😼ジャンクライフ:番外編:アンドロイド同士2025年05月01日 05:01

ジャンクライフ:番外編:アンドロイド同士


(実家にいる母親の困りごとを、スマホの遠隔操作で解決しました)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1343678.html

「「TeamViewer」という遠隔操作アプリを活用して解決」

「操作する側の筆者のスマートフォンには、「TeamViewerでリモートコントロール」、操作される側の母親のスマートフォンには「TeamViewer QuickSupport」という形で、それぞれ微妙に名称が異なるアプリをインストール」

うーん、このアプリを使うと、アンドロイドスマホ同士のリモートアクセスが可能になるようだ。

別記事を見ると、個人使用は無料とある。

浮沈子的に、合目的的ではないので導入は見送るものの、理屈の上ではアンドロイドテレビからアンドロイドスマホを操作できるという「悪魔の所業」が可能になるのかもしれない(未確認)。

最近は、セキュリティが向上して使い勝手に難があるとか、無償版でも時間が経つと切断されるなどという話も上がっている(未確認)。

(TeamViewer Remote Control)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teamviewer.teamviewer.market.mobile

「クイックガイド:
1. このアプリをインストールします
2. 接続するデバイスで、TeamViewer QuickSupport をダウンロードします
3. QuickSupport アプリの ID を ID フィールドに入力して接続します」

記事にあるのと同じ方法のようだ。

まあいい。

我が家にはアンドロイドテレビがないし、邪魔で置き場にも困るから、買う予定もない。

大画面からのスマホ操作は絶対の正義だが(そうなのかあ?)、50インチの画面からでなくても、老眼鏡なしでの操作は可能だ。

リモートアクセスというのは、何かこう、罪悪感というか、「いけないこと」をしている気がして、ドキドキする(そうなのかあ?)。

記事の中にも、そういうシーンが描かれている・・・。

「遠隔「操作」なので、筆者がディスプレイをスワイプすると、母親のほうの画面表示も当然動きますよね。」

「でも、この時点で実家は上を下への大騒ぎ。母親は悲鳴を上げながら「怖い」と連呼するし、偶然隣にいた父親は、どこで仕入れたのか「PayPayの残高が盗まれるかもしれない」とつぶやいてニヤリと笑っています。」

やれやれ・・・。

記事は、新型コロナの時代で、それらしき記述も見られるのが時代を感じさせる。

アプリ自体は4年後の現在も残っているし、ビジネスモデルに振ってきているとはいえ、無償版の利用も可能なようだ。

浮沈子はやらない!。

アンドロイドテレビが欲しくなっちまったら、ヤバいからな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(TeamViewer Remote Control)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teamviewer.teamviewer.market.mobile

「このアプリを使用して他のデバイスをリモート制御します」(このサポートする側は、記事中でもリンク済み。)

(TeamViewer QuickSupport)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teamviewer.quicksupport.market&hl=ja

「あらゆるデバイス (デスクトップ、Web ブラウザー、モバイル) からの接続要求を受け付けることができます。」(サポートされる側はようやく見つけた。)

うーん、こなれていない翻訳を見ると、何となく不安になる(そういうことかあ?)。

導入しないといっておきながら、アプリの在処だけは確認した。

登録しないとお試しできないんだろうけど、そうすると有償版に乗り換えを勧めるメールとかがしこたま届くんだろうな(未確認)。

「チームビューアー:
2021年7月2日
TeamViewerは個人利用であれば無料でご利用いただけます。万が一、何らかの理由でTeamViewer IDが商用利用として検出された場合は、調査を行い、ソフトウェアのブロックを解除いたします。リセットは、当社のウェブサイト(https://www.teamviewer.com/en/reset-management/)からご依頼ください。ご不便をおかけして申し訳ございません。」

これを読むと、ブチブチ切れたり繋がりにくい原因の一つが、どうやら誤って商用利用と認識されたことだと推測される。

やれやれ・・・。

やっぱ、止めといたほうが無難だな・・・。

😼ジャンクライフ:番外編:Unihertz Titan:なんじゃこりゃあ!?2025年05月01日 13:20

ジャンクライフ:番外編:Unihertz Titan:なんじゃこりゃあ!?
ジャンクライフ:番外編:Unihertz Titan:なんじゃこりゃあ!?


