😼欧州大戦争:停戦条件:ロシアの政治目的2025年06月03日 09:01

欧州大戦争:停戦条件:ロシアの政治目的


(ロシアがウクライナに渡した「覚書」案の詳細が明らかに=報道)
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/3999910-roshiagaukurainani-dushita-jue-shu-anno-xiang-xiga-mingrakanibao-dao.html

「ロシアのモスクワ・タイムズは、2日のイスタンブル交渉の際にロシア代表団がウクライナ代表団に渡した「覚書」案の内容を報じた。」

記事では、2つの停戦案があるように書かれているけど、内容的には一連のもので、「第1部」「第2部」といった感じだ(テキトーです)。

・第1部:
・・ウクライナはロシア軍が部分的に占領するウクライナの4つの州(ドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州)から自軍を段階的に撤退させなければならない
・・ウクライナはまた、ロシアとの国境からも「合意した」距離だけ自軍を後退させること
・・その他:
・・・ヘルソン州とザポリッジャ州は「ノヴォロシア」として記述
・・・ロシアはウクライナに対して、これらの領土から停戦後30日間以内に撤退することを提案

・第2部:
・・ウクライナでの動員の禁止及び動員解除の開始
・・ウクライナへの国際的な武器・インテリジェンス供給並びに衛星通信提供の停止
・・ロシア領内での「工作活動」停止の保証
・・双方向の総合的恩赦と拘束された民間人の解放
・・戒厳令解除から100日以内のウクライナでの大統領選挙と最高会議選挙の実施
・・ウクライナにおける第三国の軍の駐留を不可能にすること
・・国境からの撤退に加えて、ウクライナ軍の移動を禁止する条件が含まれている
・・その他(第2部かどうかは不明):
・・・ロシアが占領するウクライナ領土を国際的にロシア領として承認すること
・・・ウクライナによる軍事同盟・連合への加盟断念
・・・ロシア語のウクライナにおける公用語としての地位の確立
・・・ロシア・ウクライナ間のあらゆる制裁の解除及び新たな制裁導入の断念
・・・ウクライナ経由のロシア産天然ガスの通過再開
・・・経済・外交関係、輸送の再開
・・・戦争による損害に関連する請求の相互放棄
・・・ウクライナ軍の兵力と構成の制限
・・・「ナチズムとネオナチズムの美化とプロパガンダ」の禁止、民族主義政党の解散
・・・ウクライナの非核化地位の確認
・・・ロシア正教ウクライナ支部の制限解除

ウクルインフォルム(日本語版)が報じているのは以上だが、これらが全てではないだろう(未確認)。

「2日、ウクライナとロシアの代表団がイスタンブルで第2回交渉を開催していた。ウクライナのウメロウ代表団団長は、ロシア側が同日ウクライナに対して自らの文書(編集注:覚書案)を手交したと伝えていた。ウクライナ側は、今後1週間同文書を分析していく」

これらは、今後の展開のスタートになる条件だが、浮沈子的に目新しいものは何もない。

直近で戦略爆撃機をぶっ壊されたことから、「ロシア領内での「工作活動」停止の保証」(第2部)が目を引く程度か。

秋まで引っ張ると思っていた第2回直接協議は、なんと第1回目から2週間余りで開催となった。

ロシアが政治的にこの紛争を収めたがっていることは間違いない。

内容的にはいわゆるイスタンブール合意を踏まえ、その後の戦況の変化を反映させたものといえる。

上記の条件を見る限り、クリミア及び併合を宣言した4州を除く地域の占領地は放棄するようだ(「ロシアとの国境からも「合意した」距離だけ自軍を後退させる」(第一部)はあるけどな)。

