🚀H3:フライト8失敗:その後の検証 ― 2026年01月21日 05:00
H3:フライト8失敗:その後の検証
(H3ロケット8号機の2段目は「みちびき」5号機を喪失したまま飛行か JAXAが原因究明状況を報告)
https://sorae.info/space/20260120-h3f8.html
「JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2026年1月20日に開催された第59回宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会にて、「H3」ロケット8号機打ち上げ失敗の原因究明について、最新の状況を報告」
「今回の会合では、JAXAでH3プロジェクトチームのプロジェクトマネージャー(PM)を務める有田誠さんが、原因究明についての最新状況を報告」
「H3ロケット8号機の2段目に搭載されていたセンサーやカメラで取得・撮影したデータや画像を分析した結果、「みちびき」5号機は2段目エンジンの第1回燃焼が始まった時点で、すでに2段目から離脱してしまっていたと推定されることが明らかにされました。」
なんと!。
分離したぞという信号がなかったことから、一体になったまま再突入したと思われていたが、2段目だけ飛行してたわけだ。
衛星は、ほぼ1段目の落下地点に同時に落ちてたんだとさ!。
やれやれ・・・。
「本来なら打ち上げの最終段階で分離されるはずの衛星が、この段階で離脱してしまったとみられる理由として、1段目での飛行中に実施されるフェアリング分離のタイミングで、2段目と「みちびき」5号機をつなぐ衛星搭載構造(※)を損傷させた何らかの異常が発生したことが考えられるといいます。」(※…2段目上部に取り付けられた「衛星搭載アダプタ(PSS)」と、その上部に取り付けられた「衛星分離部(PAF)」からなる円錐形の構造。)
衛星分離機構のクランプが外れたのか、衛星搭載アダプターごと外れちまったのかは知らない。
撮影された画像では、衛星がせり出した形で写っているから、アダプターが破壊されて、それに傾いた状態でちょこんと乗っかってる感じだ。
1段目燃焼終了で加速度がなくなって、ふわふわと漂ってしまったというわけだな。
やれやれ・・・。
「異常が発生した時点では1段目エンジンが燃焼中だった=加速が生じていたため、「みちびき」5号機と損傷した衛星搭載構造の一部は、2段目の液体水素タンクに向かって落下。タンク上部に設けられている加圧配管を損傷させたことで、液体水素タンクの圧力低下が始まります。」
ソラエの記事は、見てきたようなことを書いているけど、JAXAの推測はそこまで具体的ではない。
(H3ロケット8号機 打上げ失敗原因究明状況 2026年1月20日
宇宙航空研究開発機構:プレスキット)
https://www.mext.go.jp/content/20260120-mxt_uchukai01-000046812_0002.pdf
ーP.30ー
・フェアリング分離開始直後に、何らかの異常(損傷)が衛星搭載構造に発生した。
・本タイミングは、第1段エンジンの動力フライト中であることから、衛星及び衛星搭載構造の一部が機体内に落ち込んだ。
・この落ち込みにより、第2段LH2タンクの加圧配管を損傷させ、 LH2タンク圧の低下等が生じた。
まあ、おんなじか・・・。
「分離スイッチにつながる配線が断線すると非分離状態を示す仕様になっていることから、「衛星分離信号は送出されたが分離スイッチによる分離の検知がされなかった」という状況とも整合するとしています。」(ソラへの記事より)
当初、分離されていなかったのではないかとされた理由の一つだが、一応説明はついたようだ。
浮沈子的には、フェアリングの分離よりも、水素タンクの圧力低下が先だったのではないかと懸念していたけど、今回追加された資料ではそれは明確に否定されている(画像参照:P.20)。
火工品点火のタイミングは、分離事象の0.1秒弱前になる(文言と矢印は浮沈子追加)。
最初、水素タンク内の圧力が若干上昇しているのが気になる(〇印は浮沈子追加:加圧配管が破壊されたのなら、一貫して低下するんじゃないのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
フェアリングの分離のタイミングで何が起こったのかは分からない。
アダプターが構造破壊されるほどの衝撃だからな(資料P.13によれば、アルミハニカム素材にCFRPスキンを施した頑丈な作りだ)。
5トン近い衛星(ウェットで)を支えて、打ち上げの振動と加速度に耐えられるような設計になっている。
それをぶっ壊すほどの力は、どうやってかかったのか。