(久々のQWERTYキーボード付きスマホがUnihertzから登場か。5Gを纏って)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/2011169.html

「QWERTY IS BACK」

元々は、タイプライターの打鍵時に、アームが絡まないようにとわざと打ちにくい配列にしたといわれるキーボード。

パソコンなら関係ないんだが、欧米人は頭悪いからな。

記事には、そのキーボード付きなスマホのことが載っているけど、新製品の画像はなく、現行品(型落ち?)の製品が数種類出ているようなことが書いてある。

ブラックベリーは、キーボード付きのスマホだったが(オバマが愛用)、それに匹敵する、いや、凌駕する製品があったことを浮沈子は寡聞にして知らなかった。

(買いそびれた「鈍器的な重量」Unihertz Titanを友人から衝動買い)
https://ascii.jp/elem/000/004/008/4008620/

「スマホワールドでも昨今ではメジャーではないQWERTYキーボード付きのヘビー級タフネス・スマホ「Unihertz Titan」をゲット。携帯重量は300gを超す8インチタブレットに迫る。」

「鈍器のような重さですよ……」

なんじゃこりゃあ!?。

これはもう、スマホというよりミニノートと言った方がいい(それ程のものかあ?)。

かつて、HP100LXという名機があった。

(ミニPCの名機「HP-LX」をヒットさせた、新宿アドホック店の“元祖エバンジェリスト”)
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=11723

「かつて、多くのモバイルユーザーを熱狂させた幻の名機「HP100/200LX」(HP)」

「HP100LXは、1993年に米ヒューレット・パッカードから発売された、“手のひらサイズのIBM互換機”。発売当時、まだ日本語版は出ていなかったが、ユーザーの手で日本語化が進められ、この熱意がメーカーを動かした。1999年に発売中止が発表されたときは、大規模な署名運動が繰り広げられ、社会現象にまでなったという、いわくつきのモバイル端末」

まあ、どうでもいいんですが。

(HP-100LX/200LX)
http://www.na.rim.or.jp/~ykumano/100lx.htm

「閉じたときのサイズは160x85x26[mm]で重量は約320gくらい」

まあ、それに匹敵するタイタンの重量なわけだ(実測で306gだそうです)。

バッテリーの容量が凄い!。

「6000mAhのバッテリーを搭載したTitanは、やはり変態スマホだ。」(タイタンの記事より)

同感だな・・・。

確認しておこう。

これは、スマホではない(断定的!)。

れっきとしたアンドロイドOS搭載のパソコンと言えよう。

文字を打ち、文章を綴るための現代の矢立である。

スマホにキーボードから文字を打ちたいという、浮沈子のヘンタイ的要求を叶える、もう一つの選択肢が現れたわけだ(そういうことかあ?)。

さらには、大画面こそ不足しているけど、このチタンスマホのキーボードにはヘンタイの極みな隠れた性能がある。

「設定で「スクロールアシスト」をオンにすれば、物理キーボード面をタッチパッドのように指先でなぞって、ブラウザ画面を簡単に上下(ときには左右)スクロールできる」(3ページ目:画像のキャプションより)

タッチパッドまで付いているわけだ。

まあ、どうでもいいんですが。

Unihertzの新製品がどんなものかは知らないけど、クワーティーキーボードが付いてくることは間違いない(そう宣伝してるしな)。

それどころか、ひょっとすると、キーボードにスマホを付けた製品かもしれない(そういうことかあ?)。

スマホは、オマケだ(そんなあ!)。

時代は、大画面を求めてフォールディング(画面折り畳み)スマホに突入しつつある。

長辺折りで、もう一つの画面の代わりに、キーボードが付いていたっていい気がする(そうなのかあ?:HP100LXの復活か!?)。

まあいい。

繰り返すが、これはもう、スマホではない。

れっきとしたミニPCだ(かつては、パームトップPCというジャンルがあったけどな)。

しかし、キーボードをタッチパッドとして使うというのには驚いたな・・・。

😼欧州大戦争:米国の撤退:プランBの欧州2025年05月01日 20:11

欧州大戦争:米国の撤退:プランBの欧州
欧州大戦争:米国の撤退:プランBの欧州


(EU、米国の対ロシア政策転換に備え「プランB」を準備=FT)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SXSTOAJR7ZOPRFGS47S2MQAOMY-2025-04-30/