スムイ州やへルソン州の侵入地域は、あくまで緩衝地帯という位置づけのようだ。

領土的な問題は、しかし、あくまでも戦闘行為によって生じた「状況」の整理に留まる。

現在の前線をベースとするのが合理的だが、それはそれで、緩衝地帯の創設など、新たな問題を生じるからな。

ロシアとしては、国内への対応としても、行政区域で整理したいところだろう。

問題なのは、それよりも、政治的な決着の方だろう。

イスタンブール合意で丸呑みした数々の主権侵害に等しい条項は、そっくりそのまま残っている。

この戦争がウクライナの真の独立を賭けた戦いであるとするなら、絶対に受け入れられない条項だ。

これを受け入れるくらいなら、戦わなかったほうが良かったとさえ言える。

領土や賠償の問題は、ドンパチやらかした以上、何らかの整理が行われるのは通例だが、これら独立に係わる条項は別物だ。

・国軍の事実上の解体
・安全保障(非核化含む)
・公用語
・民族主義政党の解散

などは、国家独立の根幹にかかわる。

形式上の独立から30年以上が経ち、民族主義政権下での統治も20年近く経ってるからな。

一世代に近い。

我が国は、無条件降伏はしたけど、国語としての日本語の使用を死守したし、占領を解かれて独立した後には政党結成についての自由を手にしている。

当用漢字とローマ字教育で育った浮沈子は、そのことを身に沁みて感じている。

おかげで、英語も日本語も中途半端だけど。

まあ、どうでもいいんですが。

ウクライナには、真の独立を賭けて戦い続けるか、それを諦めて戦いを止めるかの2択しかない。

ロシアは当初の政治目的を達するまで戦い続けるつもりでいる(前回の直接協議では、未来永劫戦うと宣言したからな)。

国家が何かを決めて、全世界を敵に回しても成し遂げようと行動し始めたら、それを止めることは困難だ。

人類はこれまでたった2回(世界大戦で)しか成功していない。

正義も法の支配も経済制裁も外交も、何の効き目もなかった。

浮沈子には、ロシアもイスラエルも同じように見える。

ドンパチを始めた経緯は全く違うし、属している陣営や周囲の環境も異なるけど、行動原理は同じだ。

自己の生存を賭けて、それを脅かすものを実力で排除しようとしている。

そう決定し、そう行動している。

それは、取引不能な、損得勘定抜きの行動だろう。

国家の最大の国益は、国土でも国民でもない。

主権こそが根幹だろう。

ウクライナが戦い続ければ、何らかの形で主権を守ることが出来る可能性はある。

戦いを止めるということは、その放棄に他ならない。

が、まあ、中途半端な独立でもないよりはマシだ。

んな、完全無欠の主権国家なんて、現実の世界では存在しない。

米国だってロシアだって中国だって、相互に依存しあいながら存在している。

ドンパチやってるロシアとウクライナだって、支え合ってきた。

停戦条項を見ても、そのことは明らかだ。

<以下再掲>
・・・ウクライナ経由のロシア産天然ガスの通過再開
・・・経済・外交関係、輸送の再開
・・・ロシア正教ウクライナ支部の制限解除

国家は国益で動く。

停戦条項にロシア正教が入っているのは、まあ、ご愛敬だろうが、文化的同一性を支える要素の一つなんだろう。

ウクライナは、国内での受け入れをどうするかを早急にまとめ上げなければならないだろう。

無条件停戦を蹴られ、領土の扱いでは折り合えず、首脳会談の見込みは立たない(選挙後なら可能かもな)。

そう、停戦したら、ウクライナは選挙の実施を求められる(米国からも言われてるしな)。

・・戒厳令解除から100日以内のウクライナでの大統領選挙と最高会議選挙の実施(再掲)