タイミング的にはフェアリングの分離と同時に起こっているけど、実績豊富なフェアリングの分離自体に原因を求めることは難しいだろう(テキトーです)。
JAXAは、衛星自体に原因を求めているような書きぶりだ(そうなのかあ?)。
FTA(ツリー解析)では、まだ明確に浮かび上がってきてはいないけど、フェアリング分離と同時に衛星側にトラブルが生じて、衛星分離機構を誤作動させちまったんじゃないのかあ?(そんなことって出来るのかあ?)。
またまた、浮沈子の無責任かつテキトーな推測だが、そう考えない限り、この事象の説明は困難だろう。
ロケットは悪くない・・・。
しかし、クランプが外れたからといって、アダプターが破壊されることはないだろうし、それに伴って生じたとされる水素タンク加圧配管の損傷も起こらなかったはずだ。
うーん、問題の解明はまだ遠い感じだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット8号機の第2段、「みちびき」が脱落したまま飛んでいた?)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20260120-4006081/
お約束の大塚さんのレポートが上がったので、改めて見て見る。
「衛星分離部(PAF)に搭載されていた加速度・温度センサーのデータは、第1段エンジンの停止までは正常に取得できていたのに、その後、第1段/第2段分離時に断線したことを示していた。これらのフライトデータを総合すると、第1段/第2段分離時に、壊れた衛星搭載構造ごとロケットから脱落したと考えるのが妥当だ。」
おおっ、クランプが吹っ飛んで衛星だけが脱落したんじゃなくて、円錐台形状(アダプターと分離機構含む)の「衛星搭載構造ごと」脱落かあ・・・。
ド派手!。
浮沈子的に気になった分離後の水素タンクの圧力上昇についても記述がある。
「また非常に特徴的なのが、前述の加速度のピークと、タンク圧力のピークが、連動しているように見えることだ。この理由についてはまだ解析中なものの、JAXAの有田誠・H3プロジェクトマネージャは、想定されるシナリオのひとつとして、落ち込んだ衛星と衛星搭載構造が水素タンクを凹ませ、それにより圧力が上昇した可能性を指摘した。」
「水素タンクのドーム部の弾性によって跳ね返され、何度かバウンドしたと考えると、この動きと一致する。有田プロマネによれば、定量的にも、タンク圧力にこのくらいの変動があってもおかしくないことが分かっているそうだ。」しかし、実際に何が起こったのかの断定には至っていない。
「なおフェアリング分離後の映像で、衛星が内部からの圧力で壊れたようにも見えていたが、加圧配管が壊れ、そこから漏れた高圧ガスが衛星側に流入したとすれば、衛星の多層断熱材(MLI)や構体パネルが吹き飛ばされてもおかしくはないだろう。」
高圧ガス配管と衛星側とはバルクヘッドで空間的に隔離されてたんだが、それがぶっ壊れたために繋がっちまったわけだ。
いや、逆に原因不明のイベントが、衛星側からバルクヘッドを含む衛星搭載構造全体をぶっ壊し、その結果として水素タンクがガス漏れしたとも考えられる。
事実、水素タンクの圧力低下はイベント発生後、暫くしてから始まっている(最初は圧力上昇からだがな)。
やっぱ、衛星が犯人なのかあ?。
「衛星の重量や重心位置などはこれまでと大きな違いはなかったのに、なぜ衛星搭載構造が壊れたのか。この点が今後の大きな焦点となるが、現時点で原因は分かっていない。衛星搭載構造の破損が、原因なのか結果なのかも不明だ。」
今後行われる詳細なツリー解析によって、真の原因があぶり出されることを期待するしかないけど、衛星側に問題があったとすれば厄介な話になる。
「今後、必要に応じて、追加試験も実施する予定」
衛星をもう一つ作るわけにはいかないからな。
みちびき5号機がどういう構造かは知らないけど、外連味のない準天頂軌道衛星(ウェット重量4.8トン、乾燥重量1.8トン)な感じだ。
これには、例の米軍の画像センサー(スパイカメラ?)は付いていない(静止軌道じゃないからな)。
2段目の燃焼でどこまで軌道要素を上げることが出来たかは知らないけど、衛星自身に搭載されている燃料、エンジン、点火装置が何らかの悪さをしたとすれば、衛星搭載構造ごと吹っ飛ばすことは可能だ。
そうとでも考えない限り、この事象の説明はつかない。
「・・・フェアリング分離後の映像で、衛星が内部からの圧力で壊れたようにも見えていた・・・」(再掲)
水素タンク加圧用高圧ヘリウムなんかよりは、そっちの方が遥かに破壊力があるだろう(未確認)。
まあ、どうでもいいんですが。
謎なイベントは、一体何なんだろうな・・・。