「米国には、困難だからという理由でロシアとの合意を試みずにウクライナ和平交渉から撤退すべきか検討している兆候が見られる」(FT:欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表)

まあ、カラス氏はややエキセントリックだからな。

「欧州連合(EU)が、トランプ米政権がウクライナ和平交渉を断念しロシアとの和解を模索した場合に備え、対ロシア経済制裁を維持する方法について「プランB」を準備していることが分かった。」

「西側諸国の制裁体制が維持されるよう米政府や他国との協議が続いているとした上で、米国が対ロシア制裁を緩和してもEUは制裁を維持することが可能だと表明」

浮沈子は、それは出来ないと見ている。

可能だということと、実際に行うことは別物だ。

米国がロシアとよりを戻し、経済制裁を解除していく中で、元々それほど積極的でなかった欧州が単独で制裁を続けることは不可能だ。

いわば、はしごを外されることになるわけで、米国が4年に1度、根底からぶっ壊れる可能性がある国家だということを踏まえた対応が必要だ。

しかも、トランプ政権が進めている政策変更は、そう簡単には元には戻らない。

米国のポジション変更に伴う転換だからな。

バンスが後継になることになれば、向こう12年間、米国の路線が確定することになる。

せっかくのプランBは、そのままお蔵入りすることになる。

そもそも、米国とロシアが和解して米国が欧州から手を引くことになれば、欧州自体の存在は今と同じではいられないだろう。

つーか、ぶっちゃけ、ロシアの餌食だ(そうなのかあ?)。

ロシアと言えば、こんな記事も上がっている。

(ウクライナと米国が公平な復興基金協定に署名、ロシア経済は失速の可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraine-and-us-sign-fair-recovery-fund-deal-russian-economy-may-stall/

「カリーニングラードからウラジオストクまで何かが変化している」「ゴールドマン・サックスが作成した高頻度指数によれば昨年以降、ロシア経済の成長率(年率換算)は約5%から0%に落ち込んでいる」「ロシア開発銀行=VEBも月次成長率の推計で同様の傾向を示している」「ロシア貯蓄銀行が作成した企業売上高の高頻度指標も落ち込んでいる」「ロシア連邦中央銀行も『需要の急減で多くの分野で生産高が減少した』と述べ、控えめながら何かが起こっていることを認めた」(Economist)

「ロシア経済の急激な減速理由について「国防予算の伸び率(2024年の53%増から2025年の3.4%増)に連動している可能性」「インフレ率上昇の緩和=デフレによる経済成長鈍化の可能性」「関税戦争によって世界経済の成長予測や原油価格が落ち込んでロシアの収入(3月の石油・ガス収入が前年比17%減)を圧迫してる可能性」を挙げた」

「過去に経済アナリストが予測(ロシアのGDPが最大15%縮小するという予測)を外したことを踏まえ「断言」ではなく「可能性」という表現に留めている。」

まあ、当てにはならない。

開戦当初、2022年中にロシアは崩壊すると予想されていたわけだからな。

3年以上経っても、崩壊どころか軍事大国としての能力を益々高め、北朝鮮と連合軍を組んで欧州にいつでも攻め込める状況を強化すらしている。

中国だって、そりゃあ直接ロシアを支援しているわけではないだろうが、北朝鮮支援やエネルギー資源の購入で下支えしている。

この情勢を踏まえると、エコノミストの予想記事は砂上の楼閣とは言わないまでも、ロシア経済に対する誤った認識を広めることになるのではないか。

「それでもEconomistは「トランプはプーチンに友好的でも関税戦争でプーチンに痛烈な打撃を与えている」「プーチンの戦争資金の調達が失速しつつある」と指摘しており、ロシアにとっても戦争を長引かせれば支払う代償が許容値を超える可能性」を指摘している。

