😼欧州大戦争:停戦協議終わる:茶番だな ― 2025年05月16日 23:46
欧州大戦争:停戦協議終わる:茶番だな
(ロシア ウクライナ直接協議が終了 複数メディア伝える)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807211000.html
「ロシアの複数の国営メディアは日本時間の16日午後9時半前、トルコのイスタンブールで行われていたロシアとウクライナの停戦をめぐる高官級の直接協議が終了したと伝えました。」
「少なくとも30日間の停戦や捕虜全員の交換を含む具体的な行動をとる覚悟をロシアが示してこそ和平が可能となる」(ウクライナのウメロフ国防相:ウクライナ代表団トップ)
「直接協議の課題は、この紛争の根本原因を取り除き、いずれはウクライナとの間で長期的な和平を達成することだ」(ロシアのメジンスキー大統領補佐官:ロシア代表団トップ)
隔たりは大きく、漏れ聞こえてくる話は互いを非難することばっか・・・。
(ウクライナ戦争最新情報:和平交渉は一時停止したとロシアメディアが報じる。ゼレンスキー氏はプーチン氏が自分と会うのを恐れていると非難。)
https://news.sky.com/story/ukraine-war-latest-peace-talks-zelenskyy-putin-istanbul-crimea-baltic-nato-jet-clarke-frontline-turkey-erdogan-12541713
「ロイター通信によると、交渉は2時間も経たずに終了した。
会談の現状について、さらにレポートをお届けします。
以前お伝えした通り、事実上は終わった可能性の方が高そうです。
ロイター通信によれば、衝突は2時間未満で終わったという。
報告書では、進展の兆候は見られなかったと付け加えた。
ウクライナの情報筋は、会談におけるロシアの要求は「全く意味がない」と述べた。」
(ロシアは会談中にウクライナに対し、依然としてキエフの支配下にある土地の譲渡を要求したと情報筋が語る)
https://edition.cnn.com/world/live-news/russia-ukraine-peace-talks-intl-05-16-25?t=1747395426611
「ロシアはウクライナに対し、係争中の東部4地域からの完全撤退を要求したかとの質問に対し、情報筋は「はい」と答えた。」
やれやれ・・・。
「ロシア代表団には重要な決定を下す権限がなかったとウクライナ筋が語る」
「彼らは戦争を終わらせるために何か意味のある決定を下す準備ができていない」(情報筋)
それぞれ言いたい放題言って終わりだ。
が、それでも、言い合ったことは重要だ。
情報戦(宣伝戦)というのは、何らかのアクションがあった方が効果的だからな。
もともと、何らかの進展があるとは考えられていなかった。
「ロシアは「紛争の根本原因を除去する」として、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟の断念を含む「中立化」などを主張しているほか、領土をめぐっても譲歩する姿勢は示しておらず、双方の立場の隔たりは大きく、協議は難航が予想されます。」(初出のN社の記事より)
何時だったか忘れたけど、トランプは一時期、ロシアが現在の前線を領土境界にすると言ってたけどな。
また、要求の嵩を上げてきたんだろう(つーか、元に戻しただけ)。
まあ、どうでもいいんですが。
ウクライナは無条件停戦を模索したんだろうが、それはあっさりと躱され、従来の要求を突き付けられただけで引っ込まざるを得なくなった。
(ロシアとウクライナの直接交渉終了、3年ぶり 溝埋まらず)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/47A3IQVETRLOVI75GO5UOOFGWU-2025-05-16/
「ロシアの要求には「実現不可能な条件や非建設的な条件」が含まれていたとし、「現実から乖離(かいり)し、これまで話し合われたことの範囲をはるかに超えていた」」(ウクライナ筋)
「最優先事項は、完全かつ無条件で誠実な停戦だ。殺害行為を止め、外交の確固たる基盤を築くためには、停戦は直ちに実現されなければならない」(ゼレンスキー大統領)
夢は潰えた(そうなのかあ?)。
地下資源を差し出し、国家の富を明け渡して米国の支援を頼み、差し違える覚悟で臨んだ首脳会談を蹴られ、相手の下っ端にテキトーにあしらわれて無様を晒している(そういうことかあ?)。
「欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、「(プーチン氏は)平和を望んでおらず、圧力を強める必要がある」と述べ、EUが新たな対ロシア制裁を準備していることを明らかにした。」
浮沈子は、欧州にそんな芸当は出来ないと見ている。
ふん、出来るのなら、既にやってるだろう。
まして、それがロシアに停戦なり、他の譲歩を引き出す効果があるかと言われれば、極めて怪しい。
「今回の交渉では何も達成できないと思う。プーチン大統領は停戦には興味がない。ロシアという国自体がなくなったとき、ようやくこの戦争が終わるだろう」(初出のN社の記事より:キエフでインタビューに応じた戦闘にも参加した退役軍人だという44歳の男性)
いや、まあ、そりゃあそうなんだろうが、その前にウクライナがなくなっちまうだろうけどな。
ぺスコフは、米ロ首脳会談の重要性に言及している。
「そのような会談は間違いなく必要だ。ロシアとアメリカの2国間関係の観点からも必要であり、ウクライナ情勢を含む国際問題や地域情勢に関する最高レベルでの真剣な議論を行うという観点からも必要だ」「首脳会談の前には、長期にわたる準備が必ず行われる。ロシアとアメリカの首脳会談であれば、なおさらだ」
トランプもマルコルビオも、米ロ首脳会談が突破口だと見ている。
逆に言えば、それ以外の全ての交渉は茶番だ。
そこまでは言わないとしても、最終的に停戦を決定できるのはそれだけだろう。
今回の交渉は、米国の立会無しで行われた(立ち会ったのは、仲介国のトルコ外相だけ)。
西側の直前の打ち合わせには、欧州関係者を含め、マルコルビオらも加わったと言われている。
「直接交渉に先立ち、ウクライナ代表団は米国、トルコと協議した。イエルマーク大統領府長官は、シビハ外相、ウメロフ国防相とともに、ケロッグ米ウクライナ担当特使や、仏英独各国首脳側近と協議したと交流サイト(SNS)に投稿した。」(ロイター)
ほほう、ウィットコフ特使(中東担当)は行かなかったんだ・・・。
中東歴訪中のトランプについている必要があったからだろうな。
アンカラにいたはずのゼレンスキーは、話し合いの当日はアルバニアに移動している。
「トルコでプーチンを待つ」というのが、完全なパフォーマンスだったというオチが付いている。
まあいい。
イスタンブールを巡る大芝居は終わった。
いつの日か、本当の停戦交渉が行われ、馬鹿げたドンパチが終息することを願おう。
それを決めるのはプーチンじゃない。
ゼレンスキーでもトランプでもない。
ウクライナの人々が決める。
彼らが選んだ指導者が決める。
そして、その結果を受け入れることになる。
ロシアは、そうし続けてきた。
米国も同じだ。
両国とも悲惨なことになっちまってることは確かだが、んでもって、周りは迷惑千万なことになっているけど、それは彼らを選んだ国民の意思だ。
ウクライナは、停戦したがっているけど、それは自分に都合のいい形での停戦だろう。
もちろん、戦争を始めたのはロシアだと思ってるから、完全に元通りにして賠償や処罰をくらわした形で停戦したいに決まっている。
そうできないのなら、戦争を続けると決めたのは彼らだ。
ゼレンスキーの支持率は7割を超えていると言われる。
浮沈子は、愚かな見栄など捨てて、とっととドンパチ止めればいいと思っているけど、恨みつらみやいろいろないきさつがあって、なかなかそうはいかないんだろう。
その結果は、彼らが負うことになる。
米国は、あと2か月半くらいしか付き合わないだろう。
軍事支援は事実上途絶え、欧州が賄える分だけで戦わざるを得なくなる。
在庫処分とかあるから、欧州経由で米国の武器が流れることはあるだろうけど、経済的に引き合わなければ取引はされないかも知れない。
武器弾薬が滞ればどうなるかは、ウクライナが一番よく分かっているはずだからな。
それを承知で交渉を蹴る。
米国は、ちっとは現実的な解決策を出しているんだろうが、ウクライナは同意しないんだろう。
夏になれば、ウクライナの継戦能力は消える。
ブダノフはウクライナ議会の重鎮たちにそう言っていたし、大方の見方も同じだ。
年内は持たない。
プーチンが焦る必要は、あまりないように思える。
ロシアが明日にも崩壊するという話は、それこそ3年前から聞かされてきた。
おそらく、3年後も聞かされ続けるに違いない(そうなのかあ?)。
が、それはウクライナとの紛争での話じゃない(もう、ないかも!)。
欧州本体、少なくとも東欧諸国との紛争の中での話になるだろう。
こうして茶番を演じている中でも、ロシアは着々とその準備を整えつつある。
北朝鮮との軍事同盟も確立し、後顧の憂いなく数千kmに渡る欧州戦線を展開することが出来る。
欧州が供給し続けてきた武器は、多くのロシア人を殺した。
そのことを、彼らは決して忘れないだろう。
欧州の未来は欧州の人々が決める。
彼らが選んだ指導者が決める。
そして、その結果は欧州の人々が負うことになるのだ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ロシア代表団長「交渉結果に満足」、ウクライナと協議継続)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HLKKSH37FFPC3NEVWV5RRBUXMY-2025-05-16/
「全体として、われわれは結果に満足している。(ウクライナとの)接触を継続する用意がある。向こう数日のうちに、それぞれ1000人という大規模な捕虜交換が行われる」「ウクライナは首脳の直接対話を要請した。われわれはこの要請を留意している」「双方が将来の停戦の可能性についてそれぞれのビジョンを提示し、詳細に説明することで合意した。こうしたビジョンが提示された後、合意された通りに交渉を継続することが適切だと考えている」(ロシア代表団を率いた メジンスキー大統領補佐官)
(ロシア・ウクライナ、過去最大規模の捕虜交換で合意 それぞれ1000人)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/MC7G526Z5FMZ5JIPMAYZJMM7JU-2025-05-16/
「ウクライナのウメロフ国防相は16日、ロシアとウクライナがそれぞれ1000人の戦争捕虜を交換することで合意したと明らかにした。」
つーことは、あれだな、戦争捕虜意外に拉致されたとされるウクライナの人々(子供たち含む)は戻ってこないということなわけだ(未確認)。
やれやれ・・・。
(露ウクライナ、3年ぶりの直接交渉難航 捕虜交換では合意 協議継続へ)
https://www.sankei.com/article/20250517-2QYHLRXE3RNB7D2XHHYNUYKA7I/
「トルコ側は、双方が再交渉する見通しだと明らかにした。」
唯一の救いは、再交渉に道が開けたことだろう。
互いに何十万人もの死傷者を出した戦闘を経て、初回の交渉で笑顔で握手するわけにはいかないからな。
未だに、停戦の道筋さえ見えない。
「AP通信は交渉筋の話として、ロシアが停戦の条件として、ウクライナ東・南部4州からのウクライナ軍の撤退を求めるなど「現実離れした要求」をしていると報じた。」
うーん、あんま「現実離れした要求」とも思えないんだがな。
交渉を続けているうちに、だんだん現実に近づいていくわけだしな(そうなのかあ?)。
その点では、ロシアは現実的な条件を出していると言えよう。
まあいい。
即時停戦は拒否され、ドンパチは続き、捕虜交換の種は尽きないことになった(そういうことかあ?)。
持続可能な停戦交渉のパターンと言えよう(そんなあ!)。
(ロシアは和平交渉で4州割譲を要求、ウクライナと欧州は拒否すると表明)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russia-demands-4-provinces-in-peace-talks-ukraine-and-europe-reject/
「両国の代表団は幾つかの点で合意できたものの、ロシア側は以前として「完全に支配していない4州割譲」を要求し、ウクライナと欧州は「和平交渉におけるロシアの立場を受け入れられない」と表明」
「我々は交渉結果に満足している」「今後もウクライナ側と連絡を取り合う用意がある」「今回の交渉で合意した内容は1,000対1,000の大規模な捕虜交換、ウクライナ側が要請した首脳間交渉の検討、双方が将来の停戦の可能性に関するビジョンを文書で提示することの3点で、引き続き交渉を継続することが適切だと考えている」(ロシア代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官)
