😼エボラ:BVD用の治療薬を探る ― 2026年05月21日 12:33
エボラ:BVD用の治療薬を探る
(米国は小規模バイオテクノロジー企業と協力してエボラ出血熱の実験的治療薬を開発中、と保健福祉省高官が述べた。)
https://www.reuters.com/legal/litigation/us-working-with-small-biotech-firm-experimental-ebola-treatment-bloomberg-news-2026-05-20/
「実験的なエボラ治療薬を利用可能にするため、マップ・バイオファーマシューティカル社と協力」
「非公開のバイオテクノロジー企業は、生物医学先端研究開発局(BARDA)と協力して、連携した準備活動の一環として、高リスクの個人への使用を想定した治療薬を供給している」
はて、聞いたことない会社だなあ・・・。
「サンディエゴに拠点を置くMapp社は、感染症に対するワクチンと医薬品の開発に注力しており、2014年のエボラ出血熱流行時に使用された実験的なエボラ治療薬ZMappを開発した実績がある。」
ああっ、聞いたことある、ある!。
「同社はウェブサイト上で、ZMappは販売中止になったと述べ、スーダン種を含む複数のエボラウイルスを標的とする実験的なモノクローナル抗体治療薬であるMBP134を開発パイプラインに挙げている。」
「この治験段階のモノクローナル抗体治療薬は、他のエボラウイルスと密接に関連するスーダンウイルスに対処するため、BARDAの支援を受けた長年の官民連携を通じて開発された」
「実験データによると、この治療法は、現在発生しているエボラ出血熱の原因ウイルスであるブンディブギョ型エボラウイルスに対して有効である可能性が示唆されている。」
「この製品の潜在的な使用については、ASPR、FDA、国務省を含む政府全体のアプローチを通じて調整されている」
ブンディブギョウイルス疾患(BVD)に承認された治療薬がないという金太郎飴な話は聞き飽きている(ワクチンもないけど)。
(米当局、エボラ治験薬提供に向けバイオ企業と協力=政府高官)
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/LZYHRGTGTNMGHJSH4BUPNPB2WA-2026-05-20/
「米当局が、エボラ出血熱を引き起こすエボラウイルスにさらされた可能性がある人々に対して実験的な治療薬を提供できるよう、バイオテクノロジー企業マップ・バイオファーマシューティカル社と協力している。米厚生省高官の1人が20日明らかにした。」
内容は同じだな。
このリークには、当局の隠された意図を感じる。
「高官の話では、治療薬を実際に使う可能性については、準備・対応担当次官補局(ASPR)、食品医薬品局(FDA)、および国務省が関与する政府一体のアプローチを通じて調整されている。」
調整を加速させようとしているのかも知れないし、単なるエクスキューズの可能性もある。
まあ、どうでもいいんですが。
(西アフリカのエボラ流行から10年──治療薬の備蓄促進を)
https://www.msf.or.jp/news/press/detail/cod20240322st.html
「2020年に米国食品医薬品局(FDA)は2つの治療薬を承認した。2022年には世界保健機関(WHO)によって推奨」(いずれもザイールエボラウイルスにしか対応できない)
・ジェネロンがインマゼブとして販売している「REGN-EB3(アトルティビマブ・マフティビマブ・オデシビマブ)」
・リッジバックがエバンガとして販売している「mAb114(アンスビマブ)」
「現在、ほぼすべての在庫が米国の国家安全保障とバイオテロ対策用に備蓄されている」
我が国にも、副作用(催奇形性)の関係で使うに使えない治療薬(候補?)が大量に備蓄・管理されている。
(ファビピラビル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%93%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AB
「RNAポリメラーゼ阻害剤である。」
「日本での商品名はアビガン」
「日本ではインフルエンザと重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の2つの疾患で承認」
「中華人民共和国では、浙江海正薬業股份有限公司がライセンスを取得して生産していた。ただし、2019年に中国における富士フイルムのファビピラビルの物質特許は失効しており、それ以降はライセンスによらずに、後発医薬品(商品名「法维拉韦」)として製造している。」
「細胞内におけるウイルスRNAの複製を妨げることで増殖を防ぐ仕組み」
「プリンヌクレオシド三リン酸(ATP、GTP)と競合してRNAウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRP、RNA複製酵素)に取り込まれ、取り込まれた部位以降のRNA鎖の伸長を阻害するchain terminator(伸長阻止薬)として作用する」
その作用機序から、RNAウイルスが絡む疾患に対する一定の効果が期待され、インフルエンザとSFTS以外にも、エボラ出血熱ウイルス、ノロウイルス、ウエストナイル熱ウイルス、黄熱ウイルスなどへの適用が模索されている(新型コロナウイルスも薬剤転用研究の対象となっていた:承認はされなかったようです)。
「治療だけでなく、感染予防にも効果的である可能性がある」(ケンブリッジ大学教授のイアン・グッドフェローらの研究チーム)