その際には、占領地の扱いとかも決めとかないとならないしな。

厄介な話だ。

やれやれ・・・。

選挙が行われるとしても、それは事実上、降伏した後の話になる。

現政権は退場し、新たな政権の誕生を受けて、戦後のロシアとの交渉が始まる。

プーチンとゼレンスキーが、首脳会談を行うことはないだろう。

個人的に会うことはあるかも知れない。

例えば、和平後の何等かの象徴的な会合として。

ゼレンスキーがそれに応じるとは、まあ、考え辛いけどな。

ロシアの意図は変わっていないことが確認された。

3年前と同じだ。

これは、ロシアにとってはまさしく特別軍事作戦だった(過去形なのかあ?)。

ウクライナを真に独立させない、NATOに組み込ませモスクワに核ミサイルを向けさせないためのロシアの生き残りを賭けた作戦だった。

その範囲はウクライナに留まらないだろう。

フィンランドからトルコまで、ロシアに隣接する地域の地政学的安定性は揺らいでいる。

米国がこの地域から撤退していく流れの中で、ドンパチせずに済めばそれに越したことはない。

(ポーランド大統領選 野党候補が勝利 現政権は厳しい運営)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014823481000.html

「トランプ大統領の自国第一主義を支持する右派の野党の候補が、与党の候補を破って勝利」

欧州自体も揺れている。

ロシアの餌とならずに折り合いをつけていくのか、緊張を高めて欧州大戦争に発展するのかは分からない。

ロシアがそれに備えて軍備増強を図っていくことは間違いない(現にそうしてるしな)。

欧州の軍備増強は、米国のプレゼンスの低下との兼ね合いがあるから何とも言えないけど、西側から緊張を高めて仕掛けるのは得策じゃない。

ウクライナで証明済みだ。

(ロシア・ウクライナ、戦死者遺体返還と捕虜交換で合意 停戦案進展なし)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/KPWNOGPAF5LTXCL4DNJAEKG77I-2025-06-02/

「ロシアとウクライナは2日、トルコのイスタンブールで和平に向けた2回目の 直接協議を 行い、新たな捕虜交換のほか、合計1万2000人の戦死者の遺体の相互返還について合意」

「停戦案を巡る進展は得られなかった。」

お互いの停戦案(覚書)は、今回、文書での交換が行われている。

お持ち帰りでの検討になったわけだ(ウクライナ側からは事前提出したそうです)。

「ウクライナは6月末までに一段の協議を実施することを提案しているとしながらも、全ての重要な問題を解決するにはウクライナとロシアの首脳レベルの会談が必要との考え」

首脳級会談はムリポだろう。

ウクライナは早期の停戦を求めて協議を急ぎたいようだが、ロシアは今度こそ引き伸ばしにかかる。

実務者レベルでは、細部の泥沼に引きずり込まれて停戦はおぼつかなくなるからな。

双方で1000人規模の新たな捕虜交換と、6000人ずつの遺体交換が確定し、連れ去られた子供の交渉が行われている(未確定:10人は同意したらしい)。

和平合意が進まずドンパチが続き、したがって、いつまで経っても捕虜の交換だけが進展する。

やれやれ・・・。

このパターンが続きそうな、いやーな予感がしてるんだがな・・・。

🚀スターシップ:IFT-9:遠い道のり2025年06月03日 14:51

スターシップ:IFT-9:遠い道のり


(SpaceXは1つの問題を解決したかもしれないが、最新のStarship飛行でさらに多くの問題が見つかった。)
https://arstechnica.com/space/2025/05/spacex-may-have-solved-one-problem-only-to-find-more-on-latest-starship-flight/

「SpaceXの9番目のスターシップは打ち上げを無事に乗り切ったが、エンジニアたちは克服すべきさらなる問題に直面している。」

・主エンジンはフル稼働し、機体はインド洋への着水に向けて予定の軌道に乗りました。しばらくの間、機体は飛行成功に向けて順調に進んでいるように見えました。

・上昇中に耐熱シールドタイルに大きな損失はありませんでした(スペースXの創設者兼CEOであるイーロン・マスク氏)

・惰性航行と再突入の段階で漏れによりメインタンクの圧力が低下した(同上)

