😼欧州大戦争:ウクライナ戦線:核兵器再び ― 2025年02月06日 11:26
欧州大戦争:ウクライナ戦線:核兵器再び
(「核兵器かNATOか」 物議呼んだゼレンスキー氏の発言が映す現実)
https://www.asahi.com/articles/ASSD67KWKSD6SFVU2FWM.html
「核兵器を保有し、それを防衛力とするか、あるいは、なんらかの同盟を結ぶ必要がある」(10月17日:ゼレンスキー氏)
「「同盟」とは、ウクライナが加入を切望するNATO(北大西洋条約機構)のことだ。」
「ゼレンスキー氏は会見で「我々は核兵器ではなく、NATOを選ぶ」と言葉を続けていた。だが、一部で「NATOに入れなければ核兵器を持つ」と語ったかのように伝えられ、物議をかもした。」
「核兵器かNATOか」
このレトリックは、再び繰り返された。
(ゼレンスキー大統領 核兵器の保有言及 NATO加盟の必要性訴えか)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250205/k10014713011000.html
「核兵器を返してほしい」「ミサイルシステムを提供してほしい。100万人の軍隊のための資金援助をしてほしい」
やれやれ・・・。
ウクライナにしてみれば、領土保全と引き換えに手放した核兵器だからな。
モスクワに一発お見舞いするかどうかは別として、侵略に対する抑止力としての保有に未練があるのは当然だろう。
もちろん、その実現可能性はNATO加盟よりも低いに違いない。
「ゼレンスキー大統領としては、核兵器の保有にも言及することで、これまで求めてきたNATOに加盟する必要性を強く訴えるねらいがあるとみられます。」
N社の精一杯良心的な解釈は、しかし、浮沈子的には妥当と映る。
だって、ウクライナから撤去した核兵器を管理しているのはロシアだからな。
返してくれというのは、どう考えてもムリポだろう。
議論のための議論としては、NATO非加盟のまま、ウクライナが核を手にする可能性がないではない。
ロシアに降伏し、傀儡政権のもとでNATOに対する防壁として、ベラルーシが行っているような戦術核ミサイルの配備を行うことだ。
が、そっちの可能性はさらに低いだろう(そうなのかあ?)。
トランプがウクライナを占領して、レジャーランドにする方が、まだ見込みがある(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
「アメリカのトランプ大統領が戦争の終結に意欲を示し、停戦をにらんだ動きが今後、活発になるとみられる中、ウクライナは、NATO加盟をはじめ、ロシアが再び侵攻する事態が起きないような安全保障体制が重要だと訴えています。」
停戦後のウクライナの安全保障をどうするのかは困難な問題だ。
トランプによるレジャーランド化は別として、NATO構成国などの軍隊の駐留、広範で多様な個別の安全保障の取り決め、中長期的な周辺国によるスキームの構築などが模索されているようだが、米国がその中で決定的な役割を担う姿はない。
皆無だ。
ウクライナは欧州マターだ。
停戦は米国主導で行うけど、後始末は欧州がやれ!。
(トランプ政権、ウクライナ停戦計画を来週公表へ-特使が国際会議で)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-05/SR7Y81T1UM0W00
「紛争を凍結し、ロシア軍が占領している領土については未解決のままにする一方、ロシアが再び攻撃できないようウクライナに安全保障を確約することなどが含まれる可能性」
おっと、米国は火中の栗を拾うつもりなのか。
「トランプ大統領は合意の一環として、米国の支援と引き換えに、重要鉱物へのアクセスを認めるよう求めている。」
形式的なものに過ぎないと思っていたんだが、これは、つまり、米国の利権だ。
利権を守るためには軍隊の派遣が正当化される。
ウクライナ派兵の口実だったのかもしれない(そうなのかあ?)。
ロシアは猛反発だろうが、ウクライナで米軍相手にドンパチやるかどうかはビミョーだ。
欧州軍を相手に各個撃破するならともかく、ロシア+北朝鮮と米国+ウクライナでは、そう簡単な話じゃなくなる。