「もしかすると年内の停戦が実現するかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人)

いやいや、それはないな・・・。

米国が、カラス上級代表の見立て通り、ウクライナ停戦から手を引くようなことがあれば、プーチンはウクライナの完全征服に舵を切るに違いない(そうなのかあ?)。

これまでは、東部4州とクリミアだけだったが、それだけでは不足だ。

(“トランプ発言”で見えてきた 停戦外交行き詰まりのわけは?)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792041000.html

「プーチン大統領はウィトコフ特使との一連のやり取りの中で、トランプ大統領のものの考え方を恐らく探っている、理解しようとしているということなんだと思います。
そういう一連の流れの中で、もしこのままいったら、トランプ大統領自身がウクライナ問題に関して関心を失ってしまう、つまりロシアに対して関心を失ってしまうという兆候を察知したならば、ロシア側はそれなりの対応をするということになると思います」(笹川平和財団 畔蒜泰助上席研究員 上席研究員)

「3年も続く戦争を最終的な停戦に持っていくというのは一定の時間がかかるわけで、1つ1つ問題を解決していくしかありません。
トランプ政権が主張する早期の停戦はそもそも非常に難しく、実現不可能であるということなんだと思います」(同上)

浮沈子は、ウクライナが米国が手を引くことをきっかけに、全面降伏に等しい条件で停戦すると見ていたんだが、どうもそういうことにはならないようだ。

米国は、ウクライナとの経済合意を取り付けて、それを原資にウクライナへの支援を続けることも可能だが、米国のスタンスはそっち向きじゃないからな。

(鉱物資源合意文書に署名も”安全の保証”言及せず【ねらいは】)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250501/k10014794081000.html

「アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズはアメリカ側が安全の保証については盛り込むのを早い段階で拒否したとする関係者の話を伝えた上で「協定が今後のアメリカによるウクライナへの軍事支援にどのような意味を持つのか明らかではない」としています。」

「両国が協定を署名したことでロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの停戦をめぐる議論にどう影響するのかが注目されます。」

浮沈子的には、これまでバイデン政権が無償でくれてやっていた支援を取り返す手立てに映っている。

その借金を返済するまでの担保を取ったに過ぎない。

基金への新たな拠出や軍事支援は、形の上では可能だろうが、それは政策判断ということになる。

トランプ・バンスのラインで、ウクライナへの軍事支援が新たに行われることはない。

まして、米国の権益を保護するために、ウクライナに派兵することはあり得ない(うーん、一時期、その筋を妄想したりしてたんだがな・・・)。

借金の返済だって、実際に返せる当てがあるわけじゃないし、米国がウクライナへの関与を止めれば(止めちまうでしょうけど)二度と取り戻すことは出来ない。

そう、ロシアはウクライナを完全征服するまで戦いを継続するだろうからな。

「協定では、ウクライナの領土や領海にあるすべての資源の所有権はウクライナにあるとした」

主権が消えれば、その主権の下で結ばれた協定も意味を失う。

この協定がワケワカなのは、それが米国のエクスキューズのため「だけ」に結ばれたからだ。

中身など、何もないのだ。

捕らぬ狸の皮算用のもとで、トランプ政権がバイデン政権が犯した過ちをただしたという政治的パフォーマンスに過ぎない。

確認しておこう。

カラス上級代表の見立ては正しい。

米国は和平交渉から手を引き、ロシアは戦闘を継続し、欧州は指を咥えてロシアが米国と手を組むのを眺めることになる(そんなあ!)。

米国の政策転換が一時的ではないことに気が付いた頃(3年後くらいか)には、東欧や北欧の一部はロシアの勢力圏内に取り込まれ、残りの欧州は火の海になっちまってるに違いない。

