😼欧州大戦争:重箱の隅:有線ドローン ― 2025年01月13日 10:35
欧州大戦争:重箱の隅:有線ドローン
(電波妨害のきかない「光ファイバードローン」をロシア軍が使用 その実力は?)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69691
「最近鹵獲されたロシア軍のFPV(1人称視点)攻撃ドローンは、ジャミングを克服するためにかなり変わった、じつに驚くべき技術を用いていた。」(記事は、昨年3月の投稿)
「このドローンは無線通信機器を搭載せず、代わりに光ファイバーケーブルが接続されていたのだ。光ファイバーはドローンが飛行すると伸びていき、操縦士はそれを通じて有線でドローンと通信する仕組みだった。」
なんと!、有線通信かあ?。
「ウクライナの専門家がドローンを分解して調べたところ、謎の装置は光ファイバーケーブルが巻かれたスプール(巻き枠)だった。光ファイバーケーブルは高速通信に使われる中国製の市販品の光トランシーバーとつながっていた。ケーブルの長さは10.8kmほどあったという。」
数km程度の運用なら、距離的な問題はないだろうな。
先日、テリコンの奪取がアンテナの高さを確保し、電波の到達範囲を広げることからドローン運用に効果的という話を書いたが、この仕掛けなら、んな手間(!)は省ける。
ジャミング(電波妨害)の技術とイタチごっこのドローン運用にとっては、決定的ともいえる技術だ(そうなのかあ?)。
鹵獲されたのは戦場に大量投入されているFPVドローンだというから、こいつが普及すると光ファイバーケーブルが戦場に大量に撒き散らかされることになる。
新たな環境問題になりかねない(どーせ、回収なんてしないだろうしな)。
有線誘導兵器はこれまでも開発されているようだが、光ファイバーというのは目新しい。
FPV(一人称視点)ドローンに採用しているということは、制御信号だけではなく、広帯域の「映像」信号を操縦者に送っていることになる。
「米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は2000年代初め「近接戦闘殺傷性偵察兵器」プログラムのもと、炸薬弾頭を搭載した自爆ドローンを開発した。」
「市街地で個々の兵士が見通し線外の目標を攻撃するのに適した携行式・発射筒発射・光ファイバー誘導・徘徊型の弾薬だ。(中略)この誘導弾薬は従来よりも大幅に広い進入経路から目標を攻撃できるだろう。たとえば、地形や建物の特徴によっては最大10区画の距離で、建物の上を越えたり角を曲がったりしながら目標に向かうことができる」
「光ファイバーを通じてドローンを制御する技術はすでに存在するものの、非常にニッチな分野で市販品での採用は広がっていない。」
「鹵獲されたロシア軍のドローンに関して興味深い点は、それが軍の研究所が開発したものではなく、市販の部品を使ってドローンを開発しているロシアの小規模なグループによって製造されたものらしいことだ。」
「こうした取り組みは以前はソ連式の官僚主義に阻まれていたが、現在は物事をもっとスピーディーに進められるようになっている」
うーん、このあたりの考察は、なかなか読み応えがあるな。
「光ファイバーのスプールと光トランシーバーを積むと、ドローンの重量はおそらく1kg前後重くなり、その分、搭載できる弾頭はかなり小型になる。半面、光ファイバー誘導方式には非常に大きなメリットがある。光ファイバー通信は探知できず、妨害もできないのだ。ロシア側もウクライナ側も、ドローンを効果的に飛ばせるかはジャミングやそれへの対抗に大きく左右されるだけに、これは重要な能力である。」
最近、こんな記事も読んだ(つーか、上記の記事は後から探した!)。
(ウクライナはロシアの妨害不能な光ファイバードローンに打ち勝つべく取り組んでいる)
https://www.njpwfun.com/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9/77049/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A6%A8%E5%AE%B3%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89/
「光ファイバードローンはここ 1 年ほどで戦闘に登場することが増えてきましたが、それは課題となっています。これらのドローンは従来の電子戦では妨害できず、防御するのが難しいため危険であり、解決策の必要性が強調されています。」
「現在、両軍はこれらのドローンを使用しています。」
ふーん、ウクライナも飛ばしてるんだ(未確認)。
「ジョン氏は、同社は光ファイバードローンを見つけるための低コストのソリューションを開発したと述べた。このシステムの要素の 1 つは、空の 1 点に焦点を合わせて近くのドローンを聞き取ることができる数十個のマイクのアレイです。 2 番目の要素は、カメラが戻ってくる反射光を記録しながら、空の特定の領域にある物体を強調表示する非焦点赤外線レーザーです。」(ジョン氏:安全保障上の理由から偽名で活動している同社の最高技術責任者、同社:Kara Dag(アメリカとウクライナのテクノロジー企業))