「1,000対1,000の捕虜交換が近い将来に行われる」「交換日時も分かっているがまだ話せない」「停戦についてあらゆる方式が協議された」「詳細は後日発表される」「プーチン大統領との直接会談にも取り組んでいる」(ウメロフ国防相)
「懸命な外交努力の結果、ロシアとウクライナの代表団がトルコの仲介によってイスタンブールで会談した」「両国は信頼関係を構築する措置として1,000対1,000の捕虜交換で合意した」「停戦合意を可能にする条件を文書によって共有することでも合意した」「原則的に両国は交渉継続で合意している」(和平交渉を主催したトルコのフィダン外相)
この報道を見ると、悪くない結果に思える。
「ロシア代表団は事実上、イスタンブールでも交渉を打ち切り停戦を拒否した」(トゥスク首相:ポーランド)
うーん、それは言い過ぎなんじゃないだろうか。
「ロシアに対する圧力を強化すべきだ」
「ロシア軍が支配していない地域からのウクライナ軍撤退や4州とクリミアのロシア主権は絶対に認めないと主張」(ゼレンスキー大統領)
「ロシアが戦場の現実以上のものを要求し続けるなら、力ずくでヘルソン州、ザポリージャ州、ドネツク州からウクライナ軍を追い出さなければならず、現在の前進ペースを維持できたとしても数年はかかる見込みで、ロシアの人的資源も資金も無限ではないため、和平交渉を蹴ってプーチン大統領の望みが叶うかどうかはリスクの高いギャンブルになるだろう。」(航空万能論ブログ管理人)
そりゃまあ、「現在の前身ペース」なら、ということになる。
夏以降は、加速するんじゃないのかあ?。
「2025年のロシア軍には2024年ほどの勢いはなく、ウクライナ軍も無条件降伏に追い込まれるほどの破綻を起こしていないためロシアの要求は大きすぎるのだ。」
それは時間の問題かもしれない。
ロシアのリソースも無限じゃないだろうが、それでも数年規模なら現在の攻勢を続けられるだけの力はあるだろう(未確認)。
外国からの援助に頼るウクライナは、たとえ武器や資金が潤沢に供与されたとしても、国内の動員が限界に達し、軍隊を維持できなくなる可能性がある。
ロシアみたいに、北朝鮮に助けてもらうこともできないしな。
トゥスクも、ウクライナに派兵しようとは言わない。
物資などの通過を担うだけだと腰が引けている。
(ポーランド、停戦実現でもウクライナに派兵せず=トゥスク首相)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HOGZFNUHM5IIPFMAY5WU6DO7S4-2024-12-12/
「ポーランドのトゥスク首相は12日、ロシアとウクライナの停戦が実現しても、ポーランドにはウクライナに軍を派遣する計画はないと述べた。」
ウクライナは崖っぷちだ。
4州とクリミアでケリがつくなら安いと思うんだがな。
ぶっちゃけ、ロシアが要求しているのはウクライナ全土だ。
4州とクリミアは停戦条件に過ぎない。
その先のウクライナ全土の支配(傀儡政権による間接支配含む)が得られなければ、停戦は反故になり、ケリがつくまで戦うつもりだ。
もちろん、浮沈子的観点はそれだけじゃない。
トゥスクのポーランドも、カラスのエストニア含むバルト3国も、その他大勢も視野に入っている。
「和平交渉終了後にトランプ大統領と電話で会談したゼレンスキー大統領、マクロン大統領、メルツ首相、スターマー首相、トゥスク首相も「和平交渉におけるロシアの立場を受け入れられない」と発表」(航空万能論)
欧州は、実際の話、他人事じゃないのだ。
事実上の当事者で、ウクライナとはシームレスに繋がっている。
トゥスクが神経質に反応しているのだって、無理もない話だ。
いずれ近いうちに、ロシアと対峙することは覚悟できているんだろう。
その時までに、少しでも痛めつけておきたいだろうからな。
が、それは敵を頑なにさせ、恨みを募らせるだけに終わるかもしれない。
ロシアは、決して忘れない。
そりゃ、アングロサクソンだって忘れないだろうが、スラブ人だって忘れないだろう。
民族の恨みは深いからな・・・。
(ロシア ウクライナ直接協議が終了 複数メディア伝える)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807211000.html
「ロシアの複数の国営メディアは日本時間の16日午後9時半前、トルコのイスタンブールで行われていたロシアとウクライナの停戦をめぐる高官級の直接協議が終了したと伝えました。」
「少なくとも30日間の停戦や捕虜全員の交換を含む具体的な行動をとる覚悟をロシアが示してこそ和平が可能となる」(ウクライナのウメロフ国防相:ウクライナ代表団トップ)
「直接協議の課題は、この紛争の根本原因を取り除き、いずれはウクライナとの間で長期的な和平を達成することだ」(ロシアのメジンスキー大統領補佐官:ロシア代表団トップ)
隔たりは大きく、漏れ聞こえてくる話は互いを非難することばっか・・・。
(ウクライナ戦争最新情報:和平交渉は一時停止したとロシアメディアが報じる。ゼレンスキー氏はプーチン氏が自分と会うのを恐れていると非難。)
https://news.sky.com/story/ukraine-war-latest-peace-talks-zelenskyy-putin-istanbul-crimea-baltic-nato-jet-clarke-frontline-turkey-erdogan-12541713
「ロイター通信によると、交渉は2時間も経たずに終了した。
会談の現状について、さらにレポートをお届けします。
以前お伝えした通り、事実上は終わった可能性の方が高そうです。
ロイター通信によれば、衝突は2時間未満で終わったという。
報告書では、進展の兆候は見られなかったと付け加えた。
ウクライナの情報筋は、会談におけるロシアの要求は「全く意味がない」と述べた。」
(ロシアは会談中にウクライナに対し、依然としてキエフの支配下にある土地の譲渡を要求したと情報筋が語る)
https://edition.cnn.com/world/live-news/russia-ukraine-peace-talks-intl-05-16-25?t=1747395426611
「ロシアはウクライナに対し、係争中の東部4地域からの完全撤退を要求したかとの質問に対し、情報筋は「はい」と答えた。」
やれやれ・・・。
「ロシア代表団には重要な決定を下す権限がなかったとウクライナ筋が語る」
「彼らは戦争を終わらせるために何か意味のある決定を下す準備ができていない」(情報筋)
それぞれ言いたい放題言って終わりだ。
が、それでも、言い合ったことは重要だ。
情報戦(宣伝戦)というのは、何らかのアクションがあった方が効果的だからな。
もともと、何らかの進展があるとは考えられていなかった。
「ロシアは「紛争の根本原因を除去する」として、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟の断念を含む「中立化」などを主張しているほか、領土をめぐっても譲歩する姿勢は示しておらず、双方の立場の隔たりは大きく、協議は難航が予想されます。」(初出のN社の記事より)
何時だったか忘れたけど、トランプは一時期、ロシアが現在の前線を領土境界にすると言ってたけどな。
また、要求の嵩を上げてきたんだろう(つーか、元に戻しただけ)。
まあ、どうでもいいんですが。
ウクライナは無条件停戦を模索したんだろうが、それはあっさりと躱され、従来の要求を突き付けられただけで引っ込まざるを得なくなった。
(ロシアとウクライナの直接交渉終了、3年ぶり 溝埋まらず)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/47A3IQVETRLOVI75GO5UOOFGWU-2025-05-16/
「ロシアの要求には「実現不可能な条件や非建設的な条件」が含まれていたとし、「現実から乖離(かいり)し、これまで話し合われたことの範囲をはるかに超えていた」」(ウクライナ筋)
「最優先事項は、完全かつ無条件で誠実な停戦だ。殺害行為を止め、外交の確固たる基盤を築くためには、停戦は直ちに実現されなければならない」(ゼレンスキー大統領)
夢は潰えた(そうなのかあ?)。
地下資源を差し出し、国家の富を明け渡して米国の支援を頼み、差し違える覚悟で臨んだ首脳会談を蹴られ、相手の下っ端にテキトーにあしらわれて無様を晒している(そういうことかあ?)。
「欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、「(プーチン氏は)平和を望んでおらず、圧力を強める必要がある」と述べ、EUが新たな対ロシア制裁を準備していることを明らかにした。」
浮沈子は、欧州にそんな芸当は出来ないと見ている。
ふん、出来るのなら、既にやってるだろう。
まして、それがロシアに停戦なり、他の譲歩を引き出す効果があるかと言われれば、極めて怪しい。
「今回の交渉では何も達成できないと思う。プーチン大統領は停戦には興味がない。ロシアという国自体がなくなったとき、ようやくこの戦争が終わるだろう」(初出のN社の記事より:キエフでインタビューに応じた戦闘にも参加した退役軍人だという44歳の男性)
いや、まあ、そりゃあそうなんだろうが、その前にウクライナがなくなっちまうだろうけどな。
ぺスコフは、米ロ首脳会談の重要性に言及している。
「そのような会談は間違いなく必要だ。ロシアとアメリカの2国間関係の観点からも必要であり、ウクライナ情勢を含む国際問題や地域情勢に関する最高レベルでの真剣な議論を行うという観点からも必要だ」「首脳会談の前には、長期にわたる準備が必ず行われる。ロシアとアメリカの首脳会談であれば、なおさらだ」
トランプもマルコルビオも、米ロ首脳会談が突破口だと見ている。
逆に言えば、それ以外の全ての交渉は茶番だ。
そこまでは言わないとしても、最終的に停戦を決定できるのはそれだけだろう。
今回の交渉は、米国の立会無しで行われた(立ち会ったのは、仲介国のトルコ外相だけ)。
西側の直前の打ち合わせには、欧州関係者を含め、マルコルビオらも加わったと言われている。
「直接交渉に先立ち、ウクライナ代表団は米国、トルコと協議した。イエルマーク大統領府長官は、シビハ外相、ウメロフ国防相とともに、ケロッグ米ウクライナ担当特使や、仏英独各国首脳側近と協議したと交流サイト(SNS)に投稿した。」(ロイター)
ほほう、ウィットコフ特使(中東担当)は行かなかったんだ・・・。
中東歴訪中のトランプについている必要があったからだろうな。
アンカラにいたはずのゼレンスキーは、話し合いの当日はアルバニアに移動している。
「トルコでプーチンを待つ」というのが、完全なパフォーマンスだったというオチが付いている。
まあいい。
イスタンブールを巡る大芝居は終わった。
いつの日か、本当の停戦交渉が行われ、馬鹿げたドンパチが終息することを願おう。
それを決めるのはプーチンじゃない。
ゼレンスキーでもトランプでもない。
ウクライナの人々が決める。
彼らが選んだ指導者が決める。
そして、その結果を受け入れることになる。
ロシアは、そうし続けてきた。
米国も同じだ。
両国とも悲惨なことになっちまってることは確かだが、んでもって、周りは迷惑千万なことになっているけど、それは彼らを選んだ国民の意思だ。
ウクライナは、停戦したがっているけど、それは自分に都合のいい形での停戦だろう。
もちろん、戦争を始めたのはロシアだと思ってるから、完全に元通りにして賠償や処罰をくらわした形で停戦したいに決まっている。
そうできないのなら、戦争を続けると決めたのは彼らだ。
ゼレンスキーの支持率は7割を超えていると言われる。
浮沈子は、愚かな見栄など捨てて、とっととドンパチ止めればいいと思っているけど、恨みつらみやいろいろないきさつがあって、なかなかそうはいかないんだろう。
その結果は、彼らが負うことになる。
米国は、あと2か月半くらいしか付き合わないだろう。
軍事支援は事実上途絶え、欧州が賄える分だけで戦わざるを得なくなる。
在庫処分とかあるから、欧州経由で米国の武器が流れることはあるだろうけど、経済的に引き合わなければ取引はされないかも知れない。
武器弾薬が滞ればどうなるかは、ウクライナが一番よく分かっているはずだからな。
それを承知で交渉を蹴る。
米国は、ちっとは現実的な解決策を出しているんだろうが、ウクライナは同意しないんだろう。
夏になれば、ウクライナの継戦能力は消える。
ブダノフはウクライナ議会の重鎮たちにそう言っていたし、大方の見方も同じだ。
年内は持たない。
プーチンが焦る必要は、あまりないように思える。
ロシアが明日にも崩壊するという話は、それこそ3年前から聞かされてきた。
おそらく、3年後も聞かされ続けるに違いない(そうなのかあ?)。
が、それはウクライナとの紛争での話じゃない(もう、ないかも!)。
欧州本体、少なくとも東欧諸国との紛争の中での話になるだろう。
こうして茶番を演じている中でも、ロシアは着々とその準備を整えつつある。
北朝鮮との軍事同盟も確立し、後顧の憂いなく数千kmに渡る欧州戦線を展開することが出来る。
欧州が供給し続けてきた武器は、多くのロシア人を殺した。
そのことを、彼らは決して忘れないだろう。