米軍の派兵規模、持続性、戦略にもよるけど、メドベージェフならともかく、プーチンはバカじゃないからな(メドベージェフは、バカなのかあ?)。
まあいい。
ウクライナの核保有は、これっぽっちの可能性もない。
戦略的にも外交的にも、ウクライナは追い詰められている。
トランプ政権は、一揉めした後、当面、ウクライナへの支援を継続したようだが、バイデンが約束した軍事支援は数か月で尽きる。
来週発表と伝えられている停戦案がどのようなものかは知らない。
そこには、核兵器もNATOも出てこないかも知れない。
が、米軍の派遣は完全には否定できないからな。
浮沈子的には、この時期のゼレンスキーの発言が気になる。
(外交解決、越境攻撃が重要 作戦半年でゼレンスキー氏)
https://nordot.app/1259970171861172378
「6万人のロシア軍部隊がクルスク方面にくぎ付けになったことで、ハリコフ州の情勢が安定した。彼らは当面、われわれを追い出すことはできないだろう」
クピャンスク方面では、ここ暫く動きがなかったロシア軍の前進が見られる(そこもハリコフ州です)。
(侵攻1078日目、ロシア軍がオスキル川を渡河して新たな橋頭堡を確保)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-1078th-day-of-the-invasion-russian-forces-cross-the-oskil-river-and-secure-a-new-bridgehead/
「DEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ方向について「ロシア軍がオスキル川を渡河してトポリ郊外に足場を築いた」「ロシア軍がザパドネに侵入して集落全体がグレーゾーンに収まった」「ロシア軍がザパドネ一帯で支配地域を広げた」「ロシア軍がオスキル川沿いにクピャンスク方向に支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がザパドネを占領した」「ロシア軍がザパドネ一帯で支配地域を広げた」と報告。」
クルスク方面に釘付けになっているのがどっちの話かは知らない。
が、より限られたリソースを、わざわざ引き延ばした前線で自ら使い潰しているのがウクライナ側であることは間違いない。
(ウクライナ、空海軍から5万人を陸軍に転属へ 現地報道 戦局の打開図る狙いか)
https://www.sankei.com/article/20250205-2RVJK5CRDVPPVNYCJCPECIFGOE/
「ウクライナは空海軍などに所属する兵員を陸軍に転属させて地上戦力を増強し、兵力で勝る露軍に劣勢を強いられている戦局を打開したい思惑」
「1月、ウクライナ軍のシルスキー総司令官が空軍に兵員を陸軍に供出するよう命じた」
「空軍から陸軍に5000人規模の転属が行われる予定」
今回報道された移転の規模は5万人(10倍!)だ。
おいおい・・・。
「2024年春から空軍は兵員を陸軍に転属させ始めた。現時点で空軍は定員の50%にすぎない」(ある空軍将校)
「これ以上の転属は防空態勢を崩壊させる恐れがあると訴えた」
「長引く戦闘で死傷者が増えているほか、交代・補充の乏しさに伴う士気低下などで脱走兵が相次いでいるとされ、米国からは動員を拡大して地上戦力を補充すべきだとする指摘も」
苦しい兵員調達な状況で、米軍が派兵される話が出てきてもおかしくはない(干天の慈雨というやつだな)。
バイデンならあり得ないけど、トランプ2.0にタブーはないからな。
しかし、空軍の配転にしたところで、その効果が出てくるのは半年とか1年くらい先の話だ(そうなのかあ?)。
ブダノフによれば、夏には継戦能力を失う。
トランス二ストリアへの越境攻撃は必至だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
「ロシア軍がウダチネ集落内のポクロウシク炭鉱第1立坑を占領した」(上記の航空万能論より)
ウクライナの核再武装とは何の関係もないけど、鉄鋼精錬の原料炭を算出するこの炭鉱は、外貨獲得に重要な鉄鋼業を支える重要資源であることから、戦争継続能力への影響が大きいと言われている。