やれやれ・・・。

まあいい。

プランBが発動されることはなく、欧州も米国の後を追って、ロシアへの制裁を緩和することになる。

プーチンは、笑いが止まらんだろうな・・・。

😼DNAの塩基対に迫る半導体プロセス2025年05月01日 22:28

DNAの塩基対に迫る半導体プロセス
DNAの塩基対に迫る半導体プロセス


<おことわり>

この記事(本文)は、標題も含めて重大な誤解に基づいて書かれています。そのことを含めて残しておきたかったのでそのままにしてありますのでお気を付けください。詳細は、<以下追加>をご参照ください。

<おことわり:終了>

まずは、基本的お勉強から。

(半導体チップにおけるプロセスとは?)
https://go.orixrentec.jp/rentecinsight/measure/article-68

「プロセスは略称であり、「プロセスルール」「プロセスノード」「プロセスサイズ」といったさまざまな呼び方があります。簡単にまとめると、「半導体チップをどれだけ微細に作っているか」を示す言葉」

「プロセスの単位はnm(ナノメートル)で、10nm・7nm・5nmのように表現されます。これらの数値が示しているのは、半導体チップ上に配置されたトランジスタのゲート長」

「トランジスタのON/OFFを切り替えるスイッチのサイズがゲート長です。ゲート長が短ければ短いほど電子が少ない時間で移動できるので、電子回路が高速化します。」

トランジスタの構造の複雑化と共に、単に配線幅が細くなったからと言って、単純に高密度化されるわけでもないようだが、話の筋としてはプロセスの値が小さければ小さいほど、高速作動、省電力、高密度化(=小型化)が図れると考えていい。

TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)やサムスン電子では、2nmの製造プロセスが今年稼働するとかしないとかいう話がある。

浮沈子は、遺伝子のDNAに関心があって、その塩基対(A-T、G-C)の長さを漠然と覚えていた。

(DNA塩基対)
https://www.jove.com/science-education/v/11474/dna-base-pairing-and-its-significance-in-dna-replication?language=Japanese

「A-T と C-G のペアは、両者とも10.85Åの長さがあり、それはDNAの2本の糖-リン酸主鎖の間隔に合致します。」

主鎖を入れたDNA全体の直径は、約20オングストローム(Å)=2nmになる(画像参照)。

現在の半導体製造プロセスは、この分子レベルのゲート長に迫る微細加工を狙っているのだ。

で、今日読んだのは、更にその先の話だ。

(Intelが14Aプロセスの概要を発表、18Aとくらべてワット当たりの性能が15~20%向上)
https://gigazine.net/news/20250430-intel-14a-direct-connect-2025/

「Intelが新たに公開した製品ロードマップが以下。14Aと14A-Eが2027年に登場予定であることが明かされたほか、18Aの派生製品である18A-Pが2026年、18A-PTが2028年に登場予定であることも明らかになりました。」

ここで気を付けなければならないのは、インテル独自のプロセス呼称だ。

(「Intel 18A」はTSMCの2nmに追いつく秘策。Intelの未来がかかった新プロセスノードは何がすごいのか?)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1571232.html

「以前は名称とゲート長が一致していた。しかし、近年はそもそもゲート長と性能が比例しなくなってきている。」

「特に、Intelにとっては同じゲート長であっても、PPAC(Performance・Power・Area・Cost)という半導体産業で使われている指標で見ると、Intelの現行世代と他社の一世代先のノードがそんなに変わらないという状況が発生していた。」

「そこで、Intelは10nm世代の改良版世代から、ゲート長を名称にするのをやめて、他社(具体的にはTSMCとSamsung)の世代でどれに相当するのかをプロセスノード世代の名称にすることにしている。」

「他社の2nmに相当するのがIntel 20AとIntel 18Aとなる。」

「ノードというのは性能の観点で概ね10%程度を超える向上があるものと定義している。それに対して5%程度の性能向上の場合には名称にPをつける形のマイナーバージョンアップという扱いにしている」(パット・ゲルシンガーCEO)

つまり、独自の呼称をつかっているわけで、ゲート長ではないということだ。

だから、14Aプロセスがどの程度のゲート長(プロセスサイズ)なのかは不明だ(たぶん、2nmより細いかも:以下の記述では「チップ密度が1.3倍」とあるから、14パーセントほど細くなっていることになる)。