欧州の未来は欧州の人々が決める。
彼らが選んだ指導者が決める。
そして、その結果は欧州の人々が負うことになるのだ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ロシア代表団長「交渉結果に満足」、ウクライナと協議継続)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HLKKSH37FFPC3NEVWV5RRBUXMY-2025-05-16/
「全体として、われわれは結果に満足している。(ウクライナとの)接触を継続する用意がある。向こう数日のうちに、それぞれ1000人という大規模な捕虜交換が行われる」「ウクライナは首脳の直接対話を要請した。われわれはこの要請を留意している」「双方が将来の停戦の可能性についてそれぞれのビジョンを提示し、詳細に説明することで合意した。こうしたビジョンが提示された後、合意された通りに交渉を継続することが適切だと考えている」(ロシア代表団を率いた メジンスキー大統領補佐官)
(ロシア・ウクライナ、過去最大規模の捕虜交換で合意 それぞれ1000人)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/MC7G526Z5FMZ5JIPMAYZJMM7JU-2025-05-16/
「ウクライナのウメロフ国防相は16日、ロシアとウクライナがそれぞれ1000人の戦争捕虜を交換することで合意したと明らかにした。」
つーことは、あれだな、戦争捕虜意外に拉致されたとされるウクライナの人々(子供たち含む)は戻ってこないということなわけだ(未確認)。
やれやれ・・・。
(露ウクライナ、3年ぶりの直接交渉難航 捕虜交換では合意 協議継続へ)
https://www.sankei.com/article/20250517-2QYHLRXE3RNB7D2XHHYNUYKA7I/
「トルコ側は、双方が再交渉する見通しだと明らかにした。」
唯一の救いは、再交渉に道が開けたことだろう。
互いに何十万人もの死傷者を出した戦闘を経て、初回の交渉で笑顔で握手するわけにはいかないからな。
未だに、停戦の道筋さえ見えない。
「AP通信は交渉筋の話として、ロシアが停戦の条件として、ウクライナ東・南部4州からのウクライナ軍の撤退を求めるなど「現実離れした要求」をしていると報じた。」
うーん、あんま「現実離れした要求」とも思えないんだがな。
交渉を続けているうちに、だんだん現実に近づいていくわけだしな(そうなのかあ?)。
その点では、ロシアは現実的な条件を出していると言えよう。
まあいい。
即時停戦は拒否され、ドンパチは続き、捕虜交換の種は尽きないことになった(そういうことかあ?)。
持続可能な停戦交渉のパターンと言えよう(そんなあ!)。
(ロシアは和平交渉で4州割譲を要求、ウクライナと欧州は拒否すると表明)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russia-demands-4-provinces-in-peace-talks-ukraine-and-europe-reject/
「両国の代表団は幾つかの点で合意できたものの、ロシア側は以前として「完全に支配していない4州割譲」を要求し、ウクライナと欧州は「和平交渉におけるロシアの立場を受け入れられない」と表明」
「我々は交渉結果に満足している」「今後もウクライナ側と連絡を取り合う用意がある」「今回の交渉で合意した内容は1,000対1,000の大規模な捕虜交換、ウクライナ側が要請した首脳間交渉の検討、双方が将来の停戦の可能性に関するビジョンを文書で提示することの3点で、引き続き交渉を継続することが適切だと考えている」(ロシア代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官)
「1,000対1,000の捕虜交換が近い将来に行われる」「交換日時も分かっているがまだ話せない」「停戦についてあらゆる方式が協議された」「詳細は後日発表される」「プーチン大統領との直接会談にも取り組んでいる」(ウメロフ国防相)
「懸命な外交努力の結果、ロシアとウクライナの代表団がトルコの仲介によってイスタンブールで会談した」「両国は信頼関係を構築する措置として1,000対1,000の捕虜交換で合意した」「停戦合意を可能にする条件を文書によって共有することでも合意した」「原則的に両国は交渉継続で合意している」(和平交渉を主催したトルコのフィダン外相)
この報道を見ると、悪くない結果に思える。
「ロシア代表団は事実上、イスタンブールでも交渉を打ち切り停戦を拒否した」(トゥスク首相:ポーランド)
うーん、それは言い過ぎなんじゃないだろうか。
「ロシアに対する圧力を強化すべきだ」
「ロシア軍が支配していない地域からのウクライナ軍撤退や4州とクリミアのロシア主権は絶対に認めないと主張」(ゼレンスキー大統領)
「ロシアが戦場の現実以上のものを要求し続けるなら、力ずくでヘルソン州、ザポリージャ州、ドネツク州からウクライナ軍を追い出さなければならず、現在の前進ペースを維持できたとしても数年はかかる見込みで、ロシアの人的資源も資金も無限ではないため、和平交渉を蹴ってプーチン大統領の望みが叶うかどうかはリスクの高いギャンブルになるだろう。」(航空万能論ブログ管理人)
そりゃまあ、「現在の前身ペース」なら、ということになる。
夏以降は、加速するんじゃないのかあ?。
「2025年のロシア軍には2024年ほどの勢いはなく、ウクライナ軍も無条件降伏に追い込まれるほどの破綻を起こしていないためロシアの要求は大きすぎるのだ。」
それは時間の問題かもしれない。
ロシアのリソースも無限じゃないだろうが、それでも数年規模なら現在の攻勢を続けられるだけの力はあるだろう(未確認)。
外国からの援助に頼るウクライナは、たとえ武器や資金が潤沢に供与されたとしても、国内の動員が限界に達し、軍隊を維持できなくなる可能性がある。
ロシアみたいに、北朝鮮に助けてもらうこともできないしな。
トゥスクも、ウクライナに派兵しようとは言わない。
物資などの通過を担うだけだと腰が引けている。
(ポーランド、停戦実現でもウクライナに派兵せず=トゥスク首相)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HOGZFNUHM5IIPFMAY5WU6DO7S4-2024-12-12/
「ポーランドのトゥスク首相は12日、ロシアとウクライナの停戦が実現しても、ポーランドにはウクライナに軍を派遣する計画はないと述べた。」
ウクライナは崖っぷちだ。
4州とクリミアでケリがつくなら安いと思うんだがな。
ぶっちゃけ、ロシアが要求しているのはウクライナ全土だ。
4州とクリミアは停戦条件に過ぎない。
その先のウクライナ全土の支配(傀儡政権による間接支配含む)が得られなければ、停戦は反故になり、ケリがつくまで戦うつもりだ。
もちろん、浮沈子的観点はそれだけじゃない。
トゥスクのポーランドも、カラスのエストニア含むバルト3国も、その他大勢も視野に入っている。
「和平交渉終了後にトランプ大統領と電話で会談したゼレンスキー大統領、マクロン大統領、メルツ首相、スターマー首相、トゥスク首相も「和平交渉におけるロシアの立場を受け入れられない」と発表」(航空万能論)
欧州は、実際の話、他人事じゃないのだ。
事実上の当事者で、ウクライナとはシームレスに繋がっている。
トゥスクが神経質に反応しているのだって、無理もない話だ。
いずれ近いうちに、ロシアと対峙することは覚悟できているんだろう。
その時までに、少しでも痛めつけておきたいだろうからな。
が、それは敵を頑なにさせ、恨みを募らせるだけに終わるかもしれない。
ロシアは、決して忘れない。
そりゃ、アングロサクソンだって忘れないだろうが、スラブ人だって忘れないだろう。
民族の恨みは深いからな・・・。
😼欧州大戦争:欧州の本音:大統領の異論 ― 2025年05月15日 19:00
欧州大戦争:欧州の本音:大統領の異論
(ウクライナ軍事支援継続に反対 ブルガリア大統領が異論)
https://nordot.app/1295656626010522439
「欧州によるウクライナへの軍事支援継続に反対する考えを表明」(ブルガリアのラデフ大統領)
へえーっ、初耳だな。
「ブルガリアの行政権は首相にあり、政府は親欧州連合(EU)の外交路線を堅持。EUのウクライナ軍事支援強化にも賛成」
政府の方針とは異なる異論というわけだ。
「国家元首の異論は国内世論に一定の影響力を及ぼし得る。」
つーか、浮沈子的には欧州各国の本音はそんなところだろう。
「英仏など有志国が計画する戦闘終結後の平和維持部隊派遣に関しても「ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の衝突リスクを劇的に高める」として否定的な考え」
まあ、常識的に考えれば、短期的にはそういうことなわけだ。
ロシアが、ポストウクライナで欧州大戦争をおっぱじめなければ・・・。
「欧州が米国と歩調を合わせ、即時停戦を求めることが「終戦への鍵となる」と強調」
マクロンの対ロシア強硬論の一方で、多くの欧州人はうんざりしているのだ。
莫大な支援を行った結果はどうなったのか。
戦場で勝てないウクライナが残したのは、経済的混乱と欧州の分断だけだ。
米国の離反というオマケまでついてな(オマケなのかあ?)。
「黒海に面するブルガリアは、ウクライナ侵攻で安全保障面だけでなくエネルギー価格や輸送費上昇など多大な経済的影響を受けている」
さっさとケリをつけて、プーチンと手打ちして、元の状態に戻さなければならない。
みんな、本音ではそう思っていても、口に出しては言わないわけだ。
ラデフ氏は、国家元首という立場だが、政府が言い出せないことを代弁しているようにも見える。
そして、それは多くの国民が思っていることと同じだ。
欧州におけるポジショニングのことしか頭にないマクロンとは異なる(そういうことかあ?)。
ハンガリー、スロバキア、そして隠れブルガリア(そうなのかあ?)。
イタリアも、トルコも、ビミョーな違いを醸し出している。
ロシアの脅威に悲鳴を上げているバルト3国とポーランド、EUをけん引していると信じて疑わない仏独だけが欧州じゃない。
北欧だって、どうなるかはビミョーだろう。
英国も、難しい立場に置かれちまったしな。
米国にくっついて、フランスとの距離感を調整していればよかったのが、当てが外れちまったからな(そういうことかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンにしてみれば、米国のスタンスの変更が、大きな波紋を広げているのを眺めている気分だろう。
「欧州が米国と歩調を合わせ、即時停戦を求めることが「終戦への鍵となる」と強調」(再掲)
即時停戦というわけにはいかないかもしれない。
時間を味方につけているロシアは、じっくり構えて機を窺うだろう。
ポストウクライナを睨んだ欧州攻略への布石だ。
ラデフ氏は、それを見越しているのかもしれない。
欧州本体への影響を最小限に留めるための早期停戦、というシナリオだ(ウクライナの統治は二の次!)。
ロシアに、時間の利益を与えないための方策でもある。
が、それはおそらく諸刃の剣となるだろう。
ウクライナで刻まれていたロシアの時計が、今度は欧州本体で刻まれることになりかねない。
折しも、トルコではNATO外相会合が開かれている。
(NATO外相会合 トランプ氏が増額求める国防費について協議へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806071000.html
「トルコのアンタルヤでは、NATOの外相会合が14日から始まり、2日間の日程で行われます。」
プーチンの直接協議の日程は、これを睨んで設定されたのかもな。
「すばらしい首脳会議を開催するために、ともに取り組める」「来月オランダで開かれる首脳会議で加盟国が合意できることに期待」(ルッテ事務総長)
「GDPに占める割合で国防費は3.5%、国防関連費は1.5%の、あわせて5%とし、2032年までの引き上げを提案」
この3.5パーセントという数字は、従来の2パーセント(目標値)と米国が要求してきた5パーセントの間を取った数字だ。
国防関連費というのもワケワカだが(国内治安関係とかも入れちまうのかあ?)、要するに数字合わせの目標で、それで十分なのか、遥かに足りないのかも分からないまま独り歩きしている。
要するに、真面目じゃない(断定的!)。
「今回の会合では、提案された目標の数値や時期の妥当性などについて話し合われる見通しで、加盟国が国防費の増額に向けた道筋を立てられるかが焦点」(NATO関係者)
やれやれ・・・。
平和ボケした欧州が、ロシアより速く時を刻むのはムリポだ。
まあいい。
(直接協議“ロシア代表団トルコに到着”も 協議の情報は錯そう)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806271000.html
「トルコ大統領府によりますと、ゼレンスキー大統領は日本時間の今夜7時すぎから首都アンカラでトルコのエルドアン大統領と会談する予定」
