😼メキシコへの道:第5章:セノーテシュロ(Xulo) ― 2026年03月02日 07:10

メキシコへの道:第5章:セノーテシュロ(Xulo)
メキシコへの道:第5章:セノーテシュロ(Xulo)


今回セノーテダイビングの最終日、ガイドのハイロさんお勧めのセノーテ。

最終日のダイビングサイトの選定では、カーウォッシュとかも候補に挙がった。

浮沈子は、前々回の訪問の際(ハイロさんのガイドじゃない時)、湖畔のお店で出してくれたコーヒーが美味かった記憶があって、それを理由にして押したんだが、ハイロさんは「そこかあ?」という感じで呆れていた(セノーテダイビングの選択で、サイトのコーヒーの味を理由にしちゃいけないんだろうか・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

で、いくつか挙げた候補の最後に、ハイロさん一押しのシュロ(Xulo:ハイロさんは「キュロ」と発音してたけどな)というセノーテに行くことになった。

幹線道路の近くで、アクセスはいい。

(Cenote Xulo:グーグルマップ)
https://www.google.com/maps/place/Cenote+Xulo/@20.0614159,-87.6274598,17z/data=!4m14!1m7!3m6!1s0x8f502521ffa6bd79:0xfa3e887faff900f0!2sCenote+Xulo!8m2!3d20.0615671!4d-87.6275456!16s%2Fg%2F11pz0kvy8l!3m5!1s0x8f502521ffa6bd79:0xfa3e887faff900f0!8m2!3d20.0615671!4d-87.6275456!16s%2Fg%2F11pz0kvy8l?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI2MDIyNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D

ネットで検索すると、紹介記事が出て来た。

(セノーテ・シュロ探検 ― メキシコの隠れた水中宝石へのダイバーガイド)
https://www.cavedivingadventures.com/blog/exploring-cenote-xulo-a-divers-guide-to-mexicos-hidden-underwater-gem

「メインラインセクション — この洞窟は 2 つのセクションに分かれています。大きなメインラインは一連の巨大な部屋やトンネルを通り、小さな側トンネルはリスのような形をしています。表面のプールから降りるとすぐに、巨大な部屋に飛び込みます。床からは石筍に覆われた巨大な岩がそびえ立ち、天井は繊細な鍾乳石とソーダのストローで覆われています。」

「柱の森を泳いで上っていくと、エアドームになって水面にほぼ到達します。ここでは、木の根が生命を探して水中に伸び、タンニンが浸出して水が緑色を帯びています。」

まあ、記事ではそう書いてあるけど、実際にはそれほどの色の変化は感じられなかった。

季節や時間帯に依るのかもしれない。

「奥へ進むにつれて洞窟は狭くなり、最終的に深さ30メートルで細くなります。不思議なことに、本来なら塩水層があるはずのこの場所には、まだ淡水が広がっています。」

そう言えば、ハロックラインとかはなかったと記憶している。

ダイビングのプロファイルを画像で掲出した。

行って帰ってくるタイプの洞窟潜水特有の、左右対称なプロファイルだ。

今回、チームにダブルタンクダイバーがいたので、ハイロさんの判断でこれ以上は狭くて入れないという地点まで行って戻った。

前回のセノーテツアーでは全員サイドマウントだったから、容赦なく(!)狭いところへ突入したけど、今回は通りやすさの点では楽勝だったな(セノーテダイビングの選択で、通り抜けの容易さを理由にしちゃいけないんだろうか・・・)。

まあいい。

記事にもあるように、キャタピラ(前回潜ったセノーテ)にも繋がっているようだが、トラバースは容易ではないようだな(未確認)。

ラストダイブは、1ジャンプして天地の狭いコースに行った(ハイロさんは、1本目で耳を傷めて(リバースブロックになったようです)竹内さん先導)。

ダブルタンクでもギリギリ行ける感じで、それでも途中から狭くなっていて、竹内さんの判断でUターンした。

今回のダイビングでは、チャン・アクトゥン・ハとシュロだけが初セノーテだった。

講習で使ったタジマハ、エルエデン(エデン)、ミノタウロ、ファンダイブしたチャンホール、コンチャは前回潜っている。

もちろん、同じセノーテから入っても、行ったことのないコースは山ほどある。

が、セノーテダイビングをサイトのコーヒーと通り抜け易さで選ぶ浮沈子(鍾乳石や洞窟自体の美しさじゃない!?)にとっては、水面へのアクセスの容易さと、施設の快適さは重要だ。