「14Aと14A-Eで製造されたチップは18Aで製造されたチップと比べてワット当たりの性能が15~20%向上します。また、18Aと比べてチップ密度は1.3倍となり、同一性能なら消費電力が25~35%削減されます。加えて、動作周波数の向上や電力効率の最適化などに役立つ「Turbo Cells」という技術も取り込まれています。」

同じ内容の記事は、こっちにもある。

(Intel 18Aの高性能版初期ウェハが生産開始。後継のIntel 14Aにも動き)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/2010762.html

「「Intel 18A」の量産、高性能バリエーション「Intel 18A-P」、そしてその微細化版となる「Intel 14A」の情報が明かされた。」

遺伝子の構成分子(塩基対)に迫る微細加工を施したチップが、パソコンやスマホの中でうなりを上げる(って、まあ、たとえですが)。

遺伝子自身を長期保存用のメモリーにしようという話もあった。

(DNAに情報を記録するストレージが実用化に一歩前進)
https://www.tel.co.jp/museum/magazine/news/294.html

「DNAストレージは1グラムで215ペタバイトのデータを何千年も保存できると言われている。」

「2019年にワシントン大学とマイクロソフトが新たに発表したのは、人手を介さずにビット列をDNAに変換し、さらにまたビット列に戻せる、つまり読み書きを自動化する装置」

「数十億年にわたって生物の遺伝情報を引き継いできた仕組みが、人間の生み出したデータを後世にも伝えるために使われるようになるというのは、とても感慨深い。」

すでに、この記事から6年が経とうとしているけど、あまりぱっとした話は聞かない。

(DNAに画像を記録して直接保存する生物学的カメラ技術が開発される)
https://gigazine.net/news/20230711-biological-camera-into-dna/

「「BACCAM」のピクセルパターンを使用した実験では、画像の再構築に約94%という高い精度で成功したことが判明」

うーん、エラー率高過ぎでね?。

「青色の「NUS」と赤色の笑顔のピクセルパターンを複合してDNAに記録させる、もしくは両パターンを切り替えながら記録させる実験が行われました。結果として、どちらの方法でも90%を超える高い精度での保存や出力が可能だと示されました。」

まあ、どうでもいいんですが。

まだ、概念実証や研究開発の段階だな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(3nm、2nm半導体プロセスが実寸法を表していない理由)
https://www.tel.co.jp/museum/magazine/report/202311_02/

「「半導体は微細化が進み、今や2ナノメートル(nm)の開発を目指す」、「2nmの次は、18オングストローム(Å)」と言う声が聞こえる。」

「一方で、「もはやムーアの法則は行き詰まってきた」、「ムーアの法則は、もう死んだ」、という声も聞こえる。」

「2nmプロセスとはどこのサイズを指すのか。」

ブログ記事を書いていて、どうもしっくりしなかったのでいろいろ調べていてこの記事にたどり着いた。

「10nm、7nm、3nm、2nmはチップ上の寸法のことでは無い」

「半導体プロセスノードの寸法はメタルピッチ(配線幅+間隔)で表していた」

「トランジスタ構造が2次元から3次元に変わり実寸法から乖離し始めた」

「実は、〇〇nmというプロセスノードと実寸法が乖離し始めたのは、FinFETの導入時期からである。FinFETの導入は3次元的に電流が流れることで面積を削減できる。FinFET構造を導入したのはIntel、TSMC、Samsung(韓国)の3社だけだったため、当時はプロセスノードと実際の寸法との乖離は、一般に明らかにされなかった。」

うーん、どうやら独自基準を定めていたのはインテルだけじゃないようだ。

「〇〇nmプロセスの実際の最小寸法を示せば従来通りに見えるが、実際のところトランジスタ密度が増えて〇〇nmプロセス相当の性能があることから、〇〇nmプロセスノードという言い方をファウンドリ企業がしているのだ。」