「この会談の後、ゼレンスキー大統領がイスタンブールでのロシアとの協議への対応を決める」(AFP通信とロイター通信)
エルドアンについては、いい話も出ている。
「・・・トルコのエルドアン大統領は、その後も再三にわたって双方に交渉の場を提供すると呼びかけてきました。」
「ロシアのプーチン大統領、それにウクライナのゼレンスキー大統領とも直接対話を続け、今週、両者とそれぞれ電話で会談するなど仲介役を担ってきました。」
「戦争に勝者はなく平和に敗者はいない」
全くもってその通りだ。
が、ドンパチやっている当事者がそれを口にすることは出来ない。
特に、プーチンにはそもそも「戦争」だという認識がないからな。
停戦に向けたプロセスが始まるかどうかの重要なタイミングだが、その中で出てきたブルガリア大統領の見解には注目だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏 ロシアとの協議表明 ロシアの侵攻直後以来初)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807211000.html
「ウメロフ国防相が率いる代表団をイスタンブールに派遣し、ロシア側と停戦に向けた直接協議に応じる」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ロシアとウクライナの協議には、トルコとアメリカの担当者も同席する」(アメリカのルビオ国務長官)
「直接協議の課題は、この紛争の根本原因を取り除き、いずれはウクライナとの間で長期的な和平を達成することだ」(ロシアの代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官)
形の上では無難な着地点を見出している感じだな。
「停戦に向けて大きな進展は期待できない」(マルコルビオ)
まあ、それはそうだろうけど、この際そこは問題じゃない。
3年ぶりに停戦協議の場が作られ、直接協議の形が出来たことが重要だ。
ウクライナは、結局ロシアのペースに乗らざるを得なかったが、それは当初から想定の範囲内。
「何らかの突破口を開くことができる唯一の方法は、トランプ大統領とプーチン大統領が会談することだということが極めて明白になっている」(同上)
まあ、それも想定の範囲内だからな。
プーチンは、マイペースで今回の件を仕切った。
米国はトランプ抜きの停戦合意を「させない」ことくらいしか影響力を行使できない。
トルコは、粘り強く交渉を促した功を得ることになる。
正義でも法による支配でもなく、専制と力による和平へと歯車が動き出す。
正義の戦争より不正義の平和がいいに決まっている。
協議の成果は分かり切っている。
これも、3年前の繰り返しだ。
そうして、ウクライナは反発し、ドンパチを選択し、再び3年後の停戦協議の場が設けられるまで戦うことになる。
米国が支援を打ち切ったとしても、欧州が武器供与を続け、撤退戦が可能な戦力を維持する。
欧州にはそれ以外の選択肢はないのだ。
ラデフ氏の発言が本音だとしても、分裂を恐れてそれを口にすることは出来ない。
米国の関与を繋ぎ止めようとするだろうが、欧州に関心を失っていく米国を引き留めることは出来ないだろう。
泥沼だな・・・。
(ウクライナ軍事支援継続に反対 ブルガリア大統領が異論)
https://nordot.app/1295656626010522439
「欧州によるウクライナへの軍事支援継続に反対する考えを表明」(ブルガリアのラデフ大統領)
へえーっ、初耳だな。
「ブルガリアの行政権は首相にあり、政府は親欧州連合(EU)の外交路線を堅持。EUのウクライナ軍事支援強化にも賛成」
政府の方針とは異なる異論というわけだ。
「国家元首の異論は国内世論に一定の影響力を及ぼし得る。」
つーか、浮沈子的には欧州各国の本音はそんなところだろう。
「英仏など有志国が計画する戦闘終結後の平和維持部隊派遣に関しても「ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の衝突リスクを劇的に高める」として否定的な考え」
まあ、常識的に考えれば、短期的にはそういうことなわけだ。
ロシアが、ポストウクライナで欧州大戦争をおっぱじめなければ・・・。
「欧州が米国と歩調を合わせ、即時停戦を求めることが「終戦への鍵となる」と強調」
マクロンの対ロシア強硬論の一方で、多くの欧州人はうんざりしているのだ。
莫大な支援を行った結果はどうなったのか。
戦場で勝てないウクライナが残したのは、経済的混乱と欧州の分断だけだ。
米国の離反というオマケまでついてな(オマケなのかあ?)。
「黒海に面するブルガリアは、ウクライナ侵攻で安全保障面だけでなくエネルギー価格や輸送費上昇など多大な経済的影響を受けている」
さっさとケリをつけて、プーチンと手打ちして、元の状態に戻さなければならない。
みんな、本音ではそう思っていても、口に出しては言わないわけだ。
ラデフ氏は、国家元首という立場だが、政府が言い出せないことを代弁しているようにも見える。
そして、それは多くの国民が思っていることと同じだ。
欧州におけるポジショニングのことしか頭にないマクロンとは異なる(そういうことかあ?)。
ハンガリー、スロバキア、そして隠れブルガリア(そうなのかあ?)。
イタリアも、トルコも、ビミョーな違いを醸し出している。
ロシアの脅威に悲鳴を上げているバルト3国とポーランド、EUをけん引していると信じて疑わない仏独だけが欧州じゃない。
北欧だって、どうなるかはビミョーだろう。
英国も、難しい立場に置かれちまったしな。
米国にくっついて、フランスとの距離感を調整していればよかったのが、当てが外れちまったからな(そういうことかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンにしてみれば、米国のスタンスの変更が、大きな波紋を広げているのを眺めている気分だろう。
「欧州が米国と歩調を合わせ、即時停戦を求めることが「終戦への鍵となる」と強調」(再掲)
即時停戦というわけにはいかないかもしれない。
時間を味方につけているロシアは、じっくり構えて機を窺うだろう。
ポストウクライナを睨んだ欧州攻略への布石だ。
ラデフ氏は、それを見越しているのかもしれない。
欧州本体への影響を最小限に留めるための早期停戦、というシナリオだ(ウクライナの統治は二の次!)。
ロシアに、時間の利益を与えないための方策でもある。
が、それはおそらく諸刃の剣となるだろう。
ウクライナで刻まれていたロシアの時計が、今度は欧州本体で刻まれることになりかねない。
折しも、トルコではNATO外相会合が開かれている。
(NATO外相会合 トランプ氏が増額求める国防費について協議へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806071000.html
「トルコのアンタルヤでは、NATOの外相会合が14日から始まり、2日間の日程で行われます。」
プーチンの直接協議の日程は、これを睨んで設定されたのかもな。
「すばらしい首脳会議を開催するために、ともに取り組める」「来月オランダで開かれる首脳会議で加盟国が合意できることに期待」(ルッテ事務総長)
「GDPに占める割合で国防費は3.5%、国防関連費は1.5%の、あわせて5%とし、2032年までの引き上げを提案」
この3.5パーセントという数字は、従来の2パーセント(目標値)と米国が要求してきた5パーセントの間を取った数字だ。
国防関連費というのもワケワカだが(国内治安関係とかも入れちまうのかあ?)、要するに数字合わせの目標で、それで十分なのか、遥かに足りないのかも分からないまま独り歩きしている。
要するに、真面目じゃない(断定的!)。
「今回の会合では、提案された目標の数値や時期の妥当性などについて話し合われる見通しで、加盟国が国防費の増額に向けた道筋を立てられるかが焦点」(NATO関係者)
やれやれ・・・。
平和ボケした欧州が、ロシアより速く時を刻むのはムリポだ。
まあいい。
(直接協議“ロシア代表団トルコに到着”も 協議の情報は錯そう)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806271000.html
「トルコ大統領府によりますと、ゼレンスキー大統領は日本時間の今夜7時すぎから首都アンカラでトルコのエルドアン大統領と会談する予定」
「この会談の後、ゼレンスキー大統領がイスタンブールでのロシアとの協議への対応を決める」(AFP通信とロイター通信)
エルドアンについては、いい話も出ている。
「・・・トルコのエルドアン大統領は、その後も再三にわたって双方に交渉の場を提供すると呼びかけてきました。」
「ロシアのプーチン大統領、それにウクライナのゼレンスキー大統領とも直接対話を続け、今週、両者とそれぞれ電話で会談するなど仲介役を担ってきました。」
「戦争に勝者はなく平和に敗者はいない」
全くもってその通りだ。
が、ドンパチやっている当事者がそれを口にすることは出来ない。
特に、プーチンにはそもそも「戦争」だという認識がないからな。
停戦に向けたプロセスが始まるかどうかの重要なタイミングだが、その中で出てきたブルガリア大統領の見解には注目だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏 ロシアとの協議表明 ロシアの侵攻直後以来初)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807211000.html
「ウメロフ国防相が率いる代表団をイスタンブールに派遣し、ロシア側と停戦に向けた直接協議に応じる」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ロシアとウクライナの協議には、トルコとアメリカの担当者も同席する」(アメリカのルビオ国務長官)
「直接協議の課題は、この紛争の根本原因を取り除き、いずれはウクライナとの間で長期的な和平を達成することだ」(ロシアの代表団を率いるメジンスキー大統領補佐官)
形の上では無難な着地点を見出している感じだな。
「停戦に向けて大きな進展は期待できない」(マルコルビオ)
まあ、それはそうだろうけど、この際そこは問題じゃない。
3年ぶりに停戦協議の場が作られ、直接協議の形が出来たことが重要だ。
ウクライナは、結局ロシアのペースに乗らざるを得なかったが、それは当初から想定の範囲内。
「何らかの突破口を開くことができる唯一の方法は、トランプ大統領とプーチン大統領が会談することだということが極めて明白になっている」(同上)
まあ、それも想定の範囲内だからな。
プーチンは、マイペースで今回の件を仕切った。
米国はトランプ抜きの停戦合意を「させない」ことくらいしか影響力を行使できない。
トルコは、粘り強く交渉を促した功を得ることになる。
正義でも法による支配でもなく、専制と力による和平へと歯車が動き出す。
正義の戦争より不正義の平和がいいに決まっている。
協議の成果は分かり切っている。
これも、3年前の繰り返しだ。
そうして、ウクライナは反発し、ドンパチを選択し、再び3年後の停戦協議の場が設けられるまで戦うことになる。
米国が支援を打ち切ったとしても、欧州が武器供与を続け、撤退戦が可能な戦力を維持する。
欧州にはそれ以外の選択肢はないのだ。
ラデフ氏の発言が本音だとしても、分裂を恐れてそれを口にすることは出来ない。
米国の関与を繋ぎ止めようとするだろうが、欧州に関心を失っていく米国を引き留めることは出来ないだろう。
泥沼だな・・・。
😼欧州大戦争:停戦協議:不合意 ― 2025年05月14日 05:02
欧州大戦争:停戦協議:不合意
(ロシア、ウクライナと真剣な協議の用意=外務次官)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CUIICNQFKNMCBP2DVVPVUHY2DA-2025-05-13/
「「交渉の準備ができているのか」という質問は、ウクライナを支援する国々とウクライナ自身に向けられるべきだと指摘。現状のウクライナ側のアプローチは「不合意」を意味する」(ロシアのリャプコフ外務次官)
ロシアが事態をどう見ているのかは明らかだな。
(米政権のウィットコフ・ケロッグ特使、15日にトルコ訪問=関係筋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7PVHNV3NFVI5TDJGEGJPRCKMLY-2025-05-13/
「米政府高官は15日にイスタンブールで予定される協議にロシア政府が代表者を送るかは、現時点では分からないとしている。」
「ロシアは現時点でプーチン氏がトルコを訪問するか明確に示していない。 米政府当局者は、ロシア政府は15日早朝まで何も公表しないとの見方を示している。」
「まずトルコの首都アンカラに向かい、トルコのエルドアン大統領と会談し、プーチン大統領が直接協議に出席するのであれば、イスタンブール入りする」( ウクライナのゼレンスキー大統領)
まあ、無難な選択だろう。