正に万能薬な感じだが、致命的欠陥も認識されている。
「動物実験で胎児に対する催奇形性の可能性が指摘された」
「催奇形性の危険があるにもかかわらず承認されたのは、既存の抗インフルエンザウイルス薬は、ウイルスを細胞内に閉じ込めることで感染細胞を増やさない働きをするのに対し、アビガンはウイルスの遺伝子複製そのものを阻害するため、作用機序が全く異なり、既存薬に耐性を有するウイルスが蔓延した場合の備えになると期待されたためである」
「2017年3月9日、厚生労働省は、新型インフルエンザの流行に備えアビガン錠を備蓄することを決め、2017年度に3万人分を発注する随意契約を3月30日に結ぶ方針であることを発表した。同月30日、日本国政府の新型インフルエンザ等対策有識者会議は、約200万人分を上限目標に備蓄することとし、厚生労働省は同日、約4万7000人分のアビガンを購入する契約を富山化学と結んだ。」
副作用については明確だ。
「副作用・禁忌
妊娠した動物への実験で催奇形性が確認されているため、妊婦および避妊無し性交渉から2週間未満の女性への投与は禁忌である。また上記の理由のために男女とも薬が体内に残っている投与期間中および投与終了後7日間、性交を行う場合は必ず避妊しなければならない。」
「安全性評価対象症例501例中、副作用が100例(19.96%)に認められた(臨床検査値異常を含む)。主な副作用は、血中尿酸増加24例(4.79%)、下痢24例(4.79%)、好中球数減少9例(1.80%)、AST(GOT)増加9例(1.80%)、ALT(GPT)増加8例(1.60%)等。」
投与中に、目の色が青くなったり、目や体の一部が蛍光を発したりする事例も報告されている。
「新型コロナウイルスの治療中に目が青色に変わる事例が2021年12月にインドで発生した。この事例の場合は角膜が青く変色しているのが確認された。そのほかにも2023年4月ににも生後6ヶ月の男児でも目の色の変色が確認された。この男児は投与を停止してから5日目に目の色が正常に戻ったことが確認されている。そのほかにも目が蛍光を示したり爪や髪に紫外線ライトを照射した結果、蛍光が確認された事例もある。ファビピラビルを投与して体の一部が変色した事例は複数件報告されているが、詳細は明らかにはなっていない。」
まあいい。
「2026年5月18日、上野賢一郎厚生労働相は、時事通信の取材に対して、ハンタウイルスに関連して、英国から要請を受け、政府が備蓄している抗ウイルス薬「アビガン」を英国に提供したことを明らかにした。ハンタウイルスについての、ファビピラヴィルの人に対する臨床実験データはないが、動物実験では生存率が向上したとされている。」
BVDの流行に伴って、アビガンの名前を再び聞くことになるかもな・・・。
(米国は小規模バイオテクノロジー企業と協力してエボラ出血熱の実験的治療薬を開発中、と保健福祉省高官が述べた。)
https://www.reuters.com/legal/litigation/us-working-with-small-biotech-firm-experimental-ebola-treatment-bloomberg-news-2026-05-20/
「実験的なエボラ治療薬を利用可能にするため、マップ・バイオファーマシューティカル社と協力」
「非公開のバイオテクノロジー企業は、生物医学先端研究開発局(BARDA)と協力して、連携した準備活動の一環として、高リスクの個人への使用を想定した治療薬を供給している」
はて、聞いたことない会社だなあ・・・。
「サンディエゴに拠点を置くMapp社は、感染症に対するワクチンと医薬品の開発に注力しており、2014年のエボラ出血熱流行時に使用された実験的なエボラ治療薬ZMappを開発した実績がある。」
ああっ、聞いたことある、ある!。
「同社はウェブサイト上で、ZMappは販売中止になったと述べ、スーダン種を含む複数のエボラウイルスを標的とする実験的なモノクローナル抗体治療薬であるMBP134を開発パイプラインに挙げている。」
「この治験段階のモノクローナル抗体治療薬は、他のエボラウイルスと密接に関連するスーダンウイルスに対処するため、BARDAの支援を受けた長年の官民連携を通じて開発された」
「実験データによると、この治療法は、現在発生しているエボラ出血熱の原因ウイルスであるブンディブギョ型エボラウイルスに対して有効である可能性が示唆されている。」
「この製品の潜在的な使用については、ASPR、FDA、国務省を含む政府全体のアプローチを通じて調整されている」
ブンディブギョウイルス疾患(BVD)に承認された治療薬がないという金太郎飴な話は聞き飽きている(ワクチンもないけど)。
(米当局、エボラ治験薬提供に向けバイオ企業と協力=政府高官)
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/LZYHRGTGTNMGHJSH4BUPNPB2WA-2026-05-20/
「米当局が、エボラ出血熱を引き起こすエボラウイルスにさらされた可能性がある人々に対して実験的な治療薬を提供できるよう、バイオテクノロジー企業マップ・バイオファーマシューティカル社と協力している。米厚生省高官の1人が20日明らかにした。」
内容は同じだな。
このリークには、当局の隠された意図を感じる。
「高官の話では、治療薬を実際に使う可能性については、準備・対応担当次官補局(ASPR)、食品医薬品局(FDA)、および国務省が関与する政府一体のアプローチを通じて調整されている。」