既に、第2、第3立坑はロシア軍によって占領された。
報道はされていないが、事実上の操業停止に追い込まれていることは確実だろう。
第1立坑は、一度ロシア軍が占領したのち、ウクライナ軍が奪還している。
(侵攻1064日目、ウクライナ軍がポクロウシク方面やクラホヴェ方面で反撃)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-1064th-day-of-the-invasion-ukrainian-troops-launch-counterattacks-in-the-areas-of-pokrovsk-and-krahove/
「ウクライナ軍がウダチネ集落内で反撃し第1立坑を奪還した」(DEEP STATE)
奪還から2週間後に再占領されている。
地力に勝るロシア軍は、この炭鉱の重要性を熟知しているに違いない。
ポクロフシク(ポクロウシク)市本体は、既に前線の補給基地としての機能を奪われている。
ウクライナ軍がここを維持しているのは、東部主要都市群(クラマトルスクなど)への足掛かりを与えないという戦略的意義と、ロシア軍を押し留めているという政治的意義くらいしかない。
が、ポクロフシクが抜かれるのは時間の問題だ。
ウダチネから北上して、ドニプロからの主要補給路であるE50に到達するまでは5kmを切っている。
既にドローンによる監視や攻撃、砲撃による火力管制下に置かれている。
東部主要都市のひとつであるコスティアンティニフカは、東に隣接するチャシブヤールや南に位置するトレツクの占領(まだされてませんけど)で、ポクロフシクの陥落とは無関係に占領の危機に瀕している。
浮沈子的には、予定調和的推移の東部戦線よりも、へルソン近辺のドニエプル川の砂州が占領された方が気になってるんだがな。
南部戦線異状ありとまでは言えないかも知れないが、クリンキ騒動の後は、暫く動きがなかっただけに、こっちの方が気になるところだ。
まあいい。
戦場の状況だけ見ていると、クルスク侵攻は大失敗にしか見えない。
外交交渉の切り札にできるほどの効果が期待できるかどうかは、おそらく評価が分かれるだろう。
(「核兵器かNATOか」 物議呼んだゼレンスキー氏の発言が映す現実)
https://www.asahi.com/articles/ASSD67KWKSD6SFVU2FWM.html
「核兵器を保有し、それを防衛力とするか、あるいは、なんらかの同盟を結ぶ必要がある」(10月17日:ゼレンスキー氏)
「「同盟」とは、ウクライナが加入を切望するNATO(北大西洋条約機構)のことだ。」
「ゼレンスキー氏は会見で「我々は核兵器ではなく、NATOを選ぶ」と言葉を続けていた。だが、一部で「NATOに入れなければ核兵器を持つ」と語ったかのように伝えられ、物議をかもした。」
「核兵器かNATOか」
このレトリックは、再び繰り返された。
(ゼレンスキー大統領 核兵器の保有言及 NATO加盟の必要性訴えか)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250205/k10014713011000.html
「核兵器を返してほしい」「ミサイルシステムを提供してほしい。100万人の軍隊のための資金援助をしてほしい」
やれやれ・・・。
ウクライナにしてみれば、領土保全と引き換えに手放した核兵器だからな。
モスクワに一発お見舞いするかどうかは別として、侵略に対する抑止力としての保有に未練があるのは当然だろう。
もちろん、その実現可能性はNATO加盟よりも低いに違いない。
「ゼレンスキー大統領としては、核兵器の保有にも言及することで、これまで求めてきたNATOに加盟する必要性を強く訴えるねらいがあるとみられます。」
N社の精一杯良心的な解釈は、しかし、浮沈子的には妥当と映る。
だって、ウクライナから撤去した核兵器を管理しているのはロシアだからな。
返してくれというのは、どう考えてもムリポだろう。
議論のための議論としては、NATO非加盟のまま、ウクライナが核を手にする可能性がないではない。
ロシアに降伏し、傀儡政権のもとでNATOに対する防壁として、ベラルーシが行っているような戦術核ミサイルの配備を行うことだ。
が、そっちの可能性はさらに低いだろう(そうなのかあ?)。