米国は、マルコルビオ国務長官、スティーブン・ウィトコフ特使、キースケロッグ特使と閣僚級を送り込もうとしているが、ロシアがどういう体勢で臨むかは見えない。
浮沈子は、ラブロフも出さないと見ている。
ゼレンスキーはアンカラからUターンし、米国とロシアの実務者協議だけが行われる。
まあ、そんなところか。
大山鳴動して鼠も出ない。
が、こういう動きがあったことは良かった。
次につながる可能性がある。
ロシアが、どういう条件で交渉しようとしているのかを探ることが出来るし、イスタンブール合意に立ち返るというプーチンのスタンスがどの程度の強度なのかを確認できるからな。
一方、政治レベルと実務レベルでのニュアンスの違いは、明確に意識しなければならない。
リャプコフ外務次官の見立ては、あくまで実務レベルの話だ。
イスタンブールでの直接協議再開の提案は、おそらく政治レベルで出てきた話だろうが、現場は冷めている。
「「交渉の準備ができているのか」という質問は、ウクライナを支援する国々とウクライナ自身に向けられるべきだ」(再掲)
ロシアの交渉条件のハードルは、米国をはじめとする西側が想定しているよりはるかに高いだろう。
そして、それが今後低くなる方向へ動くという公算は皆無だ。
2年前の反転攻勢の失敗、その背景となったウクライナの動員体制の欠陥、とどめを刺した米国の政権交代。
既に100日停戦のプランは崩壊し、トランプ政権は窮地に立たされている。
まあ、そこまでではないにしても、面目丸潰れだ。
米国は米国のロジックに従って動く。
ロシアに合わせるわけでも、欧州に合わせるわけでも、ましてやウクライナに合わせるわけでもない。
自国にポイントが入るかどうかを見極めて、冷静に動くだろう。
サプライズはないのか。
ゼレンスキーがアンカラに立ち寄るというところがミソかもしれない。
そう、イスタンブールではなく、アンカラでプーチンとの直接交渉が行われる可能性はある(そうなのかあ?)。
そこにトランプが合流するという仕掛けだ。
べつにアンカラでなくても、第三国でも構わないが、浮沈子はラブロフとトルコのフィダン外相が電話会談を行ったというロシア側の発表に注目している(N社報道)。
プーチンはゼレンスキーの正当性に疑問を投げかけているからな。
「交渉」の相手とは見做さないだろう。
が、会う会わないの話なら別だ。
交渉は別のチャンネルで行い、信頼醸成措置の一環としてトップ会談を行う。
あり得ない話じゃない。
プーチンは逃げたと非難されることもない。
交渉じゃないから、何か成果を出す必要もない。
でもなあ、ロシアがそこまでサービスするかどうかは何とも言えない。
米国にポイントを稼がせようと配慮するとかな。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的には、サプライズはないと思ってるけどな。
西側は、様々な思惑を振り回して情報戦を仕掛けているけど、ロシアがそれに付き合う必要はない。
トランプは予定通り中東歴訪を終えて帰国する。
米ロ閣僚級の話し合いはイスタンブールで行われるだろうが、その成果は皆無だろう。
停戦や交渉の当事国でありながら、ウクライナの出る幕はない。
ロシアは停戦条件の一つとして、西側からの武器供与の停止を示唆しているというから、米国がそれを示せば、何らかの進展が期待できるかもしれない。
それはトランプ政権の方針とも一致しているしな。
欧州は相変わらず蚊帳の外だが、その方向で停戦が動くことになれば、阻害要因として西側陣営に亀裂が入ることになる。
それは、プーチンにとっても思う壺に違いない。
何かが出てくるとしても、せいぜいそのくらいだろう。
「リャプコフ氏はウクライナ戦争における「現場の」現状を認識すべきだと表明。これにはロシアが占領するウクライナ領のロシアへの編入も含まれるとした。」(初出のロイターの記事より)
衣の下からは、相変わらず鎧が覗いている。
ロシアは、単にゼレンスキー政権を排除するだけじゃ不十分なのだ。
未来永劫、二度とロシアにたてつくことが出来ないように、ウクライナ自らが政権を葬ることを望んでいる。
ありえねー・・・。
浮沈子は、我が国のように無条件降伏でもしない限り、紛争の種は尽きないと見ている。
もちろん、それだけじゃない。
西側が支援を続けたこと、ウクライナの次がどこかということ、欧州がそれに対してどう出るかということも含めて、ウクライナ紛争は長期にわたって尾を引くことになる。
これは、欧州大戦争の始まりに過ぎない。
為す術無く見ているだけならロシアの思う壺だし、対ロシア戦線を強化しようと欧州が軍備を増強すればドンパチのリスクは高まる。
どっちにしても、避けては通れない。
ロシアが決して手出しできない強固な体制を欧州が採れるかどうかが見ものだが、浮沈子はムリポと見ている。
まあいい。
誰が何かを言ったとしても、情報戦(=嘘八百の拡散)が乱れ飛ぶ時代に、まともに信じる気にはなれない。
何がどうなっているのかを探り、真実の細い糸を手繰っていくしかない。
その先に、どれだけ突飛な結末が待っていたとしても、それが来るべき未来の世界だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ウクライナの反撃は失敗、ロシアはポコルフスクの破壊を決意)
https://www.vietnam.vn/ja/ukraine-phan-cong-khong-thanh-nga-quyet-danh-sap-pokorvsk
「最近の綱引きは、ウクライナ軍の本質的な弱点を明らかに露呈した。綿密に練られた戦闘計画を持っているにもかかわらず、実際の戦場での展開と対応においては有効性が欠けていたのだ。それどころか、ロシア側は戦闘経験と柔軟な調整能力において優位性を示し、決定的な瞬間に状況を好転させる方法を常に知っていた。」
「戦闘が激化し続けるにつれ、獲得あるいは喪失した土地の1インチごとに戦争の均衡が崩れる可能性がある。激戦地となりつつあるソロネ川防衛線は、ロシアとウクライナの状況全体の次の転換点となる戦略的な要衝となる可能性が高い。」
まあ、ベトナムのメディアだから、それなりの眉唾で見る必要があるけど、ロシア側から見る戦場の現実って概ねこうなんだろうという参考にはなる。
(プーチン氏はトルコ入りせず?ロシアは直接協議に外相派遣…ゼレンスキー氏「交渉はプーチンと行うべきだ」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250514-OYT1T50078/#google_vignette
「露側はセルゲイ・ラブロフ外相とユーリー・ウシャコフ大統領補佐官が出席する見通し」(米紙ワシントン・ポスト:露側関係者の話)
米国が国務長官出してきたからな。
応じた形だ。
このまま行くと、米ロ高官級会議ということになり、結果としてウクライナ不在の調整が行われる可能性がある。
つーか、それが濃厚になってきている。
やっぱ、サプライズはないだろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ外相、トルコ訪問へ)
https://nordot.app/1295310799676572579
「ウクライナ外務省は14日、シビハ外相が北大西洋条約機構(NATO)非公式外相会合が開かれるトルコ南部アンタルヤを訪問すると発表」
うーん、外相級協議でケリだな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア、交渉団メンバー明らかにせず 「プーチン氏の指示あれば公表」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TQGORKSG7JOJ5CBWPZMUB73SBY-2025-05-14/
「ロシアの代表団の構成を明らかにできるかとの質問に「大統領から指示があれば明らかにする」」(ペスコフ大統領報道官)
「プーチン大統領のウクライナとの直接交渉の申し出は「いまも有効」」
「ロシアの代表団は5月15日にイスタンブールでウクライナの代表団を出迎える」
「ルビオ国務長官、ウィットコフ特使(中東担当)、ケロッグ特使(ロシア・ウクライナ担当)を派遣する方針」(米国)
ちなみに、キースケロッグは、3月にロシア担当を外されている(あまりにウクライナ寄りで、ロシアから拒否されたと言われる)。
まあいい。
ウクロインフォルムは、興味深い世論調査の記事を上げている。
(82%のウクライナ国民、ロシアの「和平計画」を否定)
https://www.ukrinform.jp/rubric-society/3992943-noukuraina-guo-minroshiano-he-ping-ji-huawo-fou-ding.html
「研究所は、ウクライナの全ての地域で、大半の回答者がロシアの要求への完全な否定を表明し、和平のために同要求を受け入れる準備があるのはわずかだったと指摘」(研究所:キーウ国際社会学研究所)
つまりだな、ロシアと停戦するためには、彼らが納得する必要があるわけだ。
ロシア案として示されている条件は以下の通り。
「ロシアの条件付き案:
・ウクライナは軍を大幅に縮小し、武装を制限しなければならない
・ウクライナはNATO加盟を永久に放棄する
・ヘルソン市、ザポリッジャ市、そしてドネツィク・ザポリッジャ・ヘルソン(編集注:ママ。ルハンシク州の間違いだと思われる)各州の全域がロシア支配下に入る
・ウクライナは全ての占領地をロシア領と正式に認め、永久に放棄する
・ウクライナはEU加盟に向かう
・米国と欧州はロシアへのすべての制裁を解除する」
領土の支配地域については、多少妥協の余地(現時点での支配地域まで)があるかもしれないが、武装解除、NATO加盟放棄、西側制裁解除(これは、ウクライナ国民に決定権はないだろう)は譲れないところだろう。
制裁解除については、時間軸の設定についても調整が入ると思われる。
細部にわたっては、更にウクライナが譲歩する必要があるに違いない。
([深層NEWS]ロシアの停戦協議、東野篤子教授「時間稼ぎ」…ウクライナの「恒久的な中立国」化にこだわり)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250514-OYT1T50158/
「ロシアがウクライナを「恒久的な中立国」とする2022年の停戦案にこだわっている」(筑波大の東野篤子教授)
「ロシアが譲歩しているような雰囲気を作っているが、中身は変わっていない」
ロシアは、そんな雰囲気を作ったことはないんじゃないのかあ?。
少なくとも浮沈子は見た記憶はない。
そこんところは、ウクライナ紛争をおっぱじめた一丁目一番地だからな。
例え100年かかろうとも譲ることはないだろう。
むしろ、そこが変わっちまったとしたら大いに驚きなわけだ。
「時間稼ぎだ。交渉を長引かせて戦闘を続けるのがロシアの思惑だ」(倉井高志・元ウクライナ大使)
ロシアは、別に時間稼ぎをする必要はない。
停戦を求め、時間に追われているのは米国とウクライナだけだ。
欧州も、時間的制約は感じていないだろう。
あるとすれば、ロシアと直接向かい合うための準備を急ぐ必要という話だが、それはそもそも実現不可能だからな(そうなのかあ?)。
欧州は、常にロシアの脅威を低く見積もり、米国の支援を書かく見積もることで自らの負担を軽減し続けてきた。
もう、それに慣れっこになっていて、先日も核兵器の脅威増大に対して米国からピシャリと窘められている(仏外相のぼやき)。
んなんは、自分で何とかせい!(マルコルビオ)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンは、マイペースでウクライナにおける軍事侵攻を続ける。
要求の核心は下げない。
それどころか、領土的要求は、今後、時間と共に自然増していくだろう(もちろん、「自然」じゃないけど)。
スムイ州やハルキウ州では、一部領土を支配地域としているし、ドニプロペトロウシク州への侵攻は時間の問題となった。
これらは、いずれもウクロインフォルムの記事に掲げられたロシア案の領土要求には含まれていないからな。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア外相、イスタンブールのウクライナ和平協議に参加せず=ロシア紙)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WQ4L4MITRFM2PFDVHWMHP3PQ7I-2025-05-14/
「ロシアのラブロフ外相は、15日にトルコのイスタンブールで予定されているロシアとウクライナの和平協議に参加しない。」(ロシア紙コメルサント)
おっと、やっぱラブロフは出さないのか。
(ウクライナとの直接協議、プーチン氏欠席か トランプ氏も参加見送り)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/PXCTEQ7ZEFMKZGXEEB6OATRMRU-2025-05-14/
「代表団にはメジンスキー大統領補佐官、フォミン国務次官、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のコスチュコフ局長らが含まれる。」(ロシア大統領府(クレムリン)のウェブサイトに掲載された大統領令)