・タンクの圧力が失われたため、ロケットは地球から100マイル以上上空の暗闇の宇宙空間を滑空しながらゆっくりと回転し始めました。

・エンジン停止から数分後、スターシップはスペースXの飛行計画から逸脱し始めた。

スティーブンクラークの記事では、慣性飛行開始後のかなり早い段階でトラブルが発生していたことが伺われる。

録画を見てみたんだが、SECOがT+8分40秒でカーゴベイのドアがあかないトラブルが発覚したのがT+17分過ぎ位で、トラブルはこの間に起きていたのかもしれない(未確認)。

ドアが開かないために、機体は慣性飛行を続けることになる。

中継の映像は、その間も断続的に流れ続けており、テレメトリーで姿勢がグラフィック表示されているT+31分過ぎまでの間に、徐々に姿勢制御を失っていく様子が見て取れる。

顕著な動きはT+26分頃からだが、SECO直後から周期の長い運動の兆候は出ている感じだ。

・スペースXはスターシップのペイロード展開装置の初テストで、模擬スターリンク・インターネット衛星8基の放出を中止した。貨物室のドアが完全に開かず、エンジニアたちはデモンストレーションを中止した(ペイロードベイのドアは、以前の飛行でもテストしてトラブってます:浮沈子注)。

・スターシップ内部の燃料タンクシステムの一部に漏れが発生

・これらの燃料タンクシステムの多くは姿勢制御に使用されています。そのため、現時点ではスターシップの姿勢制御は事実上不可能になっています

・宇宙空間でラプターエンジンの1つを短時間再起動することもできませんでした

テレメトリーはT+46分過ぎに失われたようだ。

・機体はインド洋上空で分解し、予定飛行経路内の遠く離れた海域に残骸を投棄したと考えられます。

さて、例によって炎上爆発木っ端微塵になっちまったわけだが、3回連続での失敗は痛恨の極みだ。

スーパーヘビーブースターの再使用という金字塔は打ち立てたものの、ランディングバーンで再点火した途端にテレメトリーはブチ切れたからな(内周のエンジン1基が未着火であることが確認できる)。

もちろん、その後の最終段階での中央2基+内周1基によるバックアップテストもできなかった。

惨憺たる有り様で、お世辞にも成功とは言えない(断定的!)。

「今日はもっと良い結果になっていたかもしれないけど、もっと悪い結果になっていた可能性もあった」(SpaceXのスターシップエンジニアリングディレクター、シャナ・ディエズ氏)

健全な反応だ。

現実は、常に最良と最悪との間の何処かにある。

まあ、その「どこ」にあるかっちゅーのが最大の問題なんだがな・・・。

(SpaceX - Starship - Suborbital Test Flight 9 - OLP-A - Starbase Texas - May 27, 2025:動画へのリンク)
https://www.youtube.com/watch?v=YOJKZYSOsGs

🚢チュークツアー:孤島と沈船:また来ますよ2025年06月03日 18:37

チュークツアー:孤島と沈船:また来ますよ
チュークツアー:孤島と沈船:また来ますよ


先月(2025年5月)28日夜から出発して、今月1日夜帰りという弾丸チュークツアーに参加した(疲れました!)。

28日夜羽田発
29日早朝グアム着
29日AMチューク(春島)着
29日午後沈船1本ダイビング
30日春島→沈船ダイビング2本→ジープ島ビーチダイビング1本
31日ジープ島ビーチダイビング1本→沈船ダイビング1本→春島→沈船ダイビング1本
1日朝チューク(春島)発
1日午後グアム着
1日夜羽田着

潜った沈船は、後日記載する(たった4隻なのに覚えていない!:訂正:5隻です!)。

富士川丸、山鬼山丸、清澄丸、平安丸だったような気も・・・。

まあいい。

違ってたら訂正する(訂正です!<以下追加参照>)。

しかし、何と言っても今回のツアーの圧巻はジープ島だ。

(ジープ島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%97%E5%B3%B6

「ミクロネシア連邦・チューク州・チューク環礁(旧名トラック環礁)内にある島。」

「州都のあるウエノ島(旧名モエン島)から船で30-40分。直径34メートル。外周110メートル。」(ウエノ島:浮沈子は春島で覚えた。)