(H3ロケット8号機の2段目は「みちびき」5号機を喪失したまま飛行か JAXAが原因究明状況を報告)
https://sorae.info/space/20260120-h3f8.html
「JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2026年1月20日に開催された第59回宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会にて、「H3」ロケット8号機打ち上げ失敗の原因究明について、最新の状況を報告」
「今回の会合では、JAXAでH3プロジェクトチームのプロジェクトマネージャー(PM)を務める有田誠さんが、原因究明についての最新状況を報告」
「H3ロケット8号機の2段目に搭載されていたセンサーやカメラで取得・撮影したデータや画像を分析した結果、「みちびき」5号機は2段目エンジンの第1回燃焼が始まった時点で、すでに2段目から離脱してしまっていたと推定されることが明らかにされました。」
なんと!。
分離したぞという信号がなかったことから、一体になったまま再突入したと思われていたが、2段目だけ飛行してたわけだ。
衛星は、ほぼ1段目の落下地点に同時に落ちてたんだとさ!。
やれやれ・・・。
「本来なら打ち上げの最終段階で分離されるはずの衛星が、この段階で離脱してしまったとみられる理由として、1段目での飛行中に実施されるフェアリング分離のタイミングで、2段目と「みちびき」5号機をつなぐ衛星搭載構造(※)を損傷させた何らかの異常が発生したことが考えられるといいます。」(※…2段目上部に取り付けられた「衛星搭載アダプタ(PSS)」と、その上部に取り付けられた「衛星分離部(PAF)」からなる円錐形の構造。)
衛星分離機構のクランプが外れたのか、衛星搭載アダプターごと外れちまったのかは知らない。
撮影された画像では、衛星がせり出した形で写っているから、アダプターが破壊されて、それに傾いた状態でちょこんと乗っかってる感じだ。
1段目燃焼終了で加速度がなくなって、ふわふわと漂ってしまったというわけだな。
やれやれ・・・。
「異常が発生した時点では1段目エンジンが燃焼中だった=加速が生じていたため、「みちびき」5号機と損傷した衛星搭載構造の一部は、2段目の液体水素タンクに向かって落下。タンク上部に設けられている加圧配管を損傷させたことで、液体水素タンクの圧力低下が始まります。」
ソラエの記事は、見てきたようなことを書いているけど、JAXAの推測はそこまで具体的ではない。
(H3ロケット8号機 打上げ失敗原因究明状況 2026年1月20日
宇宙航空研究開発機構:プレスキット)
https://www.mext.go.jp/content/20260120-mxt_uchukai01-000046812_0002.pdf
ーP.30ー
・フェアリング分離開始直後に、何らかの異常(損傷)が衛星搭載構造に発生した。
・本タイミングは、第1段エンジンの動力フライト中であることから、衛星及び衛星搭載構造の一部が機体内に落ち込んだ。
・この落ち込みにより、第2段LH2タンクの加圧配管を損傷させ、 LH2タンク圧の低下等が生じた。
まあ、おんなじか・・・。
「分離スイッチにつながる配線が断線すると非分離状態を示す仕様になっていることから、「衛星分離信号は送出されたが分離スイッチによる分離の検知がされなかった」という状況とも整合するとしています。」(ソラへの記事より)
当初、分離されていなかったのではないかとされた理由の一つだが、一応説明はついたようだ。
浮沈子的には、フェアリングの分離よりも、水素タンクの圧力低下が先だったのではないかと懸念していたけど、今回追加された資料ではそれは明確に否定されている(画像参照:P.20)。
火工品点火のタイミングは、分離事象の0.1秒弱前になる(文言と矢印は浮沈子追加)。
最初、水素タンク内の圧力が若干上昇しているのが気になる(〇印は浮沈子追加:加圧配管が破壊されたのなら、一貫して低下するんじゃないのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
フェアリングの分離のタイミングで何が起こったのかは分からない。
アダプターが構造破壊されるほどの衝撃だからな(資料P.13によれば、アルミハニカム素材にCFRPスキンを施した頑丈な作りだ)。
5トン近い衛星(ウェットで)を支えて、打ち上げの振動と加速度に耐えられるような設計になっている。
それをぶっ壊すほどの力は、どうやってかかったのか。
タイミング的にはフェアリングの分離と同時に起こっているけど、実績豊富なフェアリングの分離自体に原因を求めることは難しいだろう(テキトーです)。
