、思考停止に陥っている。
浮沈子は、2022年の侵攻当初から、ウクライナが核兵器を隠し持っているに違いないという妄想に駆られていたけど、今度は現実の話として浮かび上がってきた。
西側は、ウクライナに核のカードを切らせるのか。
モスクワが火の海になる日は近い・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(【#佐藤優のシン世界地図探索73】モスクワから見たウクライナ軍の「クルスク逆侵攻」)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/08/30/124324/
「クルスクに進軍したウ軍にウクライナ兵は従属的機能しか果たしていません。主体はポーランド、ジョージア、イギリスからの傭兵集団です。」
「これはウクライナとの戦争ではなく、西側連合との戦争だ」「外国勢力と結託した白軍と同じだ。西側と結託したロシア人がウクライナ軍を自称しているにすぎない。それに対して、我々はロシア人を主体として、国家の独立を守る赤軍だ」
「いまはウクライナとの戦いという意識ではなく、西側干渉軍との戦争であるという事柄の本質が分かったというわけです。」
ホントかあ?。
「今回の件に関しては、追加的に供給した米国の兵器を使って、米国の了承を得た下で行われているというのがロシアの認識だからです。また米国大統領選と絡んで、ウクライナに成果を出させたいというバイデン大統領の意向も働いているというのがロシアの受け止め方」
うーん、米国も承知というわけか・・・。
「ウクライナはクルスク攻勢によって、ウクライナにとって有利な条件で講和できるのではないかという夢を見ていますが、それは難しいでしょう。ウクライナがロシアよりも予備兵力が少ないことも考慮する必要があります。」
米国が承知でやらせたということになれば、当然、核兵器の供与がセットになっていると考えるのが自然だ。
「ゼレンスキーは情勢を深く分析せず、希望的観測に基づいて、一定の領域を取っておけば和平交渉になり、土地の相殺でもできると思っているのではないでしょうか。」
「結局は総力戦」
それは、戦術核や戦略核も含めた戦いだ。
「ウクライナも西側連合も、これまではあくまでも防衛戦争だから、国境を越えることはないという前提でした。にもかかわらず、ゼレンスキーは今回、レッドラインを越えたことで「レッドラインとなるモノが存在しないとわかった」と公言しています。要するに「何でもあり」ということです。」
「それは全面戦争を望んでいるというシグナルです。つまり、核戦争を含め第三次世界大戦が起きても構わないということです。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!!!。
佐藤氏は、西側が及び腰だとしているけど、むしろこっちから仕掛けているわけで、そんなことはないだろう。
クルスク侵攻の実体は、相当ヤバい話のようだ。
どっちがどんだけ占領したとか、F-16が飛んだとか落ちたとか、既にそういうレベルではなくなっている。
追い込まれたロシアが、どういう対応に出るかが問題だな・・・。
最近のコメント