調整を加速させようとしているのかも知れないし、単なるエクスキューズの可能性もある。
まあ、どうでもいいんですが。
(西アフリカのエボラ流行から10年──治療薬の備蓄促進を)
https://www.msf.or.jp/news/press/detail/cod20240322st.html
「2020年に米国食品医薬品局(FDA)は2つの治療薬を承認した。2022年には世界保健機関(WHO)によって推奨」(いずれもザイールエボラウイルスにしか対応できない)
・ジェネロンがインマゼブとして販売している「REGN-EB3(アトルティビマブ・マフティビマブ・オデシビマブ)」
・リッジバックがエバンガとして販売している「mAb114(アンスビマブ)」
「現在、ほぼすべての在庫が米国の国家安全保障とバイオテロ対策用に備蓄されている」
我が国にも、副作用(催奇形性)の関係で使うに使えない治療薬(候補?)が大量に備蓄・管理されている。
(ファビピラビル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%93%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AB
「RNAポリメラーゼ阻害剤である。」
「日本での商品名はアビガン」
「日本ではインフルエンザと重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の2つの疾患で承認」
「中華人民共和国では、浙江海正薬業股份有限公司がライセンスを取得して生産していた。ただし、2019年に中国における富士フイルムのファビピラビルの物質特許は失効しており、それ以降はライセンスによらずに、後発医薬品(商品名「法维拉韦」)として製造している。」
「細胞内におけるウイルスRNAの複製を妨げることで増殖を防ぐ仕組み」
「プリンヌクレオシド三リン酸(ATP、GTP)と競合してRNAウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRP、RNA複製酵素)に取り込まれ、取り込まれた部位以降のRNA鎖の伸長を阻害するchain terminator(伸長阻止薬)として作用する」
その作用機序から、RNAウイルスが絡む疾患に対する一定の効果が期待され、インフルエンザとSFTS以外にも、エボラ出血熱ウイルス、ノロウイルス、ウエストナイル熱ウイルス、黄熱ウイルスなどへの適用が模索されている(新型コロナウイルスも薬剤転用研究の対象となっていた:承認はされなかったようです)。
「治療だけでなく、感染予防にも効果的である可能性がある」(ケンブリッジ大学教授のイアン・グッドフェローらの研究チーム)
正に万能薬な感じだが、致命的欠陥も認識されている。
「動物実験で胎児に対する催奇形性の可能性が指摘された」
「催奇形性の危険があるにもかかわらず承認されたのは、既存の抗インフルエンザウイルス薬は、ウイルスを細胞内に閉じ込めることで感染細胞を増やさない働きをするのに対し、アビガンはウイルスの遺伝子複製そのものを阻害するため、作用機序が全く異なり、既存薬に耐性を有するウイルスが蔓延した場合の備えになると期待されたためである」
「2017年3月9日、厚生労働省は、新型インフルエンザの流行に備えアビガン錠を備蓄することを決め、2017年度に3万人分を発注する随意契約を3月30日に結ぶ方針であることを発表した。同月30日、日本国政府の新型インフルエンザ等対策有識者会議は、約200万人分を上限目標に備蓄することとし、厚生労働省は同日、約4万7000人分のアビガンを購入する契約を富山化学と結んだ。」
副作用については明確だ。
「副作用・禁忌
妊娠した動物への実験で催奇形性が確認されているため、妊婦および避妊無し性交渉から2週間未満の女性への投与は禁忌である。また上記の理由のために男女とも薬が体内に残っている投与期間中および投与終了後7日間、性交を行う場合は必ず避妊しなければならない。」
「安全性評価対象症例501例中、副作用が100例(19.96%)に認められた(臨床検査値異常を含む)。主な副作用は、血中尿酸増加24例(4.79%)、下痢24例(4.79%)、好中球数減少9例(1.80%)、AST(GOT)増加9例(1.80%)、ALT(GPT)増加8例(1.60%)等。」
投与中に、目の色が青くなったり、目や体の一部が蛍光を発したりする事例も報告されている。
「新型コロナウイルスの治療中に目が青色に変わる事例が2021年12月にインドで発生した。この事例の場合は角膜が青く変色しているのが確認された。そのほかにも2023年4月ににも生後6ヶ月の男児でも目の色の変色が確認された。この男児は投与を停止してから5日目に目の色が正常に戻ったことが確認されている。そのほかにも目が蛍光を示したり爪や髪に紫外線ライトを照射した結果、蛍光が確認された事例もある。ファビピラビルを投与して体の一部が変色した事例は複数件報告されているが、詳細は明らかにはなっていない。」
まあいい。
「2026年5月18日、上野賢一郎厚生労働相は、時事通信の取材に対して、ハンタウイルスに関連して、英国から要請を受け、政府が備蓄している抗ウイルス薬「アビガン」を英国に提供したことを明らかにした。ハンタウイルスについての、ファビピラヴィルの人に対する臨床実験データはないが、動物実験では生存率が向上したとされている。」
BVDの流行に伴って、アビガンの名前を再び聞くことになるかもな・・・。
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