JAXAは、衛星自体に原因を求めているような書きぶりだ(そうなのかあ?)。
FTA(ツリー解析)では、まだ明確に浮かび上がってきてはいないけど、フェアリング分離と同時に衛星側にトラブルが生じて、衛星分離機構を誤作動させちまったんじゃないのかあ?(そんなことって出来るのかあ?)。
またまた、浮沈子の無責任かつテキトーな推測だが、そう考えない限り、この事象の説明は困難だろう。
ロケットは悪くない・・・。
しかし、クランプが外れたからといって、アダプターが破壊されることはないだろうし、それに伴って生じたとされる水素タンク加圧配管の損傷も起こらなかったはずだ。
うーん、問題の解明はまだ遠い感じだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット8号機の第2段、「みちびき」が脱落したまま飛んでいた?)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20260120-4006081/
お約束の大塚さんのレポートが上がったので、改めて見て見る。
「衛星分離部(PAF)に搭載されていた加速度・温度センサーのデータは、第1段エンジンの停止までは正常に取得できていたのに、その後、第1段/第2段分離時に断線したことを示していた。これらのフライトデータを総合すると、第1段/第2段分離時に、壊れた衛星搭載構造ごとロケットから脱落したと考えるのが妥当だ。」
おおっ、クランプが吹っ飛んで衛星だけが脱落したんじゃなくて、円錐台形状(アダプターと分離機構含む)の「衛星搭載構造ごと」脱落かあ・・・。
ド派手!。
浮沈子的に気になった分離後の水素タンクの圧力上昇についても記述がある。
「また非常に特徴的なのが、前述の加速度のピークと、タンク圧力のピークが、連動しているように見えることだ。この理由についてはまだ解析中なものの、JAXAの有田誠・H3プロジェクトマネージャは、想定されるシナリオのひとつとして、落ち込んだ衛星と衛星搭載構造が水素タンクを凹ませ、それにより圧力が上昇した可能性を指摘した。」
「水素タンクのドーム部の弾性によって跳ね返され、何度かバウンドしたと考えると、この動きと一致する。有田プロマネによれば、定量的にも、タンク圧力にこのくらいの変動があってもおかしくないことが分かっているそうだ。」しかし、実際に何が起こったのかの断定には至っていない。
「なおフェアリング分離後の映像で、衛星が内部からの圧力で壊れたようにも見えていたが、加圧配管が壊れ、そこから漏れた高圧ガスが衛星側に流入したとすれば、衛星の多層断熱材(MLI)や構体パネルが吹き飛ばされてもおかしくはないだろう。」
高圧ガス配管と衛星側とはバルクヘッドで空間的に隔離されてたんだが、それがぶっ壊れたために繋がっちまったわけだ。
いや、逆に原因不明のイベントが、衛星側からバルクヘッドを含む衛星搭載構造全体をぶっ壊し、その結果として水素タンクがガス漏れしたとも考えられる。
事実、水素タンクの圧力低下はイベント発生後、暫くしてから始まっている(最初は圧力上昇からだがな)。
やっぱ、衛星が犯人なのかあ?。
「衛星の重量や重心位置などはこれまでと大きな違いはなかったのに、なぜ衛星搭載構造が壊れたのか。この点が今後の大きな焦点となるが、現時点で原因は分かっていない。衛星搭載構造の破損が、原因なのか結果なのかも不明だ。」
今後行われる詳細なツリー解析によって、真の原因があぶり出されることを期待するしかないけど、衛星側に問題があったとすれば厄介な話になる。
「今後、必要に応じて、追加試験も実施する予定」
衛星をもう一つ作るわけにはいかないからな。
みちびき5号機がどういう構造かは知らないけど、外連味のない準天頂軌道衛星(ウェット重量4.8トン、乾燥重量1.8トン)な感じだ。
これには、例の米軍の画像センサー(スパイカメラ?)は付いていない(静止軌道じゃないからな)。
2段目の燃焼でどこまで軌道要素を上げることが出来たかは知らないけど、衛星自身に搭載されている燃料、エンジン、点火装置が何らかの悪さをしたとすれば、衛星搭載構造ごと吹っ飛ばすことは可能だ。
そうとでも考えない限り、この事象の説明はつかない。
「・・・フェアリング分離後の映像で、衛星が内部からの圧力で壊れたようにも見えていた・・・」(再掲)
水素タンク加圧用高圧ヘリウムなんかよりは、そっちの方が遥かに破壊力があるだろう(未確認)。
まあ、どうでもいいんですが。
謎なイベントは、一体何なんだろうな・・・。

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