「現在はウエノ島(旧名モエン島)にある「ブルーラグーンリゾート」ホテルの別館としてゲスト(日本人のみ)を受け入れている。」

2年前から渡会和馬氏が島の管理人(?)となっていて、現地スタッフ2名と共に、ダイビングとジープ島の宿泊のお世話をしている。

宿泊した30日の夜には、戦前からの内田さん、キミオアイセックさん、吉田さん、渡会さんと連綿と続くチュークとジープ島の100年に渡る物語を、熱く熱く語っていただいた。

浮沈子的には日程的にジープ島滞在は少しきつかったけど、行けて良かった気がする。

チュークには、何度か足を運ぶ可能性があるけどジープ島にもう一度行けるかどうかは分からない。

一生に一度の経験だったかもな(外周110メートル:再掲:ちっせ!)。

ちなみに、ヤシの木は23本あった。

まあ、どうでもいいんですが。

カメラも持たず、陸上の写真も撮らなかった(滞在はブルーラグーンリゾート)。

画像には、頂いた渡会氏の名刺を掲げてある。

彼が新たなレジェンドになるかどうかは分からない。

南の島の物語の立ち上げに、ほんの少しだけ触れることが出来たとしたら望外の幸せだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

5月29日:平安丸
5月30日:清澄丸、富士川丸、ジープ島
5月31日:ジープ島、山鬼山丸、乾祥丸

ペネトレーションは最後の乾祥丸で行った。

(秋島の特設運送船「乾祥丸」)
https://www.sankei.com/article/20220526-VUP5R2NTHZMC3BK7Y6ABV3H52A/

「「乾祥丸」(けんしょうまる)は、1938(昭和13)年に竣工した貨物船」

「かんしょうまる」じゃないんだ・・・。

「1940(昭和15)年に特設運送船「雑用船)として海軍に徴用され活躍したが、1943(昭和18)年末にクェゼリンにおいてB‐24爆撃機の空襲により航行不能となり、トラックに曳航修理中に米機動部隊の空襲を受けて沈没」

浮いていたのはわずか数年(1944年沈没だから7年)、沈船となってからは80年以上が経っている。

「水深が平均的に深く、エンジンルームなど閉鎖環境に入っていくダイビングとなるためにダイビングの中~上級者向けの船となっている。」

こりゃ、ちゃんと教わってから潜らんとヤバいと感じた。

結果オーライで潜っちまったけどな・・・。

関連リンクをまとめておく。

(平安丸)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%89%E4%B8%B8

(清澄丸 (特設巡洋艦))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%BE%84%E4%B8%B8_(%E7%89%B9%E8%A8%AD%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)

(富士川丸)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B7%9D%E4%B8%B8

(山鬼山丸(Sankisan-Maru))
http://joe-bridges.a.la9.jp/hobby/sankisan.htm

内容は割愛する。

2年ほど前のNスぺでも取り上げられていたようだ。

([NHKスペシャル] 太平洋戦争中に沈んだ徴用船 潜水映像で迫る旧トラック諸島近海の戦跡 | いのち眠る海~最新調査で明かす太平洋戦争~ | NHK:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=WpGS3ob1C0g

(いのち沈む海からの問いかけ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230803/k10014147811000.html

「戸高さんは当時の戦況について、アメリカから攻撃がある可能性が高いと判断して、連合艦隊の主力がひそかにトラック諸島から退避していたことを示す記録が残されていて、ほかの部隊や船は十分に知らされずに空襲に遭ったのではないかと分析しています。」(戸高さん:大和ミュージアム館長で、海軍の歴史に詳しい戸高一成さん)

「大きな目的のために、この部分の人たちに犠牲になってもらわなければいけないという判断が作戦の中に出てくる。そういう残される側、犠牲にされる側が存在するということは本当に理不尽で難しい問題だ」