(直接協議 ロシア側はメジンスキー大統領補佐官らが出席へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806271000.html
「メジンスキー氏が団長をつとめ、ガルージン外務次官と軍参謀本部のコスチュコフ情報総局長、それにフォミン国防次官らが出席するとしています。」
「メジンスキー氏は2022年にトルコのイスタンブールで行われたロシアとウクライナによる対面での停戦交渉で、ロシア側のトップを務めた人物です。」
ロシアが描くストーリーを、そのまま形にしたわけだ。
これは、イスタンブール合意を巡る西側の介入を排し、当事者だけによる「直接交渉」を再現しようとする試みだ。
米国側は、あくまでも立ち合いということになる(そうなのかあ?)。
ウクライナは、外相級で応じるんだろうか?。
ロシアは、次官級を揃えている。
ボタンの掛け違いだな。
西側がどう応じるかが焦点となった。
米国の対応も注目だろう。
ロシアのシナリオに乗るのか、突っぱねるかの問題だ。
実務者級を充ててきたロシアの一手は、プーチンの固い意志の表出でもある。
翻弄される西側の対応。
どうも、米国は事前通知を貰っているようだな。
(トランプ氏、ウクライナ・ロシア和平交渉参加の可能性低いと示唆)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-14/SW9FN1T0AFB400
「プーチン氏が現れるか、分からない。私に来て欲しいとプーチン氏が考えていることは知っている。その可能性はある。戦争を終わらせることができるなら、それは考える」「スケジュールはかなり厳しい。だが、多くの人命を救うため、それをしないということではない」(トランプ氏)
イスタンブール交渉が再開されるということになれば、この3年間の戦闘の意義を問われることになる。
そういう歴史的構図を描くための、極めて戦略的な意図を感じる。
当事者同士の問題に、西側が介入してウクライナを誑かして悲劇を生んだのだと。
プーチンは、ウクライナとの和解について、最近も言及している。
(ウクライナとの和解は不可避 「時間の問題」とプーチン大統領)
https://nordot.app/1291929484104483184?c=110564226228225532
「現在、われわれが経験している悲劇にもかかわらず避けられないと思う。時間の問題だ」(シアのプーチン大統領)
「トランプ米政権が和平仲介を図る中で、いずれは戦争を終結させる意思を示した発言とみられる。」
「核兵器を使用しなくても侵攻を「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」と自信を示した。」
核の使用はともかく、「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」というところがミソだな。
つまり、通常兵器によるドンパチの継続によって、この紛争をロシアの意図する形で終結させるつもりなわけだ。
記事では、プーチン自身が「和解」という表現を使ったかどうかは明らかではないが、ウクライナ紛争を「悲劇」として描こうとしていることは確認できる。
ロシアは、ロシアの時間で物事を運ぼうとしている。
どちらの時間で世界が動いているかは、すぐに明らかになるだろう・・・。
(ロシア、ウクライナと真剣な協議の用意=外務次官)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CUIICNQFKNMCBP2DVVPVUHY2DA-2025-05-13/
「「交渉の準備ができているのか」という質問は、ウクライナを支援する国々とウクライナ自身に向けられるべきだと指摘。現状のウクライナ側のアプローチは「不合意」を意味する」(ロシアのリャプコフ外務次官)
ロシアが事態をどう見ているのかは明らかだな。
(米政権のウィットコフ・ケロッグ特使、15日にトルコ訪問=関係筋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7PVHNV3NFVI5TDJGEGJPRCKMLY-2025-05-13/
「米政府高官は15日にイスタンブールで予定される協議にロシア政府が代表者を送るかは、現時点では分からないとしている。」
「ロシアは現時点でプーチン氏がトルコを訪問するか明確に示していない。 米政府当局者は、ロシア政府は15日早朝まで何も公表しないとの見方を示している。」
「まずトルコの首都アンカラに向かい、トルコのエルドアン大統領と会談し、プーチン大統領が直接協議に出席するのであれば、イスタンブール入りする」( ウクライナのゼレンスキー大統領)
まあ、無難な選択だろう。
米国は、マルコルビオ国務長官、スティーブン・ウィトコフ特使、キースケロッグ特使と閣僚級を送り込もうとしているが、ロシアがどういう体勢で臨むかは見えない。
浮沈子は、ラブロフも出さないと見ている。
ゼレンスキーはアンカラからUターンし、米国とロシアの実務者協議だけが行われる。
まあ、そんなところか。
大山鳴動して鼠も出ない。
が、こういう動きがあったことは良かった。
次につながる可能性がある。
ロシアが、どういう条件で交渉しようとしているのかを探ることが出来るし、イスタンブール合意に立ち返るというプーチンのスタンスがどの程度の強度なのかを確認できるからな。
一方、政治レベルと実務レベルでのニュアンスの違いは、明確に意識しなければならない。
リャプコフ外務次官の見立ては、あくまで実務レベルの話だ。
イスタンブールでの直接協議再開の提案は、おそらく政治レベルで出てきた話だろうが、現場は冷めている。
「「交渉の準備ができているのか」という質問は、ウクライナを支援する国々とウクライナ自身に向けられるべきだ」(再掲)
ロシアの交渉条件のハードルは、米国をはじめとする西側が想定しているよりはるかに高いだろう。
そして、それが今後低くなる方向へ動くという公算は皆無だ。
2年前の反転攻勢の失敗、その背景となったウクライナの動員体制の欠陥、とどめを刺した米国の政権交代。
既に100日停戦のプランは崩壊し、トランプ政権は窮地に立たされている。
まあ、そこまでではないにしても、面目丸潰れだ。
米国は米国のロジックに従って動く。
ロシアに合わせるわけでも、欧州に合わせるわけでも、ましてやウクライナに合わせるわけでもない。
自国にポイントが入るかどうかを見極めて、冷静に動くだろう。
サプライズはないのか。
ゼレンスキーがアンカラに立ち寄るというところがミソかもしれない。
そう、イスタンブールではなく、アンカラでプーチンとの直接交渉が行われる可能性はある(そうなのかあ?)。
そこにトランプが合流するという仕掛けだ。
べつにアンカラでなくても、第三国でも構わないが、浮沈子はラブロフとトルコのフィダン外相が電話会談を行ったというロシア側の発表に注目している(N社報道)。
プーチンはゼレンスキーの正当性に疑問を投げかけているからな。
「交渉」の相手とは見做さないだろう。
が、会う会わないの話なら別だ。
交渉は別のチャンネルで行い、信頼醸成措置の一環としてトップ会談を行う。
あり得ない話じゃない。
プーチンは逃げたと非難されることもない。
交渉じゃないから、何か成果を出す必要もない。
でもなあ、ロシアがそこまでサービスするかどうかは何とも言えない。
米国にポイントを稼がせようと配慮するとかな。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的には、サプライズはないと思ってるけどな。
西側は、様々な思惑を振り回して情報戦を仕掛けているけど、ロシアがそれに付き合う必要はない。
トランプは予定通り中東歴訪を終えて帰国する。
米ロ閣僚級の話し合いはイスタンブールで行われるだろうが、その成果は皆無だろう。
停戦や交渉の当事国でありながら、ウクライナの出る幕はない。
ロシアは停戦条件の一つとして、西側からの武器供与の停止を示唆しているというから、米国がそれを示せば、何らかの進展が期待できるかもしれない。
それはトランプ政権の方針とも一致しているしな。
欧州は相変わらず蚊帳の外だが、その方向で停戦が動くことになれば、阻害要因として西側陣営に亀裂が入ることになる。
それは、プーチンにとっても思う壺に違いない。
何かが出てくるとしても、せいぜいそのくらいだろう。
「リャプコフ氏はウクライナ戦争における「現場の」現状を認識すべきだと表明。これにはロシアが占領するウクライナ領のロシアへの編入も含まれるとした。」(初出のロイターの記事より)
衣の下からは、相変わらず鎧が覗いている。
ロシアは、単にゼレンスキー政権を排除するだけじゃ不十分なのだ。
未来永劫、二度とロシアにたてつくことが出来ないように、ウクライナ自らが政権を葬ることを望んでいる。
ありえねー・・・。
浮沈子は、我が国のように無条件降伏でもしない限り、紛争の種は尽きないと見ている。
もちろん、それだけじゃない。
西側が支援を続けたこと、ウクライナの次がどこかということ、欧州がそれに対してどう出るかということも含めて、ウクライナ紛争は長期にわたって尾を引くことになる。
これは、欧州大戦争の始まりに過ぎない。
為す術無く見ているだけならロシアの思う壺だし、対ロシア戦線を強化しようと欧州が軍備を増強すればドンパチのリスクは高まる。
どっちにしても、避けては通れない。
ロシアが決して手出しできない強固な体制を欧州が採れるかどうかが見ものだが、浮沈子はムリポと見ている。
まあいい。
誰が何かを言ったとしても、情報戦(=嘘八百の拡散)が乱れ飛ぶ時代に、まともに信じる気にはなれない。
何がどうなっているのかを探り、真実の細い糸を手繰っていくしかない。
その先に、どれだけ突飛な結末が待っていたとしても、それが来るべき未来の世界だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(ウクライナの反撃は失敗、ロシアはポコルフスクの破壊を決意)
https://www.vietnam.vn/ja/ukraine-phan-cong-khong-thanh-nga-quyet-danh-sap-pokorvsk
「最近の綱引きは、ウクライナ軍の本質的な弱点を明らかに露呈した。綿密に練られた戦闘計画を持っているにもかかわらず、実際の戦場での展開と対応においては有効性が欠けていたのだ。それどころか、ロシア側は戦闘経験と柔軟な調整能力において優位性を示し、決定的な瞬間に状況を好転させる方法を常に知っていた。」
「戦闘が激化し続けるにつれ、獲得あるいは喪失した土地の1インチごとに戦争の均衡が崩れる可能性がある。激戦地となりつつあるソロネ川防衛線は、ロシアとウクライナの状況全体の次の転換点となる戦略的な要衝となる可能性が高い。」
まあ、ベトナムのメディアだから、それなりの眉唾で見る必要があるけど、ロシア側から見る戦場の現実って概ねこうなんだろうという参考にはなる。
(プーチン氏はトルコ入りせず?ロシアは直接協議に外相派遣…ゼレンスキー氏「交渉はプーチンと行うべきだ」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250514-OYT1T50078/#google_vignette
「露側はセルゲイ・ラブロフ外相とユーリー・ウシャコフ大統領補佐官が出席する見通し」(米紙ワシントン・ポスト:露側関係者の話)
米国が国務長官出してきたからな。
応じた形だ。
このまま行くと、米ロ高官級会議ということになり、結果としてウクライナ不在の調整が行われる可能性がある。
つーか、それが濃厚になってきている。
やっぱ、サプライズはないだろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ外相、トルコ訪問へ)
https://nordot.app/1295310799676572579
「ウクライナ外務省は14日、シビハ外相が北大西洋条約機構(NATO)非公式外相会合が開かれるトルコ南部アンタルヤを訪問すると発表」
うーん、外相級協議でケリだな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア、交渉団メンバー明らかにせず 「プーチン氏の指示あれば公表」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TQGORKSG7JOJ5CBWPZMUB73SBY-2025-05-14/
「ロシアの代表団の構成を明らかにできるかとの質問に「大統領から指示があれば明らかにする」」(ペスコフ大統領報道官)
「プーチン大統領のウクライナとの直接交渉の申し出は「いまも有効」」
「ロシアの代表団は5月15日にイスタンブールでウクライナの代表団を出迎える」
「ルビオ国務長官、ウィットコフ特使(中東担当)、ケロッグ特使(ロシア・ウクライナ担当)を派遣する方針」(米国)
ちなみに、キースケロッグは、3月にロシア担当を外されている(あまりにウクライナ寄りで、ロシアから拒否されたと言われる)。
まあいい。