トランプがウクライナを占領して、レジャーランドにする方が、まだ見込みがある(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
「アメリカのトランプ大統領が戦争の終結に意欲を示し、停戦をにらんだ動きが今後、活発になるとみられる中、ウクライナは、NATO加盟をはじめ、ロシアが再び侵攻する事態が起きないような安全保障体制が重要だと訴えています。」
停戦後のウクライナの安全保障をどうするのかは困難な問題だ。
トランプによるレジャーランド化は別として、NATO構成国などの軍隊の駐留、広範で多様な個別の安全保障の取り決め、中長期的な周辺国によるスキームの構築などが模索されているようだが、米国がその中で決定的な役割を担う姿はない。
皆無だ。
ウクライナは欧州マターだ。
停戦は米国主導で行うけど、後始末は欧州がやれ!。
(トランプ政権、ウクライナ停戦計画を来週公表へ-特使が国際会議で)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-05/SR7Y81T1UM0W00
「紛争を凍結し、ロシア軍が占領している領土については未解決のままにする一方、ロシアが再び攻撃できないようウクライナに安全保障を確約することなどが含まれる可能性」
おっと、米国は火中の栗を拾うつもりなのか。
「トランプ大統領は合意の一環として、米国の支援と引き換えに、重要鉱物へのアクセスを認めるよう求めている。」
形式的なものに過ぎないと思っていたんだが、これは、つまり、米国の利権だ。
利権を守るためには軍隊の派遣が正当化される。
ウクライナ派兵の口実だったのかもしれない(そうなのかあ?)。
ロシアは猛反発だろうが、ウクライナで米軍相手にドンパチやるかどうかはビミョーだ。
欧州軍を相手に各個撃破するならともかく、ロシア+北朝鮮と米国+ウクライナでは、そう簡単な話じゃなくなる。
米軍の派兵規模、持続性、戦略にもよるけど、メドベージェフならともかく、プーチンはバカじゃないからな(メドベージェフは、バカなのかあ?)。
まあいい。
ウクライナの核保有は、これっぽっちの可能性もない。
戦略的にも外交的にも、ウクライナは追い詰められている。
トランプ政権は、一揉めした後、当面、ウクライナへの支援を継続したようだが、バイデンが約束した軍事支援は数か月で尽きる。
来週発表と伝えられている停戦案がどのようなものかは知らない。
そこには、核兵器もNATOも出てこないかも知れない。
が、米軍の派遣は完全には否定できないからな。
浮沈子的には、この時期のゼレンスキーの発言が気になる。
(外交解決、越境攻撃が重要 作戦半年でゼレンスキー氏)
https://nordot.app/1259970171861172378
「6万人のロシア軍部隊がクルスク方面にくぎ付けになったことで、ハリコフ州の情勢が安定した。彼らは当面、われわれを追い出すことはできないだろう」
クピャンスク方面では、ここ暫く動きがなかったロシア軍の前進が見られる(そこもハリコフ州です)。
(侵攻1078日目、ロシア軍がオスキル川を渡河して新たな橋頭堡を確保)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-1078th-day-of-the-invasion-russian-forces-cross-the-oskil-river-and-secure-a-new-bridgehead/
「DEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ方向について「ロシア軍がオスキル川を渡河してトポリ郊外に足場を築いた」「ロシア軍がザパドネに侵入して集落全体がグレーゾーンに収まった」「ロシア軍がザパドネ一帯で支配地域を広げた」「ロシア軍がオスキル川沿いにクピャンスク方向に支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がザパドネを占領した」「ロシア軍がザパドネ一帯で支配地域を広げた」と報告。」
クルスク方面に釘付けになっているのがどっちの話かは知らない。
