😼AI:Ascend 910C:止まらない中国2025年02月07日 10:27

AI:Ascend 910C:止まらない中国


(DeepSeekのテストでHuawei製AIチップ「Ascend 910C」がNVIDIA製「H100」の60%の推論性能を発揮したと報じられる)
https://gigazine.net/news/20250207-huawei-ascend-910c-inference-performance-nvidia/

「HuaweiはAscend 910Cの性能について、NVIDIA製AIチップ「H100」に匹敵するとアピール」

ホントかあ?。

「DeepSeekのテストにより、Huawei製のAscend 910Cが推論タスクにおいて、NVIDIA製H100の60%のパフォーマンスを発揮した」(中国のAI関連メディアであるAGI Hunt)

ホントかも!?。

「DeepSeekはAscend 910Cをネイティブでサポート」

「自己管理されたPyTorchリポジトリを持っていることがHuawei製AIチップにとって重要な利点」

うーん、ワケワカ・・・。

(PyTorch)
https://ja.wikipedia.org/wiki/PyTorch

「コンピュータビジョンや自然言語処理で利用されているTorchを元に作られた、Pythonのオープンソースの機械学習ライブラリ」

「AI専用チップ向けのバックエンドでは外部プロジェクトとして Intel Gaudi 向けの habana_frameworks.torch 、Huawei Ascend 向けの torch_npu などが存在する[31]。PyTorchではこれら外部バックエンドを登録するための仕組み「PrivateUse1」が用意されている」

(トーチ(機械学習))
https://en.wikipedia.org/wiki/Torch_(machine_learning)

「オープンソースの 機械学習ライブラリ、科学計算フレームワーク、およびLuaベースのスクリプト言語」

(Lua (プログラミング言語))
https://en.wikipedia.org/wiki/Lua_(programming_language)

「主にアプリケーションへの組み込み用に設計された軽量で高水準なマルチパラダイム プログラミング言語」

ルア開発のきっかけが、プログラム開発において鎖国状態に置かれた90年代のブラジルの状況だったというのは興味深い。

調べるほどワケワカになっていくので、ファーウェイのアセンドシリーズはパイトーチを使って最適化を行うことが出来る程度の理解(誤解?)に留めておく。

「これはアメリカ政府による制裁やTSMCの最先端プロセス技術へのアクセスの欠如にもかかわらず、HuaweiのAIプロセッサの能力が急速に進歩していることを示唆しています」(テクノロジー系メディアのTom's Hardware:ギガジンの記事より)

ルアの開発の契機となった90年代ブラジルの状況と、現在の中国が置かれている状況には共通点がある気がするな。

テクノロジーは、まるで生命の進化のように、環境圧を受けるとそれに適合するように自在に変化する。

ディープシークもそのようにして生まれた。

特許の侵害や使用条件からの逸脱、闇ルートからのGPU調達、その他もろもろのルール違反は、様々なレベルで開発者の権利を毀損するものだが、生命が生き残るためにあらゆる手段を講じるように、テクノロジーもまた「最善」を尽くして「進化」を遂げようとする。

オープンソースかプロプライエタリかという果てしない議論はあるけど、おそらくそれは本質的な話じゃないんだろう。

持続性のある経済的インセンティブを確保できれば、アクセス性が高い開発コミュニティを維持できる方が有利だ。

それだけでいいのかという話は残る。

ルアにしても、ディープシークにしても、抑制された環境条件の中で生まれた。

さらに共通するのは、イノベーションを引き起こす技術基盤が存在したということだな。

無から有は生まれない。

確認しておこう。

米国が追い上げる中国を突き放すことが出来るかどうかは、今や問題ではない(ぶち抜かれることは避けられない)。

それが出来ないことは、確定した未来だ。

それよりも、莫大な投資をドブに捨てちまった後に、どうやって先行する中国に追いつくかが問題だ(そうなのかあ?)。

ディールで解決することは出来ないだろうからな・・・。

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