ウクロインフォルムは、興味深い世論調査の記事を上げている。
(82%のウクライナ国民、ロシアの「和平計画」を否定)
https://www.ukrinform.jp/rubric-society/3992943-noukuraina-guo-minroshiano-he-ping-ji-huawo-fou-ding.html
「研究所は、ウクライナの全ての地域で、大半の回答者がロシアの要求への完全な否定を表明し、和平のために同要求を受け入れる準備があるのはわずかだったと指摘」(研究所:キーウ国際社会学研究所)
つまりだな、ロシアと停戦するためには、彼らが納得する必要があるわけだ。
ロシア案として示されている条件は以下の通り。
「ロシアの条件付き案:
・ウクライナは軍を大幅に縮小し、武装を制限しなければならない
・ウクライナはNATO加盟を永久に放棄する
・ヘルソン市、ザポリッジャ市、そしてドネツィク・ザポリッジャ・ヘルソン(編集注:ママ。ルハンシク州の間違いだと思われる)各州の全域がロシア支配下に入る
・ウクライナは全ての占領地をロシア領と正式に認め、永久に放棄する
・ウクライナはEU加盟に向かう
・米国と欧州はロシアへのすべての制裁を解除する」
領土の支配地域については、多少妥協の余地(現時点での支配地域まで)があるかもしれないが、武装解除、NATO加盟放棄、西側制裁解除(これは、ウクライナ国民に決定権はないだろう)は譲れないところだろう。
制裁解除については、時間軸の設定についても調整が入ると思われる。
細部にわたっては、更にウクライナが譲歩する必要があるに違いない。
([深層NEWS]ロシアの停戦協議、東野篤子教授「時間稼ぎ」…ウクライナの「恒久的な中立国」化にこだわり)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250514-OYT1T50158/
「ロシアがウクライナを「恒久的な中立国」とする2022年の停戦案にこだわっている」(筑波大の東野篤子教授)
「ロシアが譲歩しているような雰囲気を作っているが、中身は変わっていない」
ロシアは、そんな雰囲気を作ったことはないんじゃないのかあ?。
少なくとも浮沈子は見た記憶はない。
そこんところは、ウクライナ紛争をおっぱじめた一丁目一番地だからな。
例え100年かかろうとも譲ることはないだろう。
むしろ、そこが変わっちまったとしたら大いに驚きなわけだ。
「時間稼ぎだ。交渉を長引かせて戦闘を続けるのがロシアの思惑だ」(倉井高志・元ウクライナ大使)
ロシアは、別に時間稼ぎをする必要はない。
停戦を求め、時間に追われているのは米国とウクライナだけだ。
欧州も、時間的制約は感じていないだろう。
あるとすれば、ロシアと直接向かい合うための準備を急ぐ必要という話だが、それはそもそも実現不可能だからな(そうなのかあ?)。
欧州は、常にロシアの脅威を低く見積もり、米国の支援を書かく見積もることで自らの負担を軽減し続けてきた。
もう、それに慣れっこになっていて、先日も核兵器の脅威増大に対して米国からピシャリと窘められている(仏外相のぼやき)。
んなんは、自分で何とかせい!(マルコルビオ)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンは、マイペースでウクライナにおける軍事侵攻を続ける。
要求の核心は下げない。
それどころか、領土的要求は、今後、時間と共に自然増していくだろう(もちろん、「自然」じゃないけど)。
スムイ州やハルキウ州では、一部領土を支配地域としているし、ドニプロペトロウシク州への侵攻は時間の問題となった。
これらは、いずれもウクロインフォルムの記事に掲げられたロシア案の領土要求には含まれていないからな。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア外相、イスタンブールのウクライナ和平協議に参加せず=ロシア紙)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WQ4L4MITRFM2PFDVHWMHP3PQ7I-2025-05-14/
「ロシアのラブロフ外相は、15日にトルコのイスタンブールで予定されているロシアとウクライナの和平協議に参加しない。」(ロシア紙コメルサント)
おっと、やっぱラブロフは出さないのか。
(ウクライナとの直接協議、プーチン氏欠席か トランプ氏も参加見送り)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/PXCTEQ7ZEFMKZGXEEB6OATRMRU-2025-05-14/
「代表団にはメジンスキー大統領補佐官、フォミン国務次官、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のコスチュコフ局長らが含まれる。」(ロシア大統領府(クレムリン)のウェブサイトに掲載された大統領令)
(直接協議 ロシア側はメジンスキー大統領補佐官らが出席へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806271000.html
「メジンスキー氏が団長をつとめ、ガルージン外務次官と軍参謀本部のコスチュコフ情報総局長、それにフォミン国防次官らが出席するとしています。」
「メジンスキー氏は2022年にトルコのイスタンブールで行われたロシアとウクライナによる対面での停戦交渉で、ロシア側のトップを務めた人物です。」
ロシアが描くストーリーを、そのまま形にしたわけだ。
これは、イスタンブール合意を巡る西側の介入を排し、当事者だけによる「直接交渉」を再現しようとする試みだ。
米国側は、あくまでも立ち合いということになる(そうなのかあ?)。
ウクライナは、外相級で応じるんだろうか?。
ロシアは、次官級を揃えている。
ボタンの掛け違いだな。
西側がどう応じるかが焦点となった。
米国の対応も注目だろう。
ロシアのシナリオに乗るのか、突っぱねるかの問題だ。
実務者級を充ててきたロシアの一手は、プーチンの固い意志の表出でもある。
翻弄される西側の対応。
どうも、米国は事前通知を貰っているようだな。
(トランプ氏、ウクライナ・ロシア和平交渉参加の可能性低いと示唆)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-14/SW9FN1T0AFB400
「プーチン氏が現れるか、分からない。私に来て欲しいとプーチン氏が考えていることは知っている。その可能性はある。戦争を終わらせることができるなら、それは考える」「スケジュールはかなり厳しい。だが、多くの人命を救うため、それをしないということではない」(トランプ氏)
イスタンブール交渉が再開されるということになれば、この3年間の戦闘の意義を問われることになる。
そういう歴史的構図を描くための、極めて戦略的な意図を感じる。
当事者同士の問題に、西側が介入してウクライナを誑かして悲劇を生んだのだと。
プーチンは、ウクライナとの和解について、最近も言及している。
(ウクライナとの和解は不可避 「時間の問題」とプーチン大統領)
https://nordot.app/1291929484104483184?c=110564226228225532
「現在、われわれが経験している悲劇にもかかわらず避けられないと思う。時間の問題だ」(シアのプーチン大統領)
「トランプ米政権が和平仲介を図る中で、いずれは戦争を終結させる意思を示した発言とみられる。」
「核兵器を使用しなくても侵攻を「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」と自信を示した。」
核の使用はともかく、「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」というところがミソだな。
つまり、通常兵器によるドンパチの継続によって、この紛争をロシアの意図する形で終結させるつもりなわけだ。
記事では、プーチン自身が「和解」という表現を使ったかどうかは明らかではないが、ウクライナ紛争を「悲劇」として描こうとしていることは確認できる。
ロシアは、ロシアの時間で物事を運ぼうとしている。
どちらの時間で世界が動いているかは、すぐに明らかになるだろう・・・。
😼欧州大戦争:停戦協議:ロシアの出方 ― 2025年05月13日 07:34
欧州大戦争:停戦協議:ロシアの出方
(ロシアとウクライナ 今月15日の直接協議 実現は不透明な情勢)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250513/k10014803941000.html
「プーチン氏は自身の出席を想定していないとみられ、ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、定例のブリーフィングの中ではこれに反応しませんでした。」
「木曜日の協議でよい結果が出てくるかもしれない。両首脳が行くと信じている」(アメリカのトランプ大統領)
「私は木曜日に中東のどこかにいる。もし役立つと考えればトルコに飛ぶつもりだ」
うーん、サプライズを期待しているんだろうが、プーチンは肩透かしを食らわすだろう。
ロシアは、外相クラスも出さないに違いない(そうなのかあ?)。
「ロシア外務省は12日、ラブロフ外相がトルコのフィダン外相と電話会談を行ったと発表」
「プーチン大統領が今月15日にトルコのイスタンブールでウクライナとの直接協議を行うことを提案したことをめぐって議論した」
怪しい動きがないわけじゃないようだが、これがプーチン自身の行動に繋がる話かどうかは分からない。
ロシアの提案としては、3年前にうち切られたイスタンブール合意の続きをやろうというわけだから、まずは実務者同士で問題のすり合わせから始めるだろう。
「直接協議」は、ロシアとウクライナ「だけ」で行うところに意義があり、お邪魔虫トランプの出る幕はない。
もし、中東に同じタイミングで行くとしても、招かれざる客なわけだ。
表面上、順当な動きとしては以上な感じになるけど、もちろん、一寸先は闇だ。
N社は、ラブロフとフィダン両外相の電話会談について、プーチンの動きと絡めて報じているし、それっぽい話も出ている。
(プーチン氏、ウクライナとの和平交渉に真剣=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TMKKFR4ZIBJIFNODZL6TDRRL5Q-2025-05-12/
「ウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン氏との直接会談を求めたことを受け、現時点ではこれ以上発言できないとした。」(ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官)
プーチン自身によるオーバーコールがかかる可能性を考慮したともとれる(そうなのかあ?)。
ロイターも、そもそもは実務者協議の再開と捉えているからな。
「ウクライナ当局に15日にイスタンブールでの交渉再開を提案する」
ゼレンスキーやトランプの動きは、それを逆手にとって政治的パフォーマンスを演じているだけに見える。
無益だ・・・。
(ロシア、ウクライナ全土にドローン108機発射 欧州の停戦要求直後)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/T7AONNCZNNP4VI7GGQ26JP7V4A-2025-05-12/
「ロシアがウクライナ全土に108機の無人機(ドローン)を発射」
「防空部隊が55機を破壊」
「30機の模擬ドローンも含まれていたが、これらは目標に命中せず、途中で消失」
差し引き20機は目標に命中したことになる。
「ドローンは東部、北部、南部、および中央部で撃墜された。」
「停戦提案は無視され、鉄道インフラへの敵対的な攻撃が続いている」
攻撃が比較的小規模に留まったことも、トルコでの交渉を意識したものかもしれない。
全土に飛ばしたということは、メッセージ的な意味合いも感じられる。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は正義派じゃない。
ウクライナにおける統治がどうなろうと知ったことではない。
とっととドンパチ止めて、平和に暮らすのが一番だ。
プーチンが出てくるかどうかは最大の関心事だが、ロシアのこれまでの対応を見る限り、その可能性はゼロだろう。
西側には、停戦の提案を無視され、イスタンブールで待ちぼうけを食らわされ、中東まで出向いて待機した無駄足を踏ませられたマイナスだけが残る。
プーチンは、また逃げたと言い募っても、それは遠吠えにしか聞こえない。
プーチンは、この事態の得失を冷静に見極めるだろう。
停戦を焦る米国、他に手がないウクライナ、当事者能力が怪しい欧州。
いや、米国は既に関心を失いつつある。
少なくとも、主導権を発揮して和平を仲介する気は失せた(そうなのかあ?)。
そもそもこれ(ウクライナ紛争)は欧州マターだし、米国はその欧州自身からさえ手を引こうとしている。
時間軸のズレは多少あったとしても、方向性は変わらない。