「現在、実際の最少寸法は12nmまで」

なあんだ・・・。

が、まあ、それにしても驚異の微細加工技術であることに違いはない。

「リソグラフィでは、波長13.5nmのEUV装置に代わり、波長を自由に調整できる自由電子レーザーによる波長6nmの露光装置が提案されている。この新型レーザーだとEUVの約半分の寸法が期待される。」

立体化による高性能化と共に、加工技術そのものの進化も止まっていない。

ムーアの法則は、実質的なところでは健在というわけだ。

「これまでの取材からわかったことは、「ムーアの法則は続くが、微細化の速度は大きく落ちた」。これが正しい。」

なるほどね・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(TSMCが1.4nm級プロセス技術「A14」を発表、2028年に量産開始予定でスマホのAI機能強化に期待)
https://gigazine.net/news/20250424-tsmc-a14/

「1.4nmクラスの製造技術のA14は、2025年後半に量産を開始する予定である2nmクラスのN2に比べて消費電力当たりの速度が最大15%向上し、同一速度であれば消費電力が最大30%削減され、ロジック密度は20%以上向上」

まあ、この手の記事を読む際に、「1.4nmクラスの製造技術のA14」という表現に惑わされないようにしないとな。

インテルだけじゃなくて、TSMCも独自表現なのかもしれない。

(TSMCの独走続く?Samsungが1.4nm半導体製造プロセスをキャンセルと噂)
https://iphone-mania.jp/apple-593504/

「Samsungは1.4nmプロセスでの半導体製造を断念」

「2nmプロセス(2nm GAA)の立ち上げと良好な歩留まり率確保に注力するのではないか」

1か月余り前の記事だが、サムスン電子も独自かもな・・・。

😼季節ネタ:八十八夜:1日足りない?2025年05月02日 10:23

季節ネタ:八十八夜:1日足りない?
季節ネタ:八十八夜:1日足りない?


(八十八夜)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%8D%81%E5%85%AB%E5%A4%9C

「雑節のひとつで、立春を起算日(第1日目)として88日目(立春の87日後の日)」

「太陽暦をベースとした雑節として起こり広まったものである。」

雑節は、日常感覚に近い季節ということになる。

「21世紀初頭の現在では平年なら5月2日、閏年なら5月1日である。」

ちゃあんと、閏年を勘案しているわけだ。

立春が「起算日」とされていることに注意だな。

でないと(翌日起算だと)、87日目ということになる。

「遅霜が発生する時期」

へえーっ、知らなかったな。

「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」「九十九夜の泣き霜」

「5月半ばごろまで泣いても泣ききれないほどの大きな遅霜の被害が発生する地方も」

「旧暦では暦日と季節が最悪で半月もずれることから、特に農家に対しての注意喚起を目的に八十八夜が生まれた。」

ははあ、そういうことだったのかあ・・・。

浮沈子は、茶摘み歌(文部省唱歌:正式の題名は「茶摘み」だそうです)しか頭になかったがな。

「茶葉に含まれる主な栄養成分であるカテキン、カフェイン、アミノ酸類の含有量は八十八夜の頃に最も豊富であることがわかっており、ある程度は科学的な根拠もある」

「この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている」

カテキンはともかくとして、カフェイン摂取なら任せてくれ!(このブログ書きながらモンスター飲んでます)。

まあ、どうでもいいんですが。

ウィキの冒頭にもあるが、太宰の小説にも八十八夜というのがある。

(八十八夜 (小説))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%8D%81%E5%85%AB%E5%A4%9C_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)

「若い時は、「反逆的」で「ハイカラ」な作家として注目された笠井さんは、作家としてすっかり俗化してしまい、すべてのことから逃げるように、懇意の女将がいる長野県上諏訪に行くことになるが、若者のアンドレア・デル・サルトの話についていけなかったり、若者の間違いをいちいち心の中で指摘したりと、すっかり俗化している自分に嘆く。 そして上諏訪について、女将と再会してとても楽しい時間を過ごすものの、翌朝に他の女将と、はずみで情事にふけっているときに、偶然その女将が入ってきてしまい、笠井さんは身も心も「糞リアリズム」になって東京に帰って行った。」