シュロは、シャワーこそないものの、トイレがちゃんとあり、水面への階段も整備されていて距離も短い(ちょっと天井が低いけど)。

前のブログにも書いたが、ギャングの首領(エルメンチョ)が当局との銃撃戦で死亡した関係で、組織の報復テロが発生した日に潜っている(滞在していたトゥルム市内のコンビニ(OXXO)も放火されました)。

その意味でも、忘れ難いダイビングになっちまったな・・・。

😼メキシコへの道:第5章:チャン・アクトゥン・ハ ― 2026年03月02日 08:35

メキシコへの道:第5章:チャン・アクトゥン・ハ
メキシコへの道:第5章:チャン・アクトゥン・ハ


今回初めて行ったセノーテ。

一度行ったら、決して忘れないだろうことは間違いない!。

水面、きったねーっ!。

「ちょっと、ここ潜るの?」的なノリだ。

カーウォッシュの現地名が「アクトゥン・ハ」なので、検索すると紛らわしい。

(イグアナダイバーズさんのページ)
https://www.iguana-divers.com/cenote

「アクトゥン・ハ

通称「カー・ウォッシュ」と呼ばれるこのセノーテは大きなエントランスが広がり比較的エントリーしやすいセノーテです。洞窟の中も広く狭い空間は苦手という方でも楽しむことができます。運がよければ水面にワニも現れる珍しいポイントです。水中には蓮がありフォトジェニックなセノーテでもあります。」

水面が広くて、オープンウォーターエリアが美しく、湖畔の売店で出してくれるコーヒーも美味い、浮沈子的一押しセノーテだが、チャン・アクトゥン・ハの方は似てるのは名前だけで、もう、フォトジェニックとは程遠い(そもそも、池の水が濁っていて、何も見えないゼロビジ状態)。

ちなみに、チャンというのは現地語で「小さい」という意味だそうだ(アクトゥン:洞窟、ハ:水。合わせて、「小さい水中洞窟」の意)。

場所的には、もう、トゥルムの町はずれと言っていいほど近い。

大家さん(所有者)の家(トゥルム市内)でカギを受け取って、現地にある門のカギ(カギを任された鈴木さんが開けるのに苦労してましたが)を開けて入る。

ここもトイレがあって、手洗いの水道も出る。

つーか、1本目上がってきて、手(と口の周り)を洗わずに昼飯のサンドイッチを食う気にはなれない・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

大家さんが後からきて、チキンの蒸し焼きを作っていて、少しおすそ分けしてくれたのでいいことにしよう(日本で言えば、焚火で焼いた焼き芋的なノリか)。

こういうところが、実にメキシコ的だな。

1本目は上がり下がりの多い、ハロックラインを楽しませるコースで、2本目は動物の骨(ハイロさんも、何の骨かは知らない)を見に行った。

画像は、2本目のプロファイル。

前の記事のシュロでは、浅いところを通って上がってくる関係で、特に安全停止はしていないけど、ここでは、ほぼ左右対称のプロファイルではあるけど、浮上の際に数分の安全停止をしていることが分かる。

この水深(5mくらい?)から上は、もう、何も見えない。

キッタネー水(水中の藻類の濁り)で、自分の手の先も見えない。

洞窟の入り口は木製のエントリー用の階段の下にあるので、少し泳いでから浮上する感じになるけど、水面に出てもレギュレーターを口から離すわけにはいかない。

まあいい。

こういうところもあるという話だ。

もっとも、水中(洞窟の中)は素晴らしい環境で、洞窟愛(浮沈子には足りないけどな)に溢れるダイバーにはお勧めだ(町から近いので、移動も楽ちんだしな)。

くれぐれも、カーウォッシュ(アクトゥン・ハ)と間違わないようにな・・・。

😼メキシコへの道:第5章:タジマハ(チャイニーズガーデン) ― 2026年03月02日 16:23

メキシコへの道:第5章:タジマハ(チャイニーズガーデン)
メキシコへの道:第5章:タジマハ(チャイニーズガーデン)