この話は、以前にもどこかで聞いた記憶があった。

事実、チュークの沈船には戦闘艦がない。

ちっと、耳の痛い話もある。

「ダイビング技術が発達したことで、観光ダイバーが船の中の遺骨を撮影し、「So cool」や「amazing」など、興味本位ともとれることばと共にSNS上にさらすケースが相次いだのです。」

やれやれ・・・。

遺骨が見られる沈船というのは、それだけで貴重な観光資源になる。

「そして、さらに奥へ進むと、広い空間にポツリと台が置かれていました。

近づいていくと、そこにあったのは人の骨の一部でした。

腕や脚の一部とみられる8つの骨がありました。台の上の1か所に集められたようにも見え、誰かに触られたような印象も受けました。」

もちろん、人為的に置かれたものだし、それを見せることがキワモノ的興味を引き付けるわけだからな(今回、浮沈子は見ていません)。

「国は2020年8月「積極的に情報収集を行い技術的に可能な場合には収容を実施する」と海没遺骨の収集についての新たな方針を示し、ことしの調査につながった」

遺骨収集されちまったら、「観光資源」としての価値は激減するだろう(そうなのかあ?)。

行くなら今のうちかもな(そんなあ!)。

N社の記事を読むと、この話が重い重い背景を背負っていることが良く分かる。

浮沈子のこの与太ブログで、興味本位に取り上げることは問題だろう。

パラオの沈船でもそうだったけど、今でも慰霊のダイビングに訪れる人がいるそうだ。

まあなあ、陸上でだって、エジプトのピラミッドの墓泥棒の話もあるからな。

麗しい話ばかりでないことは想定内だ。

礼をわきまえ、安全第一のダイビングを心掛け、新たな遺骨(!)にならないように気を付けないとな・・・。

🚀NASAの行方:廃業モードな予感2025年06月03日 20:45

NASAの行方:廃業モードな予感


(トランプ大統領は宇宙分野でアイザックマン氏の指名を取り下げる。出典: 「NASA​​ はクソだ」)
https://arstechnica.com/space/2025/05/trump-pulls-isaacman-nomination-for-space-source-nasa-is-fed/

「アイザックマン氏の離脱は、大幅な予算削減に直面しているNASAにとってほぼ確実に痛手となるだろう。トランプ政権は金曜日に発表した2026年度予算要求で、来年度NASAに188億ドルの予算を要求している。これは、2025年度予算248億ドルから24%の削減となる。」

「NASA​​はクソだ」(NASAの現幹部の一人)

「NASA​​の予算要求は、革新を起こすジャレッドがいなければ、単に廃業するモードに過ぎない」(NASAの元幹部)

うーん、ジャレッドアイザックマンの指名を取り下げた背景に、B社の暗躍を感じるのは浮沈子だけなんだろうか。

トランプは、窮地に陥っているB社を救うために、中東で大規模なトップセールスを行ったからな(軍用機や民間機を売りまくったようです)。

アイザックマンが行おうとしていたNASAの改革の中に、B社の居場所はない。

それだけは確実だ。

「元米空軍中将のスティーブン・L・クワスト氏が候補者リストの最有力候補に挙がっている可能性があるという。」(2人の関係者)