まあいい。
ひょっとしたら、サプライズが起こらないとも限らない。
が、それは西側にとって好ましいものとは限らんだろうな・・・。
(ロシアとウクライナ 今月15日の直接協議 実現は不透明な情勢)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250513/k10014803941000.html
「プーチン氏は自身の出席を想定していないとみられ、ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、定例のブリーフィングの中ではこれに反応しませんでした。」
「木曜日の協議でよい結果が出てくるかもしれない。両首脳が行くと信じている」(アメリカのトランプ大統領)
「私は木曜日に中東のどこかにいる。もし役立つと考えればトルコに飛ぶつもりだ」
うーん、サプライズを期待しているんだろうが、プーチンは肩透かしを食らわすだろう。
ロシアは、外相クラスも出さないに違いない(そうなのかあ?)。
「ロシア外務省は12日、ラブロフ外相がトルコのフィダン外相と電話会談を行ったと発表」
「プーチン大統領が今月15日にトルコのイスタンブールでウクライナとの直接協議を行うことを提案したことをめぐって議論した」
怪しい動きがないわけじゃないようだが、これがプーチン自身の行動に繋がる話かどうかは分からない。
ロシアの提案としては、3年前にうち切られたイスタンブール合意の続きをやろうというわけだから、まずは実務者同士で問題のすり合わせから始めるだろう。
「直接協議」は、ロシアとウクライナ「だけ」で行うところに意義があり、お邪魔虫トランプの出る幕はない。
もし、中東に同じタイミングで行くとしても、招かれざる客なわけだ。
表面上、順当な動きとしては以上な感じになるけど、もちろん、一寸先は闇だ。
N社は、ラブロフとフィダン両外相の電話会談について、プーチンの動きと絡めて報じているし、それっぽい話も出ている。
(プーチン氏、ウクライナとの和平交渉に真剣=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TMKKFR4ZIBJIFNODZL6TDRRL5Q-2025-05-12/
「ウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン氏との直接会談を求めたことを受け、現時点ではこれ以上発言できないとした。」(ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官)
プーチン自身によるオーバーコールがかかる可能性を考慮したともとれる(そうなのかあ?)。
ロイターも、そもそもは実務者協議の再開と捉えているからな。
「ウクライナ当局に15日にイスタンブールでの交渉再開を提案する」
ゼレンスキーやトランプの動きは、それを逆手にとって政治的パフォーマンスを演じているだけに見える。
無益だ・・・。
(ロシア、ウクライナ全土にドローン108機発射 欧州の停戦要求直後)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/T7AONNCZNNP4VI7GGQ26JP7V4A-2025-05-12/
「ロシアがウクライナ全土に108機の無人機(ドローン)を発射」
「防空部隊が55機を破壊」
「30機の模擬ドローンも含まれていたが、これらは目標に命中せず、途中で消失」
差し引き20機は目標に命中したことになる。
「ドローンは東部、北部、南部、および中央部で撃墜された。」
「停戦提案は無視され、鉄道インフラへの敵対的な攻撃が続いている」
攻撃が比較的小規模に留まったことも、トルコでの交渉を意識したものかもしれない。
全土に飛ばしたということは、メッセージ的な意味合いも感じられる。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は正義派じゃない。
ウクライナにおける統治がどうなろうと知ったことではない。
とっととドンパチ止めて、平和に暮らすのが一番だ。
プーチンが出てくるかどうかは最大の関心事だが、ロシアのこれまでの対応を見る限り、その可能性はゼロだろう。
西側には、停戦の提案を無視され、イスタンブールで待ちぼうけを食らわされ、中東まで出向いて待機した無駄足を踏ませられたマイナスだけが残る。
プーチンは、また逃げたと言い募っても、それは遠吠えにしか聞こえない。
プーチンは、この事態の得失を冷静に見極めるだろう。
停戦を焦る米国、他に手がないウクライナ、当事者能力が怪しい欧州。
いや、米国は既に関心を失いつつある。
少なくとも、主導権を発揮して和平を仲介する気は失せた(そうなのかあ?)。
そもそもこれ(ウクライナ紛争)は欧州マターだし、米国はその欧州自身からさえ手を引こうとしている。
時間軸のズレは多少あったとしても、方向性は変わらない。
まあいい。
ひょっとしたら、サプライズが起こらないとも限らない。
が、それは西側にとって好ましいものとは限らんだろうな・・・。
😼小人閑居:DALL-E 3を試す ― 2025年05月12日 07:27
小人閑居:DALL-E 3を試す
(Microsoft の AI 画像ジェネレーターで夢を膨らませることができる画像を作成する)
https://create.microsoft.com/ja-jp/features/ai-image-generator
「Microsoft の AI 画像ジェネレーターは、強力な DALL-E 3 モデルを使用して画像を作成します。パートナーである OpenAI により開発された DALL-E 3 は、テキストによる説明文から文脈に即した非常に詳細な画像を生成する機能で有名です。」
DALL-Eといえば、先日も、ウイン11に付属のペイントで、画像からカップルを消し去ったりした際に威力を発揮したAI画像ジェネレーターだ。
どれどれ、お手並み拝見といこうか・・・。
「白衣の天使(看護師)、夜間、病棟をランプを持って患者さんを見回る姿」
で、出てきたのが画像だ(白衣の天使には違いないけどな)。
やれやれ・・・。
画像は4枚生成されていた。
マイクロソフトのデザイナーの場合、浮沈子は15クレジットが付与されていて(今回初めて使いました)、今回の作成で1クレジット使われていた。
この画像生成の仕掛けは、オープンAIが提供している。
(DALL-E)
https://en.wikipedia.org/wiki/DALL-E
「プロンプトと呼ばれる自然言語の説明からデジタル画像を生成するディープラーニング手法を使用してOpenAIが開発したテキストから画像へのモデルです。」
「DALL-E 2は35億のパラメータを使用しており、これは前身のものより少ない数です。自己回帰Transformerの代わりに、DALL-E 2はCLIP画像埋め込みを条件とする拡散モデルを使用しており、推論中に事前モデルによってCLIPテキスト埋め込みから生成されます。これは数ヶ月後にリリースされた Stable Diffusionと同じアーキテクチャです。」
「DALL-E 3の技術レポートは執筆されているが、モデルのトレーニングや実装の詳細は含まれておらず、代わりにDALL-E 3用に開発されたプロンプト追従機能の改善に焦点が当てられている。」
今回使用したモデルには、DALL-E 3が実装されているようだ。
プロンプトは読めるが、空気読めないAIが生成する画像にろくなもんはない(おまいが、ろくなプロンプト書けないだけじゃね?)。
「DALL-E 2とDALL-E 3は、既存の画像を入力すると、元の画像に基づいて画像の「バリエーション」を個別の出力として生成するだけでなく、画像を編集して修正または拡張することもできます。」
ウィキには、ちょっと興味深い記述もある。
「技術的な制限:
DALL-E 2の言語理解には限界があります。」
・「黄色い本と赤い花瓶」と「赤い本と黄色い花瓶」を区別できない
・「パンダがラテアートを作っている」と「パンダのラテアート」を区別できないことがあります。
・「宇宙飛行士に馬が乗っている」というプロンプトに対して、宇宙飛行士が馬に乗っている画像を生成します。(これは限界なのかあ?)
・4つ以上のオブジェクト、否定、数字、連続した文を要求すると、エラーが発生する可能性(オブジェクトの特徴が間違ったオブジェクトに表示されることがあります)
・テキスト処理(判読可能な文字であっても、ほぼ例外なく夢のような意味不明な文字列になる)
・天文学や医療画像などの科学情報に対応する能力が限られている
倫理問題等については割愛する。
記事(英文のウィキ)を読むと、意図した画像を生成することより、ユニークな意図しない画像の生成に好意的な感じもする。
ヤツらの感性は、「面白ければそれでいい」だからな(そうなのかあ?)。
今はまだ、言葉(プロンプト)を投げるとAIが画像を生成すること「それ自体」に目が行っている気がする。
白衣の天使に羽が生えていようが、頭の上に光輪が乗っていようが(他の画像では付いてました!)問題じゃない。
さて、この羽をどうしたもんかな・・・。
(Microsoft の AI 画像ジェネレーターで夢を膨らませることができる画像を作成する)
https://create.microsoft.com/ja-jp/features/ai-image-generator
「Microsoft の AI 画像ジェネレーターは、強力な DALL-E 3 モデルを使用して画像を作成します。パートナーである OpenAI により開発された DALL-E 3 は、テキストによる説明文から文脈に即した非常に詳細な画像を生成する機能で有名です。」
DALL-Eといえば、先日も、ウイン11に付属のペイントで、画像からカップルを消し去ったりした際に威力を発揮したAI画像ジェネレーターだ。
どれどれ、お手並み拝見といこうか・・・。
「白衣の天使(看護師)、夜間、病棟をランプを持って患者さんを見回る姿」
で、出てきたのが画像だ(白衣の天使には違いないけどな)。
やれやれ・・・。
画像は4枚生成されていた。
マイクロソフトのデザイナーの場合、浮沈子は15クレジットが付与されていて(今回初めて使いました)、今回の作成で1クレジット使われていた。
この画像生成の仕掛けは、オープンAIが提供している。
(DALL-E)
https://en.wikipedia.org/wiki/DALL-E
「プロンプトと呼ばれる自然言語の説明からデジタル画像を生成するディープラーニング手法を使用してOpenAIが開発したテキストから画像へのモデルです。」
「DALL-E 2は35億のパラメータを使用しており、これは前身のものより少ない数です。自己回帰Transformerの代わりに、DALL-E 2はCLIP画像埋め込みを条件とする拡散モデルを使用しており、推論中に事前モデルによってCLIPテキスト埋め込みから生成されます。これは数ヶ月後にリリースされた Stable Diffusionと同じアーキテクチャです。」
「DALL-E 3の技術レポートは執筆されているが、モデルのトレーニングや実装の詳細は含まれておらず、代わりにDALL-E 3用に開発されたプロンプト追従機能の改善に焦点が当てられている。」
今回使用したモデルには、DALL-E 3が実装されているようだ。
プロンプトは読めるが、空気読めないAIが生成する画像にろくなもんはない(おまいが、ろくなプロンプト書けないだけじゃね?)。
「DALL-E 2とDALL-E 3は、既存の画像を入力すると、元の画像に基づいて画像の「バリエーション」を個別の出力として生成するだけでなく、画像を編集して修正または拡張することもできます。」
ウィキには、ちょっと興味深い記述もある。
「技術的な制限:
DALL-E 2の言語理解には限界があります。」
・「黄色い本と赤い花瓶」と「赤い本と黄色い花瓶」を区別できない
・「パンダがラテアートを作っている」と「パンダのラテアート」を区別できないことがあります。
・「宇宙飛行士に馬が乗っている」というプロンプトに対して、宇宙飛行士が馬に乗っている画像を生成します。(これは限界なのかあ?)
・4つ以上のオブジェクト、否定、数字、連続した文を要求すると、エラーが発生する可能性(オブジェクトの特徴が間違ったオブジェクトに表示されることがあります)
・テキスト処理(判読可能な文字であっても、ほぼ例外なく夢のような意味不明な文字列になる)
・天文学や医療画像などの科学情報に対応する能力が限られている
倫理問題等については割愛する。
記事(英文のウィキ)を読むと、意図した画像を生成することより、ユニークな意図しない画像の生成に好意的な感じもする。
ヤツらの感性は、「面白ければそれでいい」だからな(そうなのかあ?)。
今はまだ、言葉(プロンプト)を投げるとAIが画像を生成すること「それ自体」に目が行っている気がする。
白衣の天使に羽が生えていようが、頭の上に光輪が乗っていようが(他の画像では付いてました!)問題じゃない。
さて、この羽をどうしたもんかな・・・。
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