「これは、軍隊の陣地から約 1 km 離れた場所に設置できる単一の装置です。ジョン氏は、この装置は実験室でテスト中であり、次のステップは来月、前線の実際の戦闘条件に配備することだと述べた。最終的にはこれらのデバイスを毎月数千個生産する計画です。」
探知技術に限っても、実戦展開はまだまだ先のようだ。
んなには待てない!。
(1km離れた場所から電波でドローンを打ち落とすシステムをイギリス陸軍が開発中)
https://gigazine.net/news/20250113-radio-frequency-directed-energy-weapon/
「イギリス国防省が、高周波(電波)のみを使用してドローンを撃墜できる未来型兵器「RFDEW(Radio Frequency Directed Energy Weapon:無線周波数指向性エネルギー兵器)」をテストしている」
「RFDEWは最大1km離れたターゲットを攻撃する」
この兵器の特徴は、ジャミングではなく、ドローンの制御機器などを直接破壊する点だ。
「RFDEWは高周波を使用してドローンの重要な電子部品を破壊する兵器」
この作動原理なら、有線ドローンに対しても、一定の効果が期待できそうだ。
「2024年末にイギリス軍のドローン相手に試射を行ったところ、最大1kmの距離で複数のターゲットを探知、追跡し、「ほぼ瞬時に」無力化することに成功」
「これまでに登場していたレーザー光線でドローンに対処する兵器とは違い、一度に複数のドローンを撃墜する性能を備えているのが特徴」
まあ、そうは言っても、相手は数百機が束になって飛び掛かってくるわけだからな。
どれだけの密度で配備するのかによっては、あまり効果は期待できないかも知れない(配備した先からドローンの餌食だ)。
小型ドローンだけじゃなく、相手にしなければならないのはランセットなどの徘徊弾薬もあるしな(文字通りの天敵?)。
「RFDEWの成功は、イギリスにとって革新的な一歩となります。防衛の専門家と産業界が協力して最先端の装備を軍隊に届けられるのは素晴らしいことです。我々が直面するドローンという新たな脅威に対し、決定的な優位性を築いていることの実証です」(マリア・イーグル国防調達・産業大臣)
それ程のものかとも思うけどな(特に有線ドローンに対しては、どうやって探知するかが問題だし)。
「さらなる開発と実験を可能にするために試験プログラムは継続され、官民連携による開発チームがさらにRFDEWを改良し、ミッションに最適化された次世代のRFDEWを形成する」
いやはや、こっちも時間が掛かりそうだ。
無線妨害とそれに対抗する技術とのイタチごっこなドローン戦において、有線ドローンが一定の地位を占めそうな気がする。
特に、元々電波が届きにくく、なおかつ上記で見た対抗措置が講じにくい状況(例えば市街戦やビルの中、地下空間など)では、大きな効果が期待できる。
神は細部に宿る。
重箱の隅と言えども、徒や疎かには出来ないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ軍で広がる「光ファイバードローン」 元米海兵隊員が普及へ奔走)
https://forbesjapan.com/articles/detail/75970
先月リリースされた記事を見つけたので、一部引用する。
「現状の光ファイバードローン数は、導入で半年先行し、国の資金提供も受けるロシア軍のほうが大きく上回っている。だが、ウクライナでの光ファイバードローンの製造数が増えるにつれて、状況は急速に変わりつつある。」
ウクライナ側の有線ドローン導入時の生々しい話だ。
「光ファイバー操縦が無線操縦に完全に取って代わることはないだろう。ジャミングが問題にならない場所では、やはり無線のほうが便利だ。一方で、電子戦がドローンに対する主要な防御手段になっているところでは、光ファイバードローンが切り札になるだろう。」
「スプールなどの機構を追加すると重量が増えるものの、そのために弾頭重量を減らす必要があるほどではなかった。ケーブルは切れたり絡まったりせず、機動性は攻撃任務には十分すぎるほどだった。そして、数km離れた目標を容易に攻撃できた。」(デモンストレーションの様子)
「光ファイバーのおかげで、FPVドローンは信号を失う心配なく地面近くを飛行し、予期しない方向から攻撃し、建物内部への侵入すらできていた。」(同上)
「光ファイバーFPVドローンが初めて実戦投入された。モニターの周りに皆が集まり、ドローンから送られてくる映像を見つめた。ドローンはデモンストレーションと同様に、完璧に動作した。ジャマーの影響をまったく受けず、衝突の瞬間までクリアな信号を送り返してきた。」(実戦投入の様子)
もちろん、有線ドローンのメリットはロシア側も等しく享受している。
技術は双方にあり、それをどう生かすかが問われている。
いや、この技術はドンパチなんかじゃなく、原発や災害対応など、人間が容易に近づけない状況の中で生かすことこそが問われるべきなんだろう。
そんな時代が1日も早く訪れることを期待しよう・・・。