「クワスト氏は現在退役しているが、空軍で輝かしい実績を誇り、政治的にはトランプ大統領とMAGAに忠実」

「彼の経歴はNASAの民間宇宙ミッションにはあまり向いていないようで、むしろ宇宙を戦場とみなすことに重点を置いている」

それはそれで重要な要素だが、米国ではNASAの役割とは見做されていない。

米国が内向きになっていく中で、クソの役にも立たない民間宇宙部門(そうなのかあ?)なんかに金をつぎ込むのは惜しいだろう。

役所の金は旧来のレガシー企業にしっかりと流し、何かやりたければ民間で資金調達して好きにすればいいのだ。

NASAは、これから「協力や平和的探査の場」ではなくなる。

米国の米国による米国のための機関になる(白人男性というのも付くかもな)。

民間の地球低軌道衛星には軍に情報を提供する義務が課せられ、シスルナ空間に展開する探査機にも同様の仕掛けを搭載することになるだろう。

惑星探査なんてのは、概ね全滅するに違いない。

もしかすると、宇宙軍絡みで金を持ってこられる可能性がないではない。

火星に軍事基地作るとか言ってな(そういうことかあ?)。

地球近傍の危ない小惑星とかには、軌道を弄って好きなところに落とせる技術を適用した重力兵器の可能性もある(そんなあ!)。

クワスト氏の就任は、そこまで見通した戦略かも知れない。

その先にあるのはNASAの消滅だろう。

元々、軍需と切り離して政治的に独立させた組織だからな。

元の鞘に納めるだけの話だ。

少なくとも、独自の事業は持たなくなるに違いない。

許認可や基準作成など、お役所的業務だけの付属機関になる(国防省辺りか)。

NASAが宇宙開発をリードし続ける時代も、あと僅かだろう。

(トランプ大統領は承認投票の数日前にNASA長官へのアイザックマン氏の指名を撤回した)
https://spaceflightnow.com/2025/05/31/president-trump-withdraws-isaacman-nomination-for-nasa-administrator-days-before-senate-confirmation-vote/

「NASA​​の次期長官は、トランプ大統領の『アメリカ第一主義』の理念に完全に合致する人物であることが不可欠であり、後任はトランプ大統領から直接近日中に発表される予定だ」(ホワイトハウス報道官のリズ・ヒューストン氏)

記事によれば、アイザックマンはトランプに対する忠誠心を疑われたことによって解任(指名から除外)させられたという感じだ(そうなのかあ?)。

「セマフォーはアイザックマン氏の解任を最初に報じた報道機関であり、その後ホワイトハウスも解任を確認した。トランプ氏の政治的盟友であり非公式アドバイザーでもあるローラ・ルーマー氏は、セマフォーの記事が掲載される数時間前に、自身のXアカウントでアイザックマン氏の解任の可能性について投稿していた。」

これは、解任が極めて政治的なものであることを窺わせる。

イーロンマスクの動向が深く関わったという指摘もある。

「アイザックマン氏がSpaceXの創業者であり共和党の巨額献金者であるイーロン・マスク氏と緊密な関係にあったことも、土壇場での解任につながった可能性があると示唆した。」(トランプ氏の政治的盟友であり非公式アドバイザーでもあるローラ・ルーマー氏)

事の真相が明らかになることはないかも知れない。

確かなことはただ一つ。

有能で意欲的な米国人といえども、NASAの長官になれるとは限らないということだ。

(ホワイトハウス、NASA長官へのアイザックマン氏の指名を撤回へ)
https://spacenews.com/white-house-to-withdraw-isaacman-nomination-to-lead-nasa/

「過去の関係を徹底的に精査した結果、ジャレッド・アイザックマン氏のNASA長官への指名を撤回する。近日中に、ミッションに合致し、宇宙におけるアメリカ・ファーストを体現する新たな候補者を発表する」(トランプ大統領)

「大統領、NASA、そしてアメリカ国民は最高のものに値する。NASAが創設された目的である世界を変えるようなニュースを届けるために、組織を再編し、再建し、最も優秀で聡明な人材を結集する準備ができている長官が必要だ」(アイザックマン氏)

うーん、残念ながらそうじゃないということなんだろうな。

組織を維持し、利権を調整し、政権の意に添うように愚直に運営する準備が出来ている長官こそが求められている(そういうことかあ?)。

「アイザックマン氏の指名撤回の決定は、宇宙産業にとって衝撃的なものでした。このニュースが出るまで、アイザックマン氏は数日以内に承認される見込みでした。」

浮沈子にとっても青天の霹靂だったな。

少し時間が掛かっているとは思ったが、予算削減の中で最大の効率性を発揮してNASAをスリムな体質に移行させる上では適任と見ていたんだがな。

「一部の情報筋は、トランプ大統領と、大統領の側近であるスペースXのCEO、イーロン・マスク氏との関係悪化が関係していると推測している。この決定は、トランプ大統領とマスク氏が、政府効率化局を支援する特別職員としてのマスク氏の正式な任期満了を記念する記者会見を行った翌日に行われた」