が、より限られたリソースを、わざわざ引き延ばした前線で自ら使い潰しているのがウクライナ側であることは間違いない。
(ウクライナ、空海軍から5万人を陸軍に転属へ 現地報道 戦局の打開図る狙いか)
https://www.sankei.com/article/20250205-2RVJK5CRDVPPVNYCJCPECIFGOE/
「ウクライナは空海軍などに所属する兵員を陸軍に転属させて地上戦力を増強し、兵力で勝る露軍に劣勢を強いられている戦局を打開したい思惑」
「1月、ウクライナ軍のシルスキー総司令官が空軍に兵員を陸軍に供出するよう命じた」
「空軍から陸軍に5000人規模の転属が行われる予定」
今回報道された移転の規模は5万人(10倍!)だ。
おいおい・・・。
「2024年春から空軍は兵員を陸軍に転属させ始めた。現時点で空軍は定員の50%にすぎない」(ある空軍将校)
「これ以上の転属は防空態勢を崩壊させる恐れがあると訴えた」
「長引く戦闘で死傷者が増えているほか、交代・補充の乏しさに伴う士気低下などで脱走兵が相次いでいるとされ、米国からは動員を拡大して地上戦力を補充すべきだとする指摘も」
苦しい兵員調達な状況で、米軍が派兵される話が出てきてもおかしくはない(干天の慈雨というやつだな)。
バイデンならあり得ないけど、トランプ2.0にタブーはないからな。
しかし、空軍の配転にしたところで、その効果が出てくるのは半年とか1年くらい先の話だ(そうなのかあ?)。
ブダノフによれば、夏には継戦能力を失う。
トランス二ストリアへの越境攻撃は必至だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
「ロシア軍がウダチネ集落内のポクロウシク炭鉱第1立坑を占領した」(上記の航空万能論より)
ウクライナの核再武装とは何の関係もないけど、鉄鋼精錬の原料炭を算出するこの炭鉱は、外貨獲得に重要な鉄鋼業を支える重要資源であることから、戦争継続能力への影響が大きいと言われている。
既に、第2、第3立坑はロシア軍によって占領された。
報道はされていないが、事実上の操業停止に追い込まれていることは確実だろう。
第1立坑は、一度ロシア軍が占領したのち、ウクライナ軍が奪還している。
(侵攻1064日目、ウクライナ軍がポクロウシク方面やクラホヴェ方面で反撃)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-1064th-day-of-the-invasion-ukrainian-troops-launch-counterattacks-in-the-areas-of-pokrovsk-and-krahove/
「ウクライナ軍がウダチネ集落内で反撃し第1立坑を奪還した」(DEEP STATE)
奪還から2週間後に再占領されている。
地力に勝るロシア軍は、この炭鉱の重要性を熟知しているに違いない。
ポクロフシク(ポクロウシク)市本体は、既に前線の補給基地としての機能を奪われている。
ウクライナ軍がここを維持しているのは、東部主要都市群(クラマトルスクなど)への足掛かりを与えないという戦略的意義と、ロシア軍を押し留めているという政治的意義くらいしかない。
が、ポクロフシクが抜かれるのは時間の問題だ。
ウダチネから北上して、ドニプロからの主要補給路であるE50に到達するまでは5kmを切っている。
既にドローンによる監視や攻撃、砲撃による火力管制下に置かれている。
東部主要都市のひとつであるコスティアンティニフカは、東に隣接するチャシブヤールや南に位置するトレツクの占領(まだされてませんけど)で、ポクロフシクの陥落とは無関係に占領の危機に瀕している。
浮沈子的には、予定調和的推移の東部戦線よりも、へルソン近辺のドニエプル川の砂州が占領された方が気になってるんだがな。
南部戦線異状ありとまでは言えないかも知れないが、クリンキ騒動の後は、暫く動きがなかっただけに、こっちの方が気になるところだ。
まあいい。
戦場の状況だけ見ていると、クルスク侵攻は大失敗にしか見えない。
外交交渉の切り札にできるほどの効果が期待できるかどうかは、おそらく評価が分かれるだろう。
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