(電波妨害のきかない「光ファイバードローン」をロシア軍が使用 その実力は?)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69691
「最近鹵獲されたロシア軍のFPV(1人称視点)攻撃ドローンは、ジャミングを克服するためにかなり変わった、じつに驚くべき技術を用いていた。」(記事は、昨年3月の投稿)
「このドローンは無線通信機器を搭載せず、代わりに光ファイバーケーブルが接続されていたのだ。光ファイバーはドローンが飛行すると伸びていき、操縦士はそれを通じて有線でドローンと通信する仕組みだった。」
なんと!、有線通信かあ?。
「ウクライナの専門家がドローンを分解して調べたところ、謎の装置は光ファイバーケーブルが巻かれたスプール(巻き枠)だった。光ファイバーケーブルは高速通信に使われる中国製の市販品の光トランシーバーとつながっていた。ケーブルの長さは10.8kmほどあったという。」
数km程度の運用なら、距離的な問題はないだろうな。
先日、テリコンの奪取がアンテナの高さを確保し、電波の到達範囲を広げることからドローン運用に効果的という話を書いたが、この仕掛けなら、んな手間(!)は省ける。
ジャミング(電波妨害)の技術とイタチごっこのドローン運用にとっては、決定的ともいえる技術だ(そうなのかあ?)。
鹵獲されたのは戦場に大量投入されているFPVドローンだというから、こいつが普及すると光ファイバーケーブルが戦場に大量に撒き散らかされることになる。
新たな環境問題になりかねない(どーせ、回収なんてしないだろうしな)。
有線誘導兵器はこれまでも開発されているようだが、光ファイバーというのは目新しい。
FPV(一人称視点)ドローンに採用しているということは、制御信号だけではなく、広帯域の「映像」信号を操縦者に送っていることになる。
「米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は2000年代初め「近接戦闘殺傷性偵察兵器」プログラムのもと、炸薬弾頭を搭載した自爆ドローンを開発した。」
「市街地で個々の兵士が見通し線外の目標を攻撃するのに適した携行式・発射筒発射・光ファイバー誘導・徘徊型の弾薬だ。(中略)この誘導弾薬は従来よりも大幅に広い進入経路から目標を攻撃できるだろう。たとえば、地形や建物の特徴によっては最大10区画の距離で、建物の上を越えたり角を曲がったりしながら目標に向かうことができる」
「光ファイバーを通じてドローンを制御する技術はすでに存在するものの、非常にニッチな分野で市販品での採用は広がっていない。」
「鹵獲されたロシア軍のドローンに関して興味深い点は、それが軍の研究所が開発したものではなく、市販の部品を使ってドローンを開発しているロシアの小規模なグループによって製造されたものらしいことだ。」
「こうした取り組みは以前はソ連式の官僚主義に阻まれていたが、現在は物事をもっとスピーディーに進められるようになっている」
うーん、このあたりの考察は、なかなか読み応えがあるな。
「光ファイバーのスプールと光トランシーバーを積むと、ドローンの重量はおそらく1kg前後重くなり、その分、搭載できる弾頭はかなり小型になる。半面、光ファイバー誘導方式には非常に大きなメリットがある。光ファイバー通信は探知できず、妨害もできないのだ。ロシア側もウクライナ側も、ドローンを効果的に飛ばせるかはジャミングやそれへの対抗に大きく左右されるだけに、これは重要な能力である。」
最近、こんな記事も読んだ(つーか、上記の記事は後から探した!)。
(ウクライナはロシアの妨害不能な光ファイバードローンに打ち勝つべく取り組んでいる)
https://www.njpwfun.com/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9/77049/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A6%A8%E5%AE%B3%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89/
「光ファイバードローンはここ 1 年ほどで戦闘に登場することが増えてきましたが、それは課題となっています。これらのドローンは従来の電子戦では妨害できず、防御するのが難しいため危険であり、解決策の必要性が強調されています。」
「現在、両軍はこれらのドローンを使用しています。」
ふーん、ウクライナも飛ばしてるんだ(未確認)。
「ジョン氏は、同社は光ファイバードローンを見つけるための低コストのソリューションを開発したと述べた。このシステムの要素の 1 つは、空の 1 点に焦点を合わせて近くのドローンを聞き取ることができる数十個のマイクのアレイです。 2 番目の要素は、カメラが戻ってくる反射光を記録しながら、空の特定の領域にある物体を強調表示する非焦点赤外線レーザーです。」(ジョン氏:安全保障上の理由から偽名で活動している同社の最高技術責任者、同社:Kara Dag(アメリカとウクライナのテクノロジー企業))