ここは前々回のセノーテツアーで1度来ている(2023年12月11日1本目)。

講習では定番のタジマハだが、近隣の工事の関係で一時殆ど使われなくなっていたカバーンラインの途中(一番奥の方)からジャンプして行く(特にアローとかはない)。

最近は、カバーンツアーも再開されているのかもしれない(未確認:それらしきお客さんも陸上では見ました)。

カバーンラインは高低差があり、耳抜き苦手な浮沈子にはきついコースだ(ハロックラインを見せるという、観光的配慮があるのかも)。

まあいい。

で、今回2度目ということでダイコン(前回(メキシコツアーとしては前々回になる)は初代ペトレルで、今回はその後に買ったペルディックス2)のプロファイルを比較した(画像参照:タイムライン(横軸)が少しずれている)。

正確には覚えていないんだが、前回はカバーンラインを往路と復路で同じルートを辿ったはず(行った道を戻ってくる)。

カバーンライン自体はループになっていて、今回はぐるっと1周回った。

プロファイルを見比べても、よく似ていて分かり辛い感じがする。

そもそも、タジマハのカバーンラインがそういう(往路と復路が似たような)深度変化になっているのかもしれない(未確認)。

今回は、間違いなく1周している(帰路は浮沈子が先頭だったからな:それが怪しい?)。

が、問題はそこじゃない。

赤丸の辺りがチャイニーズガーデンなんだが、前回はメインラインの終点まで行かずに引き返している。

今回は深度を下げてラインエンドまで行った(そこで折り返しになる)。

事前の打ち合わせでは、浮沈子がメインライン上で待機し、同行の2人がラインを離れて鍾乳石の傍まで行ってよーく見てくる話になっていた(それが怪しい?)。

講習では、メインラインを離れる際にはREMなどの指向性クッキーを置き、それに絡めてスプールのラインを引いていくことになっている(ロストバディの捜索を除く:その時置くのはアロー)。

環境的にはチャイニーズガーデンはだだっ広いホールだから、シルトが舞ったりしてゼロビジになることはない(たぶん:ラインも高い位置に張ってるしパーコレーションで多少濁る程度か)。

誰かがメインライン上に留まってライトを照らしていれば、そこに戻ることは出来る。

もちろん、ライン上に待機しているダイバーのライトの故障もあり得るから、リスキーであることは間違いない(良い子はマネしないでね!)。

また、待機しているダイバーの器材が故障してしまったら、エアシェアなどする相手がいないわけで、それもリスクだ(サイドマウントなら対応できるという理屈はあるけどな)。

実際には、現地ガイドのジョニーさんも傍にいるので問題はないんだが、チームがばらけるリスクを取ったことはまずいな。

しかもだ、浮沈子がメインライン上で待っているにも拘らず、2人はどんどん先に進んでしまって、ずーっと先の方でメインラインに復帰している。

話が違うじゃん!?(えっ?、浮沈子が待ってるところに戻ってくるんじゃなかったっけえ?)。

ジョニーさんが見るに見かねて、浮沈子に先に進めと合図してきた。

浮沈子に何かトラブルが起これば、彼が対応せざるを得ないからな。

で、暫く待ってから動き出してラインエンドの手前辺りで合流した。

プロファイルは、その辺りのムカつく状況を如実に反映している(そういうことかあ?)。

まあいい。

チャイニーズガーデンは、今回無事にフルケーブ講習を終えたご褒美ということで設定した、プラヤデルカルメン滞在での最終ファンダイブだ(この日は、この1本だけ)。

気分よく終えるのがよろしい。

ぐちぐち言いたいのは山々だが、浮沈子的にも「合図の一つくらいくれてもいいのに・・・」程度しか言わなかった(でも、こーしてブログネタにはしてるけどな)。

考えて見れば、浮沈子側が臨機応変の判断の欠如を指摘されても仕方ない。

ラインの先で合流する状況で、頑なに元の位置に留まっていたのは確かに柔軟性に欠ける。

ジョニーさんに促されても、1度は「ここで待機ということになってる」とアピールしたしな(それでも「行け!」と指示されて、ようやく動き出したというのが真相だ)。

現実のダイビングでは、想定外の出来事が次々と起こる。

それらに、正しく対応し続ける柔軟性を失えば、トラブルの連鎖を招きかねない。

浮沈子的反省事項だ。

その背景には、耳抜きが苦手で深度変化を伴うラインエンドへ行くことへの躊躇いがあったことも事実だ。

どーせここに戻ってくるんだから、ここで待っていれば耳抜きでトラブる心配もない・・・。

チャイニーズガーデンのメインラインの先は急に狭くなっていて、ダブルタンクでは行くことが出来ないことは事前に分かっている。

ガス的にも、ステージを持たなければムリポかも知れない(未確認)。

今回のプロファイルには、浮沈子がターンプレッシャーになったタイミングも出ている(安全マージンを見ているので、実際には少し手前になります)。

前回潜った時にはトランスミッターで飛ばしていなかったから分からないけど(機械式ゲージ)、記憶では結構ギリギリだったような気がする(だからラインエンドまで行かなかったのかも)。