何とも情けない話だが、私小説作家としての太宰の面目躍如(丸つぶれ?)な話だな。

まあいい。

余り世に知られた作品とは言えない(浮沈子は知りませんでした)。

上記のあらすじに登場するアンドレア・デル・サルト(1486年7月16日 - 1530年9月29日)はフィレンツェの画家だそうだ(これも知らなかったな)。

青空文庫でも読むことが出来る(後述)。

感想も見てみた。

(八十八夜:感想・レビュー)
https://bookmeter.com/books/11097618

「気まずさを感じられる話。誰しもあの感覚はあると思う。」

「笠井さんが普通の人に落ちぶれて苦悩するが、それでも復活を誓う。笠井さんは太宰自身か?」

「誰しも著者を主人公に重ね、私小説的に捉えるのが定説だが、私は何度も読み返す内に、太宰は自らの一部を切り離し、尚同じ似た境遇を与た上で自らと笠井さんを互いに励まし、鼓舞し、最も親しい友として笠井さんを描いている。そう思えてならない。」

「遥かなる理想への潔癖からの堕落、挫折と絶望。ええい!やってやれ!無様でも這ってでも進め。居直りやけっぱちの太宰こそ真骨頂」

小説の冒頭には、ボードレールの詩の一説が掲げられている。

(八十八夜 太宰治)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/235_20029.html

「諦めよ、わが心、獣(けもの)の眠りを眠れかし。」

ググって最初に出てきた解説。

(ボードレール 「虚無の味」 Baudelaire Le Goût du néant 無の中の動)
https://bohemegalante.com/2021/12/21/baudelaire-le-gout-du-neant/

「諦めろ、俺の心よ。眠れ、お前の野獣を眠りを。」

うーん、虚無だか何だか知らないが、浮沈子には馴染めない感性だな。

まあ、どうでもいいんですが。

「・・・人は、なぜ生きていなければ、ならないのか。そんな素朴の命題も、ふいと思い出されて、いまは、この闇の中の一寸歩きに、ほとほと根も尽き果て、五月のはじめ、あり金さらって、旅に出た。」(「八十八夜」より:以下同じ)

「笠井さんは、ことし三十五歳である。けれども髪の毛も薄く、歯も欠けて、どうしても四十歳以上のひとのように見える。」

「あれは、駒が岳である。断じて八が岳では、ない。」

「そろそろ八が岳の全容が、列車の北側に、八つの峯をずらりとならべて、あらわれる。笠井さんは、瞳をかがやかしてそれを見上げる。やはり、よい山である。」(画像は八ヶ岳)

「笠井さんは八が岳の威容を、ただ、うっとりと眺めている。ああ、いい山だなあと、背を丸め、顎(あご)を突き出し、悲しそうに眉をひそめて、見とれている。あわれな姿である。その眼前の、凡庸(ぼんよう)な風景に、おめぐみ下さい、とつくづく祈っている姿である。蟹(かに)に、似ていた。」

太宰節が冴え渡る、軽妙で瀟洒な文体だ。

「きょうは、ね、遊びに来たんだ。死ぬほど酒を呑んでみたいんだ。だから、部屋なんか、どうだって、いいんだ。」

「ずいぶん意気込んでいたくせに、酒は、いくらも呑めなかった。」

「ゆきさんに寝床を敷いてもらって、寝た。寝ると、すぐ吐いた。ゆきさんは、さっさと敷布を換えてくれた。眠った。」

翌朝のハプニングは割愛する。

「どうせ失態を見られたのだ、一刻も早く脱走するのが、かえって聡明でもあり、素直だとも思われた。
 かなわない気持であった。もう、これで自分も、申しぶんの無い醜態(しゅうたい)の男になった。一点の清潔も無い。どろどろ油ぎって、濁って、ぶざまで、ああ、もう私は、永遠にウェルテルではない!」

「まっすぐに帰宅した。お金は、半分以上も、残っていた。要するに、いい旅行であった。皮肉でない。笠井さんは、いい作品を書くかも知れぬ。」

他愛のない作品である。

今日は、八十八夜(まだ、昼前だけど)。

そんな日に、太宰の八十八夜(小説)を読んだ・・・。