まあいい。

「この機会に心から感謝し、人類史上最大の冒険へと導いてくれる大統領とNASAを応援し続けます」(アイザックマン氏)

あくまでも陽性で、前向きで、建設的で、健全だ。

米国は、彼のような人々に支えられ、今後も発展し続けるだろう。

腐ったり、落ち込んだり、拗ねたり、恨んだりはしない。

それは、宇宙開発にとっては欠くべからざる資質の一つだ。

米国がソ連に代わって、人類の宇宙開発をリードできた理由の一つでもある。

が、これから先は分からない。

ジャレッドアイザックマンの指名撤回が、その象徴となりかねない。

軍需は、確かに巨大な資金が動いて技術投資も行われるが、あくまで「実用」技術に限られる。

短期間にものになりそうな話に集中することになる(多少は先を見ることもあるでしょうが)。

それは、事業の性格上、仕方ない話だ。

相手のある商売で、勝ち抜くことが至上命題だからな(負けちまえば、元も子もなくなる)。

科学開発とは異なる。

現実の話としては、そのバランスが重要なわけだが、国家としての余力がなくなってくれば実業に偏るのは仕方ない。

米国第一主義と米国一番主義とは異なる(そういうことかあ?)。

もう、あらゆることで世界一であり続けることは出来ない。

宇宙開発も、同じ道を辿るだろう。

ゴールデンドームに巨額の資金を投じたとしても、そこにアメリカアズナンバーワンはない。

(アングル:トランプ氏の「ゴールデンドーム」構想、本格的な宇宙軍拡競争の幕開けか)
https://jp.reuters.com/world/us-politics/NAOB6RPBQZN6HO4SEI6YSFZUAU-2025-05-23/

「ゴールデンドームは地球の軌道上に衛星と兵器の巨大ネットワークを構築する構想で、1750億ドル(約25兆円)の費用が見込まれる。」

「構想の発表は「強い攻撃的意味合い」を持ち、宇宙の軍事化と軍拡競争のリスクを高めたと主張」(中国外務省の報道官)

「米ロは近い将来、核軍縮に関する協議を迫られる可能性」(ロシア大統領府の報道官)

ぺスコフがそんなことを言ったとは知らなかったな。

(ロシア、米ロ核協議再開の可能性示唆 米新ミサイル防衛計画受け)
https://jp.reuters.com/world/security/V7TPZVYSZ5IC3D6C2IMUF3GSNY-2025-05-21/

「ロシアはこの計画を米国との核戦力均衡に対する脅威とみなしているかとの質問に対し、米国の計画については詳細が情報がなく、多くの微妙な点が残っているとした上で、近い将来に戦略的安定の問題に関する接触の再開が必要になる可能性がある」(ロシアのペスコフ大統領報道官:原文ママ)

「この分野における法的枠組みが崩壊し、有効期限が切れたか、あるいは意図的に、いくつかの文書が無効になった今、米ロだけでなく、全世界の安全保障のためにも(枠組みを)再構築しなければならない」(同上)

宇宙開発を特定分野だけに集中させ、健全なバランスを崩すのみならず、世界の宇宙開発全体を停滞させかねない暴挙だ。

まあ、どうでもいいんですが。

米国は、宇宙開発について、明らかに従来とは異なる方角に舵を切った。

NASAは、宇宙軍に奉仕する機関へと変容し、栄光の歴史に幕引きしようとしている(そうなのかあ?)。

これは一過性のものなんだろうか?。

そうではないだろう。

初めは緩やかな流れが、滝壺に向かって激流となるように、今後の展開は後戻りの出来ない事態へと変わっていく予感がする。

NASAは、廃業へとまっしぐらに歩み出したのかもしれない・・・。