今回はガス的に少し余裕があったわけで、場慣れしてきた証拠かもしれない。

まあ、どうでもいいんですが。

要するに、戻ってくることが分かっていたから行かなかったという言い訳に過ぎない。

チームで動かなければならないという基本を忘れている。

事故は、基本を無視して状況に流された時に起こる。

インシデントがアクシデントに発展する。

そのことを再認識できた点でも、貴重なダイビングだったな・・・。

😼メキシコへの道:第5章:エルエデン(エアシェア) ― 2026年03月03日 05:34

メキシコへの道:第5章:エルエデン(エアシェア)
メキシコへの道:第5章:エルエデン(エアシェア)


(Cenote Jardin del Eden (ポンデローザ)- 価格と情報)
https://www.mexicocenotesandruins.com/cenote-jardin-del-eden-ponderosa/

「更新日
2024年2月24日」

「エデン庭園セノーテの 入場料
セノーテ エデンの入場料は大人 200 MXN、子供 100 MXN です (地元住民割引はありません)」

この情報が確かならば、最近の値上げはすさまじい話だ。

確認しておこう、エルエデンの今回の入場料は500ペソ(メキシコドル:本日のレートで4500円余り)である!。

セノーテダイビングの料金が、一般入場料と比較して特別高いのかどうかは知らない。

今回は、13日と16日の2回訪れた。

<<プラヤデルカルメン滞在の内容>>
11日:タジマハ(洞窟慣れ)
12日:タジマハ(ラインコンタクト、エアシェア)
13日:エルエデン(ジャンプとギャップ)
14日:ミノタウロ(サーキット)
15日:タジマハ(トラバース、ロストバディ)
16日:エルエデン(T、エアシェア+タッチコンタクト)
17日:タジマハ(ミニツアー+ロストライン)
18日:タジマハ(チャイニーズガーデン)

講習は17日のロストラインまでで終了し、チャイニーズガーデンはファンダイブだ(順序は逆になっているけどミニツアーもファンダイブだった:ロストラインのトレーニングが水を濁してしまうため、当日に順序を入れ替えている)。

受講生の鈴木さんは既にバリバリのテクニカルダイバーで、浮沈子が落第したアドバンスレック(沈船のペネトレーションスキル)も持っている(中性浮力とかトリムは完璧です!)。

当然ラインワークも出来るわけで、洞窟潜水固有の様々な小技を習得するだけでいい。

浮沈子が9日間掛かったコースをあっさり6日半で終了している(カバーンやオープンエリアでの講習はなかったからな)。

ダブルタンクという設えの制約(特性)を除けば、楽勝の講習だったわけだ(浮沈子が出した天然トラブルの方が多かったかも!?)。

で、今回取り上げるエルエデン(エデン)での16日の講習中に、浮沈子が出した天然トラブルは致命的だ(文字通り)。

その日の課題は午前中にT(ティー:分岐の意)、午後の2本目はエアシェア+ラインコンタクトという定番のスキルだ。

視界を失った状況で、バディからガスを貰いつつ、ラインコンタクトしながら出口を目指す。

一昨年手に入れたトランスミッターで、ガス消費のデータを見ることが出来るようになったので、このトレーニングにおけるサイドマウントダイバーのガス消費の特性が見られるようになった(画像参照)。

赤っぽい線で示されているのがロングホース側(右のタンク)である(白い線がショートホース側:左のタンク)。

ロングホースからショートホースにチェンジして数分後、エアシェアのスキルが始まる(最初は浮沈子が与える側(ドナー側):ラインコンタクトした後、マスクに覆いを被せられて、実際に視界も失われる)。

グラフで見ると、両方のタンクから同時にガスが減っているのが確認できる(鈴木さんのガス消費量の方が浮沈子よりやや多いかな:トレーニングでも、ガスを与えられる側(アウトオブガス側)のダイバーにはストレスが掛かっている)。