「これは、軍隊の陣地から約 1 km 離れた場所に設置できる単一の装置です。ジョン氏は、この装置は実験室でテスト中であり、次のステップは来月、前線の実際の戦闘条件に配備することだと述べた。最終的にはこれらのデバイスを毎月数千個生産する計画です。」
探知技術に限っても、実戦展開はまだまだ先のようだ。
んなには待てない!。
(1km離れた場所から電波でドローンを打ち落とすシステムをイギリス陸軍が開発中)
https://gigazine.net/news/20250113-radio-frequency-directed-energy-weapon/
「イギリス国防省が、高周波(電波)のみを使用してドローンを撃墜できる未来型兵器「RFDEW(Radio Frequency Directed Energy Weapon:無線周波数指向性エネルギー兵器)」をテストしている」
「RFDEWは最大1km離れたターゲットを攻撃する」
この兵器の特徴は、ジャミングではなく、ドローンの制御機器などを直接破壊する点だ。
「RFDEWは高周波を使用してドローンの重要な電子部品を破壊する兵器」
この作動原理なら、有線ドローンに対しても、一定の効果が期待できそうだ。
「2024年末にイギリス軍のドローン相手に試射を行ったところ、最大1kmの距離で複数のターゲットを探知、追跡し、「ほぼ瞬時に」無力化することに成功」
「これまでに登場していたレーザー光線でドローンに対処する兵器とは違い、一度に複数のドローンを撃墜する性能を備えているのが特徴」
まあ、そうは言っても、相手は数百機が束になって飛び掛かってくるわけだからな。
どれだけの密度で配備するのかによっては、あまり効果は期待できないかも知れない(配備した先からドローンの餌食だ)。
小型ドローンだけじゃなく、相手にしなければならないのはランセットなどの徘徊弾薬もあるしな(文字通りの天敵?)。
「RFDEWの成功は、イギリスにとって革新的な一歩となります。防衛の専門家と産業界が協力して最先端の装備を軍隊に届けられるのは素晴らしいことです。我々が直面するドローンという新たな脅威に対し、決定的な優位性を築いていることの実証です」(マリア・イーグル国防調達・産業大臣)
それ程のものかとも思うけどな(特に有線ドローンに対しては、どうやって探知するかが問題だし)。
「さらなる開発と実験を可能にするために試験プログラムは継続され、官民連携による開発チームがさらにRFDEWを改良し、ミッションに最適化された次世代のRFDEWを形成する」
いやはや、こっちも時間が掛かりそうだ。
無線妨害とそれに対抗する技術とのイタチごっこなドローン戦において、有線ドローンが一定の地位を占めそうな気がする。
特に、元々電波が届きにくく、なおかつ上記で見た対抗措置が講じにくい状況(例えば市街戦やビルの中、地下空間など)では、大きな効果が期待できる。
神は細部に宿る。
重箱の隅と言えども、徒や疎かには出来ないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ軍で広がる「光ファイバードローン」 元米海兵隊員が普及へ奔走)
https://forbesjapan.com/articles/detail/75970
先月リリースされた記事を見つけたので、一部引用する。
「現状の光ファイバードローン数は、導入で半年先行し、国の資金提供も受けるロシア軍のほうが大きく上回っている。だが、ウクライナでの光ファイバードローンの製造数が増えるにつれて、状況は急速に変わりつつある。」
ウクライナ側の有線ドローン導入時の生々しい話だ。
「光ファイバー操縦が無線操縦に完全に取って代わることはないだろう。ジャミングが問題にならない場所では、やはり無線のほうが便利だ。一方で、電子戦がドローンに対する主要な防御手段になっているところでは、光ファイバードローンが切り札になるだろう。」
「スプールなどの機構を追加すると重量が増えるものの、そのために弾頭重量を減らす必要があるほどではなかった。ケーブルは切れたり絡まったりせず、機動性は攻撃任務には十分すぎるほどだった。そして、数km離れた目標を容易に攻撃できた。」(デモンストレーションの様子)
「光ファイバーのおかげで、FPVドローンは信号を失う心配なく地面近くを飛行し、予期しない方向から攻撃し、建物内部への侵入すらできていた。」(同上)
「光ファイバーFPVドローンが初めて実戦投入された。モニターの周りに皆が集まり、ドローンから送られてくる映像を見つめた。ドローンはデモンストレーションと同様に、完璧に動作した。ジャマーの影響をまったく受けず、衝突の瞬間までクリアな信号を送り返してきた。」(実戦投入の様子)
もちろん、有線ドローンのメリットはロシア側も等しく享受している。
技術は双方にあり、それをどう生かすかが問われている。
いや、この技術はドンパチなんかじゃなく、原発や災害対応など、人間が容易に近づけない状況の中で生かすことこそが問われるべきなんだろう。
そんな時代が1日も早く訪れることを期待しよう・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。