40分過ぎくらいにカットが入る(15分くらい実施か)。

浮沈子がロングホースを仕舞ったりするのに時間が掛かるが、その後ですぐに立場を逆にしてエアシェア+ラインコンタクトが始まる。

浮沈子のガスの消費は、この間全くない(ドナー側からの美味しいガスを、遠慮なく吸わせていただく!)。

練習だからガバガバ気楽に吸っちまうけど(人様のガスは、何故か美味しい!)、実際の状況はトラブルを抱え、共通のガス(ここ、重要です!)を分け合いながら必死に出口を目指しているわけだ。

立場上は、ガスを与えられている浮沈子は、ドナー側に生殺与奪の権を握られていることになる。

3分の1ルール(状況によって変わりますが)とかを、しっかり守っていないといざという時に生きて還ることが出来なくなる。

しかも、想定されている状況はゼロビジだ。

コンタクトしているラインから手を離せば、戻るべき出口を2人して失うことになる・・・。

浮沈子が手探りでラインが結ばれている鍾乳石を確認していた時、ロングホースを持っていた手が、その命綱であるラインから離れてしまった!。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

007は死んだな・・・。

こういう事態でパニクらない程度の訓練は積んでいる。

ロングホースは持っているわけだし、そのロングホースを辿ればドナー側がロングホースと一緒に握っている(に違いない)ラインを見つけられるはずだ。

多少ジタバタしたけど、そのことに気付いてロングホースを手繰って、鈴木さんが保持していたラインを見つけることが出来た(竹内さんは、見かねてマスクの覆いを外してくれたけど、その時にはラインは見つけていた)。

やれやれ・・・。

ドナー側がちゃんとロングホースと一緒にラインを保持していれば、命永らえることが出来る。

おそらく、呼吸は荒くなり、ガスの消費も増えてしまい、その場から動けない時間が発生しているわけで、出口に向かう効率は落ちているけど、プロファイルには現れていない(人様のガスは、何故か美味しい!?)。

58分くらいに、エアシェア+ラインコンタクトは終了している(12分間程度:浮沈子は添え物だからな)。

まあいい。

往路で何事もなく泳いでいる時には、最悪のトラブルが発生し、エアシェア+ラインコンタクトで戻れる速度で泳いでいかなければならない。

逆に、エアシェア+ラインコンタクトで戻る際には、往路で泳いだ速度で戻れなければならない。

浮沈子が先頭で泳ぐときの速度は、このルートをそうやって戻ってくることを常に念頭に置いている(ホントかあ?)。

ラインがタイしてあるところを通過する際には、分岐が出ていないかやタイの状態をよく見るようにしている(斜めにショートカットしてるんじゃねーのかあ?)。

命を守るためのスキルは、何事もなかった時には無駄に映る。

浮沈子は日常では自転車で移動することが多いが、一時停止と左右の安全確認は省略することなく励行している。

停止線の直前で足を着き、タイヤを完全に止めて停止する。

2輪車の場合は、少し前進して、もう1回だけ停止して安全を確認することもある(自動車の場合には、更にもう1回止まる:合計3回(➀停止線、➁交差点への侵入とコーナーミラー(あれば)での確認、➂自分自身の目での目視での直接確認)の多段階停止だ)。

停止線での停止だけでは、多くの交差点で、左右の安全確認をすることが出来ないからな。

そうやって、一時停止の交差点でもたもたしている浮沈子の横を、近所のおばちゃんの乗る自転車(アシスト量が浮沈子の自転車の2倍になっている高性能ママチャリ)が、一時停止など一切せずに全速力でぶち抜いていく・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は痩せても枯れてもフルケーブダイバーだ(えーと、痩せてませんけど・・・)。

命を守るためのルールは、一見無駄に見えても疎かにしない。

スキルが上がれば、それらをスムーズに、ミスなく、手早くこなせるようになるかも知れないし、それができればストレスが減ってガスの消費量も少なくなり、より安全に潜れるようになる。

省略したり、飛ばしたりは出来ないのだ。

メキシコに通い始めて5回目になるけど(ケーブ(カバーン含む)にも100本以上潜ってますが)、それでも十分とは言えない。

お尻には、卵の殻が付いているひよっこのケーブダイバー初心者に過ぎない。

未だに命に係わるミスも侵す。

修業はまだまだ続くな・・・。

😼メキシコへの道:第5章:ロストライン ― 2026年03月06日 05:18

メキシコへの道:第5章:ロストライン
メキシコへの道:第5章:ロストライン


この記事を書こうか書くまいか、浮沈子はずいぶん迷った。

講習の最終日(予備日程を除く)、洞窟潜水の定番、お約束のスキルを行う。

そう、ロストラインだ。

浮沈子は、これを陸上でも、海洋のトレーニングでも、セノーテの本番でも、その後の練習でも、何度も繰り返して行っている。

昨年には、アドバンスドレックの講習で、細部に微妙な違いはあるものの、沈船内でも行っている(名古屋のプールでも練習しました)。

薬籠中にしているはずのスキルなわけだ(都合、10回はやってるからな:ロストラインスペシャリストかあ?)。

で、今回は致命的なミスを犯している。

既に、エアシェア+ラインコンタクトで、ロングホースと共に確保していたラインから手を離すという致命的なミスを犯し、一度死んでいるわけだが、ロストラインでも2度目に死んだ(007も二度死ぬからな)。

スキルの詳細は割愛するけど、要するに1度目の探索でラインを見つけることが出来なかった。

それは想定の範囲内なんだが、具体な状況は致命的だった。

誤った方向を探索して、戻ろうかどうしようかというタイミングだったんだが、行った先が頭上に天井が張り出しているところで、戻る際に浮上することが出来ないだけではなく、下手をすればUターンも出来ない狭いところだったわけだ。

やれやれ・・・。

まだ、セーフティ・リールに巻いてあるラインには余裕があり、もう少し先に行くことも出来たけど、誤った方向でどれだけ進むかの判断のタイミングも後れている。

竹内さんが中断して、元の場所に戻してくれて2度目の探索を始めて成功したんだが、この間のガス消費量は50バール近い。

やれやれ・・・。

これでは、仮にメインラインにたどり着けたとしても、ガス量が足りなくなって戻ることが出来なくなる恐れがある。

が、問題はそれだけじゃない。

プロファイル(画像参照)を見て分かる通り、浮沈子はこの間、サイドマウントのタンクの切り替えを全くしていない。

その結果、スキルを終了した時点で両方のタンクの圧力差は70バールを超えている。

やれやれ・・・。

タンクのバランスが崩れるだけではなく、残圧が多いタンクのレギュレーターやバルブが故障すれば、少ないタンクのガスだけで帰ってこなければならない。

それでなくても、ロストしたラインの探索で余分なガスを吸っているところに持ってきて、片減りしたタンクのリスクも抱えちまったわけだ。

ロストライン+探索の失敗+ガスの片減り。

もちろん、竹内さんはそのことには気づいていて、スキルが終了して待機する前に、残圧を確認しろという指示が飛んだ(もちろん、浮沈子はその前に気付いて、見つからないようにこっそり交換してたんだが(何かのスキル終了後には、残圧確認する習慣はあるからな)、バレテーラ・・・)。

まあいい。

最終試験の項目だったが、鈴木さんも無事通過して目出度く全講習を修了してフルケーブダイバーの誕生になった。

竹内さん的には、浮沈子に先にサクッとお手本をやらせて、さっさと受講生の番にしたかったようだが、思惑が外れた感じだ。

スキルをやった場所は、タジマハのメインラインを少し行ったところで、ガイドのジョニーさんも、ここなら水濁しても大丈夫と指示してくれたところだ。

タジマハやエルエデンは、講習御用達のセノーテだからな。

午後の時間で濁す分には文句は言われない(朝一だとマズいかもな)。

今回のロストラインでのチョンボは、浮沈子的にはショックが大きい。

ストレス下でのアウェアネス(自分自身や装備に対する)の欠如が露になった感じだ。

ロストラインというスキルに限らず、今後、ハイリスクなテクニカルダイビングを継続できるかどうかにも係わる。

年齢的にも体力的にも、もちろん注意力や集中力の面でも、限界が見えてきたような気もする。

少し経験値が上がってきていることもあり、何事もなければボロを出さずに済んでいるけど(ホントかあ?)、何かがあった時には対応できなくなる可能性がある。

ハイリスクなダイビングでは、それは自分自身だけではなく、チーム全体を危険にさらすことになるからな。

そこは見極めていかなければならない。

三保先生が言ってたっけな・・・。

洞窟ダイバーは、地上で死ななければならない(水中で死んではならないという意味)。

安全に潜ることが出来なくなれば、ケーブダイビングをやめるしかない。

何時かそういう日が来ることは間違いないが、ちゃんと潜れるようになる前にやってくるとしたら情けない話だ。

が、情けなかろうが何だろうが、ヤバくなったら撤退しかない。

そろそろ、そういう決断も必要になってきたのかもしれない。

致命的なミスを、実際の場で犯す前にな・・・。